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1: 名無しさん@1周年
私の大好きな古典の一つです。無かったので立てて見ました・・・
知っている方、読んだことのある方は感想を書きこんでください。ナウシカのモデルになった話です。







虫愛づる姫君

一説には「蜂飼大臣」と称された太政大臣・藤原宗輔とその娘がモデルであるとも言われている。アニメーション作家・宮崎駿の『風の谷のナウシカ』のヒロイン・ナウシカはこの姫君から着想を得ている。

あらすじ

   
按察使大納言の姫は美しく気高いが、裳着(元服に相当)を済ませたにもかかわらず、化粧せず、お歯黒を付けず、ゲジゲジ眉毛のまま、引眉せず、平仮名を書かず、可憐なものを愛さず毛虫を愛する風変わりな姫君だった。その様子を屋敷に入り込んだ風流な貴公子が覗き、歌を詠みかける。「かは虫の毛ぶかきさまをみつるよりとももちてのみまもるべきかな」。返事をしないので女房が返歌「人に似ぬ心のうちはかは虫のなをとひてこそいはまほしけれ」。これを見ていた貴公子は「かは虫にまぎるるまゆの毛の末にあたるばかりの人はなきかな」と詠う。突然話が終わり、<二の巻にあるべし>となり、第二巻はない。




2: 名無しさん@1周年
だれもつっこまないので。「めづる」ぢゃーーー。

5: 名無しさん@1周年
まあ、現代語なら「愛でる」でいいけどな。

ところで、宮崎さんは本当にナウシカのアイデアを「虫愛づる……」
から得たと発言しているの?

 

6:名無しさん@1周年
>>5
単行本の一巻の裏表紙に書いてあるよ。そのものズバリ。観てみて。

9: 名無しさん@1周年
堤中納言物語はいい。「虫愛づる・・・」が一番良い良い・・・

10: 名無しちゃむ
「人は真実を追究するのが奥ゆかしい」だとか
「毛虫が蝶になるんだから変化の様子を観察しよう」だの
結構理屈っぽいお姫様なんだけれど、
蛇をこわがってしまうところはかわいい

11: 名無しさん@1周年
まゆを抜かない姫が好きだなー。

12: ( ● ´ ー ` ● )
姫のネーミングセンスはどうよ?
「ケラヲ」「ヒキマロ」「カナカガチ」
「イナゴマロ」「アマビコ」

13: 名無しさん@1周年
airの加奈思い出した・・・その後どうなったか書いてない所をみると、悲しい道を歩まざるおえなかったに違いない。人間は・・・

14: 名無しさん
卒論を「堤中納言」で書きました。

理屈っぽいとか言われる姫が、
因習にとらわれない「科学の心」を持っている人だな~
と思っているので好きだ。

「まんまやんけ~!」とつっこみたい>ネーミングセンス。

15: 名無しさん@1周年
かなりハマッて読んでたら…続きがナイ!!
めっちゃ気になる…。
姫はどうなったの??

16: 名無しさん
続きについては「散逸した」という説と
「元々存在しなかった」という説があります。

元々存在しなかったとしたら、
読者は、宙ぶらりんな状態に投げ込まれて、
それはそれで文学的効果がありますよね。
例えば、芥川の『藪の中』みたいに。

姫のその後を考えるのも、楽しい。

17: 名無しさん@1周年
確か、姫にはモデルがいたという説があったと思うんだけど、
誰だっけ? 忘れた(手もとに資料がないんで)。

18: 名無しさん@1周年
>確か、姫にはモデルがいたという説があったと思うんだけど、
>誰だっけ? 忘れた(手もとに資料がないんで)。

岩波だったか角川だったかの文庫版の解説にモデルらしき
父娘が推測されてたね。「なんとかのおとど藤原もなんとか」
と「なんとか御前」。なんとかばっかりでスマソ。

45: 名無氏物語@Mたんちゅきちゅき
>>18 >>41
藤原宗輔たんが蜂を愛していたことから、
彼の周辺、たとえば宗輔の娘の若御前たんとか、
そのへんがモデルなのではないか、という説があります。

藤原宗輔と蜂については、
「今鏡」第六「から人の遊び」や
「古事談」第一「京極大相国被飼蜂之事」
「十訓抄」第一「京極太政大臣宗輔公の蜂」などを参照してね。

あとは「源氏物語」帚木
「雨夜の品定め」に、でてくる学者の娘のイメージとか。
たぶん、ほかにも、いろいろ説が、あるんでしょうけれど。

21: 名無しさん@1周年
私の重大関心事は、
装いが全然だめなので見られないがまともなかっこをすれば美人のはず、なのか、
それとも装いが全然だめだがそのままでも美人なのか。

いちおう後者なんですよね。歯が白くて髪がぱらぱらでも、美人なんですよね。
全然だめというその装いは、実は一般庶民と同じってことなんですよね。

だから、ええと・・・つまりその・・・姫君萌え。

22: 名無しさん@1周年
>>21
姫君萌えなのは、いいが。
この文だと理由がよく分からんぞ。

23: 名無しさん@1周年
つまり変態なんでしょ、ちがう??

24: 名無しさん@1周年
う~ん。>>21ではないので分からんが、
そんなコトはないと思うが?

