1: 世界@名無史さん 2015/03/07(土) 17:26:23.08 0
因果応報には幾つかパターンがあるかと思う


甲がAという行為をいつもして利益を得ていた。その事が乙や丙に、同じAという行為をする動機づけになる。
裏切り上等の呂布が部下に裏切られて死んだみたいな感じ


甲の過去の行為の害の当然の論理的な帰結が甲自身の害になって戻ってくる。
商鞅が自分の施行した法によって死んだみたいな


因果応報というものがあるべき、という既成の概念でそれが意図的に実行される場合
コーンウォール公が義憤を持った部下に殺されたみたいな(フィクションだけど)


玄妙不可思議な怪異譚チックなもの








3: 世界@名無史さん 2015/03/13(金) 07:41:02.11 0
土木の変は2か

4: 世界@名無史さん 2015/03/13(金) 20:10:19.33 0
1 
ポルポト政権が嫌がらせにベトナム国境を侵して村を焼いたりしてたら、怒り心頭のベトナム軍が反攻侵入し鎧袖一触ポルポト政権をジャングルへと敗走させる

7: 世界@名無史さん 2015/03/20(金) 19:21:19.27 0
ヒトラーがチェコスロバキアを解体したとき、ポーランドもおこぼれにあずかろうと便乗で攻め入りテッシェンを併合。
     ↓
その翌年にはヒトラーがこんどはポーランドに攻め込んで、ドイツとロシアに国土を分割されてしまう。

これは>>1の1~4のいずれでもなさそうだけど、なんとなく因果応報

8: 世界@名無史さん 2015/03/21(土) 15:50:53.80 0
KCIAを作り、金大中を拉致させるなど反対派弾圧に活用した朴正煕が、そのKCIAの部長に暗殺されたのは、1かな、それとも2かな?

9: 世界@名無史さん 2015/03/21(土) 19:23:57.35 0
2じゃないかな
死刑執行人を超法規的に暗躍させていた事が自分に跳ね返ってきたわけだから

10: 世界@名無史さん 2015/03/25(水) 11:23:34.88 0
スターリンの腹心ベリヤ

秘密警察の長で好き放題殺人を重ねていたら自分が同僚たちに拘束されて粛清
しかもスターリン自身がベリヤに殺されたんでないかという説もある(フルシチョフ談)

マトモな裁判もせず大量殺人を重ねた二人が、自分らも闇の中で消されたと思うと、かすかな因果応報的満足を感じなくもない

11: 世界@名無史さん 2015/04/01(水) 18:46:07.87 0
フランス革命時のフーキエ=タンヴィルも自業自得パターンだが、ロシア革命時のフェリックス・ジェルジンスキーのように自然死で死後は大々的に顕彰された人間も居る。

結局、神は公平じゃない。

21: 世界@名無史さん 2015/04/23(木) 12:51:10.78 O
>>11
ロベスピエールやサン=ジュストを因果応報の例に数えると反論がたくさん来るが、彼らが大量処刑に関わっていたのは確かなんでやはり因果応報だろうな。

13: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2015/04/06(月) 20:10:14.06 0
潘岳(247~300)
美貌と才知で晋朝に仕えたが、性軽薄でおちつきがなく、権力者に阿って「後塵を拝す」という語を生んだ。
しばしば母に「知足を学ばねばならない。眼前の利に目をとらわれて後事を蔑ろにするな」と叱られていたが、最後まで改めることが出来なかった。

かつて潘岳の父と潘岳本人に仕えていた孫秀という人物がいたが、性質がよくなかったので嫌われ、潘岳によりしばしば鞭打たれて恥をかかされていた。
ところが、この孫秀が趙王の政権掌握に伴って中書令に出世してしまう。
「昔の私の行為を憶えておいででしょうか」と伺った潘岳に対し、孫秀が『詩経』を引用して「中心これを蔵す、いずれの日にかこれを忘れん」と歌ったことで、潘岳は自らの運命を悟る。
ほどなく孫秀の誣告により捕らえられ、三族皆殺しになった。

刑場で潘岳は母に対し「母上のお申し付けに背いてしまいました」と言った。
また友人の石崇が来て「やはり君もこうなったか」と言われたのに、「(以前詩に詠んだとおり)白首まで帰するところは同じくせん、と言ったようにね」と答えた。

