子どもの姿

November 16, 2018

okazu通信第62号「WAFで見つけた宝物」をシェアします

okazu通信62号「WAFで見つけた宝物」playpraypaint

Play Pray Paintで描かれた絵(5m×5m)  写真 佐藤弘一(はじまりの美術館にて撮影)

 

 ウォールアートフェスティバルふくしまin 猪苗代2018が閉幕して一週間が経過した。猪苗代町の実行委員メンバーの熱は冷めるどころか、より温まってきているように思える。

 猪苗代高校の生徒が実行委員会入りをしてくれたのは、制作が始まる一月ほど前のことだっただろうか。その時、僕たちはまだインドにいた。2年生、観光ビジネス科で学ぶMさんはそれからオトナたちの会議にも顔を出し、学校側、生徒たちと実行委員会を結ぶ役割を果たしてくれた。彼女はインタビューに答えてくれた。「猪苗代のここがいいっていうところはありますか、逆にこれがあったらいいのにな、って思うところは?」「友だちはファーストフードのお店とかコーヒーショップができたらいいのにね、っていうけど、私は、昔からあるお店が盛り上がっていったり、町の中でいろいろな交流が生まれた方が猪苗代らしさが出ていいんじゃないかな、って思っています」。僕はおお!こんな子がいるなんて!と、顔をほころばせた。

 松岡亮さんと5人の猪苗代高校の生徒が集まり絵を描いた時のこと。Play Pray Paintと呼ばれるこの遊びに僕も参加した。床に大きく紙を敷き、渡されたクレヨン一箱を自分が人生で持てる全てと思い、使い切る、遊び。僕の役割は、その場にいて、なかなか入れない生徒たちを巻き込むことだった。が、亮さんのはじめ、の合図とともに、その役割は消え失せた。5人とも、一気にアクセル全開で描き出した。僕も肩に力が入りすぎで、紙を破いてしまい「おっと」なんて口に出したが、それが無駄な瞬間に思えるほど、生徒たちはどんどん先へ進んでいく。両手にクレヨンを握りしめ描いている。紙全体に足を運んでいく、体を動かしていく。何かのスポーツで全力を出している感覚。40分ほどで、はい、ここまで、の合図が出される。そこでおしまい。亮さんは「毎日、こうやって絵を描いて、遊んで、暮らしています。またどこかで。以上」。まとめはない。楽しかったー、疲れたー、と言う亮さんは、全色使い切っている。

 高校生向けのボランティア説明会のとき、あれは昼休みのたった15分、実行委員長の楠さんや、akkoさん、僕がWAFのことを伝えた。が、そこにいる生徒たちの表情が動いていない。え、と思うほど、固い。話が全く通じなくても首を左右に振ってくれるインド人の方がまだ話している感じがあってマシだ。その子たちが凧あげに関わってくれた。遠藤一郎さんが凧の話をする。表情はまだまだ固い。一緒に凧をあげに行く。おぉ、という声は聞こえるが、まだまだ・・・ううむ、これが今を生きる高校生なのか、と思う。本番の3日、4日も校庭で凧があがった。僕は別会場でワルリ画のワークショップをしていたので、見れなかった。4日夕方、田んぼでの最後の凧あげを前に高校に行くと、生徒たちは会場に来た人たちに夢を描いてもらっていた。これもあげてもらおう!と彼女たちが集めた凧を受け取る時、少しだけ、そこに描かれた夢を見た。それはもう、キラッキラに光り輝く夢だった。僕の心がどれだけ甘酸っぱい香りに包まれたことか。それを伝えると、彼女たちははじめて心からの笑顔を見せて(恥ずかしさもあっただろうけど)凧を渡してくれた。甘酸っぱさは何倍にも増幅した。僕は、高校生たちの青春を肩に背負ったつもりで、一郎さんにその凧を渡した。それは一郎さんによって夜凧となり、天高く、暗闇の中光り、WAFの最後に実行委員の頑張りをねぎらってくれた。

 僕が言いたいことはただ一つ。この子たちが猪苗代の未来を握る鍵だということだ。彼ら・彼女らの可能性をどこまで引き出し、応援できるか。角を取らず、とんがったところをそのまま伸ばしていく環境をつくれるか。それがオトナたちにできることだ。それがきっと未来へ続く風穴を開けてくれる。これが僕がWAFふくしまin 猪苗代2018で見つけた宝物だ。
