okazu通信

August 11, 2022

okazu通信 第94号「止まらない、終わらない、何もかも」

okazu通信 第94号「止まらない、終わらない、何もかも」
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ナムギャルくんとハグ(*グリーンの服が私)
 
 7月15日から31日にかけて、2年半ぶりにインドを訪れた。雨季真っ只中、地域によっては警報が出るほど雨量が多くなっていた。訪れたのは、デリー、ラダック、ジャイプール、ウダイプール、ワルリ族が暮らすガンジャード村、ムンバイ。ラダック以外、傘が手放せず、じめっとしている毎日だったが、それもまた懐かしかった。あっという間の半月の旅、振り返ると一つの言葉が思い浮かんだ。「止まらない、終わらない、何もかも」という、ワルリ画家ラジェーシュ・ヴァンガードさんがWall Art Festival 2014で描いた壁画のタイトルだ。その理由は、2人の少年の成長を目の当たりにしたことにある。
 ラダックのSECMOLという教育機関を再訪した。そこで、ラダックの中でもさらに奥地、チャンタン高原の遊牧民出身のナムギャルくんに出会った。出会い頭、彼は「私はあなたに会ったことがあります。プーガの学校で」と言う。私は耳を疑った。
 プーガは、2014年に芸術祭Earth Art Projectを開催した標高5000mにある遊牧民の子どもたちが通う寄宿学校のこと。なんと彼はそこを卒業し、太陽熱を生かした住まいづくりや、人工氷河での貯水、オーガニック農業を学ぶ研修生としてSECMOLに在籍していた
 私たちがプーガで芸術祭を行おうと決めたのは「教育を受けた遊牧民になりたい」という、当時の学生たちの言葉に衝撃を受けたからだった。自分たちのコミュニティが引き継いできた動物の毛や乳など畜産物の生産を発展させ、チャンタン地域の文化を保っていきたいという意思に感銘を受け、その存在を外へ発信したいと思ったのだ。
 持続可能な社会づくりの担い手を多数輩出し、私たちもお手本にしたいと思っているSECMOLでナムギャルくんが学んでいることが、この上なく嬉しかった。ナムギャルくんに「ここで学んだ後はどうするつもり?」と尋ねると「そろそろ本気で考えなくてはいけなくて。でもチャンタンに戻ろうと思っています」と、はにかみながら答えた。”教育を受けた遊牧民になりたい”という言葉は、私の中でずっと生き続けていて、指針になっている。ナムギャルくんはそれを体現しようとしているのか、と心に熱を感じながら、SECMOL見学者を案内する彼の背中を見送った。
 2人目はラジェーシュさんの長男ヴィシャールだ。私は2012年からラジェーシュさんの家にホームステイし、約5年間、彼や村の青年たちとプロジェクトの準備に邁進していた。ヴィシャールは、それをつぶさに見ていた。日本からやってきたアーティストもラジェーシュファミリーのお世話になっていたから、壁画制作はもちろん、その素の姿もよくよく見ていたことだろう。
 当時10歳の彼は今や20歳になった。「アートを志しているんだよ」と、不在の本人に代わりラジェーシュさんが教えてくれた。土と牛ふんでできたたたきの土間に、ヴィシャールが作ったワルリ族の伝統的な家の模型があった。その忠実な作りに驚いていると、「ちょっと待ってて」とラジェーシュさんが持ってきたのは、なんと、伝統的な暮らしを成り立たせている道具のミニチュアの数々。鎌、鋤、鶏を入れておくカゴ、米を貯蔵する竹柵・・・ちゃんと強度を増すための牛ふんも塗ってある。私はあまりのすごさに言葉を失った。「部族ミュージアムからも収蔵したいと言われているのだけど、『まだ完成していないから』、と本人が辞退していて(笑)。noco projectのみんなと一緒に伝統的な家も建てたし、これまでウォールアートプロジェクトの取り組みを見てきたことが影響していると思うよ」とラジェーシュさんが嬉しそうに話してくれた。
 ヴィシャールは、デッサンやドローイングも練習し、描き溜めていた。数冊のスケッチブックに、努力の熱量があった。「君はアートで生きている人たちにたくさん出会ってきたからな!」と心の中でハグした。
 青年となったこの2人の成長にウォールアートプロジェクトがどれほど影響を与えたのか、それを数値化することはできない。けれど、異邦人として、「君たちが暮らしているこの土地は、こんなによいものがあるよ」と、アーティストやボランティアの力を借りて伝えることに全身全霊、取り組んできた結果なのではないか、と、報われた思いがした。自分の根っこをちゃんと成長させている。
 他にも、インドの知人たちのライフステージの変化に驚いたことがたくさんあった。「止まらない、終わらない、何もかも」は、言い得て妙だなと思う。コロナ禍でさまざまなものが停滞していた、と感じていたけれど、実は植物や動物など他の生命体よろしく、私たちが知るインドの人々も変化し続けていて、次世代が育っているということがよくわかった。
 止まらず、終わらない、大きな流れの中でどう生きていくかは、私たちの手に委ねられているのだな、とインドの熱が未だ覚めず、大上段に構えて考えている。

okazu

===わふのこNEWS===
■ラダック2022ミニ報告会 part2
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8月13日(土)18:30~20:00

2014年の芸術祭「Earth Art Project」開催時から私たちツォモリリ文庫が長く関わってきたラダック。「ツォモリリ」は、ラダックの標高4500mにある湖の名前です。ツォモリリ文庫のディレクターたちが、今年7月にプロジェクトの準備のために数日間滞在してきました。
おいしい伝統食の話や遊牧民の暮らしをはじめ、中央政府管轄になり、経済発展の真っ只中にあるラダックの「今」をお伝えします。 

登壇者:おおくにあきこ / 浜尾和徳

スペシャルゲスト:スカルマ・ギュルメット(NPO法人ジュレーラダック代表)
*オンラインでラダックより参加していただきます。
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定員:20名
参加費:1000円

お申し込み方法:
Eメールにて、info@tsomoriribunko.com まで、参加をご希望の方の氏名、電話番号、Eメールアドレスを明記の上、お申込みください。ツォモリリ文庫からの返信をもって受付となります。

