
1: 世界@名無史さん 2019/02/12(火) 14:44:55.59 0
古今東西、食文化の歴史について語りましょう。
451: 世界@名無史さん 2019/03/13(水) 16:33:35.72 0
原始時代
のっぱらに生えてるこの葉っぱ、結構おいしい。毟って食べよう。
エジプト・バビロニア時代
美味しい葉っぱだから畑に植えて育てよう。
ヘレニズム・ローマ時代
根っこも美味しいぞ。根っこの太る系統を選抜して育てよう。
中世
うは、栽培簡単、太り放題・採れ放題。牛・豚に食わせてお肉にしよう。
18世紀
今まで豚の餌にしてたけれど、もしかしたら砂糖が取れるんじゃね? ほんとに砂糖が作れるよ。
19世紀
イギリスが意地悪して熱帯の植民地から砂糖が来ないよ、仕方ないからヨーロッパでも作るべ。
葉っぱを食べようと畑に植え始めて4000年、根っこを太らせて食べるようになって2000年くらい、ビートから砂糖を採るまでにかかってるよ!
のっぱらに生えてるこの葉っぱ、結構おいしい。毟って食べよう。
エジプト・バビロニア時代
美味しい葉っぱだから畑に植えて育てよう。
ヘレニズム・ローマ時代
根っこも美味しいぞ。根っこの太る系統を選抜して育てよう。
中世
うは、栽培簡単、太り放題・採れ放題。牛・豚に食わせてお肉にしよう。
18世紀
今まで豚の餌にしてたけれど、もしかしたら砂糖が取れるんじゃね? ほんとに砂糖が作れるよ。
19世紀
イギリスが意地悪して熱帯の植民地から砂糖が来ないよ、仕方ないからヨーロッパでも作るべ。
葉っぱを食べようと畑に植え始めて4000年、根っこを太らせて食べるようになって2000年くらい、ビートから砂糖を採るまでにかかってるよ!
452: 世界@名無史さん 2019/03/13(水) 16:53:40.04 0
ビートって不断草やんな?
沖縄でもンスナバーっていう名前で売ってる
ンスナバーのンブシー美味しいよ!
さすがにサトウキビだらけの沖縄ではビートで砂糖作ることは無いな
でもタイとかではサトウキビでも砂糖ヤシでも砂糖作って、場面に応じて使い分けるらしいな
沖縄でもンスナバーっていう名前で売ってる
ンスナバーのンブシー美味しいよ!
さすがにサトウキビだらけの沖縄ではビートで砂糖作ることは無いな
でもタイとかではサトウキビでも砂糖ヤシでも砂糖作って、場面に応じて使い分けるらしいな
454: 世界@名無史さん 2019/03/13(水) 19:49:42.47 0
戦前は台湾のおかげで砂糖が安かった
戦後は台湾と沖縄を失ったせいしばらくの間砂糖が高価だった
戦後は台湾と沖縄を失ったせいしばらくの間砂糖が高価だった
462: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 09:28:08.39 0
>>454
昭和初期の一人当たり砂糖消費量って、現在と大差ないくらいの量なんだよな。
戦中・戦後の砂糖不足のせいで、ずっと貴重品だったかのようなイメージになってるけど。
昭和初期の一人当たり砂糖消費量って、現在と大差ないくらいの量なんだよな。
戦中・戦後の砂糖不足のせいで、ずっと貴重品だったかのようなイメージになってるけど。
464: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 14:06:39.06 0
>>462
大正~昭和の頭って結構豊だったんだよな。
戦争で街は破壊しつくされる、働き手の正丁は戦争で死にまくって労働力不足、資本不足で物資の輸入もままならんって有様で、その頃に生活水準もどすまでに、昭和30年代半ばまでかかってる。
大正~昭和の頭って結構豊だったんだよな。
戦争で街は破壊しつくされる、働き手の正丁は戦争で死にまくって労働力不足、資本不足で物資の輸入もままならんって有様で、その頃に生活水準もどすまでに、昭和30年代半ばまでかかってる。
465: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 14:19:28.16 0
>>464
バナナなどの熱帯産果実の供給レベルに至っては、なんと昭和初期のレベルへの回復は、バブル期になってようやくだったらしい。
バナナなどの熱帯産果実の供給レベルに至っては、なんと昭和初期のレベルへの回復は、バブル期になってようやくだったらしい。
468: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 19:17:15.00 0
>>465
昭和40年代半ばに外貨がふんだんに使えるまで回復しても、こんどは国内事情で、蜜柑とリンゴがクソ余り出す。
