1: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 06:57:28 ID:5bU8dfzk0
「秘本三国志」「諸葛孔明」「小説十八史略」などの中国歴史小説を執筆している陳舜臣氏とその作品について語りましょう。

この人の「中国の歴史」から中国史に興味を持った人も意外と多いのでは?








4: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 18:00:45 ID:UAhxORBI0
小説十八史略は良書だね。というかこれを初めに読んで良かった。
曹操は一気に読めたけど、他は途中で断念。
続編??曹操残夢 -魏の曹一族 は興味がある。
ところで秘本三国志は面白いのかな?


6: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 18:19:31 ID:Spga0ZFPO
>>4
秘本三国志は普通の三国志とはかなり毛色が違うので、何も知らずに読むとちょっと戸惑うかも。
でも面白いよ。

7: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 19:47:36 ID:dqcpr/HFO
>>6
三戦板のスレで八百長三国志と呼ばれてたのはワラタ

諸葛孔明や秘本三国志で、中原ではまだ馴染みの薄い仏教に着目してるのが面白かった。

5: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 18:01:35 ID:T1QA+u//0
小説十八史略は中国史入門の基本

8: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 20:48:52 ID:7QUr0kBb0
俺は陳先生に中国史の面白さを教えてもらったよ。

10: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 21:41:11 ID:5bU8dfzk0
個人的には中国の歴史とかの柔らかい語りの作品が好きなんだけど
あんまり無いのかな。

11: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/02(水) 21:54:22 ID:/6CJybDt0
>>10
つ「六甲随筆」「録外録」「雨過天青」

13: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/03(木) 00:38:27 ID:Z0aaqKUu0
「桃源郷」は珍しくファンタジー入ってるのが印象的
「秘本三国志」は突飛なようだが、実は史料の謎めいた部分を合理的に解釈してて、異説ながら説得力がある

15: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/03(木) 08:04:21 ID:PNtZYP+70
どちらかといえば武則天には好意的だけど、呂后や西太后には否定的だね

22: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/17(木) 17:45:13 ID:FhgZTX3s0
>>15
この人に限らず歴史的評価ってほぼそんな感じじゃないか

16: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/03(木) 17:13:37 ID:xYkyQW6a0
傑物伝・任侠伝・畸人伝・・・の○○伝シリーズで人物の好みが大体見えてくる
曹操ファンみたいだが虐殺・粛清をやった人物にはおおむね厳しい

17: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/03(木) 23:17:54 ID:XREijinx0
陳先生、趙匡胤は大好きだけど劉秀はそれほどでもないって感じがするな。

24: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/18(金) 23:31:36 ID:3gWhZThV0
>>17
うん、光武帝の書き方は一歩距離を置いた感を受けた。

19: 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/10(木) 22:41:03 ID:KPrdjtKd0
陳先生は、後漢は建国から豪族が力を持った弱体政権って学説を支持してたからな。
もっとも、否定されはじめたのは最近だからしかたないか。

613: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/05/12(水) 21:35:02.66 ID:M0H+FDn50
何冊も続いてるシリーズものはやはり電子版の方が便利

614: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/05/14(金) 02:25:42.39 ID:nNG51+Mj0
読むだけなら本の方がいいんだけど置き場がねー

616: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/05/27(木) 23:45:57.16 ID:n8qdBD6G0
小説十八史略もKindle化

617: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/06/17(木) 15:13:27.39 ID:j210qDYU0
小説十八史略(Kindle)読み直したけど今読み直すと4巻ぐらいまでがミステリー小説の影響が強いけど5巻からは普通の歴史小説だよなぁ

特に5巻は構成が際立ってて李淵李世民親子の国盗り物語前編と武則天の国盗り物語中編に最後は安禄山の国盗り物語後編と「目に焼き付けておきなさい。天下盗りってこう言うものよ」と言わんばかりのショッギョムジョー感