 
■ワィエダ兄弟のワルリ画の世界「ANCIENT FOREST-太古の森」
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ワルリ族の村から、ワルリ画家兄弟、トゥシャール&マユール・ワィエダ兄弟が来日します!
インド西部のジャングルに囲まれた村に暮らす先住民ワルリ族。神様を迎える儀式の際に描かれる線と丸と三角で構成されるワルリ画の描法で、「人類のはじまりの物語」や「シャーマニズムの風景」、「現代社会への考察」などを見事に表現してみせるワィエダ兄弟の作品展示、壁画公開制作、ワークショップを開催します。
牛糞で清めたキャンバスに白い絵の具というシンプルな描画作法を堅持しつつも、大胆で緻密な構図はトライバルアートの枠を超え、コンテンポラリーの領域で語られることの多い彼らの作品。日本では、2019瀬戸内国際芸術祭秋会期で美術家・大小島真木との滞在制作(香川県・粟島)などで注目を集めてきました。
近年では第10回アジア・パシフィックトリエンナーレ(オーストラリア)のほか、フランス、スイス、香港、ベルギーのギャラリーにて展覧会を開催。インド国内外を問わず活動の領域を広げています。またハンドメイドの絵本で知られるタラブックスより『the deep』『Tail Tale』を上梓し、ワルリ画を世界に発信しています。
兄・トゥシャール・ワィエダ、弟・マユール・ワィエダは、幼い頃からジャングルを遊び場として、魚を網や罠で捕らえ、鳥をスリングショットで撃ち落とし、高木に登り果実を採取し、牛を放牧するなど、ワルリ族の昔ながらの暮らしを体験して育った最後の世代です。大都市ムンバイの大学で学ぶ一方で、自らの部族としてのアイデンティティに目を向け、その文化を発信することをライフワークと定め、制作を続けています。

主催:NPO法人ウォールアートプロジェクト
助成:東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
会期 2022年8月19日(金)〜2022年9月5日(月)
時間 12:00~18:00
休廊日 火・水・木曜日
入場料 無料
会場 ツォモリリ文庫 http://tsomoriribunko.com/
住所 〒182-0002 東京都調布市仙川町1-25-4
アクセス 京王線仙川駅より徒歩5分 せんがわ劇場向かい
電話番号 03-6338-1469

[関連イベント]
1. 壁画公開制作
2022年8月19日 12時〜壁画完成まで
ワルリ画は、家の壁に神様を招く神殿を描くことを起源としています。3年ぶりの来日となる今回、ツォモリリ文庫内のW290cm×H250cmの壁での壁画公開制作に取り組みます。彼らの筆遣いを間近でご覧ください。
http://tsomoriribunko.com/vayedabrothers_ancient_forest/

2. ワルリ画ワークショップ
ワィエダ兄弟が大切にしているワルリ族の文化とは? 彼らの話を聞いて、ワルリ族の文化を体感しつつワルリ画を描いてみましょう。きっとこの世界の見方が少し変わるはず。描いたワルリ画は持ち帰ることができます。ツォモリリ文庫の浜尾和徳が通訳します。言葉を超えて、どんどん参加しよう!
開催日:8月20日(土)・21日(日*キャンセル待ち)・27日(土)・28日(日)
時間:14:00~16:00
定員:各回10人程度 6歳未満の子供には付き添いが必要です
参加費:一人2000 円
申し込み方法:名前、連絡先(Eメールアドレス、電話番号)を明記の上、Eメールでツォモリリ文庫までお申し込みください。
お申し込み先:info@tsomoriribunko.com

3. ワィエダ兄弟×淺井裕介によるライブペインティング
ツォモリリ文庫ディレクションチームが主催する芸術祭「ウォールアートフェスティバル」で、ワルリ族の村の学校を舞台に2週間に渡る滞在制作を行なった美術家・淺井裕介。数年ぶりに再会する淺井とワィエダ兄弟が絵で対話します。
開催日:2022年9月4日(日)
時間:午後2時頃〜午後6時頃(途中、休憩などをはさみながら行ないます)
参加費:一人1500 円
申し込み方法:名前、連絡先(Eメールアドレス、電話番号)を明記の上、Eメールでツォモリリ文庫までお申し込みください。
お申し込み先:info@tsomoriribunko.com

■インドのおみやげマルシェ2022
インドからやってきた手仕事もののおみやげがたくさん!
日時: 2022年8月12、13、14、15日  12:00~18:00
会場: ツォモリリ文庫

ウォールアートプロジェクト 2022年度
【協賛】貝印株式会社 Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社
【協力】カモ井加工紙株式会社
【助成】東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 (ワィエダ兄弟のワルリ画の世界「ANCIENT FOREST-太古の森」)
【WAP応援団 2022】 2022.8.11 現在 12名
薮内利明 林原裕子 本田啓之 菅原信子 鹿島和生 佐保田雅代 佐保田昌美 北辻宣宏 五十嵐ファミリー ひろちゃん 東京ヨーガセンター 敦子

 




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December 31, 2021

okazu通信 第92号 「翻訳とウォールアートフェスティバル」

ウォールアートプロジェクトを応援してくださっている皆様

今年も1年間、大変お世話になりました。
2021年のウォールアートプロジェクトは、福島県猪苗代町を舞台にした「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2021」を成功に終え、5年目となる"2022"へと踏み出しました。
そして、インド行きへ向けて、エネルギーがはち切れんばかりです。
今年最後になるokazu通信の配信です。2022年も突き進んでいきますので、ご声援のほど、どうぞよろしくお願い致します!!

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okazu通信 第92号 「翻訳とウォールアートフェスティバル」
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 2021年の暮れ、郡山では雪がちらついている。父は近所の神社の元朝祭の準備でわたわたしている。「今年の冬はしっかり寒い。餅や甘酒の振る舞いもないから、どれだけ人が来るか分からないけど、準備はしっかりと」と、地域の皆さんと早朝から協働作業をしてきた。強風で飛ぶ雪を前に、ラダックでもしっかり雪が降って、近年後退しつつあった氷河の万年雪がちゃんとリチャージされるとよいのだけれど、と願う。
 インドから離れて早22ヶ月。次に行けるときはいつだろうかと、今か今かと待ちわびている。こんなに長い時間日本に居続けたのは13年ぶりだ。もうきっと体の細胞はインドのスパイスや水でできたものから、日本の物質で作られたものにそっくり入れ替わってしまったことだろう。次のインドでは腹も壊すかもしれない。せめて髭を伸ばして、インドでいつも通り交渉事に臨めるよう態勢を整えている。髭の有無でやりとりの対応が変わる。「本当にそんな効果があるのか」と半信半疑な人が大部分と思うけれど、私にとってはマジな話だ。細胞だの、髭だの、普通は思いを馳せるに及ばない身体パーツだけれど、インドとの関係性があるがゆえにそういう生な体感を味わっている。恵まれているな、としみじみと思う。
 郡山に携えてきた本がある。木村榮一著「翻訳に遊ぶ」だ。実家で妹家族の甥っ子や姪っ子の声を聞きながら読破できた。ラテンアメリカ文学翻訳の第一人者である木村さんの半生が綴られたこの本には、翻訳者として積み重ねたキャリアとその過程での苦悩、知ることの楽しさ、悔しさ、知の探究の喜びが克明に書かれている。そこからうかがいしれるのは、小手先ではない翻訳の真髄と、謙虚な達観だ。
 原文に寄り添うこと。 著者の文化や暮らしへの理解を深め、想像を十分にすること。よき読者であること。数多くの名文に触れること。生きている中で出会った自分の記憶にある言葉を、翻訳のためにその底から引き上げてくること。文章を書く時の”調子(リズム)”の大切さ。役者と訳者の共通点。“Bene qui laurie, bene vixit”「隠れて生きる者は、よく生きる」、というラテン語の格言。気取ったものではない普通の語と語のつながりが文章全体を浮かび上がらせる、という実感。
 木村さんによって”翻訳”の文脈の中で語られたこれらは、一見関係のない場でも生きてきそうだ。例えば、子どもと関わるとき。クリエイティブなものに触れ誰かに伝える場面。異文化で生きる人と友情を育む機会で。ウォールアートフェスティバルのキャッチフレーズ、「アート×学校×支援」とも結びつく。現地の状況をよく知り把握し、洞察し、未来を想像する。オーガナイザーである私たちは裏方で、スポットライトがあたるのは子どもたち。アーティストの意図や心意気を最大限ベストな形で発信し伝えること。滞在制作期間中の出来事一つ一つが輝いているから装飾する必要はなく、ありのままを見せることがプロジェクトを伝えることになること。
 拡大解釈かもしれないけれど、「翻訳」は著者や読者という人間関係の中で行われる営みだから、私たちが取り組んでいることと結びつくのは不思議でもなんでもないのかもしれない。
 なぜ最近、翻訳、というテーマに惹かれているのだろう、と謎だったけれど、なんのことはない。インドと日本の子どもたちを結びつける橋のようなものになりたい、と、13年前の初めから思ってきたことに再び全力を注ぎたい欲求に駆られているのだ。

