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1: 世界@名無史さん 2009/09/07(月) 18:55:51 0
中華文明の一部なのかな、結局?








2: 世界@名無史さん 2009/09/07(月) 19:52:50 0
漢字使ってるよ

181: 世界@名無史さん 2009/09/28(月) 18:49:27 0
>>2
アメリカ、ロシアは北セム文字を起源とする文字を共に使っているが、その二つの国が同じ文化圏と言えるか?
ましてや、アメリカとロシアはセム人文化圏の一員だと言えるか?

27: 世界@名無史さん 2009/09/09(水) 20:34:17 0
そもそも日本が中華文明圏でないとすると
1.日本文明圏なる物が存在するんだよ
2.別の文明圏に入っているんだよ
3.例外で、どこにも属していないんだよ
ぐらいしかないと思うが、どれもしっくりこないよな

28: 世界@名無史さん 2009/09/10(木) 01:21:28 0
>>27
漢字文化圏でいいんじゃないかな

30: 御大韓さま ◆3yfCH5upaQ 2009/09/11(金) 04:30:22 0
文明という言葉を作ったのは福沢諭吉で、英語の「civilization」を訳した物で、福沢は近代化したヨーロッパ社会の状態さして、これを使った。
西周はこれに対し、「civilization」を開化と訳した。


このスレで呼ばれている文明(civilization)とは、文化人類学的な定義の文明である。
文化(culture)がある高まった段階に至った、文化の一つの形態のことである。
したがって、ここでは文化と文明とはまったく対立した物ではなく連続した物である。
文化が発展し、ある程度高度のもの、広範囲に制度化したものに達すると文明となると考える。
最初の原初的な状態は文化であり、それが発展し広範囲に組織化されると文明になる。
たとえば、エスキモー文化とは言うが、エスキモー文明とは言わない。
また、石器時代のアッシュール文化とは言うが、アッシュール文明とは言わない。
エジプト文明、中国文明、ヨーロッパ文明などとは言う。
主にアングロサクソン系の文化人類学者などが用いる用法である。

農耕を発見してもこれをハラーフ文化やゲルゼー文化といっても文明とは言わない。
都市形成の段階になると、メソポタミア文明、インダス文明、エジプト文明、殷文明などと呼ばれる。
哲学や世界宗教の誕生や、近代科学の成立の段階になると、中国文明、インド文明、西欧文明、近代文明などと呼ばれる。
文明も文化の一つの形態である以上、文明成立後も文化と呼ぶことができるわけで、中国文化、インド文化、西欧文化という言い方もされる。
このように、文化と文明を連続的・発展的に捉える見方は英米系の文化人類学的アプローチでは、広くなされている一般的なやり方だと思われる。

31: 御大韓さま ◆3yfCH5upaQ 2009/09/11(金) 04:31:03 0
バグビーは文明を都市の文化と定義すべきだと言う。
都市とは「そこに住む人々の過半数が食糧生産に従事していないところの密集地帯」

バグビーの定義は的を得ているようだ。しかし、完全に有効ではない。
都市欠如型社会であっても文明の過程を歩んだ社会もあるのだ。

いかに少数であれ人口の一部が単に食糧生産のみならず産業とか通称とかの他のいかなる経済活動にも順次していない。
そういう人口が存在する社会こそが文明なのだ。

非生産的専門家(職業軍人、行政家、とりわけ僧侶がそうだろう)は、こんにち我々が知る限りの文明ではたいてい都市移住者であったことは確かである。

レッドフィールドは著書「原始世界とその変容」において、文明を都市の勃興と同等のものとみなし、その理由として、「行政エリート」「読み書き能力のある僧侶」「専門化した職人」がはじめて出現したのは都市においてであったとあげている。

一社会での経済活動から自由な少数者の存在とは、文明の定義というよりも、文明の存在を明かすしるしなのである。

32: 御大韓さま ◆3yfCH5upaQ 2009/09/11(金) 04:47:49 0
都市が形成され、王・僧侶・書記・戦士・職人・商人などの社会的階層化や分化が生じ、これらが都市の市民となり、周囲の農耕文化とは区別された「文明」を築いた。

