大型連休中で混雑する特別展の入り口付近
先日の国博探訪記事で宣言しましたとおり、今回は家族全員で「未来への贈り物」展を再訪し、展示品替えになった名品を観て参りました。大型連休中で、さすがに訪問客が多く見学し辛かったのは仕方ありません。

左 今回、私にとっての目玉展示品の山越阿弥陀図。もう何と表現したらよいのか判りません
右 大型連休中で天満宮の参道も賑やかでした
まだ前期の期間中であり、入れ替えられた展示品はそんなに数が多くなかったのですが、やはり名品がありました。
特に引きつけられたのは金戒光明寺の山越阿弥陀図です。
山越阿弥陀図とは、山を凌駕してそびえ立つ阿弥陀如来の図で、印を結んだ手から五色の糸が垂らされ、臨終を迎えようとする信者にこの糸の先を握らせて、彼が成仏し浄土へ導かれるよう取りはからうための絵であります。
非常に重たい画題の仏教画です。深い国内に幾つか作例があることを以前から知っており、一度見たいと前から思っていたのですが、九州国博様の取り計らいで実現しました。
実物に対面すると何とも鮮やかな色遣いで、金泥が塗られて浮かび上がったような阿弥陀三尊の姿が神々しく、さらに載金(きりかね)で整えられた仏衣の表現(残念ながら実物でないとこの素晴らしさは認識出来ません)がまた素晴らしく、またしても何度も戻ってきて眺め惚れていました。
ありがたや ありがたや この様な神々しい阿弥陀三尊に見守られながら臨終を迎えれば本当に成仏出来るかも知れないと思いました。
後期には更に大きく展示品の入れ替えがなされるようで、次の訪問は5/22以降の予定です。絶対見逃せません。
再び展覧会を見に来て頂きありがとうございます。
今回の展覧会は、これまでの九博の展覧会と比べますと、観覧時間が長く、リピーターの方が多いのが特徴です。展示を企画した学芸員にとっては至上の喜びです。準備の苦労が吹っ飛びます。
未来展もあと1週間となりました。
5月31日から京都の平等院鳳凰堂の国宝・雲中供養菩薩像が登場しております。時を忘れその優美さに心を奪われます。九州初公開ともあって連日多くのお客様を魅了しております。
他にも京都・知恩院の早来迎や教科書でもおなじみの餓鬼草紙など、後期展示の目玉が揃いました。
またのご来館をお待ちしております。