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1: 世界@名無史さん 03/03/21 04:52
色々教えて。
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中華料理の歴史









474: 世界@名無史さん 04/05/08 09:56
日本料理の核はダシと醤油、味噌だと思うが中華料理の核はなんだろう? 
鶏ガラスープとラード?
これ無しじゃ中華料理とは言えん、という食材は?

477: 世界@名無史さん 04/05/08 10:43
ラードでも植物油でも、「油」が中華料理の核じゃないか?
これが無いと炒め物も揚げ物も作れない。

日本料理は油が無くとも困らないが、油抜きの中華はありえない。

478: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/05/08 11:25
中国のことわざには日々の生活に欠かせないものとして
柴米油塩醤醋茶 と言うのがあります。
たきぎと米の次に「油」が来ていることからも油の重要性が見て取れます。
更に、中国は水質がヒジョーに悪いので、野菜を料理する際も油通しをしてから料理をします。

480: 世界@名無史さん 04/05/09 02:26
>>478
中国の料理書を見ると、誉め言葉として「油而不膩」ってあるよね。
油にして膩ならず。
「膩」は油っこいというマイナス評価だが、
「油」というのはプラス評価なわけだ。

481: 世界@名無史さん 04/05/09 04:26
油ギトギトの中華料理は、ごく最近の流行で、
当時の「シナ通」後藤朝太郎によれば、 戦前の上海の料理なんかは塩味の随分あっさりしたものだったそうです。

486: 世界@名無史さん 04/05/18 09:24
石毛直道・他「食物誌」中公新書より

「私はかつて古代シナの割烹をしらべたことがある。太古の青銅器や鉄器など王侯貴族のもので、なかなか庶民の手には渡らない。平民はいきおい土器で料理をするわけだが、焙烙や燈明皿に毛が生えたぐらいの土器では天ぷらや油炒め料理は不可能だ。ところが、この連中、奥という料理を発明した。 熔かした獣脂を壷に入れ、それに湯煮した肉を投じて脂が肉に浸み徹るまでおいておくのだ。まさに今日のオイルサーディンというわけだが、ことほどさようにあの国の人々は油が好きなのだ」

古代より「中華料理=油」だったんですね。

487: 世界@名無史さん 04/05/18 17:23
>>486
酢豚も起源を辿ると豚肉の酢漬けらしいね。
ちなみに中国語だと「 古 老 肉 」

古老肉……

489: 世界@名無史さん 04/05/18 21:17
>>487
古老肉ってのは宛字で、ロ古ロ魯肉などとも書くね。
guluとかgoloとか読む外来語かオノマトペっぽいが。
ちなみに「古」も「老」も中国語ではプラス評価。

488: 世界@名無史さん 04/05/18 19:12
>>486
一般の貧しい家庭では燃料が使えないので、高温油炒めの料理は、本来中華料理に、広範囲に存在するわけではないということですか?

490: 世界@名無史さん 04/05/18 22:29
>>488
中華鍋みたいな金属器が王侯貴族限定の古代でも、庶民はあれこれ工夫して油を料理に使っていたということでしょ。
「油を多用した料理は、本来中華料理に広範囲に存在した」
ということなのでは。

491: 世界@名無史さん 04/05/29 20:39
揚げ餃子・焼き餃子・水餃子
中国で一番メジャーなのどれ?

493: 世界@名無史さん 04/05/29 21:10
>>491
揚げ餃子は満州のローカル料理。戦後満州からの引揚者が日本で広めたから、日本でのみ揚げ餃子=餃子になっている。

494: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/05/29 21:17
>>491
水餃子が一般的。華南では点心用の蒸し餃子もあるが、家庭では水餃子が普通。

焼き餃子は水餃子にして余ったものを翌日食べるためにごま油で焼いたものがはじまり。鍋貼(グオティエ)と言い、今では専門に作っている店もあり、どちらかと言えばおやつに近い感じで食べられている。

満洲ローカルなのはにんにくを入れる点。
普通の水餃子の具は白菜、豚肉がベース。華北、東北では羊肉を使う場合もある。
そこへニラやきのこなどを入れるが、にんにくは入れない。
茹であがった餃子は黒酢と豆瓣醤で食べるのがふつう。好みで生姜やにんにくを
入れる。