科学史的には、初めて僧侶や書記などの知識階級が生まれ、文字が発明され、それにより、原初的な数学や天文学(占星術)、暦学、医学の知識が蓄積され記録されるということが起こった。
この時期に人間の環境への働きかけとして単なる技術ではなく、文字によって定型化された知識としての科学が出現する。
科学史がバビロニアの科学とかエジプトの科学とか称して、その叙述をはじめるのはこの時期でからある。

35: 世界@名無史さん 2009/09/11(金) 11:06:51 0
バクビーは日本が文明と完成したのは17世紀頃ですでに他の文明の版図が完成しており外に広がらなかったと述べてる

38: 世界@名無史さん 2009/09/19(土) 13:46:39 0
中華文明圏とすると違和感あるし、そうでないとするのもなんか変。
中途半端な状態だから、独立文明とでも中華文明圏とも言える。

どう捉えるかによって変わるんだからこの議論は不毛。

39: 世界@名無史さん 2009/09/19(土) 14:15:30 O
中華文明の濃厚な影響の下で発展した別物だろ

40: 世界@名無史さん 2009/09/19(土) 16:09:20 0
ハンチントンは「文明の衝突」の中で日本を独自の第8番目の文明と定義した。
そしてそれから欧米では「日本特殊論」が展開した。

それに大してエマニュエル・トッドは日本は直系家族型の社会であり、ドイツ・フランス
周辺部と似ていて、ヨーロッパ型の社会であり、けして日本は特殊ではないと定義した。

どちらも日本を中華文明には入れていない事に注目せよ。

50: 世界@名無史さん 2009/09/19(土) 21:10:16 0
最近、『和漢三才図会』という本を少し読んだ
江戸時代の百科事典の現代語訳らしい

この本に『異国人物』と『外夷人物』という項目があった
どちらも外国のことを書いたものだけど
この本によれば「外夷」とは「中華の文字を知らない」人たちらしい

中華の文字を知っているか知らないかで国を差別する気持ちは中華文明圏意識の表れという気がするな

62: 世界@名無史さん 2009/09/21(月) 18:40:16 0
広い意味で中国の一部だろうね
中華文明圏ともいえるが韓国、モンゴル、ベトナム、台湾とかの立ち位置と同じ
中心に中国があって、その周辺の大きな影響下にある国々

イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、オランダとかは皆、対等な国々だが
東アジアは中国が中心としてあって、周辺国は文化、経済的に従えてるといった感覚に近い

67: 世界@名無史さん 2009/09/21(月) 22:18:19 O
モンゴルはちがくないか

68: 世界@名無史さん 2009/09/21(月) 22:52:39 0
内蒙古のモンゴル語は、北京官話音の漢語が多い。
外モンゴルのモンゴル語は、スラブ語系の単語が多い。

75: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 14:20:50 0
日本は古代に漢字や建築など表面的な事物は中国から輸入したが、精神や思想・社会構造などは拒否したからな。
儒教も学問・教養程度に留めた。

なので李氏朝鮮のよう中華儒教思想奴隷にならなくて、国の繁栄・自由闊達な思想・文化の保存・持続を成し遂げた。
このことが江戸時代の文化爆発・先物取引の経済システムからくる経済発展に繋がる。

こんなことから欧米からは中華文明圏には入れられてないのだろう。
しかし中国は完全に中華文明圏に入れていて、将来は日本まで勢力圏に入れるつもりでいる。

大事なことは肝心の日本人がハンチントン的に言えば孤立を選ぶのか?
それともトッドの言うように欧米社会の一員として生きるのか?
それとも将来中国勢力に吸収される道を選ぶのか?
あるいは、アメリカの学者たちが言うように、ゴルディロックス・コンセンサスを目指すのか?であろう。

77: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 15:01:53 O
李氏朝鮮だって儒教がちがちになったのは17、18世紀なんじゃないか?だいたい、そんな細かい基準当てはめてったら世界中で同じ文化圏に属する国がなくなるような…

78: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 15:26:06 O
まえは「年号」の存在をもって独立文明の証としていた猛者がいたな。

81: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 17:28:37 0
日本=中華文明圏論者は、中国の影響を受けたからと言って日本を中華文明圏に加えようとしているが、世界史上他国の影響を受けなかった国家あるいは文明があるのか?

