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1: 04/04/26 23:40
西欧中世の人間(市民・農民・貴族・聖職者などを問わず)に課せられた税金や決まり事についてご教授願えればと思います。

例えば、
例1.中世の農民は○○や△△といった税を払わねばならなかった。
例2.○○世紀頃の△△という都市では~~~という理由で□□□□という都市法ができた。
といった感じでお願いします。








6: 世界@名無史さん 04/04/29 11:31
教会税とか。

5: 世界@名無史さん 04/04/27 06:16
全世界共通の2大悪税。

人頭税
地租

7: 世界@名無史さん 04/04/29 12:03
人頭税は条件次第では悪くないと思われ。

8: 世界@名無史さん 04/04/29 13:23
まあ今の所得税の均等割部分は人頭税と言えば言えるけどね。

10: 世界@名無史さん 04/04/29 16:50
死亡税は今でも名前を変えて存在するんだよ、というのはよく高校の世界史の先生がいう台詞。

13: 例のにゃあにゃあ 04/05/01 17:53
イギリスでは13から14世紀にコロナーって職があったニャ。
コロナーの主な仕事は変死体処理で、変死体が見つかるとコロナーが裁判を開いて検屍をしてなんで死んだか調べるニャ。
裁判で、死体がイギリス人じゃないってことになると、死体が見つかった村の人達が罰金を取られるニャ。もともと、コロナーの裁判の目的は罰金を取る事だから、これは死体税みたいなもんだニャ。
殺人事件だったら、犯人を逮捕しないとやっぱり村の人が罰金を払う事になるニャ。
村の人にとって一番いいのは死体が見つからない事だけど、見つかっちゃったらその死体がイギリス人だと証明して、更に殺人じゃないって証明するか、殺人犯を捕まえてこなきゃいけなかったニャ。コロナーの裁判を受けないと死体は埋葬できないから、たいていは罰金を払って死体を埋葬したみたいだニャ。
だから、外国の旅人が行き倒れて死ぬと村人にはもの凄く迷惑だニャ。
どこの誰だか知らない人のためにコロナーから裁判でいたぶられて、罰金を取られた上で死体を埋葬してあげなきゃいけないんだニャ。

15: ◆6hgEmzypp2 04/05/01 20:50
>>13
イギリスでは13から14世紀にコロナーって職があったニャ。
コロナーは今もしっかり存在してるんですがね。
ダイアナの死因調査も最近始まりました。

16: 例のにゃあにゃあ 04/05/01 21:32
>>15
我が輩の読んだ本では12世紀後半に作られた職で、中世末(たぶん15世紀後半)には殆ど存在意義を失った職だとあるニャ。
現代のコロナーが12世紀から延々と続いてきたのか、後で作られたものかは知らないニャ。

小山貞夫,中世イギリスの地方行政,創文社,1968,pp.145-201

22: ◆6hgEmzypp2 04/05/02 06:45
>>16
コロナーはずっと続いています。
もちろん職の性格は違ってますし、今は検死官(医者)との共同作業ですが。
今でも誰か変死したらコロナーの審判なしでは埋葬できないのは同じですね。
自殺の場合もすべてコロナーがお出ましになります。

14: 世界@名無史さん 04/05/01 17:57
こっそり埋めたり川に流したりしてはいけないの?

16: 例のにゃあにゃあ 04/05/01 21:32
>>14
それでも構わないと思うニャ。
だけど、役人に見つかったり、誰かが届け出たりしたら裁判を開かれてしまうみたいだニャ。
それと、コロナーに罰金を払わなくても埋葬さえしなきゃ罰は受けなかったみたいだニャ。
サセッセスで、コロナーが要求した額が払わなかったから、9週間に渡って死体が放置された例が記録されているニャ。
放置された可哀想な人は水死した婦人とあるニャ。

17: 世界@名無史さん 04/05/02 01:11
コロナーの初出は12世紀末だろうけど、

>死体がイギリス人じゃないってことになると

これは、ノルマン征服に遡る規定やろ。
つまり、アングロサクソン人によるノルマン人闇討ちの続発を予防するという趣旨の。

18: 例のにゃあにゃあ 04/05/02 02:09
>>17
その通りだニャ。
但し、コロナーが取り扱う頃には罰金徴収が主要な目的になっていて、ノルマン人を守るという本来の目的は失われているニャ。それと、コロナーは無給の職だから、罰金にコロナーが懐に入れる分を上乗せして要求してたみたいだニャ。
だから、いろいろと難癖を付けては罰金を取ろうとしたみたいだニャ。

