structure

2008年09月13日

カーディガン・バスタオル・犬

Kino IgluCLASKA主催の「ルーフトップシネマ」という映画イベントに行って来ました。
屋上

CLASKAは目黒通り沿いにあるホテルで、「ニュー目黒」という名前だった古いホテルをリノベーションしたもの。
建築デザインを鄭秀和氏がしていたり、とてもモダンで都会的なホテルなのだけれど、ところどころ「ニュー目黒」時代の古い面影を残しており、それがなんともいえない味を出している。
学芸大学から徒歩10分とちょっと不便なところにあるのだけれど、わざわざ泊まりに来るお客さんがほとんどのよう。

会場は屋上のルーフトップテラスで、そこから眺める夜景は周りに高い建物がないせいかすごくきれいでした。
夜景夜景


星空の下、夜風に吹かれビール片手に見る映画は最高で。


と、言いたいところなのですが、この日は予想外に涼しく、屋上なので地上よりも風は強く、半そでで90分映画を見るには結構つらく・・・・
最初は「カーディガンもってこれば良かったなー」と思い、途中で「フロントに行って客室用バスタオル貸してもらおうか・・・」と考え始め、そのうち飼い犬を抱っこしながら見ている人に「その犬貸して下さい・・・」と言いたくなりました。
もちろんビールはほとんど減りませんでした。。。

2008年08月22日

ねこ増殖中

岐阜友に琵琶湖湖畔にある長浜城に連れて行ってもらいました。
この後夕立天守閣からの眺め

秀吉の最初の居城なんだとか。
昭和58年に再興されたお城なので中は歴史博物館になっています。
が、日本史に興味はないので、いつものごとくさくっとまわる。

みやげ物コーナーで気になるものを発見。
「いしだみつにゃん」と「しまさこにゃん」グッズ。
左がしまさこにゃんで右がいしだみつにゃん

ひこにゃんに便乗してねこグッズ増殖中らしいです。
(そして私は元ネタの石田三成も嶋左近も知りませんでした・・・)
ほかにも「やちにゃん」とか「おおたににゃんぶ」とかもいるようです。
ひこにゃん萌えじゃないけれど、この切手シートはほしいかも。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
お城は最後にちょろっと行っただけで、長浜では黒壁スクエアをずっと散策していました。
長浜はガラス食器が有名らしく、古い町並みを生かしたまま、ガラスショップやお土産やさんが点在しており、なかなか楽しいところでした。続きを読む

2008年07月20日

そんなにひどくありません

記録用にアップ。

去年直島/香川に行ったときに、行ける範囲のお城は行ってきました。

高松城
高松城は高松港の隣にある海に面したお城。
天守閣は残っていなくて石垣のみ。
石の積み直しをしてましたこれは月見櫓

お堀には海水が引かれているので、泳いでいるのは鯉ではなくて鯛でした。
鯛の餌売ってました


丸亀城
丸亀には中村うどん猪熊弦一郎美術館目的で行ったので、行くまでお城があるなんて知らず、中村うどんまでタクシーで行く道すがらお城が見えたので寄っていくことに。
運転手さんによると「石垣は立派で有名だけど、お城は後から建てたものだよ」とのことだったのだけれど、適当なことを言っていたらしく、標高66mの亀山の頂上にあったのは1660年に建てられた現存木造天守でした。
ちょっとした登山でした・・・別名「石の城」


ブログ書いたら捨てようと思っていたパンフにひどい話が。続きを読む

2007年10月12日

ベネッセハウスあれこれ(ハード編)

せっかくなので、宿はベネッセハウスにしました。
少々値は張るのだけれど、それだけのことはあります。

ベネッセハウスは、ビーチ/パーク/ミュージアム/オーバルの4棟があり、すべて安藤忠雄氏が設計している。
泊まったのはパーク。部屋はこんな感じ。すこぶる快適。
テレビはありません

ベネッセハウスのすごいところは、各部屋に作品が置いてあるということ。
上の写真には写っていないけれど、この部屋にはジェームズ・タレルのエッチングが飾ってあった。

作品はもちろん共用部にもあり、一般の人が入れない廊下にこっそりと須田悦弘氏のバラが飾ってあった。
木彫りです

限られた人しか見られないのは、ちょっともったいない気もするけれど。

部屋以外の部分は、安藤さんらしくコンクリート/ガラス/鉄/木で構成されている。
パークは完全な宿泊棟なのだけれど、ひんやりとした無機質さが美術館のようだった。(21_21 Design sightとよく似ている)

