2012年02月04日

大河『平清盛』の曲に、EL&Pの『タルカス』が

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NHK大河ドラマ『平清盛』のテーマ曲に、EL&P『タルカス』(1971年発表)が使われています。
EL&P、大好きでした。1970年代のプログレッシブロックの雄。特に破壊的ピアニスト、キース・エマーゾンにすごく憧れました。ロックの世界に、揺るがぬテクニック・感覚・本格的なピアノは、言葉もなかったです。その上、ピアノを壊す、投げる、回転させるというありえないパフォーマンス。若い娘が夢中にならずに何としましょう。(笑)

今年の大河で、音楽担当の吉松隆が清盛の一生のイメージにぴったりとオーケストラ版に編曲して使われています。
とりあえず毎週嬉しい。私も久しぶりにレコードを出してきて聴きました。全然古くないし、逆に新しいかも?・・ステキです。
レコードなので、開くと、タルカスの戦いの絵(↓)が201221 002 - コピー

You tubeで『タルカス』は視聴出来ます。


ムソルグスキー『展覧会の絵』のアプローチも名作ですが、忘れられないのは、アルバム『WORKS』(EL&P 四部作)に入っている「 ピアノ協奏曲 第1番」
圧巻です。
当時も今もここまでやるロックミュージシャン、いないです。暴れ方も半端じゃないし、、
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EL&Pのピアノ協奏曲はこんな曲(↓)


2011年12月29日

『オーダーメイド殺人クラブ』 辻村深月 著 読了

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◆『オーダーメイド殺人クラブ』 辻村深月 著 読了
   第145回直木賞候補作

コワイ位に好き!w
でもこういう作品で直木賞受賞は無理ですよね。
あぁでもでもめちゃくちゃ心惹かれました。辻村深月さんの小説で初めてやられたーと思った。読んで良かったです。
作品に登場する澁澤龍彦の世界も大好きですもん。

2011年12月11日

頭上に皆既月食

12月10日 23時頃皆既月食を楽しみました。神秘的ですごく綺麗でしたよ。
21時45分から欠け始め、23時6分から23時58分まで皆既月食。
その後の部分月食は11日午前1時18分に終了。

頭上の月は、オリオン座と大犬座を従えているように見えました。

2011年11月30日

『 スカイ・クロラ 』 森博嗣 著 読了

41ZX1RESQDL__SS500_今更ですが、
◆『 スカイ・クロラ 』
森博嗣 著 読了

冷たく青白くガラスのような作品でした。淡々と書かれていますが、そういうわけで読むと胸にガラスの破片がぐさりと刺さります。こういう作品、好きです。

押井守監督で映画化されていますが、映画は観ていません。映像を観ずに読んだのは良かったです。自分の世界に思いっきり浸りました。



2011年11月14日

『森崎書店の日々』 八木沢里志 著 読了

20111114 001『 森崎書店の日々 』
八木沢里志 著 読了

本の街、神田神保町を舞台にした物語。
ちょっとひと休みしたくなって自分癒しに読みたい本・・かな。ひきこもりに。
でもあっという間に読めちゃうから、それが難。
題名がとてもステキなのだけれど、内容はそれ程でも・・・かも・・(ぼそっ)



2011年10月26日

『 蝶 』  皆川博子 著

20111025 003 - コピー ◆『 蝶 』
皆川博子 著

皆川博子さんの格調高く美しい文章にため息が出ますね。
これこそ小説家の文章。何度も読み返したい、手元に置きたい1冊です。表紙も美しいし。

物語は陰翳に富み濃密で、狂気を孕み、決して見てはいけない怖い世界へ私たちを誘ってくれます。その喜びは何物にも変え難い。
戦中戦後の日本を舞台にしていて、そこに西洋の詩が引用されている所など少女小説の趣も醸し出していて、皆川さんステキ過ぎますー!

