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1: 世界@名無史さん 2010/10/08(金) 16:32:07 O
歴史を動かすものは合理的な思考に限らない
十分な情報と、事実に基づいた認識だけが人間を動かすわけじゃない

被害妄想によって動いた歴史を語りましょう








2: 世界@名無史さん 2010/10/08(金) 19:52:42 O
近くはナチスや共産圏が被害妄想を抱いていたのは有名だな
お隣の三国は言うまでもないが、ローマのカルタゴに対する態度にも被害妄想があったかもしれん

カルタゴ滅ぶべし

「カルタゴ滅ぶべし」(カルタゴほろぶべし、Carthago delenda est)または「ともあれ、カルタゴは滅ぶべきであると考える次第である」(Ceterum autem censeo, Carthaginem esse delendam)は、ラテン語の言い回しであり、ポエニ戦争におけるカルタゴに対して用いられたローマの政治表現である。

カルタゴは、北アフリカに位置するフェニキア人の都市国家であり、また海洋国家であった。ローマは、第一次と第二次のポエニ戦争においてカルタゴに勝利した。とは言うものの、ローマは、カルタゴとの覇権争いの中で、度重なる屈辱や敗北を味わわされていた。カルタゴを目の敵にしたローマは、第三次ポエニ戦争の終結(紀元前146年)に際して、都市カルタゴを灰燼に帰さしめた。ローマは都市カルタゴの建物をすべて破壊し尽くし、生き残った住民のことごとくを奴隷として売り飛ばした。かくしてカルタゴは以降、二度とローマの脅威たりえなくなった。ローマはカルタゴを破壊したのち、同都市国家が再興することのないよう、跡地に塩を撒いたとする伝承が残っている。

後世に書かれた文献では、ローマの政治家大カトが、カルタゴとは無関係の演説を行っている時でさえ締め括りに必ず「ともあれ、カルタゴは滅ぶべきである」と付け加えたエピソードを確認することができる。


3: 世界@名無史さん 2010/10/08(金) 22:44:29 0
やっぱドミノ理論だね
ドミノ理論

ドミノ理論(ドミノりろん)は、ある一国が共産主義化すれば、ドミノ倒しのように近隣諸国が次々と共産主義化してしまうという、冷戦時代のアメリカ合衆国における外交政策上の理論である。実際に起こった現象についてはドミノ現象と呼ぶ。

ドミノ理論は、冷戦時代のアメリカ合衆国の外交政策決定に関わる人々の間で、支配的な考え方であった。アメリカ軍によるベトナム戦争への介入にも、この理論が用いられた。


8: 世界@名無史さん 2010/10/10(日) 09:41:52 0
黄禍論で有名なドイツの口ヒゲ皇帝とか、
今までは被害妄想野郎扱いだったのが、先見の明を持つ英主という評価に変わってくるかもな。
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黄禍論


黄禍論とは、19世紀半ばから20世紀前半にかけてアメリカ合衆国・ドイツ・カナダ・オーストラリアなどの白人国家において現れた、黄色人種脅威論。人種差別の一種。

フランスでは1896年の時点でこの言葉の使用が確認されており、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が広めた寓意画『ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ』によって世界に流布した。


9: 世界@名無史さん 2010/10/10(日) 20:29:33 0
大日本帝国がしきりに主張していたABCD包囲陣。

そこに至るまでの日本の行動をどう考えるかってのがすっぽり抜け落ちて、日本が一方的に包囲されて経済封鎖されたって思考だ。

今の北朝鮮がそっくり。
十年ほど前に辛淑玉が、北を経済制裁せよと主張する人に「(北朝鮮の)赤ちゃんを殺す気ですか!!!」と叫んでたが「金一族の偶像崇拝と軍拡をやめたら赤ちゃん助かるのに」と思ったな。

それとスレ違いだが、
「辛淑玉ってまさかその口で中絶容認とか言ってるのかな」
とも思った。

10: 世界@名無史さん 2010/10/10(日) 21:50:08 0
週刊金曜日も中国非難してた尖閣問題だが
中国の新聞読んでたら中国人はまあ怒るんだろうなと言う感じの内容だな

