1: 世界@名無史さん 2017/12/30(土) 23:09:11.42 0
比較的長期間にわたり汎民族的乃至広域的に使われた共通語の歴史について語りましょう。

対象言語
アラム語、ギリシア語、ラテン語、アラビア語、ペルシア語、漢文、サンスクリット、パーリ語、ヒンドゥスターニー語、スワヒリ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、英語、ロシア語、テュルク系諸語(チャガタイ語、オスマン語 etc.)、ムラユ語、チベット語、モンゴル語、満洲語、トゥピ系諸語(ニェエンガトゥ、グアラニー語 etc.)、国際人工語各種 etc.









6: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 01:44:15.39 0
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1465125860/987

動詞が人称を表示する言語は印欧語だけでなく、文明語・先住民語問わず世界中にある
むしろ中国語、朝鮮語、日本語から東南アジアに連なる人称無表示地帯が例外的
アイヌ語でも主語と目的語によって動詞は細かく活用し、人称接辞は省略できない

北東~中央ユーラシアはだいたい人称を表示し、旧アルタイ三大群はそれぞれ表示と非表示がある
ツングース系は満州語が非表示でそれ以外が表示、モンゴル系はモンゴル語諸方言は非表示、それ以外の周縁言語はオイラート(カルムイク)語、ブリヤート語、ダウール語が表示
チュルク語は古ウイグル語とその後裔・西ユグル語が非表示であとはみな表示

状況証拠的にはアルタイグループの場合、漢語文明と深く接触するか、ずっとその近くにいると人称非表示になる傾向
なお漢語の大本のシナ・チベット語族も、タングート語派のギャロン語など古風なものは動詞に人称や時制の接辞がたくさん付く
東南アジアは多様で、人称接辞もなくはないがマレー語でもその辺は省略可能だったり文型によってあったりなかったり
印欧語の特異な点は、人称接辞が義務的であることよりも、その形が人称以外に同時に法や時制を担っていること(屈折性)
世界の多くの言語の人称接辞は膠着的で、法や時制の接辞はそれぞれ別にあって重層的に動詞にくっつく

9: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 08:01:13.60 0
>>6
モンゴル語も、古語では、動詞に人称・数を示す接尾辞が付いてたよ

11: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 10:22:34.83 0
>>9
漢字で表記された元朝秘史の蒙古語は動詞の過去形が主語(人間)の人称ではなく性別によって異なるという
まるでロシア語のような部分があるのが謎

8: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 01:57:08.00 0
ラテン語を勉強しているが、動詞が時制と人称をしっかりと表しているのに、主語が省略される事が多いので、誰が喋っているのかが英語より非常に分かりにくい。
そもそも、文書だと殆どが三人称だから、動詞を活用するより、主語をキチンと明示してくれる方が親切。
しかも間接話法だと人称も単複も省略されるので、何が何だか。

10: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 09:23:45.08 0
ラテン語の屈折性でいえば動詞の語尾-mは一人称・単数かつ現在形・直説法の要素をまとめて表す重層的な指標になっているね。

11: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 10:22:34.83 0
>>10
ラテン語のそれは1つの形態素に対する機能が重層的だということ
膠着語は1つの形態素の機能は1つきりで複数の形態素が重層的にくっつくという別の話
ただしラテン語も、ある程度は時制の語尾を分析上「切る」ことができる
これはラテン語が印欧語の時制組織を一度失ってからコプラの変化形を動詞語幹に接着させて再獲得したから

12: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 12:37:14.00 0
ラテン語の一人称現在直接法の語尾はōじゃね?

14: 世界@名無史さん 2017/12/31(日) 17:24:21.29 0
>>12
ラテン語じゃなくて印欧祖語だった。
-m(ソナント)が-oに変化したといわれているんじゃなかったっけ?

・一人称単数は-mまたはそれが消失し母音になった-o
・一人称複数では-ms

mは、一人称単数の代名詞、msは、mの複数形で
印欧語の語尾変化とは、動詞に人称代名詞が後置したのが原型という説

17: 世界@名無史さん 2018/01/01(月) 09:48:48.97 0
アラビア語の東と西の端っこ同士の方言って意志疎通可能なの?