2011年10月23日

『 ジェノサイド 』  高野和明 著 読了

20111022 002 ◆ 『 ジェノサイド 』  高野和明 著 読了
壮大なスケール。すさまじい描写。『超弩級』という本の紹介を裏切らない一冊でした。
アフリカ・コンゴ イシュリの森、日本、アメリカと同時進行で迫るストーリー展開は大胆で映画のような臨場感。
今年読んだ中では群を抜いてすさまじかったし、引き込まれました。アフリカの地図を開きつつ、一気読み!
冒険小説を味わう至福の読書時間を過ごしました。

面白かったと一言ではすませられないアフリカの悲惨な状況、アメリカの大国としてのエゴイスティックな一面など。深く考えさせられます。更に物語に厚みを加えているのは、創薬の知識、人類学、進化、などの記述ですね。作者、すごい。

ただ気になったのは、読み終えた多くの方が感じられている日本に対するものです。日本の行った南京虐殺の解釈、登場する日本人の醜悪さ。大きなストーリーの流れとあまり関係ないし、ここまで強調されている事に作者の意図が感じられ、違和感を覚えずにはいられませんでした。

2011年10月06日

クランベリーパン

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ホームベーカリーを買ってから毎日焼いています。
簡単で失敗無しなのが嬉しい。
(今日はクランベリーをいれてみました。)

waltz122 at 15:48|この記事のURL日々 

2011年10月05日

『 シューマンの指 』 奥泉光 著 読了

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『 シューマンの指 』  奥泉光 著 読了

秋になると内省的なシューマンの曲がよく似合います。私も、拙いピアノですが、好きな曲『謝肉祭』や『クライスレリアーナ』を弾いてみたりしています。
この小説は2010年シューマン生誕200年として書かれた奥泉さんの書きおろしミステリー。
登場する曲の解釈やシューマン論など、さほど目新しいものはありませんでしたが、とても丁寧に書かれていて、作家のシューマンへの愛を大変感じました。シューマン入門書としては良いのでは?と思います。
ただ、この小説のミステリーの要素はどうでしょうか。皆さんどう感じられましたか?
私はアンフェアにも思い、読み終えて少し脱力しました。
ミステリー作家は、トリックという点で、重い十字架を背負ってるなぁと感じ、うまく言えませんが、騙す騙されるという事を含め、何だかミステリーを楽しむのがちょっと辛くなってしまった様にも・・・(個人的な思いです)
アガサ・クリスティのミステリーが大好きでコンプリートしていますが、彼女に対しては、そういう思いは全然持たなかったので・・・。何故なんでしょうね。(クリスティも限界までトリックを試しています。時にアンフェアと言われている作品もあります。)

この『シューマンの指』・・・小説を読んでいる間、時に激しく、時に幻想的に耳に流れていたシューマンの素晴らしい音楽が(至福でしたよ)、読み終えた途端、忽然と消えてしまいました。それは、あのメイントリックの為にです。

2011年09月26日

『 きいろいゾウ 』 西加奈子 著 読了

2011926 001『 きいろいゾウ 』 
西加奈子 著 読了

ずっと前 最初の部分を読んで、子供向けの本なのかな?と思ってやめたんですが、最近ある人から「最後まで読んでみて、」と強力プッシュされて読了。



「言葉」と「思い」が本からぽろぽろ溢れ出てくる感じの物語。お話は胸を締め付けられるくらい苦しいし、言霊とか感じたり、もうなんか、めちゃくちゃで(特にツマ)、読んでいてこっちまで途方にくれたりとか・・。独特でした。でも、良かったですよ。
ただそこに居てくれる事。その奇跡の様な尊さとか優しさとかをたくさん感じます。(人や生き物だけじゃなく、時には水道の蛇口から流れ出る水までも。)
繊細な自然描写と、ツマとムコ、夫婦の手紙の様な日記形式の構成も抜群!

2011年09月19日

『 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU 』 皆川博子 著 読了

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◆『 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU 』 読了
皆川博子 著   早川書房 (2011/7/15)

この変わった題名は、あちこちで評判の良い皆川博子さんの新作。
舞台は18世紀ロンドン。解剖医ダニエルとその弟子たち解剖教室。増える屍体、暗号、密室、監禁、稀覯本、盲目の判事…。

中盤頃までは、解剖のおどろおどろしさと、殺人・犯人探しばかりが前面に出てきているようで、何だか物足りない感じを持ちました。(同作者の 『 死の泉 』『 冬の旅人 』 などの歴史観、重厚な内容、眩暈のするような魅力にはとても及ばない・・と)
でも読み終えれば、嬉しい満足感に包まれています。なるほど作者の新境地ですね。演劇、舞台を観ているようで、最後はパチパチパチ・・と拍手。