例えば、映画『プリティ・ウーマン』とかを思い出す。
リチャード・ギアの演じてた役が「変態」だと言うなら、
反論の余地はないが…。
古今東西の「定番」と思われ。

47: 名無氏物語
服部敏良さんとかいうお医者さんが、この姫は「萎黄病」
という病気の症状とそっくりだとか書いてたな、確か。

48: 名無氏物語
ああ、「グリーン・シックネス」のこと?
ホルモン異常の病気だと聞いたことがある。
男っぽくなるとか、ヒゲがうっすらとか…。
間違っていたらごめんなさい。

57: 名無氏物語
>>47-48
今度出た岩波文庫版『堤中納言物語』の解説にも
ヒロインの病気(萎黄病)について言及があって
「単なる利発な女性の物語とも言えない面がある」
てな主旨のことが書いてありました

同様の記述をむかし角川文庫版で見つけたときには相当腹を立てました。
(ヒロインの病気と文学的価値は関係ないとその当時は思ったので)

しかし、岩波の解説を見る限りヒロインの持病は、
もはやこの物語を鑑賞する際には避けられない要素である
という見解の一致が研究者の間に存在しているかのような印象を受けたのですが、
実際のところどんなもんでしょーか?


50: 名無氏物語
そう考えるとイメージ壊れるけど、
実在した人物だったという可能性も
考えられるわけで…。

51: 名無氏物語
毛虫手にのっけたりして遊んじゃうお姫様のことでしょ?
あの時代のお姫様はみんな髪の毛を後ろに流していたのに、
彼女は耳に掛けてた、とか(何かの絵でみたことあるよ)
で、実は彼女のことが好きな人がいた。とか。
変わった話だよね。

52: 名無氏物語
虫の観察をして、
現代にも通じる「科学の心」を持っている
頭のいい姫だと思うが。
今で言う「哲学の心」も持っていると思うぞ。

そこで、問題なのが、
「虫愛づる~」の筆者が
主人公の姫君に対してどのような
考えをもっていたか、ということ。

>>51みたいに、
「変わった姫がいるよ、やれやれ」ってな感じで
好奇の目を向けているのか、
あるいは、物事の本質を見きわめる目を持った
稀有な姫君だと、認識しているのか……。

82: 名無氏物語 投稿日:2005/06/06(月) 20:38:36 ID:TL8Zo8+3
書出しの文の「蝶めづる姫君……たまふこと限りなし。」の部分の意味が
分りません。
 
口語訳してみたら「蝶を愛する姫君が住みなさる近くに、按察使の大納言
の御令嬢が住み、奥ゆかしく風変わりなので、親たちが大切に養い育てなさ
る事がこの上ない。」となりました。
按察使の大納言の御令嬢は一体どうしたんですか。

83: 名無氏物語 投稿日:2005/06/10(金) 18:05:50 ID:SP1RWSJL
蝶をかわいがる姫君の住んでいる近くに虫をかわいがる姫君がいてその姫君が按察使の大納言の御娘なんだよ~

101: 名無氏物語 投稿日:2006/06/22(木) 15:35:56 ID:1E7wixt6
当時はゲテモノなお姫さんとして書かれたんだろうけど、今は可愛いと思っちゃう人の方が多いような…
時代観の差だわ。

168: 名無氏物語 投稿日:2008/03/18(火) 17:25:29 ID:gtRxdeyT
提中納言物語は、通算で4回近く読んだ。
虫めづる姫君は、哲学的内容が現代でも通用する異色作だ。
散逸箇所などあり尻切れトンボが残念だ。

190: 名無氏物語 投稿日:2010/02/13(土) 15:11:36 ID:lcc8Pnzh
姫君が理系だからといって病気扱いにするのは、許せない。
女性でも理系脳は当たり前にあるのは、現状が証明しているではないか。
この姫君は父親子で、大納言の父親も困りながらも娘が可愛くてならないし、
尊敬もしている。小娘の言説に「悟っているのでは?」とまで思う。
仕える若い女房達が虫に逃げ惑うと、声を上げて叱り、凛々しく黒々とした
眉で睨み付けた顔を想像して笑ってしまった。可愛い!

191: 名無氏物語 投稿日:2010/02/17(水) 12:28:48 ID:pnJyGhaB
たぶん実際にあった話に多少の脚色を加えたものだろうと推測。
だから、この話には物語性はなく、小説の序盤で終了しているような印象の作品だな。
さしずめ吉田兼好なら、
「××の国に、何入道とかやいふ者の娘容美しと聞きて、人数多言ひわたりけれども、この娘、ただ、虫ども愛づるのみにて、殿御に興味持たざりければ、かかること様の者、人に見ゆべきにあらずとて、親、許さざりけり」
で終わりにしている話なんだ。
だが、その断片性というか、荒っぽさに魅力があるとも言える。

192: 名無氏物語 投稿日:2010/02/17(水) 21:10:06 ID:Uqmj15k8
>>191
そうですね。
 
上流階級の妙齢の女性が虫を観察するのが大好きなんて、
頭で作れる状況ではなく、実際にあったんでしょうね。
 
昔、京都大学の人類学だったか、ゴリラの糞を何年もかけて
調査している女性の院生で、風呂にもめったに入らず、浮世
離れして地味な人がいたような。

引用元: ・虫愛でる姫君・・・





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