1: 世界@名無史さん 2019/02/27(水) 21:28:16.69 0
世界の地名の由来を民族史的に語りましょう







630: 世界@名無史さん 2020/06/28(日) 04:08:00.62 0
記紀の「枯野カノ船」の伝承地である伊豆には、狩野カノ川、狩野カノ山(今の天城山)、軽野カルノ神社(祭神は事代主)があるね
この事代主を祀る神社は美保神社が有名だけど、あの辺りは芋が主食で、最も大きな神事である青柴垣神事でもコメが出てこず芋膳であると、美保神社の宮司が言っていた

633: 世界@名無史さん 2020/06/28(日) 13:34:13.80 0
もしや狩野英孝の神社って…!?
と思ったら安産の神社で関係なさそうだったw
と思ったら三保の松原の美保神社も安産の神だから関係はあるのかな
立地が川沿いだし
そして川の先には「金成(カンナリ→カナリ→カノって無理があるか?w)」って地名と「伊豆沼」ってのがあって、なんか繋がりを感じてしまう

677: 世界@名無史さん 2020/10/05(月) 04:01:34.49 0
>>633
カノと呼ばれた地がカナになってるなら怪しいかも

高知県に、昔は「北川郷"かのぎ"」って呼ばれてたのに、今は「崎浜町"加奈木"」とカナ地名(いわゆる崩壊系の地名でカンナのように削り滑る意味とされる)になってしまった所があって
実際「かのぎの大潰え」という土砂崩れがあったようなんだけど、木材の伐採しすぎとかが関係してるんじゃないのかなあ
場所的に森がモリモリで川を下れば割りとすぐ太平洋という立地だから、お船は関係ありそうに思うんだよねえ
州郡志には崎之浜浦に船10と記録されてるらしいから、かのぎは船を作るための木場だったんではないかなあ

神奈川県(昔は武蔵国で神奈河郷と言い帷子川が流れ水運があったという)のカナガワも、同じく古くはカノガワだったりして、そして船川の意味だったりして、とか…

925: 世界@名無史さん 2020/12/17(木) 01:33:47.05 0
【○○スタン】 ※語源はインドヨーロッパ祖語の *steh₂- とされる

■スターナ(サンスクリット語)=土地/~の多い場所
■スターン(ペルシャ語)=土地/~の多い場所
■ヤスタン(モンゴル語)=部族

・パキスタン:清浄な土地/純粋で潔白な人の土地
・バローチスタン:バローチ人(シリアから移動してきたアラブ系遊牧民)の土地
・アフガニスタン:アフガン人(パシュトゥン人)の土地
・ウズベキスタン:ウズベク人(モンゴルトルコ等の混血)の土地
・カザフスタン:カザフ人(テュルク系でモンゴル外貌)の土地
・タジキスタン:タジク人(アーリア系スキタイ遊牧民)の土地
・トルクメニスタン:トルクメン人(テュルクと先住者との混血)の土地
・キルギスタン:クルグズ(40の氏族/匈奴)の土地
・ダゲスタン:山(dağ/トルコ語)の多い場所

926: 世界@名無史さん 2020/12/17(木) 23:38:45.56 0
これ纏めてて思ったんだけどヒッタイトって関係ある?Wikipedia読む限り良く分からなかったわ

▼イラン系テュルク系の「キタイ」から派生した地名
・Qitai キタイ …契丹(遼):10世紀に鮮卑一族の宇文(Yǔwén)が建国
・Cathai カタイ …1000年頃ウイグル文字のマニ教徒文書に記載
・Qatā カター …1026年ガズナ朝の宮廷に遼の使節が訪れた際に使者が名乗った「Qatāの支配者 "カター・ハン" の使い」
・Khita キタ …セルジューク朝『統治の書』でKhitaとChinaを別個の独立した国として扱っている
・Khitāy ヒターイ …1234年のモンゴル帝国による金の征服についてペルシア語の歴史書ではKhitāyの征服として説明
・Qarā Khitā'ī カラキタイ …西遼(黒契丹):1132~1218年トルキスタンに存在/君主はグル・ハン

