2012年08月30日

‘12年度 第38回 申込み(521条)

【登場人物】

ロール:タメ口大好きタレント
黒柳轍子:大物司会者


【物語】

ルールル、ルルル、ルールルー

轍子:今日のお客様は、今や大人気、ロールさんです。
   ようこそ、いらっしゃいました。

ロール:ロールだよぉ。

轍子:まぁ可愛い。
   それにこのペンダント、あなたがお作りになったん
   ですって。

ロール:そう。ロールのオリジナルなの。
    よかったらプレゼントするよ。

轍子:いえいえ、ワタクシは結構ですよ。

ロール:えーと、じゃ、テレビを見ている人に
    あげちゃうよ。
    あのさ、9月1日までに事務所にハガキを
    送って。ペンダントをあげちゃうから。

轍子:あらあら、あなた、そんなにプレゼントの約束
   して大丈夫?
   きっと大勢の方が応募していらっしゃいますよ。

ロール:OK、OKだよ〜。

轍子:でもね、ここはあなたのお話をお伺いする番組で
   プレゼントとかする番組じゃないし。。。

ロール:じゃ、プレゼントするのは辞めるね。
    まだハガキが届いたわけでもないから、辞めても
    いいよね。

轍子:………。

 承諾の期間を定めて契約の申込みをしたときは、承諾の通知を受けるまでは撤回することができる。(H4−31)


【正解】「×」

【解説】

ロール:へぇ〜「×」なんだ。

さくら:ロールさんは、承諾の期間を定めて贈与の申込み
    をしたわけですね。

ロール:そうだよ。
    9月1日までに申し込みした人にペンダントを
    あげるっていったけど、轍子さんが私の話を
    聴く番組だって言うから、辞めたの。

さくら:このように承諾の期間定めて契約の申込みを
    したときは、その申込みを撤回することが
    できません(521条)。
    承諾の通知を受ける前でも、撤回できないん
    ですよ。

ロール:へぇ、そうなんだ。

さくら:申込みがあったら、これを聞いた人は応募するか
    どうしようか考えたり、準備をしますね。
    ですから、申込者が勝手に撤回できると、相手方が
    思わぬ損害を被るおそれがあるからです。

ロール:でも、プレゼントするのは辞めたって
    言っちゃったよぉ。

さくら:申込みは撤回できないので、有効です。
    したがって、期限までに応募があった場合には、
    贈与契約が有効に成立し、ペンダントを
    プレゼントしなければなりません。

ロール:そっか。
    じゃ、みんな、応募のハガキは出さないでね。
    そしたら全部OKだね。ウフっ。


(承諾の期間の定めのある申込み)
第521条 承諾の期間を定めてした契約の申込みは、撤回することができない。
2 申込者が前項の申込みに対して同項の期間内に承諾の通知を受けなかったときは、その申込みは、その効力を失う。


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