August 05, 2020
AcousticRevive石黒さん来スタジオ。
先日オーディオブランドAcoustic Reviveの代表をされている石黒さんに「スタジオ出来ました」とお伝えしたところ様子を見に来てくださいました。

僕はステイホーム期間中ずっとミックスかDIYしてたので、ヒマにまかせて自分的にチューニングは結構追い込んでたつもりではありました。
とりあえず石黒さんがウチのサウンドを一聴したあと、一言。
「部屋のチューニングは聴きやすくていいですね。コレをメインPCの電源ケーブルと変えてみてください。」
とデモ用に持ってきてくださった電源ケーブルを僕に渡しました。
言われるがままにメインDAWをインストールしているiMac 27inchの電源ケーブルを
交換してCD音源で試聴。
するとどうでしょう!!
僕のミックスがなんとめっさイイミックスに、
……なるわけないがな(^_^;)
スピーカーからの出音がびっくりの変化です。
それまで鳴ってた窮屈な感じが消えて、ステレオ幅が10%くらい広がって、
リバーブの余韻が見えやすくなってMidのフォーカスが合った気がする。
つまり全体の位相が良くなったのかな?
比較しないと分からなかったけど、ほんと良い方向に変わった。
作業しやすそう!!
…たった電源ケーブル一本でここまで変化するとは。。
改めて「音」の恐ろしさを感じる。
考えてみたらPCの電源が変わって出音が変わったということは、つまりミックスマスターの音も変わったと言う事でもしかしてすごく大事なチューニングだったのかもしれない。
反省ですが、今まで眉唾的に考えてましたがはっきり間違ってました。
今なら言える、明らかに変わると!(ギレン風に)
うちのスタジオの改善点を瞬時に見抜き、それを音響チューナーとして指摘できる石黒さんはほんと素晴らしい耳の持ち主です。
ちなみに持ってきて頂いたケーブルは海外仕様の単線のものだそうです。
>>>>>>>>>>>>>
他にもLANコネクターのノイズリダクション効果のあるLANターミネーターというもの(RLT-1)とUSBメモリーみたいな形をしたUSBターミネーターというノイズカット効果のあるもの(RUT-1)を貸して頂いたので試聴してみた。

まずはお手軽にUSBターミネーターから。
石黒さんによると「挿すところはPC本体でなくても良い」そうなので、普段使ってる10連ハブにさしてみた。
正直「そんなに変わったかな?」て感じだったが細部をチェックしてみると
センターから左右40°くらいの中低域の解像度が上がっている。
ボーカルのポジションが少し上に、キックのアタック、ベースのラインはより見えるようになっている。
それの影響か2〜5khzあたりが少し盛り上がったような風にも聴こえる。
が、これは音源のミックス具合での影響が大きそうです。
自分の使い方だと、「タイトにビシッと聴きたいとき」はRLT-1を挿し、「ワイドに包まれたいとき」は抜いておく、という使い方になりそう。
まあ基本は挿しっぱなしにすると思いますが(^_^;)
>>>>>>>>>>>>>

最後にLANターミネーター。
これもどこに挿しても効果があるとのことなので、有線LANを分岐しているNetGearの4ポートハブに挿し、Spotifyのお気に入り曲をプレイバックしてチェック。
んー。。。良い!良くなった!!
単純明快に良いので、これはできれば挿しっぱなしにしたい(笑)
今の時代ストリーミングでいっぱい音楽が聴けるのは助かるんだけど、SpotifyもAppleMusicもAmazonMusicのどれ聴いても「ハイの抜けの悪さ」と「細部が見えない」というストリーミングの持つ宿命的なストレスが緩和される。
良いスピーカーを使っていたり、96kの配信を聴くなら尚更必須じゃなかろか。。
有線LANでPCオーディオされている方はぜひ試してみてほしいです。
石黒さんお忙しいところいろいろご教授ありがとうございましたm(_ _)m
ホンマ勉強になりました!

僕はステイホーム期間中ずっとミックスかDIYしてたので、ヒマにまかせて自分的にチューニングは結構追い込んでたつもりではありました。
とりあえず石黒さんがウチのサウンドを一聴したあと、一言。
「部屋のチューニングは聴きやすくていいですね。コレをメインPCの電源ケーブルと変えてみてください。」
とデモ用に持ってきてくださった電源ケーブルを僕に渡しました。
言われるがままにメインDAWをインストールしているiMac 27inchの電源ケーブルを
交換してCD音源で試聴。
するとどうでしょう!!
僕のミックスがなんとめっさイイミックスに、
……なるわけないがな(^_^;)
スピーカーからの出音がびっくりの変化です。
それまで鳴ってた窮屈な感じが消えて、ステレオ幅が10%くらい広がって、
リバーブの余韻が見えやすくなってMidのフォーカスが合った気がする。
つまり全体の位相が良くなったのかな?
比較しないと分からなかったけど、ほんと良い方向に変わった。
作業しやすそう!!
…たった電源ケーブル一本でここまで変化するとは。。
改めて「音」の恐ろしさを感じる。
考えてみたらPCの電源が変わって出音が変わったということは、つまりミックスマスターの音も変わったと言う事でもしかしてすごく大事なチューニングだったのかもしれない。
反省ですが、今まで眉唾的に考えてましたがはっきり間違ってました。
今なら言える、明らかに変わると!(ギレン風に)
うちのスタジオの改善点を瞬時に見抜き、それを音響チューナーとして指摘できる石黒さんはほんと素晴らしい耳の持ち主です。
ちなみに持ってきて頂いたケーブルは海外仕様の単線のものだそうです。
>>>>>>>>>>>>>
他にもLANコネクターのノイズリダクション効果のあるLANターミネーターというもの(RLT-1)とUSBメモリーみたいな形をしたUSBターミネーターというノイズカット効果のあるもの(RUT-1)を貸して頂いたので試聴してみた。

まずはお手軽にUSBターミネーターから。
石黒さんによると「挿すところはPC本体でなくても良い」そうなので、普段使ってる10連ハブにさしてみた。
正直「そんなに変わったかな?」て感じだったが細部をチェックしてみると
センターから左右40°くらいの中低域の解像度が上がっている。
ボーカルのポジションが少し上に、キックのアタック、ベースのラインはより見えるようになっている。
それの影響か2〜5khzあたりが少し盛り上がったような風にも聴こえる。
が、これは音源のミックス具合での影響が大きそうです。
自分の使い方だと、「タイトにビシッと聴きたいとき」はRLT-1を挿し、「ワイドに包まれたいとき」は抜いておく、という使い方になりそう。
まあ基本は挿しっぱなしにすると思いますが(^_^;)
>>>>>>>>>>>>>

最後にLANターミネーター。
これもどこに挿しても効果があるとのことなので、有線LANを分岐しているNetGearの4ポートハブに挿し、Spotifyのお気に入り曲をプレイバックしてチェック。
んー。。。良い!良くなった!!
単純明快に良いので、これはできれば挿しっぱなしにしたい(笑)
今の時代ストリーミングでいっぱい音楽が聴けるのは助かるんだけど、SpotifyもAppleMusicもAmazonMusicのどれ聴いても「ハイの抜けの悪さ」と「細部が見えない」というストリーミングの持つ宿命的なストレスが緩和される。
良いスピーカーを使っていたり、96kの配信を聴くなら尚更必須じゃなかろか。。
有線LANでPCオーディオされている方はぜひ試してみてほしいです。
石黒さんお忙しいところいろいろご教授ありがとうございましたm(_ _)m
ホンマ勉強になりました!
July 11, 2020
SKSスタジオ ver1.00
さっそくの連投更新。
せっかくできたからには紹介したい!ということで今回はシステムとか機材なんかの紹介。
電源周りの基幹部分はブレーカーボックスから200Vを2系統引き回していて、それぞれアナログ用とデジタル用に分けて200V to 117Vと100Vのダウントランスに入力しています。

--PC周り--
・Computer : iMac 5k 27inch / i7 4.2Ghz / 64GB
・OS : macOS 10.12.6 Sierra (近々Mojaveにアップ予定)
・DAW : Avid / ProTools Ultimate, Presonus / Studio One
・Mastering Soft : Steinberg WaveLab / Sonoris DDP Creator
・Main Sound Controller : Softube / Console1&Fader
--デジタル周り--
・Master Clock : Blacklion Audio / Micro Clock MkIII XB
・Audio Interface : RME / UFX+, RME / MADIface USB + ADI-8 QSM *4(32ch)
・Summing Mixer:Burl Audio B32 vancouver

--モニター周り--
・Monitor Speaker : PMC / TwoTwo8, Genelec / 8240A+7350A(SW), IK / MTM
・Monitor Controller : CraneSong / Avocet
・Mastering Switcher : DangerousMusic / LIAISON
・DAC : Burl Audio / B2DAC w/Dante
--MicPreamp/EQ--
・John Hardy / M1 *2(tolal 8ch)
・GreatRiver / MP500NV *2, Avedis / MA1 *2, LaChapell Audio / 583e *2
・Focusrite / ISA215
・Soundcraft / 200B *8ch custom rack mount
・API / 550A *2
--Comp/Limiter--
・Manley / SLAM! for Mastering
・Urei / 1176LN rev.F
・dbx / 160VU *4
・Summit Audio / TLA100A
・Shinya's Studio / 500 Bus Comp
--Other--
・Bozak / CMA10-2DL
・Lexicon / PCM70

--電源周り--
【Analog Line】
・200V to 117Vダウントランス / 調所電気 3.5kVA
・アイソレーショントランス / Equi-tech 1.5RQ
【Digital Line】
・200V to 100Vダウントランス / 調所電気 1.5kVA
・クリーン電源 / 信濃電気 GPC1500
うちのスタジオはEDIT&MIX用なので、アウトボード周りは外で録音するときしか残念ながらほぼ使わないのです。
普段休ませとくのはもったいないんですが、まあしょうがない。。
それからスタジオ家具類。
マスタリングデスクと機材デスクも手作りしました。
部屋が狭く機材も多いので、特にデスクの素人設計は大変でした(^◇^;)
重量がかかるので集成材で作ろうと思ったところ、なんとホームセンターの特売で幅50cm×4mのパイン集成材が7500円だったので、コレで両方作りました。
実際の製作は木材カットした後にサンディング、塗装して組み立てという形。
大した作りじゃないけど、そのうち製作記事もアップしますね!
せっかくできたからには紹介したい!ということで今回はシステムとか機材なんかの紹介。
電源周りの基幹部分はブレーカーボックスから200Vを2系統引き回していて、それぞれアナログ用とデジタル用に分けて200V to 117Vと100Vのダウントランスに入力しています。

--PC周り--
・Computer : iMac 5k 27inch / i7 4.2Ghz / 64GB
・OS : macOS 10.12.6 Sierra (近々Mojaveにアップ予定)
・DAW : Avid / ProTools Ultimate, Presonus / Studio One
・Mastering Soft : Steinberg WaveLab / Sonoris DDP Creator
・Main Sound Controller : Softube / Console1&Fader
--デジタル周り--
・Master Clock : Blacklion Audio / Micro Clock MkIII XB
・Audio Interface : RME / UFX+, RME / MADIface USB + ADI-8 QSM *4(32ch)
・Summing Mixer:Burl Audio B32 vancouver

--モニター周り--
・Monitor Speaker : PMC / TwoTwo8, Genelec / 8240A+7350A(SW), IK / MTM
・Monitor Controller : CraneSong / Avocet
・Mastering Switcher : DangerousMusic / LIAISON
・DAC : Burl Audio / B2DAC w/Dante
--MicPreamp/EQ--
・John Hardy / M1 *2(tolal 8ch)
・GreatRiver / MP500NV *2, Avedis / MA1 *2, LaChapell Audio / 583e *2
・Focusrite / ISA215
・Soundcraft / 200B *8ch custom rack mount
・API / 550A *2
--Comp/Limiter--
・Manley / SLAM! for Mastering
・Urei / 1176LN rev.F
・dbx / 160VU *4
・Summit Audio / TLA100A
・Shinya's Studio / 500 Bus Comp
--Other--
・Bozak / CMA10-2DL
・Lexicon / PCM70

--電源周り--
【Analog Line】
・200V to 117Vダウントランス / 調所電気 3.5kVA
・アイソレーショントランス / Equi-tech 1.5RQ
【Digital Line】
・200V to 100Vダウントランス / 調所電気 1.5kVA
・クリーン電源 / 信濃電気 GPC1500
うちのスタジオはEDIT&MIX用なので、アウトボード周りは外で録音するときしか残念ながらほぼ使わないのです。
普段休ませとくのはもったいないんですが、まあしょうがない。。
それからスタジオ家具類。
マスタリングデスクと機材デスクも手作りしました。
部屋が狭く機材も多いので、特にデスクの素人設計は大変でした(^◇^;)
重量がかかるので集成材で作ろうと思ったところ、なんとホームセンターの特売で幅50cm×4mのパイン集成材が7500円だったので、コレで両方作りました。
実際の製作は木材カットした後にサンディング、塗装して組み立てという形。
大した作りじゃないけど、そのうち製作記事もアップしますね!
July 10, 2020
DIYスタジオ完成!!!\(^o^)/
「川崎のサグラダファミリア」と知り合い達に言われ続けてはや4年。
仕事の合間見てチマチマDIYで作ってきた自分のスタジオが3月にやっと完成しました。
緊急事態宣言中から今まで仕事がないので今は音質調整をちょこちょこやってます。
そこはサグラダファミリアなので(?)結局あと50年くらいは完成しないでしょう!
、、、、ってオイ!ヽ(´o`;



作業的には部屋のバラシから始まり
・壁防音構造の施工
・内装(防音ドア、二重窓、珪藻土壁、天井化粧材施工)
・家具類(マスタリングデスク、テーブル製作)
・電気配線(200V&100V、照明工事)etc..
ひとりDIYなので時間かかるかかる😅
(あ、200V系の電気工事と天井&防音鉄扉工事はプロにやってもらってますよ。電気工事士免許持ってませんし、100kgある鉄扉は最低3人はいないと施工不可能なので)
トータルでホームセンター100回は以上行ってると思うので、近隣のホムセン事情にはかなり詳しい自信あります😁
自分的なコンセプト、イメージは
【昭和とブルックリン】(なんじゃそりゃ)で音響より居心地優先で作っています。
ソレ、エンジニアとしてどーなん?とも思いますが、まずは「リラックスして集中できる環境」が優先ということで😅
そのうちスタジオ製作のDIY記事もアップしたいと思ってます。
ゆるめにご期待くださいませ!
仕事の合間見てチマチマDIYで作ってきた自分のスタジオが3月にやっと完成しました。
緊急事態宣言中から今まで仕事がないので今は音質調整をちょこちょこやってます。
そこはサグラダファミリアなので(?)結局あと50年くらいは完成しないでしょう!
、、、、ってオイ!ヽ(´o`;



作業的には部屋のバラシから始まり
・壁防音構造の施工
・内装(防音ドア、二重窓、珪藻土壁、天井化粧材施工)
・家具類(マスタリングデスク、テーブル製作)
・電気配線(200V&100V、照明工事)etc..
ひとりDIYなので時間かかるかかる😅
(あ、200V系の電気工事と天井&防音鉄扉工事はプロにやってもらってますよ。電気工事士免許持ってませんし、100kgある鉄扉は最低3人はいないと施工不可能なので)
トータルでホームセンター100回は以上行ってると思うので、近隣のホムセン事情にはかなり詳しい自信あります😁
自分的なコンセプト、イメージは
【昭和とブルックリン】(なんじゃそりゃ)で音響より居心地優先で作っています。
ソレ、エンジニアとしてどーなん?とも思いますが、まずは「リラックスして集中できる環境」が優先ということで😅
そのうちスタジオ製作のDIY記事もアップしたいと思ってます。
ゆるめにご期待くださいませ!
January 01, 2020
StudioOneの機能リクエスト
令和年明け記念に(?)久しぶりにStudioOne(以下S1)の事を書こかと。
僕はS1をカフェサイズからドーム会場まで毎年120本程度の全てのライブ録音業務で使い続けてます。
バージョン的にはver1.2から今のv4.6までですね。
で、ナニが言いたいかというと今までS1で800本以上ライブ録音をやってきて、S1が原因で収録事故が起きたことはただの一度もないのです。
これってすごくないですか!?
S1を使い続ける最大の理由がこれです。
もちろん音もいいけど安定性信頼性がハンパないのです!!!
これからライブ録音される方は、現段階ではS1使っとけばレコーディングソフトによる事故率はかなり低いはずなので絶賛オススメですw
PAのプレイバックにもいいですね(^O^)
大前提として、安定したOS・インターフェイス及びドライバは必須になりますよ!
--------------
過去にも書きましたが、S1はバージョンが進むほど音は良くなってます。
ですがそれにつれて方向性がコンポーズサイドにシフトしていき、レコーディングエンジニアが使う際の操作性・視認性は残念ながら比例して劣化していってしまってます。
なので改めてエンジニア向け機能修正のリクエストブログを書いてみました。
波形エディットに関してはソフトごとに慣れるのが一番だと思うので、特にリクエストしてないです。
ミックス画面と機能面に関してのみです。
ちなみにこのリクエスト表はS1国内代理店であるMI7さんに渡してあり、既にPresonus社の開発チームに「重要事項」(?)として送ってくださってるので、v5ではムリでもv5.5あたりで少しでも反映されてくれたら嬉しいですね。
もし全部実現できたらPTから乗り換えるエンジニアが絶対増える!と勝手に思ってますw
--------------
【v2ミックス画面】
どんな要望を出したかの前に、まずは同じセッションを使ってv2.6とv4.6でミックス画面の見た目比較をしてみましょう。
こちらv4.6↓

んでもってv2.6↓

ぱっと見、色以外の違いがわかりにくいかな?
実際の使い勝手はかなり違うのですよ。
操作性、メータリングは圧倒的にv2の方が洗練されているように思います。
それから下記の要望1) 2) 3) 4)を書き込んだスクショ↓

1)メーター及びミキサー等、全体的にv2の表示に戻して欲しい。
v3以降のものは視認性、操作性が下がっておりスピードを要求される現場では非常に使いづらい。
2)v4で採用されているフェーダー部分のタテサイズ変更によりIN/OUT Chが表示されたりされなかったりという機能は必要ない。
加えて
ミキサーをナロー表示にした時にもv2と同じくIN/OUT Chが見えるようにして欲しい。
かえって混乱するので固定にして欲しい。
特に回線チェック時に困る!

3)上記のI/O表示ができた上で、I/Oチャンネルロック機能をつけて欲しい。(Nuendo Liveで採用されている)
録音中に誤ってI/O ch選択部分にミスタッチすると事故になってしまうのでぜひ欲しい機能です。
4)「時間ディスプレイ」をProToolsの「Big Counter」のように余白を減らした上で拡大縮小できるようにしてほしい。
余白でかすぎ!作業上絶対必要なのですがこれでは。。。

6)ステレオチャンネルにL/Rのパンを付けて欲しい
現状振り切りでしか使用できないのでステレオ幅を触れない。。。

7)モノオーディオファイル2つをステレオチャンネルに移動できるようにして欲しい。
これはエディット画面の話ですね。
モノchからデータをズルッとステレオchにドラッグしたい。。
8)プラグイン選択時のプルダウンメニューをProToolsを踏襲して欲しい。
似たようなのは作れるんだけど、デフォルトでもう少し楽にして!

ProToolsプルダウン
次回は機能面のリクエストをまとめます!
、、てこんなブログ見る人いるんかしら。。
僕はS1をカフェサイズからドーム会場まで毎年120本程度の全てのライブ録音業務で使い続けてます。
バージョン的にはver1.2から今のv4.6までですね。
で、ナニが言いたいかというと今までS1で800本以上ライブ録音をやってきて、S1が原因で収録事故が起きたことはただの一度もないのです。
これってすごくないですか!?
S1を使い続ける最大の理由がこれです。
もちろん音もいいけど安定性信頼性がハンパないのです!!!
これからライブ録音される方は、現段階ではS1使っとけばレコーディングソフトによる事故率はかなり低いはずなので絶賛オススメですw
PAのプレイバックにもいいですね(^O^)
大前提として、安定したOS・インターフェイス及びドライバは必須になりますよ!
--------------
過去にも書きましたが、S1はバージョンが進むほど音は良くなってます。
ですがそれにつれて方向性がコンポーズサイドにシフトしていき、レコーディングエンジニアが使う際の操作性・視認性は残念ながら比例して劣化していってしまってます。
なので改めてエンジニア向け機能修正のリクエストブログを書いてみました。
波形エディットに関してはソフトごとに慣れるのが一番だと思うので、特にリクエストしてないです。
ミックス画面と機能面に関してのみです。
ちなみにこのリクエスト表はS1国内代理店であるMI7さんに渡してあり、既にPresonus社の開発チームに「重要事項」(?)として送ってくださってるので、v5ではムリでもv5.5あたりで少しでも反映されてくれたら嬉しいですね。
もし全部実現できたらPTから乗り換えるエンジニアが絶対増える!と勝手に思ってますw
--------------
【v2ミックス画面】
どんな要望を出したかの前に、まずは同じセッションを使ってv2.6とv4.6でミックス画面の見た目比較をしてみましょう。
こちらv4.6↓

んでもってv2.6↓

ぱっと見、色以外の違いがわかりにくいかな?
実際の使い勝手はかなり違うのですよ。
操作性、メータリングは圧倒的にv2の方が洗練されているように思います。
それから下記の要望1) 2) 3) 4)を書き込んだスクショ↓

1)メーター及びミキサー等、全体的にv2の表示に戻して欲しい。
v3以降のものは視認性、操作性が下がっておりスピードを要求される現場では非常に使いづらい。
2)v4で採用されているフェーダー部分のタテサイズ変更によりIN/OUT Chが表示されたりされなかったりという機能は必要ない。
加えて
ミキサーをナロー表示にした時にもv2と同じくIN/OUT Chが見えるようにして欲しい。
かえって混乱するので固定にして欲しい。
特に回線チェック時に困る!