19: 世界@名無史さん 04/05/02 03:11
税金の種類もさることながら、その前にそもそも近代以前の世界ではどうやって税金を徴収してたのかに興味がある。
現代ですら所得を掌握して税金取るには高度で専門的な技術が必要で、いくら精緻化しても脱税する奴が後を絶たないくらいだから、昔なんてまずどうやって徴収するか自体が大問題だったんだろうなあ。
唐や日本の律令制が行き詰まったのも、税制が機能不全に陥ったのが大きな原因のひとつなわけだし。

43: 世界@名無史さん 04/09/19 13:37:31
>>19 
徴税請負人、という言葉を聞いたことありませんか?
現代では税金は国家が直接取り立てますが(税務署は国家機関)、昔は税金は民間人が「請負」っていたのです。
そして徴税の報酬は歩合で支払われていました。

たとえば、(話をわかりやすくするために、現代日本の単位を用います)A村では1億円の税金を支払うようにと決められます。するとA村の徴税請負人は個々の村人に税額を割り当てて、村全体で一億円集めます。
そしてきちんと完納できれば歩合で報酬がもらえますし、完納できなければかえって請負人が処罰されてしまいます。そういう立場なので、彼らはしょっちゅう不正をしていました。
一億円と指示されたのに、実際にはその数倍(2~3億円)を取り立てて、残額は着服したり、村人への税金の割り当てでも賄賂を受け取って不公平な割り当てをしたりなど。

だからこそ、徴税請負人は嫌われていました。
中世より古いイエス・キリストの時代、イエスの弟子に多かったのが漁師(使徒ペテロなど)ですが、その他にもこの徴税請負人も多くいました。
他にも娼婦もいた、マグダラのマリアがそうだといわれています。

26: 世界@名無史さん 04/05/09 05:51
遍歴職人からは税金を取っていたのですか?

27: # 04/05/10 23:41
遍歴職人なんかは各都市の職人組合に面倒になっていたから組合のほうでなんとかしてくれてたんではないかい?

28: 世界@名無史さん 04/05/11 02:54
移動する連中からは税を取りにくいのでは?

29: 世界@名無史さん 04/05/12 05:51
そこで「関所」の登場ですよ。

30: 世界@名無史さん 04/05/15 01:01
関所?ヨーロッパで盛んだったっけ?

31: 世界@名無史さん 04/05/15 01:40
入市税とかはあるやね。

32: 世界@名無史さん 04/05/16 18:38
橋税とかの通行税は充実していたよねw

36: 世界@名無史さん 04/07/18 22:31
どの土地でも所有者に通行税払わなきゃいけなかったんじゃなかったっけ?

38: 世界@名無史さん 04/07/22 08:00
>>36 
街道や橋、河川などの通行には通行税がかかるよね。

42: 世界@名無史さん 04/09/19 13:03:10
橋税や通行税を取るのは当然。 領主や住民の金で造ったので、その費用を商人や旅人などから、とりました。
現在でも、個人が作った道路などは、通行料金がとられます。
道路公団のは、税金だよな・・・2重取り??

4: 世界@名無史さん 04/04/27 03:57
処女権ハァハァ

俺のレスで終了かな

41: 世界@名無史さん 04/09/19 12:57:18
処夜権も税金の一種ですね。 
金(物納)すれば拒否できました。
花嫁のケツと同じ重さのチーズか、同じ大きさの鍋だったらしいです。
また、領主が処夜権を行使したら、花嫁に贈り物をしなければなりませんでした。
それほど、領主有利な法とはいえない。

45: 世界@名無史さん 04/09/19 13:40:43
>>41
金はらえば拒否できたっていうか、結婚税だから結婚するのを認めてもらうために払う税金だろ。
実際行使されたことは殆どないということだが。

44: 世界@名無史さん 04/09/19 13:40:10
余談ですが、昔も現代も、「税金を支払う」ということは、「納税相手の奴隷である」と認めたのと同じことでした。だからこそ中世では勝手に税金を課したりしたら、すぐに反乱がおこったわけです(「メロヴィング王朝史話」に具体例が出ています)し、中世を下って近代にいたってもなお、アメリカ独立革命の導火線が税金問題であったことは高校の教科書にも載っています。

イエスがユダヤ教のラビにローマへの納税の是非を問われて、
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」
と答えたのは有名な話です。
要するに、ローマに税金を納めることはローマの奴隷であると認めることです。
それを否定すればローマへの反逆者になるし、肯定すれば当時のユダヤ民族主義者(ゼイロータイ)に狙われます。肯定否定、どちらもむずかしい質問だったのですが、イエスはこうやってうまく切り抜けたわけです。

47: 世界@名無史さん 04/09/19 14:37:42
だから脱税節税が絶えない

48: 世界@名無史さん 04/09/19 17:02:53
ま、税制に第三者の査察を入れるべきだとは思うが。


引用元: ・西欧中世の税金なんかについて




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