作中出てくる解剖助手たちが歌う、ABCで始まるアルファベットの解剖ソング。悲しくもおかしく、道化師が幕間から登場して、最後はくすくす笑いながら消えていくようなコミカルな感じで、効果的でしたね。

この作品でも、18世紀ヨーロッパ、産業革命期のイギリス、歴史的背景など丁寧に書かれていて、やはり皆川さん!でした。貴族やジェントリなど華やかで豊かな人々はほんの一握り・・貧しさにあえぐ一般の人々には法律までも不平等という現実。目を覆いたくなるような社会や裁判の不当性などが印象に残りました。

2011年09月13日

『丸太町ルヴォワール』 円居 挽 著 読了

51NNwx0UqqL__SL500_AA300_ ◆『 丸太町ルヴォワール 』
円居 挽 著 読了

円居挽(まどいばん)は、綾辻行人 等を輩出した、京大推理研究会出身の作家さん。
岡崎、京都大学、百万遍、丸太町通り、烏丸、護王神社、京都御所・・・登場人物は、京大生か京大出身者という、徹底した(?)設定ぶりが個人趣味的で楽しかったです。
双龍会の場面がすごく面白いですね。著者は法学部出身なのでしょう。
また、美少年あり、美少女あり、またバンカラあり・・と、魅力的な登場人物たちも絶品でした。
終盤に、無限(?)に続くかと思われたどんでん返しのどんでん返し(?爆)は、くらくらしました。流石、京大推理研w

2011年09月12日

中秋の名月

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今晩は十五夜。
中秋の名月を愛でています。
今年は6年ぶりに、中秋の名月と満月が重なりましたね。
6年ぶりの「真ん丸い名月」

やはり、私のカメラではこれが限界かな・・・

2011年09月05日

『 人質の朗読会 』 小川洋子 著  読了

201195 002 - コピー ◆『 人質の朗読会 』
小川洋子 著 読了

慎み深く、しみじみとした雰囲気・美しさを持つ小川さんらしい小説でした。
ただ、九つの物語で、語り手が違うのに、同じ様なトーンを醸し出しているのが少し物足りなく感じました。
人質・監禁生活が長いという設定なので、そこにいる人々の精神が(犯人も含めて)、限りなく似通った状態になったからかもしれませんね。(非情な環境にも関わらず、不思議な一体感を持った空間)
最初に結末を書いている小川さんの構成は、読む上で特別の効果を放ち、見事でした。
私は 『 猫を抱いて象と泳ぐ 』 が、この上なく好きなので、今回はそれには及びませんでしたが。

2011年09月02日

『空飛ぶタイヤ』 池井戸潤 著 読了

201191 001 - コピー『 空飛ぶタイヤ 』
池井戸潤 著 読了
これは、直木賞受賞作『 下町ロケット 』 の2倍以上あろうかというボリュームの大作です。某財閥系自動車会社のリコール事件をモチーフにした小説で、ここまで書いてよく出版されたなと思うほどの衝撃的な内容。旧財閥の流れをくむグループ企業の内幕を、ギリギリの所まで書かれていて、元銀行員の池井戸さんだったから書けた渾身の一作と言えるでしょう。
企業が生き残るためにいろいろな人の思惑とか非情さ、思わぬ温かさ、とか、そこに確かに生きている人がいて圧巻でした。同時進行で多方面の目線からアプローチすることが出来る読書の喜びも感じました。銀行マンの一人は、作者本人?と思ったり。
そして、やっぱり、この小説を素晴らしく魅力的にしているのは、泥臭いオヤジ赤松ですね。
苦しくて、苦しくて、でも生きていくこと。そして進む事。諦めない事。伝わるものは大きかったです。(文庫化されています。↓)
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2011年08月29日

『下町ロケット』 池井戸潤 著 読了

2011829 001『 下町ロケット 』
池井戸潤 著 読了
第145回直木賞受賞作

勇気と元気がぎゅっと詰まってて・・・いっぱいそれらをもらいました。
(W0W0W、三上博史さんでドラマ化ですね。)
空しい政権闘争を繰り返している政治家たちにぜひ読んでほしい、、、