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遠藤一郎夜凧 写真池田拓馬

 

okazu
 

~~~~わふのこNEWS~~~~

『漆と絵師展』凱旋展示@ツォモリリ文庫

20189月にインド・ムンバイで開催した漆と絵師展の凱旋展示です。

使えば使うほどに変化し、美しさを増していく漆器。漆器の伝統を敬いながら漆の素材の可能性に常に挑戦し続ける蒔絵師・八木由紀子と塗師・一田萌里。古い蔵に眠っていた道具たちに命を吹き込んだ絵師・香川大介の「蔵の22神像」。

両者を融合させ、日本の「用の美」をインドに向けて発信した展示をツォモリリ文庫で行います。

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とき 
1116()1210() 11時〜18

(定休日火・水・木)

ところ ツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4)

入場料無料

*展示品は購入可能です。

*会場では、コーヒー、チャイ、お菓子などの注文も可能です。

 

<オープニングレセプション

1117() 18:00~20:00 フードあり

*ドリンクオーダー可(500~)

 

***八木由紀子の拭き漆のマイスプーンづくりワークショップ**

1117() 15:00~16:30

1118() 11:00~12:30 / 14:00~15:30

参加費3500円(ワンドリンク付き 完成した作品は後日取りに来ていただくか、発送になります)

定員:6名(各回、定員に達し次第締め切り)

*小学生以下、保護者同伴をお願いします

持ちもの:エプロンなど、汚れてもよい服装で。

 

参加申し込み:info@tsomoriribunko.com

 

+-+-香川大介のドローイングワークショップ+-+-

129()

詳細は後日発表します

 

『ツォモリリの冬じたく展のお知らせ』

20181121日 

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『アートな年賀状版画ワークショップ』@ツォモリリ文庫

年末が近づいてきました。WAFでもおなじみの版画家ツツミエミコさんを迎え、版画ワークショップを開催します。

あなただけの年賀状をつくってみましょう!

121日(土)14:00-16:00 / 17:00-19:00 「版画教室アートな年賀状を作ろう」

       講師・ツツミエミコ(版画家) 参加費3000円 小学生以下1500

参加申し込み:info@tsomoriribunko.com

 

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ウォールアートプロジェクト 2018年度

【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社 

[WAFふくしまin 猪苗代2018]

福島県地域創生総合支援事業(サポート事業)補助金

(有)吾妻食品/(株)ユーアール補償技術研究所未夏with/渡部産業(株)/LAKE SIDE HOTELみなとや/(福)安積愛育園はじまりの美術館/(株)おおつか/三部会計事業所/みらいなこどもプロジェクト/NPO法人猪苗代研究所/道交会/長照寺/土津神社/ウォールアートプロジェクト/やぶうち商店/六和林業/roots工務店/KITAMIペイント/()別府測量設計事務所/(株)磐梯マリーン/(株)まるよし建材センター/いな暮らし/オプティカルヤブウチ/小西食堂/ミーナ企画/旅の旅籠「椿」/のうのば/小川医院/(株)ホテルマウント磐梯/(株)白成舎/(有)国分木材店/澁谷建設(株)/(有)森山オートクリニック/まるよし建材/田村屋旅館/大竹歯科医院/(株)コミットメント/富士ゼロックス福島(株)/安部建設(株)/(有)中村金物屋/(有)民宿フジヤ/(有)江花電気商会/(有)猪苗代工務店/(株)獅戸石材店/渡部電気工業(株)/佐藤印刷所/山田書道教室/創美かんばん/レストラン白鳥/(有)五十嵐自動車整備工場/(株)城南建設/スクエアーレッスン/(株)花見屋/渡八商店/新明家具/小沢測量事務所/麗/社会福祉法人猪苗代福祉会/レイクサイド磐光/五十嵐喬子