「日本は中国から文化的影響を受けた、だから中華文明圏だ」
「だったら、中国は近代に日本から影響を受けたから日本文明圏だな」

どっちも同じ論理。

83: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 18:11:54 O
前近代ですら、ポルトガルからロシアまでのヨーロッパ文化圏、モロッコからパキスタンまでのイスラム文化圏、インドからインドネシアまでのインド文明圏、中国から日本までの中華文化圏しかないように感じる。

84: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 18:16:46 0
>>83
おいおい、インカ文明圏とアステカ文明圏を忘れるなよ。
あと、アフリカ文明圏な。

それに、インドから日本までは仏教を奉じているから仏教文化圏で一つだぜ。

85: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 18:18:13 O
中華文明など存在しない。
飢民がまともな農業経営も商工業も出来ずに餓死しながら、皇帝や取り巻きに懸命にすがりつき、怯えて狂って死んで数千年。
なんの論理的一貫性も普遍性もない偶然の事故の連続であり、これを文明と呼んではいけない。

94: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 22:50:39 0
>>85
良い悪いの評価は別にして、現実に何千年と強固に存在し続けてきたら「文明」なのだよ。

87: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 19:24:48 0
その通り、「中華文明圏」は存在しないよ。
鉄器も馬も、すでに中華ができた時にはユーラシア大陸で文明は共有されてるよ。
あるのは東アジア文化圏だよ。
でも当然ながら、どこの文化が中心でどこが劣化コピーみたいな話じゃないよ。

93: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 22:48:00 0
中国に鉄製の農具が無いなんて聞いたことねえぞ。
ただし、日本と土壌の異なる黄土では、軽い農具で耕すのかもしれんが、体力が無いわけではない。

95: 世界@名無史さん 2009/09/22(火) 22:50:59 0
製鉄ならば、漢の時代から普及しだして、唐の時代にはあたりまえになっていていたよ。

平安時代に、製鉄に税金をかける話題が日本にも書物で入ってきている。
唐の書物の引用元は、漢代の桓寛の「塩鉄論」。

むしろ、日本は製鉄で樹木が失われるので中国やモンゴルよりも、鉄器の導入には慎重だったぐらい。

99: 世界@名無史さん 2009/09/23(水) 00:21:17 O
ここで言う「文明圏」はいわゆる上流文化を共有してるものの集まりだろ。
(東アジアなら漢文漢語、即位儀式、寺社建築とか)

103: 世界@名無史さん 2009/09/23(水) 02:36:15 O
随所で漢語を使い、中国の古典に対する知識がステータスになる。また、天皇の即位儀式は中国の真似ですけど。宮中行事もね。

135: 世界@名無史さん 2009/09/24(木) 05:13:16 0
衣食住
文字
建築
文学
絵画
音楽
祭祀
倫理
政体
学問
科学
技術

日本は全てにわたって中華文明がベースになってるな
それに欧米文明が混在して現代の日本文化を形成してる

137: 世界@名無史さん 2009/09/24(木) 09:04:06 0
日本が中国文明圏とか言ってる人がいるんだろうけど、ちょっと良く考えて見たらさ、中国人自身、日本を中国文明圏と考えてるんだろうか?

中国人はまず血縁関係を第一に重視して勢力圏を作る。
儒教も重要な要素だが、まず血が第一。
それで台湾・フィリピン・東南アジア・タイ・ベトナムなどの中国人が経済を支配してる地域と共同体を作り、中国覇権の確立を目指してる。

そうするとさ、日本は中国人の国ではないのだし、彼らは日本を中華文明圏だとは見なさないのではないか?

そして西欧からだって日本を西欧文明に入れる気はない。
日本にはキリスト教は無いしな。トルコを見てりゃわかる。
トルコはEUには入れない。

やっぱり現代は文明圏で大きな共同体が纏まり、その文明圏の狭間で紛争・戦争が起こっている。

これから日本の政治の舵取りって難しくなるな。

146: 世界@名無史さん 2009/09/24(木) 20:48:35 0
中国が潜在的に自分たちの領土だと思っているのは下記の地域

沖縄、台湾、朝鮮半島、樺太、黒竜江省周辺のロシア、千島列島、モンゴル、ベトナム、ビルマ、ラオス、タイ、シッキム、アッサム地方、パキスタンの北部回廊、ネパール一部

上記の地域を中華文明圏と考えてよい

158: 世界@名無史さん 2009/09/25(金) 12:32:23 O
漢字漢文漢語の有無か

159: 世界@名無史さん 2009/09/25(金) 13:09:10 0
ヒマラヤまで行くと、パーリ語サンスクリット語の単語が浸透。
シェルパ族やブータンのゾンカなど。

チベット族でも、西へいくほど漢字漢文漢語は使わない。

160: 世界@名無史さん 2009/09/25(金) 18:04:36 0
俺達日本人が考える中華文明圏と、中国人の考える中華文明圏って違うもんなのかね?

