1: のっぺらー ★ 投稿日:2016/01/28(木) 22:06:15.88 ID:CAP
福岡県古賀市教育委員会は28日、古墳時代後期(6世紀末~7世紀初め)の船原(ふなばる)古墳・埋納坑(まいのうこう)(同市谷山)から出土した金銅製馬具のうち、9点にガラスの装飾が施されていたと発表した。
ガラス装飾の馬具が見つかったのは奈良県・藤ノ木古墳に次ぎ国内2例目。
市教委は「被葬者が有力な豪族であることがさらに確実になった」と評価している。
市教委によると、馬の頭部の革ベルトが交わる箇所に取り付ける辻金具8点と、くらの後ろ側に付ける雲珠(うず)1点。
出土時に風化で白化していた中央のドーム状(直径4・5センチ)の表面について、九州歴史資料館(福岡県小郡市)が蛍光エックス線で材質を分析したところ、色を付けるために鉛を混ぜた「鉛ガラス」であることが判明したという。
ガラスは補強のため銅で裏打ちされ、金銅製の本体に取り付けられていた。
当時のガラス色は不明だが、古賀市に隣接する同県福津市の宮地嶽古墳から板状の鉛ガラスが見つかったほか、同時期の国内の鉛ガラス製品の出土例を踏まえ、同館は緑色の可能性が高いとみている。
朝鮮半島からはガラス装飾された新羅時代の製品が多数見つかっている。
桃崎祐輔・福岡大教授(考古学)は
「船原古墳の埋納坑からは国産と舶来の両方の遺物が出土している。
今回の9点は新羅の流れをくみ、新羅が日本向けに特別仕様で作った可能性もある」と話している。
写真:ガラス装飾が施された辻金具3点(白い球面がガラス)。下は九州歴史資料館による復元模型
以下ソース:西日本新聞 2016年01月28日21時11分 (更新 01月28日 21時42分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/221327
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