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1: 世界@名無史さん 2018/08/07(火) 18:03:51.21 0
最近「背教者ユリアヌス」とかユリアヌスについての本を漁ってるので、誰かと語り合いたい。
ユリアヌスについてのスレが少ないので寂しい







ユリアヌス

フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌス(331/332年 - 363年6月26日)は、ローマ帝国の皇帝(在位:361年11月3日 - 363年6月26日)である。
最後の「異教徒皇帝」として知られる。異教復興を掲げキリスト教への優遇を改めたため、「背教者」とも呼ばれる。





2: 世界@名無史さん 2018/08/07(火) 22:21:45.61 0
ユリアヌスというと辻邦夫の小説、山川リブレットのユリアヌス本、学術書のユリアヌスの信仰世界くらいしか思い浮かばん
映画とかあってもおかしくなさそうだがどうなのかな

3: 世界@名無史さん 2018/08/07(火) 22:46:27.53 0
皇帝ユリアヌスが長生きして異教の復活を成功させる。
それを分岐点とする歴史改変小説がアメリカで出版されている。

4: 世界@名無史さん 2018/08/08(水) 07:13:55.67 0
ギボンはユリアヌス皇帝がお気に入りで衰亡史でも多くの頁を与えたけど、
当時、キリスト教を忌避した皇帝を嫌いな人が多く、ギボンのこの扱い方には批判が随分あったらしい。

5: 世界@名無史さん 2018/08/09(木) 06:02:40.85 0
ギボンは啓蒙主義時代の人。
ローマの衰亡を「宗教と野蛮の勝利」と評するぐらい教会には批判的な面があった。
キリスト教化の流れに逆らったユリアヌスに感情移入するのもわかる。

6: 世界@名無史さん 2018/08/10(金) 22:43:37.31 0
実際には、キリスト教を国教としたことでローマ帝国の寿命は延びたのだろうか縮んだのだろうか。

14: 世界@名無史さん 2018/08/12(日) 23:00:49.70 0
>>6
延命したんじゃない、東ローマは1000年の余命を保ったんだし

15: 世界@名無史さん 2018/08/13(月) 03:09:58.74 0
>>14
国号は確かにローマ帝国だけど、額面通りに東ローマをアウグストゥスからのローマ帝国そのものだと考えるには抵抗感があるな…

16: 世界@名無史さん 2018/08/13(月) 06:34:41.46 0
東ローマの祖はあくまでコンスタンティヌスであり
ぶっちゃけカエサル・アウグストゥスの古代ローマとは別物よ
後継国の中では一番身元がしっかりしてはいるけどね

10: 世界@名無史さん 2018/08/12(日) 19:35:23.16 0
ユリアヌスが長生きしていたらというIFについて考えるのはとても楽しい。
でもユリアヌスの場合、政策の進め方がやや性急すぎたり、ローマの習慣や感性と相容れない部分があったようだから(神官に数多くの制約を設けたところとか)
いずれ市民と対立して長生きしていても結局はうまくいかなかったり、近いうちに暗殺されたりしてたのかな、なんて思ったりもする。

12: 世界@名無史さん 2018/08/12(日) 22:18:11.25 0
>>10
確かユリアヌス死去当時から暗殺説があったはず

ペルシア遠征(363年)

6月26日、敵襲に対して指揮をとっている際に投槍を受け、陣中で没した。
死に際して「ガリラヤ人よ、汝は勝てり」との言葉を遺したという伝承がある。

13: 世界@名無史さん 2018/08/12(日) 22:38:59.11 0
>>12
ユリアヌスを死に至らしめた槍がペルシャの物じゃなくてローマのものなんだっけ?
だけどそもそも、その時にユリアヌスは鎧もつけずに出撃して行ったっていうのがすでにおかしいんだよな。なにがあったのだろうか…

11: 世界@名無史さん 2018/08/12(日) 20:27:31.99 0
早世が惜しかったとされる人物の一人だもんな
他には、アウレリアヌス、後周世宗、ケネディ大統領、アンドロポフ書記長など

19: 世界@名無史さん 2018/08/14(火) 17:37:18.69 0
多神教の復権という面で語られることが多いユリアヌスだが、その一方でユダヤ教徒の保護に力を入れたことも重要。

もし在位一年半で戦死せず、エルサレム神殿の再建プランを実現させていれば、ユダヤ人の離散は歯止めがかかるだろうし、そうなれば後のホロコーストやパレスチナ問題の構図はかなり緩和されたのでなかろうか・・・