<協力>  猪苗代町立吾妻中学校/猪苗代町立翁島小学校/つながるしぇ実行委員会/NPO法人東京学芸大学こども未来研究所/猪苗代町夷田地区、百目貫地区

<後援>  猪苗代町/猪苗代ロータリークラブ/(株)GIP/オハラブレイク実行委員会/福島民報社/福島民友新聞社/(公財)日印協会/国立大学法人東京学芸大学

 

【後援】在ムンバイ日本国総領事館(漆と絵師展)

 

WAP応援団20182018.11.12 現在

るつ J-cook 益田玲 五十嵐3姉弟 諸戸里帆 林原裕子 Mariko Tanaka 

新内秀一 本田啓之 北辻ファミリー しまだかな 楠ファミリー マリ 猪瀬透 

河鍋春恵 淺井裕介 JUNAI NAKAGAWA 夏目知道 橋本淳司 川島けい 福井淳子 

角田晴美 小栗朔也 鉄矢悦郎 周文 野地祐里子 青山めい 清水翔 一田萌里 

山崎春美 齋藤美和子 栗原ひろみ 齊藤ファミリー 貞包さゆり 貞包さくら 

相澤奈那 小栗千隼 森美絵子 岩崎円 蓑輪万由子 

 

WAP応援団加入はこちらをご覧ください】

http://wafes.net/supporters.html

 

【お問合せ】info@wafes.ent

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December 26, 2017

okazu通信 第56号 「バナナ売りの少年」をシェアします

Wall Art Project 応援団の皆さんへ。
インド農村部の学校を舞台に芸術祭を開催してきたWall Art Projectからのお便りです。現地コーディネーター・okazuが現地で活動する中で出会う人、もの、見たこと、聞いたこと、感じたこと、それらを伝える“okazu通信”。日本でのWAP報告会や、展覧会などの情報、プロジェクトの想いをお伝えする“わふわふNEWS”。Wall Art Projectがこの世界で巻き起こしていく活動のすべてを見守ってください。
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okazu通信 第56号 「バナナ売りの少年」

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「おい、にいちゃん」と呼ばれ脇を見ると、バナナが山盛りになった荷車のふちに手をかけた少年が、バナナを指差している。買ってけよ、という目力にとらわれる。隣にいた人がバラで買っていたので、「2本くれ」と言うと「20ルピーだ」。別の客の「20ルピー分くれ」、というリクエストには4本くらいを袋に詰めている。なんだかおかしいなと思ったけれど、そのときの僕にツッコミを入れる元気はなかった。風邪をひいていた。

 デリーに来て5日目の月曜、それは喉の違和感から始まった。毎日ART PLUS BLUE Foundationのプレゼンで外を移動していたので、デリーの大気汚染の影響かなぁ、と思いつつ、まぁマスクでもして気を付けようと、郵便局や銀行、工房を回っていた。プレゼンは好評で波に乗ろうとしていた。午後4時頃、あれ、何かが・・・と違和感を覚え宿へ戻った。そして夜から熱と頭痛と咳が出はじめた。冬のデリーは意外と寒く、底冷えがする。建材がレンガ、セメント、石だからどんな建物に入ってもうすら寒い。この「デリー冷え」と大気汚染とインドのワサワサ感に2ヶ月半日本にいた僕の免疫力がついていかなかったのだろう。