輸出するでなし、転作を促すわけでなし、手っ取り早く、貿易封鎖。輸入の数量制限と高関税化で輸入させない。
果物自体の供給そのものは多かったんよ。
昭和40年代半ばに外貨がふんだんに使えるまで回復しても、こんどは国内事情で、蜜柑とリンゴがクソ余り出す。
輸出するでなし、転作を促すわけでなし、手っ取り早く、貿易封鎖。輸入の数量制限と高関税化で輸入させない。
果物自体の供給そのものは多かったんよ。
467: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 15:02:18.39 0
バナナも戦後長い間高級品
台湾を失ったのが本当に大きかった
台湾を失ったのが本当に大きかった
469: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 19:27:34.68 0
日本のリンゴは南方の国ではけっこう人気なのに
471: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 22:04:48.68 0
帝国ホテルのムッシュ村上のシベリア抑留の話で、死ぬ前にパイナップルが食べたいという日本兵の希望を叶えるために、凍ったリンゴでパイナップルを作る話があったよね。
どれだけ身近なフルーツだったんだよ。
どれだけ身近なフルーツだったんだよ。
472: 世界@名無史さん 2019/03/14(木) 22:37:34.04 0
そういえば、戦前に小笠原諸島への入植を募るディベロッパーが使った詐欺手法でこういうのがあった。
小笠原特産のタコノキ(沖縄のアダンの仲間)の果実の写真を農家の次男三男に見せて、
「小笠原にはパイナップルが自生していて一年中腹いっぱい食えるんだぞ」
それだけ都市部なんかには普通にパイナップルが出回っていたんだろうなぁ。
小笠原特産のタコノキ(沖縄のアダンの仲間)の果実の写真を農家の次男三男に見せて、
「小笠原にはパイナップルが自生していて一年中腹いっぱい食えるんだぞ」
それだけ都市部なんかには普通にパイナップルが出回っていたんだろうなぁ。
484: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 14:27:58.41 0
戦後しばらくの間は、砂糖をどうやって調達したんだ?
台湾を失い、沖縄もアメリカ軍政下。奄美も同様。
日本本土でサトウキビ栽培してたのは讃岐平野くらい。
あるいは北海道のテンサイ糖か?
台湾を失い、沖縄もアメリカ軍政下。奄美も同様。
日本本土でサトウキビ栽培してたのは讃岐平野くらい。
あるいは北海道のテンサイ糖か?
487: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 15:08:46.51 0
>>484
無いから甘いものが欲しくて、恥も外聞もなく米兵をみるやチョコレートくれとたかってたろ。
熱帯の日射しに溶けないハーシーズの煉瓦みたいなクソ不味いヤツで兵隊さんが最後の最後まで食べずに残ってたようなのを貰って喜んで頬張ってた
無いから甘いものが欲しくて、恥も外聞もなく米兵をみるやチョコレートくれとたかってたろ。
熱帯の日射しに溶けないハーシーズの煉瓦みたいなクソ不味いヤツで兵隊さんが最後の最後まで食べずに残ってたようなのを貰って喜んで頬張ってた
486: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 14:47:01.77 0
上野の「アメ横」の名称の由来のひとつが、戦後闇市の時期にサッカリンを使った飴が売られていた事だったっけ。
493: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 18:57:06.61 0
戦争を子供の頃に経験した親父は確かにカボチャを嫌っていた
それしか食うものが無くて、もう見るのも嫌だと
それしか食うものが無くて、もう見るのも嫌だと
496: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 20:00:07.94 0
>>493
うちの祖母は同じ理由でトウモロコシが大嫌いらしい
沖縄人の祖父はハワイの親戚から送ってもらったスパム缶で生き延びたらしいけど、今もしょっちゅう食べてるわ
うちの祖母は同じ理由でトウモロコシが大嫌いらしい
沖縄人の祖父はハワイの親戚から送ってもらったスパム缶で生き延びたらしいけど、今もしょっちゅう食べてるわ