3)上記のI/O表示ができた上で、I/Oチャンネルロック機能をつけて欲しい。(Nuendo Liveで採用されている)
録音中に誤ってI/O ch選択部分にミスタッチすると事故になってしまうのでぜひ欲しい機能です。
4)「時間ディスプレイ」をProToolsの「Big Counter」のように余白を減らした上で拡大縮小できるようにしてほしい。
余白でかすぎ!作業上絶対必要なのですがこれでは。。。


6)ステレオチャンネルにL/Rのパンを付けて欲しい
現状振り切りでしか使用できないのでステレオ幅を触れない。。。

7)モノオーディオファイル2つをステレオチャンネルに移動できるようにして欲しい。
これはエディット画面の話ですね。
モノchからデータをズルッとステレオchにドラッグしたい。。
8)プラグイン選択時のプルダウンメニューをProToolsを踏襲して欲しい。
似たようなのは作れるんだけど、デフォルトでもう少し楽にして!

ProToolsプルダウン
次回は機能面のリクエストをまとめます!
、、てこんなブログ見る人いるんかしら。。
June 21, 2019
”Bill Evans Time Remembered”からのエンジニアに関する独り言。
昨夜Bill Evans Time Rememberedを見に行ってきた。
吉祥寺UPLINKでしかやってないっぽかったのでいつ行こうか考えてたところ、なんと原チャリで10分で行ける新百合ヶ丘のアートセンターで4日間だけ上映してくれた!
内容的にBill Evansファンなら知ってる事柄も多いと思いますが、それを含めたビルの生涯の時系列ドキュメンタリーとしては見た方が良いと思います。

今までジャズ名盤と呼ばれるものを2000枚くらい聴いてはきましたが
聴きが足りないのか、何かの経験が足りないのか(?)まだジャズというモノはぼくはよく分かってないです。
が、ビルの音楽だけは最初から特別なものに聴こえているし、30年近く聴いててもまだいろんなものに気づくことができる、自分には本当に特別なアーティスト。
ひらたく言えばファンです(笑)
でモニタースピーカーも新しくしたことだしと、自宅に帰ってから僕のもってる彼の全アルバムをアナログとCDで聴き直し改めて感動したのはいいんだけど、今更ですが参加エンジニアの仕事が初めて気になった。
●●●
なのでぼくのビル愛はさておき、恐れ多いけど同業者としてエンジニア目線で書いてみようかと(^◇^;)
が!いずれの方々も凄腕の名手なのは間違いないので、目線はエンジニアですがあくまで1ファンリスナー意見として留意してください。
●●●●●●
まずは作中でも出てくるビル参加のMiles「Kind of Blue」を担当してるFred Plautの仕事っぷり。
圧倒的です。
名盤中の名盤なので感想は省きますが、このセッションから60年経った今、制作サイドとしてこんな鮮度の高い音を録れるかと問われれば、理想としては録りたいけど環境的にも技術的にもプレイヤーパフォーマンス的にも絶対に録れない、と思う。
具体的には
スタジオアコースティック環境の素晴らしさとミュージシャンの立ち位置の適切さ、しっかりメンテナンスされたレコーディング機材等の環境面。
「サイレントな曲中でのトランペット」というダイナミクスコントロールが非常に難しいと思われる楽器を含めたバンドバランス、各楽器プレイヤーのそれぞれのタッチの出方と響き(リバーブも使ってますが)のミキサーコントロール技術、マイクセレクト等のエンジニアリングセンス。
そして誰がプレイし始めるかわからないからチャンネルをミュートすることはありえないのに
結果としてここまでのS/Nの良さ。
ほんとに1959年録音かよ!!
完璧なサウンドだと思います。


●●●●●●
それと2015頃に発掘されて発売された「Some Other Time : The Lost Session From The Black Forest」。
これは1968年のドイツ人エンジニアHans georg Brunner-Schwer(長!)によるドイツでのプライベート録音ですが、僕はこのアルバムで初めてビルのリアルなタッチが見えたような気がしました。
寄りすぎず引きすぎず、品がある。
個人的にはかなり好きな録音。


●●●●●●
あとは1961年VillageVangurd作を担当したDave Jonesと西海岸作品を主に担当したWally Heider。
自分もライブ録音を生業としてるので分かりますが、彼等は本当にすごすぎます。
こういうエンジニアになりたい。。
僕の知ってる範囲でどれくらいすごいかというと
まずDave Jonesに関して、NY Village Vanguardは一度だけ行ったことありますが、あんな狭い&観客の近い&ダクトのうるさい(当時はわかんないけど)会場で、当時のレコーディング機材環境(おそらくレコーダーは2trかいっても4tr)でここまでのサウンドを録りきったのは驚愕の技術です。
彼はクラシックものからブルース、フォーク、ジャズだとJazz Messengersまで幅広く仕事をしてきたようです。
Wally Heiderは昔から好きなエンジニアなので、この仕事を確認して「やっぱいつでも良い仕事してはるなぁ。。」と改めて嬉しい(笑)
何様やねん(^_^;)






●●●●●●
反対にちょっとな、、と思ったのは
「Everybody Digs Bill Evans」でのJack Higginsの仕事です。
Riversideの看板エンジニアをディスることになってしまいますが、もちろん超大先輩としてリスペクト前提。
ライブ会場ならオンマイク基準なのとモニター環境が厳しいと思うので、エンジニアとして「やってしまった」気持ちは理解できますが、この作品はビルの数少ないスタジオRecなのにピアノマイクをハンマーに寄せすぎて歪んでる。。
あとマイク位置も「それでいいの??」て感じに聴こえます。
ファン的には「もーー!!」て感じ(^_^;)
ビルのテクニックを持ってすれば、いかに調律が悪かったとしてもこの歪みには本人自身が耐えられないはずだし自分でコントロールしてしまうと思うので、これはやはりエンジニアリングによるものと考えます。
Philly JoeとSam JonesはゴキゲンなSwingサウンドなので、ピアノサウンドだけがホント残念。。
もちろん音楽自体は間違いなく素晴らしい!!


ビル作品にはまだまだいろんなエンジニアが参加されてますので、またおいおい(^_^;)
ちなみにビル作品に関してはRVG録音はキライです。
位相も悪いし、プレイヤーのいいところが出てない事が多すぎる。
BNレーベルの方は夢のあるレコーディングサウンドで良いと思うけど、ビル作品には
エンジニアのサウンドキャラは必要ない。
楽器が出してる音を可能な限りそのままのダイナミクスで盤に仕上げるのが一番良いと思うし、ビル本人もそう伝わって欲しいと思ってるはず。
吉祥寺UPLINKでしかやってないっぽかったのでいつ行こうか考えてたところ、なんと原チャリで10分で行ける新百合ヶ丘のアートセンターで4日間だけ上映してくれた!
内容的にBill Evansファンなら知ってる事柄も多いと思いますが、それを含めたビルの生涯の時系列ドキュメンタリーとしては見た方が良いと思います。

今までジャズ名盤と呼ばれるものを2000枚くらい聴いてはきましたが
聴きが足りないのか、何かの経験が足りないのか(?)まだジャズというモノはぼくはよく分かってないです。
が、ビルの音楽だけは最初から特別なものに聴こえているし、30年近く聴いててもまだいろんなものに気づくことができる、自分には本当に特別なアーティスト。
ひらたく言えばファンです(笑)
でモニタースピーカーも新しくしたことだしと、自宅に帰ってから僕のもってる彼の全アルバムをアナログとCDで聴き直し改めて感動したのはいいんだけど、今更ですが参加エンジニアの仕事が初めて気になった。
●●●
なのでぼくのビル愛はさておき、恐れ多いけど同業者としてエンジニア目線で書いてみようかと(^◇^;)
が!いずれの方々も凄腕の名手なのは間違いないので、目線はエンジニアですがあくまで1ファンリスナー意見として留意してください。
●●●●●●
まずは作中でも出てくるビル参加のMiles「Kind of Blue」を担当してるFred Plautの仕事っぷり。
圧倒的です。
名盤中の名盤なので感想は省きますが、このセッションから60年経った今、制作サイドとしてこんな鮮度の高い音を録れるかと問われれば、理想としては録りたいけど環境的にも技術的にもプレイヤーパフォーマンス的にも絶対に録れない、と思う。
具体的には
スタジオアコースティック環境の素晴らしさとミュージシャンの立ち位置の適切さ、しっかりメンテナンスされたレコーディング機材等の環境面。
「サイレントな曲中でのトランペット」というダイナミクスコントロールが非常に難しいと思われる楽器を含めたバンドバランス、各楽器プレイヤーのそれぞれのタッチの出方と響き(リバーブも使ってますが)のミキサーコントロール技術、マイクセレクト等のエンジニアリングセンス。
そして誰がプレイし始めるかわからないからチャンネルをミュートすることはありえないのに
結果としてここまでのS/Nの良さ。
ほんとに1959年録音かよ!!
完璧なサウンドだと思います。
●●●●●●
それと2015頃に発掘されて発売された「Some Other Time : The Lost Session From The Black Forest」。
これは1968年のドイツ人エンジニアHans georg Brunner-Schwer(長!)によるドイツでのプライベート録音ですが、僕はこのアルバムで初めてビルのリアルなタッチが見えたような気がしました。
寄りすぎず引きすぎず、品がある。
個人的にはかなり好きな録音。
●●●●●●
あとは1961年VillageVangurd作を担当したDave Jonesと西海岸作品を主に担当したWally Heider。
自分もライブ録音を生業としてるので分かりますが、彼等は本当にすごすぎます。
こういうエンジニアになりたい。。
僕の知ってる範囲でどれくらいすごいかというと
まずDave Jonesに関して、NY Village Vanguardは一度だけ行ったことありますが、あんな狭い&観客の近い&ダクトのうるさい(当時はわかんないけど)会場で、当時のレコーディング機材環境(おそらくレコーダーは2trかいっても4tr)でここまでのサウンドを録りきったのは驚愕の技術です。
彼はクラシックものからブルース、フォーク、ジャズだとJazz Messengersまで幅広く仕事をしてきたようです。
Wally Heiderは昔から好きなエンジニアなので、この仕事を確認して「やっぱいつでも良い仕事してはるなぁ。。」と改めて嬉しい(笑)
何様やねん(^_^;)
●●●●●●
反対にちょっとな、、と思ったのは
「Everybody Digs Bill Evans」でのJack Higginsの仕事です。
Riversideの看板エンジニアをディスることになってしまいますが、もちろん超大先輩としてリスペクト前提。
ライブ会場ならオンマイク基準なのとモニター環境が厳しいと思うので、エンジニアとして「やってしまった」気持ちは理解できますが、この作品はビルの数少ないスタジオRecなのにピアノマイクをハンマーに寄せすぎて歪んでる。。
あとマイク位置も「それでいいの??」て感じに聴こえます。
ファン的には「もーー!!」て感じ(^_^;)
ビルのテクニックを持ってすれば、いかに調律が悪かったとしてもこの歪みには本人自身が耐えられないはずだし自分でコントロールしてしまうと思うので、これはやはりエンジニアリングによるものと考えます。
Philly JoeとSam JonesはゴキゲンなSwingサウンドなので、ピアノサウンドだけがホント残念。。
もちろん音楽自体は間違いなく素晴らしい!!
ビル作品にはまだまだいろんなエンジニアが参加されてますので、またおいおい(^_^;)
ちなみにビル作品に関してはRVG録音はキライです。
位相も悪いし、プレイヤーのいいところが出てない事が多すぎる。
BNレーベルの方は夢のあるレコーディングサウンドで良いと思うけど、ビル作品には
エンジニアのサウンドキャラは必要ない。
楽器が出してる音を可能な限りそのままのダイナミクスで盤に仕上げるのが一番良いと思うし、ビル本人もそう伝わって欲しいと思ってるはず。
January 05, 2015
2015/1/4 新春ハイレゾ第会議in秋葉原
もはや久しぶりすぎて自分でログインできないというw恥ずかしい状態だったけどなんとか入れた。
近況はFBばかり書いてたのでブログの方も日記的に書いていこうと思うっす。
で、今日はお世話になってるFOSTEXの山口さんからオファーを頂き
秋葉原のeイヤホンさんが主催の【新春ハイレゾ第会議】なるUST番組に
出演してきました。
諸方面の大先輩方が出演されてますので、僕ごときがしゃべってええんかなと思いつつ
僕は2部の「音楽制作者側から見たハイレゾとは?」という立ち位置で参加させて頂いてます。
早速アーカイブ化されてるようなので、よかったら見てみてね〜。
http://www.ustream.tv/recorded/57203995

近況はFBばかり書いてたのでブログの方も日記的に書いていこうと思うっす。
で、今日はお世話になってるFOSTEXの山口さんからオファーを頂き
秋葉原のeイヤホンさんが主催の【新春ハイレゾ第会議】なるUST番組に
出演してきました。
諸方面の大先輩方が出演されてますので、僕ごときがしゃべってええんかなと思いつつ
僕は2部の「音楽制作者側から見たハイレゾとは?」という立ち位置で参加させて頂いてます。
早速アーカイブ化されてるようなので、よかったら見てみてね〜。
http://www.ustream.tv/recorded/57203995

December 05, 2012
Slate Digital Virtual Tape Machinesレビュー
やばい。
非常にヤバイ。
Cyber Mondayセールで相当やばいプラグインに出会ってしまった….。
Slate Digital のVirtual Tape Machines(VTM)。

以前からテープシミュレータ/アナログシミュレータプラグインを集めてたんですが、
それらほとんどがいらなくなってしまいました。
それくらい使えます!
【機能】
•NRG Studioの実機を解析してシミュレートしたものらしい。
2インチ16トラックはStuder A-800 / ハーフインチはAmpex ATR-102。
•テープはAmpex(Quantegy?)456とGP9をセレクトできる。
•テープスピードは30/15ipsからセレクト。
•バイアスもハイ/ノーマル/ローから選べる。
•もちろんインプット/アウトプットレベルも自由に調整可能。
【見た目/サウンド】
グラフィック/パラメータ的にはUADのStuderやWavesのMPXとそんなに変わらない。
(アナログレコーダーだからそんなにいっぱいパラメータあっても困るけど)
が、VTMと比較試聴するとどっちも『アナログっぽい感じ』に聴こえてしまった。
McDSPやMasseyはもっと嘘くさく感じるし、Heatは音が極端で使いづらい。
VTMは本物感がハンパでない!(......って変な褒め言葉)
テープスピードによるサウンドの違いはもちろん、
•+3VU以上で突っ込んだときの質感。突っ込まないときの質感。
•ハーフに落としたときのあの上質感。
•456に落としたときとGP9に落としたときの中域の雰囲気の違い。
•+2、+3で調整したときの飽和感の違い。
どれを取っても本当にスゴイ。
おまけにスピーカーの試聴レベルを下げた時も
アナログレコーダー使って卓でモニターレベル下げた時と聴感上非常に似てます。
バイアスに関してはまだいろいろ試してる最中ですが、おそらくローレベル信号を入力して
ハイバイアスで録ったときのチープな感じとかもシミュレートされているんじゃないでしょうか。
調整画面もシンプルでとても良いです。

VUメーターのレスポンススピードやキャリブレーションレベルの調整もここでやります。
僕はもう完璧にレコーダー調整を忘れてしまってるので非常に助かります。
将来アップデートでアジマス調整とかもできるようになって、
『今アップデートするともれなくMRL Reference Tapeプラグインも付いてくる!』
みたいなメルマガが送られてくることになるんだろうか....。ならないな。
難点を上げるとするとプラグイン自体がかなり重い。(FG-Xほどじゃないけど)
レーテンシーは48khzで2000sample程度。試してないですが96khzだと倍近くいくんじゃないでしょうか。
本当は各チャンネルに挿したいが僕の環境ではMaster以外には厳しいかな。
=====================================================
今回のレビューはProToolsでチェックしていますが、S1でやったら更にぐふぐふなサウンドになるんじゃないかと思います。
自分のミックスセッション画面をチェックしてみると、必ず使ってるプラグインは
1) Avid EQ3
2) Waves系
3) Lexicon Reverb
4) Plugin Alliance VSC-1 / Maag EQ
5) SoundToys系
でほとんど全て、ということが判明しました。
今月あと50曲はミックスするのですが、これらにプラスしてVTMとVCCは必ず挿すことになるでしょう…。
非常にヤバイ。
Cyber Mondayセールで相当やばいプラグインに出会ってしまった….。
Slate Digital のVirtual Tape Machines(VTM)。

以前からテープシミュレータ/アナログシミュレータプラグインを集めてたんですが、
それらほとんどがいらなくなってしまいました。
それくらい使えます!
【機能】
•NRG Studioの実機を解析してシミュレートしたものらしい。
2インチ16トラックはStuder A-800 / ハーフインチはAmpex ATR-102。
•テープはAmpex(Quantegy?)456とGP9をセレクトできる。
•テープスピードは30/15ipsからセレクト。
•バイアスもハイ/ノーマル/ローから選べる。
•もちろんインプット/アウトプットレベルも自由に調整可能。
【見た目/サウンド】
グラフィック/パラメータ的にはUADのStuderやWavesのMPXとそんなに変わらない。
(アナログレコーダーだからそんなにいっぱいパラメータあっても困るけど)
が、VTMと比較試聴するとどっちも『アナログっぽい感じ』に聴こえてしまった。
McDSPやMasseyはもっと嘘くさく感じるし、Heatは音が極端で使いづらい。
VTMは本物感がハンパでない!(......って変な褒め言葉)
テープスピードによるサウンドの違いはもちろん、
•+3VU以上で突っ込んだときの質感。突っ込まないときの質感。
•ハーフに落としたときのあの上質感。
•456に落としたときとGP9に落としたときの中域の雰囲気の違い。
•+2、+3で調整したときの飽和感の違い。
どれを取っても本当にスゴイ。
おまけにスピーカーの試聴レベルを下げた時も
アナログレコーダー使って卓でモニターレベル下げた時と聴感上非常に似てます。
バイアスに関してはまだいろいろ試してる最中ですが、おそらくローレベル信号を入力して
ハイバイアスで録ったときのチープな感じとかもシミュレートされているんじゃないでしょうか。
調整画面もシンプルでとても良いです。

VUメーターのレスポンススピードやキャリブレーションレベルの調整もここでやります。
僕はもう完璧にレコーダー調整を忘れてしまってるので非常に助かります。
将来アップデートでアジマス調整とかもできるようになって、
『今アップデートするともれなくMRL Reference Tapeプラグインも付いてくる!』
みたいなメルマガが送られてくることになるんだろうか....。ならないな。
難点を上げるとするとプラグイン自体がかなり重い。(FG-Xほどじゃないけど)
レーテンシーは48khzで2000sample程度。試してないですが96khzだと倍近くいくんじゃないでしょうか。
本当は各チャンネルに挿したいが僕の環境ではMaster以外には厳しいかな。
=====================================================
今回のレビューはProToolsでチェックしていますが、S1でやったら更にぐふぐふなサウンドになるんじゃないかと思います。
自分のミックスセッション画面をチェックしてみると、必ず使ってるプラグインは
1) Avid EQ3
2) Waves系
3) Lexicon Reverb
4) Plugin Alliance VSC-1 / Maag EQ
5) SoundToys系
でほとんど全て、ということが判明しました。
今月あと50曲はミックスするのですが、これらにプラスしてVTMとVCCは必ず挿すことになるでしょう…。
October 11, 2012
Studio One2 愛のダメ出し大会!
またしてもStudio One についてのレポです。
ブログ更新自体久しぶりなんですが。。。
-------
あれからライブ録音だけじゃなく、StudioOneを2にアップデートしてスタジオアルバムを
仕上げたり、マスタリングに使ってみたりといろいろやってみました。
その中で音や安定性はすでに信頼しているのですが、それとは別にやっぱまだバージョン2なので足りないものが山ほどあることを再確認。
今回はあわよくば今後の改善の役に立つ事を祈りつつ、レコーディングを想定した現場主義的ダメ出しを行ってみたいと思います。
スタジオでのレコーディングは、操作等あらかじめ予習していても実際の現場で使うのとは全く違ってくるものです。
なので前もってプロデューサー/メンバーに編集等でPTより時間がかかったり、もしくはなんだかんだあるかもしれないことを説明した上でメインDAWとしてStudioOne(以下S1)を使う許可をもらいました。
その時の説得の決め台詞はこれです。
【PTより音がいいよ】
=====================================================
っとまあかっこいい事言ってますが、実際のオペレーションは
現在もProToolsが圧倒的に素晴らしいのでPTとS1を比較しながら考えてみたいと思います。
まずはざっとシステム周りから文句つけていきましょう。
=====================================================
“その1”同期関係が弱すぎ

現状StudioOneはMTCのマスターにしかなれません。
他のDAWと併用する時にはMTC/MMCは未だに欠かせない、てか、あって当たり前の機能です。
TC同期が全くできないのははっきりいってライブ録音では致命的です。
音が良かろうが安定していようがこれだけは早急になんとかして欲しいところ。
具体的にいうと
ライブDVD制作の場合、VTRさんからSMPTEをもらって共通の時間軸を作り、のちのちの作業までその時間軸で作業するんですが、現状のStudioOneでは映像/録音で時間軸を共有できないことになる。
最近はBB(Black Burst)によるデジタルクロック同期のみ、もしくは完全フリーで収録する現場が多いのでそれほど頻度は高くないのですが、シビアな現場では今でも欠かせないものです。
PTはその点さすが!様々なTCフォーマットに対応し、細かく設定でき実際に問題が起きたことは一度もありません。
現状僕の使い方ではSMPTEが絡まない収録ではS1で、絡むときはPTで収録してます。
=====================================================
“その2” セッションの保存場所設定が分かりにくい

どのハードディスクに録音するか、を決める設定です。
〈環境設定〉内でその都度決められたり、ダイアログで確認してくれると助かる。
新規セッションの場合は最初にどこに保存するか決めるので問題ないのですが、
途中から保存ドライブを変更したりした場合は改めて設定を確認できる画面が存在しないので怖いです。
これもかなりマストな部分です。
=====================================================
“その3” OMFでの書き出し,読み込みができない
後発ソフトだけに、これから導入を考えているユーザーの為に
先駆ソフトとの(主にPT)とのやり取りを便利にして、敷居を下げて欲しいところ。
実際S1にはまだ足りない機能がたくさんあるため、制作をこれ1本で完結するのは現状厳しい。
今のところ僕は録音はS1で行って,編集/TDをPTで行う方法をとってるが、作業環境をPTに移す際にいちいちあたまからオーディオデータを書き出すのも非常にめんどくさい。
テイク管理も面倒だし。。。
なのでOMF対応の際、どうせならマーカーと(PTでいう)プレイリストもぜひ再現して欲しい。
敵はProToolsだけなのでぜひ相手のいいところを盗んでほしいと思う。
で、それと関係するが
=====================================================
“その4”バウンス(ミックスダウン)時の書き出しオプションが少ない