母の言いつけに背き、かつて鞭打った男に仇を討たれた因果応報ということで。
同年に張華も無実の罪で処刑されていますが、張華も潘岳も『荘子』逍遥篇本文と当時の注釈を念頭に置いた上で「今ある財産で十分だ」という文章を残したものの(本朝の「池亭記」も同源)、三族が殺されています。
十分だと言いつつ、表舞台に居続けて死んでしまった。
陸機・陸雲兄弟がそれぞれ処刑されてから「彼らは処世を口にしていたが、(彼らほどの才能の持ち主でも)遂に実行出来なかった」と評されていますが、そりゃ竹林にでも田園にでも行きたくなります。

14: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2015/04/06(月) 22:26:32.72 0
死者に鞭打った伍子胥。それに酷い扱いをしたが、後に恥じた呉王夫差。
予告通りに相手を殺した孫ピン。
睨んだだけの恨みも、それだけの恩も返した范ショ。
股を潜らされた相手に怨みを、食事を施してくれた相手に恩を返した韓信。
侮辱されて隣国の宰相となり、相手国を亡ぼしたカウティリヤ。
父親の葬式代を出してくれた人を、後に知事に任命した西太后。

言うまでもない有名な応報の逸話持ち、他に誰がいましたかね。
本朝だと頼朝や家康が有名ですが。

16: 世界@名無史さん 2015/04/10(金) 20:48:26.65 0
>>1
商鞅の場合は因果応報だろうか・・・
悪法で民を苦しめたのが原因で自身が殺されたのなら因果応報だが
単に貴族の既得権を冒したから殺されたんじゃね・・・

18: 世界@名無史さん 2015/04/20(月) 11:18:54.59 0
商鞅を因果応報とするのはちょっと気の毒だな

19: 世界@名無史さん 2015/04/20(月) 18:59:26.65 0
商鞅は自分が書いた移動制限の法律で自分の逃走が妨げられてる

20: 世界@名無史さん 2015/04/23(木) 09:35:43.71 0
>商鞅
法治主義を身を以て体現し、ライフワークを完成させた。
自己実現という点で見れば羨むべき人生。

22: 世界@名無史さん 2015/04/23(木) 12:52:51.15 O
>>19-20
商鞅と江藤新平って最期は似てるよね。
どちらも自分の創設した制度にやられたという。

24: 世界@名無史さん 2015/04/23(木) 15:50:15.73 0
>>22
江藤新平はむしろ、自分の作った法律通りの裁判をしろと要求したのにいれられず恣意的に斬首にされた
なのに後世、「自分の作った法律で死刑になった」などと言われてしまう
その方が話として面白いからだろうけど、あの世の江藤本人が聞いたら「どこがだ!」と怒ることだろう

25: 世界@名無史さん 2015/04/23(木) 22:36:26.44 O
>>24
裁判のほうはそのとおりだね。
毛利敏彦はじめ、大勢が指摘するのはむしろあっさり捕縛されたこと。江藤が心血を注いで整備した刑事警察機構は、実に効果的に機能したのだよ。

26: 世界@名無史さん 2015/04/24(金) 19:25:54.76 O
今調べたら、江藤新平が導入したのは指名手配写真なんだね。で、第1号が江藤自身だったと。

因みに晒し首はともかく、当時の法律では内乱罪には死刑が無かったのかな。現行刑法でも内乱の首魁は死刑か無期禁錮なんだけど。

27: 世界@名無史さん 2015/04/28(火) 08:59:21.57 0
江藤新平ってそんな悪い人やったん?

28: 世界@名無史さん 2015/04/29(水) 20:31:43.81 0
渋沢栄一曰く
「肥前の江藤新平は 残忍に過ぎる人であった。彼は人に接すれば、何はさておきまずその人の欠点を見破ることに努め、人の長所を見ることは後回しにした。」
「学問があってよく物を知っていても、礼をわきまえなかったばかりに身を滅ぼした」

29: 世界@名無史さん 2015/05/05(火) 19:59:02.57 O
>>28
あれほど法治に拘った江藤新平が、いざ佐賀裁判所の裁判長が河野利鎌だったのを見て「それが恩人に対する態度か!」。

