okazu通信 第61号「帰ってきたokazu通信」

November 16, 2018

okazu通信第62号「WAFで見つけた宝物」をシェアします

okazu通信62号「WAFで見つけた宝物」playpraypaint

Play Pray Paintで描かれた絵(5m×5m)  写真 佐藤弘一(はじまりの美術館にて撮影)

 

 ウォールアートフェスティバルふくしまin 猪苗代2018が閉幕して一週間が経過した。猪苗代町の実行委員メンバーの熱は冷めるどころか、より温まってきているように思える。

 猪苗代高校の生徒が実行委員会入りをしてくれたのは、制作が始まる一月ほど前のことだっただろうか。その時、僕たちはまだインドにいた。2年生、観光ビジネス科で学ぶMさんはそれからオトナたちの会議にも顔を出し、学校側、生徒たちと実行委員会を結ぶ役割を果たしてくれた。彼女はインタビューに答えてくれた。「猪苗代のここがいいっていうところはありますか、逆にこれがあったらいいのにな、って思うところは?」「友だちはファーストフードのお店とかコーヒーショップができたらいいのにね、っていうけど、私は、昔からあるお店が盛り上がっていったり、町の中でいろいろな交流が生まれた方が猪苗代らしさが出ていいんじゃないかな、って思っています」。僕はおお!こんな子がいるなんて!と、顔をほころばせた。

 松岡亮さんと5人の猪苗代高校の生徒が集まり絵を描いた時のこと。Play Pray Paintと呼ばれるこの遊びに僕も参加した。床に大きく紙を敷き、渡されたクレヨン一箱を自分が人生で持てる全てと思い、使い切る、遊び。僕の役割は、その場にいて、なかなか入れない生徒たちを巻き込むことだった。が、亮さんのはじめ、の合図とともに、その役割は消え失せた。5人とも、一気にアクセル全開で描き出した。僕も肩に力が入りすぎで、紙を破いてしまい「おっと」なんて口に出したが、それが無駄な瞬間に思えるほど、生徒たちはどんどん先へ進んでいく。両手にクレヨンを握りしめ描いている。紙全体に足を運んでいく、体を動かしていく。何かのスポーツで全力を出している感覚。40分ほどで、はい、ここまで、の合図が出される。そこでおしまい。亮さんは「毎日、こうやって絵を描いて、遊んで、暮らしています。またどこかで。以上」。まとめはない。楽しかったー、疲れたー、と言う亮さんは、全色使い切っている。

 高校生向けのボランティア説明会のとき、あれは昼休みのたった15分、実行委員長の楠さんや、akkoさん、僕がWAFのことを伝えた。が、そこにいる生徒たちの表情が動いていない。え、と思うほど、固い。話が全く通じなくても首を左右に振ってくれるインド人の方がまだ話している感じがあってマシだ。その子たちが凧あげに関わってくれた。遠藤一郎さんが凧の話をする。表情はまだまだ固い。一緒に凧をあげに行く。おぉ、という声は聞こえるが、まだまだ・・・ううむ、これが今を生きる高校生なのか、と思う。本番の3日、4日も校庭で凧があがった。僕は別会場でワルリ画のワークショップをしていたので、見れなかった。4日夕方、田んぼでの最後の凧あげを前に高校に行くと、生徒たちは会場に来た人たちに夢を描いてもらっていた。これもあげてもらおう!と彼女たちが集めた凧を受け取る時、少しだけ、そこに描かれた夢を見た。それはもう、キラッキラに光り輝く夢だった。僕の心がどれだけ甘酸っぱい香りに包まれたことか。それを伝えると、彼女たちははじめて心からの笑顔を見せて(恥ずかしさもあっただろうけど)凧を渡してくれた。甘酸っぱさは何倍にも増幅した。僕は、高校生たちの青春を肩に背負ったつもりで、一郎さんにその凧を渡した。それは一郎さんによって夜凧となり、天高く、暗闇の中光り、WAFの最後に実行委員の頑張りをねぎらってくれた。

 僕が言いたいことはただ一つ。この子たちが猪苗代の未来を握る鍵だということだ。彼ら・彼女らの可能性をどこまで引き出し、応援できるか。角を取らず、とんがったところをそのまま伸ばしていく環境をつくれるか。それがオトナたちにできることだ。それがきっと未来へ続く風穴を開けてくれる。これが僕がWAFふくしまin 猪苗代2018で見つけた宝物だ。
yodako2