2011年08月25日

『 アンダスタンド・メイビー 』上下巻 島本理生 著 読了

2011824 001 『 アンダスタンド・メイビー 』 上下巻 読了
島本理生 著
第145回直木賞候補作

好き嫌いが分かれる小説かな。
私は好きです。とても。

「感情」「心」・・このとらえどころのない激しいものをここまで言葉で書ききっている。作者の凄さ、ひたむきさを感じました。
一方で、時々場面がすぱっと切ってあって唐突に場面転換しています。読んでいる私はしばしば取り残されるのですが、たぶん、そうしてある事で、書かれていない主人公のその時の行動や思いが、時に嵐のように、時にはじわじわと、無限に伝わって来ました。
書ききっている所と書かない所。すさまじい内容と共に、作者のぐいぐい読ませていく力量を感じました。

読みながら、私もとても苦しくなって、主人公と共にそこにいました。下巻に入ってからはテーマもはっきりしてきて、最後は泪が毀れてしかたありませんでした。

2011年08月15日

『忘れられた花園』 上下巻 ケイト・モートン著 読了

2011816 002 - コピー ◆『 忘れられた花園 』 上下巻 読了
ケイト・モートン 著 
青木純子(翻訳) 
東京創元社

自分を少女時代に一気に戻してくれる物語。
子どもの頃夢中になった本との幸せな時間が怒涛のように迫ってきて、読み終えた今、大きな大きな幸福感に包まれています。本の帯にも書かれていますが
『 秘密の花園 』 『 嵐が丘 』 『 レベッカ 』 に胸を躍らせたあなたへ。謎に満ちたもうひとつの極上の物語を贈ります。 】

花園、お屋敷、謎。ゴシックロマンなのです。たくさん登場する女性たちの中で、誰がヒロインと思いきや、やはりイライザの魅力が飛び抜けています。すっかりまいってしまいました。彼女の生命力あふれる姿はもちろんですが、彼女の書くお話の素晴らしいこと。暗示的で、魅惑的で。読む人をぐいぐい惹きつけてやみませんね。
生真面目で愚かで怖いアデリーンにも、悲しく忘れがたいものがありました。

そして、なぜか読み終えて、子どもの頃に読んだ、わたなべまさこさんの漫画が浮かびました。『ガラスの城』とか『聖ロザリンド』とか。彼女の絵とかがぴったりの物語と思いましたわ。
懐かしさと嬉しさが全開の真夏の読書タイムでした。

2011年08月05日

『11』 津原泰水 著

ご無沙汰しております。毎日暑い日が続いておりますが、みなさま如何お過ごしですか?
51lugdG363L__SL500_AA300_ - コピー ◆ 『 11 』 津原泰水 著 読みました。

良かったです。
本を手に取るところから始まる津原の世界。完璧。
表紙 四谷シモンの人形の美しいことはどうでしょう。読む前から心鷲掴みされてしまいました。(裏表紙もいいですね。)

物語は津原の本領発揮で、ずぶずぶと幻想、耽美、怪奇世界にひきずれこまれ、浮上不可能になってます。
短編集の良さというのか、次々と繰り出される物語に読み手に息もつかせぬ・・・って感じ。
「五色の舟」、「微笑面・改」、「手」、「土の枕」が、中でも気に入りました。(いえ、どれも好きですけど。w)
「キリノ」は桐野夏生の特集に寄せられた小説だそうですね。
津原泰水の美意識に改めて脱帽 の読書でした。
『綺譚集』や『赤い竪琴』、『ピカルディの薔薇』と共に忘れられない津原作品になりそう。