オフラインバウンスができるのは嬉しいが、実際の書き出しに当たって範囲指定でのバウンスオプションが少なすぎる。
例えばマーカーを1から5まで打っていた場合、
現状ではマーカー1からマーカー5までの範囲をバウンス、ということができない。分かりにくいかもしれないが現状では1〜2、3〜4のような2連続間でしかバウンスできないのだ。
ステム作成時も同じ。
なので
•指定マーカー間のミックスダウン
•選択した時間帯のミックスダウン
というオプションを増やしてほしいです。
プログラミングの事はさっぱり分からないけど、これを直すのはそれほど難しい事ではないはず。早急に対応してほしい。
それと細かいところですが
=====================================================
“その5”「テンポに合わせてオーディオをストレッチする」チェックをデフォルトでは外して欲しい

現状では新規セッションの度にチェックを外さないといけない。しかも
気を抜いていたら外し忘れそうなところにチェックボタンがある。
ジャズとかクラシックの録音だったらどうすんだ!空気を読め!
このことは間違いが起きる可能性があるのでエンジニアにとっては非常に怖い。
それか、いったん設定したら改めて設定しなおさない限り変更されない、というのでも良いかもしれない。
------------
次はこれもいろいろあるんだけど実際に使って不便だったところを挙げていきます。
まずは録音時に関して。
=====================================================
“その6”リアルタイムパンチイン時にタイムラグが気になる

3348で鍛えたエンジニアには腹が立つ程のタイムラグ。
Otari MTR90より少し遅いくらいのポイントで入る。(分かる人だけでいいです)
対策としては〈バッファなしオーディオファイルアクセスを使用〉にチェックを入れASIOバッファを64サンプルまで詰めたがまだやっぱり鈍い。
『まあネイティブソフトだから』て言われれば納得せざるをえないのだが
なまじっかS1の圧倒的なパフォーマンスを知っていると
『あんたはもっとできる子でしょ!』
と母親口調で言いたくなる。がんばれよー。
=====================================================
“その7”リアルタイムパンチインでRECしたときに、In点より前のデータが存在しない
つまり実際に録音ボタンを押した時間より前のデータは存在しない、という事。
道徳的(?)に考えると当たり前なのだが,通常ダビング時はパンチインする何秒か前から再生してプレイヤーに準備してもらい,録音場所に来たら録音スイッチを押してパンチインする、という方法をとります。
この作業を行う時PTでは録音開始前から実はバッファに記録されているので、見えているリージョン(クリップ)より前にもデータが存在する。
この事の何が良いのかというと
例えばパンチインの失敗等により、つなぎ目をイン点より前に変更したい時にPTはできるがS1ではそれができない。
これが分かったしたときは、ややストレス増大。
まあテレコ時代のプレッシャーに比べりゃ全然対した事ないんですがね。
もしかしてヴォルフガングさんが
“お前らあの頃の緊張感を忘れんなよ!”
とわざとこの仕様にしてるんじゃ。。
=====================================================
“その8” オートセーブ中に操作できない
オートセーブは環境設定で “〜分おきにバックアップする” というのを決められる
どのDAWにもある機能です。
S1も環境設定で設定すると実際にそのインターバルでセーブしてくれてるのですが、
セーブが始まった瞬間から終了するまでほんのわずかな時間ですが操作できなくなります。
パンチイン中にこれが始まっちゃうとインできなかったりアウトできなかったりする訳です。
PTでは2分間隔に設定していたのですが、S1でこの間隔で設定してしまうと
イラチ関西人の僕にはかなりキツイ。なもんでスタジオ業務のときは15分設定にしています。
それでもたまにパンチイン中にセーブが始まっちゃったりして
「スンマセン!もう一回お願いします」ていうことになってしまう事がある。
これも早急な改善をして欲しい部分です。
=====================================================
“その9”レイヤー(PTでいうプレイリスト的な物)が使いにくい
テイク違いやコンピングを行う際に使う機能です。
これに関しては人それぞれかも知れません。
僕はあまりにもPTのプレイリスト操作に慣れきってしまっているため、これまたイラつくのです。
でも実際分かりづらいし操作性もあまりよろしくないので、もうちょっと何とかしてよ。。。
そして最後にミックス作業時のダメ出し。
=====================================================
“その10” プラグインが選びづらい

エフェクトをインサートする際、、PTの場合はエフェクトの種類/各メーカーごとのカテゴリー分けがされていてストレス無くプラグインを選べる。
が、S1の場合インサートしようとすると全てのプラグインがダーッとドロップダウンされ目的のプラグインにたどり着くまでかなり時間がかかってしまう。
地味だが長時間のミックス作業だとかなりのストレスとなるため
対策としては早急にPTをマネして欲しい(笑)
=====================================================
“その11” オートメーションが使いづらい
これも主観的な意見だが使いづらいと感じる。
PTと同じ操作を回避しようとしてこうなってるのかも、というかったるい操作感がある。
一回目にフェーダー書くときはいいんだけど、直すときがめんどい。
やはりできるところはPTを真似て欲しいと思う。そう、Beh◯◯◯rのように(笑)
それくらいPTのオートメーションは完成度が高いんだな。
そして最後
=====================================================
“その12” Command/Option/ControlキーをOS準拠の機能に対応させて欲しい
現状でもショートカットカスタマイズはかなり完成されているとは思うが
より便利に使えるようにして欲しい。
Mac/Win等各OSごとにキーの組み合わせがベーシックとして決まっているので
それを踏襲して欲しい。
ミックスに限らずオペレーション全体に言えることだが、まとめてセッティングを変更したいとき等、現状では超面倒。
フォルダに入れて一括変更するという手もあるが、これだと2ステップ、3ステップでの操作になってしまい、迅速さを求められる現場ではきつい。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
〈最後に〉
いろいろ書いてしまいましたが
ライオンが我が子を崖から突き落とし、這い上がってきた子は帝王に育てるように
僕もS1にバージョンアップでの改善を期待したいと思いつつダメ出ししまくりました。
えらそうですが。
こんなに気合い入れてダメ出しをするのもひとえに「S1への愛」ゆえ(爆)
….てか、これくらい全然すぐ直せちゃうと思うんだよね‥‥。
ヴォルフガングさんなら。
<<<<<< さらに追記 >>>>>
今回のダメ出し事項は僕の操作が間違ってる可能性も結構あるので、気づいた方はぜひぜひご指摘ください。なんせオール独学なもんで至らぬ部分はご勘弁を。
もうちょっと扱えるようになったらエンジニア仲間にもおすすめしていきたいと勝手に思っとります。
<<<<<< チェック環境 >>>>>
書き忘れてました。ウチのWebから転載。
使用機材
•DAW : PRESONUS studio one 2.0.6
•PC : INTEL i7/2700K custom rackmount
•OS : Windows7 Ultimate 64bit / MacOS 10.6.8
•INTERFACE : RME hdspe-madi / ADI-648
Synchronizer
•ROSENDAHL Nanosyncs
•AVID Sync Io
ADA Converter
•APOGEE AD-16x / DA-16x
録音設定
•48khz/24bitレコーディング
•処理精度:ダブル(64ビット)
•ASIO BUFFER:128sample
•オプション→詳細→オーディオ内
バッファなしオーディオファイルアクセスを使用にチェック
ブログ更新自体久しぶりなんですが。。。
-------
あれからライブ録音だけじゃなく、StudioOneを2にアップデートしてスタジオアルバムを
仕上げたり、マスタリングに使ってみたりといろいろやってみました。
その中で音や安定性はすでに信頼しているのですが、それとは別にやっぱまだバージョン2なので足りないものが山ほどあることを再確認。
今回はあわよくば今後の改善の役に立つ事を祈りつつ、レコーディングを想定した現場主義的ダメ出しを行ってみたいと思います。
スタジオでのレコーディングは、操作等あらかじめ予習していても実際の現場で使うのとは全く違ってくるものです。
なので前もってプロデューサー/メンバーに編集等でPTより時間がかかったり、もしくはなんだかんだあるかもしれないことを説明した上でメインDAWとしてStudioOne(以下S1)を使う許可をもらいました。
その時の説得の決め台詞はこれです。
【PTより音がいいよ】
=====================================================
っとまあかっこいい事言ってますが、実際のオペレーションは
現在もProToolsが圧倒的に素晴らしいのでPTとS1を比較しながら考えてみたいと思います。
まずはざっとシステム周りから文句つけていきましょう。
=====================================================
“その1”同期関係が弱すぎ

現状StudioOneはMTCのマスターにしかなれません。
他のDAWと併用する時にはMTC/MMCは未だに欠かせない、てか、あって当たり前の機能です。
TC同期が全くできないのははっきりいってライブ録音では致命的です。
音が良かろうが安定していようがこれだけは早急になんとかして欲しいところ。
具体的にいうと
ライブDVD制作の場合、VTRさんからSMPTEをもらって共通の時間軸を作り、のちのちの作業までその時間軸で作業するんですが、現状のStudioOneでは映像/録音で時間軸を共有できないことになる。
最近はBB(Black Burst)によるデジタルクロック同期のみ、もしくは完全フリーで収録する現場が多いのでそれほど頻度は高くないのですが、シビアな現場では今でも欠かせないものです。
PTはその点さすが!様々なTCフォーマットに対応し、細かく設定でき実際に問題が起きたことは一度もありません。
現状僕の使い方ではSMPTEが絡まない収録ではS1で、絡むときはPTで収録してます。
=====================================================
“その2” セッションの保存場所設定が分かりにくい

どのハードディスクに録音するか、を決める設定です。
〈環境設定〉内でその都度決められたり、ダイアログで確認してくれると助かる。
新規セッションの場合は最初にどこに保存するか決めるので問題ないのですが、
途中から保存ドライブを変更したりした場合は改めて設定を確認できる画面が存在しないので怖いです。
これもかなりマストな部分です。
=====================================================
“その3” OMFでの書き出し,読み込みができない
後発ソフトだけに、これから導入を考えているユーザーの為に
先駆ソフトとの(主にPT)とのやり取りを便利にして、敷居を下げて欲しいところ。
実際S1にはまだ足りない機能がたくさんあるため、制作をこれ1本で完結するのは現状厳しい。
今のところ僕は録音はS1で行って,編集/TDをPTで行う方法をとってるが、作業環境をPTに移す際にいちいちあたまからオーディオデータを書き出すのも非常にめんどくさい。
テイク管理も面倒だし。。。
なのでOMF対応の際、どうせならマーカーと(PTでいう)プレイリストもぜひ再現して欲しい。
敵はProToolsだけなのでぜひ相手のいいところを盗んでほしいと思う。
で、それと関係するが
=====================================================
“その4”バウンス(ミックスダウン)時の書き出しオプションが少ない


オフラインバウンスができるのは嬉しいが、実際の書き出しに当たって範囲指定でのバウンスオプションが少なすぎる。
例えばマーカーを1から5まで打っていた場合、
現状ではマーカー1からマーカー5までの範囲をバウンス、ということができない。分かりにくいかもしれないが現状では1〜2、3〜4のような2連続間でしかバウンスできないのだ。
ステム作成時も同じ。
なので
•指定マーカー間のミックスダウン
•選択した時間帯のミックスダウン
というオプションを増やしてほしいです。
プログラミングの事はさっぱり分からないけど、これを直すのはそれほど難しい事ではないはず。早急に対応してほしい。
それと細かいところですが
=====================================================
“その5”「テンポに合わせてオーディオをストレッチする」チェックをデフォルトでは外して欲しい

現状では新規セッションの度にチェックを外さないといけない。しかも
気を抜いていたら外し忘れそうなところにチェックボタンがある。
ジャズとかクラシックの録音だったらどうすんだ!空気を読め!
このことは間違いが起きる可能性があるのでエンジニアにとっては非常に怖い。
それか、いったん設定したら改めて設定しなおさない限り変更されない、というのでも良いかもしれない。
------------
次はこれもいろいろあるんだけど実際に使って不便だったところを挙げていきます。
まずは録音時に関して。
=====================================================
“その6”リアルタイムパンチイン時にタイムラグが気になる

3348で鍛えたエンジニアには腹が立つ程のタイムラグ。
Otari MTR90より少し遅いくらいのポイントで入る。(分かる人だけでいいです)
対策としては〈バッファなしオーディオファイルアクセスを使用〉にチェックを入れASIOバッファを64サンプルまで詰めたがまだやっぱり鈍い。
『まあネイティブソフトだから』て言われれば納得せざるをえないのだが
なまじっかS1の圧倒的なパフォーマンスを知っていると
『あんたはもっとできる子でしょ!』
と母親口調で言いたくなる。がんばれよー。
=====================================================
“その7”リアルタイムパンチインでRECしたときに、In点より前のデータが存在しない
つまり実際に録音ボタンを押した時間より前のデータは存在しない、という事。
道徳的(?)に考えると当たり前なのだが,通常ダビング時はパンチインする何秒か前から再生してプレイヤーに準備してもらい,録音場所に来たら録音スイッチを押してパンチインする、という方法をとります。
この作業を行う時PTでは録音開始前から実はバッファに記録されているので、見えているリージョン(クリップ)より前にもデータが存在する。
この事の何が良いのかというと
例えばパンチインの失敗等により、つなぎ目をイン点より前に変更したい時にPTはできるがS1ではそれができない。
これが分かったしたときは、ややストレス増大。
まあテレコ時代のプレッシャーに比べりゃ全然対した事ないんですがね。
もしかしてヴォルフガングさんが
“お前らあの頃の緊張感を忘れんなよ!”
とわざとこの仕様にしてるんじゃ。。
=====================================================
“その8” オートセーブ中に操作できない
オートセーブは環境設定で “〜分おきにバックアップする” というのを決められる
どのDAWにもある機能です。
S1も環境設定で設定すると実際にそのインターバルでセーブしてくれてるのですが、
セーブが始まった瞬間から終了するまでほんのわずかな時間ですが操作できなくなります。
パンチイン中にこれが始まっちゃうとインできなかったりアウトできなかったりする訳です。
PTでは2分間隔に設定していたのですが、S1でこの間隔で設定してしまうと
イラチ関西人の僕にはかなりキツイ。なもんでスタジオ業務のときは15分設定にしています。
それでもたまにパンチイン中にセーブが始まっちゃったりして
「スンマセン!もう一回お願いします」ていうことになってしまう事がある。
これも早急な改善をして欲しい部分です。
=====================================================
“その9”レイヤー(PTでいうプレイリスト的な物)が使いにくい
テイク違いやコンピングを行う際に使う機能です。
これに関しては人それぞれかも知れません。
僕はあまりにもPTのプレイリスト操作に慣れきってしまっているため、これまたイラつくのです。
でも実際分かりづらいし操作性もあまりよろしくないので、もうちょっと何とかしてよ。。。
そして最後にミックス作業時のダメ出し。
=====================================================
“その10” プラグインが選びづらい

エフェクトをインサートする際、、PTの場合はエフェクトの種類/各メーカーごとのカテゴリー分けがされていてストレス無くプラグインを選べる。
が、S1の場合インサートしようとすると全てのプラグインがダーッとドロップダウンされ目的のプラグインにたどり着くまでかなり時間がかかってしまう。
地味だが長時間のミックス作業だとかなりのストレスとなるため
対策としては早急にPTをマネして欲しい(笑)
=====================================================
“その11” オートメーションが使いづらい
これも主観的な意見だが使いづらいと感じる。
PTと同じ操作を回避しようとしてこうなってるのかも、というかったるい操作感がある。
一回目にフェーダー書くときはいいんだけど、直すときがめんどい。
やはりできるところはPTを真似て欲しいと思う。そう、Beh◯◯◯rのように(笑)
それくらいPTのオートメーションは完成度が高いんだな。
そして最後
=====================================================
“その12” Command/Option/ControlキーをOS準拠の機能に対応させて欲しい
現状でもショートカットカスタマイズはかなり完成されているとは思うが
より便利に使えるようにして欲しい。
Mac/Win等各OSごとにキーの組み合わせがベーシックとして決まっているので
それを踏襲して欲しい。
ミックスに限らずオペレーション全体に言えることだが、まとめてセッティングを変更したいとき等、現状では超面倒。
フォルダに入れて一括変更するという手もあるが、これだと2ステップ、3ステップでの操作になってしまい、迅速さを求められる現場ではきつい。
-----------------------------------------------------------------------------------------------
〈最後に〉
いろいろ書いてしまいましたが
ライオンが我が子を崖から突き落とし、這い上がってきた子は帝王に育てるように
僕もS1にバージョンアップでの改善を期待したいと思いつつダメ出ししまくりました。
えらそうですが。
こんなに気合い入れてダメ出しをするのもひとえに「S1への愛」ゆえ(爆)
….てか、これくらい全然すぐ直せちゃうと思うんだよね‥‥。
ヴォルフガングさんなら。
<<<<<< さらに追記 >>>>>
今回のダメ出し事項は僕の操作が間違ってる可能性も結構あるので、気づいた方はぜひぜひご指摘ください。なんせオール独学なもんで至らぬ部分はご勘弁を。
もうちょっと扱えるようになったらエンジニア仲間にもおすすめしていきたいと勝手に思っとります。
<<<<<< チェック環境 >>>>>
書き忘れてました。ウチのWebから転載。
使用機材
•DAW : PRESONUS studio one 2.0.6
•PC : INTEL i7/2700K custom rackmount
•OS : Windows7 Ultimate 64bit / MacOS 10.6.8
•INTERFACE : RME hdspe-madi / ADI-648
Synchronizer
•ROSENDAHL Nanosyncs
•AVID Sync Io
ADA Converter
•APOGEE AD-16x / DA-16x
録音設定
•48khz/24bitレコーディング
•処理精度:ダブル(64ビット)
•ASIO BUFFER:128sample
•オプション→詳細→オーディオ内
バッファなしオーディオファイルアクセスを使用にチェック
December 22, 2011
Presonus Studio Oneレビュー
最近じわじわウワサを聞くようになってきたPresonus Studio One。

将来PTに次ぐセカンドDAW候補としてStudioOneを試してみました。
ダメモトでなんと64トラック同時録音にチャレンジ。
※一部驚きのあまりへんな関西弁となっとります。
=============================================
テスト環境です。
【使用PC】MacBookPro/core2 2.5ghz/4gb/(early2008)w/ MacOS10.6.8(32bit)
【使用DAW】Presonus Studio One 1.6.3
【I/O】(FW400接続)いつもPT9に使っているM-Audio Lightbridge(32Input)
【録音HDD】(USB接続)外付ラシーd2
StudioOneの設定はバッファ512kb
内部処理は64bit/32bitから選べるようで、ここではデフォルトの32bitを選択。
RECフォーマットは48k/24bit/wav。
=============================================
これで2時間ぶっ続け録音のテストを行います。
果たしてこんなハードなRECを、今となってはやや非力なこのマシンで録れるのでしょうか?
〜〜〜
まずはソフトを立ち上げ。
ASIOプラグインを読み込みに少し時間はかかるけどPTに比べたら早いもんだ。
でニューソングを作ってI/Oも立ち上げ。
で、各トラックにインプットアサイン。64あるので1-32、33-64でペアリング。
何の問題も無くセットアップ完了。何か簡単すね。
〜〜〜
それではさっそくREC開始!
僕の予想ではいきなり、『無理です』的ダイアログが出るだろうという読みだが
実際にはどうでしょう?
〜録音開始〜
「まあ5分は持たないやろな。」
〜5分経過〜
「いや5分良く持ったな。せやけど20分は超えられんやろ。」
(なぜか分かりませんがトラブるときは、だいたいカウンター表示で15〜20分、
それと55〜65分あたりなので自分的には過敏になる時間帯なのです)
〜20分経過〜
あ、超えてもた。
何ですのん、これ?
もしやいけちゃうんちゃいますか?
そしてなんと!
【【〜〜〜 2時間経過 〜〜〜】】
終了うう!