「恩人だから刑軽くしますわw」なんて河野が言い出したら、それこそ法治でも何でもないんだが。

51: 世界@名無史さん 2015/05/12(火) 00:06:22.25 0
演義の関羽と張飛の最後も悪因悪果的な描かれ方だね。

54: 世界@名無史さん 2015/05/13(水) 23:14:09.87 0
>>51
演義のと書いたが、正史にある陳寿の評ですね。

56: 世界@名無史さん 2015/05/17(日) 16:58:47.46 0
韓信の死にざまも因果応報の極みだよね。
功績欲しさにレキ食其を殺すような真似をしたり、わが身恋しさに一度はかくまった鍾離昧を売り飛ばしたり
結構、下種なことやってるし。

57: 世界@名無史さん 2015/05/22(金) 08:42:15.26 0
レーニンをスイスからロシアに帰してやって、帝政ロシアを破壊しようと思ったWW1のドイツの参謀部。

確かにツァー制は吹っ飛んだが、自分のとこの皇帝もドイツを逃げ出す羽目になり、仕切り直しのWW2でもまたレーニンの弟子に完膚なきまでに敗北

74: 世界@名無史さん 2016/07/17(日) 00:22:07.62 0
因果応報の絵画的表現

no title

人物はドイツ皇帝ヴィルヘルム2世

75: 世界@名無史さん 2016/10/09(日) 14:22:03.03 0
卑怯者や裏切者が悲惨な最期を遂げた話ってもっとない?
そういうのを集めた本があれば、子供の教育に使えそう。

96: 世界@名無史さん 2016/11/21(月) 04:26:21.22 O
>>75
ナポレオンが退位した際、オージュロー元帥は失意のナポレオンを罵倒して嘲笑した。ナポレオンは今やエルバ島に流される身。悔し涙にくれるしかなかった。
そしてナポレオンが復位すると、オージュロー元帥は罵倒したことを忘れて擦り寄った。陛下が復位されることを信じておりました、と。
ナポレオンは側近達が震え上がるほどの剣幕で激昂したそうである。
「余はお前を元帥にしたのに、お前は恩を仇で返した。あれほど罵倒してくれたのに、よくもおめおめと現れたな!そんな不誠実な者などいらぬわ!今すぐ余の目の前から消え失せろ!」
オージュロー元帥は、後悔と失意のうちに間もなく没したという。

97: 世界@名無史さん 2016/11/21(月) 05:48:30.13 0
オージュローはその後ナポレオンがワーテルローで敗れた後ルイ18世に称号と年金剥奪されてるのもポイント高い
時節を見極めず軽はずみな行動をしてはいけないといういい教訓やね

98: 世界@名無史さん 2016/11/28(月) 11:49:15.96 0
ナポレオンはつくづく人を見る目が無いね。
裏切られてばっかりやww

99: 世界@名無史さん 2016/11/28(月) 16:46:06.76 O
>>98
宮廷大元帥ベルトラン伯爵のようにセントヘレナにまで付き従った忠臣もいる
ナポレオンはベルトラン伯爵を「余の古くからの友人だ」と大変信頼して皇帝一族の家政を任せるほどだった
ちなみに、ベルトラン伯爵は永年の忠誠を讃えられてナポレオンの墓の傍らに葬られる名誉に与った

121: 世界@名無史さん 2017/02/24(金) 19:20:43.31 0
>卑怯者や裏切者が悲惨な最期を遂げた話ってもっとない?

残念ながらその逆の話のほうが多いな
劉裕、蕭道成、陳霸先、高歓、楊堅、李世明etc・・
歴代の中華帝国の創業者たちはいづれも恩人や親友、血を分けた兄弟といえども薄ら笑いを浮かべながらながら一族もろとも残虐な方法で抹殺してきたような連中ばかりだ

124: 世界@名無史さん 2017/04/01(土) 08:16:30.04 0
>>121
>>75と話が噛み合っていないのだが・・・w

それはともかく、創業者で粛正をやらなかったのは劉秀と趙匡胤くらい

78: 世界@名無史さん 2016/10/10(月) 09:51:19.41 0
兄弟との争いに敗れたムガル帝国皇太子ダーラー・シコーは、かつて命を助けた男の元に逃げたが、その男はあっさり恩人を裏切り、皇太子を捕らえて引き渡してしまった。
皇太子は市中を引き回され首を刎ねられる最期を遂げたが、裏切者も褒美を貰って家に帰る途中に殺されてしまった。

Wikipediaは因果応報ざまぁ、みたいな書き方だったな。

79: 世界@名無史さん 2016/10/13(木) 17:36:38.58 0
>>78
ダーラーはいい皇太子と言われてるが、もし皇帝になったらどうだったんだろう?
教科書だと、アクバル>シャージャハーン>>アウラングゼーブになってるけど、ダーラーはどこに入るんだろうか?
おそらくアクバルの政策を引き継ぐんだろうから、ゼブさんよりは評価良くなるのかな?