ミュージアムは、その名の通り美術館がホテルになっている(美術館の1角に宿泊スペースがある)。
なので、ミュージアムに泊まった人は、真夜中でも作品を見ることができる。
ちなみに、ベネッセハウスの宿泊者は美術館に無料で入れるという特典あり。

オーバルはちょっとした山の上にあり、ミュージアムから専用モノレールで行くようになっている。
片道10分かかります

到着して広がっているのはこの眺め。
壁面の水色のところが部屋の扉

敷地内に滝があるため、ずっと水音がしている。
とても静かで涼やかな空間。
ちなみにここもベネッセハウスの宿泊者しか入ることができません。
オーバルに泊まりたかったなー(高くて無理でした)。

2007年08月17日

プラネタリウムなぞ

10年ぶりにプラネタリウムを見ました。城で。
中はプラネタリウム

岐阜県は揖斐川町にある藤橋城なるところです。
城といっても、ほんとにあったわけではなく(砦のようなものはあったらしいけれど)まったくの観光施設で、徳山ダムの保証金で作られたとか、竹下さんがばら撒いたふるさと創生1億円で作ったとか言われています。

根拠がない城なので、彦根城↓を模倣して作ったもよう。
彦根城

似てるなあ。

もともと星がきれいな土地のようで、敷地内に天文台もあり、プラネタリウムも専任職員さんの生解説でびっくりした。

以下道中見かけたバウ的写真。
池を見ると鯉の写真を撮ってしまうのは私だけ?続きを読む

2007年05月07日

城とアートと美冴の旅

連休後半は実家に帰り、そこから金沢に行ってきました。
題して「城とアートと美冴の旅」。

まず城から。
城といっても、金沢城は天守閣が残っていないので(1602年に雷で焼けたらしい)、自分的にはつまらない。
金沢城公園のポスター類には大体この門のイラストや写真が使われていた

残っているのは写真の門や長屋や櫓(やぐら)など。あと石垣。
説明書きをよく読まなかったのだけれど、石垣が立派らしい。
この石垣カラフル

敷地はかなり広い(なのに隣の兼六園は城の庭だという・・・)。

連休中のイベントとして「百万石菓子百工展」というのをやっており、広場は金沢物産展のようになっていた。
おいしそうな和菓子満載の物産展をうろうろしていたところ「...有名パティシエのケーキをご用意しております」という放送が聞こえてくる。
有名パティシエが誰なのか知りたいのだけれど、一向にアナウンスしない・・・
が、石川県七尾市出身の辻口さんの可能性が高いのでは?と思い、お店を探す。
途中にあった簡易カフェが怪しいかなあと戻ってみたら、どんぴしゃだった。
有名パティシエのケーキ

お城にやってくる人々の中での認知度が低いのか、まったくもって店側がアピールしてないせいか(メニューも名前も表に出ていない)、お店は結構すいている。
ケーキも全種類残っている。
東京や名古屋じゃありえなーい。
ガイドブックの和倉温泉(地元に辻口さんのカフェがあるのだ)のページを見て、指をくわえていたケーキが城で食べられるなんて。
うまいんだよ、これが


和倉温泉にあるのはカフェだけだと思ってたんだけれど、辻口博啓美術館 ル ミュゼ ド アッシュという美術館があるらしい。
美術館も面白そうだけれど、カフェメニューは鼻血でそうです。

2007年02月16日

21_21 DESIGN SIGHT

東京ミッドタウンにこんなものができるらしい。
↓(これバナーです)
21_21 DESIGN SIGHT

ディレクターは、三宅一生、佐藤 卓、深澤直人。
すごい。
ちなみ箱の建築は安藤忠雄。

オープニング企画展(3/30〜)は「安藤忠雄/2006年の現場 悪戦苦闘」。
その次は深澤直人氏が「チョコレート」なる名前の企画展をやるらしい。
ただ見るだけではなく、五感を使うワークショップ形式のもよう。

おもしろそー。
春になったら行かねば♪

2007年02月04日

カレーの香り

そいえば国立新美術館に行ってきた。

街灯にはためく国立新美術館の旗を頼りに、六本木からてくてく歩く。
ビルの間の小道を通り抜けると、ぽっかりと広々とした空間があった。
おおきい

広い。でかい。

まだオープン2週目だったので混雑しているかと思ったのだけれど、あまりに広いので、混みあった感じはまったくない。
前面のガラスカーテンウォールがものめずらしく、みんなボーっと眺めたり写真を撮ったりしている。
うねうね

