1: 天之御名無主 2011/11/18(金) 19:29:20.18
修行や信仰の場としての岩屋、全国にある岩屋がつく地名について語るスレです。








2: 天之御名無主 2011/11/18(金) 19:32:10.24
>全国にある岩屋がつく地名

岩屋山とか?

3: 天之御名無主 2011/11/18(金) 20:46:57.85
花窟神社とか?

4: 天之御名無主 2011/11/18(金) 21:50:26.62
岩屋って修験道と関係あるんだっけ?

5: 天之御名無主 2011/11/19(土) 09:30:17.98
28 名前:名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2009/01/06(火) 14:27:31
諏訪神社も良いが、諏訪神社よりも創建が古い岩屋山もいいね。
明治に神宮寺が撤去されたのは残念だが。


31 名前:名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2009/01/06(火) 22:31:10
>>28
岩屋山は力が強すぎて怖くね?
大きな杉の木の前にある倶利伽羅炎の像が好きなんだけどね…。
その大きな杉の木に登って太い枝に縄をかけて首を吊る映像が脳に浮かんでくるから怖い
ご神木で汚しちゃいけないし、そもそも俺には自殺願望なんて無いんだけどね。


36 名前:名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2009/01/07(水) 07:51:11
岩屋山神宮寺(いまの岩屋山神社)は行基菩薩が奈良時代に開いた霊場で、弘法大師も来られたという伝説がありました。
朝廷や足利将軍家の尊崇も篤く栄えていましたが、キリスト教時代と明治の廃仏毀釈で跡形もありません。

もともと霊場でその後荒廃した場所は、鎮めがとれて何かとまがまがしくなるものです。
そもそも全国に岩屋とつく地名で霊場でない場所はありません。
岩屋山もご多分にもれず岩屋(洞窟)があり、また仏教以前の岩座も山中に点在しています。
ちなみに郡岳の太郎大権現と岩屋大権現を合わせて神宮寺で祭られていました。

6: 天之御名無主 2011/11/19(土) 09:31:13.18
44 名前:名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2009/01/08(木) 07:40:32
ちなみに岩屋山は江戸時代まで女人禁制、雲仙多良岳もです。
山に入るのは特別な人だけ。
ちなみに鹿児島の「もいどん」という小さな森も、山ではなくただの藪ですが禁足地。
高い、低いではなく特別な場所か否かだと思いますよ。

なお、岩屋山にはちゃんと行場らしきものがありますから何らかの修行が行われていたと思いますが、資料が全部なくなっているので分かりません。


62 名前:名無しさん@京都板じゃないよ 投稿日:2009/03/07(土) 02:39:34
岩屋さんは感受性の強い人は昼間でも怖いっていうね
昔霊山だったって話は知ってたけど小さい頃よく登ってたから今でも大好きだよ
でも道路工事で山削っちゃったから昔なじみの道が潰れて悲しいよ

7: 天之御名無主 2011/11/19(土) 11:34:40.92
>>5
>そもそも全国に岩屋とつく地名で霊場でない場所はありません。

こういうの面白いね。
長崎以外の地域の例も、誰が挙げてくれないかな。

13: 天之御名無主 2011/11/19(土) 17:54:15.58
>>5の、「そもそも全国に岩屋とつく地名で霊場でない場所はありません。 」の根拠がもう少し聞ければなぁ

8: 天之御名無主 2011/11/19(土) 12:17:46.05
鳥取県 粟島神社にある「静の岩屋」なんて霊場と呼べるのかな?
人魚の肉を食べたために死ねなくなった八百比丘尼が住んでいたという岩屋だけど。

一応そのような伝承があるので岩屋の前には鳥居があったりするけど、霊場という雰囲気では無かったですよ。

9: 天之御名無主 2011/11/19(土) 14:29:30.78
昔は霊場だったけど、今は俗化してるってことじゃなくて?

10: 天之御名無主 2011/11/19(土) 14:43:48.08
八百比丘尼が住んでいた、と伝えられるのでその可能性はありますが…
場所は粟島神社のある岡のすぐ麓なのですが、神社の直ぐ近くだけに霊場として認識されていたのであれば、何らかの記録も残っているだろうに、とも思います。
むしろただの洞窟を、伝承にかこつけて表だけ取り繕ったような印象も受けます。

「粟島神社 静の岩屋」でググって見れば写真は幾らでも見つかるかと。
参考
粟島神社 静の岩屋-八百比丘尼の入定崫-


11: 天之御名無主 2011/11/19(土) 16:05:27.06
粟島神社 静の岩屋で、ぐぐってみた範囲では、霊場だったことを否定も肯定も出来ない感じだなぁ。
長崎の岩屋山も、「資料が全部なくなっているので分かりません。」って書いてあるぐらいだし、記録が無いってことだけでは、否定しきれない気も

