早実、黄金時代への道〜「早実、甲子園への道」第3章〜

ALYの高校野球観戦記。このblogは、 新・早実を応援するページの一コンテンツです

ベスト8の対戦相手は、小山台。
相手チームの戦力分析には定評のあるチーム。
この春も、試合中にうまく対応されて負けてしまった。

試合は初回こそピンチを招くも、序盤は早実優位で進む。
1裏は今大会打撃好調の北村君、梅村君の2人でノーアウト13塁のチャンスを作ると、茅野君が犠牲フライで理想的な1点先制。
2裏、3裏もチャンスを作るも、あと1本が出ず、隔靴掻痒な感じが続く。
4裏にスタメン復帰した長谷川君のタイムリーで待望の追加点。

ところが、5表、伊藤君が急に球が浮き出し、小山台の先頭に右中間ツーベースを打たれた後、伊藤君の正面に転がった送りバントを、まさかのFcでノーアウト13塁とピンチを広げ、小山台のキャプテンにスリーランを打たれて逆転される。

ツーベースが出てからの小山台の異様な雰囲気の応援にバッテリーが呑まれて浮き足立っている印象を受けた。
高校生だし、神宮第2は応援席が近いので、相手の応援に呑まれるのは十分ありうること。
伊藤君はこの回をもって一度マウンドから降り、8回に再登板してからは落ち着いたピッチングをしていたので、この回のピッチングだけが悔やまれる。

6裏には生沼君の31号同点ホームラン、宇野君のタイムリー(ヒット&エラー)で一時は逆転、7表に再逆転された後も千葉君のタイムリーで再々逆転したものの、8表に再度逆転を許し、1点差のまま終了。
最終回も粘ったものの、1点及ばなかった。

後半のシーソーゲームは、小山台の対応力と選手たちの役割分担の徹底ぶりが優れていたのが、早実敗戦の要因かと思う。

対応力というのは、例えば、佐渡君が初打席でセーフティーを試み、次にライト前ヒットを放った後は、小山台は佐渡シフトのようなポジショニングに変更するなどの臨機応変さ。

生沼君が初回にサードライナーになると、小山台は次の生沼君の打席からはサード線を絞めたポジショニング。結果的にこれが最終回のサードライナーにも繋がった。

打者一人ひとりも、長打狙いのバッターはフルスイングに徹し、そうではないバッターはなんとか粘って出塁を試みる。脚の使える選手は脚を生かそうとする。キャッチャー長谷川君を揺さぶる場面ではきちんと揺さぶる(結果的に長谷川君の悪送球を誘い出す)。

個々の選手の能力は誰が見ても早実のほうが上だけど、チームとしての一丸さや勝利に向けての対応力というか選手ひとりずつが束になろうとしてる姿勢は小山台が上だった。
それが1点差に現れたかな、と。

春にこういう一丸になる結束力の高いチームに負けたのは、結果的に良かった気がする。学ぶべきところはたくさんある。

早実もひと冬超えて、尻がぷりっと盛り上がり、打球が早くなったのは間違いないけど、勝利のために全員で点をとるという意識はまだまだ劣っていたのかもしれない。先週がホームラン祭りだっただけに余計にその意識が薄まってしまったかもしれない。
投手陣も球が抑えられないのは、どこかフォームや筋力(抑えられないのは特に上半身、背中)や見直すべきところがあるということ。
バッテリーも長谷川君、茅野君のどちらがマスクをかぶるかわからないけど、落ち着くメンタルのもって生き方を学ぶのもありかもしれない。

これから2か月練習試合を通じて、試合中に自分に今の場面でできることは何なのかを考えながら、もうワンランクもツーランクもステップアップして欲しい。

「和泉監督、甲子園に行きたいです」

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