源泉は一足先に仕事を追え、一人、部屋に帰っている。リンはなにやら仕事で使うもので買い物があるようで、今はいない。
リンの源泉への想いに少し戸惑いつつ、慣れてはきたが、やはり不思議な縁だと思う。そして、リンの若さ故の勢いに少々圧され気味ではあるものの、源泉自身もリンに惹かれている事を否めない。
そんな事を、つらつら考えつつ、どうしても煙草に手が伸びてしまい、リンがいないのをいいことに、ふかし続けていた。
源泉も考え事をしていて気付かぬうちに、その本数は増え、灰皿にはこんもりと吸殻の山が出来てしまっていた。
「おっさん、ただいま〜。何? 考え事? まーた、アキラの事でも考えてるの?」
「いや、そうじゃないが……」
「じゃ、俺の事とか」
「……まあ……そんなところだ」
「何をそんなに考える事があるのさ……って」
源泉はリンの視線の先に目をやり、吸殻の山をリンに見つけられてしまったが、今更もう遅かった。
「おっさーん」
「う」
源泉には言い訳の言葉も出なかった。言い訳したところで、どうなる訳でもないのだが。
「おっさんの、俺への想いはその程度、って事か」
「いや、そうじゃない。違う」
「違わない。どうやら、まだ足りないようだね」
そういうとリンは源泉をベッドに押し倒した。
源泉の唇にリンのそれを重ね、舌を口腔内に進入させて、源泉のそれを絡め取る。煙草の味のする口づけ。
そこから、下へと口と指を這わせていき、源泉の鎖骨を甘噛みする。
指は、胸の突起を弄り、もう片方の突起を口で吸った。
「リ……ン……あ……」
リンは中々そこを弄るのをやめない。
「そんな……しつこく……あ……んん」
「でも、ここもよく感じるようになっただろ」
そんな問題ではないが、その刺激を受け、源泉のモノも昂ぶってくる。リンに直接そこを握られては、隠しようもない。
ズボンも下着後と剥ぎ取られて露になり、直接源泉のモノを弄ってくる。
「リン、そんな、ちょっ……もう……」
丹念に扱いた後、後腔に指を挿入し、続いて、リンのモのを埋めていった。
「ふ……く……あ……」
リンの律動が始まって、源泉は内壁を突かれ、堪らず喘ぐ。
「ああ……リン……あっ」
「源泉……」
絡み合う、二人の躯。リンの激しい突き上げに感じながら、源泉は思わず達しそうになる。
「リン……もう……あっ……ああっっ!」
「まだ足りないでしょ?」
源泉のモノを握った手に力が込められて、射精をせき止められる。
リンも達しそうになるのをこらえながら、それから何度も、抽挿した。
「お願いだ、リン、もう……」
「俺も……」
リンは最奥まで突き上げながら、源泉のモノを開放し、ともに、それぞれの場所で白濁を放った。
一息ついて、休息の時間を得る。
源泉は少々疲れたが、その満足感についつい煙草に手を伸ばしてしまっていた。
「ふぅー」
源泉が、しまったと思ったときは、もう遅かった。よりによって、リンの目の前で……。
「おっさん」
「はっ!」
「どうやら、まだ全然足りなかったみたいだね。俺が、どれだけおっさんのこと思っているか今度こそ重い知らせてあげるよ」
「リン……あの、その、お手柔らかに」
「善処するよ、って、おっさんがいったよね」
再び、リンの躯が源泉にのしかかってくる。今度は、源泉が喘ぎ疲れて、声がかれるまで、たっぷりとリンに抱かれた源泉だった。
ぐったりと、ベッドに横たわる二人。
「しっかし、リンもでかくなったよなぁ」
「今では、おっさんより背が高いよ」
「さすが、シキと血の繋がっている事だけは……スマン」
「いいんだ。もう、あいつの事は。俺は一度死んだ身だ。恨みは消えない。でも、それでもうどうこうする気もない。二度と会う事も……」
シキにもう二度と会う事はない、という事は、傍にいるアキラとも会う事がない、ということだ。
「今生きているのが不思議なくらいだ。いくら、急所から外れていたとはいえ、アレだけの重症だ。トシマでの治療も限られていた。リンの回復力には驚いたよ」
しかし、シキが急所を外す、なんてへまをするとは源泉には思えなかった。
「おっさんと違って、若いからね」
源泉は話すべきかどうか迷って、しかしやはり話した。
「シキが目を覚ましたらしい」
「そっか、よかったね、アキラ」
「○○へ向かうと言っていた」
「え!? そこってたしか、まだ争いは起こっていないけど、一触即発のところだろ?」
「だから、だろ」
「そうか……。じゃあ、俺たちの次の行き先も決まったね」
「ああ」
こうして、二組のカップルが○○へ向かう。それぞれ、成し遂げる事をする為に。
これ以上、争いの火種を増やしてはならない。今、戦争を行っている国でも、早く終らせて欲しい。そんな願いがある。