19: 世界@名無史さん 2018/01/01(月) 10:20:53.25 0
>>17
無理でしょ
フランス語とルーマニア語で意志疎通できないのと一緒

20: 世界@名無史さん 2018/01/01(月) 12:00:20.14 0
レバントのアラビア語話者だと、ひょっとしたらマグレブの方言よりアラム語やヘブライ語のほうが聞き取れたりしてw
まさかな

21: 世界@名無史さん 2018/01/01(月) 18:03:12.15 0
モロッコだろうがパレスチナだろうがイエメンだろうがフスハー(共通語、文語)で教育を受けているのだからそれで100%意思疎通できる
アンミーヤ(方言、俗語)なら通じない
方言同士の違いも大きいが、フスハーとアンミーヤの間にも越えられない壁がある

22: 世界@名無史さん 2018/01/01(月) 18:32:54.85 0
同じアラビア語というけど実際どんくらい違うの

25: 世界@名無史さん 2018/01/02(火) 19:10:21.66 0
>>22
フスハー(正則アラビア語)はクルアーンの言葉で文語、全てのイスラム教徒に通じることになっているが、中世欧州におけるラテン語同様、理解できる人間は比較的少数。
しかし日本など外国の人がアラビア語を学ぶには、まずフスハーを学ぶ。そして、どの国でも通じない。
いっぽう、アーンミーヤ(方言)は口語で、有力方言は簡易な文章語にもなる。
しかし10数種類に分かれていて、それがまた細分化されている。
さらに細分化された方言は、都市方言、農村方言、遊牧民方言に必ず分けられる。
語彙等が異なるので、異なるアーンミーヤ同士の意思疎通は難しい。
中世ロマンス諸語(後のイタリア語、フランス語、スペイン語等)に似ている。

26: 世界@名無史さん 2018/01/02(火) 19:33:08.40 0
ラテン語覚えてもロマンス語諸国でつうじないのと同じだがフスハー知ってる方が知識人ぶれる

28: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 10:19:39.76 0
ヒンディー語映画にパンジャーブ語が度々使われたりするらしいけど標準語と関西弁みたいな感じなのかな
パンジャーブ語は、インドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の言語である。

35: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 14:23:49.76 0
>>28
インドの映画音楽の歌手も語族の垣根すら超えていろんな言語で歌うのが普通みたいだな
まさか全部を話せるわけでもないだろうけど....
でも「商品」だから、あまりにひどい発音じゃその地域の人に受けないだろうけど

37: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 19:57:49.20 0
>>28
ヒンドゥスターニー語どうしはもともと割りと近く、互いに聞き取れる要素が多いが、ヒンディー語とウルドゥー語との間には宗教に基く国家間・民族間の確執が大きく、ウルドゥー語を話すムスリムは気軽にヒンディー映画に出しにくい
両者の中間的存在として生まれたシク教の言語であるパンジャーブ語は、身近でお手軽な「異境」の言語として、話作りの素材としていろいろ扱いやすいのだろう
パンジャビスタンが独立や印パ2国と対立することを諦めているのが大きい
ヒンドゥスターニー語(ヒンドゥスターニーご)は、インド・アーリア語派に属する言語で、一般にはインドの公用語・ヒンディー語、およびパキスタンの公用語・ウルドゥー語として知られる複数中心地言語である。

38: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 21:29:11.33 0
パンジャーブ語は別にヒンディー語とウルドゥー語の中間などではなく系統の離れた言語だぞ
そもそもパキスタン領内で土着の言語がヒンドゥスターニー語(ウルドゥー語)である地域はほんの境界線を掠める程しかなくて、共通語として各地域から中立のウルドゥー語を用いてるという状況だ

no title

40: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 22:41:50.19 0
>>38
そうじゃなくてシク教がイスラム教とヒンドゥ教の中間的な宗教だと言っている
そしてパンジャーブ語はそのシク教の言語
ヒンディー語とウルドゥー語は「近すぎる」からこそ宗教的な差異が元で衝突が止まない
ヒンドゥー教とシク教、ヒンディー語とパンジャーブ語の距離感が映画の演出に理想的なんだろう

39: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 22:00:28.14 0
ヒンドゥー語はウルドゥー語とほぼ同じ
パンジャービーは別言語