開催中の「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」にはあまり興味がなかったので、入場無料の「日本の表現力」と「黒川紀章展」(この美術館を作った建築家)を見る。
会場広すぎておなかいっぱい。3つとも見たら、くたくたになったのでは。
夕日がきれい

建築もこだわり、ミュージアムショップもこだわり(シボネが運営)、レストランもポール・ボキューズが入ってたりするんだけれど、1Fに漂うはカレーの匂い・・・
B1にあるカフェから吹き抜けを伝って、カレーの匂いが立ち上っていた。
メニューからカレーが消える日は近いと思う。

2006年11月01日

石垣

そういえば青森に行ったときに弘前城に行ってきた。
桜が咲いていたらなあ

弘前城のある弘前公園はGW中の人出ランキングで常に上位を飾る所だけあって、立派な桜の木がたくさんある。
桜の季節だったらさぞかしキレイなんだろうなーと思いつつ散策。

弘前城は現存天守で、江戸時代に立てられた建物が保存されている。
資料館になっている天守内を見学していたところ、2,30代の男性グループがやってきて、あれやこれや薀蓄を述べていた。
mixiとかのオフ会っぽいなあと思い、検索していたら石垣コミュを発見。
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石垣が好き!

石垣の魅力を語りあいたい

石垣の情報を共有したい

石垣についての知識をさらに広げたい
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そうか、そんなに石垣が好きなのか・・・・

でも、その下にずらずら並べられている石垣の分類名を意外と知っていることに気がつく。
なんでなんだろーと思ったら、小学生のころに読んだこの本にずらずら載っていたのだった。
愛いっぱいのミステリー―まんが家マリナ怪奇事件

主人公はチビで不美人、でも周りにいる才色兼美の男の子からはモテモテという少女小説の王道を行くシリーズ。
すごい世界だったなー

2006年10月01日

サンセット・ライブ

赤レンガで開催中のオクトーバー・フェストに行く。
ちょっと日差しは強いけれど、初秋の風は心地よく、その中で飲むビールはとてもおいしい。

ビールやワインを飲んだ後、赤レンガ背後に見える大さん橋まで散歩することにする。
直線距離は30mほどなのだけれど、海を泳いで渡らないといけないので、ぐるっと10分ほどかけて到着。

大さん橋は大型客船も寄港する国際客船ターミナルなのだけれど、屋上の芝生の上では人々が日向ぼっこをしているし、まるで公園のよう。
実際行ってみたら、表に出ている部分の大半がウッドデッキでできている不思議な建物だった。
先端デッキのピクトグラム

この日はブレッド&バターによるサンセットライブが行われており、ライブが終わるころには空が赤く染まっていた。
サンセット

ブレッド&バターのHPを見たら、トップの画像がこの日のライブの写真になっていた。
やっぱりプロの撮る写真は違うなあ。すごくキレイ。

2006年09月12日

あおもり犬

なんだか今年はいつになくアートな年らしく、ついに青森にまで行ってきた。
(美術館、行かないときは全然行かないのだ)

一つ目の目的地は青森県立美術館
ADC展でBluemarkを知り、フォントに惚れてここまで来たという感じ。

この日は天気もよく、青い空に白い壁が映えてとても美しい。
壁面の木のマークもすごくかわいい。
木のマークは夜には青く点灯し、「青森」となる

美術館で使用されているフォントやピクトグラムはすべてBluemarkの菊池さんが作ったもの。
案内板すべてかわいいピクトグラム!