録れちゃった!しかもめちゃ軽い。
64トラック同時録音してこんなに負荷軽いのってどないやねん。
が、録音を2h10minでストップして確信しました。
この軽さはホンマモンです!
その証拠にこれだけの時間PT(TDMでも)で録音したとしたらドローイングして復帰するまで最低2、3分は掛かるとこですが、StudioOneはなんと18秒!!!
どないなってまんねんホンマニ。

CPU占有も終始8%以下での動作です。
ディスクに至ってはUSBやのに1%が最高値!
PTに慣れた体には不気味な程です。
例えば
すごく欲しかったモノを相場より異常な安さで購入できたとしましょう。
そして浮かれてお金を使いきっちゃいました。
後日、いきなり怖いオニーサンがやってきて
『にーちゃん、アレは手付金やで。残りの金はウチの事務所で話そか。』
て言われるのではないか的な怖さ。
何の話か分かりませんが
ヤツの場合だと動いたとしても、予想CPU占有率が最低35%。
ディスクも30%以上で相当カクカクしてるはず。
これがホントならすげーです。StudioOne。
レビューの割にはついでだが、音もかなり良い感じ。
開発者がいっしょなだけに、クリアーでやや低音重視な感じがCubase/Nuendoと似てるやも知れんです。
ワタシの好きなSequoia/Samplitudeと少し傾向は違いますが、方向性は同じっぽい。
PT程かけ離れた音ではないです。
【結論】
とっても気に入りました。
将来はミックスもこっちに乗り換えるかもしれん。
あとで気がついたんですが、初めて触ったのにこのチェック中一度もマニュアル見てません。
バカチョン大好き人間にはこれもポイント高し!
慣れたショートカットがプリセットで用意されてるので指も楽に動きます。
ドライバが怪しいと評判 (?) のM-AudioのI/Oでも一発で読み込みました。
もしや相性問題も少ないかも知れません。
事実このI/FをPT9で安定させるのは結構大変だったので
ホンマえぐいソフトやな〜。
MIDIは試しとらんのでよく分かりません。
=====================================================
なんでこんなテストを行ったかというと
来年ウチのメイン業務、ライブレコーディングをMADIシステムにする準備のため。
条件としては長時間録音の安定性が高く、相性問題が少なく、良い音質を確保でき、
かつPTセッションに簡単に吐き出せるもの。
それとライブ録音セッティングはバラシ時間との戦いを考慮しないといけません。
できるだけ持ち込む機材と現場での配線を少なくしたいので、MADIはケーブル1本で
64trkいけるので理想なんです。
まわりでのMADI使用してる人に聞いてみるとCubaseかNuendoがほとんどだったので、
自分もこれかなと思ってたが、こうしてテストしてみると自分的にはこっちが本命になってしまいました。ソフト安いし(笑)
まだまだテストはしていきますが、StudioOneはかなりのレベルでこれを満たしていそうです。

将来PTに次ぐセカンドDAW候補としてStudioOneを試してみました。
ダメモトでなんと64トラック同時録音にチャレンジ。
※一部驚きのあまりへんな関西弁となっとります。
=============================================
テスト環境です。
【使用PC】MacBookPro/core2 2.5ghz/4gb/(early2008)w/ MacOS10.6.8(32bit)
【使用DAW】Presonus Studio One 1.6.3
【I/O】(FW400接続)いつもPT9に使っているM-Audio Lightbridge(32Input)
【録音HDD】(USB接続)外付ラシーd2
StudioOneの設定はバッファ512kb
内部処理は64bit/32bitから選べるようで、ここではデフォルトの32bitを選択。
RECフォーマットは48k/24bit/wav。
=============================================
これで2時間ぶっ続け録音のテストを行います。
果たしてこんなハードなRECを、今となってはやや非力なこのマシンで録れるのでしょうか?
〜〜〜
まずはソフトを立ち上げ。
ASIOプラグインを読み込みに少し時間はかかるけどPTに比べたら早いもんだ。
でニューソングを作ってI/Oも立ち上げ。
で、各トラックにインプットアサイン。64あるので1-32、33-64でペアリング。
何の問題も無くセットアップ完了。何か簡単すね。
〜〜〜
それではさっそくREC開始!
僕の予想ではいきなり、『無理です』的ダイアログが出るだろうという読みだが
実際にはどうでしょう?
〜録音開始〜
「まあ5分は持たないやろな。」
〜5分経過〜
「いや5分良く持ったな。せやけど20分は超えられんやろ。」
(なぜか分かりませんがトラブるときは、だいたいカウンター表示で15〜20分、
それと55〜65分あたりなので自分的には過敏になる時間帯なのです)
〜20分経過〜
あ、超えてもた。
何ですのん、これ?
もしやいけちゃうんちゃいますか?
そしてなんと!
【【〜〜〜 2時間経過 〜〜〜】】
終了うう!

録れちゃった!しかもめちゃ軽い。
64トラック同時録音してこんなに負荷軽いのってどないやねん。
が、録音を2h10minでストップして確信しました。
この軽さはホンマモンです!
その証拠にこれだけの時間PT(TDMでも)で録音したとしたらドローイングして復帰するまで最低2、3分は掛かるとこですが、StudioOneはなんと18秒!!!
どないなってまんねんホンマニ。

CPU占有も終始8%以下での動作です。
ディスクに至ってはUSBやのに1%が最高値!
PTに慣れた体には不気味な程です。
例えば
すごく欲しかったモノを相場より異常な安さで購入できたとしましょう。
そして浮かれてお金を使いきっちゃいました。
後日、いきなり怖いオニーサンがやってきて
『にーちゃん、アレは手付金やで。残りの金はウチの事務所で話そか。』
て言われるのではないか的な怖さ。
何の話か分かりませんが
ヤツの場合だと動いたとしても、予想CPU占有率が最低35%。
ディスクも30%以上で相当カクカクしてるはず。
これがホントならすげーです。StudioOne。
レビューの割にはついでだが、音もかなり良い感じ。
開発者がいっしょなだけに、クリアーでやや低音重視な感じがCubase/Nuendoと似てるやも知れんです。
ワタシの好きなSequoia/Samplitudeと少し傾向は違いますが、方向性は同じっぽい。
PT程かけ離れた音ではないです。
【結論】
とっても気に入りました。
将来はミックスもこっちに乗り換えるかもしれん。
あとで気がついたんですが、初めて触ったのにこのチェック中一度もマニュアル見てません。
バカチョン大好き人間にはこれもポイント高し!
慣れたショートカットがプリセットで用意されてるので指も楽に動きます。
ドライバが怪しいと評判 (?) のM-AudioのI/Oでも一発で読み込みました。
もしや相性問題も少ないかも知れません。
事実このI/FをPT9で安定させるのは結構大変だったので
ホンマえぐいソフトやな〜。
MIDIは試しとらんのでよく分かりません。
=====================================================
なんでこんなテストを行ったかというと
来年ウチのメイン業務、ライブレコーディングをMADIシステムにする準備のため。
条件としては長時間録音の安定性が高く、相性問題が少なく、良い音質を確保でき、
かつPTセッションに簡単に吐き出せるもの。
それとライブ録音セッティングはバラシ時間との戦いを考慮しないといけません。
できるだけ持ち込む機材と現場での配線を少なくしたいので、MADIはケーブル1本で
64trkいけるので理想なんです。
まわりでのMADI使用してる人に聞いてみるとCubaseかNuendoがほとんどだったので、
自分もこれかなと思ってたが、こうしてテストしてみると自分的にはこっちが本命になってしまいました。ソフト安いし(笑)
まだまだテストはしていきますが、StudioOneはかなりのレベルでこれを満たしていそうです。
August 26, 2011
■ PCI-xのProTools HDを自作Intel Macで動かす作戦 その3■ PTインストール & トラブルシュートなぞ
しばらく空いてしまいました。
前回までできちゃった人はたぶんPTのインストールもされてしまってると思います。
まだの人は(ほとんどいないと思いますが)普通にリアルMacにインストールするのと
全く同じ手順でインストールできます。

これがマザーボードにPTカードを取付けたところですが白トビしまくってますね。スミマセン。
◯今回のトピックはインストール時とProTools動作時のトラブルシュート&ランニングテストです。
トラブルシュートに関しては僕が失敗した記録だけで事例が少ないので、
アブナイ目にあって復活できた例(?)をお持ちの方はぜひご連絡を下さいませ!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例1:OSインストール作業が途中でストップする
◯症状
起動→iBoot→Snow Leopard DVD挿入→ F5→ -x →Enter
後、通行止めマークが出てストップする。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
BIOSのIDE設定がデフォのまんまだった(あほです)
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
BIOS SETUPを起動し、
メイン → IDE Configuration をAHCIに
詳細設定 → J-Micron eSATA/PATA Controller をAHCIに変更。
F10でBIOSを抜け再起動後に無事インストール完了。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例3:起動がいきなり遅くなった
◯症状
一日空けて起動チェックしたところ、起動スピードが非常に遅くなり
使い物にならなくなってしまった。何度再起動しても同じ。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
現状では不明
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
まずは基本のCMOSクリア。
モニター1台、キーボード、マウス以外のデバイスを全て取り外し、
その後BIOSを再設定してコールドスタート。
とりあえず通常スピードに復帰したのでしばらく様子見。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例4:システムクラッシュ (2010/12/18)
◯症状
Lacieの外付2.5inch USB HDD(バスパワー)のものを接続してデータコピーした所、
システムが固まり、システム強制終了した。
何度再起動してもkernel画面から進まずそのまま落ちるようになってしまった。
もうコールドスタートもCMOSも効かないので、HDDを取り外してMacBookProにて
DiskWarriorを掛けたが、これが致命傷になってしまった。
ほんとに俺ったら!バカバカ!
---
というわけでやむなく再度フォーマットしてシステムの作り直し。
どうやらUSB周りに問題を抱えてそうな気配がある。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例5:ProToolsでオーソライズを要求される
◯症状
ライセンスが入ったiLokを差しているにも拘らずオーソライズを要求される。
PCとiLokの接続はパワードハブにより行っている。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
USBハブ。
iLokをハブを介さずPCに直接差すと解決した。
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
どうやら全体的にハブやバスパワーのものは相性が悪いようだ。この場合はパワードハブなので
電圧は問題ないはずだったんだけど。。。
計算上全体容量は足りてるハズだったんですが、トラブル当時、750Wの電源ユニットを使用して
いて、どうせそのうち容量を増やすつもりだったので、これを機に今使っている1100Wの物に変えました。
その後USB周りでのトラブルは皆無になったので、これが原因と考えて間違いなさそう。
かなりの余裕を見て電源を選択した方が良いと学習しました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例6:OS再インストール時
例によって "-x" を押してからOSインストールしようとしたが、なぜかカーネルパニックを起こす。
ためしに""-x" を押さずにInstall Diskを選択したらナゼかそのまま起動でき、インストールもできた。
よく分かりませんが結果良ければという事でFIXしました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例7: USBキーボード
◯症状
キーボードの種類によってOS動作に影響が出ました。
普段使っていたキーボードが薄型キーボードのこれ

だったのですが、何かの折りに昔のこのタイプ

のキーボードに交換して使用しようとした所、OSがかなり不穏な動きをして
昔でいうサッドマック状態に固まってしまいました。
薄型キーボードに戻すと以前と同じ状態に戻り、もういちど分厚いキーボードに交換すると
固まるという状態だったので、キーボードは薄型タイプを使用した方が良さそうです。
引き続き、実際どれくらい使えるもんなのか等のProToolsのランニングテストです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆負荷テスト : 48トラックで90分間 同時録音
--------------------------------------------------------------------------------
◯ソフト環境
・OS : Mac OS 10.6.5
・ProTools HD 8.1
--------------------------------------------------------------------------------
◯ハードウェア環境
・カード類:Digidesign HD core ×1, Accel ×2(All PCI-X)
・I/F類 :Digidesign192 IO , Apogee DA-16X
--------------------------------------------------------------------------------
◯録音フォーマット&ストレージ
SF/RES: 48khz/24bit/wav
録音メディア:内蔵ワークディスク: WD SATA 1TB HDD
====================================================
◯録音設定 及び 手順
1 : 48mono audio trk + 4stereo aux trk作成
2 : 48mono audio trk全チャンネルにWaves SSL G channel TDM を挿入
2auxにRevibe TDM/MDW 5band EQ を挿入(RTASは未使用)
--------------------------------------------------------------------------------
3 これで準備はできたので、90min 通し録音開始!

--------------------------------------------------------------------------------
4 :録音終了。
ドローイング完全終了まで6min10secの待ち時間がかかりましたが無事完了。
トータルセッション容量は約40GB。
----------------------------------

※録音時DSP占有状況
・PCI BUSS : REC中 最大 34%
: PB中 最大 32%
・CPU(RTAS) : 最大2%
・CPU(Elastic) : 0%
・ディスク:最大5%
----------------------------------
結果:トラブルなぁーんもなし。
OSの安定を確保できるなら実用上問題ないと思われます。
TDM時、PCIeタイプのカードに比べるとカード負荷は少し高いようだけど、特にそれによる不穏な動きは感じません。
録音終了後に遅延補正機能がLONGでアクティブになったまま録音しちゃっていました。
当初設定していたよりも大きな負荷がかかっていたのに録音完了できていた事になるので、さらに頼りがいUP!
このあと48Trackで4時間半連続録音テストも行いましたが、拍子抜けするくらいぜんぜん問題ありません。
まず使いませんがライブ録音にも耐えられるスペックは確保できています。
しかもG5の時と比べ圧倒的なスピード。
RTAS挿しまくりで、ひとまず今までの作業が全部報われた気がします。
前回までできちゃった人はたぶんPTのインストールもされてしまってると思います。
まだの人は(ほとんどいないと思いますが)普通にリアルMacにインストールするのと
全く同じ手順でインストールできます。

これがマザーボードにPTカードを取付けたところですが白トビしまくってますね。スミマセン。
◯今回のトピックはインストール時とProTools動作時のトラブルシュート&ランニングテストです。
トラブルシュートに関しては僕が失敗した記録だけで事例が少ないので、
アブナイ目にあって復活できた例(?)をお持ちの方はぜひご連絡を下さいませ!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例1:OSインストール作業が途中でストップする
◯症状
起動→iBoot→Snow Leopard DVD挿入→ F5→ -x →Enter
後、通行止めマークが出てストップする。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
BIOSのIDE設定がデフォのまんまだった(あほです)
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
BIOS SETUPを起動し、
メイン → IDE Configuration をAHCIに
詳細設定 → J-Micron eSATA/PATA Controller をAHCIに変更。
F10でBIOSを抜け再起動後に無事インストール完了。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例3:起動がいきなり遅くなった
◯症状
一日空けて起動チェックしたところ、起動スピードが非常に遅くなり
使い物にならなくなってしまった。何度再起動しても同じ。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
現状では不明
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
まずは基本のCMOSクリア。
モニター1台、キーボード、マウス以外のデバイスを全て取り外し、
その後BIOSを再設定してコールドスタート。
とりあえず通常スピードに復帰したのでしばらく様子見。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例4:システムクラッシュ (2010/12/18)
◯症状
Lacieの外付2.5inch USB HDD(バスパワー)のものを接続してデータコピーした所、
システムが固まり、システム強制終了した。
何度再起動してもkernel画面から進まずそのまま落ちるようになってしまった。
もうコールドスタートもCMOSも効かないので、HDDを取り外してMacBookProにて
DiskWarriorを掛けたが、これが致命傷になってしまった。
ほんとに俺ったら!バカバカ!
---
というわけでやむなく再度フォーマットしてシステムの作り直し。
どうやらUSB周りに問題を抱えてそうな気配がある。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例5:ProToolsでオーソライズを要求される
◯症状
ライセンスが入ったiLokを差しているにも拘らずオーソライズを要求される。
PCとiLokの接続はパワードハブにより行っている。
--------------------------------------------------------------------------------
◯NG原因
USBハブ。
iLokをハブを介さずPCに直接差すと解決した。
--------------------------------------------------------------------------------
◯対策
どうやら全体的にハブやバスパワーのものは相性が悪いようだ。この場合はパワードハブなので
電圧は問題ないはずだったんだけど。。。
計算上全体容量は足りてるハズだったんですが、トラブル当時、750Wの電源ユニットを使用して
いて、どうせそのうち容量を増やすつもりだったので、これを機に今使っている1100Wの物に変えました。
その後USB周りでのトラブルは皆無になったので、これが原因と考えて間違いなさそう。
かなりの余裕を見て電源を選択した方が良いと学習しました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例6:OS再インストール時
例によって "-x" を押してからOSインストールしようとしたが、なぜかカーネルパニックを起こす。
ためしに""-x" を押さずにInstall Diskを選択したらナゼかそのまま起動でき、インストールもできた。
よく分かりませんが結果良ければという事でFIXしました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
例7: USBキーボード
◯症状
キーボードの種類によってOS動作に影響が出ました。
普段使っていたキーボードが薄型キーボードのこれ

だったのですが、何かの折りに昔のこのタイプ

のキーボードに交換して使用しようとした所、OSがかなり不穏な動きをして
昔でいうサッドマック状態に固まってしまいました。
薄型キーボードに戻すと以前と同じ状態に戻り、もういちど分厚いキーボードに交換すると
固まるという状態だったので、キーボードは薄型タイプを使用した方が良さそうです。
引き続き、実際どれくらい使えるもんなのか等のProToolsのランニングテストです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆負荷テスト : 48トラックで90分間 同時録音
--------------------------------------------------------------------------------
◯ソフト環境
・OS : Mac OS 10.6.5
・ProTools HD 8.1
--------------------------------------------------------------------------------
◯ハードウェア環境
・カード類:Digidesign HD core ×1, Accel ×2(All PCI-X)
・I/F類 :Digidesign192 IO , Apogee DA-16X
--------------------------------------------------------------------------------
◯録音フォーマット&ストレージ
SF/RES: 48khz/24bit/wav
録音メディア:内蔵ワークディスク: WD SATA 1TB HDD
====================================================
◯録音設定 及び 手順
1 : 48mono audio trk + 4stereo aux trk作成
2 : 48mono audio trk全チャンネルにWaves SSL G channel TDM を挿入
2auxにRevibe TDM/MDW 5band EQ を挿入(RTASは未使用)
--------------------------------------------------------------------------------
3 これで準備はできたので、90min 通し録音開始!

--------------------------------------------------------------------------------
4 :録音終了。
ドローイング完全終了まで6min10secの待ち時間がかかりましたが無事完了。
トータルセッション容量は約40GB。
----------------------------------

※録音時DSP占有状況
・PCI BUSS : REC中 最大 34%
: PB中 最大 32%
・CPU(RTAS) : 最大2%
・CPU(Elastic) : 0%
・ディスク:最大5%
----------------------------------
結果:トラブルなぁーんもなし。
OSの安定を確保できるなら実用上問題ないと思われます。
TDM時、PCIeタイプのカードに比べるとカード負荷は少し高いようだけど、特にそれによる不穏な動きは感じません。
録音終了後に遅延補正機能がLONGでアクティブになったまま録音しちゃっていました。
当初設定していたよりも大きな負荷がかかっていたのに録音完了できていた事になるので、さらに頼りがいUP!
このあと48Trackで4時間半連続録音テストも行いましたが、拍子抜けするくらいぜんぜん問題ありません。
まず使いませんがライブ録音にも耐えられるスペックは確保できています。
しかもG5の時と比べ圧倒的なスピード。
RTAS挿しまくりで、ひとまず今までの作業が全部報われた気がします。
July 11, 2011
■ PCI-xのProTools HDを自作Intel Macで動かす作戦 その2■
さてどうですか?
もうとっくに組み上がっちまって胸が高鳴っちまってますか!そうですかそうですか!(?)
ということで2回目のHacintosh(と呼ぶ)製作プロジェクトでは
MacOSインストールとその調整までをやります。
というかこれがほとんどですので気合い入れていきましょ!
〜〜〜
まず
”電源を入れてBIOSが問題なく立ち上がる所まではできた"
と仮定して進めていきます。
その前に必要なものを確かめときましょう。
==============================================
【必要なもの】
□ Intel Processor (この場合i7)の動作するコンピュータ
□ MAC OS X 10.6 SNOW LEOPARDインストールDVD
□ ブートドライブ用HDD(SATA)
□ ブランクCD
□ もう一台別のMac or Win機【ブートディスク作成に使用】
□ 気合いと忍耐力
==============================================
すべて揃ってますか?
ちなみにブランクCDは初期ブートディスクに使用します。
では次にインストールする前のセッティングについて
=====================================================
【インストール前のセッティング】
□ メモリを4GB以上積んでいる場合、いったん取り外して4GB以下にしておく
□ ブート用HDD(Mac OS XをインストールするHDD)以外は取り外しておく
□ USBモノはキーボードとマウス以外取り外しておく
□ PCIカードも全て取り外しておく
□ グラフィックボード(ビデオカード)は一枚のみ、もしくはオンボードグラボのみ使用する
=====================================================
できました?
めんどくさいですが必ずやってください。その方があとあと早いんで。
次はBIOS設定です。”delete”キーを押しつつ起動。
=====================================================
【BIOSを以下のように変更】(ASUSマザボの場合)
1) メイン → IDE Configuration をAHCIに変更
2) 詳細設定 → J-Micron eSATA/PATA Controller をAHCIに変更
3) 起動 → 起動デバイスの優先度 → CD/DVDドライブを指定

=====================================================
基本的にHacintoshではSATAインターフェイスを使うので上記のようにBIOSでIDE(PATA)モードを殺しておきます。
そして起動時にBIOSがCD/DVDドライブを最初に読みにいくよう設定します。
GIGABYTE BIOSも同じような項目がありますので探してみてください。
分からない場合は IDEとかPATAとかインターフェイスっぽい項目の所をすべてAHCIに変更してください。多分それで大丈夫です。
〜〜〜
■さてインストールに取りかかりましょう!
しつこいようですがSnow Leopard インストールDVDは持ってますね?
それからBIOSで起動優先順位をCD/DVD Driveをトップにしてますね?
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【インストール手順 その1】
⑴ iBootをダウンロードしてiso形式でBoot CDを作成し、iBoot CDを作る
(別Mac/Win機使用)
⑵ iBoot CDを入れて起動
⑶ Chameleonと呼ばれるこの画面になったら、現在挿入されているiBoot CDを抜き
Snow Leopard インストールDVDを挿入し "F5" を押す

⑷ Chameleon画面がSnow Leopardに切り替わったら
"-x" (マイナス小文字エックス) とタイプしEnter。

⑸ インストール画面が表示されたらブートドライブをフォーマットします。
Disk Utilityを起動して対象ドライブのパーティションを【GPT】(Guid Partition Table)形式で
切ります。Intel CPUで起動するにはこの形式じゃないとブートできません。

念のためMacOS Extended(ジャーナリング)にてフォーマットされてるか確認して
HDD名を"Snow Leopard"に変更してください。
(名前は後で変更できます)
【注意】ブートドライブが1TB以上あるとOSがインストールできません。
その場合1TB HDDを使うか、パーティションを1TBで切ってください。
⑹ Disk Utilityを閉じて"Snow Leopard"ドライブにOSインストール開始!
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
ここまででトラブったら、原因はインストール前のセッティングに問題がある、もしくは-xのタイプ間違いが多いです。
インストールがうまくいったら次に進みます。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【インストール手順 その2】
⑺ OSインストール完了後、再度iBoot CDを入れて再起動
⑻ ブートセレクト画面で iBoot と SnowLeopard の二つが出るので SnowLeopard を
セレクトしてEnter

⑼ 起動したら正規手順ではないが、いちおうシステムプロファイラで
起動内容及びハードウェア周りを確認する。
この時点で再起動しないこと!
⑽ MultiBeastとMac OS X 10.6.8 Update Comboをネットからダウンロードしておく。
⑾ MultiBeastを起動しそのまま置いておく(インストールはしない)
⑿ そのままMacOS X Upd combo 10.6.8.dmgを開きインストール
⒀ インストール完了後MacOSから再起動を促されるが、まだ再起動しませんよ。
起動してあったMultibeastのインストーラを開き"Easy Beast"と"System Utilities"を
セレクトしインストール。