80: 世界@名無史さん 2016/10/14(金) 21:59:07.69 0
ムガル帝国が傾いたのは、アウラングゼーブの宗教的不寛容によるところが大だから、その逆をいくダーラー・シコーが継げば国勢を保てたのではなかろうか。
するとイギリスのインド植民地化もそう易々とはいかず、世界史の流れにもかなりな影響を与えそう。

81: 世界@名無史さん 2016/10/14(金) 22:38:00.85 0
>>80
アウラングゼーブは、あんなに反乱起きてたのに上手いこと最大領土を維持していた辺りかなり有能なんじゃないか
ただ、やっぱり宗教にのめり込み過ぎてたんだよな
ダーラーが即位したら、って言うのはすごく興味ある
ガンディーとか出番なくなりそうだな

82: 世界@名無史さん 2016/10/16(日) 21:22:34.87 0
アウラングゼーブ帝のように、戦術的に有能だが戦略的に見通しを誤るタイプがいちばん国に害を与える。ナポレオン1世と同じだ。

83: 世界@名無史さん 2016/10/16(日) 21:29:35.22 0
しかし、戦略的に強い武将よりも戦術的に強い武将のほうが「強い」と評価されがちである

この板にある武将のランク付けスレでも戦術的な強さばかり評価されてて戦略的な強さは評価の対象になってない

85: 世界@名無史さん 2016/10/17(月) 19:11:30.72 0
>>1の分析面白いな。
ヒットラーの場合はどれに該当するんだろう。周りの国が力をつけてきたから1かな?
歴史に詳しくないもんでスマソ…。

86: ウムウル ◆w9gVwCWkR8GP 2016/10/20(木) 00:50:02.29 0
>>85
2ですかねぇ

というか、あんなアホな戦後処理をしたらそうそうに破綻する破綻するのは確実ですもんね

ヒトラー自身はあんまり因果応報した感じはないですか
まぁそれでも現代で記録抹殺刑に処せられてる人もなかなか居ないでしょうがw

89: 85 2016/10/29(土) 21:06:13.07 0
>>86
なるほど。ググってみたら、自国の国力を無視して戦線を拡大したことと、ソ連を甘くみたりしたり、戦略の失敗と見るのかなと思いました。それで合ってますか?

87: 世界@名無史さん 2016/10/29(土) 07:36:56.79 0
ヒトラーのような指導者を支持すればどんな結末を迎えるかという、ドイツ国民にとっての因果応報(1と2)

103: 世界@名無史さん 2016/12/30(金) 04:27:49.49 0
ザンジバルでアラブ人が奴隷貿易でぼろ儲け。
タンザニア人が怒りアラブ人皆殺し

107: 世界@名無史さん 2017/01/02(月) 20:31:23.69 0
>>103
その頃にはタンザニアは無い、タンガニーカだ。

108: 世界@名無史さん 2017/01/02(月) 20:37:20.32 0
タンガニーカとザンジバルからの合成地名がタンザニア

106: 世界@名無史さん 2017/01/02(月) 11:47:32.63 0
インドのシク王国君主ナウ・ニハール・シングは、父王を廃して自らが即位しただけでなく、しまいには幽閉した父に毒を盛ってあの世に送ったが、その葬儀を行った帰り道、修理中の門から落ちてきた石材が頭を直撃し、彼自身も父の後を追うことになった。

115: 世界@名無史さん 2017/01/08(日) 10:07:25.10 O
魏の曹叡は、即位する際に正妻の虞氏を廃して愛妾の毛氏を皇后にした
虞氏は「曹氏は身分の低い女を正妻にするのがお好きですものね。正妻を廃して妾を正妻にする道理に反する事をするなんて!今に報いが来ますとも」と恨み言を残して実家に帰っていった
果たして、曹叡の養子曹芳には頼れる外戚も無く、司馬氏の台頭を許すはめになった
曹叡の皇后は寒門の出だったので無力であり、全く当てにならなかったのは言うまでもない
権力欲が強すぎる外戚は大問題だが、あまりに無力な外戚も問題だったりする