▼中国の呼び名(キタイ系とシナ系)
・テュルク系ウイグル族 Khitāi ヒターイ
・ロシア語(テュルク系ソ連圏) Китай キタイ/クタイ
・古英語 Cathay キャセイ
・ポルトガル語 Catai
・スペイン語 Catay
・13~14世紀に東アジアを訪れたヨーロッパ人の記録ではカタ/ハタ/カタイ/キタイ

・東トルキスタン Chīn チーン
・隋に伝来した仏教経典の中にある梵語「China staana チーナスターナ」の音写「支那/至那/脂那、震旦/真丹/振丹」

927: 世界@名無史さん 2020/12/19(土) 20:16:20.93 0
>>926
ケルマーン・ヒーターイーは?
西遼の王族がペルシャのケルマーンに落ち延びで現地豪族化

928: 世界@名無史さん 2020/12/19(土) 20:31:24.88 0
>>926
なんで関係あると思ったの?

929: 世界@名無史さん 2020/12/20(日) 02:29:55.54 0
>>928
場所によってキタイとかヒタイとか発音が変わるから、ヒッタイトも同じような転訛だろうかと思うのは自然なことじゃない?

931: 世界@名無史さん 2020/12/20(日) 02:41:13.66 0
>>929
これヒッタイトが転訛して契丹になったんじゃねという文脈だと思うんだけど、英語のネームが日本語の名前の語源とかいうジョーク並に荒唐無稽ぢゃね?

962: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 12:23:49.89 0
>>926
ヒッタイト→ラテン語ではHetthaeiだから似てるけど後にイギリス人が付けた名称らしい。鉄の採れる地に住むハッティ人という別の言語族を鉄目当てで吸収してるから。便乗して羅列。

・ハッティ人(Hattians)→非印欧語族。ヒッタイト語、ルウィ語、パラー語など印欧語族の人々に吸収され同化。
・ヘテ人(Hitti/Hatti)→旧約聖書に出てくるカナン人の一派。
・キティ(Kitty)→サンリオ。
・スキタイ(Skythai)→イラン系遊牧国家。
・マッサゲタイ人(Massagetai)→カスピ海の東側に住んでいた遊牧国家。
・サルマタイ(Sarmatai)→イラン系遊牧国家。この部族にシラキというのがいる。関係ないけど新羅と言えば異様に長い山ツノの金冠が騎馬遊牧民ぽいよね。
・サルマート(Sarmat)→イラン系の遊牧民族で、アラン、ロクサラン、サウロマタイその他との混交集団。
・サウロマタイ(Syrmatai)→サルマタイに同化。
・シュルマタイ(Syrmatai)→サウロマタイ系の部族。
・シロヒッタイト(Syro-Hittite)→かなりフルリ人と同化。シロが何を指すのか気になる。サルの訛りか。
・ハットゥシャ→フルリ人の文化的影響を強く受けたヒッタイトの首都。
・女直族のフルン国(フルングルン)ってのがあるが、↓このフンだのフヨーンだのと語感が似てるのは気になる。あと関係ないけど高句麗は高が建てた国なんで高グルンなんだろうなとか。

・エフタル(Hephtalites/Ephtalites)→中央アジアに存在したトルコ系の遊牧国家。
インド「Hūna/シュヴェータ・フーナ (白いフン)」
ササーン朝「スペード・フヨーン(白いフン)/Hetel/Heptal」
アラブ「Haital」
アルメニア「Hephtal/Idal/Thedal」
中国「嚈噠Yàndā /囐噠Yàndā /挹怛Yìdá /挹闐Yìtián /白匈奴」

973: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 12:33:43.62 0
>>962
シルクロード牛耳ってたソグド人が、商隊のことをサルートと呼んだりリーダーをサルトポウと呼んだりしてたが、そのサルと意味的に繋がりある?