okazu

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ウォールアートプロジェクト 2021年度
【協賛】貝印株式会社 Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社
【WAP応援団 2021】 2021.12.31 現在 28名
薮内利明 林原裕子 宇佐美晶宏 内野友稀 みいたん ひろちゃん 東京ヨーガセンター まるこ 小野養豚ん 栗林久美子 竹之内美江 鈴木保人 佐保田雅代 佐保田昌美 長照寺 北辻宣宏 永作佳紀 なべちゃん ツツミエミコ しらがさちこ 鹿島和生 中村敦子 本田啓之 みえ よっしー sammy 鉄矢悦朗 Touch the GOND

【お知らせ】
ウォールアートプロジェクトを個人的に、法人として、寄付の形で応援してくださる方を募集中です。
加入方法
1)一口3000円の会費を納入(お振り込み、または直接納入)
振り込み先
みずほ銀行 成城支店 1170797 トクヒ)ウォールアートプロジェクト
2)「okazu通信」配信先のメールアドレスをお知らせください。
3)サイトに記名するお名前をお知らせください。


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November 11, 2021

okazu通信 第90号「WAFの流れ、脈々と」

Wall Art Projectの活動を応援してくださっている皆様にBCCメールでお送りしているokazu通信。
10月〜11月にかけて、福島県猪苗代町にて、ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2021を開催しました。
okazu通信の最新号をお送りします。
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okazu通信 第90号「WAFの流れ、脈々と」

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おもてなしを企画した猪苗代高校の生徒たち

 ウォールアートプロジェクトが開催する(主催・共催含む)16目の芸術祭となった「ウォールアートフェスティバルふくしま i猪苗代 2021」は、私にとって記念碑的プロジェクトになった。まず、猪苗代町にある13の壁画作品が一挙に見られる、というまさに「壁画の芸術祭ウォールアートフェスティバル」であったこと。これは作品が蓄積されていっている猪苗代ならではだ。そして、それらが学校にあることの意味を深く実感したのが今回だった。

予約制の鑑賞会、という形で作品を公開した今回、猪苗代高校の美術室に描かれた香川大介さんの作品の中で、高校生たちが「おもてなし」企画をしてくれた。お茶と、手作りのポテト料理と小菊かぼちゃクッキーをふるまってくれた。猪苗代の四季が盛大に描かれているその部屋は、猪苗代という土地や人々に対する香川さんのリスペクトがそっくりそのまま出現したかのようだ。高校生たちは、「猪苗代に憩いの場を作りたい」と、そこをカフェにする企画を学校側に働きかけ、今回実現した。壁画のある空間を活用する、その動きが高校生主体で出てきていることは、とても嬉しいことだった。近くにいた女子2人にもう少し話を聞いてみると、猪苗代中学校と吾妻中学校を卒業した1年生だった。

猪苗代中には淺井裕介さんの作品が残っている。Aさんは2019年当時2年生。制作の風景も見ていた。「今年の9月に淺井さんが猪中生と立体を作るワークショップをして、あれから壁画のある部屋が大きく変わったんだよ」と伝えると、「知っています。妹から作ったって聞きました」と言うではないか。きっと家族の団欒の中、話題になったのだろう。

Bさんが卒業した吾妻中学校には、ラジェーシュ・モールさんの作品がある。吾妻中はその教室を自主学習室として使っている。彼女もその部屋で時間を過ごしたことだろう。1年生ながら「おもてなし」企画に参加しているのも、壁画のある空間で何かをする、ということを体験しているからかもしれない。「大小島真木さんというアーティストが吾妻中で別の壁画を完成させたところなんだよ」と話すと、「妹が吾妻中学校に通っていて、昨日の文化祭で見ることができました」という。それはすなわち、Bさんの妹は、大小島真木さんの仮面を作るワークショップと信太美奈さんのパフォーマンスに参加して、文化祭で発表した1人だということだ。

2人から話を聞いて、私の頭には電撃が走り、今までに見えていなかった線がくっきりと見えた。「壁画のある学校」という場を介して、脈々と流れるものが生まれつつある。小学校、中学校、高校でWAFを開催しているからこその現象だろう。

ちなみに、2018年のWAF猪苗代1回目で現役高校生実行委員だったMさんは成人し、頼れる撮影チームの一員に成長している。201920年と淺井さんや香川さんの制作を手伝ってくれたU君は卒業後も実行委員として活躍してくれている。もう一つの中学校・東中学で昨年杉晴菜さんの壁画制作を見守っていた1年生R君は実行委員会に入ってくれた。

