1: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 15:34:00.45 0
アラビア科学や数学は中世では先進的なものだった
だがいまでは先進じゃない

戦闘面でもかつては強力だったがだんだんトルコ人にかなわなくなってきてマムルークらにとってかわられた

なぜ中世から衰退したのか








2: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 15:58:09.74 0
イスラム教のせいでっしゃろ

6: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 18:42:28.68 0
エジプトは、ムハンマド・アリーの時代にけっこう近代化を頑張ったんだけどな

7: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 19:01:11.65 0
今でも、アラブ諸国の中ではエジプトが先進国ではないか
ドバイを別にすれば

9: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 20:00:52.77 0
科学や数学の水準でいうと、15世紀には西欧がイスラム世界より上になっていた
イスラム世界でも中国でもインドでも、それどころか宗教改革前のヨーロッパでも、世界の真実は形而上的なものであって、形而下の学術の追求に意味を見出していなかった
例えば朱子学では、倫理学を大学といい、論理学を小学という
形而上に基礎を置いた倫理学が本来の学問で、形而下に基礎を置いたものはランクの低い学術の扱いだった
宗教改革後の西洋世界が異端だったんだよ

69: 世界@名無史さん 2021/01/19(火) 12:30:22.55 0
>>9
12世紀にはもうヨーロッパの方がうえだよ
イスラム科学の盛時は短い

11: 世界@名無史さん 2020/11/22(日) 22:13:11.59 0
1258年のバグダッドの戦いが歴史のターニングポイントだったと思う。
バグダッドの陥落でイスラム世界の学問研究の中心核がモンゴル軍に破壊され、それ以後のイスラムは正常な文明の成長コースから逸れていった。

129: 世界@名無史さん 2021/03/27(土) 15:38:38.41 0
アラブ人の戦術ってアッバース朝の頃から稚拙で低レベルだったんじゃないの?

130: 世界@名無史さん 2021/03/27(土) 18:38:36.47 0
アラブの大征服運動が成功したのは、当時ビザンツ帝国とサーサーン朝が死闘を繰り広げていて、両者とも疲弊しきっていたからでは

132: 世界@名無史さん 2021/03/28(日) 03:48:03.72 0
ハーリドはあの当時の世界最高の将軍だった
常に寡兵で勝ってた
間違いなくあの当時のアラブ人は強かった
のちの保守化したアラブ人は知らん

133: 世界@名無史さん 2021/03/28(日) 07:31:35.85 0
アラブ人は、最初は海軍の運用の仕方を知らなくて、ギリシア人・イエメン人・オマーン人・シリア人の助けが必要だったんだよな

ビザンツ海軍を破った「帆柱の戦い」でも、提督や艦長、海兵はアラブ人だったが、船員や漕ぎ手はシリア人やギリシア人だった

136: 世界@名無史さん 2021/03/28(日) 16:21:23.41 0
当時の軍だと
他民族の編成になるのは仕方ない

137: 世界@名無史さん 2021/03/28(日) 17:56:11.87 0
モンゴル軍も攻め込むさきの人員を傘下に収めて進軍していった

140: 世界@名無史さん 2021/03/29(月) 00:17:05.84 0
初期のアラブ軍は民衆から救済者として受け入れられたのだろうね
コンスタンチノープルの政府やササン朝の皇帝と違って異端だから改宗せよとは言わないんだから

141: 世界@名無史さん 2021/03/30(火) 14:53:01.62 0
アラブ人の最盛期は10世紀頃で終わったんじゃないのかなあ
軍事もマムルークに任せるようになっていったし

142: 世界@名無史さん 2021/03/30(火) 16:03:03.17 0
>>141
中央アジアの異民族出身の軍人によるトゥールーン朝に穀倉地帯のエジプトで自立された時点でアラブ人勢力は下り坂でしょう。
アラブ人は文化でペルシャ人に劣り、武力でテュルク人に劣っているし。

143: 世界@名無史さん 2021/04/02(金) 14:41:42.00 0
バスラの文豪ジャーヒズ(767頃~869)は、
「ハーリジ派の戦士は接戦になると、もっぱら槍に頼って戦うが、トルコ族戦士はハーリジ派戦士に劣らずよく槍を使うとともに、また弓射の名人である。彼らの1000騎が轡を並べて疾駆しながら、いっせいに一本ずつ矢を放てば、よく敵の1000騎を倒すに違いない」
と語っている

156: 世界@名無史さん 2021/04/05(月) 22:58:21.03 0
第10代カリフのムタワッキルは、世論の支持を得るため、正統派の神学者たちの味方となり、合理主義に立つムウタジラ派を禁圧し、シーア派を迫害し、さらにキリスト教徒やユダヤ教徒にも嫌がらせをした
この辺からアラブの学問も衰退し始めたのではないかな

157: 世界@名無史さん 2021/04/06(火) 07:43:52.31 0
科学や合理主義への反動なんてヨーロッパにもあった
それでも最終的には発展したヨーロッパと衰退したアラブの違いは何だ?

