1: 日本@名無史さん 2013/01/06(日) 22:46:08.40
地名に関してウンチクを語ろう









447: 日本@名無史さん 2014/08/01(金) 22:28:01.15
小浜市のある若狭国遠敷(おにゅう)郡は、「小丹生」からきているらしいが、遠オ+敷ニフって、何なのだろ?

448: 日本@名無史さん 2014/08/02(土) 02:06:57.98
>>447
フは生える/採れるとかいう系統じゃなかったっけ?

関係ないけど、八ヶ岳北部にニュウという小ピークがある。語源は知らない。

454: 日本@名無史さん 2014/08/09(土) 07:02:54.90
>>448
>フは生える/採れるとか・・・・・・・・・・・・・・・・

莇生(アザブ),芝生(シバフ)の「フ」ですね。
すると丹生(ニュウ<-- ニウ<--ニフ)地名は、丹の採れる土地の語義ですね?

460: 日本@名無史さん 2014/08/18(月) 16:44:30.44
>>454
>すると丹生(ニュウ<-- ニウ<--ニフ・・・・・・・・・・・・

古代日本語には拗音がなかったから、ニフと読んでいたわけか。
今日の訓読みがキョウ <-- ケフと転じたように。
荻生オギュウ <-- オギフ、麻生アソウ <-- アサフも同様だね?

468: 日本@名無史さん 2014/08/28(木) 21:14:39.56
>>460
京都府舞鶴市女布(ニョウ)も、古くは彌布と書いたようだから、
ニョウ<-- ニュウ<--ニウ<--ニフと音便変化したのかな?
因みに女布の地も、丹の産地のようだ。
女布周辺は朱の文化の一大中心地
http://www.geocities.jp/k_saito_site/kasagun4.htm#nyoushn4

498: 日本@名無史さん 2014/10/08(水) 02:26:29.47
>>460
○「生」は、植物○群落地の意味でよいのかな。
福井県旧武生市は竹生(タケフ)、 愛知県みよし市莇生(アザブ) 町、京都府南丹市美山町芦生(アシウ)、富山県富山市芦生(アシュウ)。

499: 日本@名無史さん 2014/10/11(土) 22:31:02.29
>>498
鉱物が取れる場所も、そう呼ばれるんじゃないか?
丹生(丹が採れる)
埴生・羽生(埴・粘土が採れる)

500: 日本@名無史さん 2014/10/13(月) 00:45:38.94
>>499
>鉱物が取れる場所・・・・・・・・・・・

各地の土生(はぶ)、石生(いしう)(いしゅう)(いそう)、金生(かのお)(かのう)も同様でしょうかね。

岩手県奥州市    石生 (いしゅう)
宮城県登米市    石生 (いしう)
宮城県登米市    石生沢 (いしうざわ)
宮城県柴田郡村田町 石生 (いしう)
福島県耶麻郡磐梯町 石生 (いしう)
福島県河沼郡柳津町 石生 (いしゅう)
福井県鯖江市    石生谷町 (いしょうだにちょう)
兵庫県丹波市氷上町 石生 (いそう)
岡山県勝田郡勝央町 石生 (いしゅう)
大分県国東市    石生 (いしう)
「石生 」地名 
http://blogs.yahoo.co.jp/kmr_tds/43078247.html

502: 日本@名無史さん 2014/10/19(日) 10:14:34.99
>>499
土生(はぶ)は、土生港のある広島県尾道市因島土生町か。
同語義の埴生には、はぶ・はにゅう両方読みあり。
千葉県では、両方を併用?なお千葉県長生(ちょうせい)郡は、長柄郡・上埴生郡の合同後名。
  
山口県旧厚狭郡埴生(はぶ)町
京都府船井郡園部町埴生(はぶ)
大阪府旧南河内郡埴生(はにゅう)村
長野県旧埴科郡埴生(はにゅう)町
富山県小矢部市埴生(はにゅう)
旧上総国埴生(はにゅう)郡
千葉県旧下埴生(はぶ)郡
千葉県旧上埴生(はぶ)郡

501: 日本@名無史さん 2014/10/13(月) 01:11:07.38
>>498>>499
以下の各地の○生[栄生、佐生、日生、福生、麦生、弥生]は、○が採取採集される場所とは違うのでは?