34: 世界@名無史さん 2018/08/19(日) 22:00:09.71 0
ユリアヌスは菜食主義っぽい食生活をしていたとどこかで読んだけど、それとは裏腹に日常的に犠牲獣を捧げる儀式を自分で行なっていたというのは面白い。
一見正反対のことなのに

35: 世界@名無史さん 2018/08/22(水) 11:51:34.27 0
祭儀は皇帝としてのお仕事だからなのかな
プライベートとは別ということで

36: 世界@名無史さん 2018/08/23(木) 00:18:25.27 0
ユリアヌスの多神教への入れ込みは政治的ジェスチャーだったとみることもできる。
宗教に対抗できるのは宗教だけだから。

37: 世界@名無史さん 2018/08/25(土) 04:00:32.61 0
>>1だけど、ユリアヌスについてのオススメの本はほかにどんなのがある?
とりあえず山川のリブレットと衰亡史・「ローマ人の物語」・「背教者ユリアヌス」は読んで、ゴア・ヴィダルの「ジュリアン」を注文したとこ

40: 世界@名無史さん 2018/08/26(日) 13:00:50.56 0
>>37
京都大学学術出版会のリポジトリサイトで南川高志先生や南雲泰輔先生の論文が公開されてるよ

38: 世界@名無史さん 2018/08/25(土) 04:11:33.46 0
「ユリアヌスの信仰世界」調べてみたけど高いのな…バイトできない学生だからお金全然足りないし近場の図書館にも置いてないし…

39: 世界@名無史さん 2018/08/26(日) 11:45:08.18 0
>>38
他県図書館からのお取り寄せサービスをしている図書館もあるよ。
送料がかかるかもしれないけど、買うことを考えれば安いもの。

46: 世界@名無史さん 2018/09/13(木) 01:32:12.44 0
ユリアヌスについての逸話は、散髪のことも有名だけど、裁判で「もし否定するだけで事足りるなら誰が有罪たり得るか」という言葉に「もし告訴するだけで事足りるなら誰が無罪たり得ようか」と返したというのに教養を感じる
26: 世界@名無史さん 2002/09/09 21:24:00

私の好きな場面。
皇帝ユリアヌスはビザンティウムの宮殿に落ち着き、散髪しようと思って宮廷付きの理髪師を呼ぶよう命令する。 やがて絢爛豪華な衣装に身を包み、大勢の従者を従えた男がやってきた。

皇帝「お前は誰だ。私が呼んだのは理髪師だ。収税官などではない。」
男「私がその理髪師でございます。」
皇帝はあきれて理髪師の収入、生活、屋敷などあらいざらい質問した。
それは理髪師というより貴族というべき内容であった。
直ちに宮廷全体の無駄遣いを調べ上げてことごとく廃止した。
そのため皇帝ユリアヌスの在世中の宮廷は閑散としていて、きわめて静かであった。

47: 世界@名無史さん 2018/09/14(金) 09:07:20.52 0
極論に極論で返すネット民っぽい

48: 世界@名無史さん 2018/09/14(金) 17:03:10.72 0
古典古代(ギリシア・ローマ)では、レトリックが重んじられからね
極論を極論で返すのは、文言の対照性という点で完整的な修辞スタイルなんだよね
当時としては
しかし現代ではこれをやっても空論の掛け合いにしか見えない

49: 世界@名無史さん 2018/09/15(土) 13:53:17.99 0
これで言い返された方は「ぐぬぬぬ」とかなっちゃうわけ?

51: 世界@名無史さん 2018/09/15(土) 18:56:01.88 0
>>49
そうだろうね。キケロなんかが法定弁論で駆使して成り上がったとこを見ると

50: 世界@名無史さん 2018/09/15(土) 16:56:45.55 0
「皇帝とガリラヤ人」では、言い負かされて悔しいなら学べ!みたいな感じだったね。
「武器を手に入れるんだ、お若いの!思考と才能の剣はいくらも教室にある」というセリフが印象深い

53: 世界@名無史さん 2018/09/23(日) 17:03:34.59 0
ユリアヌスの著作で日本語訳されてるものってある?
ネットで有志が公開しているやつとかでも

54: 世界@名無史さん 2018/09/23(日) 22:39:56.67 0
ざんねんながらないと思う

南雲 泰輔の
ユリアヌス帝の意識のなかのローマ皇帝像--『ひげぎら. い』における法律意識の分析を中心に

https://ci.nii.ac.jp/naid/120002770501

の中にある抄訳くらい
あと中西恭子の ユリアヌスの信仰世界 に数行づつ何箇所か翻訳がある

引用元: ・背教者ユリアヌス



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