158: 世界@名無史さん 2021/04/06(火) 08:39:16.43 0
理神論的な考え方がない
啓示と理性は別っていう二重真理説をとなえた合理的な人もいたけど常にクルアーンとハディースが勝利してきた
上にあるムウタズィラ派を保護したカリフもいたけどアシュアリー派に負けた
アラブ人スンナ派と科学的世界観の相性が最悪なのは歴史的に確実
トルコペルシアマグレブはそんなことないけど

162: 世界@名無史さん 2021/04/07(水) 20:36:51.90 0
>>158
二重真理説については、キリスト教思想のほうでも一般的には「そうじゃない」って立場だけどね
トマス・アクィナス主義だと「恩寵は自然を破壊せず、むしろこれを完成する」って立場であって、もちろん二重真理説とは異なる立場だ
つまり、トマスによれば、理性はそれ自体が全能の神によって構成されているので、理性そしてそれに基づく合理性が否定されることは無い、ってこと
そして、神の恩寵はそういう理性を護持し保証する位相にあり、当然に、恩寵と理性が互いに矛盾したり対立したりすることは無い、っていう見解だね

159: 世界@名無史さん 2021/04/06(火) 09:28:10.62 0
ヨーロッパは政教分離というやり方を苦労して編み出した
もちろんこの過程で多くの血が流されたわけだが

164: 世界@名無史さん 2021/04/10(土) 22:48:03.37 0
アル・ムウタシムの時代には、アッバース朝の財政には昔日の豊かさはなく、衰微の影が濃くなっていた
治安も乱れ、地方には反乱が多く、バグダード市内でも軍隊の掠奪や暴行が行われる始末だった
官界は腐敗して、税金収入は減ってくるのに、濫費がやまなかった

171: 世界@名無史さん 2021/04/12(月) 22:46:15.74 0
11~12世紀には、エジプトやチュニジアの毛織物が、南欧にも輸出されていた
しかし14世紀末には、西欧の安価な毛織物がレヴァントへ大量に輸出されるようになり、現地の毛織物工業はもとより、綿織物工業や麻織物工業までが衰退した
レヴァントでは、マムルーク権力による重税や財産没収のために私企業が没落し、マムルークたちの特権企業が技術水準を低下させたので、西欧の活発な私企業の製品に対抗できなかった

やっぱり専制には限界があるのかな

172: 世界@名無史さん 2021/04/13(火) 15:56:25.17 0
中世に入るとフランドルの繊維産業が発達するが、それがどこへどのように流通していったかというと、最終的にはイタリアからオリエントへと流れていった

中世イスラム世界の産業の低迷は、西欧からの商品輸出に地場産業が負けたというのもあるかもしれないな

173: 世界@名無史さん 2021/04/13(火) 22:29:18.77 0
11世紀に西欧は、木材や金属などの原材料、奴隷を輸出し、香料や手工業製品を輸入していた
しかし、13、14世紀に西欧の産業が発展し、エジプトや北アフリカの産業が衰退し始めると、この交易構造は大きく変化した
14世末からは、西欧から中東へ、大量の毛織物、ガラス器、金属製品、紙などが輸出され始めた

174: 世界@名無史さん 2021/04/15(木) 22:39:08.87 0
オスマン帝国にはたくさんのギルドがあった
しかし彼らは自治権を持たなかった
イスラム法は法人や代議制を認めなかった
イスラム史を眺めても、明らかに規定された権利と義務を持つ都市は存在しなかった
都市は法に守られることなく、政治権力者のきままな善政、または圧政にさらされていた

175: 世界@名無史さん 2021/04/16(金) 12:32:25.59 0
一定の自治権を有する多様な社団が存在しない社会は近代化出来ないよ

180: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 09:48:41.30 0
「イスラーム世界が没落したのはギリシア哲学の影響を受けたせいだ」みたいな(非ムスリムには奇妙に思えるであろう)ことを本気で思っているムスリムが相当数いる