平和への『希望』という新しい光指す世界を目指して、戦いを起こすのではなく、終わらせる為の戦いが始まる。
目次へ
リンの源泉への想いに少し戸惑いつつ、慣れてはきたが、やはり不思議な縁だと思う。そして、リンの若さ故の勢いに少々圧され気味ではあるものの、源泉自身もリンに惹かれている事を否めない。
そんな事を、つらつら考えつつ、どうしても煙草に手が伸びてしまい、リンがいないのをいいことに、ふかし続けていた。
源泉も考え事をしていて気付かぬうちに、その本数は増え、灰皿にはこんもりと吸殻の山が出来てしまっていた。
「おっさん、ただいま〜。何? 考え事? まーた、アキラの事でも考えてるの?」
「いや、そうじゃないが……」
「じゃ、俺の事とか」
「……まあ……そんなところだ」
「何をそんなに考える事があるのさ……って」
源泉はリンの視線の先に目をやり、吸殻の山をリンに見つけられてしまったが、今更もう遅かった。
「おっさーん」
「う」
源泉には言い訳の言葉も出なかった。言い訳したところで、どうなる訳でもないのだが。
「おっさんの、俺への想いはその程度、って事か」
「いや、そうじゃない。違う」
「違わない。どうやら、まだ足りないようだね」
そういうとリンは源泉をベッドに押し倒した。
源泉の唇にリンのそれを重ね、舌を口腔内に進入させて、源泉のそれを絡め取る。煙草の味のする口づけ。
そこから、下へと口と指を這わせていき、源泉の鎖骨を甘噛みする。
指は、胸の突起を弄り、もう片方の突起を口で吸った。
「リ……ン……あ……」
リンは中々そこを弄るのをやめない。
「そんな……しつこく……あ……んん」
「でも、ここもよく感じるようになっただろ」
そんな問題ではないが、その刺激を受け、源泉のモノも昂ぶってくる。リンに直接そこを握られては、隠しようもない。
ズボンも下着後と剥ぎ取られて露になり、直接源泉のモノを弄ってくる。
「リン、そんな、ちょっ……もう……」
丹念に扱いた後、後腔に指を挿入し、続いて、リンのモのを埋めていった。
「ふ……く……あ……」
リンの律動が始まって、源泉は内壁を突かれ、堪らず喘ぐ。
「ああ……リン……あっ」
「源泉……」
絡み合う、二人の躯。リンの激しい突き上げに感じながら、源泉は思わず達しそうになる。
「リン……もう……あっ……ああっっ!」
「まだ足りないでしょ?」
源泉のモノを握った手に力が込められて、射精をせき止められる。
リンも達しそうになるのをこらえながら、それから何度も、抽挿した。
「お願いだ、リン、もう……」
「俺も……」
リンは最奥まで突き上げながら、源泉のモノを開放し、ともに、それぞれの場所で白濁を放った。
一息ついて、休息の時間を得る。
源泉は少々疲れたが、その満足感についつい煙草に手を伸ばしてしまっていた。
「ふぅー」
源泉が、しまったと思ったときは、もう遅かった。よりによって、リンの目の前で……。
「おっさん」
「はっ!」
「どうやら、まだ全然足りなかったみたいだね。俺が、どれだけおっさんのこと思っているか今度こそ重い知らせてあげるよ」
「リン……あの、その、お手柔らかに」
「善処するよ、って、おっさんがいったよね」
再び、リンの躯が源泉にのしかかってくる。今度は、源泉が喘ぎ疲れて、声がかれるまで、たっぷりとリンに抱かれた源泉だった。
ぐったりと、ベッドに横たわる二人。
「しっかし、リンもでかくなったよなぁ」
「今では、おっさんより背が高いよ」
「さすが、シキと血の繋がっている事だけは……スマン」
「いいんだ。もう、あいつの事は。俺は一度死んだ身だ。恨みは消えない。でも、それでもうどうこうする気もない。二度と会う事も……」
シキにもう二度と会う事はない、という事は、傍にいるアキラとも会う事がない、ということだ。
「今生きているのが不思議なくらいだ。いくら、急所から外れていたとはいえ、アレだけの重症だ。トシマでの治療も限られていた。リンの回復力には驚いたよ」
しかし、シキが急所を外す、なんてへまをするとは源泉には思えなかった。
「おっさんと違って、若いからね」
源泉は話すべきかどうか迷って、しかしやはり話した。
「シキが目を覚ましたらしい」
「そっか、よかったね、アキラ」
「○○へ向かうと言っていた」
「え!? そこってたしか、まだ争いは起こっていないけど、一触即発のところだろ?」
「だから、だろ」
「そうか……。じゃあ、俺たちの次の行き先も決まったね」
「ああ」
こうして、二組のカップルが○○へ向かう。それぞれ、成し遂げる事をする為に。
これ以上、争いの火種を増やしてはならない。今、戦争を行っている国でも、早く終らせて欲しい。そんな願いがある。
平和への『希望』という新しい光指す世界を目指して、戦いを起こすのではなく、終わらせる為の戦いが始まる。