2010年07月08日

『1Q84 BOOK3』 『さよならドビュッシー』 『みをつくし料理帖』

41ffQULRlxL__SL500_AA300_『 1Q84 』 BOOK3 (10月-12月) 村上春樹 著

今まで読んできた村上春樹の小説は、読了後もやもやが膨らむばかりで、不完全燃焼になり私は苦手でした。けれど『1Q84』は少し違う感じ。引き込まれています。彼の紡ぐ音楽的な文章も本当に心地よい。
最近、小説の内容より文章がどうしてもダメって拒否反応を起こしてしまうことが多いのですが、これは文章も好き。(以前は誰のどんな文章でもOKだったのに・・)
BOOK3はかなり間があいて読んだので、物語の世界に入れるか心配しつつでしたが大丈夫でした。BOOK3は、1,2で止まっていた時間が大きく動き出した感じでしょうか?。少し謎解き風な巻でした。最後は、『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』のラストを彷彿させました。
でもこの間の村上春樹さんのコメントによればまだ続くとのこと。12月が終わって、次は1985年1月〜になっちゃう?んだけど、題名、いいのかな。(うふふ)


sayonara『 さよならドビュッシー 』 中山七里 著

文章ががちゃがちゃし過ぎている。せっかくの美しい音楽が、これでは死んでます!ドビュッシーの「月の光」や「アラベスク」、ショパンの「エチュード」がモチーフに使われているのに、あんまりだ。痛々しい。
曲の雰囲気をうるさい文章が壊してしまっていて、これを曲の分析と言うのならあまりも悲しい。印象派の音楽もロマン派の音楽もくちゃぐちゃ。全く違うのに。ひどい。ドビュッシーのアラベスクは難易度が低いのでコンクールには弾かれていないと思うのですが、そういう設定にも首を捻る部分がありました。メイントリックは途中で何となく分りました。


八朔の雪    みをつくし料理帖 一 』 高田郁 著
  花散らしの雨  みをつくし料理帖 ニ 』 高田郁
  想い雲     みをつくし料理帖 三 』 高田郁
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あちこちで評判が高いので期待して読む。
テンポがよくてあっという間に三冊読了。美味しい料理がたくさん出てくるし、江戸の町や、登場する人たち、人情にも心惹かれますね。TVドラマにしたらぴったりだなぁと。澪さん役ですぐ浮かんだのは、ちゃきちゃきの上戸彩ちゃんかな。

でもこの小説も、「美味しい、うまい、目を剥く・・」ばっかりで。
同じ表現多すぎませんか?読んでいてまたそれか、もういいやって、お腹いっぱいになってしまいました。
池波正太郎の『剣客商売』に出てくる さりげないお料理の描写。溢れる季節感、瑞々しさ、色合いには遠く及びませんでした。(それは比べる方が間違ってます?)

最近、なんか本にわがままになってるな、自分・・・(^^ゞ

2010年06月23日

沙羅双樹の東林院

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梅雨の季節に白い椿のような花を咲かせ、雨に打たれて散ってしまう一日花・沙羅双樹。その儚さが心を打ちます。この花をたずねて、京都・妙心寺の塔頭東林院に行って来ました。

tourinin10祇園精舎の鐘の音
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理を表す


と有名な一節、平家物語。





お釈迦さまが、この木の下で寂滅されたという事も幽玄な世界をいっそう深いものにしていますね。
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お抹茶とお菓子を頂きながら、静かに花を愛でる。
お菓子は、沙羅双樹の花を象っているんですよ。













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ただぼんやりとする贅沢な時間…。

境内には沙羅双樹の他にも四季の花が美しく咲いていました。
(←睡蓮) 

2010年05月16日

お月さまと金星

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寄り添う細い月と金星がとても魅力的だったので、思わず写真を撮ってみる。
今、西の空に出ています。
もうすぐ沈んでしまうので、しばし眺める。

2010年03月23日

『 猫を抱いて象と泳ぐ 』 小川洋子 著 読了

neko ◆ 『 猫を抱いて象と泳ぐ 』 読了 
小川洋子 著  文芸春秋

詩の様に美しい文章。
密やかに紡いだ宝石のような物語。

読み終えても、また初めから読んでしまいました。いとおしい いとおしい物語。私の心が欲しているものがここにありました。きっとこれからも何度も開いてしまう。そして、自分の死を感じた時、この小説を心の支えにしたい…(そんな気持ちになる本があるんですね。)