名古屋市西区栄生( さこう)、
滋賀県東近江市佐生( さそ)町、
岡山県備前市日生( ひなせ)町、
東京都福生(ふっさ)市、
鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生( むぎお)、
徳島県三好市東祖谷麦生土( むじゅうと)、
石川県羽咋郡宝達志水町麦生( むぎう)、
愛知県津島市弥生町(やよいちょう)、
東京都文京区弥生(やよい)、
東京都中野区弥生町(やよいちょう)、 
東京都板橋区弥生町(やよいちょう)、
千葉県柏市弥生町(やよいちょう)、
千葉県銚子市弥生町(やよいちょう)

536: 日本@名無史さん 2014/12/09(火) 11:33:33.72
>>501
各地の○生地名の続き。○の採取採集される場所とは思えぬ○生。
  
丹後国加佐郡成生(なりう)村 現京都府舞鶴市成生
丹後国加佐郡成生村 鳴生(なりう)神社
高知県長岡郡大豊町尾生(おお)
大阪府岸和田市尾生(おぶ)町
島根県松江市邑生(おう)町 
石川県輪島市門前町大生(おはえ)
千葉県下埴生郡(おおう)大生村 現成田市大生
茨城県潮来市大生(おおう)
茨城県豊田郡大生(おおのお)村
千葉県下埴生郡麻生(あそう)村
千葉県下埴生郡八生(はぶ)村
埼玉県入間郡越生(おごせ)町
茨城県常陸大宮市舟生(ふにゅう)
香川県大川郡相生(あいおい)村 現東かがわ市相生
兵庫県赤穂郡相生(あう)村 現相生(あいおい)市相生(おお)
岐阜県郡上郡八幡町相生(あいおい)
名古屋市東区相生(あいおい)町

538: 日本@名無史さん 2014/12/10(水) 04:44:33.89
>>536
> 丹後国加佐郡成生(なりう)村 現京都府舞鶴市成生

「成」とか、「生」とかが縁起のいい漢字だから後世に適当に付けられただけで、その土地の歴史を考える場合、なぜ、「なりう」なのか?を考察しなければいけません。
みたいな発想はダメ?w

506: 日本@名無史さん 2014/10/31(金) 21:06:13.17
>>498
萩、荻の群生地が、夫々萩生、荻生ですね?
JR米坂線萩生(はぎゅう)駅、新居浜市萩生(はぎゅう)、
富山県黒部市荻生(おぎゅう)、三河国加茂郡荻生(おぎゅう)

756: 日本@名無史さん 2016/02/16(火) 04:23:02.30
>>506
松江市和多見町に鎮座する賣布神社社伝によれば社号「めふ」とは、海藻や草木の豊かに生い茂る所の意味らしい。
「ふ」が芝生・荻生・莇生・麻生といった植物○の群落地を意味する○生の「生」と同義とすると、鎮座地一帯には「め」という植物が繁茂していたことになるが、「め」とは現代語だと如何なる植物なのか?

764: 日本@名無史さん 2016/05/19(木) 06:03:02.01
>>756
出雲賣布神社の「売布」は、表意文字で書けば「芽生」でワカメ・アカメ類の群生地なのだろう。
「○生」が○の群落地の意味とすると、丹後売布神社の坐す
熊野郡久美浜町女布(にょう)、但馬売布神社の坐す
城崎郡日高町祢布(にょう)は、表意文字で書けば「女生」で即ち女の群棲地がその地名由来となるのかね?