学校は、人が入って、出ていく。わずか数年の間に、子どもも先生も、そこにいた人たちはまるっきり入れ替わる。その中で、子どもたちは壁画を目撃してきていて、何かに取り組もうと主体的に動いている。子どもたちは、大人たちが思っているよりもずっとたくさんのものを吸収しながら日々成長していく。瑞々しい感性を宿すその子たちに、さんさんとした太陽の光や、吹き抜ける風、豊かな土、潤す水として、アーティストが残す作品が働きかけてくれたら。それこそがウォールアートプロジェクトが目指していることだ。人を呼び込むためでなく、そこにいる人たちが元気になることを目標に、猪苗代でのWAF始まった。子どもの成長は、大人たちを勇気づけ、刺激を与える。そのはじまりの実りを目撃できたWAF2021となった。


okazu 


~~~~わふのこNEWS~~~~

 

★大小島真木による「ウォールアートフェスティバル(WAF)くしま in 猪苗代2021」報告会

 ツォモリリ文庫で個展「森臓」開催中の大小島真木さんによる、猪苗代の芸術祭「ウォールアートフェスティバル(WAFふくしま in 猪苗代2021」の報告会です。山間部の学校で公開制作中、湖の源流となる滝へ、温泉の吹き出る湯元へ、フィールドワークに出かけて地球のエネルギーを吸収した大小島さん。どのように壁画を描き、表現したのでしょうか。少しでも現地を体感できるよう、大画面のプロジェクターでご覧いただきます。

ツォモリリ文庫がアートディレクションしているWAFは、インドの学校から始まり、猪苗代での開催が4年目を迎えた今年、6つの学校に13の壁画が完成しました。
WAF
猪苗代の実行委員は地元の有志たちで構成され、資金繰りや運営を実行委員で仕切っています。子どもたちが学ぶ学校で開催する、「子どもたちにアートの力を伝える」ことを軸にした稀有な地域の芸術祭のなりたちについても伝えます

定員15人の予約制とさせていただきます。
参加希望の方は、メールでお申し込み願います。返信をもって受付とさせていただきます。

 

日時:1120日(土)17:0018:30 

会場:ツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4 シティハウス仙川1階)

予約:ご参加希望の方の(1)ご氏名(2)住所 (3)電話番号 (4)Eメールアドレスをご記入の上、info@tsomoriribunko.com までEメールをお送りください。

電話によるお申し込みも受け付けます。
03-6338-1469 
ツォモリリ文庫 (営業時間内のみ受付)
参加費:1000円(大小島さんが招聘アーティストとして参加したEarth Art Project 2014のドキュメンタリー冊子付き)

 

主催 猪苗代アートプロジェクト実行委員会
共催 NPO法人ウォールアートプロジェクト ツォモリリ文庫

 

■ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2021のアーティストトークが、YouTubeWAFF in猪苗代事務局のチャンネルにアーカイブされています。制作風景や作品写真も含まれていますので、ぜひご覧ください。

●浅野友理子インタビュー(制作途中で) https://youtu.be/G-hctvmb7U8

●浅野友理子アーティストトーク(完成作品の中で)https://youtu.be/66jXSGswqIQ

●大小島真木アーティストトーク(完成作品の中で)https://youtu.be/iyR7ltv5Z80

●浅野友理子×大小島真木×楠恭信 トークセッション モデレーター:おおくにあきこ

https://youtu.be/KGAjEU4USXM

●淺井裕介(画家)×岡部兼芳(はじまりの美術館館長)

「風と森と。」展オープニングイベントオンライントークセッション

https://youtu.be/G03ejJxWw8s

116日オープンニングセレモニー https://youtu.be/ltG22A1JZ_Q

  

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ウォールアートプロジェクト 2021年度
【協賛】貝印株式会社 Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社
【WAP応援団 2021】 2021.11.10 現在 28名
薮内利明 林原裕子 宇佐美晶宏 内野友稀 みいたん ひろちゃん 東京ヨーガセンター まるこ 小野養豚ん 栗林久美子 竹之内美江 鈴木保人 佐保田雅代 佐保田昌美 長照寺 北辻宣宏 永作佳紀 なべちゃん ツツミエミコ しらがさちこ 鹿島和生 中村敦子 本田啓之 みえ よっしー sammy 鉄矢悦朗 Touch the GOND

【お知らせ】
ウォールアートプロジェクトを個人的に、法人として、寄付の形で応援してくださる方を募集中です。
加入方法
1)一口3000円の会費を納入(お振り込み、または直接納入)
振り込み先
みずほ銀行 成城支店 1170797 トクヒ)ウォールアートプロジェクト
2)「okazu通信」配信先のメールアドレスをお知らせください。
3)サイトに記名するお名前をお知らせください。
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June 11, 2021

okazu通信 第89号「ワルリまつりへようこそ」

みなさん、こんにちは!
梅雨明けなのか!?調布市仙川ではここ数日いい天気が続いています。
いかがお過ごしですか?
okazu通信の最新号を配信します。
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okazu通信 第89号「ワルリまつりへようこそ」
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友達の木 

 「この草の葉っぱをすりつぶして傷口に塗ると、血が止まるんだ。稲刈りの最中に鎌で切った時はすぐに葉っぱを揉み、その汁をつけるべし」と、夕暮れ時に私を散歩に連れ出してくれたラジェーシュさんは教えてくれた。「この木の枝は結婚式の時に儀式に使うもの。ここまで取りに来るんだ」「この木は、『友達の木』と言って、この木の葉っぱをこっそり掌の中に隠しておいて、友達になりたい人と握手するときに渡すんだ」薬効だけでなく、友情の証としても使われるあたりが面白い。「木が友情を取り持つのか、なんだかこの人たち素敵」と、彼らの文化に惚れた瞬間だったかもしれない。
 それ以来、ワルリ画を見る目が変わった。むしろ、見えていなかったものが見えるようになった。そこに描かれているのは、描き手の記憶。例えば、稲穂を揺らす風。地表に露出している根っこ。人々の微妙な仕草。夕暮れにマンゴーの大木に帰ってくる鳥たちが空に描く軌跡。薪を燃やして出る煙とスパイスの匂い。網で捕まえた川魚のぬめり。それらが丸と三角と線だけで表現されているすごさ。
 村での経験を重ねるにつれて、ワルリ画は雄弁に語り始めた。その「語り」が、自分の中に蓄積されてくるにつれ、他の人に伝えたくなった。ワルリ族の村でWall Art Festivalを3度、ノコプロジェクトで3軒の建物を建て、世界森会議を開催したモチベーションの源は疑いようもなく、そこにある。
 コロナ禍に見舞われ、新世代の画家たちワイェダ兄弟は昨年の5月、ある作品を描いた。「recreation(再創造)」というタイトルが付けられた絵には、ジャングルの中に見覚えのある人工物が立ち並び、そこにコロナウィルスも描かれていた。「自然環境とモダンライフのバランスをどうとればいいのだろう、とはずっと思っていて。コロナウィルスは崩れたバランスを再び均すためにもたらされたものなのかもしれない、という考えがよぎったんです。」と話していた。