夜、この物語のあちこちを思い出しては、涙ぐんでしまいます。
私の宝物になりました。

2010年03月01日

『 家守綺譚 柿 』

41zfHjsp1OL__SL160_ ◆『 yomyom 3月号 』 で、
梨木香歩 著 『家守綺譚 柿』 を読みました。
【綿貫がもらった柿の葉寿司が・・・】

あの優しい世界は健在でした。とても味わい深かったです。高堂も、隣の物知りのおばさんも、ゴローも出てます。(嬉々)
疏水べりに住む綿貫。遠くに光る湖。(琵琶湖ですね。)
何と、幸せなこと。
私の住む町。いとおしい…
******************************
他に、森見登美彦『四畳半統括委員会』や、恩田陸 『青葉闇迷路/行旅死亡人』、井上荒野 『ブーツ』 等が読めます。

2010年02月02日

『チャイルド44 』 上下巻 トム・ロブ・スミス 著 読了

51PEIekIE-L__SL500_AA240_51Ttu33nCQL__SL500_AA240_『 チャイルド44 』 上下巻 トム・ロブ・スミス 著 読了

この小説は、エンタメなんですよね。だけどだけど・・ここまですさまじいエネルギーを放っている小説! すごい。胸がつぶれる思いがしました。

舞台はスターリン政権下のソビエト連邦。共産主義社会の理想と存続の為なら、人の命も心も全く無し。国家の前に 声をひそめ、心を殺して、怯えながら生きている人たち。これは本当に現実ですか?まるで地獄。
ソ連社会の強烈な暴露本とも言える本書ですが、今まで、ここまで赤裸々に書かれたものはあったのでしょうか。どうなるのか、物語がどこへ行くのかも予測不能な展開に一気読み。
国家は、恐怖、悪魔でしかなく、主人公の救いや進む道が全く見えて来ませんし、夫婦までも国家の最初単位でしかないのに、絶句。今までのソ連のイメージを暗黒にしてしまう様な本書でした。
そんな中で、心にしみじみ残るラスト。(圧巻)

本書の続編『グラーク57』上下巻 が出ています。またまた凄まじいらしいです。でも私は今のまま、封印したい気持ち。(^_^;) 
なので、もうちょっと余韻を楽しんでから次へゆきます。

ところで、本書。ここまで書いて、ロシアの反応はどう?って思いましたが、ロシア国内では発禁本だそうです。(やっぱり)

2010年01月27日

壬生へ。島原の『輪違屋』など

先日壬生界隈へ行きました。壬生と言えば、やはり新撰組です。(笑) 新撰組の屯所のあった「八木邸」、「旧前川邸」。山南敬介のお墓のある「光縁寺」。剣術稽古を行った「壬生寺」。そして、京都屈指の花街「島原」等など。島原には、浅田次郎の小説にもなった「輪違屋」(置屋)、「角屋」(揚屋)が昔のままで残っています。写真を撮りましたので、ちょっとご一緒に如何ですか。

◆ まずは「八木邸」です。
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新撰組の屯所があった場所です。(趣のある町屋) そしてここは芹沢さん(芹沢鴨)とお梅さんが、近藤、土方たちによって暗殺された場所でもあります。鴨居には深い刀傷があり、『泥酔していた芹沢さんは、この部屋からこの部屋に逃げて来て、ここで絶命した・・』などと、生々しく説明していただきました。(八木邸は、ガイドの方がいらっしゃるのです。)後で、「屯所餅」(粒餡を壬生菜の入った皮で包んだお餅)とお抹茶を頂きました。

● 八木邸のお向いにあるのが「旧前川邸
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ここも新撰組の屯所が置かれました。
屋敷の雨戸には近藤勇の書が、また池田屋騒動の発端となった古高俊太郎を拷問した土蔵などが残ります。

● さらに行くと、「光縁寺」。山南さん(山南敬介)のお墓があります。新撰組の総長ながら近藤たちと意見があわず粛清されたあの山南さんです。

◆ そして、「壬生寺」です。
 新撰組が砲衛訓練や剣術の稽古を行った場所。
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2月2日・3日 は、節分大法会、 壬生狂言が行われます。今はその準備をされていました。
境内には、「壬生塚」があって、芹沢さんのお墓や隊士のお墓がありました。局長だった芹沢さんのお墓は、平山五郎のお墓と一緒になっていて、思いの他小さく・・・。なんか、近藤さんや土方さん達の意図を感じてしまいました。(^^ゞ
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そのまま京都駅の方へ歩いて行くと、京都屈指の花街である
◆ 「島原」です。
  下は「島原の大門
  ここから花街に入ります。
島原大門 - コピー