495: 世界@名無史さん 04/05/29 22:53
北京人は具にニンニクは入れず、 その代わりに生のニンニクを齧りながら食べるよ。

496: 世界@名無史さん 04/05/30 06:43
香港よく行ってたが「日式餃子」というのが焼餃子だった。
日本風の食い方として認識されているのか、と目ウロコだった。

502: 世界@名無史さん 04/05/31 20:07
名前は忘れたが、女性の漫画家が中国に言って、餃子とライスを頼んだら、店の人に嫌がられたってな。
餃子をおかずにご飯を食べるのは、日本でいうとお好み焼をご飯のおかずにするようなものらしい。

510: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/05/31 23:41
>>502
アチキも北京ダックを食べに行って、北京ダックと一緒に出てきた餅と芝麻餅が主食になっていると知らず、米の飯を頼むと、店員に「主食を食え!」と怒られてしまいまった。

中国で、炭水化物のダブルコンボと言えば、朝食によく見られる。
油条、饅頭(マントウ、餡の無い蒸し饅頭)、包子などとお粥と言う組み合わせが一般的。お粥と言っても華北、東北など高粱粥、粟粥、緑豆粥と米以外の雑穀のお粥が多い。
華南ではお粥を最初から作る場合と、残り飯に湯を加えて煮た稀飯にする場合とがある。
麺類とご飯と言うのも時々見かける。
お粥も麺も汁物扱いなのだろう。

522: 世界@名無史さん 04/06/02 01:18
握り飯を肴に呑む酒つうのも忘れるべからず。
絶品である。
握り飯はシンプルで冷えているのがよいが、味噌を塗って炙ったのも捨てがたい。

炭水化物*2と言えば、マカロニサラダサンドもあるね。

528: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/06/03 02:11
>>522
中国のご飯の食べ方だと、先ずおかずと酒が出てきておかずを肴に酒を飲む。
おかずのことを"下酒的"(酒の肴)とも言う。
ご飯が出てくるのはおかずがほとんど無くなった一番最後で、スープと一緒に出てくる。
ご飯にスープをかけたり、スープの中にご飯を入れたりとニャンコ飯にして食べる。
中国人によると、ご飯とスープで口の中をさっぱりさせるのだそうだ。

最近はご飯をいつ頃出すかを聞いてくることも多いので、おかずと一緒にご飯を食べる
こともできる。中国人もスープとご飯を別々に食べるようになり、ニャンコ飯もあまり
見かけなくなった。

今はローソンやセブンイレブンなどコンビニが地方都市にも出来ているので、おにぎり
や巻寿司のような冷えたご飯も徐々に食べるようになったが、本来中国人は冷えたご飯
を口にしない。冷えたご飯は死者の食べ物と言う考え方が根強い。春にある清明は墓参
りをする習慣があり、その時だけは"寒食"と言って冷えたご飯を食べる。

537: 世界@名無史さん 04/06/03 22:53
>>528
屈原の話だろ。

538: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/06/03 23:52
>>537
屈原の故事は端午の節句。清明は介子推。

介 子推

介 子推(かい しすい、生年不詳 − 紀元前636年)、介之推、介推、介子とも称される。春秋時代の晋・文公(重耳)の臣下。

『十八史略』では、介子推の具体的な行動として、亡命中飢えた重耳に自分の腿の肉を食べさせた(「割股奉君」)話を書いている。さらに、文公が緜上から介子推を参上させるために一本だけ道をあけて山を焼き払ったところ、介子推は現れず古木の中で母と抱き合って死んでいるのを発見された、とある。介子推の焼死を悼み、清明節の前日には火を使わず冷たい食事をとる風習が生まれた。これを寒食節といい、その日は家々の戸口に柳の枝をさし、介子推の魂を招いたという。多くの野の祭りなどで「紙銭」を焼く風習も、介子推の霊を慰めるためとも。

558: 世界@名無史さん 04/06/15 00:20
中国の海鮮使って寿司作ったら良さそうだけど・・・
あんまり聞かないね。

560: 世界@名無史さん 04/06/15 18:16
>>558
あんまし中国って海の魚を食べないからね。
多分、和食の寿司を言ってるんだと思うけど、中国は川魚の方が多く用いられる事が多いからね(有名な上海蟹も川産)。
川魚は生で食えないのが多いからな。