 それから1年がたち、当時はまだ余波くらいにしかすぎなかったコロナウィルスの影響が、第3波として彼らの村を直撃した。それが4月〜5月にかけてのことだった。状況はましになってきているそうだが、先日話した時も村人が1人亡くなったと聞いた。これがバランスを取るためなのだとしたら、自然と共にある暮らしを続けてきた彼らは、巻き添えになったようなものだ。
 ウォールアートプロジェクトのオンライン・ミーティングの際に、「彼らにとっても、私たちにとっても、外の人とのコミュニケーションが大切かもしれないね。今まで通りに人に会ったり、話したりできない今だからこそ」というやりとりがあった。それを「ワルリまつり」として具体化して、ツォモリリ文庫でワルリ画の展示をしながら、3つのワークショップを開催する。ワルリ族の村に行ったことがある人なら、懐かしく再訪する気持ちで、未見の人には、少しでも行った気持ちになってもらえたら嬉しい。
 「コロナウイルス終わったら早く遊びにいきたいです (ゆえ 5歳より)」とは、2歳の時にワルリ族の村へ遊びにきたゆえちゃんからのメッセージ。とても励まされた。彼女たちが行きたくなった時、村に行けるよう、つながりを保っていたい。「ワルリ族の村」と書かれた扉をいつでもノックできるように。彼らといつでもハグして笑いあえるように。

Okazu

 “recreation”の話を聞いたオンライントークセッション・ノコチームのビヨンドコロナ
「先住民ワルリ族の知恵」(2020年5月21日配信)
https://youtu.be/r8SDsRlbZuo

★★★わふのこNEWS★★★

!【ワルリまつり】!

ツォモリリ文庫を運営するウォールアートプロジェクトが、2012年から関わりを持ち続けているインド西部に暮らす先住民族ワルリ族。社会から取り残されがちな先住民である彼らの村もコロナ禍で厳しい状況に陥っています。彼らにエールを送るために「ワルリまつり」を開催中です。
ワルリ画やワルリ画Tシャツ、ポストカードの収益の一部をプールして、コロナで親を亡くしたワルリ族の子どもの教育支援をします。
(2021.6.11現在 ワルリ画4枚、the deep 12冊、ポストカード6枚 プール額23400円)
「ワルリまつり」期間中は、ワークショップも開催します。ワークショップの講師陣は、ウォールアートプロジェクトが関わりを持ち続けているワルリ族の皆さん。感染症予防について村人へ情報を伝えたり、自費でマスクを配るなど、自分たちにできることに取り組んでいます。講師へ参加人数に応じた謝礼を支払い、まずは彼らの暮らしをサポートしようと思います。

 ワークショップは全て!オンライン参加可能です!

6月19日(土)
–ツォモリリ文庫読書会 vol.2 “the deep”を読む–
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ハンドメイドの美しい絵本として話題になっている「the deep」(出版:Tara Books)。著者は、新進気鋭のワルリ画家トゥシャール・ワイェダ(Tushar Vayeda)とマユール・ワイェダ(Mayur Vayeda)兄弟で、私たちと共にウォールアートプロジェクトを開催している仲間です。彼らの生まれ故郷であるインド西部の村と、大都市ムンバイ・滞在制作に臨んだ瀬戸内海粟島で見つけた”発見”とは?
深い海の底へ想いを馳せる一冊を、みんなで一緒に読み進めましょう。
オンラインで著者であるVayeda兄弟をゲストに迎え、みなさんの質問に答えてもらいます。遠慮なく絵本にまつわる秘話など聞いてみましょう。
詳細▶︎http://tsomoriribunko.com/readingsession_vol-2-the-deep/
*「the deep」については、下記URLをご覧ください。絵本は必携ではありませんが、事前にご購入を希望される場合、こちらからお求めいただけます。
https://tsomoriri.thebase.in/items/36811132
*「the deep」の収益の一部は教育支援の資金としてプールされます。

6月20日(日)
–オンライントークセッション「ワルリ族の村からの便り」–
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今まさに雨季に入ろうとしているワルリ族の村。緑がぐんぐん成長し、雨で湿り気を増す田んぼが牛で耕されたり、川で魚をとるのが楽しい季節でもあります。村に暮らす青年たちとオンラインでつながるトークセッションです。2部構成になっています。
第1部は、ウォールアートプロジェクトに一緒に取り組んできたワルリ族の青年ハルシャッド・ワイェダ(Harshad Vayeda)さんにそんな村の様子を映像に収めてもらい、オンラインで案内してもらいます。
第2部では、the deepの作者で、同じくウォールアートプロジェクトの仲間であるトゥシャールさんとマユールさんが描いている新作のワルリ画を写真や映像で見せてもらい、コロナ禍を過ごす彼らが作品に込めているフィロソフィーやメッセージを聞きます。
詳細▶︎http://tsomoriribunko.com/warli_onlinetalksession/

6月26日(土) / 27日(日)
ーアートワークショップ「ワルリ画を描いてみよう!」ー 
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一年の半分を農業、半分を絵を描いて暮らすワルリ画家ラジェーシュ・モール(Rajesh Mor)。福島県猪苗代町の公立学校で描いた教室の壁4面の壁画が話題になった彼を講師に招きます。まず、Morさんが描くワルリ画をデモンストレーションで見せてもらいます。その後、彼の作品を見ながらお気に入りの場所を選び、模写します。その絵をMorさんに見てもらい、「こうするとよくなるよ」というフィードバックをもらい、自分のワルリ画の完成度をあげていきます。
材料は、Morさんが日本へ来たときに残してくれた赤土が塗られているキャンバス地に、ポスターカラーを使って描きます。
*6月27日(日)のみ、会場参加が満員となっております。
詳細▶︎ http://tsomoriribunko.com/try_warlipainting_mor/
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ウォールアートプロジェクト 2021年度
【協賛】貝印株式会社 Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社
【WAP応援団 2021】 2021.6.11 現在 21名
薮内利明 林原裕子 宇佐美晶宏 内野友稀 みいたん ひろちゃん 東京ヨーガセンター まるこ 小野養豚ん 栗林久美子 竹之内美江 
鈴木保人 佐保田雅代 佐保田昌美 長照寺 北辻宣宏 永作佳紀 なべちゃん ツツミエミコ しらがさちこ 鹿島和生

【お知らせ】
ウォールアートプロジェクト応援団の更新時期となりました。個人的に、法人として、寄付の形で応援してくださる方を募集中です。
加入方法
1)一口3000円の会費を納入(お振り込み、または直接納入)
振り込み先 
みずほ銀行 成城支店 1170797 トクヒ)ウォールアートプロジェクト
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May 30, 2021

okazu通信 第88号「ワルリ族の村続報」

みなさん、こんにちは!
ウォールアートプロジェクトのおかずです。梅雨に入り、植物の生長も目を見張りますね。
いかがお過ごしですか?
okazu通信の最新号を配信します。
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okazu通信 第88号「ワルリ族の村続報」
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松岡さんの壁画の中ではしゃぐ子もたち

