okazu通信第62号「WAFで見つけた宝物」をシェアします

January 14, 2019

okazu通信第63号「2018年を振り返る」をシェアします

Wall Art Project 応援団の皆さんへ。
インド農村部の学校を舞台に芸術祭を開催してきたWall Art Projectからのお便りです。現地コーディネーター・okazuが現地で活動する中で出会う人、もの、見たこと、聞いたこと、感じたこと、それらを伝える“okazu通信”。日本でのWAP報告会や、展覧会などの情報、プロジェクトの想いをお伝えする“わふわふNEWS”。Wall Art Projectがこの世界で巻き起こしていく活動のすべてを見守ってください。
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okazu通信第63号「2018年を振り返る」
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岡埜桂子さん モヒニヤッタムの一幕

 2019年、あけましておめでとうございます。現在位置、南インド・ケーララ。古くヒンドゥ教の神話の世界、シヴァ神からヨーガとカラリパヤット(武術)を引き継いだ聖仙パラシュラーマが手にしていた斧を投げた。海中に沈んだその斧から水が引いていき、現れた陸地がケーラ・ラ(椰子の国)になったと伝えられている。
 インド最南端ケーララで年を越す前に、2018年を振り返ったみた。あっという間に過ぎた一年を一言で言うと、「心揺さぶられる」だった。それは、一年の最後にも起きた。ケーララに来た目的は大きく二つ。岡埜桂子さんのモヒニヤッタムのオフィシャルデビュー舞台を見ること。もう一つは、ツォモリリ文庫で1月25日から個展を開催するディビン・ティラカンさんと打ち合わせをすることだ。
 モヒニヤッタムはケーララ州の伝統舞踊。12月30日、初めて観るモヒニヤッタムに僕の胸は高まっていた。日本人でありながら10年近くの稽古を重ね、デビューに至った岡埜さんのステージ。圧巻の一言だった。ボーカル、他4種類の楽器の音と舞踊の一挙手一投足がバチっとリンクして、世界を立ち上がらせている。3時間余り、ステージを真剣に見守るケーララの少女、観客たちの真剣な眼差しが、彼女が積み重ねてきた足跡を物語っていた。その光景は、胸にグッとくるものがあった。
 秋から冬にかけて、「心揺さぶられる」出来事が多発した。
 その1。ツォモリリ文庫での加藤シモン「土と木と石に描く」展でのライブ。シモンさんの“語り”ライブは初経験だった。シモンさんのパーカッションのリズムとDJアラーの砂漠を連想させるようなBGM。シモンさんが簡単に挨拶し、羽ばたくコウモリの身振りで語りの世界へと誘い始めた。コウモリが、灰色の小さな鷲男になる話。子どもの頃、劇や絵本に触れているといつの間にかその世界へ足を踏み入れていた感覚を思い出した。いつか子どもたちに物語を聞かせる時がくるまでその感覚を大切にとっておきたい。語りは即興の演奏で気持ち良くピタッと幕を閉じた。シモンさんは「拍数で終わるべきところがわかるんだよね」と言った。すべての物事にはリズムが存在するのかもしれない。
 その2。映画ボヘミアン・ラプソディー。それまでQueenの曲はメロディは知っていたものの、歌詞をじっくり読んだことがなかった。この映画を観ながら、そうだったのか!と目から鱗がポロポロ落ち続けた。特に、We Will Rock You。「おれたちが揺るがしてやるぜ」というメッセージに、自分たちが進む道は間違っていない、と勇気づけられた。
 その3。数井塁さんのドラムの熱演。年の暮れ、あるエンターテイメントショーに出かけた。席数は40ほどだろうか。友達がとってくれた席はステージの真ん前。バラエティに富んだ演目の中、数井さんのソロが始まった。夜、急なスコールがやってきて、一瞬驚くのだけれど、それに打たれるのが心地よくてそのまま身を預けていたくなる、とでも言おうか。音の数が猛烈に増えていき、最早スティックは見えない。脳では処理できなくなっていく。気づいたらそこに生まれているグルーヴに囲まれ、うわぁぁ!と高揚感に包まれていた。
 ここまで書いて、我ながら幸せな一年だったなぁと思う。「心揺さぶられる」経験が増えれば増えるほど、人生の密度がギュッとつまっていくのかもしれない。事実、この10年間、僕は心揺さぶられまくってきたので、人生、満ちている感じがしている。単純な僕は、「心揺さぶられる」現象に出くわす人が増えれば増えるほど、1人の人が「心揺さぶられる」経験を重ねれば重ねるほど、世の中いい方向に進むんじゃないか、と思っている。