181: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 10:58:50.85 0
アラブ人はとくにそうでしょうね
アリストテレスと新プラトン主義に通暁したイスラーム哲学者にアラブ人はほとんどいない
ペルシア系かテュルク系かマグレブ系
いま現在比較的まともな民主選挙実施国と一致する

184: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 14:28:01.09 0
文化の運び手として東西で活躍した時期があるからこそ
「何でアラブ人は科学も戦術も下手になったのか」ってことなんだよなあ

185: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 14:45:22.65 0
イスラーム哲学を称揚する場合も、中東でそれをやる場合はあくまでも啓示の正しさ、現代での適用性の証明としてやるので、だったら啓示そのものがもっと重要!
となって、啓示と相容れない哲学の部分はやはり相容れないと再確認して全般にお蔵入りになるというパターン

186: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 14:52:00.76 0
「もし、ムスリムの考え方がギリシア思想(およびその神話、虚構、グノーシス主義的、神秘主義的な空想の飛躍)の影響によって道を踏み外していなければ、社会科学を最初に発見したのはムスリムであったであろう」

と考えているムスリムはけっこう多いらしい

188: 世界@名無史さん 2021/04/25(日) 15:22:07.32 0
非イスラムの東南アジアや中国も17世紀以降は科学技術工業技術で西欧に遅れてるからイスラムだけの問題でもない

192: 世界@名無史さん 2021/05/03(月) 09:34:13.90 0
パフラヴィ―朝時代のイランでは、古代礼賛を特徴とするナショナリズムが支配的になり、イラン社会の疲弊や惨状の原因をアラブ人侵入以降のイランのイスラーム化に求めるようになったが、アラブ諸国ではイスラーム以前の古代文明を礼賛するような動きはないのかな?

193: 世界@名無史さん 2021/05/03(月) 15:04:53.08 0
基本的にない
知識人ほどイスラーム以前は無明時代としてきりすてる病理が蔓延している
エジプトやイラクシリア、イエメンなんかは立派な文明があったのに無名時代を象徴するナジュド地方の暴力部族サウード家が二大聖地を保護してるうちはイスラームに光がさすことはないね
闇が広がるばかり

194: 世界@名無史さん 2021/05/05(水) 02:38:47.21 0
エジプトやイラクの人間は古代エジプト人やシュメール人、アッカド人、バビロンを自らの先祖と思っているのだろうか

195: 世界@名無史さん 2021/05/05(水) 13:35:39.56 0
エジプトやイラクはナショナリズムに傾むいた時期もあったけど、それだとルーツと宗派の違う民族が多すぎて1つの国民国家にまとまらなかった

国境線を引き直すくらいしか具体的な解決策はないが、資源産出地と軍事交易要衝ルートは争奪戦になるので難しい

で、結局イスラームは1つっていう絶対実現しないユートピアに惹きつけられてしまう
古代人が神話として為政者に利用される場合はあるが、国民がリアリティを感じる実態ではないのでは現代日本人は古事記の世界観はピンとこないが、江戸時代のくらしならなんとなくわかるみたいな感じアラブには江戸に相当するものがイスラームしかなく、それは特殊な民族的ものと極めて相性の悪い普遍的な宗教だったという悲劇


212: 世界@名無史さん 2021/05/14(金) 16:04:50.46 0
ウマイヤ朝がアッバース革命をつぶしていて存続してたらアラブ人の天下が続いてた可能性

215: 世界@名無史さん 2021/05/15(土) 11:23:15.63 0
>>212
そうなってたほうが後世にはよかったかもしれん
アラブ至上主義が続きイスラムが民族宗教に収縮していくとしたらアラブと非アラブ双方にとって幸せだったのかも
民族を超えた普遍宗教にもかかわらず、タウヒードっつうなんでもひとつにまとめようとする無理筋な運動が幾度も復古し、常に他の改革派をコーランとハディースを持ち出して論破してしまう
この永遠ループを数百年間ずっとやってるのがアラブ人のイスラムっていうね

214: 世界@名無史さん 2021/05/14(金) 19:05:43.89 0
アッバース朝カリフのうち、アル・カーヒルは軍人たちに牢獄に入れられ、真っ赤に焼いた針を目玉に突き刺されて盲目にされてしまった
この風習はビザンツ帝国から入ってきたのだという

アル・ラーディーの時代にはアッバース朝の権威はがた落ちして、地方の知事たちがそれぞれ実質上は独立し、カリフが本当に統治しているのは、バグダードとイラク南部(サワード地方)のみになってしまった
この時代にアラブ人の最盛期は終わったといっていいだろうな

引用元: ・何でアラブ人は科学も戦術も下手になったのか