1: 世界@名無史さん 2005/11/17(木) 14:41:31 0
の違いを述べよ。








4: 世界@名無史さん 2005/11/18(金) 11:24:08 0
王を超える存在。それが皇帝。

古代中国では「皇帝」が統治する王朝の下で「王」がそれぞれの地方を治めていた。

はい、終了。

6: 世界@名無史さん 2005/11/19(土) 21:23:41 0
まとめるとこうかな。

皇帝(天子)・・・中華および東アジア
天皇・・・日本
インペラトール・・・ローマ→ビザンティン(=バシレウス)・西欧(カイザー、エンペラー、アンプルールetc)
ツァーリ・・・ロシア
単于、可汗・・・古代北アジア
大カアン・・・モンゴル以降の内陸ユーラシア(原則チンギス一族のみ)
フシャーヤルティヤ・フシャーヤルティナーム(諸王の王)・・・古代ペルシア
シャーハンシャー(諸王の王)・・・中世以降のペルシア
ハリーファ・・・イスラム圏(最高権威)
スルターン・・・イスラム圏(実力者)
マハーラージャ(大王)・・・インド
ネグーサ・ネグスト(王の中の王)・・・エチオピア

7: 世界@名無史さん 2005/11/19(土) 21:41:45 0
ついでに語義。

皇帝・・・「煌々たる上帝」(古代漢語、秦以来の中国の支配者称号)
天子・・・「天帝の息子・代理人」(古代漢語、皇帝の別称)

天皇・・・「あめつすめらみこと=天の支配者?」(古代倭語を漢語に義訳)

インペラトール・・・「最高指揮官・凱旋将軍」(ラテン語)
アウグストゥス・・・「尊厳者」(ラテン語、ローマ皇帝称号のひとつ)
カエサル・・・人名(ラテン語、ローマ皇帝称号のひとつないし副帝・次期皇帝称号)
エンペラー・・・インペラトールの英語化
アンプルール・・・インペラトールの仏語化
カイザー・・・カエサルの独語化
ツァーリ・・・カエサルの露語化

バシレウス・・・「王」(ギリシア語、東ローマ皇帝の呼称として使用)

単于(トオリコトゼンウ)・・・「天の生んだ偉大な王?」(匈奴語、匈奴などの支配者称号)
可汗(カガン)・・・「大王?」(古代テュルク語、突厥などの支配者称号)
天可汗(テングリ・カガン)・・・「天子である大王」(古代テュルク語、唐皇帝などの称号)
大カアン(グル・カアン)・・・「大王?」(中世モンゴル語、「モンゴル帝国」の支配者称号)

ファラオ(パロ)・・・「大いなる門」(古代エジプト語、古代エジプトの支配者称号)

フシャーヤルティヤ・フシャーヤルティナーム・・・「諸王の王」(古代ペルシア語)
シャー・ハン・シャー・・・「諸王の王」(近世ペルシア語)

8: 世界@名無史さん 2005/11/19(土) 21:43:35 0
カリフ(ハリーファト・ラスールッラー)・・・「神の使徒の代理人」(アラビア語)
スルターン・・・「支配者」(アラビア語)
マリク・・・「王」(アラビア語)
アミール・・・「太守」(アラビア語)

マハーラージャ・・・「大王」(サンスクリット語?)

ネグーサ・ネグスト・・・「王の中の王」(アムハラ語、エチオピアの支配者称号)

インカ(インガ)・・・「王?」(ケチュア語、インカの支配者称号)

大統領(ミスター・プレジデント)・・・「代表者氏?」(英語、アメリカ「帝国」の支配者称号w)
26: 世界@名無史さん 2005/11/23(水) 23:20:03 0
>皇帝・・・「煌々たる上帝」(古代漢語、秦以来の中国の支配者称号)

これって諸説あるよね、個人的には三皇五帝由来のほうが理に適ってる気がするけど。
他の称号の語義や語源にも諸説あるんだろうか、あるんだろうな

10: 世界@名無史さん 2005/11/19(土) 23:12:52 0
ツァーリはブルガリア皇帝も用いていたっけ?

11: 世界@名無史さん 2005/11/20(日) 00:16:33 0
>>10
なら近代ブルガリア国王も。

12: 世界@名無史さん 2005/11/23(水) 19:06:50 0
じゃあ、あれは第三次ブルガリア帝国と呼ぶべき。

22: ty270410 2005/11/23(水) 22:29:19 0
モンゴル支配下のルーシではジュチ・ウルスの汗をツアーリ(皇帝)と呼んでいた.
アフマド汗の子孫をツアーレビッチ(皇子)と呼んでいた.

