2014年10月21日

マッカーサーの「日本人12歳発言」と帝国海軍上層部を関連づけてみると……

ダグラス・マッカーサーによる、「日本人12歳発言」について述べたい。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC

日本人は「12歳」発言

民主主義の成熟度について「アメリカがもう40代なのに対して日本は12歳の少年、日本ならば理想を実現する余地はまだある」と述べた。

上記「12歳」発言は、1951年5月5日に米上院軍事外交委員会において上院議員 R・ロングが行った「日本とドイツの占領の違い」に関する回答として行われたものである。マッカーサーは次のように回答した。
1.科学、美術、宗教、文化などの発展の上からみて、アングロ・サクソン民族が 45 歳の壮年に達しているとすれば、ドイツ人もそれとほぼ同年齢である。
2.しかし、日本人はまだ生徒の時代で、まだ 12 歳の少年である。
3.ドイツ人が現代の道徳や国際道義を守るのを怠けたのは、それを意識してやったのであり、国際情勢に関する無知のためではない。ドイツが犯した失敗は、日本人の失敗とは趣を異にするのである。
4.ドイツ人は、今後も自分がこれと信ずることに向かっていくであろう。日本人はドイツ人とは違う。

5月16日にこの発言が日本で報道されると、日本人は未熟であるという否定的意味合いのみが巷間に広まり、このため日本におけるマッカーサー熱は一気に冷却化した。

政府が計画していた「終身国賓待遇の贈呈」「マッカーサー記念館の建設」はいずれも先送りになり、三共、日本光学工業(現ニコン)、味の素の三社が「12 歳ではありません」と銘打ち、タカジアスターゼ、ニッコール、味の素の三製品が国際的に高い評価を受けている旨を宣伝する共同広告を新聞に出す騒ぎになった。

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マッカーサーは、民主主義のたとえとして、日本人は12歳であると発言したが、それは、特定の日本人について、マッカーサーが調べ分析したことをベースに一般論におきかえて、話しているのではないかと私は、思っている。

その人物は誰か?
マッカーサーと同等程度の肩書を持つ、帝国海軍軍人のことだろうと私は推測する。マッカーサーは陸軍出身だが、フイリピンでは日本の陸軍にコテンパンにやられているので、陸軍関係者を12歳に見立てると、マッカーサー自身が5歳程度の餓鬼ということになってしまうからだ。

マッカーサーは、もともと人種差別的偏見が強かったが、

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC

フィリピン撤退

12月8日に、日本軍がイギリス領マレーとハワイ州の真珠湾などに対して攻撃を行い太平洋戦争が始まると、ルソン島に上陸した日本陸軍と戦うこととなった。日本陸軍戦闘機の攻撃で自軍の航空機を破壊されると、人種差別的発想から日本人を見下していたマッカーサーは、「戦闘機を操縦しているのは(日本の同盟国の)ドイツ人だ」と信じ、その旨を報告した。

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その軍人の、軍人としての実務能力、社会人としての資質、人格、それらを総合して、その海軍軍人のことを12歳の人間が日本の海軍の司令長官になっていると認識したのではないかということだ。

たとえば、海軍を代表する、一人の責任ある人物が、こういう行動をとった場合はどうだろう?

戦前から国家予算の相当部分を湯水のように使い装備を充実させ
陸軍との整合性なき、戦略を進め、実行し
その作戦の大半が、攻勢終末点を越える地点での戦闘を想定した、セオリーを無視したものであり。
真珠湾攻撃が承認されなければ辞任するとダダをコネ
東条英機首相が知らぬ間に艦隊が出航、ハワイ沖まで進出し
自分は瀬戸内海で見守るだけで、愛人といちゃいちゃし
愛人には次はミッドウエーだと知らせ、床屋さんではミッドウエーだと語り
ミッドウエーでの作戦が認めなければ辞任するとダダをこね
ミッドウエーでは最も安全な場所に陣取り、戦闘部隊は、アメリカの攻撃を受けやすい位置にとどめ
ミッドウエーでの悲報を告げられても部下と優雅に将棋を指し続け
ミッドウエーでの惨敗の戦果について箝口令をしき
戦果を捏造、過大に報告し
その後はトラック諸島で沈黙
ミッドウエー海戦の敗因の原因調査を拒否した