561: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/06/15 23:27
>>558
大連や香港辺りだと生で食べられるおいしい海魚も食べられるし、寿司もあるが上海やその他では難しい。海の水質の関係もあるし、上海、杭州沿岸のエビなどでコレラ菌がちょくちょく見つかって生食は禁じられている。それに寄生虫の問題も忘れてはならない。
魚は人間が良く食べる場所ほど寄生虫が少ないらしいが、中国では食べる種類が少ないので多くが寄生虫を持っている。特にサバなどは日本ほど食べないし、腐りやすいから生食、酢〆などは危険。
中国の広西壮族自治区柳州市周辺では例外的にマスや蓮魚などの川魚を生食する。普通は酢や唐辛子ベースのたれで食べるが最近はわさびで食べることもある。
広東料理の海鮮料理にはその影響を受けたものがある。

565: 世界@名無史さん 04/06/26 23:13
黄河と黄海の魚介類は水に含まれる黄土のせいで肉まで泥臭い味がするため不人気だそうな。

566: 世界@名無史さん 04/06/27 11:25
上海の水道水だって川の水のにおいだぞ。

567: 世界@名無史さん 04/06/27 11:56
>>566
水の味じゃなく、そこで獲れる魚介類の味でしょ
粒子が細かいせいか、魚まで黄土の味がすると聞いたが

568: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/06/27 22:40
>>565,567
確かに昔、鄭州で鯉か草魚の蒸したのを食べたがヒジョーに泥臭かった。
日本ならばきれいな水のいけすで泳がせて泥抜きをするんだが、かの地できれいな水と言うのは存在しない。水道水ですらコップに入れて一日置くと黄砂が沈殿する。

599: 世界@名無史さん 04/07/04 05:16
>>568
川魚の泥臭いのは、飲んだ泥が胃や腸に残っているからではなくて、脂についている匂い。匂いの元は、植物性プランクトンの油脂に由来するので臭い種類のアオコで澱んでいる水で育った魚は臭いし、臭い種類の浮遊藻の少ない水で育った魚はあまり臭くない。

臭い匂いと感じるか、好ましい香りと感じるかは、慣れや文化的なもので中国人は濁った河川・湖沼で育った鯉や連魚の泥臭さについて、食味を損なうものとは捉えていないようだ。

600: 世界@名無史さん 04/07/04 23:13
歴代皇帝もそんな泥水飲んでたんだと思ったら
大してうらやましくねえな。

601: 世界@名無史さん 04/07/05 01:06
まあ、俺達も後世から見れば「そんなカルキ臭い水飲んでたんだ」というわけで

605: 世界@名無史さん 04/07/06 17:02
中国にも井戸があるような気はするが

606: 世界@名無史さん 04/07/08 08:34
井戸水も当然泥臭いんでしょ?
地震の少ない国はたいがい水がまずい。
水がうまいのは日本のほか、ハワイとか、インドネシアとか。
活火山があって地震が多いところ。

609: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/07/08 23:50
>>605~607
確かに中国の井戸水も泥臭かったり、水質が悪く飲み水としては適しないものが多いです。
山東省の済南は泉都とも呼ばれ湧き水の多いところですが、基本的に硬水で臭みはないもののミョーな苦味があります。
杭州の竜井にある虎跑泉と言う有名な湧き水のある井戸を見に行ったのですが、白く濁ったような色をしていて、とても飲む気にはなれませんでした。土壌にカルシウム分が多いので井戸水も水質の良いものは非常に少ないです。

610: 世界@名無史さん 04/07/09 00:29
「硬水vs軟水」と分けると日本はバリバリ軟水で、旨いし洗濯もオッケーだし全体として「とても良い水」。同じ「硬水」でも、ヨーロッパで言えばアルプスのほうは旨い。エビアンとかヴィッテルとか汲んでるとこ。水道水でも、でらうま。
下流に行けば行くだけ不味くなるし、水道水は殺菌はともかく、ミネラル大杉で不味い。料理に使う鍋がたちまち白くなる。
中国の「泥水」は次元が違うんでしょ? 超硬水である上に、黄土が混じっててさらに衛生面も今ひとつ。
そもそも「清潔」に関する概念が違いすぎるしね。

612: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/07/09 00:42
>>610
確かに、中国でも四川や雲南の山地の水はヒジョーにおいしいらしいが、そういう水が飲める地域は限られている。それに沿岸部だと河川の水も下流に当たり、非常に水質が悪い。下水や汚水を処理せずにそのまま河川に放出するので、化学物質や重金属が検出されるというのも当たり前。長江も黄河も1,000km近く流れが緩やかな 場所が続くので、下流では水がよどみドブ川のニオイがする。
井戸もおっしゃる通り、黄土が混じっていなくても、石灰分が析出していたり、なぜか緑色になっていたりと水質は良くない。