978: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 12:36:25.39 0
>>973
英語で言うと、SELL SALE SELLER だね

990: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 13:12:48.53 0
>>978
sartpaw
sell

語幹が違う

995: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 14:22:53.26 0
>>990
分岐が1000年程度で語源も解っていて、結構入れ替わってたりするよ
スペイン語 playa blanco sur prata
ポルトガル語 praia branco sul plata

937: 世界@名無史さん 2020/12/20(日) 08:53:05.64 0
ヒッタイトという名所は、ギリシャ語での他称
ヒッタイト自身の自称はネサ

ネサがアナトリアに移動してきて、その際に征服したハッティ人を以降の戦争の尖兵に使ったからだな、
モンゴルがヨーロッパを攻めるときに先鋒にタタル人を使ったものだからモンゴル帝国自体をタタールと呼んだのと同じ構造。

さておき、ヒッタイトが歴史の舞台から消えて、契丹が初登場するまで、1300年くらい間があるんだが、それでも関連を言うのかな?

992: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 13:55:09.55 0
ソグド語のサルート

サンスクリット語 sārtha 群衆、軍隊、キャラバン
ヒンディー語 sārth 一緒に、同行
ウルドゥー語 sāth 一緒に、側

英語 sale の語源はゲルマン祖語で受け渡しを意味するsaroだから違いそう

英語 salt
ラテン語 sal
この塩から来てるんじゃない?
ソルジャーもサラリーマンも塩から来てるし

994: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 14:18:14.31 0
分かりにくかったかな?
ソグド人はシルクロードの拠点にキャラバンを張り巡らせてたんだけど、キャラバンとして荷運びに同行してもらうためにサラリーで雇ってたんじゃないかって
蛇足だけど、日本でも塩の神様と案内人の神様は同一視されているんだ

997: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 14:29:36.75 0
>>994
ソグド人は貨幣を使っていたし
だいいちrとlで語幹が異なる
塩が給料の意味を飛び越してキャラバンの意味になるのは論理が飛躍しているね
9: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 14:45:28.22 0
遊牧民は塩が必要だよ
馬やラクダには塩が要るから

21: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 15:08:02.84 0
>>9
乾燥地帯には塩水の湖ととか井戸とか干上がって塩だけ残ってる池とかそこかしこにあるでよ

27: 世界@名無史さん 2020/12/21(月) 16:46:49.15 0
サンスクリット語sā́rthaの本義が「群れ、一団」であって、そこからの「キャラバン、隊商」の意味派生・借用と捉えるのが一番自然

キャラバンは塩が必要だから云々とか無理やりな民間語源をこさえる必要ナシ

40: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 12:08:19.07 0
似た語感の言葉は派生ってこと多いからな
全く無関係とは言い切れないんじゃないか?

41: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 12:49:37.65 0
現地に無い語彙なら外来語がそのまま新語として定着するけど、現地に既にある語彙だと意味を変えて定着するという例が数多くあるのは解る

50: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 20:57:22.97 0
ロシア第二の都市だがソ連時代のレニングラードが頭に焼き付いてるからか
ソ連崩壊から30年ほどたった今でもサンクトペテルブルクの名称になじめずにいるorz

51: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 22:08:59.46 0
地理とってなくて世界史取ってたから最初からペテルブルグ、共産時代に名前取りよった、ソビエト瓦解で戻った、って感じ。

52: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 22:39:09.57 0
なんでドイツ語の都市名にしたのか

53: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 23:17:03.73 0
創建時は Санкт-Питер-Бурх  サンクト・ピテル・ブルフ
ピョートル1世がオランダで勉学と職人修行をしたのでオランダ語風の名称
その後に
Санкт-Петербург サンクト・ペテルブルク  ドイツ語風に改称
その後に
Петроград ペトログラード  ドイツ語風の名称をスラヴ語式に改称
その後に
Ленинград レニングラード  ソ連建国者の名にちなんだ改称
その後に
Санкт-Петербург サンクト・ペテルブルク  ソ連時代末期の住民投票結果により名称復活