 上に書いた僕の心を揺さぶってくれた人たちは、自分が志した道を真摯に歩んでいるのだろう。近道なんてなく、積み重ねる。そこにはRock Youの精神がある気がする(僕の直感的解釈)。僕もそんな1人でありたい、2019年元旦。

okazu

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ディビン・ティラカン作品


 
~~~~~わふのこNEWS~~~~~
2019年も、ウォールアートプロジェクトはインド、日本を駆け巡っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。新年、はじまりのプロジェクトのご案内です。ツォモリリ文庫で皆様に会えることを楽しみにしています。

【ディビン・ティラカン展〜精神の高鳴り〜】
先進的で自由な気風で知られる南インド、ケーララ。伝統芸術やコンテンポラリーアートの宝庫でもあるかの地から、瞠目するようなナイーブな感性のアーティスト、ディビン・ティラカンが初来日します。1月25日、26日のレセプションでは、岡埜さんのモヒニヤッタム公演も行う予定です。
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ディビン・ティラカン
画家。1989年、インド・ケーララ州生まれ。同州トリシュール在住。ハイデラバード大学SN School of Art and Communication 絵画修士課程修了。
インド伝統の細密画を想起させるキャラクターたちが、宗教画のような美しい色彩の中ではしゃぎ、ミステリアスなポーズをとっている。ディビン・ティラカンの絵は観る者の創造力をかきたて、楽しい感情とともに別次元の旅へと誘う。ウィットとユーモアに満ちたディビンの表現には、根源的な優しさと生命への賛歌が込められている。
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会期:1月25日(金)〜2月25日(月)11:00〜19:00 定休日:火・水・木
ところ:ツォモリリ文庫アートスペース(調布市仙川町1-25-4)
レセプション:1月25日(金)19:00〜、26日(土)18:00〜
ディビンによるライブペイント、岡埜桂子・モヒニヤッタム公演、ケーララ文化のトークを織り交ぜての夜。小栗雅裕によるフードでおもてなしします。
会費:無料、ドリンクオーダー可

【日々と刺繍展 寺田幸乃】
日々の生活の景色の中で、気になったものを自由に糸で描く。
糸はこんなにも自由、ということ。心を解き放つもの、ということ。
寺田幸乃、初の個展。
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寺田幸乃
2015年桑沢デザイン研究所卒業。現在デザイン制作会社勤務。
いつも通る道に生える雑草がある日きれいな形をしていたり、近所のマンションが魅力的な並び方だったり、見慣れた景色の中にも、おもしろいものや風景はたくさん潜んでいるのではないかと感じることがあります。
そんな日々の感動を取り出して一針一針、布に定着させたい思いで制作をしています。
instagram→@trdykn
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とき:2019年1月25日(金)〜2月25日(月)
   11:00〜19:00 (定休日火・水・木)
ところ:ツォモリリ文庫一坪ギャラリー(調布市仙川町1-25-4)

*寺田幸乃の刺繍ワークショップ
モチーフを見つけることに着目して、刺繍をするワークショップを開催します。
2月17日sun. / 2月23日sat. 11:00〜18:00 (随時)
参加費3500円(刺繍リング、糸などの材料費、ワンドリンク込み)
お申し込み:info@tsomoriribunko.com
 
【ラダック 氷河の羊飼い上映会+ラダックご飯会】
「ラダック 氷河の羊飼い」をツォモリリ文庫で上映します。