 翌朝、予想通り悪化する体調に午前はグロッキーになっていたが、このままではいけないと、割とちゃんとしたごはんを出してくれそうなレストランへ行く。(旅行者向け宿街にいるのであくまで割と)真っ先に頼んだのは、レモンジンジャーハニーだ。温かいお湯にレモン汁と刻んだ生姜とハチミツが入っているドリンクなのだが、インドで体調が良くないときはこれを飲む。まず飾りでグラスについているレモンを絞り、その輪切りを口に含む。・・・あぁ、この酸味が欲しかった。本体をスプーンで混ぜ、すくって口へ運ぶ。熱い。でも止まらない。喉の渇きが徐々に潤っていく。やたら美味しいので、お代わりをし、店を出る。自分の代謝回路に燃料を投入し、よしよしこの調子で体内の悪い細菌を熱で追い出してやる、フフフ、と思っていたところ、バナナ売りの少年に呼び止められ、バナナを買ったわけだ。

 水曜、この日は大事なアポイントがあったので絶対に治してやると気合を入れて寝たのだが、回復したのは50%だった。だるさで動きたくない。熱は上がったり下がったりを繰り返している。汗をかきすぎていて着替えのローテーションが間に合わない。ベッドの脇に昨日買ったバナナが見えた。藁にもすがる思いで、バナナの皮をむき、頰張る。うまい。うまいぞ、少年。甘さの奥にある酸味は村で食べる野生のバナナに近く、食感もふにゃっとせずしっかりしている。二口目、三口目と進み、あっという間に2本平らげてしまう。するとどうだろう、15分後、力が湧いてきた。相変わらず頭痛に寒気はするが湯浴みをしようという気力が出てきた。さっぱりして、調べてみると、バナナは風邪にいいらしいということがわかった。体を冷やしそうだなと思っていたのは僕の先入観で、バナナはどんな時でも元気をくれる心強いやつだった。少年よ、あのとき声をかけてくれてありがとう、と思いながら、同じレストランでレモンジンジャーハニーを頼む(ウェイターのおじさんはもう僕が何を頼むか承知してます、的な表情だ)。すると「フルーツヨーグルト」が目に止まった。なんのフルーツか尋ねたところ、バナナとリンゴとパイナップルというまさに僕が探し求めていたものたちだった。出てきたヨーグルトは2人前くらいの量だったが、ヨーグルト、フルーツがそれぞれ新鮮だったのか、とてもおいしい(インドではヨーグルトは大抵新鮮だ)。

 帰り道、バナナ売りの少年のところでバナナを3本買う。25ルピーだという。ははぁん。よく見ると、バナナの大きさや質が少しずつ違う。値段もそれに応じた設定なのだろう。僕のことを覚えていたのか、表情が柔らかかったので「出身はどこ?」と聞くと、「デリー」だと言う。「父さん、母さんは?」「U.P(ウッタルプラデーシュ州=デリーの東隣)」顔つき的に、そんな感じがした。自慢じゃないが僕はU.Pの人とさらに隣のビハール州の人を何千人と見てきている(誇張ではなく本気でそのくらいの数の人と目を合わせてきている。何せあっちから穴が開くくらい見つめてくるので)からなんとなくその特徴を感じることができる。ということは僕のヒンディも割と通じやすいはずだ(ビハール州で会得した僕のヒンディ語には訛りがある)。「学校には通っているの?」「いってるよ。だからお金の計算ができるんじゃん」なるほど。「にいちゃんはモントゥ(お坊さん)?」「いや違うよ」とても意外な質問だった。「どこに住んでんの?」「日本とムンバイのあたり」「ムンバイ?あぁボンベイね。ふーん。」別の客が来て会話が途切れる。

 食べるものを食べて得た元気を振り絞り、プレゼンの準備を整え、アプリを使ったタクシーサービスUberでアポイントの場所へ。ドライバーは中堅どころといった風貌だ。窓を開けていたので、閉めてくれるように言う。喉にこの空気はダメージが大きい。ふぅ、と思ったのもつかの間、車内がやけに暑い。暑すぎて、汗が大量に出てくる。サウナにいるのと大差ない。暑さの正体は単純に窓から差し込むデリーの午後の光。低い位置からじりじりと地上を照らす光は寒いときには安らぎの暖かさとなるのだが、今はいかんせん、暑い。ドライバーの首筋も光っている。だが、環状線を走る今、外の空気は吸いたくない。上着を脱ぎ、耐え切った。タクシー移動も一筋縄ではいかない。きれいな空気って大事だとしみじみ思う。大事なものは、失くしてから気づく。