618: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/08/02(月) 09:23:57.72 ID:+6GBcgoV0
>>617
「小説十八史略」は元々サンデー毎日で連載していた時は隋が南朝の陳を滅ぼして中華の統一を果たすまでで単行本では4巻に当たるが、この時は巻末で作者がこれで完結というような締め方だった。
自分が「小説十八史略」の初版の単行本を書店で買ったのは高校生の時の1982年だったが原典の「十八史略」は南宋が元に滅ぼされるところまで書かれているのに「小説十八史略」は隋の統一までで終わっていたのには物足りなさを感じた。
ところが単行本4巻を読み終わって暫くして書店に「小説十八史略」の5巻が並んだので驚いて買って読むと、統一後の隋末から始まり玄宗時の安史の乱で唐が斜陽の時代に入るところで終わっていたが4巻のように、これで終わりという締め方ではなかったのでこれは6巻も出るかなと待っていたら果たして6巻が発売されたが、安史の乱の後の唐末から始まって原典の「十八史略」と同じく南宋が元に滅ぼされるところで完結したので個人的に満足できる結末だった。
後に知ったところでは「小説十八史略」が大好評だったので一旦は隋の統一で締めたのを、サンデー毎日で隋末から連載を再開し南宋が元に滅ぼされるところまで書き切ったらしい。
そういう事情があるので4巻までと5巻の間には若干ブランクあるので、その間に作者が意識的に構成を変えたと思われる。
ちなみに「小説十八史略」の単行本の初版は4巻で終わりとなっているが、後に出版された文庫本や全集では単行本の初版にあった隋の統一による締めは無く普通に隋から唐以降に続く構成になっているので、もし「小説十八史略」の初版単行本を見つけたら4巻末は是非とも読んでみてもらいたい。

622: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/08/18(水) 23:44:20.47 ID:VUxLC7yA0
>>618
へー、そんな事があったんだ

620: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/08/06(金) 09:11:03.46 ID:2ascP8sI0
それまで三国志しか知らなかった自分が各時代に興味を持つようになったきっかけが小説十八史略だからこれはとても気になる情報だわ
単行本初版4巻読んでみたい

624: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/19(火) 16:36:14.84 ID:Av4ziTqF0
耶律楚材って面白そうな題材なのに陳舜臣くらいしかしらんなあ
なんかこの辺扱ったので面白いヤツある?

625: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/20(水) 20:38:33.18 ID:TgcHTHKw0
チンギスの話書くとしても日本人だと耶律楚材を題材には取らないだろうな

626: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/20(水) 22:59:27.66 ID:q3+ngYqG0
やりにくい素材ですからね。

628: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/25(月) 14:37:37.26 ID:vg2lA5Nh0
文官の話は武将やそれを率いる征服者の話程には一般の興味をひかないし、実際にそのハードルを乗り越えて面白い小説を書ける作家も少ないからなー

629: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/26(火) 10:57:55.79 ID:qLhI1IUV0
>>625>>628
日本人だけでなくイスラム圏でも耶律楚材は知名度がなくモンゴル帝国について記したラシードゥッディーンの『集史』などイスラム圏のペルシャ語による歴史書には『元史』など漢字圏の歴史書が高く評価しているのと対象的に事蹟がほとんど記されていない。
これについて陳舜臣は小説『耶律楚材』のあとがきで「おもうに彼(耶律楚材)の努力は、儒仏に根づいた文明と人命を、大破壊から守ることに集中されていて、戦争が上手であったのでもなく、税収の成績をあげたのでもない。イスラム史家の立場からすれば、楚材にはしるすに足る業績がなかったことになる。」と書いている。

630: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/26(火) 11:09:31.40 ID:/zVzDvoI0
中国人にとってだけのヒーローなんだよな
モンゴルの言い分汲めば便利に使った占領下の異邦人以上のイメージ出てこないのも当然
日本だと坂本龍馬が郷土の英雄化しているのとちょっと似ている気がする

631: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/27(水) 23:56:25.21 ID:dr2n+Wsj0
>>630
まぁ征服・支配された側には悪人でも、その民族には英雄という人物は古来多いだろう。
『仮面ライダーX』のGOD悪人軍団の中のジンギスカンコンドルのモデルになったジンギスカン(成吉思汗)はモンゴル人には英雄だし、クモナポレオンのモデルになったナポレオンもフランス人には英雄である。
またムカデヨウキヒのモデルになった楊貴妃も彼女を寵愛するあまり政事を蔑ろにした玄宗が悪いのであって彼女は悪女ではないから立場が違うと見方も変わってくるものだ。

632: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/28(木) 00:27:41.89 ID:a7Z8Kci10
敵方の末裔にも英雄扱いされてる人というと、アレクサンドロス大王とサラディンくらいかねぇ

633: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/10/28(木) 10:37:30.04 ID:7oebz4RH0
>>632
明末の袁崇煥も干戈を交えた清のホンタイジやドルゴンに高く評価され、子孫は後に清に仕え7世の孫の袁世福(満洲名:フミンガ)は太平天国の平定に功など功績をあげ吉林将軍までに昇進している。

634: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/11/02(火) 00:29:33.19 ID:bvCephsTO
>敵方の末裔にも英雄扱いされてる人

上杉家における甲斐武田氏は江戸時代を通じて家臣筆頭の扱い
幕末明治で佐橋毛利(長州藩の本家筋)に抜かれるまでは

635: 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/11/14(日) 16:54:04.89 ID:ndRSZINN0
陳舜臣アジア文藝館ってどうなんだろ
潰れる前に1回行ってみたい気するなあ
JR元町から7分か…

毎日新聞5/21(木) 7:15配信 
直木賞作家・陳舜臣さん「アジア文藝館」閉館へ 資料移転先探す 



639: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/02/02(木) 14:50:15.18 ID:UR6rH4nt0
台湾独立運動にはどういうスタンスだったのでしょうか?