他にもいろいろあるが、この辺で一区切りとしよう。

ここまでで、要約してみよう。

カネ使い放題(国民は窮乏)
協調性なし(陸軍との統合計画無視)
セオリー無視(の作戦)
ダダを再三こねる(通らなければやめると脅す)
公私混同(床屋発言、愛人、将棋)
反省拒否

まさに、12歳の子供レベルの所業と言えよう。

12歳の子供のまま、司令長官になってしまったように、私は思えて仕方がないのである。

それゆえ、戦後、海軍から、A級戦犯指名がなかったことは、「海軍上層部は12歳程度であり、素人でもしないような作戦を、これでもかこれでもか繰り返し、そのおかげでアメリカはなんとか勝利できた」、とする、マッカーサーの本音がこういう形で吐露されたのではないかと言うことなのだ。

マッカーサーは軍人なので、最も関心ある日本人は軍人となる、この点は疑いようはない。

マッカーサーにしてみれば、素人でもしない、セオリー無視の数々の作戦ミスを強行してくれる、海軍上層部は、これでも高学
歴と言えるのか?海軍の学校で何を教えていたのか、と疑問に思ったに違いない。

ちなみに、太平洋艦隊司令長官ニミッツは、帝国海軍の潜水艦の運用について、かく疑問を呈したことは有名な話である。

日本の潜水艦戦の反省
http://blogs.yahoo.co.jp/naomoe3/63747016.html

終戦直後は、どうしてそんなセオリー無視の無様な作戦を指揮したのか、その理由がわからなかったが、日本に滞在して、やっとわかったということなのだろう。

要するに、海軍上層部が精神年齢的に12歳の子供だらけであったから、ああいうことを何回も繰り返したのだと、理解したのだ。

それゆえ、穿った見方をすれば、戦犯に指名する価値があるのは、(ひょっとすると善玉揃いで)大人だった陸軍の方であり、子供揃いだった、海軍上層部を戦犯扱い
する気にはならなかったということなのかもしれない。

私は、その司令長官の名は敢えて書かない。


少なくとも、

言って聞かせ、やってみせては、決していけないことだらけである。


なお、戦略、戦術面での、海軍上層部の落ち度については、「太平洋に消えた勝機 帝国海軍が日本を破滅させた」(佐藤晃)、「帝国海軍が日本を破滅させた 下巻」(佐藤晃)にて解説がある。なお、佐藤晃の本には、海軍兵学校で教えていたことは、兵站を含む総力戦ではなく、艦隊決戦だとする記述がある。

そして、マッカーサーが12歳発言するに際し、イメージした人物がその海軍軍人だったとしたら、それでも海軍善玉説を書く気になるだろうか、ビジネス書のネタの名言話をする気になるだろうか?




waninoosewa at 20:24│Comments(2)TrackBack(0) ◆◆ 歴史の検証、見直し 

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この記事へのコメント

2. Posted by 一斎   2014年12月04日 20:51
<(妄想です)その人物は甲事件という詭計を使い終戦後も米国で数年以上は保護下で生存していたように思います。 検証困難、不能?なので妄想ということにしておきます。

歴史学者がやらない手法ですが、状況証拠的に立証する手法があるように思います。
鬼塚英昭というノンフィクション作家が使う手法です。鬼塚氏は、「白洲次郎の嘘」という本を出しています。鬼塚氏なら、山本五十六や瀬島龍三の闇を暴けるかもしれないと期待しているところです。
1. Posted by pink coral   2014年12月03日 23:03
その人物について批判的な記事を書くと、米に粘着してくる方が現れます。 詐欺や浮気がばれそうになった者は必要以上に饒舌に成ったりします。

ヘイOスピーチをやめろ! を翻訳すると
>同胞の実態を拡散するな 
 俺たちの犯罪を暴くな、という意味ですが、

海軍悪玉論などの比較的正しい書籍が発表される時期に逆行して、山*の映画や記念館が作られ、
ある時など唐突に真珠湾攻撃を擁護する芸人の発言などを見るにつけ、 私はそこに敗戦利得者の饒舌さを感じずにはいられません。
(妄想です)その人物は甲事件という詭計を使い終戦後も米国で数年以上は保護下で生存していたように思います。 検証困難、不能?なので妄想ということにしておきます。

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