611: 世界@名無史さん 04/07/09 00:40
そんな泥水であっても、地元のひとは飲んでるわけでさ。
独特の料理法が発達するのも当然でしょう。
逆に「清潔で旨い水」がふんだんに使えるのが前提の日本の料理が、中国で通用するとは思えない。

615: 世界@名無史さん 04/07/11 00:09
というか、カルシウム分の多すぎる水は長期にわたって飲んでいるとカルシウム過多で関節炎の原因になる。日本ではカルシウム不足で老人が骨粗鬆症になることが多いが、独仏などでは逆にカルシウム過多でリューマチになり、足や手が曲がらなくなった老人を多くみかける。
ヨーロッパのミネラル・ウォーターがガス(炭酸)入りであることが多いのは、炭酸入りならカルシウム分が残存していないから。

ところで、アルプスの麓のドイツ側とフランス側で中華料理を食ったのだが、ドイツの方はまぁ、米がインディカ種というだけで特に違和感はないけど、フランス側の中華は露骨にベトナム風の味付けになっていた。キッコーマンのマークの入った醤油があったが、なんじゃコリャという味だったな。

637: 世界@名無史さん 04/07/16 01:48
思うに、日本食が美味いのも中華が美味かったお陰だな。

638: 世界@名無史さん 04/07/16 02:18
>>637
日本が影響を受けた中華料理はコークスが使われる前の今とは違う中華じゃなかったっけ?

639: 世界@名無史さん 04/07/16 02:44
>>638
何にしても中国のお陰
寿司だって中国から来たんだし。

640: 世界@名無史さん 04/07/16 03:01
寿司については諸説あるぞ。

641: 世界@名無史さん 04/07/16 03:26
ま、向こうの鮨はご飯は捨ててたからな・・・
やっぱ日本の寿司最高。

643: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/07/16 23:49
>>641
日本も元々寿司はご飯を食べないよ。鮒寿司やなれ寿司などはご飯で乳酸醗酵させた魚を食べる。醗酵するのに時間がかかるのでご飯や魚に酢を混ぜて〆るようになった。
それが箱寿司や生寿司。さらにご飯主体で魚を酢で〆ずに生のまま、もしくは煮たり焼いたり調理して食べるようになったのが早寿司。

642: 世界@名無史さん 04/07/16 10:03
なれ鮨(鮒鮨とか)のルーツは東南アジアから日本の米作地帯だよ。
黄河文明はアワキビの雑穀だから鮨は無かった。
中国人が鮨食うようになったのは、三国志の呉以降。

643: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/07/16 23:49
>>642
黄河文明では魚や肉の保存をなれ寿司のような形にせず、醤(ひしお)と言う塩辛状のものにすることが多かった。

644: 世界@名無史さん 04/07/17 00:41
鮨も鮓も古代の字書にある訳だが・・・

645: 世界@名無史さん 04/07/17 13:04
>>644
「鮨」の最古の用例は紀元前三、四世紀ごろで、塩辛の意味。
後漢になって、なれ鮨を意味する「鮓」が出てくる。
後漢末の大学者鄭玄によると、魚鮓は湖北省(長江流域)の珍味。

以上、石毛直道せんせの受け売り。

647: 世界@名無史さん 04/07/20 23:36
イギリス貧乏旅行したんですが、どの町行っても必ずあるのがテイクアウェーの中華料理屋で、やってるのは中国人。(ベトナム人もいたかも)
日本の中華料理屋は都会の高級レストラン以外はほとんど日本人でしょ。
焼肉屋だって韓国人(在日含む)に限らない。
なんでイギリス人は中華料理屋やろうとか思わないんでしょうか?

648: 世界@名無史さん 04/07/20 23:39
単に味オンチだからとか?

649: 世界@名無史さん 04/07/21 01:32
>単に味オンチだからとか?