ワルリ族の村では、異例の早さで雨期がやってこようとしているそうだ。例年なら、6月半ばすぎに曇り空が多くなり、雨が降り出すのだが、すでに乾き切っていた川に水が満ち、魚がやってきたらしい。「気候変動の影響だろうな」とワルリ画家のマユールから伝え聞いた。
 彼の村での状況は、一月前から比較すると徐々によくなってきているそうだ。(その時の様子は前回のokazu通信参照 http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/52087606.html)
 病院が満員状態でなくなりつつあり、症状が出てきたからといって自宅待機をするのではなく、診察を受ける人が増えてきている。とは言え、先日は大雨をもたらしたサイクロンの影響で村中が停電となり、病院内の電源が落ちてしまう大変困った状態に陥ったそうだ。
 また、友人の母が熱や咳などの症状がなかったにもかかわらず、突然酸素レベルが低下し、亡くなってしまった。死因はコロナウィルス感染であったという。
 予断を許さない状況は続く中、彼と兄トゥシャールは137世帯、900人にマスクを配った。近々別の村にも配りに行くという。前号のokazu通信で書いたように、何かのサポートになれば、と預かっていた彼らの作品を購入したのだが、殊勝にも彼らはこちらの想いを受け止め、村に還元してくれた。とても嬉しい。
 ワルリ族の村で最後にWall Art Festivalを開催した2016年。noco projectでカフェや母屋を建築し、同時進行で芸術祭に臨んだ。正直、心身ともに過酷ではあったが、大きな充実感に満たされていた。最近振り返ったWAF2016の映像にその様子が記録されていた
映像 https://youtu.be/bb3ochKqvps
 ハイライトの一つは、松岡亮さんのplay pray paintだった。床一面に紙を敷き詰めた教室で、12色のクレヨンが渡される。クレヨンを自分が持っているもの(例えば、時間や人間関係、才能、お金など)に見立て、1時間でそれを使い切り、自分の一生を描き出す。映像を見てもらえればわかるのだけど、かなり勢いよく臨んでも使い切るのはなかなか難しい。子どもたちも前のめりで、熱量が物凄かった。それはあくまで「見立て」ではあるけれど「人生ってあっという間だし、振り絞って生きようっ」と、深く感じたことが忘れられない。
 松岡さんの絵は、何かの形を象ったものではない。いわゆる抽象だ。色の洪水、とも言える壁画で囲まれた教室の中、子どもたち数人が踊っていた光景を覚えている。私が入ると、照れて動きを止めてしまったけれど。絵を見た大人たちは「これがあの形に見える」「この意味は?」と、思考していたけれど、子どもたちはただただ純粋にあの空間を楽しんでいたんだな、と思える。思考するのも自由。楽しむのも自由。絵と時間を過ごす豊かさを。言葉にせずとも、松岡さんはそう語っていたのかもしれない。
 マユールもplay pray paintに参加していたし、トゥシャールも松岡さんの壁画が描かれていくところを間近で見ている。彼らがどんなことを感じたかは、彼らにしか分からないけれど、血肉となったことは間違いない。一つの経験が何をもたらし、何を生むのか、誰にもわからない。けれど、何かが生まれる予感がするのなら、そこに身を委ねたいと思う。6月、ワルリ族の村とオンラインでつながるプログラムを企画している。

okazu


!!わふのこNEWS!!


松岡亮展 刺繍と絵「目を瞑って。見る。」「何も見えない。」

5月30日(本日、日曜)、31日(月)残り2日となりました!

松岡さんの2020-21にかけての集大成。絵に出会いにきてください。

会場:ツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4)

本日日曜:11:00-18:00

明日月曜:12:00-18:00

http://tsomoriribunko.com/ryomatsuoka2021/

作品の一部は、オンラインショップでもご覧いただけます。

https://tsomoriri.thebase.in/categories/3475253


ワルリ画展

トゥシャール&マユール ワイェダ兄弟と、ラジェーシュ・モール作品をツォモリリ文庫の一坪ギャラリーにて展示します。

Tara Booksより出版されている、ワイェダ兄弟著「the deep」も必見の美しい絵本です。

期間中、オンラインワルリ画ワークショップや、ワルリ族の村へショートトリップなどを企画します。詳細は追って発表します。

6月4日(金)〜6月28日(月)*予定

定休日:火・水・木


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【WAP応援団 2021】 2021.5.28 現在 19名
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鈴木保人 佐保田雅代 佐保田昌美 長照寺 北辻宣弘 永作佳紀 なべちゃん ツツミエミコ

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 ウォールアートプロジェクト 2020年度
【協賛】貝印株式会社 株式会社コンピューターシステムハウス Blue Bear Inc. ポーラスター株式会社 
【WAP応援団2020】2021.4.8 現在 34名
みえ 永作佳紀 長照寺 夏目知道 林原裕子 鈴木洋子 敦子 五十嵐ファミリー 山崎春美 まるこ ツツミエミコ 内野友稀 いとうみずほ K’s Family 橋本淳司 小栗朔也 なべちゃん 本田啓之 みいたん 佐藤敬子 栗林久美子 竹之内美江 佐保田雅代 鹿島和生 東京ヨーガセンター 松大輔 ayako&suirei 酒匂克之 佐保田昌美 まつしたひかる 小栗千隼 渡邉昌宏 いやまっち 増永玲子

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May 07, 2021

okazu通信 第87号「ワルリ族の村でのCOVID-19の状況」

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2017年にワルリ族の村で開催した第2回世界森会議にて

 4月30日、訃報が飛び込んできた。
ワルリ族の村でプロジェクトを行う度にお世話になってきたヴァンガード家の次男Aさんが新型コロナウィルス感染のために亡くなった。まだ40歳を過ぎたところで、快活なトラックのドライバーであった。彼が残した2人の子どもたちと妻のこと、兄弟ファミリーのことを想うと、胸が痛む。
 ワルリ族の村があるインド西部マハラシュトラ州にはインドで最も激しく感染の波が押し寄せている。ずっとプロジェクトを共に行なってきたワイェダ兄弟のマユールと電話で話をした。村もロックダウンとなり、マーケットの商店も閉店。食料は手元にある米や豆の備蓄で乗り切らねばならなくなっている。昨年の4−5月、オンライントークセッションで現地と繋がった時は、政府からマスクや消毒液の支給もあり、感染者もごく僅かであったのだが、今の状況は大変逼迫している。症状が出ても、村に唯一の病院には病床と酸素吸引器が不足していること、「一度隔離されたら、もう村には戻ってこられないかもしれない」という恐れから、家に籠る場合が多いらしく、状況が悪化している。Aさんの遺体もムンバイ近くの病院から戻ってくる事なく、火葬された。
 村ではまだマスクをする、消毒する、密を避けるという対策への理解が十分とは言えず、ワイェダ兄弟は、ウィルスについて、マスクや手の消毒の必要性、いかに感染が広がるかについて村人に事あるごとに説明をしてきているそうだ。現金収入が途絶え、マスクや消毒液を購入することができない人に提供したり、薬や食料を分けてあげているという。45歳以上の人々へのワクチン接種は行われ、18~45歳の人々へも順次行われているそうだが、時間がかかることが予想される。ワイェダ家では、家の中でもマスクをしているとのこと。