⒁ 再起動。iBoot CDからでなくHDDからBootできるようになっているはず。
⒂ 起動確認

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
だだーっと書きましたがうまく起動しましたか?
おそらく一発でうまくいく方は、なかなかの強運の持ち主、もしくはかなりマメな方でしょう。
残念ながらマメでない僕は、何度も何度もやり直すはめになってしまいました。
うまくできない方は、何か一つ忘れるだけでも起動しないのでインストール前の準備から一つ一つ
確認してみてください。
アンタは必ずできる!
まあ苦労すればする程、トラブルに対処するスキルがアップするし
Snow Leopardウェルカムビデオを見たとき感動が倍増する(笑)ので
トラブっておくのも悪いもんじゃないです。
〜〜〜
で、実はまだ終わっていないのです。
使っているマザーボードに合わせて、kextをインストールしなければなりません。
kext (kernel extention)つーのは機能拡張ファイルのようなもので、マザーボードの種類によりLANチップやらオーディオチップやらのメーカーが違うので、それに合わせてインストールする必要があります。
そうしないとOSは起動したがネットが使えない、音が出力されない等の状態になってしまいます。
**********************************************************************
【kextインストール】
⑴ Multibeastを起動
⑵ System Utilities を選択して必要なものをインストールしていきます。
とりあえずネットとオーディオでしょう。

僕と同じP7P55 LEを選ばれた方は以下のようにしてください。
1)MultiBeast → Advanced Options → kext →Network →
Realtek Gigabit Ethernet → ”Realtek R1000SL”
2)MultiBeast → Advanced Options → kext → Audio →
"VoodooHDA-0.2.56.pkg"
の二つをチェックしてインストール。
これでETHERNETと内蔵オーディオが使えるようになります。
GIGAの方はマザボの取説を見て、チップメーカーと型番を確認してそれに合わせてインストールしてください。
**********************************************************************
**********************************************************************
ここまでお疲れさまでした。
まさに天王山とも呼べるプロセスでした。
この手順はhttp://tonymacx86.blogspot.com/の手順にそって、僕の貧相な失敗を元に少しアレンジを加えた形で書いています。
書き忘れてることがあったと気づいた時は随時リライトしていくつもりです。
それからココ違うぜとか、やってみたけどムリとか、成功したとかのご意見もぜひ下さい。
少しくらい人様のお役に立ててるのかぜひ知りたいのでドゾよろしくお願いします。
もし、どこも間違ってないのに動作しないなどの場合はぜひこのサイトを参照してください。
次回は待望のProToolsインストールとトラブルシュートなんかを書く予定。
もうとっくに組み上がっちまって胸が高鳴っちまってますか!そうですかそうですか!(?)
ということで2回目のHacintosh(と呼ぶ)製作プロジェクトでは
MacOSインストールとその調整までをやります。
というかこれがほとんどですので気合い入れていきましょ!
〜〜〜
まず
”電源を入れてBIOSが問題なく立ち上がる所まではできた"
と仮定して進めていきます。
その前に必要なものを確かめときましょう。
==============================================
【必要なもの】
□ Intel Processor (この場合i7)の動作するコンピュータ
□ MAC OS X 10.6 SNOW LEOPARDインストールDVD
□ ブートドライブ用HDD(SATA)
□ ブランクCD
□ もう一台別のMac or Win機【ブートディスク作成に使用】
□ 気合いと忍耐力
==============================================
すべて揃ってますか?
ちなみにブランクCDは初期ブートディスクに使用します。
では次にインストールする前のセッティングについて
=====================================================
【インストール前のセッティング】
□ メモリを4GB以上積んでいる場合、いったん取り外して4GB以下にしておく
□ ブート用HDD(Mac OS XをインストールするHDD)以外は取り外しておく
□ USBモノはキーボードとマウス以外取り外しておく
□ PCIカードも全て取り外しておく
□ グラフィックボード(ビデオカード)は一枚のみ、もしくはオンボードグラボのみ使用する
=====================================================
できました?
めんどくさいですが必ずやってください。その方があとあと早いんで。
次はBIOS設定です。”delete”キーを押しつつ起動。
=====================================================
【BIOSを以下のように変更】(ASUSマザボの場合)
1) メイン → IDE Configuration をAHCIに変更
2) 詳細設定 → J-Micron eSATA/PATA Controller をAHCIに変更
3) 起動 → 起動デバイスの優先度 → CD/DVDドライブを指定

=====================================================
基本的にHacintoshではSATAインターフェイスを使うので上記のようにBIOSでIDE(PATA)モードを殺しておきます。
そして起動時にBIOSがCD/DVDドライブを最初に読みにいくよう設定します。
GIGABYTE BIOSも同じような項目がありますので探してみてください。
分からない場合は IDEとかPATAとかインターフェイスっぽい項目の所をすべてAHCIに変更してください。多分それで大丈夫です。
〜〜〜
■さてインストールに取りかかりましょう!
しつこいようですがSnow Leopard インストールDVDは持ってますね?
それからBIOSで起動優先順位をCD/DVD Driveをトップにしてますね?
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【インストール手順 その1】
⑴ iBootをダウンロードしてiso形式でBoot CDを作成し、iBoot CDを作る
(別Mac/Win機使用)
⑵ iBoot CDを入れて起動
⑶ Chameleonと呼ばれるこの画面になったら、現在挿入されているiBoot CDを抜き
Snow Leopard インストールDVDを挿入し "F5" を押す

⑷ Chameleon画面がSnow Leopardに切り替わったら
"-x" (マイナス小文字エックス) とタイプしEnter。

⑸ インストール画面が表示されたらブートドライブをフォーマットします。
Disk Utilityを起動して対象ドライブのパーティションを【GPT】(Guid Partition Table)形式で
切ります。Intel CPUで起動するにはこの形式じゃないとブートできません。

念のためMacOS Extended(ジャーナリング)にてフォーマットされてるか確認して
HDD名を"Snow Leopard"に変更してください。
(名前は後で変更できます)
【注意】ブートドライブが1TB以上あるとOSがインストールできません。
その場合1TB HDDを使うか、パーティションを1TBで切ってください。
⑹ Disk Utilityを閉じて"Snow Leopard"ドライブにOSインストール開始!
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
ここまででトラブったら、原因はインストール前のセッティングに問題がある、もしくは-xのタイプ間違いが多いです。
インストールがうまくいったら次に進みます。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【インストール手順 その2】
⑺ OSインストール完了後、再度iBoot CDを入れて再起動
⑻ ブートセレクト画面で iBoot と SnowLeopard の二つが出るので SnowLeopard を
セレクトしてEnter

⑼ 起動したら正規手順ではないが、いちおうシステムプロファイラで
起動内容及びハードウェア周りを確認する。
この時点で再起動しないこと!
⑽ MultiBeastとMac OS X 10.6.8 Update Comboをネットからダウンロードしておく。
⑾ MultiBeastを起動しそのまま置いておく(インストールはしない)
⑿ そのままMacOS X Upd combo 10.6.8.dmgを開きインストール
⒀ インストール完了後MacOSから再起動を促されるが、まだ再起動しませんよ。
起動してあったMultibeastのインストーラを開き"Easy Beast"と"System Utilities"を
セレクトしインストール。

⒁ 再起動。iBoot CDからでなくHDDからBootできるようになっているはず。
⒂ 起動確認

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
だだーっと書きましたがうまく起動しましたか?
おそらく一発でうまくいく方は、なかなかの強運の持ち主、もしくはかなりマメな方でしょう。
残念ながらマメでない僕は、何度も何度もやり直すはめになってしまいました。
うまくできない方は、何か一つ忘れるだけでも起動しないのでインストール前の準備から一つ一つ
確認してみてください。
アンタは必ずできる!
まあ苦労すればする程、トラブルに対処するスキルがアップするし
Snow Leopardウェルカムビデオを見たとき感動が倍増する(笑)ので
トラブっておくのも悪いもんじゃないです。
〜〜〜
で、実はまだ終わっていないのです。
使っているマザーボードに合わせて、kextをインストールしなければなりません。
kext (kernel extention)つーのは機能拡張ファイルのようなもので、マザーボードの種類によりLANチップやらオーディオチップやらのメーカーが違うので、それに合わせてインストールする必要があります。
そうしないとOSは起動したがネットが使えない、音が出力されない等の状態になってしまいます。
**********************************************************************
【kextインストール】
⑴ Multibeastを起動
⑵ System Utilities を選択して必要なものをインストールしていきます。
とりあえずネットとオーディオでしょう。

僕と同じP7P55 LEを選ばれた方は以下のようにしてください。
1)MultiBeast → Advanced Options → kext →Network →
Realtek Gigabit Ethernet → ”Realtek R1000SL”
2)MultiBeast → Advanced Options → kext → Audio →
"VoodooHDA-0.2.56.pkg"
の二つをチェックしてインストール。
これでETHERNETと内蔵オーディオが使えるようになります。
GIGAの方はマザボの取説を見て、チップメーカーと型番を確認してそれに合わせてインストールしてください。
**********************************************************************
**********************************************************************
ここまでお疲れさまでした。
まさに天王山とも呼べるプロセスでした。
この手順はhttp://tonymacx86.blogspot.com/の手順にそって、僕の貧相な失敗を元に少しアレンジを加えた形で書いています。
書き忘れてることがあったと気づいた時は随時リライトしていくつもりです。
それからココ違うぜとか、やってみたけどムリとか、成功したとかのご意見もぜひ下さい。
少しくらい人様のお役に立ててるのかぜひ知りたいのでドゾよろしくお願いします。
もし、どこも間違ってないのに動作しないなどの場合はぜひこのサイトを参照してください。
次回は待望のProToolsインストールとトラブルシュートなんかを書く予定。
June 28, 2011
■ PCI-xのProTools HDを自作Intel Macで動かす作戦 その1■
去年までウチのMacはPowerMac G5 dual2.5GhzをProTools専用マシンにしてました。
ソイツにPCIスロットにPCI-xカード(HD CORE×1、ACCEL×2)の合計3枚挿して仕事してて
これで十分だと思ってたんですが、最近はRTASで面白いプラグインが多いのでそういうのをTD時にガンガン挿してるとあっという間にパワーが足りなくなってきました。
そんでどないしよかなぁ、と考えてたんですが。。。
Intelマシンに替えようにもmac proではPCIeのカードしか使えないし、このままモヤモヤしてるのもヤだし、、、
で、現状から実際に考えられるアップグレード方法は
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
① MacProを購入 + PTカードをPCIeにアップグレード。 最低約120万円超コース
② MacProを購入 + MagmaのPCIx to PCIeのエキパンを購入。最低約70万円超コース
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
と二択しかない。
なかなか難しい、というか高すぎてムリ。
それだけ投資して劇的な変化(仕事がいっぱい入るとか)があるならともかく
『使えるプラグインが少し増えた』
『立ち上がりが速くなった』
『ソフトウェアアップグレードできるようになった』
という、ドラクエでいうとレベルが2つ上がったくらいしかメリットがないのでは、ただでさえ不景気なエンジニア業界でそんな景気のいいお金の使い方はできん!
できんがマシンパワーは欲しい!
そしてタイトル通り、
【INTEL CPUの自作PCを作ってソイツにMacOS & ProTools PCIxカードをインストールし、
あわよくば仕事で使えるマシンをつくっちゃおう】
という計画が持ち上がるワケです。
結果だけ先に伝えると、できます!しかもかなり安く!
なんと①の約1/10の予算の15万円以下で、処理速度が激速かつアップデートにも(多少は)ついていけるIntelマシンが組めました。
どうです?
何かやりたくなってきたでしょ?
始める前にアナタにちょっと質問。
=====================================================
1)やってみて、もしダメだった場合、元に戻れるシステムを持ってますか?
2)パーツの役割が何となく分かり、ハードディスク+メモリくらいは自分で
交換したことがあります?
3)OSの基本概念は分かるような気がする?
4)時間を掛ける覚悟がありますか?
=====================================================
という四つの質問に全部首を横に振った方はあんまりオススメできません。
(あと、商業スタジオには当然お勧めしないです。やはりmac proは専用設計なのでとても良くできているのですよ。高いだけに。)
それと言うまでも無いですが、くれぐれも自己責任でお願い致します。メーカーサポートや保証なんつーものは無縁な砂漠地帯です。僕は何の責任も取れません。
ということでレッツチャレンジ!!
↓↓↓ 何はともあれまずはここ! ↓↓↓

http://tonymacx86.blogspot.com/2010/04/iboot-multibeast-install-mac-os-x-on.html
僕の知識はこのサイトからがほとんどです。心の友、恩人、恩師、ありがた形容満開です。
皆さんにもバイブルとしてお勧めしまくります。
英語が堪能なナイスガイは最初からこっちのページを参考にした方が良いかも。
僕の場合はこのページをROMって試して失敗、またROMって失敗して、質問して解決しない….。
まるで倒しても倒しても立ってくるジョーのようにして組んだシステムではありますが、
実際この通りやってみて大丈夫な人とそうでない人がいるかも知れませんのでそこはご承知ください。
まずはハードウェアスペックから行きます。
各パーツのセレクトは人まねの寄せ集めです(笑)
=====================================================
■CPU■
Intel core i7-860 2.81GHZ (no O.C.)
■MEMORY■ 合計12GB
Corsair CMX4GX3M2A1600C9 2GBx枚
CFD W3U1333Q-4G 4GBx2枚
■MOTHER BOARD■
ASUS P7P55D LE(BIOS 1808)
Ethernetチップ;Realtek 8112L
HDAチップ;VIA VT1828S
■電源■
Acbel R9-1100W GOLD
■VIDEO CARD■
Asus ENGTS250 DK/HTDI/512MD3/A
【搭載チップ:NVIDIA/GeForce GTS 250 対応バススロット/PCI-E 16X モニタ端子 DVIx2//メモリ:DDR3/512MB】
■CASE■
CoolerMaster CM690 ファンはフロント・リアに120mmBlueLEDファンを1基ずつ搭載。後日排気ファンを静音タイプに交換。
持ち運びとか予算のある人は同じCoolerMasterのCosmosがいいかも。
■DISK■
ブートドライブ:SSD:_CFD CSSD-S6M64NM4Q (64GB×1)
ワークドライブ:SATA HDD:_HGST HDS723020BLA642 (2TB×2)
■CD/DVD-R DRIVE■
LITE ON製 IHAS524-T27 A(SATA)
=====================================================
パーツ解説しましょうか。
■CPU■
まずは使いたいCPUがIntel i7だったのでちょっと安かったコレに決定。
2600Kで組む方がCPUとしてはトレンドですがマザボとMacOSの相性がまだ分かりませんので一つ前のシリーズでいった方が安心でしょう。
■MOTHER BOARD■
CPUがコレでいくと決まるとマザボの幅も決まってきます。P55チップセットでソケットがLGA1156のものからセレクト。
推奨(?)メーカーはASUSもしくはGIGABYTEのどちらかです。
僕はPCIeを1スロット、PCIを3スロット装備したASUS P7P55 LEというヤツにしました。
注意事項ですがリアルMacから乗換えの場合、ASUS マザボを使うとこれまでのFirewire資産は使えなくなります。
オンボードでFirewire端子が付いていてもMacOS側がこのチップに対応していないのです。有名な話のようですが、作ってる時は知らなかった。
なので僕自身はもうFW系は使っていませんが、多数お持ちの方はマザボをGIGABYTEにするか、ストレージ環境をE-SATAに移行していくかした方が良いかも。
ちなみにGIGAのオンボードチップはT.I(Texas Instruments)なのでFW資産は流用可能ですが、組み上がった後にインストールするシステムソフトウェアがASUSの場合とちょっち変わってきます。
■電源■
マスタリングマシンの時と同じ、ACBELの1100Wのものにしました。とにかく安定性がすばらしーです。
難点は前もいいましたが、電源インレットコネクターが特殊なのとファンが少しうるさいくらいです。
僕は安定性命の人間なので自分的に実績のあるこれになりましたが、800Wクラスのものでも容量は足ります。
■VIDEO CARD■
nVIDIA製なら基本大丈夫だと思いますが、もちろん(?)保証はできません。
DAWで使うなら安いので十分です。
■CASE■
基本的には好きなものでいいと思いますが、気をつけるポイントとしては
・なるべくでかいミドルタワー、もしくはフルタワーケースであること。
・フルサイズPCIカードが挿せる奥行きが30cm程度あること。
くらいですかね。
僕はこれまたマスタリングマシンと同じもの使いました。
■STORAGE■
これまたマスタリングマシンと同じでブートドライブにはSSD使いましたが
安いHDDの方がコストパフォーマンス的には良いかも知れません。
ストレージ用は2TBのHDDです。まあこれもSU◯◯UNG以外なら大丈夫でしょう。
僕は個人的好みでHDDは全部HGSTにしました。
■CD/DVD-R DRIVE■
僕は何のこだわりもなく値段で選びました。ライティングにこだわる場合は内蔵ドライブにお金掛けるより、外付でいいのを使った方があとあといいと思いますよ。
という訳でパーツをセレクトしてきましたが、選択根拠としては
【少し高いが安定しているもの】
【最終ミックスに影響ない範囲で安いもの】
【少し高いが簡単に変えられないパーツで音に影響するもの】
【どこのを使っても一緒ならとことん安いもの】
という考えをよりどころにして選びました。
〜〜〜
それから衝撃の告白ですが、ハードウェア組み上げまでははしょらせて頂きます。(ホンマかいな!)
なんでかというと僕もそこまで自作PCに経験豊富なわけではない上に、今回はいきなり変化球を投げようとしているので、せめて組み上げまでは、素晴らしい解説をされているページを参考に正統に組んでもらった方が良いと思うわけです。
なんせ組み上がった後も普通のMacより手が掛かるのは間違いないので、いろいろ詳しくなっておくに越したこたない。
組むのもメンテするのもアナタですぜ。
□自作大図鑑さん : http://jisaku-pc.net/
□自作PC作成・最新情報ガイドさん : http://pcparts.fc2web.com/builtpc.html
こちらをガン見しつつ頑張ってみてください。
栄光は目の前ですぞ!!
いやー字が多いですな!
かといってあまり載せる写真もないのでつらいとこです。すばせん。。。
あ、あとコレも必要です。ご用意を。

ソイツにPCIスロットにPCI-xカード(HD CORE×1、ACCEL×2)の合計3枚挿して仕事してて
これで十分だと思ってたんですが、最近はRTASで面白いプラグインが多いのでそういうのをTD時にガンガン挿してるとあっという間にパワーが足りなくなってきました。
そんでどないしよかなぁ、と考えてたんですが。。。
Intelマシンに替えようにもmac proではPCIeのカードしか使えないし、このままモヤモヤしてるのもヤだし、、、
で、現状から実際に考えられるアップグレード方法は
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
① MacProを購入 + PTカードをPCIeにアップグレード。 最低約120万円超コース
② MacProを購入 + MagmaのPCIx to PCIeのエキパンを購入。最低約70万円超コース
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
と二択しかない。
なかなか難しい、というか高すぎてムリ。
それだけ投資して劇的な変化(仕事がいっぱい入るとか)があるならともかく
『使えるプラグインが少し増えた』
『立ち上がりが速くなった』
『ソフトウェアアップグレードできるようになった』
という、ドラクエでいうとレベルが2つ上がったくらいしかメリットがないのでは、ただでさえ不景気なエンジニア業界でそんな景気のいいお金の使い方はできん!
できんがマシンパワーは欲しい!
そしてタイトル通り、
【INTEL CPUの自作PCを作ってソイツにMacOS & ProTools PCIxカードをインストールし、
あわよくば仕事で使えるマシンをつくっちゃおう】
という計画が持ち上がるワケです。
結果だけ先に伝えると、できます!しかもかなり安く!
なんと①の約1/10の予算の15万円以下で、処理速度が激速かつアップデートにも(多少は)ついていけるIntelマシンが組めました。
どうです?
何かやりたくなってきたでしょ?
始める前にアナタにちょっと質問。
=====================================================
1)やってみて、もしダメだった場合、元に戻れるシステムを持ってますか?
2)パーツの役割が何となく分かり、ハードディスク+メモリくらいは自分で
交換したことがあります?
3)OSの基本概念は分かるような気がする?
4)時間を掛ける覚悟がありますか?
=====================================================
という四つの質問に全部首を横に振った方はあんまりオススメできません。
(あと、商業スタジオには当然お勧めしないです。やはりmac proは専用設計なのでとても良くできているのですよ。高いだけに。)
それと言うまでも無いですが、くれぐれも自己責任でお願い致します。メーカーサポートや保証なんつーものは無縁な砂漠地帯です。僕は何の責任も取れません。
ということでレッツチャレンジ!!
↓↓↓ 何はともあれまずはここ! ↓↓↓