509: 日本@名無史さん 2014/11/07(金) 23:59:16.28
>>498
越前「武生」の地は、中・近世を通してずっと「府中」と呼ばれていたが、明治2年に「武生」と改称されたらしいね。
太介不乃己不をさがせ! (2)武生は本当に武生だったのか?
http://laputa21.com/takefunokofu/kofu02.html

520: 日本@名無史さん 2014/11/23(日) 12:57:15.97
>>498
竹「生」の読みいろいろ
能代市竹生(たこう)
石川県宝達志水町竹生(たこ)野
福井市竹生(たこお)町
豊田市竹生(たきょう)町
長浜市富田町竹生(ちくぶ)郵便局

465: 日本@名無史さん 2014/08/26(火) 11:03:18.28
広島で土砂崩れが起きた場所、昔は蛇落地悪谷というとんでもない名前だった 

http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1409017426/l50

467: 日本@名無史さん 2014/08/26(火) 22:57:24.87
八木蛇落地=ヤマタノオロチという考察はなるほどと思った

469: 日本@名無史さん 2014/08/28(木) 21:21:11.75
広島市蛇落地悪谷は、「じゃらくじあしだに」と読むんだね。

699: 日本@名無史さん 2015/02/10(火) 10:42:07.33
>>469
「蛇落地悪谷」(・・・あしだに)の悪しき地形の『あし』は、地域によっては、『あじ』と濁音化するようだ。有史以降に「悪し」を嫌って「善し」に作為的に変更した地名にも、『よじ』と濁音化例があるのか?

以下は、崩れ易い地形地
福岡県香春町味見峠
福井市味見
福井県三国町安島
長野県喬木村阿島
山形県鶴岡市鯵ヶ崎(あじがさき)
青森県鰺ヶ沢町

702: 日本@名無史さん 2015/02/21(土) 18:50:23.70
>>699
>崩れ易い地形地・・・・・・・・・・・・・

『あじ』と同様語『あずへ』から派生した『あず』地名も、下例の如く各地にみられる。

鹿児島県薩摩川内市小豆迫(あずきさこ)
宮崎県西都市小豆野(あずきの)
大分県中津市小豆野(あずきの)
大分県豊後大野市小豆穴(あずきあな)
長崎県諫早市小豆崎(あずきざき)  小豆崎町(あずきざきまち)
島根県大田市小豆原(あずきはら)
和歌山県和歌山市小豆島(あずしま)
和歌山県有田市小豆島(あずしま)
岐阜県飛騨市小豆沢(あずきざわ)
長野県伊那市 小豆坂(あづきざか)トンネル
長野県松本市 梓(あずさ)川
静岡県浜松市小豆(あずき)餅 

471: 日本@名無史さん 2014/08/30(土) 06:28:21.83
蛇落地!目から鱗が落ちた。
一休さんは警告していた。夜麻志呂は都藝泥布だ。蛇落地だ。はしははしでも意味が違う事を。水を少なくするために働らいていたんだ。
弘法大師も山背の多過ぎる水を四国に移動したんだ。

472: 日本@名無史さん 2014/08/30(土) 07:07:11.11
「蛇落地悪谷」は、単純に、谷が狭いから、木がおおいかぶさってて、その木から蛇が落ちてくるって意味なのでは?

あるいは、「じゃらくじあし」がアイヌ語、朝鮮語とか。

473: 日本@名無史さん 2014/08/30(土) 11:57:34.84
東京目黒には「蛇崩」とかいて、「じゃくずれ」という地名がある。

崩れた崖から大蛇が出たという説もあるけど、俺は庶民が土手が壊れるから「砂崩」(さくずれ)と言っていたのを勝手に漢字を当てたのだと思う。

俺のトコにも、「じゃくずれ」というトコがあって「砂崩」と書き、この場所は崩壊地が多く放棄された場所となっている。

475: 日本@名無史さん 2014/08/31(日) 11:25:32.33
蛇落地の蛇は蛇が降るような雨じゃなくて、土石流や鉄砲水の筋を蛇に見立てたのでしょう。
山の水が吹き出る直前は地面が木々ごとうねうねと動くので、昔はその中に大蛇がいると表現していたようです。