41: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 23:34:15.61 0
パンジャーブ語の場合、印欧語族では珍しい声調言語であるという特徴もあるので、台詞の雰囲気が違ってくるという効果があるようだ。

42: 世界@名無史さん 2018/01/04(木) 00:44:19.75 0
クリスチャンの多いマラヤラム語や仏教徒の多いシンハラ語を使えば、と思ったけどさすがにそれだとお手軽異境ではないか
ちなみにインドが舞台の設定の「インディージョーンズ・魔宮の伝説」では、インドの協力が得られずにスリランカロケをしたために、映画の中でエキストラの現地人はシンハラ語を話してるとかw

30: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 10:55:14.70 0
本屋行ったら、ブラジル・ポルトガル語と書かれていて、物悲しかった。
実際、ブラジルは人口2億人で、ポルトガルは1千万人しかいないからしょうがないけど。

31: 世界@名無史さん 2018/01/03(水) 11:56:12.28 0
ブラジルのポルトガル語ってことじゃないの

55: 世界@名無史さん 2018/01/06(土) 09:57:15.46 0
>>30-31
NHKの語学講座も実質ブラジル語だしな

数年前ポルトガルに仕事で行ってた人が「本国ポルトガル語はスペイン語に吸収されるんじゃないか」と言ってた状況だし
なお、その人はスペイン語を話せる

58: 世界@名無史さん 2018/01/06(土) 23:37:18.66 0
>>55
ブラジル人がポルトガル本国のポルトガル語の文章を見たら、主語が省略されてわかりにくいとか感じるのかな
発音はポルトガルでは弱拍の母音があいまい化やほとんど発音されないそうだけど

59: 世界@名無史さん 2018/01/06(土) 23:46:16.84 0
葡「クリスティアーノ・ロナルド」
伯「クリシチアーヌ・ホナウドゥ」

60: 世界@名無史さん 2018/01/07(日) 01:39:41.36 0
スペイン語しか勉強したことないから知らなかったが、ブラジルのポルトガル語は主語を略さないの?
リーディングはスペイン語よりやりやすそうですねそれ

63: 世界@名無史さん 2018/01/07(日) 20:21:14.00 0
>>60
言語は遠隔地の方がオリジナルが保存される

64: 世界@名無史さん 2018/01/07(日) 20:38:01.57 0
>>63
もとのリングア・フランカの中心的地域でその言語が廃れてしまった後もそこから遠い場所でかつての言語が保存されてた事例と言えば、ニェエンガトゥとかシベ語(満洲語の近縁)とかがまさにそれだね

87: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 03:51:54.04 0
pidgin English はもちろんだが、世界の共通語として機能しているなかで、英語そのものが分化しつつあるという可能性はあるのかな?
ちょうど南北分断後にKoreanが韓国と北朝鮮で異なるものとなりつつあるように。
1960年代以前ならば、本土で生産された官僚またはBBC放送の言葉によって、英国で正当な英語は統一されていたに違いないのだし。
ピジン言語(ピジンげんご、pidgin language、または単にpidgin)とは2ヶ国語が混合することにより生み出された通用語を指す名称。現地語を話す現地人と、現地語の話せない外国語を話す貿易商人などとの間で異言語間の意思疎通のために互換性のある代替単語を用い自然に作られた接触言語で、共通言語が無い複数の集団が接触する際にコミュニケーション手段として形成される。

英語と現地の言語が混合した言語を「ピジン英語」といい、英語の“business”が中国語的に発音されて“pidgin”の語源となったとされている。は2ヶ国語が混合することにより生み出された通用語を指す名称。

95: 世界@名無史さん 2018/01/13(土) 00:33:01.20 0
>>87
発音がこんなに違っていてそれぞれの政府がどこか1つの発音体系を支持しているわけではないので再統一はまだむずかしいだろう
特に母音の統一や発音に合わせた合理的な新しい綴りを統一的に提案するのは困難

88: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 07:25:22.57 0
そもそもアメリカとイギリスでは標準語の規範が違うしインドとかの英語は独特の訛りがあるやん

