ワニナシ農園

ようやく脱サラを決意。 沖縄で就農を目指します。

2012年08月

千の風になったのか

私のお墓の前で
泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています


とか…。
台風15号がもたらした暴風が丸二日間吹き荒れたあと、残された紅芋畑を見て膝から崩れ落ちそうになります。

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お分かりになりますでしょうか。
ほんの数日前までは確かに一所懸命に植付け水をかけ、私達の汗と愛情を受け順調に生長していたのでした。
その紅芋畑が、私達の努力の結晶がこのような有様になっていまいました。


しかし面白いことに、この写真の畑のすぐ近くにある、十日ばかり前に植え付けた紅いもに関しては、被害は所々でマルチが飛ばされた程度で比較的軽微でした。また、同じくすぐそばにある収穫を翌月に控えた畑は、今回の台風による被害は皆無でした。

ただ、この植え付けからひと月経っていた畑の紅いもは写真のように無惨に引きちぎられて、千の風になってあの大きな空を吹きわたっていってしまいました。


想像するに、植え付け後間もない芋はまだ地上部がスカスカで風をいなすことができるのだけれど、中途半端に地上部が茂っていると風で全て持っていかれてしまうのでしょう。

また、十分に生長して茂っている畑では、蔓が複雑に絡まり合ってスクラムを組み、かつ不定根が畝間でガッチリと地面を捉えているので、余程のことがない限り剥がれることはありません。
収穫の時の蔓剥ぎの大変さを思い出します。

しかし、地上部が千の風になってしまっても地下茎がしっかりと残ってさえいれば、このようにたくましく、キラキラと光る新芽がパンドラの箱からそっと顔を出す“希望”そのもののように地上をうかがうのです。

頑張れ!

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台風直撃

今年は随分なハイペースで台風が発生します。
しかし、今までは奇跡的にチュルンと直前で逸れてくれ、沖縄県本島に直撃することはありませんでした。

ところが…。

発生当初からなーんか嫌な予感がした台風15号。
910hPaという信じられない歴史的な規模に成長し、丸二日間本島地域を暴風域に飲み込みました。


結果、
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この有様です。
もともと植え込みが遅れてしまった畑ではあるのですが、全ての株の生長点が折れ、葉っぱも全て消し飛ばされ、株も何割かは折れてしまっています。
畑スカスカになっちゃったー!
写真の畑は収量が半分以下になってしまうと推測されます。

今年は春先こそ干ばつで苦労はしたものの、その後はそこそこ雨が順調に降り悪くない生長をしていたので至極残念。


ただ、歴史的な規模の台風という割には、大したこと無いな!と強がりを言ってみた。

セミアタック(4)

続き

西暦2190年、地球はガミラス軍により降り注ぐ遊星爆弾により地上を破壊され、もはや生き残った人類は地下都市へと追いやられていた…。

…さながら宇宙戦艦ヤマトに出てくる遊星爆弾のごとく次々と襲い来るセミ。容赦のないセミアタック。

こちらも命がけです。
特攻する彼等を手のひらで叩き返すと、ジャジャギャ!と憎らしげな捨て台詞を吐いて飛び去っていきます。
しかし、敵もさるもので今度は死角より後頭部を目掛けて突撃してきます。

べちっ。痛い…。

さらに恐ろしいことにセミ共の中には特攻組の他に暗殺組もいます。
やつらはこっそりと気配を殺してトラクターに乗り込み、忍び足でいつの間にか私の首に這い上ります。
突然感じられる鋭い殺気と昆虫独特のゾワリとした足の感触を首に感じ、思わず叫びながら掴み捨てます。
いつかはあの硬い樹皮をも貫く鋭いストローで頸動脈に洒落にならない傷を負わされそうであり、ヒヤヒヤしているのです。

そんなこんなでここ数年間、私はセミ嫌いは急激に加速しているのです。
オリンピックでバドミントンを見て刺激され、今度ラケットを買い求め、より効率的にセミを撃ち落としたいと思っているところです。


しかし、是非とも彼等にはセミ生のボーナスステージを不毛な争い事ではなく、のびやかに楽しんでもらいたいものです。
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写真は時々畑にいる、色が鮮やかで可愛いカニちゃん。

終わり

セミアタック(3)

続き

セミがどれだけ無駄に引き篭ろうとも構わないし、どれだけかまびすしく鳴こうが喚こうが夏の風物詩として消化できるのです。か、しかし彼らには私がどうしても許せない習性があるのです。


夏場、トラクターに乗って畑を耕していると、しばしばその周囲を何かがけたたましく鳴きながら飛び回ることにあなたは気が付くでしょう。
さながら惑星の周りを回る衛星のように美しい楕円を描きながらトラクターの周りを本気のスピードでぐるぐると回っているのは、そう奴等です。

ジャジャッ!ギャッ!ジョジャ!
不機嫌な叫び声をあげながらトラクターの周囲を数周すると、やおら私の顔面を目掛けてその硬い頭で突撃してきます。
もうこれは威嚇とか、ましてや求愛行為とか可愛いものではなく、完全に私を本気で殺りに来ています。

私が何をした!
初めてこのセミアタックを顔面に受けたとき、余りの痛さと驚きと理不尽さに涙目になりなりながら、何がそこまでセミどもの逆鱗に触れたかを必死に思い返しましたが、何も思い当たる節はありません。
強いて言えば、幼少期に小学校で飼っていたチャボにトンボやセミなんかを捕まえては食べさせていたくらいです。

まさか知性も持たず、無駄に引き篭るだけが能のセミ野郎に私の四半世紀も前の悪行が伝わっているわけでもあるまいし、もう何がしたいのか全く理解不能なのであります。

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写真は大人しくてカッコいいナナフシ。

続く

セミアタック(2)

続き

蚊のように小賢しく吸血もしなければ、白蟻のように密集もせず、カタツムリのように作物を見境無く食い荒らす粘膜系でもない。
ましてやゴキブリのようにただただ不愉快でもないけれど…。
畑でトラクターに乗っていると嫌悪感を覚える虫がいます。

それがセミなのです。

よく、彼等のことを語るときに、地上に出てから僅かに一週間しか生きられない…。みたいなことをお涙頂戴的に語られることもありますが、ちょっと待ってくださいな。

セミはあんなスカスカの体のくせに、幼虫時代を地中でだいたい十年間も過ごすらしいんですよ。
十年ですよ!
下手したら犬や猫ぐらい長生きなんです。

そう言わば、地上に出てからの彼等の人生(セミ生?)はおまけ。もう最後のボーナスステージみたいなもんで、その大半は暗い地中に十年間もじっと木の根っこに寄生して樹液を吸い続けているのです。
もうね、人間なら立派な引きこもり。ニートです。

もう一回言いますけれど、折角十年間ものセミ生があるのに、その大部分を地面の中で太陽の光ひとつ浴びずじっとしているのですよ。

なんとセミ生のムダ遣い!
もしセミに頭脳やコミュニケーション能力があれば、様々な哲学や宗教・芸術が生まれていてもおかしくありません。
もしセミに本能に縛られず、幼虫の間に自由に歩き回る一掴みの勇気さえあれば、十年間を費やし何処までもいけるはずです。様々な出会いや別れ、沢山の歌や恋が待っているはずなのです。

しかし彼等は何一つ行動を起こさず、何一つ生産もせず、ただのんべんだらりと親のすね(木の根)を齧って生きているのです。

だからセミが嫌いなのかって?
いえいえ、そんな心の狭い人間ではありませんし、私も親のすねはしゃぶりつくして生きてきました。

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続く
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