12: 天之御名無主 2011/11/19(土) 16:32:08.93
確かに神域の直ぐ側であるのに記録が何もない、というだけですので否定する事も出来ないのですけどね

或いは八百比丘尼の伝承も、消えていった何らかの祭祀を司る巫女が、形を変えて伝承として残されている、という見方も出来る訳ですし。
それが真実であった場合、そこは霊場と見られていた事になるのだろうし。

31: 天之御名無主 2011/11/23(水) 20:21:11.34
イワナガヒメとか石=不死に繋がるし八百比丘尼なんかとも関連あるのかもな。

14: 天之御名無主 2011/11/19(土) 20:01:02.49
山形県の出羽三山。
蜂子皇子。

17: 天之御名無主 2011/11/20(日) 18:02:33.91
単語でしゃべるなよう

18: 天之御名無主 2011/11/20(日) 19:43:13.22
>>17
蜂子皇子は父を殺されて都から山形に逃げて岩窟で修行して羽黒山修験道開祖となった。

湯出山、月山、羽黒山を開山した。

21: 天之御名無主 2011/11/20(日) 23:24:42.24
岩屋と言えば、岩屋天狗を思い出すけど、あれもなにか関係あるんだろうか?
窪田 志一(くぼた しいち、1913年〈大正2年〉 - 1984年〈昭和59年〉4月1日)は、鹿児島県日置郡伊集院町(現:日置市)出身の歴史家、政治運動家。

彼の歴史研究は、祖母の福永ウメより、家伝の『かたいぐち記』『異端記』という古文書を渡されたことに始まる。。 この『かたいぐち記』『異端記』に、記されていた岩屋梓梁(いわやしんりょう)の業績調査のため南九州各地をまわり、その後研究結果を自家出版した。

主著『岩屋天狗と千年王国』上・下

22: 天之御名無主 2011/11/21(月) 01:09:47.74
岩屋天狗って例の「岩屋天狗と千年王国」のやつか?
あれは本当の歴史は隠蔽されてるし岩屋天狗と呼ばれた人物が確かに居たけれども、ソースは出せないっていうよくあるトンデモ歴史本だぞ。
オカルトマニアにでもしたら価値があるのかも知らんが。

23: 天之御名無主 2011/11/21(月) 23:02:39.01
歴史としては完全に電波だけどね。
ただ岩屋という語句には、民俗学的には何か引っかかるものを感じるな。

作者の家に何らかの伝承は伝わっていたことだけは確かそうだし、妄想に駆られていたとは言え、一応東大卒の人間が何年にも渡って様々な文献を読みまくってたみたいだから、その中に何か元ネタがあったんだろうとは思う。

30: 天之御名無主 2011/11/23(水) 19:10:16.63
岩屋でぐぐると、確かにいろいろあるねぇ。
岩屋が霊場、修行の場、祭祀の場なのは、単に自然に出来た屋根のある空間って他に、何か理由があるんだろうか?

151: 天之御名無主 2012/06/17(日) 03:43:59.40
>>30
今は紅葉名所の此処も、往時は修験の場だったのかな?
岩屋堂公園 瀬戸市岩屋町
http://www.seto-marutto.info/cgi-bin/data/miru/014.html

211: 天之御名無主 2013/11/24(日) 12:46:17.13
>>151
東隣豊田市志賀町の谷あい大窪遺跡の岩陰は、縄文時代早期、弥生時代、奈良平安時代の人棲跡らしい。遺跡前には、丘と見紛う巨石露頭もある。
大窪遺跡  2006-10-01
http://blog.goo.ne.jp/deko40168id/e/b8f3d44a20e2320c6de924ce125245c5

213: 天之御名無主 2014/09/05(金) 20:17:02.53
>>211
その東方、三河東部の鳳来寺山にも岩窟があるようです。
鳳来寺山 愛知県新城市門谷鳳来寺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B3%E6%9D%A5%E5%AF%BA

33: 天之御名無主 2011/11/24(木) 04:53:16.19
他に有名なのだと岩屋権現とかもあるな。

確か「酒呑童子の首」って本に酒呑童子説話に出てくる、鬼の城へ至るために岩穴を抜け鬼隠しの里へ入らなければならないという件は、岩穴という境界によって鬼の住む世界と人の住む世界が異なるという事を、明確に表してしているというようなことが書いてあった。