494: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 19:18:47.62 0
戦争中に少年期を送った父は今でもサツマイモとカボチャが大好物。
どうやら、兼業農家で海からも潮干狩りでいくらでも貝がとれる環境で食い物に困らなかったらしい。
どうやら、兼業農家で海からも潮干狩りでいくらでも貝がとれる環境で食い物に困らなかったらしい。
389: 世界@名無史さん 2019/03/10(日) 18:05:24.80 0
明治時代の庶民の食事と言えば、豆腐や海苔が入っていたら贅沢な味噌汁に梅干しと沢庵(どちらも少量)、それに超大量の玄米だっけ
まあそれだけ食ってれば相当栄養がとれて腹の膨れる玄米(あるいは各種雑穀)がある時点で世界的に見れば恵まれてたのかもしれないけど
まあそれだけ食ってれば相当栄養がとれて腹の膨れる玄米(あるいは各種雑穀)がある時点で世界的に見れば恵まれてたのかもしれないけど
396: 世界@名無史さん 2019/03/10(日) 20:05:05.36 O
>>389
『あゝ野麦峠』によると、女工の多くの出身地飛騨では、わずかに取れる米も売り払って稗に代えないと一年食い繋げないと。
貧しい山間の村では、まず稗の糠を茶碗一杯食わないと稗飯がもらえなかったなんて話も。
『あゝ野麦峠』によると、女工の多くの出身地飛騨では、わずかに取れる米も売り払って稗に代えないと一年食い繋げないと。
貧しい山間の村では、まず稗の糠を茶碗一杯食わないと稗飯がもらえなかったなんて話も。
490: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 16:45:57.59 0
>>396
稗っていくらくらいなのか気になってAmazonで調べたら1kgで2500円もするやん
米の7倍の値段の超高級品やがな
稗っていくらくらいなのか気になってAmazonで調べたら1kgで2500円もするやん
米の7倍の値段の超高級品やがな
492: 世界@名無史さん 2019/03/15(金) 17:56:24.29 0
>>490
稗の利点は米よりも低水温などの悪条件で育つことなんだが、同じ条件で同じ土俵に立つと米よりも収量は落ちるんだよな。
稗の利点は米よりも低水温などの悪条件で育つことなんだが、同じ条件で同じ土俵に立つと米よりも収量は落ちるんだよな。
501: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 03:32:01.51 0
稗は自生してるから食べるものであってわざわざ育てるものではないね
506: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 09:33:44.88 0
>>501
雑草のイヌビエと栽培される穀物の稗は、性質や穀粒の大きさが全く異なる。
歴史時代には雑草のイヌビエなんか食べていない。
嘘だと思うなら、そこら辺の空き地に自生しているイヌビエの種子と、小鳥の餌として売っている栽培稗の穀粒の大きさを比べてみろ。
まぁ、イヌビエが栽培稗の原種ではあるんだが。
稗の栽培化は縄文時代の東日本で行われていて、縄文時代の初期から末期まで東日本の縄文遺跡から出土する稗の穀粒の大きさを追跡すると、原種のイヌビエのサイズからどんどん大きくなって、歴史時代の栽培稗の穀粒に接近していっていることが判明している。
同様に、大豆と小豆の栽培化も縄文時代の日本で行われていて、前者は野生のツルマメから、後者は野生のヤブツルアズキから栽培大豆、栽培小豆へと変化していく過程が追跡されている。
雑草のイヌビエと栽培される穀物の稗は、性質や穀粒の大きさが全く異なる。
歴史時代には雑草のイヌビエなんか食べていない。
嘘だと思うなら、そこら辺の空き地に自生しているイヌビエの種子と、小鳥の餌として売っている栽培稗の穀粒の大きさを比べてみろ。
まぁ、イヌビエが栽培稗の原種ではあるんだが。
稗の栽培化は縄文時代の東日本で行われていて、縄文時代の初期から末期まで東日本の縄文遺跡から出土する稗の穀粒の大きさを追跡すると、原種のイヌビエのサイズからどんどん大きくなって、歴史時代の栽培稗の穀粒に接近していっていることが判明している。
同様に、大豆と小豆の栽培化も縄文時代の日本で行われていて、前者は野生のツルマメから、後者は野生のヤブツルアズキから栽培大豆、栽培小豆へと変化していく過程が追跡されている。
514: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 16:51:22.75 0
>>506
あれ?縄文文化って意外と農耕文化してね?