華やかで、悲しい芸妓たちの世界がそこに閉じ込められているようです。今でも花魁道中をされることがあります。

◆ 島原の大門をくぐり、少し歩くと「角屋」があります。
角屋5角屋は「揚屋」です。
京へ上ってきた幕末の志士達も大いに遊び、時には密議に使った事でしょう。
外の塀に「久坂玄瑞、密議の角屋の碑」が立っていました。
現在は、「角屋もてなしの文化美術館」となっています。

◆ そして「輪違屋
 浅田次郎の小説『輪違屋糸里』でも有名ですね。
輪違屋4











輪違屋1 - コピー輪違屋は、元禄年間創業の由緒ある「置屋」で、角屋などの揚屋に芸妓を派遣しました。
当時の面影を留め、傘の間や紅葉の間、太夫や芸妓の衣装、近藤勇による屏風も残っています。







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浅田次郎1浅田次郎2輪違屋糸里上下巻
浅田次郎 著


●『輪違屋糸里』は、上戸彩が演じるTV版もあります。
 花魁道中。美しくも切ない情景です。


2010年01月25日

村上春樹の『 1Q84 』 上下巻 読了

41wyR3LA5GL__SL500_AA240_41shjjawEPL__SL500_AA240_『 1Q84 』 上下巻 村上春樹 著 読了しました。

いつも人気に負けて読んでしまう村上春樹の作品ですが、どの作品も 私には欲求不満に陥るような結末で。今回もそうなのかなぁと思っていたのですが・・・

良かったです!ストーリーも。そして彼の文章も。
私、ストーリーの前に、文章に好き嫌いがあります。正しい言葉づかい。美しい文章じゃないと、厭なんです。
翻訳を手がけられたからなのか、実は元々そうだったのかわかりませんが、読み初めてすぐ、彼の文章の美しさに魅了されました。繊細で、静かで、研ぎ澄まされていて、物語の展開と文章が正に一体になっていました。

二つの月の場面が忘れられません。緑がかった少し小さめの月。神秘的で美しい情景に心が震えました。ラスト近く、空き地で眺める二人・・・忘れられない場面となりました。

ヤナーシェクの『シンフォニエッタ』が登場していますが、二つの月の場面があまりに素晴らしいので、こちらの曲が私を物語の世界へいざないます。↓
同じチェコの作曲家ドボルザークの作った「月に寄せるうた」 です。 歌劇『ルサルカ』の中のアリア
水の精ルサルカが月に向かって、人間の王子さまに寄せる恋を歌った曲です。読了してからというもの、場面を思い浮かべては一人口ずさんでみたり・・・CDを聴いたり。

〜月に寄せるうた〜
      歌劇『ルサルカ』より、ルサルカのアリア

夜空に高く かかる月よ
そなたの光は 遠くを照らし
広いこの世を 下に見て渡り
人の住み家に 目を注ぐ
月よしばし 歩みを止め
いっておくれ いとしい人は どこにいる

白銀の月よ あの人に伝えておくれ
あたしは今も あの人を抱きしめていると
夢の中の ほんのひと時でも
あたしを思い出してくれればと
月よ あの人のいる 遠くまで照らし
いっておくれ ここに待つものの いることを

あの人の魂が あたしを夢見るなら
その思いを胸に 目覚めてほしい
月よ 光を消さないで 雲にかくれないで

対訳 関根日出男

この歌を収録したCDも名盤です。
41M8kjcSjsL__SL500_AA240_『ドボルザーック・イン・プラハ』という題名だけあって、プラハゆかりの曲集になっています。そして、何といっても、キャストがめっちゃ豪華。

指揮が小澤征爾。ボストンフィル
ヨ・ヨー・マ(チェロ)。イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)。ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ジャケットも美しいのです。
1993年録音