中国版じゃ明らかに中華文明じゃない地域も含まれてるが・・・
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%AD%97%E6%96%87%E5%8C%96%E5%9C%88

中国人が潜在的に自分の領土と考えてる地域が中華文化圏か?

175: 世界@名無史さん 2009/09/27(日) 01:40:05 0
>>160
それは漢字文化圏。単に漢字を使ってる、あるいは使ってた範囲。

176: 世界@名無史さん 2009/09/27(日) 01:58:23 0
>>175
蔵族はなぁ。漢字は使っていないが漢語を使っているといわれても・・・

漢語だらけの四川・蜀地域の言語とラサの漢語シラネぇの言語は、別物と考えなきゃ。

蜀の蔵族は、チベットに攻め込まれた時にチベットに併合された住民で、南方中国語のような発音を残しているチベット語だから、チベットの全部が全部、漢化されているわけじゃない。

180: 世界@名無史さん 2009/09/27(日) 10:54:17 0
>>176
李白だったか杜甫だったか、なんか有名な人の唐詩にあったよ、漢の勢力が西域に及ばなくなって、漢人の入植者の家の子が、西域の言葉で現地人の子と一緒になって漢の官人をからかう、というような情景を嘆く詩が。

166: 世界@名無史さん 2009/09/26(土) 10:04:58 O
ヨーロッパ文化圏がキリスト教、中東文化圏がイスラム教、インド文化圏がヒンドゥー教もしくは上座部仏教で結ばれた文化圏とするなら、東アジアは「儒・仏(大乗)・道」で結ばれた文化圏か?日本には仏教の添え物として他の二つが流入してるかんじ。

167: 世界@名無史さん 2009/09/26(土) 10:12:40 O
奈良時代や平安初期の中国文化の影響はあくまで表面的なもので、浸透度はそれ以降のほうが数段上のような気がした。人の行き来も鎌倉室町のほうが多そうだし

168: 御大韓さま ◆3yfCH5upaQ 2009/09/26(土) 12:09:20 0
>>167
逆でしょう。
隋唐の文化は、未開だった日本を文明の域にまで発展させたが、それ以降は、独自化が始まってる。

170: 世界@名無史さん 2009/09/26(土) 13:43:26 O
>168
平安初期までは日本人の「ごく一部」だけのものだった中国文化がまわりの日本人に広がってるし、また宋元の影響は隋唐いじょうだろう。漢語の占める比率も奈良時代は低かったし

173: 御大韓さま ◆3yfCH5upaQ 2009/09/26(土) 14:53:31 0
>>170
基礎的制度などが唐制の模倣から独自化していってる。

179: 世界@名無史さん 2009/09/27(日) 10:14:26 O
仏教が普及しだすのは鎌倉室町なんだよな。そしてそれに付随した中国文化も民衆に広まっていくと。唐に留学する人間よりも宋元に留学する人間のほうがずっと多そうだし。

197: 世界@名無史さん 2009/10/01(木) 10:04:57 0
ハンチントン基準だと、ヨーロッパと南米分けてるんだぞ。
ほんの数百年前に分化して、スペイン語ポルトガル語がそのまま通じる南米を。

文化的距離って意味なら日中の方がずっと遠いよ。時間的にも西暦500年頃に中華文明から派生したと考えると、もう分化してから1500年も経ったことになる。
つまり言語距離、時間的距離共に日中の方がずっと遠い。
ラテンアメリカ文明を認めるなら日本文明を認めるのは妥当だ。

198: 世界@名無史さん 2009/10/01(木) 20:20:40 O
西暦五百年時点ではまだ日本は中国の影響少ないだろ。
奈良時代から室町時代にかけて影響をうけまくった

219: 世界@名無史さん 2009/10/02(金) 23:44:30 O
ヨーロッパはキリスト教、インド・東南アジアは上座部仏教・ヒンズー教なら東アジアは儒教でなく、儒仏道の三点セットだろ