あれ?縄文文化って意外と農耕文化してね?
515: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 16:56:11.23 0
>>514
一応、日本の縄文時代の類型を、日本の考古学では狩猟採集に軸足を置いて、植物栽培を補助的にやっている「園耕社会」と呼んでいるね。
ちなみに、縄文時代がスタートした時点でまだ稗、大豆、小豆の栽培植物化が進んでいなかった段階でも縄文人の祖先が大陸から持ち込んだヒョウタンとウルシの栽培はやっていたことがほぼ確定している。
どうも、ヒョウタンに至っては旧石器時代人が出アフリカしたときから持ち歩いてキャンプ地で種を播いて系統を保ち続け、狩猟採集の遠出で必要な水筒として使ってきた可能性が高そう。
一応、日本の縄文時代の類型を、日本の考古学では狩猟採集に軸足を置いて、植物栽培を補助的にやっている「園耕社会」と呼んでいるね。
ちなみに、縄文時代がスタートした時点でまだ稗、大豆、小豆の栽培植物化が進んでいなかった段階でも縄文人の祖先が大陸から持ち込んだヒョウタンとウルシの栽培はやっていたことがほぼ確定している。
どうも、ヒョウタンに至っては旧石器時代人が出アフリカしたときから持ち歩いてキャンプ地で種を播いて系統を保ち続け、狩猟採集の遠出で必要な水筒として使ってきた可能性が高そう。
516: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 17:45:24.61 0
ヒョウタンは新大陸にどうやって伝わったのか謎なんだっけ
517: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 17:51:16.80 0
>>516
アメリカの学者は、ユーラシア大陸から北回りで移動した南北アメリカ大陸の先住民の祖先は旧石器段階だったので栽培植物を携行したなどあり得ない、という立場で、アフリカの西岸から海に流れ出して南北アメリカ大陸東岸に流れ着いたヒョウタンを先住民が拾って栽培化したに違いないという説を掲げていた。
そうすると南北アメリカ大陸で伝統的に栽培されてきたヒョウタンは西アフリカ系統の品種群でないとおかしい、という事になる。
ところが、南北アメリカ大陸のヒョウタンの在来品種群のDNAを調べると、東アフリカ系統の品種群に属していて例外がないんだそうだ。
そうすると、どう考えても東アフリカから出アフリカした集団がずっとヒョウタンを携行して系統維持しつつ、北回りで南北アメリカ大陸までもっていったとしか考えられないんだな。
アメリカの学者は、ユーラシア大陸から北回りで移動した南北アメリカ大陸の先住民の祖先は旧石器段階だったので栽培植物を携行したなどあり得ない、という立場で、アフリカの西岸から海に流れ出して南北アメリカ大陸東岸に流れ着いたヒョウタンを先住民が拾って栽培化したに違いないという説を掲げていた。
そうすると南北アメリカ大陸で伝統的に栽培されてきたヒョウタンは西アフリカ系統の品種群でないとおかしい、という事になる。
ところが、南北アメリカ大陸のヒョウタンの在来品種群のDNAを調べると、東アフリカ系統の品種群に属していて例外がないんだそうだ。
そうすると、どう考えても東アフリカから出アフリカした集団がずっとヒョウタンを携行して系統維持しつつ、北回りで南北アメリカ大陸までもっていったとしか考えられないんだな。
520: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 21:04:53.37 0
そもそもヒョウタンがなければ出アフリカそのものが不可能だったわけだし
523: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 22:07:12.79 0
>>520
乾燥地をさまようのにどうしても「水筒」が要るんだよね。
あと、乾燥地の樹の洞に水が溜まっていることが多いが、それもヒョウタンを利用した筒で汲み出すことができる。
乾燥地をさまようのにどうしても「水筒」が要るんだよね。
あと、乾燥地の樹の洞に水が溜まっていることが多いが、それもヒョウタンを利用した筒で汲み出すことができる。
526: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 22:43:28.63 0
>>523
動物の胃袋や膀胱を水筒に使う地域もある
動物の胃袋や膀胱を水筒に使う地域もある
535: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 01:19:00.63 0
>>526
「間引いた生まれたての羊の胃袋に母羊のミルク入れたら暫く持つな、少し暖かくなったけどまあ腐るほどじゃあるめぇ」
「間引いた生まれたての羊の胃袋に母羊のミルク入れたら暫く持つな、少し暖かくなったけどまあ腐るほどじゃあるめぇ」
551: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 06:26:03.55 0
>>535
腐ってもたがな(´;ω;`)
変な匂いするけどもったいないからちょっとだけ食うてみよか
腐ってもたがな(´;ω;`)
変な匂いするけどもったいないからちょっとだけ食うてみよか
521: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 21:30:54.17 0
北米インディアンはヒョウタンを持っていたっけ?