国際法の知識がないなら全く疑問なく中国の領土と勘違いするような内容だ


12: 世界@名無史さん 2010/10/13(水) 03:15:22 0
>>10
中国の指導者は、国際法そのものに疑問を持ってるのだと思うが

18: 世界@名無史さん 2010/10/14(木) 21:02:29 0
>>12
19世紀のイランでは、英露の大使館が搾取と支配の黒幕で、イランの一般大衆からは陰謀の巣窟、腐敗と汚職の源泉というイメージで見られていた。
テヘランのアメリカ大使館占拠事件で急進派は、これは大使館ではなく、スパイの巣窟であり、 従ってその占拠は正当な行為であるという、国際的にはまったく通用しない議論を振りまわしたが、イランの一般大衆の心情にはけっこう訴えるものがあったらしい。

中国人も国際法に対してそういうネガティブなイメージを持っているのかな。 

26: 世界@名無史さん 2010/10/18(月) 11:03:33 0
被害者意識全開なのは、イランのシーア派だね。
シーア派では、アリーの後継者とその仲間たちがカリフ・ヤジードたちから受けた迫害を1000年以上も恨み続けている。
シーア派=恨み節と言ってもいいくらいで、迫害が長かったため、自分たち以外の権威は全て認めないとか無茶な教義になってるし。その被害者意識は、同じく迫害されていたゾロアスター教徒の被害者意識に重なって見える。
そのため、イラン人がシーア派に改宗するのは抵抗が少なかったのではないだろうか?

シーア派の4代目イマームは、実はササン朝の王女と3代目イマームとの息子でしたという伝説もあるしね。
シーア派

シーア派は、イスラム教の二大宗派のひとつで、2番目の勢力を持つ。最大勢力であるもう一方はスンナ派である。
 
イスラム教の開祖ムハンマドの従弟で、娘婿のアリーと、その子孫のみがイマームとして預言者のもつイスラム共同体(ウンマ)の指導者としての職務を後継する権利を持つと主張する。


27: 世界@名無史さん 2010/10/18(月) 16:09:51 0
イランの「モサデク神話」。

いち早く脱石油化を志向したモサデク政権が続いていれば、イランは今ごろドバイなどをはるかにしのぐ経済大国になっていた、というもの。

Mossadeghmohammad


モハンマド・モサッデグ


モハンマド・モサッデグ(1882年5月19日 - 1967年3月5日)は、イランの民族主義者、政治家。同国の首相を2期務め、1951年に石油国有化政策を行った。イランの首都となるテヘランで、ガージャール朝の縁戚にあたる名家に生まれる。

イラン産石油はイギリスやアメリカの国際石油資本の報復より国際市場から締め出され、それによりイラン政府は財政難に瀕し、国民戦線の内部では離反者が出るなどしてモサッデグの支持は失われていく。アメリカとイギリスは再び石油利権を取り戻すため、CIAにより大量の資金を軍人・反政府活動家などへ投入することで暴力による政府転覆を目指す内政干渉の秘密工作を行い、その結果1953年8月15日から19日の皇帝派によるクーデターによってモサッデグを含む国民戦線のメンバーは逮捕され失脚した。モサッデグは不公正な裁判により死刑判決を受けたが、執行されず3年間投獄され、その後に自宅軟禁となるが軟禁中の1967年に死去した。

1979年に起きたイラン革命の時には、モサッデクの顔の写真や絵画を掲げて讃えられた。


28: 世界@名無史さん 2010/10/18(月) 21:04:53 0
モサデクってパーレビ朝の逆賊なのか、カージャール朝の復興を目指していた隠れた忠臣なのか、ただの野心ある共和主義者なのか、どれなんだろ。

29: 世界@名無史さん 2010/10/18(月) 21:40:33 0
ガージャール朝復興は、さすがに考えにもなかっただろ。
歴代シャーたちがダメダメ過ぎて、イランで人気なかったしな。

アーガー・ムハンマド:異常者
ファトフ・アリー:子宝王
ムハンマド:アホ
ナーセロッディーン:メンヘラ王
モザッファロッディーン:死に損ない
モハンマド・アリー:ロシアの走狗
アフマド:意気地なし