 WAFを開催してきた村の学校の先生たちにも電話で様子を聞いた。「学校は1年間休校状態で、クラス10の卒業試験(日本で言う大学受験)も延期になっている。子どもたちの学びを続けるために、特に高学年のクラス向けに授業をしていた時もあったけれど、今は完全にストップしているんだ」。彼らは村から15kmほど離れたダハヌの町で暮らしている。町も当然ロックダウンで、営業が午前7時から11時まで許されている食料店、医療品店で買い物をし、乗り切っているそうだ。
 何かできる事なないだろうか、と思案した結果、村で一番動けそうなワイェダ兄弟から預かっていたワルリ画の作品を購入することにし、彼らに送金した。別の集落で暮らしているモールさんの作品も、完成から10ヶ月近く経ってもムンバイへ行くことができないため発送できずにいるのだが、送金した。マユールからは、「It will help us in many ways. Thanks」(色々な方法で役立てます。ありがとう)というメッセージが来た。日本にいても予断を許さない状況には違いない。確実に出来るのは、これまでの繋がりを大切に、お互いを想い合うことだろうか。


ウォールアートプロジェクトは、ワイェダ兄弟の著作「the deep」(出版: Tara Books)の売り上げの一部をプールし、親を亡くした子どもの教育資金など、私たちを心から迎え入れてくれた村の子どもたちのために役立てたいと思っています。(出版社よりワイェダ兄弟へロイヤリティも支払われるとのことです)本の詳細はこちらをご覧ください。

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April 22, 2021

okazu通信 第86号「3・11とウォールアートプロジェクト」

みなさん、こんにちは!
ウォールアートプロジェクトのおかずです。お元気ですか?
東京では暖かい日が続いていて、青葉の色がどんどん深まってくるのを感じます。
okazu通信の最新号を配信します。
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okazu通信 第86号「3・11とウォールアートプロジェクト」
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加茂昂<福島県双葉郡大熊町野上秋葉台付近にたたずむ> 2021
道路に立つ看板には「この先帰還困難区域につき通行止め」とある


 水戸芸術館で開催中の「3・11とアーティスト 10年目の想像」を見た。WAF2014の招聘アーティスト・加茂昂さんの作品に久しぶりに会った。油絵の大作だった。丹念に、執拗なほどに重ねられた数多の筆跡を見て、ワルリ族の村で一月半滞在し、毎日油絵具で壁画制作に臨んでいた姿を思い出す。壁画「眼差しを手向ける」を完成させ、最後には子どもたちに「You are strong!」と声をかけられていた。
 会場のキャプションによると、加茂さんは2016年から帰宅困難区域に実家のある友人を頼り、双葉郡富岡町に通っていたそうだ。2019年にはアーティストインレジデンスに招聘され、半年間富岡町の学校の教室を仕事場に、子どもたちの間近で作品制作をしていた。展示されていた作品はいずれも双葉郡内に実際にある風景を描いたものだ。ウォールアートプロジェクトも富岡町とは縁がある。
 時計の針を10年分、2011年まで巻き戻そう。
 2011年3月11日、私はインド・ビハール州のブッダガヤ近くのスジャータ村にいた。2度目のWAFである、”WAF2011”を開催し、淺井さんの壁画「祝福のダンス」が描かれた教室で放課後、ゴロンと横になっていた。子どもたちが飛び込んできて、「okazuの故郷が大変なことになっているぞ、テレビでニュースをみろ!」と言う。村に一台しかないテレビがある孤児院へ彼らに手を引かれるようにして急ぐ。インドの放送局には限られた映像しか入ってこないのか、同じ映像がアナウンサーの緊迫した声と合わせて繰り返し流されていた。孤児院には20名ほどの男子、教員、スタッフが一緒に暮らしていて、こぞって心配してくれた。か細いインターネットの通信環境でPCにへばりつき、情報収集していた私がへこたれなかったのは、彼らがいてくれたからに他ならない。学校の子どもたちは応援のメッセージをたくさんよこしてくれた。その中には「勇気を持って」という言葉が多くあって、今思えば、招聘アーティストのひとり、遠藤一郎さんが壁画に描いた言葉「ヒンマート(勇気)」とリンクしていたかもしれない。(下部、写真)
 帰国し、桜が満開だった郡山の災害対策本部へ行き、富岡町・川内村の皆さんがビッグパレットふくしまに避難していることを知る。自分も被災し、避難している立場であるものの町の人々の代表として窓口に立っていた町役場の課長さんに、インドからのメッセージと、WAFのことを伝えた。「避難所にいる子どもたちのためにワークショップを開催してもらえたら」という言葉を受け取る。慰問のような形ではなく、一緒に何かを作る時間を、とのことだった。現地の人と一緒に芸術祭を作る、を命題にするウォールアートプロジェクトの出番、と思った。淺井さんや遠藤一郎さんたちのワークショップをし、インドの子どもたちやお寺からの募金も使わせてもらい、彼らからのメッセージを展示した。参加してくれた人々からの「気持ちがすっとした」「いいものをみた」という言葉が嬉しかった。Wall Art Festival in Fukushima2011、日本からインドへ、インドから日本へ、温かなものがやりとりされた。
 私の中に、福島とインドとをアートを媒介にしてつなぎたい、それはインドに長期間滞在していた福島出身の自分だからできることなのではないか、と希望が生まれていた。地平線から顔を出した太陽を見た時のように、心が動いた。おそらくこの出来事がなかったら、私は日本に帰国して、教員採用試験を受けて、今頃はどこかの教室で授業をしていたことだろう。
 それから福島県内の協力者の方々と毎年地道にコツコツと報告会を重ねた。参加者が5人くらいの時もあった。けれど「福島で何かやらないと」、という気持ちは全く無くならなかった。大きく動いたのは2016年、郡山の、母校の高校での報告会をきっかけに、猪苗代のみんなと出会うことになった。お金はほとんどなかったけれど、ワルリ族のVayeda兄弟たちを猪苗代に初招聘することを決め、「Wall Art Festival in猪苗代 プロローグ」を行うことができた。それから約5年、実行委員会のメンバーと心血を注ぎ、今、猪苗代の学校に11の作品が存在している。それが私にとっての10年間だ。
 横浜で開催されていたキュンチョメ個展「ここにいるあなたへ」も見た。15以上の映像作品群は、「3・11後」のフクシマや津波被災地へ心を寄せてきた軌跡の集積だった。そして、この先のフクシマを想っていた。「3・11とアーティスト 10年目の想像」(水戸芸術館)では、「3・11後」、被災した地域の人々と関わりを保ち、アプローチを続けたアーティストの営みを鏡にして、観客が自分の10年間を振り返ることが意図されていたかもしれない。私はその目論見通り、10年間を振り返った。そして、この先を想う。
 先日、福島県猪苗代町でのアートプロジェクトが、福島県地域創生総合支援事業の助成案件として採択されたというgood newsが飛び込んできた。これで向こう3年間、新しい形で活動を継続できる可能性が生まれた。私たちにとっては福島で何かができる、物凄く嬉しい出来事だ。
 今10年前を振り返ったように未来で2021年へ時計の針を戻した時、その時の自分と握手をしたくなるように、日々を積み重ねて行きたい。アーティストたちが示している「忘れない意志」を自分の中に宿しながら。
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遠藤一郎さんの壁画が描かれた(2011.2)教室で、日本へエールを送るインドの子どもたち。