南瓜は栽培していたが
南瓜は栽培していたが
522: 世界@名無史さん 2019/03/16(土) 22:03:57.60 0
>>521
書籍のコンテンツからだが、北米でも利用してきたらしい。
http://seibutsujoho.web.fc2.com/hyoutan/hyotan_05/hyotan_05_kogaku.htm
南米では特に太平洋沿いの乾燥地帯で盛んに使われてきたのが有名だけどね。
書籍のコンテンツからだが、北米でも利用してきたらしい。
http://seibutsujoho.web.fc2.com/hyoutan/hyotan_05/hyotan_05_kogaku.htm
南米では特に太平洋沿いの乾燥地帯で盛んに使われてきたのが有名だけどね。
566: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 14:47:18.39 0
まぁ、確かにヒョウタンが伝わらなかったヨーロッパなんかは
革袋、膀胱、胃袋といった動物質の水袋が普及した文化圏なんだろう。
革袋、膀胱、胃袋といった動物質の水袋が普及した文化圏なんだろう。
567: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 16:28:23.15 0
皮の利用は有りうるが、縫い合わせて皮袋を作るのとか『針』の発見も必要な訳で、ひょうたんの方が加工コストや技術のブレイクスルーがなくても生活からの発見はありそうだな。
瓜を水筒代わりに持ち運ぶ文化の方が狩猟採集での到達レベルが容易だと思う
瓜を水筒代わりに持ち運ぶ文化の方が狩猟採集での到達レベルが容易だと思う
568: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 16:35:26.48 0
ウリ科と水というと、アフリカ南部のサン族(いわゆるブッシュマン)が、あれほどの乾燥地でオアシスもない土地で狩猟採集生活を送ってこれたのは、野生スイカの群落や半栽培のスイカを利用していたからなんだよな。
569: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 16:51:03.20 O
西瓜の水筒?
570: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 17:17:41.61 0
>>569
野生のスイカの群落や、半栽培スイカを育てている場所にキャンプを設営するらしい。
そして、飲料水も体を洗ったりする水もスイカの果実から得る。
もちろん甘くないスイカなんだが、果肉にたき火の灰を振りかけて混ぜると、一瞬で溶けて液体になるんで、それを生活全般に利用するんだとか。
野生のスイカの群落や、半栽培スイカを育てている場所にキャンプを設営するらしい。
そして、飲料水も体を洗ったりする水もスイカの果実から得る。
もちろん甘くないスイカなんだが、果肉にたき火の灰を振りかけて混ぜると、一瞬で溶けて液体になるんで、それを生活全般に利用するんだとか。
573: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 17:56:46.52 0
ヒョウタンであと特筆すべきなのは、栽培品種の原種となった野生個体群が見つかっていないことだな。
もしかしたらヒトとの関係があまりに古すぎて、野生個体群が丸ごとヒトとの共生個体群に吸収されてしまったのかもしれない。
もしかしたらヒトとの関係があまりに古すぎて、野生個体群が丸ごとヒトとの共生個体群に吸収されてしまったのかもしれない。
575: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 18:17:18.88 0
国立科学博物館の「世界のヒョウタン展 ―人類の原器―」を見に行っていました。
2015年の秋の事でした。
企画展「世界のヒョウタン展―人類の原器―」2015年9月15日(火)~12月6日(日)- 国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/event/2015/09gourd/
【国立科学博物館】「世界のヒョウタン展 -人類の原器- 」内覧会体験レポート | 上野エリアの観光、博物館、美術館、店舗に関する情報満載のアプリ:ココシル上野
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/1803
2015年の秋の事でした。
企画展「世界のヒョウタン展―人類の原器―」2015年9月15日(火)~12月6日(日)- 国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/event/2015/09gourd/