56: 世界@名無史さん 2020/12/23(水) 20:43:39.20 0
>>53
オランダ語だと聖○○はシント・○○だったような気がするけどシント・ピテル・ブルフには
ならなかったのね

65: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 07:41:52.76 0
>>56
そうなんだよね、創建当時はドイツ語風とオランダ語風の合成だった

54: 世界@名無史さん 2020/12/22(火) 23:24:27.44 0
ちなみに初代名称の一部だった Питер (ピテル  現代ロシア語での実際の発音は ピーチェル に近似)は現在も市名愛称として広く呼ばれる

57: 世界@名無史さん 2020/12/23(水) 21:23:07.97 0
独ソ戦の激戦地・スターリングラードは脱スターリンの流れで改名しちゃったね

58: 世界@名無史さん 2020/12/23(水) 23:29:56.99 0
第一次大戦でロシア風のペトログラードへ変更されちゃったけど第一次大戦前からグラードの名を冠してた地名って結構あった?
グラードと同源のゴロドだとノヴゴロドがおなじみか

62: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 02:07:38.11 0
ロシアの地名要素に見られるグラードは南スラブ系言語から流用した物?
南スラブでグラードといえばベオグラードが真っ先に思い浮かぶが。

66: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 07:57:36.22 0
>>62
ロシア語圏の場合、「グラード」は古代教会スラヴ語由来の表現だね
そして、古代教会スラヴ語は、南スラヴ語群に近い言語だね

68: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 12:00:30.26 0
>>66
んじゃあ、なんで宗教排斥の共産時代に名付けた町はグラードだらけ?

69: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 12:17:01.46 0
>>66
近くないよ
そりゃ、南スラブ語的な音韻変化の起こった時期、東スラブ語と分離しかかった時期に、教会スラブ語がブルガリア・マケドニアら辺の発音に基づいて文字化されたら幾分か南スラブっぽいところはあるけれど、その後、どっちもお大きく音韻変化したから、特に南スラブ語に似てるということも無いわなあ。
むしろ、南スラブ語の方が音韻も文法も変化が大きくて、東スラブ語や西スラブ語の方が保守的なので、教会スラブ語と南スラブ語が近いとは言い難いものがある

70: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 20:00:45.28 0
時の権力者の名+グラードといえば旧ユーゴのモンテネグロにもチトーグラードって街があったっけか

72: 世界@名無史さん 2020/12/24(木) 20:15:35.57 0
ブルガリアにはディミトロフグラード

108: 世界@名無史さん 2021/03/24(水) 20:10:31.64 0
北州(明治時代の北海道の別称)と本州の名前の由来って何?

110: 世界@名無史さん 2021/04/08(木) 23:43:41.32 0
>>108
元々が 八洲とは 日本の雅称、日本書紀では八島 古事記では八洲、かなり古い呼び名。
八と言うのは 8個と言う意味ではなく、あまたの数 とても無数に多い事、
(似た表現、八百万(やおよろず)とは。意味や解説、類語。数の限りなく多いこと。)
なので、八洲とは「多くの島からなる国」と言うような意味になる。

四国は、廃藩置県前は「土佐国(高知)」「讃岐国(香川)」「阿波国(徳島)」「伊予国(愛媛)」とあったので、これに由来する。

九州も これに似たような感じ、令制国に由来した9つの国(州)に分けられていたから、九州(9つの国からなる地方)と言われるようになった、

四国は戦国時代ぐらいから、九州は江戸時代ぐらいかららしい。

111: 世界@名無史さん 2021/04/08(木) 23:57:25.75 0
本州 由来はちょっと判らなかったが、
八洲のなかでも 大事な島について古事記では 「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」、日本書紀では「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」とか読んでた。
これが転じて、明治頃に 本州と使うようになったのではないかと思われる、

134: 世界@名無史さん 2022/01/11(火) 13:17:00.79 0
カザフスタンの首都、「アスタナ」だとばかり思ってたらいつの間にか「ヌルスルタン」
え?それって前大統領ナザルバーエフの個人名じゃね?