220: 世界@名無史さん 2009/10/02(金) 23:58:30 0
インド亜大陸は、タミルナドゥやテルグとかスリランカが複雑で、ヒンドゥと割り切っていいかわからん。
ネパールもヒンドゥとチベット仏教の分派が共存してる。イギリス人も研究し尽くしてしないみたいだし。

東南アジアは、ヒンズーの影響は、直接的にないよ。
上座部仏教のパーリ語と華僑が持ち込んだ漢語由来の語彙のほか、イスラムの影響がごちゃまぜ。

タイはイスラムが南部に限られるが、インドネシアやマレーはイスラム濃厚。
タイとミャンマーとラオスは、上座部仏教が濃厚。
そして、東南アジアどこにでも顔を出す華僑の文化。

道教は、中国以外へ出るとアニミズムやシャーマニズムと結びついてそのままの形ではなくなるよ。ヴェトナムや朝鮮でもカオダイとか巫堂とか変形してるし。

227: 世界@名無史さん 2009/10/03(土) 05:34:37 0
どこまでを「文明」と考えるかによるでしょう。
もしヨーロッパと古代ギリシャ・ローマを「同じ文明」とするレベルでの区分けなら、日本も中華文明の一部と考えても誤りではない。しかし文明論的には、両者は別の文明と考えるほうが普通。

それ以上に梅棹さんの「生態史観」による「第一地域」と「第二地域」の区別というのは日本と中華の関係を考える上で決定的だと思います。その限りでは、朝鮮は第二地域としての中華文明の一員であるにせよ、第一地域の日本は中華文明の一員とは言えないでしょう。

それから近代化が東アジアにおいて成功したのは日本が西欧文明の「変電所」として機能したからであって、中華文明、特に儒教が関係しているわけではないのは明らか。
実際日本の植民地だったところから近代化が成功したし、中国自体も日中国交正常化以後発展しだしたわけで。逆に北朝鮮は意識的に「脱日本」をしたためにあの体たらくだし、韓国が発展しだしたのも、アメリカ帰りの李政権ではなく、「維新」を呼号する高木中尉が政権を取ってから。

230: 世界@名無史さん 2009/10/03(土) 07:57:13 O
けど本当に「日本は8文明の一つである」なんて話を信じてる訳じゃないだろ。
あれほど一方的に文化を受容しといて…

234: 世界@名無史さん 2009/10/03(土) 11:13:36 0
>>230
「中華文明の一員でない」ということが「中華文明と並ぶ一つの文明」ということは意味しないでしょう。近代以前は中華文明の周縁にありながら、自立していたあるまとまりのある一地域であり、近代以後は近代欧米文明の一員となってそれを東アジアに媒介したと考えればよいでしょう。
信長の「天下布武」という時の「天下」だとか、むかしから「三国」といって唐、天竺と同等なものとして「本朝」を考えていた限り、近代以前の日本人の意識としても、中華文明にアイデンティファイしていなかったということは明らかでしょう。この点は朝鮮と比べれば明らかです。

戦後のアメリカとの関係について言えば、やはりローマ帝国とその周辺にあったヘレニズム諸王国との関係が近いかと。まあそういったヘレニズム諸王国をローマの「植民地」であるというなら「植民地」と言えるでしょうが。まあしかしパクス・ロマーナを植民地体制とは普通言わないでしょうね。むろんこの場合古代地中海文明の一員であったのと同じ意味で、近代欧米文明の一員であったことは確かでしょうが。

235: 世界@名無史さん 2009/10/03(土) 11:18:59 0
それから中華文明の周縁にありその一員でない一方、近代欧米文明の一員であるという評価は、冊封体制と主権国家体制への関与の仕方の違いから明らかです。その点で足利義満が長生きして天皇を排していたら中華文明の一員となっていたかもしれません。

また先のローマ帝国とヘレニズム諸王国との関係で考えているのは、ローマが未だ共和制で「自由」をギリシャにもたらしたと言われている時代のことを考えています。いわゆる「帝政」になったら地中海世界全体が確かに単一の「国家」といいうるかもしれませんから。