ヒマラヤの山々に囲まれた標高3500mのラダックで、たったひとり、ヤクのテントで山羊たちと暮らす羊飼いの女性ツェリンさん。「意志あるところに道はあるものよ」と、ツェリンさんはぐっとあごを引いて、数百頭の山羊を引き連れ、森林限界を超えたむき出しの大地をずんずん歩いてゆきます。彼女の姿は、生きることの厳しさと美しさを私たちに伝えてくれます。実はこのドキュメンタリー映画の監督はツェリンさんの弟のスタジン・ドルジェ氏。ラダックの遊牧生活が初めて内側から明かされた映画として、世界最高峰のアウトドアドキュメンタリー映画祭「BANFFマウンテンフィルム」でグランプリを受賞した話題の作品です。
2014年、2017年とラダックで芸術祭を開催し、現地の遊牧民やファーマーと深く関わってきたツォモリリ文庫ですが、共に歩ませていただいているNPOジュレー・ラダックの代表スカルマ・ギュルメットさんからご提案いただいて、当文庫初の上映会が実現しました。当日は、ツォモリリ文庫のキッチンからほっぺの落ちそうなラダック料理も振る舞われます。上映後には美味しいラダックを堪能しながら、ラダックで生まれ育ったスカルマさんとツォモリリ文庫のおおくに、浜尾がクロストークします。

ゲスト スカルマ・ギュルメット(ジュレー・ラダック代表)
 
【日時】
2019年2月2日(土)
17:30〜開場 (*お店は11:00から営業しております) 
18:15〜「氷河の羊飼い」上映開始
<トーク> 
スカルマ・ギュルメット(ジュレーラダック代表)
×
おおくにあきこ・浜尾和徳(ウォールアートプロジェクト)
<ラダックごはん会>
MENU マトン・スキュ/ ラダック風野菜炒め/ ティモック
21:00  終了

参加費 2500円(映画鑑賞+ラダックフード+ワンドリンク込み)
定員  30名(現在の申し込み状況:50%)
主催  ツォモリリ文庫(http://tsomoriribunko.com)
共催  ジュレーラダック(http://www.julayladakh.org)
予告編  https://www.youtube.com/watch?v=s1xqP-vfuS8
申込  info@tsomoriribunko.com (おおくに、浜尾)まで、参加希望者(複数の場合は代表者で結構です)の氏名、電話番号、メールアドレス、住所をお知らせください。
<キャンセル規定>
止むを得ずキャンセルの場合、前日までにお知らせください。料理を準備する都合上、当日のキャンセルの場合は参加費をお振込みいただきます。あらかじめご了承下さい。

【ツォモリリ文庫で、ヨガを習ってみませんか】
WAFやnoco project, Earth Art Projectの期間中、気づくと始まっていた朝ヨーガの時間。おおくにと浜尾もずっとやってみたいと思っていたヨーガのクラスを2月から始めます。月4回コース、定員10名。詳細は追って発表します。まずは講師を紹介します。
<講師プロフィール>
羽成 淳 (東京ヨーガセンター代表)
昭和49年生まれ。東京都出身。明治大学商学部商学科卒業。ヨーガ指導者の父と、インド人の母をもつ日×印ハーフ。父・羽成孝がインドで修行し習得した爛魯織茵璽瓩鯏舛┐襪燭瓠1970年に創設した狹豕ヨーガセンターを引き継ぐ2代目代表。現在、ヨーガセンターは新宿で創業49年となり、1万人以上の指導実績をもつ。ヨーガセンターに勤めるまえは、編集プロダクションに勤務 (1999-2005)。書籍や雑誌の企画、編集、ライティングをおこなう。激務の末、心身が激しく不調になりヨーガを始める。その結果、ヨーガによって心身が驚異的に健康になっただけではなく、幼い頃から悩まされてきたハーフとしてのアイデンティティクライシス瓩皺鮠辰垢襦ヨーガが自分の天職だと気がつき、前職を辞めて、2006年よりヨーガセンターに勤務。ヨーガインストラクターの勉強と練習をかさねる。
2015年に父が他界、父の遺志を継いでヨーガセンター代表に就任。
仕事で志していることは、ヨーガをとおして都会に生きる人たちの葛藤・苦悩を解消し、気持ちよく、前向きに、平和的に生きていけるように貢献すること。そして平和的な連鎖が犖朕佑ら社会に広がることを願って活動中。
ヨーガ暦14年。
・東京ヨーガセンター認定インストラクター
・インド政府公認「カイヴァリヤダーマヨーガ研究所・ヨーガインストラクターコース(YIC)」2018年修了

東京ヨーガセンター
[HP] https://www.tokyo-yogacenter.com
[Facebook] https://www.facebook.com/sunao.hanari/

【ウォールアートプロジェクト、3月以降の予定】
3月22日〜4月1日
インドのブロックプリント展@ツォモリリ文庫

4月12日 fri. 〜4月22日 mon.