27: 世界@名無史さん 2005/11/24(木) 01:00:51 0
>>22
後にモスクワ大公が称した「全ルーシのツァーリ」もそういう意味でのツァーリ=汗だったという。

28: 世界@名無史さん 2005/11/26(土) 18:51:03 0
そういえば昔の条約とかでは「全魯西亞國皇帝陛下」とか書いてあった
正しくは「全」がつくのね。

23: ty270410 2005/11/23(水) 22:41:55 0
倭の5王は中国南朝の皇帝に朝貢して倭王に封じられました.
多分,南朝の年号を倭国内で使ったのだろうと思います.
大化の年号を建てた以後は中国と通交していますが,朝貢はせず,天皇と称しました.

高麗,李氏朝鮮は中国に朝貢し,皇帝から高麗王,朝鮮王に封じられ,中国の年号を使っていました.
李氏朝鮮の末期に清への朝貢を中止し,大韓帝国と号し,はじめて年号を建てましたが,まもなく日本に併合されました.

ベトナム(越南)は対中国では王,対内的には皇帝を称しました.最後の阮王朝はそうでした.それ以前の王朝は確認していませんが・・


24: 世界@名無史さん 2005/11/23(水) 22:47:41 0
神聖ローマ皇帝とドイツ王を兼ねる、って表現が良く分からん。
神聖ローマ皇帝国のとき、ドイツって国家はないが。

29: 世界@名無史さん 2005/11/28(月) 08:40:06 0
>>24
ドイツ王国=東フランク王国。
ドイツ王兼イタリア王兼ブルグンド王がローマ皇帝に戴冠される。
力がないとドイツ王位だけで皇帝になれなかったりする。
ハプスブルクの初代ルドルフがそう。彼はドイツ王だが皇帝になってない。

60: 世界@名無史さん 2005/12/10(土) 18:27:15 0
>>29
>ドイツ王兼イタリア王兼ブルグンド王
これはちょっと違う。ローマ皇帝権と結合してるのはドイツ王権のみ。


30: 世界@名無史さん 2005/11/30(水) 11:10:39 0
ロシア語では天皇もツァーリになるわけ?

31: 世界@名無史さん 2005/12/03(土) 21:09:19 0
昭和天皇崩御の時、テレビで紹介されたの各国のテレビニュースの原音を耳をすまして聞いたら、ちゃんとソ連のキャスターは「ツァーリ」、ドイツのキャスターは「カイゼル」と言っていた。
中国の「ティンホァン」は聞き取れなかったが字幕には「天皇」と出てた。

「日王」「イルワン」等と呼びやがった無礼者は世界中で朝鮮人だけ。

33: 世界@名無史さん 2005/12/03(土) 22:34:52 0
世界でただ1人のはずの皇帝が文字通りただ1人になった現代。
皮肉やね

34: 世界@名無史さん 2005/12/03(土) 22:57:23 0
>>33
世界で、じゃない。一国で、だ。
まあ今は世界で一人だけどさ。

35: 世界@名無史さん 2005/12/04(日) 00:01:41 0
>>34
一国に君臨するのは王に過ぎない。多くの国々、諸王の上に君臨すればこそ皇帝と呼ばれる資格がある。

36: 世界@名無史さん 2005/12/04(日) 04:54:02 0
諸王の王がたくさんいた昔
諸王の王が一人しか居ない今。

37: 世界@名無史さん 2005/12/08(木) 20:18:38 0
じゃあ徳川将軍は「皇帝」だな。
実際親書でそう呼ばれたこともあるし。

38: 世界@名無史さん 2005/12/08(木) 20:42:18 0
>>37
は? そう呼ばれたら皇帝かよ。
皇帝(天皇)から執政を委任された王(征夷大将軍)と考えるのが自然じゃね?

39: 世界@名無史さん 2005/12/08(木) 21:25:01 0
まあ、あながち間違いとばかりもいえない。

これは何故天皇がエンペラーかということも絡むが、要は西洋人は戦国大名を充分「王」に値するものと考えていたようだ。
宣教師の報告にも「ブンゴの王」とか書いてるはず。
大名を王とした上で天皇を神聖ローマ皇帝や教皇との対比で理解したから天皇=エンペラーになった。けして近代の帝国主義の産物とかじゃない。
封建制を理解していない朝鮮人あたりはこのへんを根本的に解っていない。