甲賀三郎伝説やら、おむすびころりんやらの様々な伝承や民話を見るに、岩穴などがあちらとこちらを繋ぐ、境だと考えられていたのは確かだろうけども。
重要なのは、その穴というのが物理的にどこかへ繋がっている必要はないこと、あちらとこちらが一方通行ではなく、行き来できると捉えられていたことだと思う(あちらというのが何を指しているのかは、話によって違いがあったとしても)。

39: 天之御名無主 2011/12/03(土) 11:05:53.88
海岸にある岩屋は、石風呂と言って、かなり古くからサウナとして使われていた。
瀬戸内海なんか多かったらしい。

41: 天之御名無主 2011/12/08(木) 15:55:39.28
淡路島の北端の岩屋も関係ある?

43: 天之御名無主 2011/12/10(土) 10:04:02.15
>>41
岩屋神社という神社があったみたいだね。
http://kobe-mari.maxs.jp/akashi/iwayajinja_oshataka.htm

それを調べていくと、なんか分かるかもしれない。

44: 天之御名無主 2011/12/10(土) 12:08:13.06
後は地名辞典が頼りかな

46: 天之御名無主 2011/12/11(日) 08:58:57.12
岩屋って巨石信仰なのかな

47: 天之御名無主 2011/12/11(日) 10:10:50.53
よく神明様が奉ってあるよな

修験者が住み着いてたっていわれる岩屋も多いし、なにかしらの信仰対象になってた形跡は多いね

48: 天之御名無主 2011/12/11(日) 17:42:45.70
それは、自然に出来た屋根がある場所だから、修行に調度いい場所としてたまたま利用されていたのだろうか。
それとも、岩の中に空間があることから、何かが宿るというような観念があったのだろうか?

52: 天之御名無主 2011/12/13(火) 21:06:57.67
こういうのを見ると、氷室も岩屋となんか関係ある気がしてくる。
http://blogs.yahoo.co.jp/dekunobou36/25864049.html

53: 天之御名無主 2011/12/14(水) 00:47:27.24
防腐効果=神妙なはたらき、という感覚なんだろうか?塩や酒と同じで
季節外れだけど、
氷室=雪=三角=水無月豆腐=夏越之大祓みたいな

地元の岩屋さんがある辺りは確かに氷室が多い
岩の層が剥き出しの地域だから両方あるんだろうけど

63: 天之御名無主 2012/01/18(水) 16:36:01.02
岩屋と呼ばれているところで、古代・先史時代には住居だったって分かっているところあるんですか?

64: 天之御名無主 2012/01/20(金) 02:03:29.48
住居は微妙だけど、古墳時代に風葬墓だったところは結構あるみたい
古墳の権威の辰巳センセが最近そのへんやってるみたいよ

66: 天之御名無主 2012/01/22(日) 21:31:17.92
素朴な疑問だけど、洞窟と岩屋って何が違うんですか?

67: 天之御名無主 2012/01/22(日) 23:00:06.53
そりゃ人が住んだり修行したりと人が関係した穴が岩屋で、人が関係していない自然の穴が洞窟じゃないの

69: 天之御名無主 2012/01/23(月) 16:31:13.08
洞窟だけが岩屋じゃないんじゃね?
雨よけとして利用されるような突き出した巨石の下や、2つの巨石が折り重なって屋根状になったその下なんかも岩屋って言うし
つまり天然の岩で出来てて、人が過ごせる屋根状になってりゃ岩屋(岩谷)なんじゃね?

73: 天之御名無主 2012/01/24(火) 19:24:24.20
>>69
確かに洞窟は、人の生活と関係あるなしに関わらず、空洞の岩
岩屋は、屋根の機能を果たす岩&その下の空間

って感じだね。

143: 天之御名無主 2012/04/21(土) 11:09:10.65
>>73
古代洞窟といえば、島根半島楯縫郡鰐淵村の日本海沿いの猪目洞窟だね。
縄文・弥生・古墳期の埋葬人骨も出土したらしい。
風土記が黄泉の穴と伝える猪目洞窟
http://www.geocities.jp/biotop21/inome.htm

70: 天之御名無主 2012/01/23(月) 17:14:53.28
岩屋について書かれた研究書とか、論文とか無いものかねぇ。
ぐぐっても、定義とかその他いろいろ曖昧な点が多くて。
民俗学的には、岩屋って、結構意味がありそうだけど。

71: 天之御名無主 2012/01/24(火) 05:25:21.77
岩屋がある所の郷土史料なんかを当たるのがいいんだけど
遠いとしんどいな

引用元: ・岩屋、いわや、窟