松岡亮展@ツォモリリ文庫

5月〜8月
夏のツォモリリ展示会キャラバン

5月31日 fri. 〜 6月24日 mon.
シャツ展@ツォモリリ文庫

6月12日 wed.〜6月23日 sun.
ツォモリリ展@スペースen

8月
インドの藍染め展@ツォモリリ文庫

8月17日sat.〜27日tue.
第4回世界森会議 in ラダック(ボランティア参加者募集中・途中参加可能)

9月
漆と絵師展 リターンズ in ムンバイ※予定(ボランティア参加者募集予定)

10月11日fri.〜11月10日sun.
淺井裕介展@ツォモリリ文庫

11月3日sun.、4日mon.振替休日
ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2019@猪苗代中学
参加アーティスト 淺井裕介、他
10月後半より滞在制作のため、随時、ボランティア参加者募集

 11月〜12月
冬のツォモリリ展示会キャラバン

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ウォールアートプロジェクト 2018年度
【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社 
[WAFふくしまin 猪苗代2018]
福島県地域創生総合支援事業(サポート事業)補助金
(有)吾妻食品/(株)ユーアール補償技術研究所 未夏with/渡部産業(株)/LAKE SIDE HOTELみなとや/(福)安積愛育園はじまりの美術館/(株)おおつか/三部会計事業所/みらいなこどもプロジェクト/NPO法人猪苗代研究所/道交会/長照寺/土津神社/ウォールアートプロジェクト/やぶうち商店/六和林業/roots工務店/KITAMIペイント/(有)別府測量設計事務所/(株)磐梯マリーン/(株)まるよし建材センター/いな暮らし/オプティカルヤブウチ/小西食堂/ミーナ企画/旅の旅籠「椿」/のうのば/小川医院/(株)ホテルマウント磐梯/(株)白成舎/(有)国分木材店/澁谷建設(株)/(有)森山オートクリニック/まるよし建材/田村屋旅館/大竹歯科医院/(株)コミットメント/富士ゼロックス福島(株)/安部建設(株)/(有)中村金物屋/(有)民宿フジヤ/(有)江花電気商会/(有)猪苗代工務店/(株)獅戸石材店/渡部電気工業(株)/佐藤印刷所/山田書道教室/創美かんばん/レストラン白鳥/(有)五十嵐自動車整備工場/(株)城南建設/スクエアーレッスン/(株)花見屋/渡八商店/新明家具/小沢測量事務所/麗/社会福祉法人猪苗代福祉会/レイクサイド磐光/五十嵐喬子
<協力>  猪苗代町立吾妻中学校/猪苗代町立翁島小学校/つながるしぇ実行委員会/NPO法人東京学芸大学こども未来研究所/猪苗代町夷田地区、百目貫地区
<後援>  猪苗代町/猪苗代ロータリークラブ/(株)GIP/オハラ☆ブレイク実行委員会/福島民報社/福島民友新聞社/(公財)日印協会/国立大学法人東京学芸大学

【後援】在ムンバイ日本国総領事館(漆と絵師展)

【WAP応援団2018】2019.1.2 現在
るつ J-cook 益田玲 五十嵐3姉弟 諸戸里帆 林原裕子 Mariko Tanaka 
新内秀一 本田啓之 北辻ファミリー しまだかな 楠ファミリー マリ 猪瀬透 
河鍋春恵 淺井裕介 JUNAI NAKAGAWA 小栗千隼 夏目知道 橋本淳司 川島けい 
福井淳子 角田晴美 小栗朔也 鉄矢悦郎 周文龙 野地祐里子 青山めい 清水翔 
一田萌里 山崎春美 齋藤美和子 栗原ひろみ 齊藤ファミリー 貞包さゆり 貞包さくら 
相澤奈那 森美絵子 岩崎円 蓑輪万由子 池側ファミリー

【WAP応援団加入はこちらをご覧ください】
http://wafes.net/supporters.html

【お問合せ】 info@wafes.ent
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