640: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/02/02(木) 20:00:27.93 ID:BJI1paj30
中華民国の国籍でも台湾生まれでもないならそんなに何もないんじゃないかな
台湾出身かどうかは知らないけど

641: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/02/03(金) 17:38:35.09 ID:jMaBCyni0
神戸市出身。本籍は台湾台北だったが、1973年に中華人民共和国の国籍を取得し、その後、1989年の天安門事件への批判を機に、1990年に日本国籍を取得している。日本芸術院会員。従四位。

642: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/02/05(日) 05:35:10.27 ID:yHKiwVGh0
>>641
生まれた時と死んだ時は日本国籍で日本国籍だった期間も通算46年間で中華民国籍だった期間の27年間や、中華人民共和国籍だった期間の16年間より長い。

644: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/07/12(水) 03:37:28.12 ID:jsa/PKbV0
『桃源郷』

中国史の小説かと思ったらイスラム方面に行ったり、果てはスペインまでいって凄い壮大な旅の話で驚いたぞ
中国などの東アジアだけでなくイスラム世界のことや、マニ教、西遼のことを色々勉強できてためになる作品だった

陶羽のマニ教を巡る冒険もこれはこれで面白かったが、本来なら本題であるはずの耶律大石の覇業の方ももう少し読みたかった気がする

645: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/07/12(水) 23:12:17.07 ID:AAa4ArsE0
桃源郷はあまり評価が高くないようだが、それは中国史ものとしても先生の作品としても異色作すぎたのと、なかなか主人公の目的が読んでてもイマイチ明かされなくてどこに話が進んでるのか分かりづらかったってのが原因な気がする

646: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/07/13(木) 08:56:13.18 ID:AdtjZ7bD0
昔モト冬樹だかが絶賛していた記事あったなあ桃源郷

649: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/12/02(土) 15:26:26.87 ID:XwR+UcB50
陳先生の小説は蒙古人や満洲人への偏見が強そうで、彼らを好きな私にはちょっとつらい。

654: 名無しさん@お腹いっぱい。 2024/10/12(土) 14:58:14.00 ID:6Cx34HvK0
『インド三国志』がよい。
ムガール族の満州族にくらべた文化の高さが、かえってインドの征服統治にとって不都合だった逆説が面白かった。

655: 名無しさん@お腹いっぱい。 2025/02/08(土) 15:23:59.52 ID:ChUfUGpM0
『耶律楚材』「ホラズム蹂躙」ともなると、チンギスハンがサイコパスのように描かれているな。

656: 名無しさん@お腹いっぱい。 2025/02/08(土) 22:32:37.41 ID:TiN/gbLD0
>>655
そうだったっけ?
『耶律楚材』のチンギスハンは耶律楚材の言う事も聞き入れたりするし割と理性的な君主だった記憶があるんだけど

657: 名無しさん@お腹いっぱい。 2025/03/08(土) 14:59:57.83 ID:9AQXP1zh0
「ホラズム蹂躙」だと捕虜殺害にあたっても、猟奇的な殺害方法を選んだうえで、「まだ死ぬな」とか苦痛を長引かせて、公衆の前で辱めを与えて、呂后が夫の愛人を殺害した故事を思い起こさせるんだよ。

チンギスのイメージを貶めたいのかな。

660: 名無しさん@お腹いっぱい。 2025/10/22(水) 08:40:23.26 ID:lf7Wk55g0
『虹の舞台』読了

陶展文もの最後の長編で、陳舜臣先生が歴史小説を書くのが増えてた時期の作品だから、初期の陶展文ものと比べると歴史蘊蓄が増えてるように感じられたな
題材がチャンドラ・ボースというのも新鮮味があり面白かった

661: 名無しさん@お腹いっぱい。 2025/10/22(水) 08:43:01.73 ID:lf7Wk55g0
陶展文ものはもう全部読んだかなと思ったが、陶展文の短編集が刊行されてると知ったので今度はそっちを読んでみようかな
https://www.tokuma.jp/book/b652026.html

引用元: ・【秘本三国志】陳舜臣スレ【中国の歴史】