【国立科学博物館】「世界のヒョウタン展 -人類の原器- 」内覧会体験レポート | 上野エリアの観光、博物館、美術館、店舗に関する情報満載のアプリ:ココシル上野
576: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 18:24:02.31 0
>>575
これ行きたかったんだけど、行きそびれたんだわ。
アフリカでの栽培履歴が10000年以上って書いてあるけど、単に証拠が見つかっているのがそこまで遡れるって話で、本当はもっと遡れるんじゃないかと思う。
これ行きたかったんだけど、行きそびれたんだわ。
アフリカでの栽培履歴が10000年以上って書いてあるけど、単に証拠が見つかっているのがそこまで遡れるって話で、本当はもっと遡れるんじゃないかと思う。
577: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 18:59:15.77 0
>>576
稲作あたりは歴史痕跡が残り難くて起源が判り難かったんだけど、植物の場合 花粉が遺物として残り易いことから放射性炭素年代測定法でかなり追えるようになった、ヒョウタンも花粉が残ってれば 年代特定のワンチャンあるかもしれん
稲作あたりは歴史痕跡が残り難くて起源が判り難かったんだけど、植物の場合 花粉が遺物として残り易いことから放射性炭素年代測定法でかなり追えるようになった、ヒョウタンも花粉が残ってれば 年代特定のワンチャンあるかもしれん
583: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 21:44:37.46 0
何かのテレビで砂漠のスイカっての見たけど、入善西瓜みたいな形で断面がキュウリみたいだったな
徳川治世の武士だったら食わないかも
どこの砂漠か失念したけど、ハミ瓜みたいな感じで食べるんだろうか?
徳川治世の武士だったら食わないかも
どこの砂漠か失念したけど、ハミ瓜みたいな感じで食べるんだろうか?
589: 世界@名無史さん 2019/03/18(月) 06:05:45.18 0
>>583
キュウリ食わないのは織田家の伝統では?
キュウリの断面が織田家の木瓜紋と似てるからって。
現在の織田家でも食わないらしい。
キュウリ食わないのは織田家の伝統では?
キュウリの断面が織田家の木瓜紋と似てるからって。
現在の織田家でも食わないらしい。
584: 世界@名無史さん 2019/03/17(日) 21:59:18.87 0
沙漠のスイカって、カラハリ砂漠のだろ?ブッシュマン(現在は放送禁止用語らしいが)が、そのスイカを利用している。
だがスイカと言っても猛烈に苦いので、すりおろして出た水で手や顔を洗う程度とか。
だがスイカと言っても猛烈に苦いので、すりおろして出た水で手や顔を洗う程度とか。
588: 世界@名無史さん 2019/03/18(月) 00:27:29.21 0
>>584
どの段階で甘くなったんだろうな
少なくともカラハリ砂漠のが直接栽培化されたんではなさそうだけど
どの段階で甘くなったんだろうな
少なくともカラハリ砂漠のが直接栽培化されたんではなさそうだけど
590: 世界@名無史さん 2019/03/18(月) 08:18:59.73 O
>>588
いろんな栽培種が野生種はとても食えないよな
誰かが食える突然変異株を見つけたんだろうか
いろんな栽培種が野生種はとても食えないよな
誰かが食える突然変異株を見つけたんだろうか
591: 世界@名無史さん 2019/03/18(月) 09:37:43.93 0
>>590
イネ科の野生種の種実の食用化実験で、普通においしく食べられる種が多いことが確認されている。
あと、現在の山菜の利用を見てわかるように、適切なあく抜きなどの処理でおいしく食べられる野生植物は案外多い。
それから、野生種がすごく苦かったりするキュウリとかキャベツなんかだと、普通の食用というよりは薬用として栽培が始まっているらしい。その中から苦みが少なくなった系統が普通の食事に組み込まれていったらしい。
イネ科の野生種の種実の食用化実験で、普通においしく食べられる種が多いことが確認されている。
あと、現在の山菜の利用を見てわかるように、適切なあく抜きなどの処理でおいしく食べられる野生植物は案外多い。
それから、野生種がすごく苦かったりするキュウリとかキャベツなんかだと、普通の食用というよりは薬用として栽培が始まっているらしい。その中から苦みが少なくなった系統が普通の食事に組み込まれていったらしい。

ヒョウタン文化誌――人類とともに一万年 (岩波新書) 新書 – 2015/9/19 湯浅 浩史 (著)