 プレゼンは、インドの現代アートの支援をする財団FICAへだった。2010年当時から、インドのアート好きな人たちへ僕らの活動を発信してくれたり、インド・アートの最先端の指針を教えてくれる。ART PLUS BLUE Foundationで取り組んでいきたい事業について伝えると、「このアートのワークショップは、デリー州政府の教育省も興味を持つんじゃないかな。今、義務教育の充実にも比重が置かれているから」。なるほど、その方向性は考えていなかった。教育者たちとのアートワークショップにも積極的に取組んでいるFICAならではの意見だ。アプローチ先がまた一つ増えた。その時僕の頭に思い浮かんだのは、バナナ売りの少年だった。彼が通っているというのが公立校かどうかは分からないが、彼のような立場の子が公立校に多いことには違いないだろう。僕は空想した。彼が他の子たちと教室におり、その壁に壁画を描くワークショップに参加しているところを。それができたとしたら彼の記憶に一色の色が加わるだろうと。かつてN.S.ハルシャさんは僕たちに言った。「世界中の子どもたちがアーティストを待っている」。

 翌日、また少年のもとへバナナを買いに行った。ほんとに学校に通っているんだろうかという疑問は、まぁ日本にもそういう時代ってあっただろうし、と思い、これとこれとこれ、と美味しそうなものを3本指定する。「15ルピーだ(小ぶりだから)。」20ルピーを渡す。胸元を探る少年。お釣りがないから、ともう一本追加された袋をぐいっと渡された。手には僕よりも多くの皺がある。なかなか商売上手じゃないか。この強引さがインドで生きる強みなのだろう。見習わねば。少年は言った。「ねぇ、あそこに座っている女の人の写真、撮ってよ」「なんで?」「え〜・・・(照れるようないたずらっ子な笑顔)」思春期だな、うん。僕はこのバナナで冬のインドで動くための免疫力を強めるとするよ

okazu


☆**☆**☆わふのこNEWS☆**☆**☆
2017年、終わろうとしていますね。今年も一年、お世話になりました!2018年は7月に活動10年目が始まります。今後とも、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします!
okazu@インドで年越し。

!速報!
世界を変える人になるための私塾シーズン3  勉強会 第2回
「ウォールアートプロジェクトとはなすお金にまつわるはなし」


資本主義の「そもそも」、右肩上がりを目指すのではない経済のこと、「TSOMORIRI」を通じて見えること、など俯瞰してみる視点と、足元から見る視点の両方からお金のことをみなさんと話したいと思います。

【とき】2018年2月24日 午後5:30 ~ 午後7:30
【ところ】いな暮らし(〒206-0811 東京都稲城市押立1744−46
【参加費】有料(インドご飯付き)*詳細は後日発表します。
☆同時開催:早春のツォモリリ展 午前11:00〜
早春の日々にぴったりなインドの手仕事ものを展示販売します。

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ウォールアートプロジェクト 2017年度

【助成】ポーラ美術振興財団 国際交流基金 東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京(アースアートプロジェクト in ラダック2017)

【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. kai manufacturing India pvt. ltd. 