478: 日本@名無史さん 2014/09/01(月) 01:30:09.92
>>475
その推理が丸当たりと見える地名もある。
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/?lat=35.52702&lon=138.199954&z=16&did=std&crs=1&tab=6

新蛇抜沢というのが、水流があるふつうの沢ではない、谷がそのまま線状に崖崩れしたもの。
近辺では、そういう崖崩れが「何々薙(ナギ)」とも呼ばれてますね。

488: 日本@名無史さん 2014/09/27(土) 22:32:26.65
>>478
崖崩れ・土砂崩れ地名といえば、○クラ○、○クリ○、○ハキ○、○ホキ○、○ホケ○、○サル○など。
鎌倉、赤倉、栗駒、萩野、大歩危、猿など。

490: 日本@名無史さん 2014/09/28(日) 23:36:47.19
>>488
崖の類いで「ハケ」とかいうね、こっちの近所で武蔵野の「ハケ」とか。
多摩川の河岸段丘(の一つ?)かな。

477: 日本@名無史さん 2014/09/01(月) 01:24:34.21
南アルプス辺に「新蛇抜山」という地名があるな。

504: 日本@名無史さん 2014/10/27(月) 20:31:02.35
花って字がついてる地名は、昔そこで良くないことがあったところが多いらしい

505: 日本@名無史さん 2014/10/29(水) 13:00:14.10
花ってハニ、埴、土のことじゃないの?

507: 日本@名無史さん 2014/10/31(金) 21:13:00.90
>>505
ハナが、どう音韻変化すればハニに変わるのかね?
京都市左京区花背峠、名古屋市西区花の木等の「ハナ」と読む花は、通常ショッ「端(パナ)」が元字で端っこ、突端の意味。
良くないことがあったところ>>504を、花○と名付けたというのは、脈絡不明。

508: 日本@名無史さん 2014/11/04(火) 23:24:28.23
>>507
そういう地名は関東では見慣れないような? たまたま知らないだけかも知れないけど。
それらはどういう地形? 一般に台地の末端とかなの?

510: 日本@名無史さん 2014/11/08(土) 00:51:13.91
>>508
ハナは、サキ、ミサキと同義語で、台地に限らず陸地の突端、先端です。
関東地方だと犬吠埼、三崎などサキ名が多いようですが、茨城県稲敷市の霞ヶ浦湖岸に堂崎鼻、稲荷鼻がみられます。

511: 日本@名無史さん 2014/11/08(土) 02:03:41.55
>>510
そういえば、美ヶ原の台地の突端に王ヶ鼻というのがあって、確かに端っこだけど、あれはどこかから見ると鼻に見えるかな?

「堂崎鼻、稲荷鼻」というのは、地名自体じゃなくて、何というか説明じゃない?
何々山=何々という名前の山で、名前はあくまで何々の部分だけだし。

そういえば、関西にハナクマとかなかったっけ。
ハナ何々とかは、あまり記憶にないけど。

517: 日本@名無史さん 2014/11/09(日) 04:02:50.66
>>511
「稲荷」といわれても通じないだろ 稲荷鼻までで地名だ
説明って地名にそういう機能もあるんだから当たり前だろ

518: 日本@名無史さん 2014/11/09(日) 12:11:34.69
>>511
>「堂崎鼻、稲荷鼻」というのは、地名自体じゃなくて、何というか説明じゃない?
>何々山=何々という名前の山で、名前はあくまで何々の部分だけ・・・・・・・・・・・・・・・・

富士山は、地名でなく山名だろってことだね。三国峠は峠名、稲荷鼻は岬名だと。
うーん、地名を地域住所名と看做すとそうなんだが、広く土地の名称と看做せば地名のひとつなのでは?殊に峠や湾は。

519: 日本@名無史さん 2014/11/09(日) 12:57:20.62
というか、使われ方として違うじゃない。
(何々)稲荷(のある台地か何か)の端のところでしょ。

牟礼なら盛り上がってる地形(←という意味で正しいなら)自体が地名そのものになってるわけで。

引用元: ・地名の日本史