137: 世界@名無史さん 2022/01/11(火) 21:31:47.47 0
>>134
ご名答。
2019年に改称してたんだな。
アスタナ

2008年、カザフスタン議会はアスタナの名称をヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(当時)のファーストネームにちなんだ「ヌルスルタン」に改名することを提議したが、ナザルバエフが辞退した。なお、この名称変更は2019年にナザルバエフが大統領を辞任した際に再度提案され、カザフスタン議会が全会一致で承認した。

しかし、2022年1月にナザルバエフが反政府デモによって失脚して政界から退いたこともあり、カシムジョマルト・トカエフ大統領は同年9月に下院議員グループからの提案に賛同するという形で、名称を再びアスタナに戻す方針を示した。9月15日に市議会はアスタナへの改称を全会一致で承認し、18日にトカエフ大統領が法案に署名したことでアスタナが復活した。


139: 世界@名無史さん 2022/01/12(水) 09:57:45.16 0
>>134
首府の都市名が為政者の名前って割かしあるで。
ローマとかキエフとかワシントンとかレニングラードとかペテルブルグとかアレクサンドリアとかスリジャヤワルダナプラコッテとかホーチミンとか。

135: 世界@名無史さん 2022/01/11(火) 15:06:48.15 0
ルクセンブルクとリヒテンシュタイン、地名と苗字どっちが先なんだろう
先祖がルクセンブルク出身だからローザ・ルクセンブルク?あるいはルクセンブルク姓が地名の由来?

136: 世界@名無史さん 2022/01/11(火) 17:43:32.20 0
地名が先だろうな。
地名が家名人名になることはよくあるが、家名人名が地名になることはほとんどない。

140: 世界@名無史さん 2022/01/12(水) 10:27:52.40 0
>>136
あるよ。
大きめのものなら、アメリカ(アメクリクス、個人名)、ヨーロッパ(エウロペー、個人名)、ロシア(ルーシ、部族名)、バーラタ(バーラタ、部族名 ※インド語で「インド」)、コロンビア(コロンブス、家名)、フィリピン(フィリポス、個人名)等々
コロンビアなんて米洲に大は国から、小は小路まで、数百数千あるで。
古今東西、都市や開墾地は、開発を指揮した人や出資者の名前が付くものが多数ある。

日本は割と少ないけれど、それでも、小笠原諸島とか間宮海峡とか豊田市とか八重洲とか有楽町とか乃木坂とか永田町とか心斎橋とか淀屋橋とか道頓濠とか。

143: 世界@名無史さん 2022/01/13(木) 19:10:45.72 0
>>140
ほとんどない≠ない

比率で考えれば圧倒的に

地名→人名>>>>人名→地名

144: 世界@名無史さん 2022/01/13(木) 20:55:22.79 0
>>143
見分けのつきにくいのはどうするよ?

たとえば、大阪の「渡辺橋」。
源綱が領地勢力圏を渡辺津に置いて、渡辺綱を名乗るようになった。
渡辺綱の子孫が水軍渡辺党を結成し本拠地が堂島川の両岸、大江橋から渡辺橋の間あたりに船着場を持っていた。
渡辺綱の子孫の率いる水軍渡辺党が本拠地に掛けた橋だから渡辺橋。
今は地名として消えているけれど、昭和までは渡辺綱の屋敷があったとされる周囲が渡辺町と呼ばれていた。

渡辺津は大阪城の北側、ざっくり天満橋~造幣局のあたり、渡辺橋は四ツ橋筋・堂島川、渡辺町は坐摩神社の周辺
それぞれ、ざっくり2キロくらい離れている。

142: 世界@名無史さん 2022/01/13(木) 15:31:51.18 0
日本だけでも相当あるな
桃山~江戸時代のなんとか町とか結構な割合で人名(役名)由来