【協力】KOKUYO CAMLIN (アースアートプロジェクト in ラダック2017)

【後援】日印友好交流年記念事業認定(アースアートプロジェクトinラダック2017、第2回世界森会議)

WAP応援団2017 2017.12.27 現在

藤岡南中学校 星フミ子 林原裕子 角川真穂子 山崎春美 ツツミエミコ 山川真実 江川雄一 関口泉 田中鴻介 橋本琉ノ介 るつこ 諸戸里帆 石永仁子 田枝麻美 北辻ファミリー 市橋晴菜 細井藍子 工藤亜矢 枝元なほみ 唐沢絵美里 笹原花音 南加絵 大崎健太郎 高津友美 益田玲 ブーヴィエやよい 柴田風也 水野絵菜 猪瀬透 楠ファミリー Mariko Tanaka 真理 Maki Ohkojima SuiAyako 松岡亮 おりょう みえ 上條美香 柴辰夫 内野友稀 八木由紀子 一田萌里 S&R&H 香川大介 河鍋春恵 本田啓之



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November 05, 2017

マトーボーイズと自転車

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マトーボーイズ。お昼休みに僕がバドミントンをしている隙に自撮り(笑)

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マトー村は、標高3800mにある。
背景には、標高6000mほどのマトー山がそびえ、村に雪解け水が流れてくる。

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この雪解け水を使った農業が盛んなのがこの村の特徴。おいしいグリーンピースができる。
生でそのまま食べても、甘みが◎。子どもたちはおやつ代わりにポケットに常備してる。
この風景は、自転車でゲストハウスまで帰ろうとしていた僕を途中まで「送っていくよ」と言って、トコトコ歩いてくれた二人のChospelが教えてくれた帰り道。
メリノシープのブリーディングをしている施設を通って、メインの通りに出るのだが。

O「自転車でもいけるかな?」

C「凸凹道だけどへーき、へーき。僕らそこを通って、スタクナから橋を渡ってランビールプルを経由して、ティクセを通り、シェイを回って、チョグラムサルにでて、川を渡って、マトーまで帰ってくるコースをよく走るもん」

O(これは子どもながらの行動力と勢いがあるからこそできるコース・・・!間に受けたらやばいかもしれん!)「もしかして、歩いて行ったほうがいいのかな?」

C「いやいや、それじゃつくのが真夜中になっちゃうよ。くだりだから、ブレーキかけながら、ガガガッと行っちゃえば大丈夫!」

O「そ、そっか、よし、行ってみようかな!(もう行くっきゃない汗)」

買ったばかりの自転車のフレームが早くもゆがんでしまうんじゃないかと心配だったくらい延々と凸凹道。
なんとか、大きい道に出た安堵感たるや、思わず日本に電話してしまったほど(笑)
それにしてもラダックを自転車でゆくのはとても心地よくて、空気を思いっきり吸い込める。
この子たちが自転車でどこまでも行ってしまう気持ちがよく分かる。

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マトー村へ続くなだらかな上り坂。6km。マトーボーイズの脚力、おそるべし。

okazu


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July 29, 2015

ゴーティ、カンゴシー、ゴーシー 超真剣石当て

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夕方7時半、一日中PCの前にいたので散歩。雨の合間の月明かりの下で、近所の子どもたちがまだ遊んでいた。超真剣石当てがこの数日間続いている。しばらく観察するに、ビリヤードみたいなもののようだ。この遊びの名前、何て言うの、と聞くと、ゴーティ、カンゴシー、ゴーシーと3つ出てきた。ケードロ、ドロケー、大富豪、大貧民みたいなバリエーションなのかな。一人が、雨が降るから帰ろうぜ、という。2分後、雨が降ってきた。明日の夕方一緒にやろうぜ、と誘われた。

おかず
 




 

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July 28, 2015

夕暮れの川縁は


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橋の上から振り返ると、子どもたちが川縁にたたずんでいた。目を凝らすと、何か棒を持っている。はっ!と思って近寄る。なんだこいつは、という子どもたちの好奇の視線を受けながら、手元の棒をみる。

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やはり魚釣りをしていた。小学2年生くらいかな。後ろにいる子どもたちがわぁわぁ言い出したかと思ったら、その子たちでどつきあい開始。でも、釣り糸を垂らす少年は、クイクイっと竿を操っていた。

おかず

 

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December 13, 2013

大地に遊ぶ Play on the earth

夕方、nagasakuさんと、Visharと散歩に出かけた。ふらっと。
Rajeshさんの家から1分ほど歩くと・・・あ、ターリー職人。

I went to walking around in the evening freely with Nagasaku and Vishar.  
Walked a minute, then we found a Tali master.

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よく見ると、隣の家のSheetaramさんじゃありませんか。

Oh, he is Sheetaram ji of the next door.
 
O「こんにちは〜!」
S「おう、okazu。どこ行ってたんだ」
O「今日はDahanuに行っていました」
S「そうか。なんだ、おれの仕事ぶりを見たいのか」
O「見たいです!」
S「おーおー」

O"Namaste!"
S"Oh, Okazu, where did you go?"
O"in Dahanu today"
S"I see. You want to see my work?"