89: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 09:35:51.11 0
ピジン英語のような現地語と混淆したようなクレオール言語は分化とは言えんでしょ
現地人だってそれが正規英語の代わりになるとは思ってないから正規英語を教育するわけだし
クレオール言語(クレオールげんご、英: creole language)とは、意思疎通ができない異なる言語圏の間で交易を行う際、商人らなどの間で自然に作り上げられた言語(ピジン言語)が、その話者達の子供たちの世代で母語として話されるようになった言語を指す。

95: 世界@名無史さん 2018/01/13(土) 00:33:01.20 0
>>89
トク・ピシンはパプアの山ほどある土着言語と文法的にも似ていて発音も近く習得も容易
国語としての地位は今後も揺るがないだろう
教養と国際社会に開けた高度な事務言語としての英語は必要としても
トク・ピシン(Tok Pisin、トク・ピジンやネオ・メラネシア語とも)とは、英語を土台としたクレオール言語の一つであり、パプアニューギニアの公用語の一つである。


90: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 10:53:20.35 0
ネットの普及は諸言語の地域方言を廃れさせ、ネット方言に収斂させることになるだろう。

英語に関しては、母語話者の英語が標準語の地位を失うと思う。
第2言語としての英語は母語の違いを超えた共通性がある。
ゆっくり明確に単語を切って発音する感じ。
そういう地球人の英語を英米人も学校で習うようになるんじゃないか。

92: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 20:27:32.52 0
ポルトガル語なんてブラジルの言語が事実上の標準で本国ポルトガルの言語はもはや方言扱いという実情なのに英語はしぶといな

オックスフォードの辞典とBBCのおかげで延命してるんだろうか

94: 世界@名無史さん 2018/01/12(金) 20:57:44.48 0
>>92
コモンウェルスの存在が大きいでしょ
UK式が標準って国は多いよ
例えばインドやナイジェリアや豪州といった地域大国も基本的にUK式だしさ
むしろUSA式のほうが数の上では少数でしょ、英語使用国の中でも

・・・そういえばニューヨークの国連本部って建物の階層の案内表示や案内放送はどうしてんのかな?
ひょっとして、うっかり階層を間違える人が出たりするもんなんだろうか?

95: 世界@名無史さん 2018/01/13(土) 00:33:01.20 0
>>92
ポルトガルは一時期王国ごとブラジルに引っ越そうとしたぐらいだし実際王家や貴族はいったんあらかた移住した
スペインにいつも圧迫されて痩せた土地とろくな産業がない本国より分家のブラジルの植民地にでもなるつもりだろう

97: 世界@名無史さん 2018/02/21(水) 21:07:01.87 0
ケチュア語って、むしろ「ケチュア語族」と呼ぶほどの多岐にわたる諸語だそうだね。
インカ帝国の公用語がケチュア語だったということだそうだけど、実際にはどういう状況だったんだろう?

99: 世界@名無史さん 2018/02/21(水) 23:32:59.46 0
ケチュア諸語の内部の多様性は、ゲルマン系やロマンス系の諸言語の多様性よりはやや少なく(ということはかなり大きい)アラビア語やスラブ語の多様性よりは多い(つまり方言に毛の生えた程度の差とはとても呼べない大きさ)という

そんな多様なケチュア諸語のうち、今広く普及しているケチュア語はインカ帝国の首都クスコのクスコ語が元で、これをスペイン人や宣教師が一帯の統治・布教の言語として利用して広まったという
だから元々クスコ以外でもある程度は通じたか、あるいはどの地域にも現地語とクスコ語との通訳をする者がいたと考えられる
またインカ時代にもすでに中部及び北部の貴族階層の非母語話者にクスコ語は教えられていたという

16世紀には統治と布教に利用されはじめたクスコ・ケチュア語だが、これはケチュア語の統一・標準化にもつながり、18世紀後半にはトゥパク・アマル2世の反乱に利用されたらしい その後ケチュア語は公的利用禁止の時代に入る
教会でも使われなくなり学校でカチュア語の読み書きを教わることも禁止された(禁止以前にはそれらはあったということになる)
19世紀にペルーほかの国が独立した後にケチュア語は自由化されたが、今度は市場化・産業革命・都市化に適応できずスペイン語に押されて衰退。1975年にペルーが初めてケチュア語を公用語に加えてから徐々に流れが変わり今に至る