壁面には、「ヒンマート(勇気)」と描かれている。(2011.3.12撮影)


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(2011年当時のブログ。3月から5月にかけて読んでもらえたら嬉しいです。http://blog.livedoor.jp/wall_art/archives/2011-03-12.html

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ウォールアートプロジェクト 2021年度
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【WAP応援団 2021】 2021.4.22 現在 2名
薮内利明 林原裕子

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April 08, 2021

okazu通信 第85号「okazu雑感 2021年4月」

今年のWAPは、猪苗代でのウォールアートフェスティバルと通年のアートプロジェクト、
そして「アートの窓」プロジェクトという新しい計画も進めています。
インドにもなるべく早く行きたいところですが・・・!
今年もどうぞ、見守ってください。
ウォールアートプロジェクト応援団は、2021年度も募集中です。皆様のご声援、どうぞよろしくお願い致します。

【WAP応援団加入はこちらをご覧ください】
http://wallartproject.net/2020/01/29/supporter/

ウォールアートプロジェクトのメルマガ・okazu通信 第85号をお送りします。
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okazu通信 第85号「okazu雑感 2021年4月」
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淺井さんがソフト粘着剤で作った生き物と伊吹じゃこう草とユキノシタ

「あれ、太りました?」最近、久しぶりに会った数人に立て続けに言われている。それもそのはず(?)、最後にインドに行ってから13カ月が経過している。2008年に初めてインドに行って以来、こんなに間が開くのは初めてのことだ。体重計に乗ってみると5キロほど増えている(一緒に計測された体内年齢は29歳でちょっと安堵した)。インドにいると、日本にいる時よりも歩く距離が多いし、精神的な運動量も多い故か、何かとカロリーを消費する。ちゃんとご飯(カレー)を食べていても体重はそんなに増えなかった。
 そんなことを考えていると、そろそろインドに行きたくなってくる。ツォモリリの関係でインドの工房や、職人チームとは毎日何かしら連絡をとっている。新型コロナウィルスのワクチン接種も進んでいるそうだが、ムンバイやワルリ族の村もあるマハラシュトラ州では新規陽性患者の増加は止まっていない。インドに行くのはもう少し先になりそうだ。
 長距離移動が制限され、思うように物事を進められなくなった今、私たちは自然界から、変化することを迫られているのかもしれない。
 先月開催していた、淺井裕介展「星屑の子供」。「自然は変化を求め続けているのかもしれない」という淺井さんの言葉が印象的だった。7日間の壁画の公開制作期間中、壁画はどんどん変わる。一度描いたところが上描きされ、全く違う様相を見せる。当初予定のなかった壁にも絵が描かれていく。気づくと淺井さんの手で生み出された立体物が増えていたり、作品に活けた植物を変えたり、空間に常に変化が起き続けていた。
 その時、私は福岡伸一さんの著書を読んでもいたので、淺井さんは「動的平衡」という現象を体現しているかのようだ、なんて空想していた。動的平衡とは、例えば、人間の姿形は短期間で大きく外見が変化することはないけれど、細胞が生まれ、壊され、排出されて、を繰り返していて、物質レベルでは別物になりつつ、生命を維持している。自分で細胞を壊し、壊し続けることで生命体として安定している。何もせずそのままでいたら、劣化していってしまう。「変化」は生命体がその活動を続けるために必要不可欠な現象なのだ。
 ウォールアートプロジェクトも変化を繰り返してきた。ビハール州で始まったWAF。WAFはさくら市や、ワルリ族の村へ。ラダックでアースアートプロジェクト。ワルリ族とノコプロジェクト、世界森会議。WAFは猪苗代へ。2020年はオンライントークセッションの実施、WAFふくしま in 猪苗代 2020のオンライン開催。そう考えると、プロジェクトとして変化に富んだ健全な生命活動を行ってきたんだな、と思う。逆にそうであったからこそ、ここまで続いている、と言えるかもしれない。自分自身も大きく変わったと思う。
 「次の作品を描くために、消すんです」、とWAF2010の作品を白い壁に戻すときに淺井さんは話していた。絵を消すのは、端的に、もったいない。けれど、”絵描き”という生命体である淺井さんとしては、消すことで次の作品を生み出すことへつながる。それから10年経った今、残す、ということも考えている。変化の真っ只中にある。人であっても、プロジェクトであっても、「生命体としての連続性」を視野に入れるとき、新しい地平線が見える気がした。ウォールアートプロジェクトも変化を続けていく。もちろん、私も。

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★わふのこNEWS☆
ウォールアートプロジェクトが主催するイベントのお知らせです。
会場はいずれもツォモリリ文庫(調布市仙川町1-25-4)です。

◆ブロックプリント展 エキゾチックガーデンの小宇宙
4月9日(金)〜5月17日(月)
インドの熟練の職人技が凝縮されたブロックプリント。今回の主役は、古い細密画の中から木版のモチーフを復刻させ、豊かな植物の世界を描き出すブリジット・シンの作品。色鮮やかな植物の森に迷い込みにいらしてください。
http://tsomoriribunko.com/exoticgarden2021/
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◆ツォモリリマルシェ 2021夏
4月29日(木)〜5月10日(月)
ふと立ち止まって「毎日の暮らし」足元を見つめる。私たちはこのコロナ禍当たり前のことを学び直しているような気がします。ツォモリリマルシェは、植物の力、大地の力を借り毎日の衣食住のあり方るマルシェですゴールデンウィークは、オーガニックなものたちの販売会、手作り石鹸やミミズコンポスト和綿で糸つむぎするワークショップやヘルシーなごはん会など……。興味あること、ワクワクすることいくつでも、奮ってご参加ください。
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◆松岡亮展 『目を瞑って。見る。』『何も見えない』
5月21日(月)〜5月31日(月)
松岡亮さんの個展を開催します。展示作品は、刺繍と絵。とても楽しみなエキシビションです!!
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ウォールアートプロジェクト 2020年度
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みえ 永作佳紀 長照寺 夏目知道 林原裕子 鈴木洋子 敦子 五十嵐ファミリー 山崎春美 まるこ ツツミエミコ 内野友稀 いとうみずほ K’s Family 橋本淳司 小栗朔也 なべちゃん 本田啓之 みいたん 佐藤敬子 栗林久美子 竹之内美江 佐保田雅代 鹿島和生 東京ヨーガセンター 松大輔 ayako&suirei 酒匂克之 佐保田昌美 まつしたひかる 小栗千隼 渡邉昌宏 いやまっち 増永玲子

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