267: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 11:54:04 0
ベトナムは文化的に中国の影響が強いよな。
フエの建築郡は独自性が強く出てるが、儒教・仏教の寺院建築で中国の影響を強く受けてる(上で和様を知らない馬鹿が日本の寺院建築を中国のパクリだと言っていたが、見た目は似てても全然違う)。
科挙や明律も用いられてるし、思想上でも神道のようなものがあるかと言えばそうでもない。

朝鮮は自分自身を小中華と自認してたからまず言い逃れは出来ないな(高麗史)。
政治・軍事は中国の制に倣ってるし、宗教も思想も民族独自のものがあるわけじゃない。
見た目は日本ぽいのもあるが、内装は中国と同じ派手な彩色と石造りだな。


日本が中国の影響を受けてるのは事実だが、この四カ国は影響の強さが段違いだろ。
尤も、強く影響を受けてると言っても独自化が皆無なわけじゃないけどな。
浮世絵と水墨画の例を出してたヤツがいるが、影響の強さで文明圏とやらが変わるなら、大陸の四カ国と日本を切り離しても文句が言えないだろ。

中華文明圏ってのは論理的に矛盾するわけで。

269: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 18:06:43 O
日本の場合
宗教…仏教、神道、キリスト教がごちゃ混ぜ。
文字…漢字、カタカナ、ひらがな、アルファベット、アラビア数字がごちゃ混ぜ。
文明にしろ、文化にしろこれほど異質なのは日本だけだろ。
中国との違いは法治主義、民主主義、立憲君主制、二権分立、三件分立を受け入れた。
ベトナムは中国の影響もあるが日米仏の影響も受け入れてるし、漢字はほとんど使わない。

270: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 19:50:12 O
他の文化圏のなかには多様性はないの?

271: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 20:41:35 O
欧州の場合は
カトリック・プロテスタント…西ローマ帝国。
正教会…東ローマ帝国。

272: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 21:14:58 0
書道がある地域
中国、台湾、韓国、北朝鮮、日本、ヴェトナム、外モンゴル。
チベット族にも、筆と墨の書道があるのが意外。

中国でも、ウイグル族やカザフ族やタジク族には、無い。
アラベスク芸術には、ヘラと顔料インクの文字装飾がある。
インドの芸術にも、文字装飾があるが、アラブやイランの系統のようだね。

273: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 21:37:16 0
ヴェトナムはローマ字の書道なんだよな。
毛筆でローマ字を縦書きして掛け軸や対聯にしてるのにはぶったまげた。
(漢字1文字に対応する綴りを、1字に見立てて縦書き)

外モンゴルのは見たことないが、紫禁城の建物の額の満州文字みたいな感じで、モンゴル文字を書くのかな?それとも、いまはキリル文字?

274: 世界@名無史さん 2009/10/04(日) 23:13:16 0
>>273
外モンゴルのは、母音表記が追加された新モンゴル文字ですね。
満州文字みたいなやつを、言文一致させるように開発中のやつ。
まだ、新モンゴル文字は社会実験っぽい。

275: 世界@名無史さん 2009/10/05(月) 03:58:29 O
日本は二権分立が確定した平安末期からは独自文明や文化だろ。

276: 世界@名無史さん 2009/10/05(月) 06:42:54 0
>>275
そんな簡単に独自文明は作れないよ
だいたい中華ってのは力で支配するローマ、ヨーロッパシステムとは違うからね
中華を中心にして東アジアは経済、文化、社会、地理的に統合されてはいるが力で支配しているわけではない
文化、経済的な結びつきが最も重要な要になってる
韓国、台湾、ベトナム、シンガポールが中華文明であって、日本だけが違うなんてことは
絶対にないからw

287: 世界@名無史さん 2009/10/05(月) 10:39:21 O
>>276
ハンチントン含む世界のお偉方も平安末期からは日本は完全に独自の道に走ったと言ってるよ。
二権分立、信仰の自由、三権分立、法治主義、人権、表現の自由を受け入れたが中国は受け入れてない。
動物で例えるなら犬と猫。
犬と猫は祖先は一緒だがもはや別の動物。

289: 世界@名無史さん 2009/10/05(月) 11:46:47 0
>>287
独自の道に入ったけど大まかな基本は一緒だと思うな
違う文明と細分かもできるし大カテゴリーに言えば同じともいえる

引用元: ・■■■日本は中華文明圏の一員か否か?6■■■