で、この考え方からすれば徳川将軍も立派に諸王の王だから、皇帝の資格があるとも言えるが、同時に教皇と違って名目上とはいえ世俗君主でもある天皇の封臣でもあるわけであり、その格付け的には「公」なのも事実で、結局、西洋の称号ではすんなりいかないので、訳さずに「ミカド」「ショーグン」と呼ばれたということだろう。

40: 世界@名無史さん 2005/12/08(木) 22:05:27 0
>>39
「ショーグン」よりは「タイクーン」(大君)の称号の方が知られていたと思うが。

42: 世界@名無史さん 2005/12/08(木) 23:23:10 0
日本の場合は

天皇:カリフ
将軍:スルタン
大名:アミール

とすればうまく当てはまると思うが。

53: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 21:18:18 0
>>42
そういえばマムルーク朝のスルタンを「皇帝」と呼んでる文献って無いよな。
諸王の王(この場合はアミール)にして「法王(アッバース家の名目上カリフ)」の名代であるのに。

46: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 14:56:01 0
いつからmikadoがemperorになったの?

49: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 18:22:37 0
>>46
昭和天皇崩御の時の外電の翻訳記事では確かにエンペラー扱いでしたよ?
その新聞記事を纏めた中小企業が出した本でもそうだった
日本のマスコミがすべてグルで国民騙してるなら可能だけど

それともその後、世界にmikadoって独自称号を日本が広めたのなら逆に凄い事なんでは?
でもそれならtennouにしないか?

47: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 17:30:24 0
19世紀のエンペラーバブルのときに、イギリスと外交関係を結んだのでエンペラーと呼ぶ事になったから。

48: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 17:45:52 0
たぶんポルトガルの宣教師が「京都にはエンペラーがいるよ」って感じに書いた報告書を欧州にたくさん送ったからだよ。
で欧州で「日本は帝国らしいよ」というイメージが定着した。

100%思いつきで言ってみる。

52: 世界@名無史さん 2005/12/09(金) 19:13:23 0
帝や天皇と呼ばれている以上、王(king)よりは皇(emperor)となったんだと純粋に思うのだが。
皇后がqueenだと不自然だし、親王や王(中国や大韓も同様)という皇族の称号と矛盾をきたしてしまう。
奈良時代には天皇、帝とともに皇帝の称号も天皇を指すと法律で定められていたし、問題は明治政府の天皇の「皇帝」化以前にある。
周囲の豪族(王)を平定して、大王と称したのだし、大王は「王の中の王」という意味であると思われる。
日本がほぼ単一民族国家であるとはいっても、皇室の成立過程を考えれば、天皇をemperorと見るのは妥当であり、欧米人もそのあたりを汲んで、emperorとしたのだと思う。

54: 世界@名無史さん 2005/12/10(土) 03:28:13 0
>>52
ただ単に大名が王であると認識しその上位権威者だから皇帝じゃないの?

61: 世界@名無史さん 2005/12/10(土) 18:58:48 0
ロシア語のクニャージは大公・公と訳されるが、もともとは王と訳した方が良い存在だった。
が、クニャージの数が増え、皇帝(ツァーリ)が出現した結果、株が下がって大公に落ち着いたという、中国の王号と似たようなことになっている。

68: 世界@名無史さん 2005/12/11(日) 02:58:56 0
東洋と西洋の皇帝の概念が一緒くたになったり、入れ替わり立ち替わり論じられる現体制に異議あり。

71: 世界@名無史さん 2005/12/19(月) 21:43:04 0
誰もこの話をしないので振ってみるが
意外と知られていないが近代日本の天皇も一貫して天皇と称していたわけではないのですな。
「日本国皇帝」と名乗る時もあった。
明治期の公文書なんかではそう自称しているのが多く残ってる。

条約などでエンペラーを和訳しただけだろなどと突っ込まれる前にいっておくが純粋に国内向けの公文書のたぐいでも「日本國皇帝」発行だったりするのよね。

実物を見たいという人のために紹介しておくが千葉県松戸市にある戸定歴史館で漏れはその現物をみたぜ。
興味がある人は見にいくとよいぜ。

72: 世界@名無史さん 2005/12/20(火) 00:39:05 0
結局、正式な呼称が完全に特定されたのって、象徴天皇になった昭和21年ということか。
象徴天皇は当然「天皇機関説」だから、つまりは法律上の存在なので、憲法の表記通り「天皇」であると、始めて特定できるようになったわけだ。

もっとも読み仮名は振ってないので「すめらみこと」の可能性はあるが。
ま、法制局は「てんのう」って読んでるだろうから「てんのう」でいいんだろけど。

引用元: ・皇帝と国王