いつからだろうか。眠る前の夢と現実の瞬きする間、その一瞬にそいつは現れるようになった。
そいつはでっかい。でっかくてこわい。
僕は小さくなって震えてる。背中を向けて逃げ出すことも出来ない。ただただ震えながらそいつがどこかへ行ってしまうのを待っている。








そいつはきっと音楽ってやつだ。
あの日の誓いや覚悟だ。



何で僕は堂々とそいつに向き合えないのか。
















ちょうど一年前に第二ボタンというバンドを始めた。

5月にはアルバムを出した。
出した日のライブから一本もライブをすることなく解散することになった。
僕のわがままだ。三行半ってやつだ。







悔しくて仕方がない。



だから僕はもう一度第二ボタンという名前で一から活動しようとした。いや、引きずろうとした。
それで勝手にあいつらの悔しさとか未練を背負い込んでる気でいた。






だけどもうやめた。
そんなんだったらいつまでたっても、毎晩出てくる誓いや覚悟の塊に怯えるままだって気がした。

だからもうやめた。



12月31日をもって第二ボタンというバンドはなくなる。過去のバンドになる。










最後にPVを作った。
なんだか面と向かっては言えなかった、メンバーに対して、お客さんに対して、関わった人すべてに対してのありがとうのPVだ。




編集してくれた山ちゃんにもこの場を借りてありがとうございます。








この映像を見てなにかを感じとってほしいとか、そんなんじゃない。ただ2010年5月11日に言いそびれたありがとうだ。一方的なありがとうだ。



だから返事はいらないんだ。













冬は好きなんだけどなんだか今年の冬は辛いな。


色んなものを失った一年だったからかな。














メリークリスマス。



抱きしめよう/第二ボタン
http://www.youtube.com/watch?v=cRnvH0O4x-4&sns=em