レンタルボックスWANOMAのはんなり日記

レンタルボックスギャラリーWANOMAの日々の出来事をはんなりと綴ります。

カテゴリ: WANOMAのアーティスト

c73ec5ef.jpg海を越え、山を越え。
原宿・表参道のWANOMAにやってくる。
浮き輪を抱えた水着姿の女性の眩しさにクラクラし
リュックを抱えた登山途中の老夫婦の睦まじさにウキウキしながら。

もちろん、電車に乗っている時間も長い。
とりあえず、本を読む、飽きる。寝る、起きる。
ブログを書く、書けない。
これを2〜3度繰り返しようやく到着する。

同じ電車族達はどうやって過ごしているのだろうか。

WANOMAのアーティスト
cacicoさんはそんな時、「らくがき」をするそうだ。

控えめな優しい笑顔で静かに口を開く
cacicooさんは謙遜するけれど
彼女の描く、らくがきは、我々、凡人の想像を
はるかに超えたところに存在する。

白いキャンバスを背に、らくがき達が勢い良く飛び出すのだ。
落書きヴィーナス・cacicoにシルバーアクセとして
「命」を吹き込まれるのだ。

作品「brooch-モンシロちょう-」も、らくがきからひらひら

シルバーの羽根を広げ、チェーンの尾に付けた宝石を
抱え、真っ白でふわふわなマシュマロの巣から
あなたを目がけて飛んできそう。

あまい蜜から蜜へ
幸福の蝶の終着点はどこかしら?
帽子に乗せてもラブリー
バックに付けてもエレガント
胸元に添えてシンプルに
あなたという花を大輪に咲かせること間違いなし

きっと、素敵な蜜のありかに
連れて行ってくれるから
WANOMAで手にとって見て下さいね。

a0b89bab.jpg天国は戻ってきた人がいないくらい楽しい
ところだと誰かが言ってました。
いつの日か、楽園行きが決定すると
ぶどう、りんご、いちご、もも
沢山の果物を抱えた
天使たちが歌いながら迎えにくるそうです

話を聞いてふと、最後の瞬間、私だったら
どんな風景を眼に焼きつけて旅立っていくのか、
気になりました。うーん。

まず脳裏に浮かんだのは
WANOMAのアーティスト・七海ルリラさんが
原宿で撮影した「天使のツアー」の情景です。

輪郭は曖昧で決して強くないのに、
柔らかく優しいものたちを
くりかえし瞳に宿すことで
キュートな余韻が残る幻想的な作品

羽根の帽子をかぶった綿、
斜め70度に注ぎこむ柔らかな光、
どこまでも続いてゆく緑の濃淡、
チェリー色に丸まった蕾、
ひとつ、ひとつのパーツがラブリーで
心を釘付けにしたまま離しません

この風景を見ながら
心も体もゆっくりと陽だまりに溶け込んでゆけたら
とても幸せでしょうね。
正に、終わりよければ全てよし!

暮らしの中の地球のキラメキを、息吹を、
感じられる毎日を送る七海ルリラさんが羨ましい。
いつか、本当の「天使のツアー」に参加する前に
彼女の瞳を盗んでみたいものです。

mangosteen「アマゾンから物が届くからよろしく」と旦那様。
とんでもない代物がアマゾン河から送られてくるのだろうか?何か新種のダイエット用食材?生物の化石のかけら?はたまた、原住民の作る木彫りの人形???数日後、Amazon.co.jpからニンテンドーDSのソフトが届き苦笑いするまで、頭の中は、ワクワクドキドキのフル回転、それはそれは楽しい時間を堪能しました

よくよく考えてみればアマゾン河からなんてありえない勘違い話しだけれども、
その時ちょうどWANOMAのアーティストmangosteenさんの「tree necklace」を見ていたせいかなんだか楽しいことが起きそうな気分になってしまったのです!

