君にブログの才能はない。

東京に住み始めた社会人の日記。シンゴジラ>アイマス>ラブライブ

努力しないで幸せになりたい

04

ライトノベルとか、そこからの派生アニメを見ていると思うのだが、
「ありのままの自分を受け入れて欲しい」
という願望が根底にある人が多いんじゃないかと。

なぜ主人公は突然トラックにはねられて異世界に飛ばされるのか?
いまのありのままの自分でも活躍できる世界に行きたいから。

……仮にあなたが不細工であるとする。
しかし場所と時間が変われば美男美女の定義も変わる。
平安時代は瓜実顔というひょうたんみたいな顔が美人とされていた。
現代的な感性ではそれは不細工と分類される。
つまり、異世界に飛べば、貴方は今ある能力だけで輝いて、
魅力的なヒロインとドラマチックな人生を歩む事ができるのかもしれない。

だから、人はトラックにはねられて異世界に飛ぶ物語を望む。

どう考えてもモテる要素のない主人公が、
魅力的な美少女に取り囲まれる設定もその最たるものだろう。

そして「けものフレンズ」のブーム。確かに僕も、その根底に流れる退廃的な世界観と、
それを感じさせつつも心温まるかばんちゃんとサーバルちゃんの
ロードムービーに夢中になった。

でも同時に思うのだ。これが求められているということは、現代人は疲れている。
  日本人の平均より、僕の能力は劣っている。
  それらを打ち消すような特別秀でた部分もない。
そんな感覚を覚えている人がたくさんいる。
そういう人たちにも、サーバルちゃんは「すっごーい!」と言ってくれる。

僕らはもっと他者から肯定され、承認されなければならない。
もっと人の書いたつぶやきに、日記に、Facebookのどうでもいい私事に、
意識の高い投稿に「いいね!」を押してあげなければいけない。

本当はもっと努力して何か得意なものを見つけなければいけないけれど、
もう努力にも疲れた。努力は辛いからしたくない。
でもみんなから褒められてなぜか美少女には好かれて、幸せになりたい。

ふと、不思議だなと思った。

どうして努力しないと幸せになれないのだろうか。
健康になる努力をしたら得られる(可能性がある)のは健康であって幸せではない。
仕事に対して努力をしたら得られる(可能性がある)のは成果物であって幸せではない。
幸せになる努力をしたら幸せが得られるかもしれないが、
幸せになる努力ってなんだというのだ?

不治の病にかかっても幸せな人はいるし、
年収1000万で誰もが羨むイケメン社長と結婚した女子でも不幸な人はいるだろう。
幸せは努力とは関係ないのだ。流れ星と一緒だ。

「あ、見つけた」

というのが幸せである。空を見上げなければ見られない。

今ここにいることに、一人ぐらいは友達がいることに、
夜中の2時にコンビニにリプトンレモンティーを買いに行っても、
財布を盗まれたり殺されたりしない民度の高い国にいることに、
それともいっそ、酸素がすえることに、
今日も目が覚めてミサイルが届かないことに、
幸せを感じるよう努力するのだろうか。
具体的に何をすればいいのだろう。

ところで筆者はこの文章を読んでくれている
稀有な人達に問いかけたいのだが、
「○○を幸せと思いなさい」と偉そうに誰かに言われて、幸せになれたことあります?
僕はそういう押し付けで考え方が変わったことはないです。
そういうのは、物語の中で言われないとわからない。
「○○を幸せと思いなさい」と偉そうな人が気づいたのは、
偉そうな人の人生という物語があったからに他ならないのだから。

やっぱり、幸せを感じることに努力するなんて変じゃないか。
そもそも、努力しないと幸せになれないということが変である。
努力と幸せが関連している、なんて根拠がない。バブル時代の妄想だ。
仕事に打ち込むと日本という大きな国そのものを成長させているという実感があり、
その達成感が承認欲求を満たし、
そのまま人生の幸福度につながっていたシンプルな時代の物語だ。

人は宗教を盲目的に信じる時代を過ぎてから働き始めたらしい。
すべての人を愛してくださる神様がいなくなって、
周りの人に愛してもらわなければならなくなったからだろう。
みんな寂しいのだ。そのころから人は「いいね」を求めていたのだ。

もうやめよう。
君よ、努力せず、幸せになれ。
ジャパリパークのようにみんなで認め合えば。
些細なことにすごいと言い合えば。
現実にいない美少女はライトノベルが提供してくれる。
努力をしなくても毎日ログインすればボーナスを貰える。
そのうちVRで現実と変わらないぐらいの感覚でデートできるようになるさ。
仕事の承認欲求は「我が社始まって以来最高の新人VR」が、
仲間の承認欲求は「お前マジで面白いわVR」が満たしてくれる。

でもね。仮にそんな世界が来たとして。

疲れた貴方が努力しないで得た幸せの裏の裏に、
ライトノベルを世に出すために努力している作家と編集が、
毎日飽きられないようにサービスを準備するスマホゲーム開発者が、
VRの技術核心を目指して日々切磋琢磨する研究者がいることに。

気づいちゃうよね。きっと。

彼らは努力をしていて辛そうだ。
でも、なんだかちょっと羨ましくも思えたりする。
もしそう思ったら、心の底から思ったら、
その時は「けものフレンズ」の一話をしまうときなのかもしれない。

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