125: 世界@名無史さん 2017/06/25(日) 16:38:40.58 0
ハリウッド映画の「スパルタカス」では、反乱を起こした剣闘士たちが、捕まえた金持ち貴族同士を決闘させてそれを鑑賞していた。
これは1かな。
まあ剣闘士たちの立場になれば誰でもそうするだろうし。

136: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2018/09/28(金) 06:24:09.72 0
尭君卿
唐の県丞。貞観年間に馬泥棒に遭い、これを捜索、捕えた。
賊を指して面罵し「虎に食わせてやる!わしを楽しませてみせろ!」と言っていたら、賊が枷を
振り上げて殴りつけて来たため、脳を砕かれて死んだ。
要らぬことを言って無駄に追い詰めるから。
それと、演義の張飛やザンギーのように実際に処する前に言っても碌なことになりませんね。

ザンギーは奴隷が酒を盗んで飲んでいるのを目撃し、翌朝処罰すると言っていたら寝ている間
に殺されたという。

138: 世界@名無史さん 2018/10/05(金) 07:23:15.36 0
司馬遷「天道是か非か」

145: 世界@名無史さん 2019/01/07(月) 22:29:45.31 0
グジャラート・スルターン朝の君主バハードゥル・シャー(在位1526~1535)は、侵略者ポルトガルとの交渉に赴いたが、だまし討ちの形で暗殺され、その死体はポルトガル船から投げ捨てられた(下図)

no title


しかしこのバハードゥル・シャーという男、流浪の身であった時代に援助してもらい君主の座につけてくれた大恩あるマールワー・スルターン朝をいきなり攻め滅すような没義道な人物であって、彼自身の最後についても同情する必要は別にないであろう。

147: 世界@名無史さん 2019/01/28(月) 09:59:25.32 O
石勒

永嘉の乱で漢人を大虐殺したのはあまり知られていない
東海王の葬儀の列を襲撃して虐殺するような所業もしでかした
しかし、虐殺の因果応報はあまりに恐ろしいものだった…

石勒の子孫は従子の石虎に皆殺しにされた
その石虎の子孫も畳の上で死ねた者はいなかった
漢人の冉閔によって石氏は虐殺されまくった
そして、生き残った者は東晋を頼った

東晋の人々は自分達の先祖が石勒に虐殺されたのを死ぬほど恨んでいたのだ
これ幸いとばかりに、一網打尽に捕らえて市場で処刑した
かくして、石氏は完全に断絶したのだった

162: 世界@名無史さん 2020/05/05(火) 16:03:07.31 0
ムガル帝国初代皇帝バーブルのWikipedia記事より

バーブルには自慢好きな、やや短気な面もあった。
ある時バーブルは馬を引いてきた従僕の態度が悪いと腹を立てて彼の顔を殴りつけたが、薬指の付け根を脱臼してしまった。
その後3か月間字が書けず、弓も引けない状態が続いた。

164: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2020/08/10(月) 22:47:02.53 0
王昌齢は李白の友人で詩才があったが素行が悪く、湖南省に左遷されていたが、安史の乱のどさくさに紛れて帰郷したものの、刺史の閭丘暁に憎まれて処刑されてしまった。
それから数年後、今度は閭丘暁が宰相の張鎬旗下で軍律に違反し、処刑されそうになる。
閭丘暁「老いた親の世話が御座います。どうか命はお助け下さい。」
張鎬「ほう、王昌齢の親は誰に世話させるつもりであったのかな。」
これには閭丘暁も二の句が継げなかったという。

165: 世界@名無史さん 2020/08/12(水) 03:42:06.86 0
処刑の理由はそもそも帰郷による任務放棄なのかねぇ

174: 世界@名無史さん 2021/04/17(土) 19:30:08.21 0
有鉛ガソリンとフロンガスの発明者、「世界を二度汚した男」トマス・ミジリーに一票

178: 世界@名無史さん 2022/01/30(日) 14:49:52.77 0
>>174
わざと環境に害があるものを作ったのではないし非難するのはかわいそうじゃね?
結果論だけで評価するなら原爆や核汚染につながる発見に貢献した物理学者もみな非難されてしまう。

引用元: ・世界史における因果応報譚