大きさの異なるウッドビーズ、ライム色のお茶目な猫の顔
古代遺跡から出てきたような彫刻風ビーズ。
この3つがグリーンのビーズで丁寧につながれた今年流行のロングネックレス

想像してみてください・・・mangosteenさんのtree necklaceを
庭の大きな木(イメージはこの木なんの木の樹)の上
小鳥のハミングを子守唄代わりにフワフワの子猫がうたたねをする。
甘い風に若葉が揺れて白く可憐な花に涼しげな陰を落とす・・・平和に満ち溢れる世界。
何か楽しいこと、嬉しいことが近づいてくる気がしませんか?

アーティストさんが楽しみながら作っている、笑顔の詰まった作品は
やっぱり素敵ですね。

真夏の太陽に涼しげに映えるアースカラーのネックレス。
心も体もナチュラルになれるこの作品で初夏のお洒落を楽しみましょう!
ワクワクドキドキの夏休みは「tree necklace」から始ります

sakura
2001年4月1日の夜、ふと空を見上げると
桜の花弁と雪の結晶が夜空をくるくる回って
銀色に輝く星へと舞い上がっていきます。
月明かりの夜、雪の氷に閉じ込められたその花弁と星は
とても神秘的で、仕事の疲れも、恋の苛立ちも全て拭い去ってくれました。


あれから丸5年、もう、そんな光景は二度とないと思っていたけれど
また、WANOMAで神秘的な硝子色の桜に出会えました。
アーティスト「飾屋しろがね」さんの舞う花・桜に

発色の良い高級ベネチア硝子に桜と夜空の星を閉じ込めた「美しい」
この首飾りを首にまとってみてください。
その瞬間、満ちてくるのは風に舞う桜の音だけ。
美しくも儚い桜の純粋さに心が浄化されていくようです。
ああ、私、今なら何でも出来る気がします!

なぜ、こんなに穏やかで前向きな気持ちになるのでしょうか?

考え出すと止まらない性分の私ですから、ええ!調べちゃいましたよ。
実は、「美しい」と人が感じた時に動く脳の部分が決まっていて
その部分が低下すると鬱病になるという科学的データがあるそうです。
「飾屋しろがね」さんの作品を身につけると何だか心が癒されていくのは
「美しい」と感じる脳の部分が動くからなのですね〜、納得。
「花は美しさの基本である」と言う「飾屋しろがね」さんの
メッセージが作品を通じて人から人へ、そして脳へと伝わるのでしょう。

今宵WANOMAの舞う花・桜で「美しい」を感じてみませんか。
明日も明後日も明々後日もずっとずっと笑顔で毎日過ごせるように。

93b82441.jpgノスタルジックな雰囲気と甘い百合の香りで
生涯忘れることがないであろう私の思い出の場所、
「ルリスダンラバレ」はフランス語で「谷間の百合」と
いう名のフレンチレストランです。
明治末期に建てられた和洋折衷のお屋敷レストラン
は網代張りの船底天井やほのかな灯り、
19世紀の西洋アンティークで時が止まったかの
ような静寂と華やかさに包まれていました。

WANOMAのアーティスト「可衣」さんの生み出す
ステンドグラスも一度見たら忘れられない「谷間の百合」のような存在。
厚さ3ミリのガラスはやもすれば凶器にさえなるというのに、可衣さんの手によって命を与えられたそれはまるで‘おとぎばなしの1ページ’を切取ったような優しいメルヘンの世界へと姿を変えています

じっと見ていると、それはあくまで‘おとぎばなしの1ページ’を
切取った1部でしかないはずなのに、いつのまにか頭の中でパラパラと!!
丹頂鶴が羽ばたく姿、冬篭りの山椒魚があくびをする姿、、、
‘おとぎばなしの1ページ’から前へ後ろへと物語が繋がっていきます。
ワクワク、ドキドキするような想像の世界へと導いてくれます。
「可衣」さんの作品は忙しい毎日をフッと忘れさせてくれる
優しい大切な時間を思い出させてくれるのです。

WANOMAで偶然「可衣」さんの作品を見つけてしまったら
心に残って忘れられなくなりますよ
都会という谷間に咲く凛とした美しい百合のように・・・
いつまでもいつまでも手元に置いてずっと大切にしたいステンドグラスです。

*可衣さんの個展「丹頂と冬篭りの生きものたち」は恵比寿三越1階ギャラリー
で9日まで開催中です。

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