音楽を聴きながら、『1Q84』の世界にふわりふわり漂っています〜。

2009年11月18日

龍安寺

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リベンジした高雄の紅葉は、微妙に終わっていました。(泣)
そこで、帰りに龍安寺に立ち寄りました。一部改修工事中でしたが、その代わりなのか、日頃、非公開の “方丈の間の竜の襖絵 ” (↑)を観ることが出来ました。まるで生きているが如く…すごい迫力でしょ! 日本画家の皐月鶴年(鶴翁)が1950年代に描いたものです。
有名な枯山水の方丈石庭も深遠で、素晴らしかったですし、鏡容池を取り囲むお庭は、紅葉が見頃でした。以前訪れた時は、夏の睡蓮の季節でした。ここは四季折々違った風情を見せてくれます。龍安寺が禅寺でありながら、別名の「花の寺」と言われている由縁なのでしょうね。
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龍安寺は、室町幕府の管領、守護大名で、応仁の乱の東軍総帥でもあった細川勝元が宝徳2年(1450年)に創建した禅寺。石庭に配した15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されています。東洋では十五夜(満月)にあたる15という数字を「完全」を表すものとしてとらえる思想があり、15に一つ足りない14は「不完全さ」を表すとされています。足りないという事の中に、己を知り戒める心を持てということなのでしょうか。
下は鏡容池です。(↓)
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獅子座流星群が、ピークとなります。18日の未明から明け方ですが。
寒いし、お天気が微妙。でも今からあったかくして眺めてみますね。

2009年11月10日

高雄の紅葉は特別の色。

その昔、カラーテレビが出始めた時のこと。三菱に『高雄』という名前のテレビがありました。(昭和42年) 命名の由来は、京都高雄のもみじの赤を目指したからだとか。
数ある紅葉の中でもテレビの名前にもなった高雄のもみじ。鮮やかな赤さは格別です。特徴として、葉っぱ一つ一つが普通より小さいこと。それ故、赤が点々点々…と目に映り、まるでゴッホの絵画の如く?なんですね。

ってことで、前置きが長くなりましたが、つい先日高雄に行きました。
でも・・・でも残念ながら紅葉は今一歩でした。(泣)たぶん見ごろはこの雨がやんで、今週末位でしょうか?本当に美しく色づいている高雄の紅葉を見てみたい。。。。来週リベンジするかも?
とりあえず以下は、私が先日撮った高雄の写真です。
takao9高雄は山全体が真っ赤に染まります。どこに行っても絵になりますが、神護寺、西明寺、高山寺が名刹です。





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神護寺(↑)は、和気清麻呂が建て、その後空海などを招いて平安仏教の発祥の地になりました。弘法大師空海入山千二百年紀として、11月1日〜30日まで夜間特別拝観境内ライトアップがされています。(写真は神護寺への石段と楼門です。)
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神護寺への長い石段には地元の小学生作の可愛い絵の照明が並んでいました。近くには清滝川が流れます。
takao5もみじは湿気を好み、近くに川が流れている所だと、より赤が鮮やかになるようですよ。


takao3神護寺の中の地蔵院から「かわらけ投げ」が出来ます。この写真の下へ向かって薄いかわらけを投げると厄除けになるそうです。私が行った時もカップルの方が笑いながら投げておられました。もう一つ、山も色づいていません。これから行かれるのが良いと思います。(^^)

2009年10月21日

オリオン座流星群2

Boliden-Phasenオリオン座流星群が見られないかと思い、夜空を眺めていたら、20日20時34分頃、火球を見ました。
かなり大きく、長く、流れました。
←こんな感じ(Wikipedia画像より作成)
その頃は、まだオリオン座は東の空には昇っていなくて、牡牛座の近く、星で言えばスバル(プレアデス星団)とアルデバラン(赤い星)の近くをすーーっと。(スバルもアルデバランも牡牛座の星です。)
神秘的な光にぼーっとしてしまい、『星に願いを』は出来ませんでした。(^^ゞ
この調子なら、明日の夜(って言うか今晩ですね。21日23時頃がピーク)、お天気が良ければもっと期待できると思います。楽しみです。
かえりみすれば月かたぶきぬ・・・じゃないけれど、南西の低い所には木星が美しく輝いていますね。


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