31: 世界@名無史さん 2010/10/19(火) 09:19:59 0
イラン人は古代~中世には大帝国を築いたという高いプライドがあるが、その後は長い間外部勢力に国土を蹂躙され、近代以降はロシアやイギリスやアメリカの介入と支配で辛酸をなめてきた。

こういう民族的な被害意識は、中国などとも共通しているのかもしれない。

32: 世界@名無史さん 2010/10/19(火) 14:53:17 0
現代アラブ世界に流れているモロモロの陰謀論。
おなじみのユダヤ=フリーメーソン陰謀説のほかにも、

「エジプトとイスラエルの間に結ばれた農業技術援助協定の真の目的は、遺伝子組み換え食品をエジプトに流通させることにある。遺伝子組み換え食品の害は、男性の性的機能の低下もたらすところにあり、イスラエルにはそれによってエジプトの国力を低下させようとしている」

「1999年のエジプト航空機990便の墜落はアメリカの秘密基地の新型兵器による撃墜」

といった珍説もアリ。

35: 世界@名無史さん 2010/12/04(土) 19:01:59 0
オスマン帝国の脅威と言うのも、実体以上に誇張されて喧伝されていたのだから、ある意味「妄想」と言えるのかもしれんな。

36: 世界@名無史さん 2010/12/09(木) 19:23:10 0
負け組の怨念・対抗意識・コンプなどが歴史を動かす例は意外に多い。

マルクス主義もその一例だな。

さらに「西洋の衝撃」を受けていったんは近代化・西欧化政策をとり、その後再び伝統文化(純粋な伝統文化ではなくて、西欧文化の影響を受けていることが多い) に回帰するとか。

37: 世界@名無史さん 2010/12/10(金) 01:08:22 O
ユダヤは被害妄想が転じて選民思想とかいうおめでたい境地に至ってしまったわけだが

38: 世界@名無史さん 2010/12/23(木) 09:44:35 0
今年も、忠臣蔵の季節がやって来たな。
俺にはイランの殉教劇タアジーエにダブって見えるわ。

39: 世界@名無史さん 2010/12/27(月) 06:28:06 0
忠臣蔵で殺された殿様って実は奇行があったらしいね。
吉良への恨みも被害妄想だったりして。

40: 世界@名無史さん 2010/12/31(金) 17:46:31 0
日本がいまだに帝国主義だと思っている中国人。
どこが???まじでこんな平和国家ないでしょ。

41: 世界@名無史さん 2010/12/31(金) 19:08:53 0
中国人が日本に対して思ってるのはむしろ軍国主義だろ。
日本がふたたび軍国主義国家になるのを望んでいるのか、と聞きたいところ。

42: 世界@名無史さん 2011/01/01(土) 00:06:56 0
「日本は軍国主義の国家だ」
「日本は軍国主義の国家だった」

中国語には文法的にこの二つを区別する手段はない。
「かつて」「65年前」などの要素を加えないと後者の意味にはならない。
しかも会話では後に「今はそうではない」と一言加えないと後者の意味は確定しない。

43: 世界@名無史さん 2011/01/01(土) 02:24:30 0
>>42
なるほど、面白い観点だ。
中国語を履修してたけど、確かに中国語には過去形の語尾はなかったな。
完了形語尾の「了」ならあるけど。

44: 世界@名無史さん 2011/02/13(日) 10:28:58 0
被害妄想はフラストレーションの現われなのだろう。

48: 世界@名無史さん 2011/03/14(月) 17:02:44.40 0
天変地異が起きると、何かの前触れとか神意とか言いだす連中が現われるのは、世の常だ。

49: 世界@名無史さん 2011/03/17(木) 20:17:38.10 0
そして、もっともらしい流言飛語に民衆が右往左往する。

51: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 xxx 2011/04/10(日) 15:42:32.90 0
ヒトラーも被害妄想がひどかったとか
56: 世界@名無史さん 2011/09/14(水) 12:13:12.75 0
若い頃、ヒトラーは戦場やら故郷のウィーンでエライ目に合わされたのでしかたない

52: 世界@名無史さん 2011/04/17(日) 17:12:28.61 0
被害妄想が原動力だったのか

54: 世界@名無史さん 2011/08/26(金) 16:53:58.20 0
想像力が権力を奪うっていう言葉を何かで聞いたことあるわ


引用元: ・被害妄想の世界史




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