http://tonymacx86.blogspot.com/2010/04/iboot-multibeast-install-mac-os-x-on.html
僕の知識はこのサイトからがほとんどです。心の友、恩人、恩師、ありがた形容満開です。
皆さんにもバイブルとしてお勧めしまくります。
英語が堪能なナイスガイは最初からこっちのページを参考にした方が良いかも。
僕の場合はこのページをROMって試して失敗、またROMって失敗して、質問して解決しない….。
まるで倒しても倒しても立ってくるジョーのようにして組んだシステムではありますが、
実際この通りやってみて大丈夫な人とそうでない人がいるかも知れませんのでそこはご承知ください。
まずはハードウェアスペックから行きます。
各パーツのセレクトは人まねの寄せ集めです(笑)
=====================================================
■CPU■
Intel core i7-860 2.81GHZ (no O.C.)
■MEMORY■ 合計12GB
Corsair CMX4GX3M2A1600C9 2GBx枚
CFD W3U1333Q-4G 4GBx2枚
■MOTHER BOARD■
ASUS P7P55D LE(BIOS 1808)
Ethernetチップ;Realtek 8112L
HDAチップ;VIA VT1828S
■電源■
Acbel R9-1100W GOLD
■VIDEO CARD■
Asus ENGTS250 DK/HTDI/512MD3/A
【搭載チップ:NVIDIA/GeForce GTS 250 対応バススロット/PCI-E 16X モニタ端子 DVIx2//メモリ:DDR3/512MB】
■CASE■
CoolerMaster CM690 ファンはフロント・リアに120mmBlueLEDファンを1基ずつ搭載。後日排気ファンを静音タイプに交換。
持ち運びとか予算のある人は同じCoolerMasterのCosmosがいいかも。
■DISK■
ブートドライブ:SSD:_CFD CSSD-S6M64NM4Q (64GB×1)
ワークドライブ:SATA HDD:_HGST HDS723020BLA642 (2TB×2)
■CD/DVD-R DRIVE■
LITE ON製 IHAS524-T27 A(SATA)
=====================================================
パーツ解説しましょうか。
■CPU■
まずは使いたいCPUがIntel i7だったのでちょっと安かったコレに決定。
2600Kで組む方がCPUとしてはトレンドですがマザボとMacOSの相性がまだ分かりませんので一つ前のシリーズでいった方が安心でしょう。
■MOTHER BOARD■
CPUがコレでいくと決まるとマザボの幅も決まってきます。P55チップセットでソケットがLGA1156のものからセレクト。
推奨(?)メーカーはASUSもしくはGIGABYTEのどちらかです。
僕はPCIeを1スロット、PCIを3スロット装備したASUS P7P55 LEというヤツにしました。
注意事項ですがリアルMacから乗換えの場合、ASUS マザボを使うとこれまでのFirewire資産は使えなくなります。
オンボードでFirewire端子が付いていてもMacOS側がこのチップに対応していないのです。有名な話のようですが、作ってる時は知らなかった。
なので僕自身はもうFW系は使っていませんが、多数お持ちの方はマザボをGIGABYTEにするか、ストレージ環境をE-SATAに移行していくかした方が良いかも。
ちなみにGIGAのオンボードチップはT.I(Texas Instruments)なのでFW資産は流用可能ですが、組み上がった後にインストールするシステムソフトウェアがASUSの場合とちょっち変わってきます。
■電源■
マスタリングマシンの時と同じ、ACBELの1100Wのものにしました。とにかく安定性がすばらしーです。
難点は前もいいましたが、電源インレットコネクターが特殊なのとファンが少しうるさいくらいです。
僕は安定性命の人間なので自分的に実績のあるこれになりましたが、800Wクラスのものでも容量は足ります。
■VIDEO CARD■
nVIDIA製なら基本大丈夫だと思いますが、もちろん(?)保証はできません。
DAWで使うなら安いので十分です。
■CASE■
基本的には好きなものでいいと思いますが、気をつけるポイントとしては
・なるべくでかいミドルタワー、もしくはフルタワーケースであること。
・フルサイズPCIカードが挿せる奥行きが30cm程度あること。
くらいですかね。
僕はこれまたマスタリングマシンと同じもの使いました。
■STORAGE■
これまたマスタリングマシンと同じでブートドライブにはSSD使いましたが
安いHDDの方がコストパフォーマンス的には良いかも知れません。
ストレージ用は2TBのHDDです。まあこれもSU◯◯UNG以外なら大丈夫でしょう。
僕は個人的好みでHDDは全部HGSTにしました。
■CD/DVD-R DRIVE■
僕は何のこだわりもなく値段で選びました。ライティングにこだわる場合は内蔵ドライブにお金掛けるより、外付でいいのを使った方があとあといいと思いますよ。
という訳でパーツをセレクトしてきましたが、選択根拠としては
【少し高いが安定しているもの】
【最終ミックスに影響ない範囲で安いもの】
【少し高いが簡単に変えられないパーツで音に影響するもの】
【どこのを使っても一緒ならとことん安いもの】
という考えをよりどころにして選びました。
〜〜〜
それから衝撃の告白ですが、ハードウェア組み上げまでははしょらせて頂きます。(ホンマかいな!)
なんでかというと僕もそこまで自作PCに経験豊富なわけではない上に、今回はいきなり変化球を投げようとしているので、せめて組み上げまでは、素晴らしい解説をされているページを参考に正統に組んでもらった方が良いと思うわけです。
なんせ組み上がった後も普通のMacより手が掛かるのは間違いないので、いろいろ詳しくなっておくに越したこたない。
組むのもメンテするのもアナタですぜ。
□自作大図鑑さん : http://jisaku-pc.net/
□自作PC作成・最新情報ガイドさん : http://pcparts.fc2web.com/builtpc.html
こちらをガン見しつつ頑張ってみてください。
栄光は目の前ですぞ!!
いやー字が多いですな!
かといってあまり載せる写真もないのでつらいとこです。すばせん。。。
あ、あとコレも必要です。ご用意を。

June 24, 2011
リフレクションフィルターのDIY
突然ですがリフレクションフィルターってご存知ですか?
歌録りなどでコンデンサマイクを立てる時にマイクを後ろから囲っちゃうアレです。

単一指向のコンデンサマイクを使用するとき、一番感度が高いのが正面の音だけど
側面や後方の音も拾ってしまうので、必要ない音も拾ってしまって音が濁ってしまう。
この背面特性(っていうのか?)を殺して音の回り込みを減らして正面の音をより浮き上がらせる、とゆうのがリフレクションフィルターの働きです。
平たく言えばマイクの側面&後ろにぺたぺた吸音材を貼りまくれば効果がでるのです。
コロンブスの卵な発想で素晴らしいと思います。
いちど外のスタジオで使った時、その効果に感動しました。
感動はしましたが、高いお金出して買う程でもないのでこれをDIYで作っちゃいます。
(どやねん?ソレ)
材料はウチに余ってる板の端材と余ってた吸音材を使ったので、買ったのは金具だけです。
かかった費用は驚きのコスパ、合計800円!

ここまで安くはならないかもですが、メインとなるパネルに1×4(ワンバイフォー)材を使えば
安価にできるので宅録野郎な方はぜひやってみましょう。どこのホームセンターでも売ってます。
塗装を除けば2時間もあればできますよ。
【使った材料】
メインパネル:昔使ったフローリング材のあまりを使いました。幅12.5cm、厚さ1.6cm、長さ2mのラオス松を長さ37cm×5枚に切り出しました。
1×4材を使う人は木材の幅が89mmなので、7枚に切り出せるようにするとよいかも。
奇数枚で切り出した方が、後述する金具2をセンターパネルの後ろに取付ける関係上良いと思われます。(その場合金具2が一個だけだと強度が心配ですが)
金具1:メインパネル用の金具。I字型の2点止め金具(長さ6cm)を近所のビバホームで一個80円×10個購入。ワンバイ材の場合は個数が増えるかも。
金具2:マイクスタンド固定用の金具。これが一番調達が難しいかも。僕はFurmanのCUE BOX用に付属していた金具を万力で折り曲げて使いました。
ネジ:金具1の穴径に合うもので、パネルの厚みより短いもの。反対側に飛び出しちゃうといただけないので。
吸音材1:カーボンフェルトというきめの細かい素材。よく車のデッドニングに使われます。高域には効きそうなのでこれを木のパネルの上に敷きます。普通に100円ショップのフェルトなんかでもいいんじゃないでしょうか。
吸音材2:前のスタジオで使っていたミニソネックスの残骸を流用。これをさっきのカーボンフェルトの上に張り付けます。これも厚手のフェルトで取り回しがしやすいものがあればそれでも良いと思います。
【使った工具】
ノコギリ:まずは必要ですな。
メジャー:これまた必要ですな。持ってなければ100円ショップので十分です。
タッカー:でかいホッチキスみたいなヤツです。危ないから間違えても発射口を人に向けないでくださいね。ちょっと高いですが吸音材を貼付けるのに必須。
ペンチ2本:金具1を折り曲げるのに使います。別に他のものでもいいっす。
ヤスリ/塗料等:ムクでもかっちょいいですが、仕上げをええ感じにしたい時は必要。僕はサンダーを160番/400番で掛けた後、フローリング塗りに使った柿渋(かきしぶ)を2回塗装後、蜜蝋(ワックスみたいなもんです)を塗って仕上げました。純日本おばあちゃんち感を目指してます。
水平器:なくても問題ないです。マイクスタンドに設置した時ななめってるとかっこわるいので使っただけです。
ドリル:なくてもいいです。僕はちょっとでも木を軽くしたかったのでパネル材に穴を開けるのに使いました。
【何となく構造】
上から見てU字になってないといけないので、パネル5枚と金具1でイビツな曲線をつくり、
この曲線の内側に吸音材1、2をぺしぺしっと貼って完成。
へたっぴなイラストですがこんな感じ。

何で2層で貼るかというと、少しでも違う素材を組み合わせて吸音した方がバランス良くなるのでは、という想像です。
学術的根拠はまーったくありません。
【工作手順】
いらないと思いますががとりあえず。
仕上げを気にする方は前もってヤスリがけ、塗装をしておいてください。
① まずはメインパネルを切り出します。リフレクションフィルターの高さ自体をどうしようかと思ったんですが、現場合わせで37cmの高さに決定。パネル材に37cmで墨を引いてノコギリでカット。5本切り出します。
② 金具1をええ感じに折り曲げて、曲線の骨材とします。だいたい30°〜35°くらいで曲げるのが良いかと。
③ なるべく水平を出しつつ、パネル材をタテに並べ、金具1をパネル材一枚につき2カ所ずつネジ止めしていきます。パネル材が重い場合は3カ所で止めていった方が安心。
④ 金具2をパネル3の背面に付けます。これ以外にいい金具ないか探しているのですが、なかなか見つかりません。見つけたら報告します。
⑤ なんとなく形ができたところで、吸音材1を現物合わせでカットします。
あらかじめ測っといてもいいんですが、曲線だと誤差出やすいので素人らしく(?)現物で。カットできたら第一層としてパネル内側にタッカー止めしていきます。四隅、四隅の間、センターくらいを打っとけば大丈夫。
⑥ 同じように吸音材2をカットしていきますが、ここは見える部分なので注意してキレイにカットしないと仕上がりが汚く見えちゃいまいますので慎重に。もし失敗しちゃった場合はそのまま吸音材タッカー止めしてしまって、上からサテン布地かなんかでカバーをかけてタッカー止めするとスタジオっぽくなると思います。
で、完成。



やっぱ鬼門は金具2ですね。音屋のマイクスタンドパーツでありそうなんですが。。。
がんばって探します。
◯◯ 追記 ◯◯
金具2の情報です。
同じではないですが、こんなようなステレオバーをマイクスタンドに取付けて
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1204%5EST2%5E%5E

2本のホルダ取付け部分にコレを2個
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=814^BMS10A^^

取付けてメインパネルの背面に固定するというのはどうでしょう?
強度的にもかなり安定する方法だし、角度も変えられるのでナカナカ良いのでは?と思います。
(パーツ代がちょいとかかりますが)
やってみようと思われた方、もし完成したらどんな感じか教えてくださいね!
歌録りなどでコンデンサマイクを立てる時にマイクを後ろから囲っちゃうアレです。

単一指向のコンデンサマイクを使用するとき、一番感度が高いのが正面の音だけど
側面や後方の音も拾ってしまうので、必要ない音も拾ってしまって音が濁ってしまう。
この背面特性(っていうのか?)を殺して音の回り込みを減らして正面の音をより浮き上がらせる、とゆうのがリフレクションフィルターの働きです。
平たく言えばマイクの側面&後ろにぺたぺた吸音材を貼りまくれば効果がでるのです。
コロンブスの卵な発想で素晴らしいと思います。
いちど外のスタジオで使った時、その効果に感動しました。
感動はしましたが、高いお金出して買う程でもないのでこれをDIYで作っちゃいます。
(どやねん?ソレ)
材料はウチに余ってる板の端材と余ってた吸音材を使ったので、買ったのは金具だけです。
かかった費用は驚きのコスパ、合計800円!

ここまで安くはならないかもですが、メインとなるパネルに1×4(ワンバイフォー)材を使えば
安価にできるので宅録野郎な方はぜひやってみましょう。どこのホームセンターでも売ってます。
塗装を除けば2時間もあればできますよ。
【使った材料】
メインパネル:昔使ったフローリング材のあまりを使いました。幅12.5cm、厚さ1.6cm、長さ2mのラオス松を長さ37cm×5枚に切り出しました。
1×4材を使う人は木材の幅が89mmなので、7枚に切り出せるようにするとよいかも。
奇数枚で切り出した方が、後述する金具2をセンターパネルの後ろに取付ける関係上良いと思われます。(その場合金具2が一個だけだと強度が心配ですが)
金具1:メインパネル用の金具。I字型の2点止め金具(長さ6cm)を近所のビバホームで一個80円×10個購入。ワンバイ材の場合は個数が増えるかも。
金具2:マイクスタンド固定用の金具。これが一番調達が難しいかも。僕はFurmanのCUE BOX用に付属していた金具を万力で折り曲げて使いました。
ネジ:金具1の穴径に合うもので、パネルの厚みより短いもの。反対側に飛び出しちゃうといただけないので。
吸音材1:カーボンフェルトというきめの細かい素材。よく車のデッドニングに使われます。高域には効きそうなのでこれを木のパネルの上に敷きます。普通に100円ショップのフェルトなんかでもいいんじゃないでしょうか。
吸音材2:前のスタジオで使っていたミニソネックスの残骸を流用。これをさっきのカーボンフェルトの上に張り付けます。これも厚手のフェルトで取り回しがしやすいものがあればそれでも良いと思います。
【使った工具】
ノコギリ:まずは必要ですな。
メジャー:これまた必要ですな。持ってなければ100円ショップので十分です。
タッカー:でかいホッチキスみたいなヤツです。危ないから間違えても発射口を人に向けないでくださいね。ちょっと高いですが吸音材を貼付けるのに必須。
ペンチ2本:金具1を折り曲げるのに使います。別に他のものでもいいっす。
ヤスリ/塗料等:ムクでもかっちょいいですが、仕上げをええ感じにしたい時は必要。僕はサンダーを160番/400番で掛けた後、フローリング塗りに使った柿渋(かきしぶ)を2回塗装後、蜜蝋(ワックスみたいなもんです)を塗って仕上げました。純日本おばあちゃんち感を目指してます。
水平器:なくても問題ないです。マイクスタンドに設置した時ななめってるとかっこわるいので使っただけです。
ドリル:なくてもいいです。僕はちょっとでも木を軽くしたかったのでパネル材に穴を開けるのに使いました。
【何となく構造】
上から見てU字になってないといけないので、パネル5枚と金具1でイビツな曲線をつくり、
この曲線の内側に吸音材1、2をぺしぺしっと貼って完成。
へたっぴなイラストですがこんな感じ。

何で2層で貼るかというと、少しでも違う素材を組み合わせて吸音した方がバランス良くなるのでは、という想像です。
学術的根拠はまーったくありません。
【工作手順】
いらないと思いますががとりあえず。
仕上げを気にする方は前もってヤスリがけ、塗装をしておいてください。
① まずはメインパネルを切り出します。リフレクションフィルターの高さ自体をどうしようかと思ったんですが、現場合わせで37cmの高さに決定。パネル材に37cmで墨を引いてノコギリでカット。5本切り出します。
② 金具1をええ感じに折り曲げて、曲線の骨材とします。だいたい30°〜35°くらいで曲げるのが良いかと。
③ なるべく水平を出しつつ、パネル材をタテに並べ、金具1をパネル材一枚につき2カ所ずつネジ止めしていきます。パネル材が重い場合は3カ所で止めていった方が安心。
④ 金具2をパネル3の背面に付けます。これ以外にいい金具ないか探しているのですが、なかなか見つかりません。見つけたら報告します。
⑤ なんとなく形ができたところで、吸音材1を現物合わせでカットします。
あらかじめ測っといてもいいんですが、曲線だと誤差出やすいので素人らしく(?)現物で。カットできたら第一層としてパネル内側にタッカー止めしていきます。四隅、四隅の間、センターくらいを打っとけば大丈夫。
⑥ 同じように吸音材2をカットしていきますが、ここは見える部分なので注意してキレイにカットしないと仕上がりが汚く見えちゃいまいますので慎重に。もし失敗しちゃった場合はそのまま吸音材タッカー止めしてしまって、上からサテン布地かなんかでカバーをかけてタッカー止めするとスタジオっぽくなると思います。
で、完成。



やっぱ鬼門は金具2ですね。音屋のマイクスタンドパーツでありそうなんですが。。。
がんばって探します。
◯◯ 追記 ◯◯
金具2の情報です。
同じではないですが、こんなようなステレオバーをマイクスタンドに取付けて
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1204%5EST2%5E%5E

2本のホルダ取付け部分にコレを2個
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=814^BMS10A^^

取付けてメインパネルの背面に固定するというのはどうでしょう?
強度的にもかなり安定する方法だし、角度も変えられるのでナカナカ良いのでは?と思います。
(パーツ代がちょいとかかりますが)
やってみようと思われた方、もし完成したらどんな感じか教えてくださいね!
March 09, 2011
マスタリングマシンDIY#3
PCランニングテストではあるのですが、僕のレビューは基本的にかなり右脳寄り
である事を告白しておきます。
で、引き続きマスタリングマシンネタ。
今回はオーディオインターフェイスカード。
カードを選ぶ前に、デジタル入出力が前提なのでAD/DAコンバータが重要になる訳ですが
しばらくの間、コンバータとしてKORG MR-2000SをPCM 96khzモードで使うつもりでいる。
以前ジャズの2トラックダイレクト録音の時にマスターとして導入したのですが、
好きなんですワ。これ。
が、このヒト、プロ用マスターレコーダーのはずなのにI/OにAES/EBUが付いてない。
設置スペースの問題だろうか。音いいのにもったいない。なんで付けなかったんだろう??
話は戻ってカードセレクトの目的としては
『今すぐS/PDIFを使えて、将来的にAESに変更できて、しかもドライバーが安定していて
音も良く、クロック周りもフレキシブルさがあり、PCIeタイプであるもの』
というかなり都合の良いI/Fを探していたら、
--
----
---------
--------------(探してます)
----------------------------(探してます探してます)
--------------------------------------------!!
(^^)ありました。
【RME HDSPe AIO PCI-e + HDSP 9632 WCM Module】です。

海外評でほぼ決めました。もちろん試聴もしてますよ。
安定性で肉薄していたLYNX AES16eととても迷いましたが、マルチトラックで録音はしないので
S/PDIFの有無とクロック周りの充実でこれにすることにしました。
まあS/PDIFをインピーダンス変換してAES16eで使うという手もありましたが。
購入後、早速ウキウキで取付けてドライバもインストールして、起動。
おお起動した。超簡単!
Sequoia側でASIOの設定を行い、I/Fを認識したとこで48k/24bit/wavオーディオファイルを
読み込んでみる。
おおー素晴らしく安定している!
前にいくつもI/Fを試してダメだった部分が軽く解決されてしまってるぞ。
バッファを三ケタまで追い込んでもサクサク動く。プレイバックのタイムラグもほぼ感じない。
ナイスRME。
ウワサによるとどうやらMAGIXのソフト開発はRMEのハードウェアで行ってるらしいので
この安定度は当たり前なのかもしれないが、それまでがホント大変だったのでこれはすばらしい。
で肝心の音は?
これまたいいです。前にFirefaceを借りて使った時は、解像度だけ高いデジカメのような
音だったんですが、AIOはそれプラス銀塩フィルム感もあって、もっと血が通ってる音がする。
うーん、我ながらエンジニアとは思えん表現だ。
もっかいチャレンジ。
なんというか同じ音源をCDで聴いた時とアナログレコードで聴いた時の違いにちょっと及ばない感じ?
さらに全然分からないヒドイ表現になった。まあ音は良いという事が言いたい訳です。
ちなみに今のとこクロックにはANTELOPE OCXVとDACにはMR2000Sを使ってます。
RMEというメーカーはかなりコンシューマー寄りのメーカーだと思ってたんだけど
AIOの音を聴くと、いまどきそういう棲み分けは意味が無いみたい。
外部クロック動作でも内蔵SteadyClockでの動作でも、両方クオリティの高い反応をしている。
ちなみにSteadyClockもデフォルトでこのレベルなら大したもんですよ。なかなかいいです。
長々書いてきましたが、しばらくはこれでイケル(と思われる)マスタリングマシンが無事完成したのでした。
これにてマスタリングマシン話はひとまず終了。
ついでにここに至るまでに試した事を備忘録的に記録しておきます。
役に立つ事があれば嬉しいです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【MAGIXソフトウェアとオーディオンターフェイスの相性】
以前BOOT CAMP環境時代にいろんなI/Fを試したのだが、「サンプリチュード/セコイア」というソフトは、ドライバ/ハードウェアの相性問題がなかなかシビア。
ここまでシビアなのはソフトの売れ行きに直接影響するというのに、いまどき珍しいソフトなのです。
動作がいきなり遅くなったり突発的にデジタルノイズが乗ったりとかなり手厳しく、このままでは操作を覚えることもおぼつかないので、手持ちの安物I/Fでいろいろ試してみた。
あくまでMAGIX用のテストですので他のソフトをお使いの方には全然当てはまりません。
----------------------------------------
“チェック環境”
PC : Mac Book Pro Core2/2.5G + メモリ 4GB
Soft : SEQUOIA 11.03 on WIN XP SP3
----------------------------------------
というBootCamp環境下での2CH作業チェック。
試したインターフェイスが
1) M-AUDIO AUDIO FILE USB
2) DIGIDESIGN MBOX 2
3) DIGIDESIGN MBOX 2 PRO
4) ECHO AUDIOFIRE 4
5) ECHO Indigo IOX の五つ。
1),2),3)はドライバが合わない。音が出ないか、出てもノイズだらけ。
もちろん対応バージョン等は確認済みでもこの状態。
アプリ起動後プレイバックしても音が全く出ず、バッファー値変えたり、デジアナ両IN/OUT等設定を変えて再起動してもだめ。
たまに音が出る時があってもぱちぱちノイズの嵐が吹き荒れる。
また設定変えて終了してコールドスタートの繰り返し。こりゃだめだ。
4)、 5)のECHOはMAGIX代理店のフックアップさんが扱ってるだけに1)2)3)よりははるかに安定している。
ノイズは出ないし普通に音は出る。やや動作が重く感じるが基本動作は問題ないようだ。
バッファもそれまで8000いくつとか実用レベルで厳しい数字で試していたのを
2048まで落としてみてもちょっと挙動不審にはなるものの動きはしました。
で肝心の音質だがDTMとかトラベルレベルだったらいいけどマスタリングはムリ。
というか元からそういう事を議論する値段帯じゃないのでしょうがないですな。
しばらくはS/PDIFから出力してMR2000SでDAして試してみる事にしていたが、どうやらデジタル周りがやや貧弱なようだ。
たまにデジタルノイズが乗るのと、プレイバックの波形と音が一致しない妙なエラーが出る。
いくつか問題はあるものの、僕が個人的に検証してみてMAGIX関係で使えるハードウェアメーカーは
・ECHO
・RME
・LYNX
の三つでした。
他にも対応しているメーカーはあるとは思いますが、RME & LYNXレベルで対応している所は
おそらく無いんじゃないかなと思います。
である事を告白しておきます。
で、引き続きマスタリングマシンネタ。
今回はオーディオインターフェイスカード。
カードを選ぶ前に、デジタル入出力が前提なのでAD/DAコンバータが重要になる訳ですが
しばらくの間、コンバータとしてKORG MR-2000SをPCM 96khzモードで使うつもりでいる。
以前ジャズの2トラックダイレクト録音の時にマスターとして導入したのですが、
好きなんですワ。これ。
が、このヒト、プロ用マスターレコーダーのはずなのにI/OにAES/EBUが付いてない。
設置スペースの問題だろうか。音いいのにもったいない。なんで付けなかったんだろう??
話は戻ってカードセレクトの目的としては
『今すぐS/PDIFを使えて、将来的にAESに変更できて、しかもドライバーが安定していて
音も良く、クロック周りもフレキシブルさがあり、PCIeタイプであるもの』
というかなり都合の良いI/Fを探していたら、
--
----
---------
--------------(探してます)
----------------------------(探してます探してます)
--------------------------------------------!!
(^^)ありました。
【RME HDSPe AIO PCI-e + HDSP 9632 WCM Module】です。

