いつか僕に子供が生まれたとして、その子が僕になんだか距離を感じながら成長するなんて嫌だな。大人になって一緒にお酒でも飲みながら昔話の一つも出来ないなんて嫌だな。へこむな。





嫌な気持ちは分かってるんだけど、この状態が今の僕と父親だ。










僕の父親は、昔から異常なくらい厳格だった。厳格っていうより威圧的だった。
いつもご飯の食べ方とか癖の一つで泣かされてたっけ。


逆らったことはもちろん、自分から話しかけたことすらないんじゃないかな。


友達が自分の父親と仲良く話してるのなんか信じられなかった。でもちょっと羨ましかったのも覚えてる。

キャッチボールなんて一回もしたことないや。













僕が大人になって、一回だけ父親と二人で飲んだことがあった。確かおばあちゃんの法事で帰省したときだ。




どんなに飲んでも全然酔えなくて、ひとっことも話せなかった。
父親の方もなんだか意識してるみたいだった。



結局二人で、無言でテレビを見続けて、キリのいいところで僕は「おやすみなさい」って正座で挨拶して部屋に戻ったんだ。














なんだかなーこの感じ。
やりきれねーわ。


こんな父親でもお金送ってくれたりすんだよな。


すげーやりきれねー。










こんな夜は吉田拓郎だな。