2006年01月11日

『 INTERPLAY 』 BILL EVANS QUINTET

インタープレイ『 INTERPLAY 』(試聴できます。)
ビル・エヴァンス クインテット
1962年7月16日、17日 ニューヨークのスタジオで録音

ビル・エヴァンス(p)、フレディー・ハバード(tp)、ジム・ホール(g)、パーシー・ヒース(b)、フィリー・ジョー、ジョーンズ(ds)

今更語るもおこがましい名盤。
白人のジャズ・ピアニスト・ビル・エヴァンスのアルバムは、どれも聴きやすく耽美で叙情的で、ジャズ入門にはぴったりです。 ピアノ・トリオ編成が多い中、この『インター・プレイ』は、クインテット編成になっていて、新たな魅力に溢れた一枚。メンバー同士のリラックスした雰囲気が素晴らしく、フレディー・ハバード(tp)のエネルギッシュなプレイやジム・ホール(g)の繊細なメロディー・ラインなど、improvisationが十分楽しめますね。

この前年に、ビル・エヴァンスは、彼の精神的な支えであり僚友とも言えるスコット・ラファロ(b)を突然自動車事故で亡くし、大きな喪失感と共にありました。その意味でこのアルバムは、再出発への切なる願いに溢れる一枚とも言えます。

1.の「あなたと夜と音楽と」は代表作。メンバーの見事なプレイとかけあいの妙。
2.「星に願いを」は、フレディーハバートのトランペットとジムホールのギターが美しく、情感溢れた演奏。
4.はアルバムのタイトルにもなっている「インタープレイ」。
「インタープレイ」とは、ビル・エヴァンスとスコット・ラファロ(b)、あるいは、エディ・ゴメス(b)のあたりから言われ始めた語で、それまでのバド・パウエル・トリオやオスカーピーターソン・トリオなどにおけるピアノとベースの主従関係を解き、互いに影響しあいながら演奏していくことをいいます。もちろん、他の楽器間にも広く使われます。4.は、唯一ビル・エヴァンスのオリジナルで、Fマイナーのブルースです。
その他のどの曲もリラックスして聴けるので、楽しい時に聴きたい一枚です。

waltz122 at 23:09│Comments(6)TrackBack(1)音楽(JAZZ) 

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1. WALTZ FOR DEBBY / BILL EVANS TRIO  [ KEMPIRE音楽詩集 ]   2006年05月28日 15:01
TBさせていただきました!

この記事へのコメント

1. Posted by nyu   2006年01月11日 23:52
こんばんは
この「INTERPLAY」のレコード持っていますよ
といっても父が買ったものです。
でもレコードプレイヤーがないので聴けません(残念)。
そういえば雑誌「SwingJournal」の今月号がビル・エヴァンス特集でした。それも読むとスコット・ラファロの事故は大変ショックだったようですね。
いつも「Walts for Debby」ばかりなのでご紹介の「INTERPLAY」CDを手に入れて聴きたくなりました。
2. Posted by LIN   2006年01月12日 11:51
ビル・エヴァンスを聴くと、ピアノっていいなあってしみじみ思います。
早速、iTunesで「INTERPLAY」をダウンロードしようとしたのですがなかったです(つД`)
「At the Montreux Jazz Festival」とか
「Further Conversations With Myself」とかはあるんだけど…
のんびりビル・エヴァンスを聴いていらっしゃるってことは
ワルツさんも年始の慌しさから落ち着かれたのでしょうか?
でも、最近は、すぐお正月気分がなくなってしまうので
ちょっとさびしい気もしますよね。
3. Posted by きみ駒   2006年01月12日 23:10
世の中の一般的な意見としては、「フレディ」といえば、「マーキュリー」なんでしょうけど、
私は、ほんの少し前まで、「フレディ」といえば、
「グリーン」(カウント・ベイシーのギタリスト)か「ハバード」しか知りませんでした。

フレディ・ハバード、大好き。
フレディ・ハバードって、自分がリーダーのアルバムよりも、サイドメンで参加したアルバムの方が、
俄然本領を発揮するタイプだと思いません?

おっとワルツさん、LPとCDの両方もってはるんやね。
ジム・ホール、最近よく聴いてます。パット・メセニーと二人でやってるライブ盤、かっこいいんだよねー。

おっと、エヴァンスの話でした。
4. Posted by ワルツ   2006年01月13日 01:22
◆ nyuさん、こんばんは。

お父様が持ってらっしゃる、「インタープレイ」のLP
おぉ素晴らしい!親子二代ですね。(*^。^*)

「ワルツ・フォー・デビー」の叙情的な美しさも素晴らしいですが、
「インタープレイ」は、
ビル・エヴァンスのリーダー・アルバムの中では、かなりエネルギッシュです。
それにフレディー・ハバードとジムホールのプレイがとってもいいのです。
また良かったら聴いてみて下さいね〜♪
5. Posted by ワルツ   2006年01月13日 01:26
◆ LINさん、こんばんは〜♪

>iTunesで「INTERPLAY」をダウンロードしようとしたのですが無かったです。
そうなんですか。
とっても残念ですが、でも、iTunesが羨ましいです〜(*^。^*)
いいなぁ・・・・。
このアルバムは、ビルエヴァンスの中では、珍しくノリノリ系のだと思います。
また機会があったら、聴いてみて下さいね。
アルバムのジャケットも、ビルらしからぬデザインで、気に入ってます。(*^。^*)
6. Posted by ワルツ   2006年01月13日 01:36
◆ きみ駒さん、こんばんは!

や・は・り!フレディー・マーキュリーでしょ!!(ごめ〜〜ん(^_^;))
フレディー・ハバードを思い浮かべるきみ駒さんは・・・
渋い!!(笑)かっこいいけどね。

このアルバムのフレディーは、若さいっぱいで、いいプレイしてますね。
>リーダーアルバムよりサイドメンの方が・・・
おぉ!その代表は、ハービー・ハンコックの「処女航海」でしょうか!(*^。^*)
確かにサイドの方がのびのびしてますね。

>「ジムホール&パット・メセニー」のギターのデュオ
私も好き。最高ですね。
ジムホールを尊敬しつつ、パット・メセニー、頑張ってますね〜♪

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