100: 世界@名無史さん 2018/02/22(木) 00:17:13.98 0
詳細なご解説ありがとうございます。

101: 世界@名無史さん 2018/02/22(木) 09:56:01.52 0
>>100
どうも。なおソースはウィキペディア英語版です。
言語間の距離、意思疎通の可能度(mutual intelligibility)というのはあくまで感覚的なもので、一見数値化されたもの(◯◯%通じる、のたぐい)でもそう当てになるものでもないと思いますが、なんとなくのイメージはつかめますね。

いわゆる「先住民語」というのはそれぞれの理由であまり広い地域に共通する広がりを持たないのが一般的ですが、ケチュア語はむしろ「文明語」の典型だったようです。結縄(キープ)以外に文字も持たなかったものの、官僚制度のために口頭語の学習が制度化されていて、それによるクスコ語の利便性がキリスト教に利用された感があるのは古代エジプト語からコプト語への移り変わりを連想させます。

106: 世界@名無史さん 2018/03/08(木) 01:27:32.37 0
>>101
インカより前は広域の帝国がなかったから、言語がバラバラだったのかも

102: 世界@名無史さん 2018/02/23(金) 02:45:20.73 0
アルゼンチンやチリなんかでは、ボリビアからの移民で地味に話者が増えてるんだろうか
チリの鉱山で3か月かそこら地下に閉じ込められてた鉱員の中に、アイマラ人と思しきボリビア出身者がいたな
ケチュア語話者も出稼ぎで来てそう

104: 世界@名無史さん 2018/03/05(月) 18:20:47.98 0
そういや中米南米では、共通語の問題は聞かないね。スペイン語とブラジルポルトガル語という酷使した言語を白人系、混血、黒人が理解し、スペイン語の地域差も小さい。
(とはいえ発音と語彙で明確にわかる。昔、キューバ訛りがある旅行者はしばしば行方不明になったし、国境を越える時にはそこを突っ込まれて何時間も尋問されたりしたものだ)。
先住民は農村から移動しない。ということになっていたし、中米ではそれはあながち間違いでもなかった、国丸ごと中世の荘園で、荘園主は米国企業だったりしたし。
しかし二つの例外がある。
一つは鉱山。
もう一つは、1980年代からの、農村から都市への移動と、中南米からアメリカへの移動。
都市でもアメリカでも基本は同言語の人間とだけつきあっているだろうが、職場ではどうしているか、また第二世代はどうなっているか。

107: 世界@名無史さん 2018/03/16(金) 17:33:04.42 0
インカ以前は言語がバラバラな地域だったのか
だからインカ帝国の公文書はキープだったのかね
建国から高々100年くらいしか続いてないからケチュア語を普及させる時間的余裕も教育するための学校組織や文法の整備も追いつかなかった

レコンキスタ直後にスペイン語の文法を作り上げ、これを「帝国の道具」と呼んだスペインとは世界帝国への意気込みが違うね…
Quipu_MKL_Bd._13_1890_(128905524)


キープ
は、インカ帝国で使われた紐に結び目を付けて数値を記述する方法。ケチュア語で「結び目」を意味する。キープは紐の結び目の形で数を表現する結縄(けつじょう)の代表例である。

単色、もしくは複数に彩色された紐で作られ、さまざまな形の結び目がついている。紐は2本撚り以上になっており、太さには4種類が存在した。最も太い紐は親紐と呼ばれ、その他は下がり紐として親紐に房状に結びつけられている。結び目の形、紐の色、結び目の位置などに情報が含まれ、結び目の位置によって、一、十、百、千、万の位が表された。下がり紐は3本ほどから2000本近いものまであり、細い補助紐がつけられる場合もある。

108: 世界@名無史さん 2018/03/16(金) 22:36:49.61 0
いや、ケチュア語のクスコ方言(むしろクスコ語)は口伝によって教育されていた
だから音声言語においてはインカ帝国の官吏がこれで養成されていた
どんな方法だったかはよくわかっていないが、言語を整理して教授する際には文法的な観点が欠かせなかったと思う
それとまとまったテキストの丸暗記を併用したはず

そしてスペイン人とイエズス会がそれを文字化して統治と布教に利用した

引用元: ・【リングワ・フランカ】共通語の歴史 2=Ⅱ=二