2009年06月

自作畑の思い出

昨日はようやく梅雨入りらしく雨が降りました。
畑の野菜も生き生きして同じように草もぐんぐん伸び、
トマト・きゅうり・ピーマンなど、
そろそろ、収穫出来るものが出てきてます。利用者さんもきゅうりやナスを覗き込みながら収穫され、「ナスは油で炒めてな、甘辛く炊いてもいいけど。」と笑顔で帰ってかれます。

畑に入れ込む前はすぐに根を上げてばかりの私でしたが、一人のおじいさんの影響で畑が好きになりました。
その方は寝ても覚めても「畑命」のおじいちゃんで普段は温厚でニコヤかな方ですが、畑に一歩入ると「うねが曲がっとる、あかん!!やり直しや!!」
僕がクワを持ち、耕そうとすると「足の位置が違う!」と、とことん絞られました。
でも、二人で休憩するときはお互いにまっすぐにならんだ[うね]を見て冷たいお茶を飲みながら達成感にひたっていました。
共に活きてるって感じがして、この時間がたまらなく心地よかった思い出があります。
この方も昨年亡くなられ今は一人で畑をやってますが、何とか野菜が収穫でき、ようやく一人でも出来るようになりました。
最後にこのおじいちゃんの口癖を紹介して締めくくりたいと思います。

「草にぼわれたらあかん、草はぼうもんや!!」

ありがとうございます。

久しぶりに・・・・。

ご無沙汰しております。心温まるコメントまで頂きありがとうございます。


さて、ようやく、田植えも始まり蛙も夕方から大合唱。
一年のなかで一番心地よい季節?の始まりですね。
 僕はこの季節が来ると一人のおじいちゃんを思い出します。
物静かなおじいちゃんで、いつもニコニコして、たまにボソっとつぶやくおじいちゃんでした。
このわおんの近辺はいわずと知れたあぜ道ばかりですが、僕は昔、そのおじいちゃんを車椅子に乗せ、よくあぜ道を夕方に散歩していました。とくに会話をするでもなく、ぼんやりのんびり散歩をしていたときに
「いいもんだな。」
とおじいちゃんがつぶやきました。目線の先をたどると、
あおあおと繁った稲が風に揺られて大きな波を打っています。
日ごろ、見慣れている風景だったのですが、このおじいちゃんと眺めるその景色は壮大でいつもと全く違って見え、とても幸せを感じた瞬間でした。

今、僕はこの人と同じ風に吹かれて、同じ景色を見て、同じように
「いいもんだな」と感じている。同じ時間を共有し・共感していることが自分でもよくわかりませんが、とてもうれしかったんです。
忙しい毎日に、少し休息をもらった気分でした。
このおじいちゃんは3年前に亡くなられてしまいましたが、この季節が来ると彼の顔が浮かび「いいもんですね。」とつぶやきたくなる、今日この頃です。
ありがとうございます。
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