海外評でほぼ決めました。もちろん試聴もしてますよ。
安定性で肉薄していたLYNX AES16eととても迷いましたが、マルチトラックで録音はしないので
S/PDIFの有無とクロック周りの充実でこれにすることにしました。
まあS/PDIFをインピーダンス変換してAES16eで使うという手もありましたが。
購入後、早速ウキウキで取付けてドライバもインストールして、起動。
おお起動した。超簡単!
Sequoia側でASIOの設定を行い、I/Fを認識したとこで48k/24bit/wavオーディオファイルを
読み込んでみる。
おおー素晴らしく安定している!
前にいくつもI/Fを試してダメだった部分が軽く解決されてしまってるぞ。
バッファを三ケタまで追い込んでもサクサク動く。プレイバックのタイムラグもほぼ感じない。
ナイスRME。
ウワサによるとどうやらMAGIXのソフト開発はRMEのハードウェアで行ってるらしいので
この安定度は当たり前なのかもしれないが、それまでがホント大変だったのでこれはすばらしい。
で肝心の音は?
これまたいいです。前にFirefaceを借りて使った時は、解像度だけ高いデジカメのような
音だったんですが、AIOはそれプラス銀塩フィルム感もあって、もっと血が通ってる音がする。
うーん、我ながらエンジニアとは思えん表現だ。
もっかいチャレンジ。
なんというか同じ音源をCDで聴いた時とアナログレコードで聴いた時の違いにちょっと及ばない感じ?
さらに全然分からないヒドイ表現になった。まあ音は良いという事が言いたい訳です。
ちなみに今のとこクロックにはANTELOPE OCXVとDACにはMR2000Sを使ってます。
RMEというメーカーはかなりコンシューマー寄りのメーカーだと思ってたんだけど
AIOの音を聴くと、いまどきそういう棲み分けは意味が無いみたい。
外部クロック動作でも内蔵SteadyClockでの動作でも、両方クオリティの高い反応をしている。
ちなみにSteadyClockもデフォルトでこのレベルなら大したもんですよ。なかなかいいです。
長々書いてきましたが、しばらくはこれでイケル(と思われる)マスタリングマシンが無事完成したのでした。
これにてマスタリングマシン話はひとまず終了。
ついでにここに至るまでに試した事を備忘録的に記録しておきます。
役に立つ事があれば嬉しいです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【MAGIXソフトウェアとオーディオンターフェイスの相性】
以前BOOT CAMP環境時代にいろんなI/Fを試したのだが、「サンプリチュード/セコイア」というソフトは、ドライバ/ハードウェアの相性問題がなかなかシビア。
ここまでシビアなのはソフトの売れ行きに直接影響するというのに、いまどき珍しいソフトなのです。
動作がいきなり遅くなったり突発的にデジタルノイズが乗ったりとかなり手厳しく、このままでは操作を覚えることもおぼつかないので、手持ちの安物I/Fでいろいろ試してみた。
あくまでMAGIX用のテストですので他のソフトをお使いの方には全然当てはまりません。
----------------------------------------
“チェック環境”
PC : Mac Book Pro Core2/2.5G + メモリ 4GB
Soft : SEQUOIA 11.03 on WIN XP SP3
----------------------------------------
というBootCamp環境下での2CH作業チェック。
試したインターフェイスが
1) M-AUDIO AUDIO FILE USB
2) DIGIDESIGN MBOX 2
3) DIGIDESIGN MBOX 2 PRO
4) ECHO AUDIOFIRE 4
5) ECHO Indigo IOX の五つ。
1),2),3)はドライバが合わない。音が出ないか、出てもノイズだらけ。
もちろん対応バージョン等は確認済みでもこの状態。
アプリ起動後プレイバックしても音が全く出ず、バッファー値変えたり、デジアナ両IN/OUT等設定を変えて再起動してもだめ。
たまに音が出る時があってもぱちぱちノイズの嵐が吹き荒れる。
また設定変えて終了してコールドスタートの繰り返し。こりゃだめだ。
4)、 5)のECHOはMAGIX代理店のフックアップさんが扱ってるだけに1)2)3)よりははるかに安定している。
ノイズは出ないし普通に音は出る。やや動作が重く感じるが基本動作は問題ないようだ。
バッファもそれまで8000いくつとか実用レベルで厳しい数字で試していたのを
2048まで落としてみてもちょっと挙動不審にはなるものの動きはしました。
で肝心の音質だがDTMとかトラベルレベルだったらいいけどマスタリングはムリ。
というか元からそういう事を議論する値段帯じゃないのでしょうがないですな。
しばらくはS/PDIFから出力してMR2000SでDAして試してみる事にしていたが、どうやらデジタル周りがやや貧弱なようだ。
たまにデジタルノイズが乗るのと、プレイバックの波形と音が一致しない妙なエラーが出る。
いくつか問題はあるものの、僕が個人的に検証してみてMAGIX関係で使えるハードウェアメーカーは
・ECHO
・RME
・LYNX
の三つでした。
他にも対応しているメーカーはあるとは思いますが、RME & LYNXレベルで対応している所は
おそらく無いんじゃないかなと思います。
March 08, 2011
マスタリングマシンDIY#2
マスタリングマシン編です。
前フリしといてしばらく経ってしまった。
で、ソフトは決まってたので改めてパーツのセレクト。
海外のサンプリフォーラムとかGearslutzで
“ヘイガイズ!オレのマシンは早いし安定してるぜ!!いいだろ?” 的やたらアメリカンなスレと
日本でNATIVE環境を構築して使っているサンプリユーザーの方の意見を参考にさせて頂きました。
実際に組んだハードウェアは
SOFT : Win 7 Ultimate 64 bit installed and running Sequoia 11.2
CPU : intel core i7 860 2.80GHZ
M/B : ASUS P7P55LE
MEMORY : Corsair CMX4GX3M2A1600C9
GB : ASUS RADEON 5750 1GB.
PS : Acbel 1100w psu.
CASE : Cooer Master CM690
SYSTEM HDD : CFD 64Gb SSD programs drive
WORK HDD : 2 x HGST 1TB SATAII HDD 7200rpm 32MB Cache
となりました。

たぶんコレみて分かる方は僕より全然詳しい方だと思うので
至らない所があっても勘弁してくださいね。
とりあえず電源にはいいもの使おうと思っていたのでAcbelの1100Wの
モノにしました。
実際使っていて安定度、音質もとても良いのですが難点がふたつ。
その1
ケーブルが大量に直付けされてるので、かなりPCケースがでかくないと使用してないケーブルの逃げ場がナイ。
その2
電源インレットプラグが通常の3ピンの電源ケーブルと互換性の無い特殊なもの。
この規格がなんなのかすら分からない。
パーツ屋を探してみても当然見当たりません。
PCの電源ケーブルで音作りすることが今のところできないので、この問題はおいおい考えていくことにします。
音自体はとても良いので現状でも特に不満がある訳ではないが。
SSDは近所のPCデポで安売りしていたので、コリャイイとブートシステムに試してみました。
まあもうちょっと安くなってからでも良かったんだけど、実際使ってみると起動がピュッとしてナカナカ良い感触。
これがHDDの時はもう少しヌルっとした感じでした。
大阪人的表現でスミマセンが、要は速くなったと言いたいワケです。
昔からパソコンの中身をいじるのは好きだったけど、それらは全部Macだったので、今回のように最初から組み立て、Macより煩雑なWinOSインストールまで行うのは初心者にはチト高いハードルかなと思ってました。
ですが調べまくって試しまくったら何とかなるもんです。
いくつかトラブルはあったものの、無事電源が入りBIOSも起動。
その後Win7インストールも完了しました〜。
今回作業はここまで。

今のとこマスタリングの2chのみなのでマシンパワーは要求されない。
なので現状ではかなりのオーバースペックだけど、延命治療の限りを尽くしてこいつを7.8年は使うつもりでいる。
雷でも落ちない限りね。
ちなみに以前使っていたPowerBookG4は液晶、M/B、CPUから何から延命オペしまくりで、
退役時に残っていたオリジナルパーツは筐体とCDRドライブ、ケース内部のプラスチックの仕切りのみ。
この秒進分歩な時代に結局7年は使った。。。
--
そんなこんなでやっと無事MacBookProのブートキャンプ環境から
専用ハード環境に移行できたのでした。
次回は音の肝となるのオーディオカードインストールについて。
前フリしといてしばらく経ってしまった。
で、ソフトは決まってたので改めてパーツのセレクト。
海外のサンプリフォーラムとかGearslutzで
“ヘイガイズ!オレのマシンは早いし安定してるぜ!!いいだろ?” 的やたらアメリカンなスレと
日本でNATIVE環境を構築して使っているサンプリユーザーの方の意見を参考にさせて頂きました。
実際に組んだハードウェアは
SOFT : Win 7 Ultimate 64 bit installed and running Sequoia 11.2
CPU : intel core i7 860 2.80GHZ
M/B : ASUS P7P55LE
MEMORY : Corsair CMX4GX3M2A1600C9
GB : ASUS RADEON 5750 1GB.
PS : Acbel 1100w psu.
CASE : Cooer Master CM690
SYSTEM HDD : CFD 64Gb SSD programs drive
WORK HDD : 2 x HGST 1TB SATAII HDD 7200rpm 32MB Cache
となりました。

たぶんコレみて分かる方は僕より全然詳しい方だと思うので
至らない所があっても勘弁してくださいね。
とりあえず電源にはいいもの使おうと思っていたのでAcbelの1100Wの
モノにしました。
実際使っていて安定度、音質もとても良いのですが難点がふたつ。
その1
ケーブルが大量に直付けされてるので、かなりPCケースがでかくないと使用してないケーブルの逃げ場がナイ。
その2
電源インレットプラグが通常の3ピンの電源ケーブルと互換性の無い特殊なもの。
この規格がなんなのかすら分からない。
パーツ屋を探してみても当然見当たりません。
PCの電源ケーブルで音作りすることが今のところできないので、この問題はおいおい考えていくことにします。
音自体はとても良いので現状でも特に不満がある訳ではないが。
SSDは近所のPCデポで安売りしていたので、コリャイイとブートシステムに試してみました。
まあもうちょっと安くなってからでも良かったんだけど、実際使ってみると起動がピュッとしてナカナカ良い感触。
これがHDDの時はもう少しヌルっとした感じでした。
大阪人的表現でスミマセンが、要は速くなったと言いたいワケです。
昔からパソコンの中身をいじるのは好きだったけど、それらは全部Macだったので、今回のように最初から組み立て、Macより煩雑なWinOSインストールまで行うのは初心者にはチト高いハードルかなと思ってました。
ですが調べまくって試しまくったら何とかなるもんです。
いくつかトラブルはあったものの、無事電源が入りBIOSも起動。
その後Win7インストールも完了しました〜。
今回作業はここまで。

今のとこマスタリングの2chのみなのでマシンパワーは要求されない。
なので現状ではかなりのオーバースペックだけど、延命治療の限りを尽くしてこいつを7.8年は使うつもりでいる。
雷でも落ちない限りね。
ちなみに以前使っていたPowerBookG4は液晶、M/B、CPUから何から延命オペしまくりで、
退役時に残っていたオリジナルパーツは筐体とCDRドライブ、ケース内部のプラスチックの仕切りのみ。
この秒進分歩な時代に結局7年は使った。。。
--
そんなこんなでやっと無事MacBookProのブートキャンプ環境から
専用ハード環境に移行できたのでした。
次回は音の肝となるのオーディオカードインストールについて。
November 25, 2010
韓国どうでもいい雑記
ぼくの仕事は終わってしまったので、ひとりで一日色んなとこをぶらぶらしてみた。
なのでレコーディングはしません。
まずはPCパーツを物色してみたいと思ってたので
韓国のアキバらしい、龍山電商街(ヨンサンチョンジャサンガ)へ。
iPhoneマップで見るとホテルのある麻浦から歩けそうなので歩いてみる。
ちなみに向こうにいる間、wifiのみのネット使用にしてたんだけど、
ほとんどの場所で野良電波が飛んでいた!
しかもほぼセキュリティフリーだったので歩き回るmap多用の自分はすごく助かった。
で3,40分ほど歩いて、周りの雰囲気が変わったのでどうやら着いたっぽい。
フリーマーケット的に屋台がいっぱい出ててとてもにぎやか。

その店頭ではお兄ちゃんがイリーガルDVDやゲームソフトを売ってたり、
化粧濃いめのおばちゃんがタコヤキの代わりにマザーボードを売ってたりする。
ちょうどPCを組もうとしてるとこだったので見てみたが、
よく考えたら税関がめんどくさいのと、いざ組んでみて初期不良だったら
その場でゴミになってしまうのでやめた。
で、結局16GBのUSBメモリーを18000ウォン(おおよそ1500円くらい)で買った。
これは安いと思うが現場的にはどうなんだろうか。
それとWin7ultimateのインストールDVD。値段は言えないです。。。
下調べゼロで現地を歩き回ったので、やたら遠回りが多かった。
体感的にはアキバよりは狭いです。(と思う)
ラジデパ的なビルに入ってもやってない店がとても多かったので
休日の魚市場みたいな感じがしてせつない気分になってきた。
なので次の目的地へ向かうことにする。
その人恋しさを解消すべく今度は白タクで南大門市場(ナンデモンシジャン)に向かう。
めっちゃすごい人。こりゃアガってきた。

とりあえずアッパーになりたかったので市場の中にある、
うまいらしい参鶏湯(サムゲタン)の店へ行ってみる。
ややこしい場所にあるらしいのだが、もともと裏道大好き人間なので労せず発見できた。
結構すいてたのでとりあえず座って、サムゲタンを注文したらなんとか通じた。
まあ日本語で言ったとしても 「サムゲタンちょうだい」なので大して変わらんが。
来た!で食す。
うま〜い!
とりあえず今日一番テンションあがった。
鶏がこれ以上柔らかくできんだろ!というくらいとろとろに煮込まれててダシでまくりで激ヤバです。
食い方マナーはよくわからなかったが周りをチラ見しながら塩振ってキムチつまみながら食う。
めっさうまい。
ちょっと量が多かったがなんとか完食できた。
何人かで来てシェアできたら他のも食べられたので、もし今度来るときはそうしようと思う。
うわー来て良かった。
他にもいろいろ回るつもりだったのだが、ハラがいっぱいになって何にもしたくなくなってしまった。
このあたりおっさん化進行がみてとれます。
が、せっかく市場に来たのでお土産を買っていこうと思い、少しウロウロしたが
欲しい物は新大久保で買えることに気づき、ビン入りキムチだけ買って帰ることにする。
タクシー拾う大通りに出るまでに変なビルがあった。

これ何の店?
一階はメガネ売ってて、二階は両替屋、三階はレコ屋か?それともアレを売ってるのか?
【おまけ:一家団らんとトウガラシ】
想像通りどこでメシ食っても赤トウガラシ色。
辛いのが少し苦手だったので、心配だったんだけど
食べ続けてると、辛いなかに色んな味があるのが分かってきてなんか嬉しい。
深夜2時ごろホテルのそばの地元飲み屋に入ったらこの時間なのに家族連れでほぼ満席。
しかも観察してると、家族たちのメニューが皆同じ。
4人がけテーブルで真ん中に
「チゲ鍋てんこもり」的な赤い鍋があり
それプラス各自
「ごはん山盛り+青唐辛子まるごと10本ずつくらい」がある。
ごはんの量はお供えクラス。
さらに観察してると
チゲ鍋の肉をみんなで取り合いながら、箸休めのように青唐辛子をかじる。
たまにごはん食う。
というのがオーセンティックマナーのようだ。
こうやってタフな人たちが出来上がってゆくのだな…と勝手に想像する。
とても真似できん。
なのでレコーディングはしません。
まずはPCパーツを物色してみたいと思ってたので
韓国のアキバらしい、龍山電商街(ヨンサンチョンジャサンガ)へ。
iPhoneマップで見るとホテルのある麻浦から歩けそうなので歩いてみる。
ちなみに向こうにいる間、wifiのみのネット使用にしてたんだけど、
ほとんどの場所で野良電波が飛んでいた!
しかもほぼセキュリティフリーだったので歩き回るmap多用の自分はすごく助かった。
で3,40分ほど歩いて、周りの雰囲気が変わったのでどうやら着いたっぽい。
フリーマーケット的に屋台がいっぱい出ててとてもにぎやか。

その店頭ではお兄ちゃんがイリーガルDVDやゲームソフトを売ってたり、
化粧濃いめのおばちゃんがタコヤキの代わりにマザーボードを売ってたりする。
ちょうどPCを組もうとしてるとこだったので見てみたが、
よく考えたら税関がめんどくさいのと、いざ組んでみて初期不良だったら
その場でゴミになってしまうのでやめた。
で、結局16GBのUSBメモリーを18000ウォン(おおよそ1500円くらい)で買った。
これは安いと思うが現場的にはどうなんだろうか。
それとWin7ultimateのインストールDVD。値段は言えないです。。。
下調べゼロで現地を歩き回ったので、やたら遠回りが多かった。
体感的にはアキバよりは狭いです。(と思う)
ラジデパ的なビルに入ってもやってない店がとても多かったので
休日の魚市場みたいな感じがしてせつない気分になってきた。
なので次の目的地へ向かうことにする。
その人恋しさを解消すべく今度は白タクで南大門市場(ナンデモンシジャン)に向かう。
めっちゃすごい人。こりゃアガってきた。

とりあえずアッパーになりたかったので市場の中にある、
うまいらしい参鶏湯(サムゲタン)の店へ行ってみる。
ややこしい場所にあるらしいのだが、もともと裏道大好き人間なので労せず発見できた。
結構すいてたのでとりあえず座って、サムゲタンを注文したらなんとか通じた。
まあ日本語で言ったとしても 「サムゲタンちょうだい」なので大して変わらんが。
来た!で食す。
うま〜い!
とりあえず今日一番テンションあがった。
鶏がこれ以上柔らかくできんだろ!というくらいとろとろに煮込まれててダシでまくりで激ヤバです。
食い方マナーはよくわからなかったが周りをチラ見しながら塩振ってキムチつまみながら食う。
めっさうまい。
ちょっと量が多かったがなんとか完食できた。
何人かで来てシェアできたら他のも食べられたので、もし今度来るときはそうしようと思う。
うわー来て良かった。
他にもいろいろ回るつもりだったのだが、ハラがいっぱいになって何にもしたくなくなってしまった。
このあたりおっさん化進行がみてとれます。
が、せっかく市場に来たのでお土産を買っていこうと思い、少しウロウロしたが
欲しい物は新大久保で買えることに気づき、ビン入りキムチだけ買って帰ることにする。
タクシー拾う大通りに出るまでに変なビルがあった。

これ何の店?
一階はメガネ売ってて、二階は両替屋、三階はレコ屋か?それともアレを売ってるのか?
【おまけ:一家団らんとトウガラシ】
想像通りどこでメシ食っても赤トウガラシ色。
辛いのが少し苦手だったので、心配だったんだけど
食べ続けてると、辛いなかに色んな味があるのが分かってきてなんか嬉しい。
深夜2時ごろホテルのそばの地元飲み屋に入ったらこの時間なのに家族連れでほぼ満席。
しかも観察してると、家族たちのメニューが皆同じ。
4人がけテーブルで真ん中に
「チゲ鍋てんこもり」的な赤い鍋があり
それプラス各自
「ごはん山盛り+青唐辛子まるごと10本ずつくらい」がある。
ごはんの量はお供えクラス。
さらに観察してると
チゲ鍋の肉をみんなで取り合いながら、箸休めのように青唐辛子をかじる。
たまにごはん食う。
というのがオーセンティックマナーのようだ。
こうやってタフな人たちが出来上がってゆくのだな…と勝手に想像する。
とても真似できん。
November 15, 2010
韓国スタジオ事情2
ソウルは東京23区くらいもある広い都市。
なのでソウルの中でも行く場所により雰囲気がぜんぜん違う。
表参道みたいなとこもあれば心斎橋みたいなとこもある。
スタジオがあった地域は本牧っぽいところだった。
--------------------------------------------------------------------------
日本人ディレクターと二人でスタジオの近所にタクシーで到着。
まわりをウロウロ。
あ、発見。
小さい看板とガラス張りのドアがスーパーマーケットの横にあった。
入って地下に降りやっとスタジオの雰囲気になり一安心。
スタジオ内を眺めまわす。
なんか全体に素っ気ない感じが結構好き。
中は見てないけどマスタリングルームもある。
で、今日の作業部屋。↓