153: 世界@名無史さん 2022/01/20(木) 13:02:24.09 0
インドネシアの新首都「ヌサンタラ」
日本だったら遷都して新首都を「秋津」にするようなものか(秋津洲から
ちなみに志村けんの故郷東村山に秋津という地名がある
市章はトンボをモチーフに?(あきつ=トンボを意味する古語)
ちょうど一都一県三市にまたがるし、仕切り直しにはよさそう
https://j-town.net/2019/02/02271118.html?p=all

154: 世界@名無史さん 2022/01/22(土) 23:37:36.88 0
リオデジャネイロから遷都した「ブラジリア」も、似た命名動機だったのかもな。
旧首都を離れてブラジルの国政を心機一転!ってな意気込みだったとか。

176: 世界@名無史さん 2022/03/14(月) 18:32:58.70 0
マウリポリとかセバストポリとかトリポリとかあの辺りはポリ多めか

178: 世界@名無史さん 2022/03/14(月) 18:38:27.32 0
>>176
ギリシャ人が作った街
スラブ人が作ってギリシャ風に名付けた街

179: 世界@名無史さん 2022/03/14(月) 19:06:15.47 0
ポリはポリスですからですって。都市国家ポリスとかいうよねー

180: 世界@名無史さん 2022/03/14(月) 19:09:00.98 0
今話題になってるウクライナの○○ポリはほとんどがスラブ人によるなんちゃってポリス

213: 世界@名無史さん 2022/04/09(土) 22:11:30.82 0
現代モンゴル語のうちハルハ方言では、中国のことを「ヒャタド」という
この用語を遡ると「ヒタド」、更に遡ると「キタド」なんだな
つまりこの用語も「キタン(音写で契丹)」に始まるわけだ

現代英語圏でも、中国を指して稀に「キャセイ」という用語が使われることがあるよね
これも「カタイ」の転訛だな

220: 世界@名無史さん 2022/04/11(月) 16:23:43.29 0
どうも昔はマルコの見聞録から欧州全般にカタイとか呼ばれてたらしい
だから露だけはそれを今でも守ってるのかw
キャセイ航空つくったのも中国人じゃないし、なぜか漢字では国泰航空
俺の国じゃないよ、タイだよってか

221: 世界@名無史さん 2022/04/11(月) 19:24:47.23 0
>>220
広東語読みだと「國泰」は「クォクタイ」
福建語読みだと「國泰」は「コクタイ」
北京語読みだと「國泰」は「クォタイ」
「カタイ」に近い音写でもあるね

台湾の金融グループにも「國泰」と「キャセイ」をともに名乗る企業名があるね
ただし、台湾のその金融グループと、香港の航空会社は、そもそも無関係

222: 世界@名無史さん 2022/04/12(火) 04:01:25.35 0
>>220
マルコポーロはペルシャからハンバリクまでモンゴルの通商路を通って行ってたから、カタイの都に行った感覚なんだろ。

237: 世界@名無史さん 2023/03/25(土) 14:01:17.28 0
中国の都市名cityの「州」

町が防御上、交通の要衝として川の中州やデルタ地帯にできるので町の名前に「州」が付く?

240: 世界@名無史さん 2023/04/06(木) 20:14:10.88 0
>>237
「洲」は形成字で州とは全く別語
旁の「州」は音符でしかない

245: 世界@名無史さん 2023/04/14(金) 14:34:19.68 0
>>237
もとが都市国家だから、州=町。
天下が九州で九つの大きな町で構成されていた。
で、州が周辺地域も支配。
州の支配下にある結構な面積の地面もひっくるめて州。
こうれが行政区画としての州。
転じて結構な規模の自立的な行政単位の州。

だから、町の方が先。

引用元: ・地名の世界史 Part.3

引用元: ・地名の世界史 Part.2