ワロタw

651: 世界@名無史さん 04/07/21 22:31
イギリス名物フィッシュ&チップス屋も、中国人がやってる店があってイギリス人がやってる店より繁盛していたりする。アヘン戦争には勝ったかもしれないが、料理で勝負したらイギリスは中国の足元にも及ばんよ。
というか、勝てる国はほとんど無いと思う。
フランス、イタリア、日本、タイがいい勝負。インドと韓国がそれに準じるくらい。

655: 世界@名無史さん 04/07/21 23:13
林望のエッセイだったと思うが、イギリス住んでたとき娘が通う小学校の給食に出たソーセージの中身がパン粉だったんだと。ゲロまずで娘が食えずに残したら、先生に怒られた、と。
戦時中の肉の無い時代に開発された代用品なのだが、そんな代物を戦後何十年経っても特に疑問も抱かず食い続けているイギリス人って・・・と。

664: 世界@名無史さん 04/07/22 03:02
インドの中華料理屋(広東華僑の店)は豚肉も牛肉も使えなくて大変そうだったなあ

665: 世界@名無史さん 04/07/22 03:49
広東料理の世界では、
飛ぶものは、羽子板の羽根以外
四つ脚で立つものは、卓以外
二つ脚で立つモノは、親以外
なんでも炒めて煮て食べるんだよ。
ガンジス川なんか、二つ脚の食材が常時浮いたり沈んだりしてるではないか。

715: 世界@名無史さん 04/08/02 23:59
味の素の発明こそが日本人による中華料理への最大の貢献かもしれないな。

味の素は同時に、和食の伝統で培われた日本人本来の繊細な味覚を、完膚なきまでに破壊したわけだが。

716: 山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM 04/08/03 00:11
>味の素は同時に、和食の伝統で培われた日本人本来の繊細な味覚を、完膚なきまでに破壊したわけだが。

お気を悪くされるかもしれませんが、日本全国津々浦々で味覚を気にして食べていたとは思えません。そもそも「和食」という統一された概念の登場自体が近代になってからのもので、何かしらの実体がある訳でもなし。
それから、その道の研究家に言わせると近世と近代の(料亭で出されたような)「和食」はかなり質が異なるようですよ。かつては何日もかけて仕込みをしていたものが、お手軽に済まされるようになって質は相対的に低下したとか。
原因についてはそれまで相手にしていた大名なり旗本なりの没落と洋食の台頭が記されていたと思います。よくは思い出せませんが。

718: 715 04/08/03 22:34
>>716
いつの時代も「下」を見ればきりがないだろうけど、近世以降の日本の場合、味噌醤油などの醸造食品は庶民層にまで行き渡っていたし、昆布、いりこ他の「だし」も日常のものだった。そうした天然素材の「うまみ」に暴力的に取って代わったのが味の素であるわけでさ。その一点を指摘してただけですよ。

「料亭料理の近世→近代の変化」は不勉強にして知らんが、日本に限って言えば、金持ちと庶民で、さほど異なるものを食っていたとは思えない。金持ちは初物や季違い物に大金をはたき、庶民は旬のものを安く旨く食ってた、という程度じゃないの?
季違い物を珍重する前時代の「食通」については、たとえば魯山人が口を極めて馬鹿にしている。

とまれ貴族が庶民の想像を絶するぜーたくな飯を食っていた、中国や革命前のフランスなどとは事情が違う。

719: 山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM 04/08/03 22:39
近代になってもかなり時代が下るまで芋作でやっていた土地もありましたし、戦前までの多くの農村での毎日の食事は「粟・麦飯+漬物+何か」でしょう。
味覚破壊という点には同意出来ますが、それは何も我が国に限ったことではありませんので、異議を唱えさせて頂いた次第。
「日本」というのも時代が下るほど均一性が見えてきたとはいえやはり「多民俗国家」でして、一括りにして他国と論ずるのもどうかと。

722: 世界@名無史さん 04/08/03 23:51
味の素は画期的な発明だよ。
貧民でも不味い食い物を我慢して食わなくて済む様になったからね。
日本が貧しい国だったのを全く理解できない子が出てくるなんて
日本は本当に豊かになったんだねえ。
薄くてほとんど味のしない味噌汁とか魚の干物がつくだけでも贅沢とか
言っても外国の話にしか聞こえないんだろうな。


725: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/08/04 00:25
>>722
味の素自体が昆布だしの成分であるグルタミン酸であるからでしょう。
グルタミン酸は、鰹節、牛肉、豚肉などに含まれるイノシン酸と合わさると非常に強い"うまみ"を感じるようになります。
あまり知られていないかも知れませんが、中国は日本から昆布を大量に輸入していました。さらにその昆布がチベットにまで交易品として出回っており、中国でも"うまみ"成分を求めていたことが分かります。