美術展そっちのけで、建物に夢中。

9月にきたのはシャガール展をやっていたから。別にシャガールは好きではないのだけれど、10月に入ると「縄文と現代展」になってしまう・・・
であれば、シャガールのほうがいいかなあという程度。
美術展を見始めてからも、絵よりも美術館に夢中。展示室の構造も変わっていて、一部屋一部屋わくわくする。

バレエ「アレコ」の背景画だった縦9m、横15mの4点の絵は圧巻だけれど、三白眼の馬とかスタンダードな絵はふーんという感じでさくさく進む。別に縄文展でもよかったかなと思っていたら、大きな部屋でバレエ「アレコ」のモノクロフィルムが上映されていた。
その部屋を中心に二つの展示室を回る構造になっていたのだけれど、一部屋見るたびに「アレコ」のフィルムがより深く見れる構成になっており、このシャガール展を手がけたキュレーターはすごいと思った。

建築家もデザイナーもキュレーターも、ものすごく大変だったんだろうけれど、それと同じくらいこのプロジェクトは楽しかったんだろうなと思った。
カーテンもかわいい

***
「縄文と現代展」のオープニングパーティーでカアリイがDJをするらしい。実はキャッチーな展示なのか?

2006年08月26日

コイ

皇居にある三の丸尚蔵館に若冲を見に行く。

ちょっと前に国立博物館でやっている「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」を見に行ったのだけれど、それがとても面白かったので。

三の丸尚蔵館はこじんまりとした施設で一部屋しかない。でもプライスコレクションを見た人たちがわんさとやってきておりかなり混んでいる。
狭いゆえ展示数は少ないのだけれど、展示されていた若冲の「動植綵絵」は迫力があってやっぱりよかった。

あっという間に見終わってしまったので、そのまま皇居東御苑を散歩することにする。
東御苑は江戸城跡。あ、気せずして城めぐりだ。

立派な石垣が残る汐見坂を登ると天守跡があった。
不穏な風景・・・

1657年に火事で燃えてしまったのだけど、国内最大のお城が建っていたらしい。
天守跡からの眺めはこんな感じ。
ピクニックに最適です

ぽけーっと眺めてたら、背後の武道館ら辺から「xx時から24時間テレビのために交通規制をします」と聞こえてきた。アンガールズのために交通規制するらしい。

二の丸跡に日本庭園があった。
橋の上から池を眺めると立派な鯉がたくさんいた。よってくるかなと思ったけれど、すーっと通り過ぎるのみ。
そっけない

みんながみんなえさを持っていると思い、群がってくるニューオータニの鯉とは違うらしい。
エサくれよ、エサ


2006年08月19日

パンダーZ

電車で行ける所が尽きてきたので、今回は友の力を借りて車で観光。

行き先は彦根城。しぶーいといいつつ付き合ってくださりありがとうございます。

彦根城は井伊直弼で有名な井伊氏の居城。国宝天守のうちの一つ(これでコンプリート)。
山の上にちょこんと乗っているくらいの規模を想像していたのだけれど(要はほとんど下調べをしていない)、広々とした庭園やお堀のある立派なお城だった。

坂道を登り、門をくぐると彦根城が現れた。天気もよくとてもきれい。
彦根城

でも何かに似てる・・・と思い、思い当たったのがパンダーZ
近くによるとますます似ている。
この角度特に

と、こんなことを言ってますが、庭園も美しく(暑くて死にそうになる)、博物館も見ごたえがあり(赤い甲冑怖い)、天守も立派で(でもこれ変↓)とても良いところでした。
わかりました


岐阜から彦根に向かう道中も、大垣城、長浜城、安土城(これは城址のみ)とたくさんお城があった。すみません、先輩、今度こっちも連れてってください。

2006年05月16日

日本史は好きではありません

連休中岐阜にも行ったので、岐阜観光もしてきた。
行き先は岐阜城。

岐阜駅からバスで15分ほどのところにあり、金華山という標高300m(だったかな?)という山の上に建てられている。

バスを降りると目の前に新緑で青々とした金華山がそびえ、その上にちょこんと岐阜城が見えた。山の中腹には朱色の塔も立っており、緑と赤のコントラストがきれいだった(写真撮り損ねた)。
「岐阜金華山ロープウェイ♪」というCMソングが頭の中を巡る

登山道もあるのだけど、ロープウェーで山頂まで登る。ロープウェーの乗り場から山を登ること10分、お城に到着。
意外と山道だった

所々史跡はあるものの、お城は石垣も含め昭和31年に再建されたものなので、新しくて味気ない。(桃山時代に廃城されたので、再建されるまでは存在してなかったらしい)
昔のまま保存されているお城は、松本城/彦根城/犬山城/姫路城など少なく、だいたいどこもこんな感じなのだけど。

中学の時に町制100周年記念で清洲城なるものが街中に再建され、なんつー変なものを建てるんだと思ってたのだけど、考えてみればみんな同じようなものか。
↓ややツボ
潔さがよい