遠藤一郎夜凧 写真池田拓馬

 

okazu
 

~~~~わふのこNEWS~~~~

『漆と絵師展』凱旋展示@ツォモリリ文庫

20189月にインド・ムンバイで開催した漆と絵師展の凱旋展示です。

使えば使うほどに変化し、美しさを増していく漆器。漆器の伝統を敬いながら漆の素材の可能性に常に挑戦し続ける蒔絵師・八木由紀子と塗師・一田萌里。古い蔵に眠っていた道具たちに命を吹き込んだ絵師・香川大介の「蔵の22神像」。

両者を融合させ、日本の「用の美」をインドに向けて発信した展示をツォモリリ文庫で行います。

 urushi_to_eshi_front


urushi_to_eshi_back
とき 
1116()1210() 11時〜18

(定休日火・水・木)

ところ ツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4)

入場料無料

*展示品は購入可能です。

*会場では、コーヒー、チャイ、お菓子などの注文も可能です。

 

<オープニングレセプション

1117() 18:00~20:00 フードあり

*ドリンクオーダー可(500~)

 

***八木由紀子の拭き漆のマイスプーンづくりワークショップ**

1117() 15:00~16:30

1118() 11:00~12:30 / 14:00~15:30

参加費3500円(ワンドリンク付き 完成した作品は後日取りに来ていただくか、発送になります)

定員:6名(各回、定員に達し次第締め切り)

*小学生以下、保護者同伴をお願いします

持ちもの:エプロンなど、汚れてもよい服装で。

 

参加申し込み:info@tsomoriribunko.com

 

+-+-香川大介のドローイングワークショップ+-+-

129()

詳細は後日発表します

 

『ツォモリリの冬じたく展のお知らせ』

20181121日 

tsomoriri2018_winter_inside-01
tsomoriri2018winter-01

-------

『アートな年賀状版画ワークショップ』@ツォモリリ文庫

年末が近づいてきました。WAFでもおなじみの版画家ツツミエミコさんを迎え、版画ワークショップを開催します。

あなただけの年賀状をつくってみましょう!

121日(土)14:00-16:00 / 17:00-19:00 「版画教室アートな年賀状を作ろう」

       講師・ツツミエミコ(版画家) 参加費3000円 小学生以下1500

参加申し込み:info@tsomoriribunko.com

 

====================================================================

ウォールアートプロジェクト 2018年度

【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社 

[WAFふくしまin 猪苗代2018]

福島県地域創生総合支援事業(サポート事業)補助金

(有)吾妻食品/(株)ユーアール補償技術研究所未夏with/渡部産業(株)/LAKE SIDE HOTELみなとや/(福)安積愛育園はじまりの美術館/(株)おおつか/三部会計事業所/みらいなこどもプロジェクト/NPO法人猪苗代研究所/道交会/長照寺/土津神社/ウォールアートプロジェクト/やぶうち商店/六和林業/roots工務店/KITAMIペイント/()別府測量設計事務所/(株)磐梯マリーン/(株)まるよし建材センター/いな暮らし/オプティカルヤブウチ/小西食堂/ミーナ企画/旅の旅籠「椿」/のうのば/小川医院/(株)ホテルマウント磐梯/(株)白成舎/(有)国分木材店/澁谷建設(株)/(有)森山オートクリニック/まるよし建材/田村屋旅館/大竹歯科医院/(株)コミットメント/富士ゼロックス福島(株)/安部建設(株)/(有)中村金物屋/(有)民宿フジヤ/(有)江花電気商会/(有)猪苗代工務店/(株)獅戸石材店/渡部電気工業(株)/佐藤印刷所/山田書道教室/創美かんばん/レストラン白鳥/(有)五十嵐自動車整備工場/(株)城南建設/スクエアーレッスン/(株)花見屋/渡八商店/新明家具/小沢測量事務所/麗/社会福祉法人猪苗代福祉会/レイクサイド磐光/五十嵐喬子

<協力>  猪苗代町立吾妻中学校/猪苗代町立翁島小学校/つながるしぇ実行委員会/NPO法人東京学芸大学こども未来研究所/猪苗代町夷田地区、百目貫地区

<後援>  猪苗代町/猪苗代ロータリークラブ/(株)GIP/オハラブレイク実行委員会/福島民報社/福島民友新聞社/(公財)日印協会/国立大学法人東京学芸大学

 

【後援】在ムンバイ日本国総領事館(漆と絵師展)

 

WAP応援団20182018.11.12 現在

るつ J-cook 益田玲 五十嵐3姉弟 諸戸里帆 林原裕子 Mariko Tanaka 

新内秀一 本田啓之 北辻ファミリー しまだかな 楠ファミリー マリ 猪瀬透 

河鍋春恵 淺井裕介 JUNAI NAKAGAWA 夏目知道 橋本淳司 川島けい 福井淳子 

角田晴美 小栗朔也 鉄矢悦郎 周文 野地祐里子 青山めい 清水翔 一田萌里 

山崎春美 齋藤美和子 栗原ひろみ 齊藤ファミリー 貞包さゆり 貞包さくら 

相澤奈那 小栗千隼 森美絵子 岩崎円 蓑輪万由子 

 

WAP応援団加入はこちらをご覧ください】

http://wafes.net/supporters.html

 

【お問合せ】info@wafes.ent

====================================================================

 

  



wall_art at 23:42│Comments(0)子どもの姿 | making of WAF

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
okazu通信 第61号「帰ってきたokazu通信」