O"Yes I do!"
S"OK OK"
 
カッカッカッカ
KaKaKaKa

っと、木登り用の輪っかを支えにして、どんどん登っていくSheetaramさん。

He climbed up on the tree with a circle tool for climbing with nice rhythm.

木をよく見ると、今採取しているのと同じ2つの穴がある。
これは、木が小さかった時に採取した後。
それを足場にして、上に登っていくのだ。

Watching the trees carefully, then we found same holls from where he was
taking Tali.
These holls were made for taking Tali when trees were small.
They became the steps for climbing up. 

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たまった泡をかき出してきれいにしたり、採取口をノミで削り、樹液が瓶に流れ込むようにする。
周囲にある15本ほどのターリーの木(カジュールという)全てに設置してある瓶を同じように微調整していく。

He was maintaining the holls for Tali in order to go through well into pod by
removing bubble staying around the holls and cutting the holl with chisel.
He did same work on around 15 trees of Tali(called Kajuur).  
 
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その木のてっぺんに、鳥。

A bird was on the top of the tree which Sheetaram was working.

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S「okazu、飲むか?」
O「え、いいんですか」

Sheetaramさんは、何か所かに登り、ターリーを集めてくれた。
その近くに、小屋があった。これは農作業用の倉庫。

S "Okazu, you want to drink?"
O "Yeah, you give us?"

Sheetaram climbed on trees again to collect Tali.
There was a store for agriculture.
 
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その中にいろいろ道具がしまってある。

Sevral tools are stocked in it. 

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カジュールの木の葉っぱと竹で壁。

Its wall is made with leaves of Kajuur and bamboo.

集めるのは軽いプラスティックの瓶。
まずは、網で夾雑物を取り除く。

A plastic pod is used for collecting Tali.
At first, remove the impurities by passing through the filter. 

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そして、グラスへ。
Then put into glass.

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いただきます!

Cheers!
 
nagasakuさんは、初ターリー。
n「アルコールの匂いがしますね。でも、するする飲めちゃうな…これはやばい(笑)」

It is the first time for Nagasaku to drink Tali.
N" It smells alcohol. But easy to drink...it means I have to take care ;) "

甘すぎず、酸っぱすぎず、一番飲みやすい頃合いだったかも。
美味しかった〜。でも、気づくと、ちょっと酔いが回っている。
いやはや、やはりお酒なのだ。
1杯で十分。

Not too sweet and not too sour...it may be the best stage of ferment to drink.
It was very tasty. But after some time we felt had drunk bit.
A glass was enough for us.
 
Sheetaramさんは、次々に調整をしていく。

S「おいおい、もっといけいけ」と、樹上からSheetaramさん。
O「もう十分です、ごちそうさまでした!美味しかったです」
S「だろ、じゃ、もっと飲めよ〜」
 
Sheetaramさん、太っ腹!!

Sheetaram was continuing to adjust pods on the trees.

S"Hey, have more and more!"
O"It is enough! Thanks! It was very tasty"
S"Of course, then have more!"

How generous Sheetaram!!

さて、もうちょっと歩き回ってみよう、ということで、トコトコ歩いていると、
チャカー!(6点!)
と聞こえる。クリケットをやっていたのは、近所の子たち。

We left from the Sheetaram's Tali place and walked.
"Chaka!" "oh, maybe children are playing cricket"
 
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 パッカーンと気持ちよくボールを打ってる。みんな近所の子。
田んぼがいいフィールド。

このあと、nagasakuさんと一緒に混ぜてもらって、遊んだ。
クリケット→ボール当て→カバディ→カンフー
とはしゃぎまくり。

Hit! Smash! All are next doors children. 
The rice field is nice to play.

Children called us and we played together
Cricket→HItting ball game→Kabadhi→Kunfuu
They are very energious.

「田んぼのあっちの端っこまで往復でかけっこしようぜ!二人も!」となったので、腰を上げてみる。

They suggest to compete running end side of rice field and come back.

よーい、どん、を待っていると
・・・「GO..FOR..FUTURE!!」
言い終わらないうちからダーッシュ!!