手間をかけて昆布でだしを取らずに手軽に"うまみ"を取れる味の素は画期的でいまだに根強い人気なのでしょう。

753: 自転車小僧 ◆IBmI/K76EY 04/08/06 00:25
さて、"うまみ"の話に戻すと昔、中国が日本から昆布を大量に輸入していたとカキコしましたが、日本の昆布が中国へ渡るルート上に沖縄がありました。
沖縄といえば豚肉を使った料理が多くイノシン酸を多く含んでいます。そこにグルタミン酸を多く含んだ昆布が結びつき独特の料理を作り出しています。
また、ゴーヤーにも"うまみ"を引き出す成分が含まれており、ゴーヤー料理にはイノシン酸を含むかつお節が必ず使われています。
昆布は干すことでよりグルタミン酸ナトリウムを生み出し、保存にも便利なので中国の内陸でも多く使われていたようです。あと、アミノ酸の"うまみ"としては干し椎茸などに含まれるグアニル酸があり、高級中華料理に干し椎茸、干しエビ、干しナマコ、干しあわびなど干貨をよく使うのはとりもなおさず、化学調味料が発明されるはるか昔から中国人が"うまみ"を求めていた証拠と言えるでしょう。
中国に限らず、東アジア全域で多用される大豆醗酵食品(醤油、味噌、納豆など)を多用するのも大豆の醗酵により得られるアミノ酸の"うまみ"を好んだことに他なりません。
高価な干貨が使えない一般庶民でも醤油、味噌を使えますし、充分"うまみ"を堪能できるわけです。

ヨーロッパなど他の地域はどうだったかと言えば、チーズなどの乳製品にも昆布の半分程度グルタミン酸が含まれていますし、イノシン酸は肉類から取ることが出来ます。さらに野菜の中でダントツにグルタミン酸を含むものにトマトがあり、チーズ、トマト、イワシなど海産物を多用するイタリア料理も "うまみ"を追求した料理と言えるでしょう。

760: 世界@名無史さん 04/08/06 21:48
昆布に限らず、いろいろな種類の海藻を大量に支那に輸出していた。
黄土高原やチベット高地、雲南や四川などの地域で、沃素の不足によって代謝異常を起こす風土病があった。少量の海藻を食べれば治るので、薬のような扱いで海藻が持ち込まれた。
この病気の症状の一つに、髪が黄土色になるというものがあるのだが、これが、曲解されて「ワカメを食べると髪が黒くなる」といううような誤解を生んだ。
日本なせば海藻なんか食べなくても沃素が不足するようなことはないし、ワカメを沢山食べたことろで髪の色つやには影響しない。

761: 世界@名無史さん 04/08/06 23:25
>>760
>少量の海藻を食べれば治るので、薬のような扱いで海藻が持ち込まれた。

チベットあたりに海藻類を持っていって最初に試した人がすごいですね。
(いろいろ試行錯誤したんだろうけど)


765: 世界@名無史さん 04/08/07 03:05
中国といえば人肉料理!
三国志でもその旨の記述がある。

766: 世界@名無史さん 04/08/07 03:14
三国志演義では劉備が食べていたな。
劉備を迎えた家の男が、嫁さん殺して料理した。
男の行為を誉める記述だったと思った。

788: 世界@名無史さん 04/08/11 12:45
魯迅の小説に、斬首された死刑囚の血をしみこませた饅頭が、肺病の妙薬、というのがあったな。
中国人は冷えた食い物を好まないので、提灯の紙でくるんだ血付き饅頭を蓮の葉で包みなおし、竈に入れてその提灯紙を焚いて温める。
焦げた蓮の葉を開くと湯気をたてる饅頭が現われ・・・
この描写がどうも美味そうにみえて仕方が無いw

789: 世界@名無史さん 04/08/11 13:01
芥川の「湖南の扇」にも死刑囚の血をしみこませたビスケットだったかが出てくる。

792: 世界@名無史さん 04/08/11 17:18
中華料理食えなくなりそうだ

793: 世界@名無史さん 04/08/11 22:35
人間も含めて森羅万象のあらゆる「食えるもの」を食おう、それもどうせならできるだけ美味しく食おうというのが中華料理の真骨頂。
好き嫌いいう子は食わんでよろしい。
ハンバーガーでも食ってなさい。

引用元: ・中華料理の歴史




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