私の住んでいる太宰府市に近年で九州国博、その特別企画展は統べてみてきましたが、今月から開催されている未来への贈りもの- 中国泰山石経と浄土教美術 -
も、またまた見てきましたのでレポートしたいと思います。
この企画展はいわゆる末法思想を基にした「末法の世の中にあって、経典を後世の人々へ伝えようとする想い」にテーマを置いて、経文、仏教画、仏像、浄土教を中心に数々の名品を展示したものです。
是非見たい作品である 国宝 釈迦金棺出現図(しゃかきんかんしゅつげんず)の最終展示日に当たる4/22の日に駆け込みで妻と観覧して参りました。
日曜日だったので混み合いを心配していたのですが、雨の強い統一地方選挙日だったことも幸いしたのか、今まで訪れた休日の中で最も空いており、落ち着いて観覧することが出来て満足でした。
展示内容と感想ですが、私自身そこまで仏教に詳しくないので、美術工芸品としては非常に地味な経文、経塚に関してはハッキリ言ってチョット理解と感動が難しかったと言うのが正直な気持ちです。
凄いのだろうけどその凄さが実感出来ない無知のもどかしさと言うのが私の限界でした。
左 中国霊峰 泰山 の岩肌に刻まれた巨大な経文の拓本。傾斜のきつい岩盤での作業は大変な苦労だったとか
右 凄い内容が書かれているのだろうと思いますが、私には解読不能な経文
しかし私の好きな仏教画や仏像、装飾経文に関しましては名品が揃っていて見応えがありました。
特にお目当てだった国宝 釈迦金棺出現図はその崇高なお釈迦様の姿が神々しくも美しく、近くに遠くに随分と釘付けになっていました。これだけでも本当に見る価値がありました(今は残念ながら、展示期間終了)。
京都国博が収蔵している国宝 釈迦金棺出現図 棺から神々しく復活した釈迦が摩耶夫人に説教し、周囲に大勢の人々が集まってきた場面の図、ああーもう何と表現したらよいか解りません。何度も引き返してきては見とれていました
その他にも素晴らしい仏教画が多数展示され、展示替えで目玉も続々登場するそうです
国博が近くに出来たおかげで、今まであまり注目してこなかった、仏画や装飾経文に惹かれる気持ちが凄く強くなっています。
これからも展示替えで続々と名品が展示されるようなので、都合3回くらいは見に来ないといけないだろうと出費を覚悟しています。とくに、5/22から展示される国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図は見逃す訳に行かないでしょう。
以前の企画展で国宝「平家納経」の実物を目にしてから、私は装飾経文の虜になっています。書いてある経文は解らなくても、その装飾の美しさで素晴らしさは十分理解出来ます
仏像にも見るべきものが多かったです。左の厨子は内面までビッシリ小さな仏像がはめ込まれ、外面は偉い和尚さんの絵が沢山描かれて非常に凝って美しい造りでした
空也上人のやせ細った中にも力強う意志を感じさせる素晴らしい彫刻です。血管や骨格、筋まで写実的に表現されています。
象に乗った普賢菩薩の豪華な行進ひざまずかされそうでした
左 経文を収めた経塚の展示も非常に多数ありましたが、チョット苦手な部類でした
右 弥勒菩薩が救いに出現するまでの時間が表示されて展示終了
国博が近くに出来たおかげで、今まであまり注目してこなかった、仏画や装飾経文に惹かれる気持ちが凄く強くなっています。これからも展示替えで続々と名品が展示されるようなので、都合3回くらいは見に来ないといけないだろうと出費を覚悟しています。
そして、臨場感あふれるレポートに感無量です。
今回は、末法思想と浄土教という少し難解なテーマに挑戦してみました。
中国摩崖刻経については、5月12日午後2時から当館のミュージアムホールで講演会があります。
このお話を聞いて頂ければ、よくわかって頂けると思います。ぜひ、お越し下さい。
申込方法は、ホームページでご確認下さい。
5月7日必着です。
3回、足を運んでくださるとのこと、
うれしい限りです。
本日(5月1日)から有名な山越阿弥陀図と地獄・極楽図(京都・金戒光明寺)、久留米善導寺様お持ちの紺紙金泥の観普賢経(見返しに普賢菩薩像)が出ています。いずれも重要文化財です。
ぜひ、ご覧下さい。