思わぬ掛け声に感動し、出遅れた!!一郎さんのメッセージなんだもの。WAF2013で伝わったんだな。
根付いてるな〜〜と感傷に浸りたいところだが、そうもいかずダッシュ。
いやー、嬉しかったな〜。

We wait the voice of start, then...
"Go...For...Future!!"
They started early before end to say !!!!

I was very happy to hear "Go For Future" from  children because that was the
message from Ichiro Endo to them in WAF2013.
I want to stay in oeder to feel hapiness but had to dushed!

そのあとでもう一回走り、子どもたち、全力疾走でゼーハーゼーハー。
僕もゼーハー。
やっぱり、遊ぶと仲深まるなぁ。初心に返る。

After that, we competed again, and got wheezy...
I noticed that playing together is the best way of making friend.

大地に遊ぶ子どもたちなのでした。
Great time with the children playing on the earth.
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犬も遊ぶ。
A dog as well
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 okazu

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November 27, 2013

昼下がりのワルリ画

昼下がり。
土間でご飯を食べた手を洗い、口をゆすいでいると、なにやらVisharが悠々とやってきた。
右手に、竹筆、左手にポスターカラーを持っている。
ん〜と、柱を見つめ、椅子を持ってくる。
ははぁ。
 
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彼はワルリ画を描き始めた。
竹筆のワンストローク、ワンストロークに迷いがない。
そこに下書きの線があるかのごとく、どんどん描いていく。

その鍋をかき混ぜる手の位置とか、どうやって決めるの、って思う。

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時々、ふぅ、と息をつき、態勢を変えながら進んでいく。
屋根の上の籠は、ちゃんと下にスペースを残しておいて、あとから干し草を描いている。
収穫のお礼の手形もちゃんと、ね。

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僕が洗濯を終えるころ、柱に一つのお話が生まれていた。
何が描いてあるか、よーく見てみて。

okazu


 

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September 22, 2013

ワルリのお父さんの夕方の仕事−ラジェーシュさん編−

とある夕方、降り続いていた雨がやみ、外に出れそうだった。
まだまだ不勉強なカメラの機能を一つ一つ試すことも兼ねて散歩に出かけた。
家を出ようとすると、ヴィシャールが、「どこ行くの?」と聞いてきたので、「ちょっとそこらへんに散歩」と言うと、僕も行く!とついてきた。
雨のせいで、稲が倒れてしまってる。刈り取るには乾燥していた方が適しているので晴れ間を待つ。

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以前ブログで写真を載せたフルーツ。甘酸っぱい。
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うろうろ試し撮りをしていると、ラジェーシュさんがやってきた。
牛のエサを刈りに来たそうだ。
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近くの小川へ。ヴィシャールが小石をひっくり返しだした。
雨降り後なので魚が沢山いると思う、とのこと。
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水中を覗くと、カニがいた。
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こっちは、小さい貝。タニシっぽい。
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魚取りの網が設置されていたけれど、かかっていなかった。
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川ちかくで草刈、洗濯、魚探しをする四人。
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けむし。刺されるとかゆいんだ、とラジェーシュさん。
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さらにうろうろしていると、高いヤシの木があった。
「あの木は、鳥の家なんだ」とヴィシャール。木のてっぺんで鳥たちが旋回している。
たまに誤って小鳥が落ちているという。
近づいてみると、あ、何か落ちてる。

鳥の巣だ。
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中には何もなく、引っ越し後みたいだ。長くて硬めの葉っぱで結んで持っていこうとする。
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ラジェーシュさんは草刈りを終えて、束に結っていた。
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家に戻る親子。
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牛にあげる。
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ラジェーシュさんは、絵と詩がセットになっている作品を最近制作していた。
そのテーマは、「私のお父さん」。
日の出前から、日の入りまで働くお父さんの姿を、2,3歳くらいの子どもの視点で描いている。
この夕方のラジェーシュさんの姿は、まさに作品の登場人物そのものだった。
これからお母さん編も作るのだ、と張り切っていた。 

okazu 

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