今カーテンかかってる正面がメインブース、良さげなスタンウェイが置いてある。
右側がボーカルブース。日本と変わらんね。
後方の両サイドにもスピーカーがあるのだが、うーん……。
このセッティングでサラウンドやった人いるのだろーか。
自分ならやらんなあ。このセットアップの規格がわからんし。。。
で、アシスタントの子と適当英語でスタジオのパッチ、キューセンド等の
打ち合わせ&マイクをセットして回線チェックを行う。
韓国は220Vの国なので持ってったマイクのPSを切り替えて
電源ケーブルのさきっちょにC型変換コネクタをかましておく。
(‥)こんなやつです。
ちなみに舞台用C型電源とは違います。
書くまでもないルーティングですが
持ち込みマイク → Pre AMP (ff ISA215) → Comp (UA1176)
→ 卓送りフェーダー です。
日本から持ってきたデータも問題ないようなので一度プレイバックして準備完了。
歌ダビなのでワンマンオペでやることにする。
で、PT画面をあらためて覗く。
ん?このプラグインたちはもしかしてkなやつか?
安定性が気になるがじっくり検証する時間もなく、
アーティスト&スタッフも来たので挨拶もそこそこに作業開始となる。
………
で、なんとか無事にTDを終了したのが予想もしてなかった朝5時!
録音が終わったのが22時過ぎで、メシ食って編集だなんだかんだやってるうちに
時間がかかっちまいました。
めでたくミックスはいい感じに完成したが、
念のため明日ホテルでチェックしてみることにして
アシスタントの子とありがとうの握手してスタジオを出る。
終わってみれば日本でやってるのと何にも変わりませんでした。
違うのは言葉とメシくらい。
とってもやりやすかったです。
ソウルのスタジオに行くかたの多少の参考になれば嬉しいです。
なのでソウルの中でも行く場所により雰囲気がぜんぜん違う。
表参道みたいなとこもあれば心斎橋みたいなとこもある。
スタジオがあった地域は本牧っぽいところだった。
--------------------------------------------------------------------------
日本人ディレクターと二人でスタジオの近所にタクシーで到着。
まわりをウロウロ。
あ、発見。
小さい看板とガラス張りのドアがスーパーマーケットの横にあった。
入って地下に降りやっとスタジオの雰囲気になり一安心。
スタジオ内を眺めまわす。
なんか全体に素っ気ない感じが結構好き。
中は見てないけどマスタリングルームもある。
で、今日の作業部屋。↓

今カーテンかかってる正面がメインブース、良さげなスタンウェイが置いてある。
右側がボーカルブース。日本と変わらんね。
後方の両サイドにもスピーカーがあるのだが、うーん……。
このセッティングでサラウンドやった人いるのだろーか。
自分ならやらんなあ。このセットアップの規格がわからんし。。。
で、アシスタントの子と適当英語でスタジオのパッチ、キューセンド等の
打ち合わせ&マイクをセットして回線チェックを行う。
韓国は220Vの国なので持ってったマイクのPSを切り替えて
電源ケーブルのさきっちょにC型変換コネクタをかましておく。
(‥)こんなやつです。
ちなみに舞台用C型電源とは違います。
書くまでもないルーティングですが
持ち込みマイク → Pre AMP (ff ISA215) → Comp (UA1176)
→ 卓送りフェーダー です。
日本から持ってきたデータも問題ないようなので一度プレイバックして準備完了。
歌ダビなのでワンマンオペでやることにする。
で、PT画面をあらためて覗く。
ん?このプラグインたちはもしかしてkなやつか?
安定性が気になるがじっくり検証する時間もなく、
アーティスト&スタッフも来たので挨拶もそこそこに作業開始となる。
………
で、なんとか無事にTDを終了したのが予想もしてなかった朝5時!
録音が終わったのが22時過ぎで、メシ食って編集だなんだかんだやってるうちに
時間がかかっちまいました。
めでたくミックスはいい感じに完成したが、
念のため明日ホテルでチェックしてみることにして
アシスタントの子とありがとうの握手してスタジオを出る。
終わってみれば日本でやってるのと何にも変わりませんでした。
違うのは言葉とメシくらい。
とってもやりやすかったです。
ソウルのスタジオに行くかたの多少の参考になれば嬉しいです。
November 13, 2010
韓国スタジオ事情 1
これではローテーション入りはまず不可能なスパンでの更新。
しかも今回マスタリングマシンはちょっと置いといて
唐突に韓国スタジオ訪問編。

先日某アーティストのレコーディングでソウルのスタジオに4日ほど行って参りました。
おおまかな作業内容&スケジュールは
一曲の歌ダビングとTD。
↓↓
なのにスケジュールは中3日もある。
↓↓
うれしい。
思わず自分の中のおのぼり菌が沸いてくるが、仕事しなきゃイカンので仕事します。
録音場所は "Booming Sound" というスタジオ。
↓ぜんぜん分からないがもらった地図によるとここにあるらしい。
左の目印は泊まってたホテル。

伝え聞いたとこによると
「ソウルの乃木ソ」らしい。
早速ググってみるが何もヒットしない。どうやらWebがないらしい。
なかなか不安。
で、機材リストはもらってたのでそれを見る。

都内大手スタジオと比べるとマイクの選択肢、アウトボード類が物足りないけど
我がスタジオと同じff 215と1176があるのでアウトボード類はよしとする。
が、マイクはどうしようもないので自分のマイクとその他いくつかを持っていく事にした。
【持ってったもの】
・マイク FLEA U47tube
・ヘッドホン SONY CD900st
・PC Mac book pro
・I/F Echo AudioFire2
少な〜。
下二つのPC系は万一あとでTDを直したくなった場合にホテルで直せるように
持って行く。
ほんとはTDは日本帰って慣れたモニターでやりたいところだけど
制作スケジュールが超タイトであるので現地でやることになった。
しかも今回マスタリングマシンはちょっと置いといて
唐突に韓国スタジオ訪問編。

先日某アーティストのレコーディングでソウルのスタジオに4日ほど行って参りました。
おおまかな作業内容&スケジュールは
一曲の歌ダビングとTD。
↓↓
なのにスケジュールは中3日もある。
↓↓
うれしい。
思わず自分の中のおのぼり菌が沸いてくるが、仕事しなきゃイカンので仕事します。
録音場所は "Booming Sound" というスタジオ。
↓ぜんぜん分からないがもらった地図によるとここにあるらしい。
左の目印は泊まってたホテル。

伝え聞いたとこによると
「ソウルの乃木ソ」らしい。
早速ググってみるが何もヒットしない。どうやらWebがないらしい。
なかなか不安。
で、機材リストはもらってたのでそれを見る。

都内大手スタジオと比べるとマイクの選択肢、アウトボード類が物足りないけど
我がスタジオと同じff 215と1176があるのでアウトボード類はよしとする。
が、マイクはどうしようもないので自分のマイクとその他いくつかを持っていく事にした。
【持ってったもの】
・マイク FLEA U47tube
・ヘッドホン SONY CD900st
・PC Mac book pro
・I/F Echo AudioFire2
少な〜。
下二つのPC系は万一あとでTDを直したくなった場合にホテルで直せるように
持って行く。
ほんとはTDは日本帰って慣れたモニターでやりたいところだけど
制作スケジュールが超タイトであるので現地でやることになった。
November 03, 2010
マスタリングDIY #1
またも筆無精全開での更新。
今回うちのマスタリングシステムをDIYで組んだので、
その過程のチャレンジ&ノーレスポンスなお話1回目。

-----------------------------------------------------------------------
システムを組むにあたって中心になるメインソフトに内定したのが
独MAGIX SEQUOIA。
コアなファンが多い(つまり総人口は少ない?)Samplitudeというソフトに
DDP出力+少々のエディット機能を付加したもの。
1年半ほど前の仕事がきっかけでこのソフトに興味を持つようになりました。
その時の仕事内容は
"MIXをお願いしたいが、Samplitudeでやってほしい"
という珍しいオファー。
サンプリチュードは全然触った事も音を聴いた事もなかったので
せめてMIXできる程度にはソフトを覚えなきゃと思って、
USBドングルとソフトを借り受けて自分のマシンにインストールしてみた。
で、ラフミックスのプレイバックをしたとき、
”こいつはええな!”
なんかパキーンと来た!
Highの解像度が素晴らしく、Loも破綻してない。
何か違う国に来たような感覚がする。
しばらくひとりで音を聴きながら
「ほぉほぉなるほど!そうやんなぁー、そやなぁー!」
などと画面に向かってしゃべってたので家族には不審がられたと思う。
それか、将来が不安になったと思う。
いろいろ聴いて素晴らしいのは分かったのだが、
実際触ってみると、いつものPTをいじってるときと比べ
EQポイントからアタック/リリースの出方までかなり違う。
ピアノトリオだったので倍音成分がきれいに出る分コントロールが難しい。
それにソフトにも慣れてないのでうまいこと体が動かない。
なかなか思ってる音と出てくる音が一致しないので感覚をアジャストするのにとても苦労した。
14曲のmixが予定を3日も遅れてしまい、ご迷惑をかけてしまいました。
なんだかんだありながらも、いざ完成して聴いてみると
作業的にはいつもと同じような事をしてるんだけども
今までのPTでのMixとは仕上がりの雰囲気がなんか違う。
パンチはPTの方があると思うけど、今回みたいにアコースティックな編成の
場合、現場の空気の表現はサンプリの方が素晴らしいと思った。
-----------------------------------------------------------------------
と、そのときの記憶が刷り込まれてたので、
今回のマスタリングソフト選びでSequoiaの存在が浮上したのでした。
高いが。
で、実際インストールしてみてあんまりイイぜ、と僕が騒ぐので
あきれた嫁に
“そんなに良いならレコーディングもそっち使えばぁ?”
と言われた。
そりゃそうだね、とちゃんと考えてみた。
編集に関しては
現時点では自分がPTの操作があまりに体になじんでしまってるので編集するならPT。
録音に関しては
サンプリ/セコイアはソフトの性質上、バッファを多めに割り当てる必要があり
レイテンシーにとても気を使わないといけないのでスピード命の通常現場ではNG。
自分がミュージシャンだったらトラブル復旧待ちはテンション下がるし
ミュージシャンの良いパフォーマンスあっての自分なのでそっち優先でやっぱPT。
なのでしばらく録りはやっぱりPTで行くことにする。
でも録りっぱなしで編集少なめと思われる(ジャズとかクラシック)セッションなら
ぜんぜんOK。
実際ヨーロッパでのクラシック収録にはかなり使われているらしい。
MIXは録ってたソフトとMIXするソフトが変わると、すごく印象が変わっちゃうので
ケースバイケース。
自分はまだビギナーまるだしなので、使えるレベルまで慣れたら
まずはジャズセッションを録ってみたい。
今回うちのマスタリングシステムをDIYで組んだので、
その過程のチャレンジ&ノーレスポンスなお話1回目。

-----------------------------------------------------------------------
システムを組むにあたって中心になるメインソフトに内定したのが
独MAGIX SEQUOIA。
コアなファンが多い(つまり総人口は少ない?)Samplitudeというソフトに
DDP出力+少々のエディット機能を付加したもの。
1年半ほど前の仕事がきっかけでこのソフトに興味を持つようになりました。
その時の仕事内容は
"MIXをお願いしたいが、Samplitudeでやってほしい"
という珍しいオファー。
サンプリチュードは全然触った事も音を聴いた事もなかったので
せめてMIXできる程度にはソフトを覚えなきゃと思って、
USBドングルとソフトを借り受けて自分のマシンにインストールしてみた。
で、ラフミックスのプレイバックをしたとき、
”こいつはええな!”
なんかパキーンと来た!
Highの解像度が素晴らしく、Loも破綻してない。
何か違う国に来たような感覚がする。
しばらくひとりで音を聴きながら
「ほぉほぉなるほど!そうやんなぁー、そやなぁー!」
などと画面に向かってしゃべってたので家族には不審がられたと思う。
それか、将来が不安になったと思う。
いろいろ聴いて素晴らしいのは分かったのだが、
実際触ってみると、いつものPTをいじってるときと比べ
EQポイントからアタック/リリースの出方までかなり違う。
ピアノトリオだったので倍音成分がきれいに出る分コントロールが難しい。
それにソフトにも慣れてないのでうまいこと体が動かない。
なかなか思ってる音と出てくる音が一致しないので感覚をアジャストするのにとても苦労した。
14曲のmixが予定を3日も遅れてしまい、ご迷惑をかけてしまいました。
なんだかんだありながらも、いざ完成して聴いてみると
作業的にはいつもと同じような事をしてるんだけども
今までのPTでのMixとは仕上がりの雰囲気がなんか違う。
パンチはPTの方があると思うけど、今回みたいにアコースティックな編成の
場合、現場の空気の表現はサンプリの方が素晴らしいと思った。
-----------------------------------------------------------------------
と、そのときの記憶が刷り込まれてたので、
今回のマスタリングソフト選びでSequoiaの存在が浮上したのでした。
高いが。
で、実際インストールしてみてあんまりイイぜ、と僕が騒ぐので
あきれた嫁に
“そんなに良いならレコーディングもそっち使えばぁ?”
と言われた。
そりゃそうだね、とちゃんと考えてみた。
編集に関しては
現時点では自分がPTの操作があまりに体になじんでしまってるので編集するならPT。
録音に関しては
サンプリ/セコイアはソフトの性質上、バッファを多めに割り当てる必要があり
レイテンシーにとても気を使わないといけないのでスピード命の通常現場ではNG。
自分がミュージシャンだったらトラブル復旧待ちはテンション下がるし
ミュージシャンの良いパフォーマンスあっての自分なのでそっち優先でやっぱPT。
なのでしばらく録りはやっぱりPTで行くことにする。
でも録りっぱなしで編集少なめと思われる(ジャズとかクラシック)セッションなら
ぜんぜんOK。
実際ヨーロッパでのクラシック収録にはかなり使われているらしい。
MIXは録ってたソフトとMIXするソフトが変わると、すごく印象が変わっちゃうので
ケースバイケース。
自分はまだビギナーまるだしなので、使えるレベルまで慣れたら
まずはジャズセッションを録ってみたい。
March 04, 2010
ハンガリー3
脈絡ないですが、散歩したブダペストの街並
どこもかしこも世界遺産

つづき
で、ブレーカーを飛ばし暗ーい部屋で一夜を明かし
同室のAJOさんに申し訳ない事してしまいました。ほんまスミマセン…。
このAJOさん、和太鼓奏者の方なのですがイケメン&ナイスガイの
スッバラシイ方なのです。
音楽に関しての話もいろいろして意気投合し、日本に帰ってからまた
いっしょになにかやろう!という話になりました。
ブログもされているのでぜひ。
http://www.myspace.com/ajoheavensdust
翌日、午前中にゲネを行い夕方4時から本番初日。
早速レコーダーの電源を入れると"Disk Unmounted"のヤな表示が出た。
何度も電源を入れ直してみてやっと通常マウント。
昨日までは何ともなかったのになあ。
ハードディスクは問題なく回ってるようなのでマウントさえすれば問題ないんだが
ここでバラして中をチェックするのも時間が足りない。
ここまでの安定度はまったく問題なかったので、ちょっと怖いがこのままいく事にした。
あらためて公演内容の説明。
日本のパフォーマー、ミュージシャンとハンガリーのダンサー達が
共同でショーを行うというもので
中央ステージの両側にミュージシャンが板付き、日本人パフォーマーが中央ステージで
パフォーマンスを行うかたち。
録音自体は
【和太鼓×1、尺八×2、琴×1、能管笛×1、バイオリン×1
アコースティックギター×1、キーボード×1、ボイス×1】
という編成で、それらをバラ+会場のアンビエンスを収録。
能管笛の方はリハには来られなかったので、ゲネ一発の合わせ。
静寂感のあるパートでの和太鼓と能管笛の掛け合いをみていると、
パフォーマーの所作を見ながらの息の合わせ方、目と目のコミュニケーションetc…
邦楽は欧米音楽とは時間の捉え方がまるで違うのだなと改めて思う。
今回の編成は和洋折衷となっていますが、アレンジもよく考えられた素晴らしい音楽です。
いっぽうこちらもライブ録音というのはやり直しがきかない。
できることと言えば徹底的に準備を行い、いざライブが始まったら
後は機材が止まらないよう祈ることだけなので、毎回スタジオとは違った緊張感がある。
とカタイ話をしたところでナンですが、
・ということはワタナベは本番中はバランスをとるしかやる事がない。
↓
・ということはややヒマである。
↓
・ということは映像のポン出しもできるのでは?
という話にナゼカなってしまい、番長コバヤシ氏の命により
録音担当なのにSE & 映像ポン出しもやる事になってしまった(笑)
前にも書いた通り、動けるプロの人数があまりにも少ないのでしようがない。
ゲネも無事終わり、録音された音をチェックしてみて問題ないので
いったんそのままバックアップ。
アンビマイクの位置等の直しを行い本番準備にかかる。
国際交流でフリーチャージという事もあり、ハンガリーのお客さんは満員まで入り大盛況。

こっちもいつものように本番20分前から録音開始。
バランスはこれまでのリハで取れているのでカウンターを横目で見ながらVJも開始。
本番がスタートし、音楽も西洋のクラシカルなアレンジの中で和太鼓のリズムと琴、
尺八の邦楽器のみやびな音が混ざりあい、会場内を独特の雰囲気で満たしています。

最後にはハンガリー人ダンサーたちの情熱的な踊りも加わり会場は盛り上がり、
無事大団円を迎えました。
ハンガリーのお客さん達はイベントオープニングからエンディングまで
とても興味深く見ていました。
僕の方も録音もVJも無事に終了し、ほっと胸を撫で下ろしました。
早速LR16をUSBモードに切り替えMacBookProにバックアップ開始。
いやーほんま無事終わって良かったです。

帰国前に参加スタッフ全員集合。(先に帰国された方もいます)
関係者の皆様本当にお疲れさまでした。
次から普通の日記に戻ります。
どこもかしこも世界遺産
つづき
で、ブレーカーを飛ばし暗ーい部屋で一夜を明かし
同室のAJOさんに申し訳ない事してしまいました。ほんまスミマセン…。
このAJOさん、和太鼓奏者の方なのですがイケメン&ナイスガイの
スッバラシイ方なのです。
音楽に関しての話もいろいろして意気投合し、日本に帰ってからまた
いっしょになにかやろう!という話になりました。
ブログもされているのでぜひ。
http://www.myspace.com/ajoheavensdust
翌日、午前中にゲネを行い夕方4時から本番初日。
早速レコーダーの電源を入れると"Disk Unmounted"のヤな表示が出た。
何度も電源を入れ直してみてやっと通常マウント。
昨日までは何ともなかったのになあ。
ハードディスクは問題なく回ってるようなのでマウントさえすれば問題ないんだが
ここでバラして中をチェックするのも時間が足りない。
ここまでの安定度はまったく問題なかったので、ちょっと怖いがこのままいく事にした。
あらためて公演内容の説明。
日本のパフォーマー、ミュージシャンとハンガリーのダンサー達が
共同でショーを行うというもので
中央ステージの両側にミュージシャンが板付き、日本人パフォーマーが中央ステージで
パフォーマンスを行うかたち。
録音自体は
【和太鼓×1、尺八×2、琴×1、能管笛×1、バイオリン×1
アコースティックギター×1、キーボード×1、ボイス×1】
という編成で、それらをバラ+会場のアンビエンスを収録。
能管笛の方はリハには来られなかったので、ゲネ一発の合わせ。
静寂感のあるパートでの和太鼓と能管笛の掛け合いをみていると、
パフォーマーの所作を見ながらの息の合わせ方、目と目のコミュニケーションetc…
邦楽は欧米音楽とは時間の捉え方がまるで違うのだなと改めて思う。
今回の編成は和洋折衷となっていますが、アレンジもよく考えられた素晴らしい音楽です。
いっぽうこちらもライブ録音というのはやり直しがきかない。
できることと言えば徹底的に準備を行い、いざライブが始まったら
後は機材が止まらないよう祈ることだけなので、毎回スタジオとは違った緊張感がある。
とカタイ話をしたところでナンですが、
・ということはワタナベは本番中はバランスをとるしかやる事がない。
↓
・ということはややヒマである。
↓
・ということは映像のポン出しもできるのでは?
という話にナゼカなってしまい、番長コバヤシ氏の命により
録音担当なのにSE & 映像ポン出しもやる事になってしまった(笑)
前にも書いた通り、動けるプロの人数があまりにも少ないのでしようがない。
ゲネも無事終わり、録音された音をチェックしてみて問題ないので
いったんそのままバックアップ。
アンビマイクの位置等の直しを行い本番準備にかかる。
国際交流でフリーチャージという事もあり、ハンガリーのお客さんは満員まで入り大盛況。

こっちもいつものように本番20分前から録音開始。
バランスはこれまでのリハで取れているのでカウンターを横目で見ながらVJも開始。
本番がスタートし、音楽も西洋のクラシカルなアレンジの中で和太鼓のリズムと琴、
尺八の邦楽器のみやびな音が混ざりあい、会場内を独特の雰囲気で満たしています。

最後にはハンガリー人ダンサーたちの情熱的な踊りも加わり会場は盛り上がり、
無事大団円を迎えました。
ハンガリーのお客さん達はイベントオープニングからエンディングまで
とても興味深く見ていました。
僕の方も録音もVJも無事に終了し、ほっと胸を撫で下ろしました。
早速LR16をUSBモードに切り替えMacBookProにバックアップ開始。
いやーほんま無事終わって良かったです。

帰国前に参加スタッフ全員集合。(先に帰国された方もいます)
関係者の皆様本当にお疲れさまでした。
次から普通の日記に戻ります。