February 09, 2007
TCA 2007年1月度
電気通信事業者協会（TCA）が2月7日付けで発表した携帯・PHSの契約者数が累計でついに1億を突破した。
(携帯電話 95,315,200、PHS 4,909,300 計1,002,245千)
いよいよ日本国民の総人口(約125百万)に迫る状況になってきた。
今月の純増数を語る上でやはり一番目に付いたのはSBMの純増数だろう。
164,000という数字は、過去に遡るとSBMの前身であるVodafoneが2003年12月度に記録した114,200以来、実に3年ぶりとなる10万超えの純増である。
もっとも、Vodafoneが10万超えを獲得したのは後にも先にもこの月だけだったのだが。
相変わらずMNPではポートアウト数が上回り、既存ユーザー離れが続いている事や、格安プランの導入によるARPUの減少など、単純に手放しで喜べない状況もあるのだろうが、少なくとも毎月数千から数万単位の純減を続けていた１年前のVodaの状況からすれば、これはやはり凄い事だ。
「携帯はもうかるビジネス」 ソフトバンク4〜12月期、営業益7倍に
(ITmediaより)
総務省主導の「モバイルビジネス研究会」で最大の話題となっている新しいビジネスモデルの構築によるSIMフリー化についても、例の新スーパーボーナスという割賦販売が定着すれば可能かもしれないと、孫氏は言い放つ。
このままこの好調をキープしつつ、再び増加し始めた顧客に対してこれまで以上の品質を提供できるかがSBMのアキレス腱なのかもしれない。
KDDIも相変わらずMNPのポートインが順調な事や、同グループであるツーカーからの乗り換え組を上手く吸収できている事が大幅純増(432,000)に繋がっている。
この2社と対象的なのが王者、DoCoMoだ。
7,000という純増数から通信モジュールの純増31,900を差し引いた、いわゆる携帯電話だけだと実質的に純減となっており、一時期のプリペ水増し純増などと揶揄されていたVodaのような状況に陥っている。
だが、auに比べ弱いとされていた通信・通話エリアについては地道に拡大もしているし、端末群を見ても決して他キャリアに劣る事のない魅力的なラインナップだとは思うのだが、如何せん発表から発売までのタイムラグが他と比べて顕著。
また、ほとんどフライングに近い話題だが、
ドコモ「90x」冬モデルは全機種ワンセグ HSDPAも標準対応
(ITmediaより)
まだ903iシリーズが発売されてそう経っていないこの時期に10月頃発表の冬モデルを引き合いに出さざるを得ない事自体が、DoCoMoの焦りを如実に表している。
個人的にはこの「○○シリーズ標準対応」という図式を止めて、他キャリアと同様、春夏秋冬にハイスペとロースペを分散して発表/販売した方が結果的に出す機種数は同じでも新鮮味が薄れないのではないかと思うのだが…
と、無責任な事を書いてみたものの、1年先の市場がどうなるかも全く予想できませんｗ
ここ最近のアクセス解析だと、携帯３キャリアや国内端末ベンダーのホストからもちょくちょく遊びに来られているようですが、名も無き弱小ブロガーの意見など「一笑に付し」ちゃって下さいねｗ
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この記事へのコメント
SBMのアープは気にしなくても良いかと…ﾎﾜｲﾄﾌﾟﾗﾝが980円なら×加入者以上の金額が毎月入るのだから…
auの加入者増による通信障害も苦にならない程度(時々DLに異常な時間がかかる)で済んでるからDoCoMoは辛くなったねぃ
株主にぶったたかれながら良い方向に行けばいいんだけどね。
確かにWP加入者が全て新規ならARPUが減少しても問題は小さそうだけど、既存顧客からのプラン変更が結構多いようなので収益性は相当悪化してるんじゃなかろうか。
というよりも日本の携帯キャリアってそもそも「儲け過ぎ」なんだよね。
海外みたく網をOPENに利用させずにimodeやEZwebなんていう独自世界を構築して安定利益を計ろうとする。
その点、WILLCOMは理想形だね。
と思わせるんよ
なので､今までの収益よりこれからで計算すれば､加入者増＝収益up
更に加入者増and怪しい発表＝株価up
＝金が借りれる
かな(苦笑)
網の自由化は､賛成だけど難しいよね｡
昔みたいにﾛｰﾐﾝｸﾞしたら高い通信費になりそうだし…
