早実、黄金時代への道〜「早実、甲子園への道」第3章〜

ALYの高校野球観戦記。このblogは、 新・早実を応援するページの一コンテンツです

カテゴリ: 2025中村主将


4回戦の相手は大東一

秋に続いて春もエースのサウスポー辻井君を中心にここまで勝ち上がって来た

その辻井君を早実打線がどう攻略するか?に注目していた

初回から川上君の盗塁でチャンスを広げて中村君が返し先制
2回には山中君に大きい一発が出て追加点

その後も喜澤君の盗塁、五木君のスクイズ、渡邉君の三塁ベースに当たるラッキーなヒット、五木君のタイムリー、途中出場の白仁田君のスリーラン、代打秋田君の右中間スリーベース(記録はツーベースとライトの盗塁)、中村君のタイムリーツーベースで着々と点を重ね、あれよあれよと辻井君を攻略した

打線がようやくエンジンが掛かってきたのと同時に、脚と小技を絡めた攻撃は、今年のチームにはなかった新たな一面を見た気がする

特に今日は小俣君のところで再三バントの機会がめぐってきて、すべて決めたのも大きかった

今日は片桐君や磯田君など控えメンバーも代打のチャンスを与えられた

代打で結果を出せるのがベストだけれど、次のチャンスがいつ与えられるかわからないのだから、ファーストストライクは絶対振るなど必ず打つという気構えも見せてほしいところ

守備もセカンドに喜澤君、サードに五木君が入り、今日は引き締まっていた
これが良い方向に行って欲しい

ピッチングは小俣君がまたも快投
今日は奪三振は少なかったものの、比較的ストライクを先行させ、大東一打線を1安打に抑える危なげのないピッチング

最終回に今大会初登板した田中君は、コントロールが乱れていたものの、フォアボール一つに抑えた。
山中君が下手にコーナーに構えないで全部真ん中に構えていたのは臨機応変なリードだった気がする。

次は日大三戦

昨夏の決勝以来の再戦
先発は小俣君なのか、浅木君なのかわからないけど、ここで三高打線を抑えたら夏に向けて自信になるので、めいいっぱい行って欲しい

「和泉監督、関東大会に行きたいです」


早実対立教池袋
2回戦は立教池袋戦。

早実の先発は浅木君。
今日は浅木君が絶好調、というか立教池袋打線とは力の差が大きかった。

先頭バッターにこそボールが先行したけれど、そこから先はまっすぐ中心の攻めのピッチング

山中君がうまくリードしたこともあり、4回を投げて6者連続三振を含む8奪三振、四死球0、被安打1に抑えた

打線も好調で4回までに9点をとっていたので、浅木君がそのままコールド成立まで完投するかと思いきや、5回からは中村君が登板

4回に代打で秋田君、板野君の1年生2人を使い、そのまま守備につかせたので、二人の守備の負担を減らすためなのか?

ところが、中村君が代打にツーベースを打たれたのをきっかけに失点

打ち取ったと思ったライトフライにチャージが甘くて、守備についた秋田君と板野君の間に落ちてタイムリーポテンヒットになってしまった

入学してまだ2週間経ってないので、これから守備がうまくなることを期待したい

打線は、結果が出る出ないはあるけれど、今日はどのバッターも比較的よく振れていた

川上君は2回裏、3回裏とライトオーバーツーベース、レフトオーバーツーベースを打って、ちょっと欲張ったのか、その次の5回裏の打席は大振り気味になっていた

ただ、次の7回の打席ではしっかりと修正されていて、レフト線サヨナラタイムリーで試合を決めた

打つべき人が冷静に打つと点が入る

あとはどのバッターもファーストストライクから振っていく積極性が欲しいところと、バントの確実性

3回裏ノーアウト2・3塁からの送りバントがピッチャー前に転がりあわや三塁でアウトになるところ、立教のサードの脚が離れたのでセーフになったけど、あれがアウトになっていたら、また違った悪い流れになっていたかもしれない

次の相手は岩倉なのか大東一なのか、まだわからないけど、打線の調子を上げて行って欲しい

「和泉監督、関東大会に行きたいです」


早実対順天
甲子園帰りの初戦

センバツとは球場の雰囲気や盛り上がりの違いもあって、選手たちのテンションが下がったままにならないか、相手を下に見ていないかと不安になりながらの観戦

早実の先発は、今大会背番号1を背負った小俣君

立ち上がりこそ制球が安定せずに先頭にフォアボールを出したけれど、その後は尻上がりに調子がよくなっていき、順天打線を5回1安打、8奪三振、1四球に抑える圧巻のピッチング

小俣君を支えた山中君のリードもさえていた

ちなみに、先日静岡大会を見に行ったときに、旧知のスカウトさんと一緒に見ていたのですが、センバツでの山中君のリードは好評でした

打線は、2番に松永君が復帰すると、國光君が5番、山中君が6番、喜澤君が7番を打つことになり、厚みを増した感じになる

だがしかし、順天先発の鈴木爽君の右バッターインコース(左バッターアウトコース)へのまっすぐ、右バッターアウトコースへの山の大きいカーブを打ちあぐねる

打線が動き出したのは3巡目から

相手の度々のエラー(記録はヒットだけど、フライの目測誤りとか実質エラー)でランナーを貯め、得点を重ねる

4回、5回の2イニングで一気に試合を決めた

新戦力は1年生の秋田君がデビュー

ファーストゴロに終わったけれど、打球音がグワシャっていうボールが潰れる音なので、長打力はありそう

今後に期待

今春はセンバツに一緒に出た二松學舍のほか、関東一も早々に敗退するなど、序盤から大会が荒れていたので、春の嵐に飲み込まれなくてよかった

次は立教池袋戦

どんなチームかまったく情報はないけど(チームの中心は4番エースの工藤君で、打撃のチーム)、勝ちましょう

「和泉監督、関東大会(今春は茨城)に行きたいです」

7年ぶりのセンバツの相手は強豪・高松商


長尾監督が就任してからソツのない野球で徐々に復活してきているので気が気がでない


四国大会の準々決勝、準決勝、決勝のダイジェスト動画を見ると、高松商のエース末包君は140キロ台後半の真っ直ぐと右バッター膝元へのシュート、行梅君も140キロ台半ばの真っ直ぐを投げているのがわかる。

大会雑誌を見ると、四国大会では登板しなかった高橋君もmax152キロの真っ直ぐを投げる、との事前情報もあり。

他方で、早実のエース中村君には肉体的不安もあるとも報道されていた。


不安材料だらけの中、スタメンが発表されると・・・


春の東京での練習試合の打線からも大幅に組み替えて、今までに見たことのない打順になっている。

一体どうなってしまうのかなと心配したけれど、試合が始まってみると、すべては杞憂に終わった。


1回裏に中村君が高松商打線から3三振を奪った直後の2回表には、喜澤君がセンター前ヒットで出塁すると、中村君がレフトオーバータイムリースリーベースで返して先制。さらに五木君もセンター前にタイムリーを放ち追加点で2点先行。


この序盤の攻守だけで球場の空気を支配できたのが大きかった。

主軸の中村君の活躍と、夏のベンチ外から這い上がってきた喜澤君と五木君の2人が得点に絡んだことで、ベンチの中の雰囲気も良くなったんじゃないだろうか。


4回表には連続押し出しで2点追加すると、4回裏には山中君が盗塁を刺殺して守備でも隙がないところを高松商に印象づけられた。


その後も早実は5回に中押し、9回にはダメ押し。

9回は灘本君の内野安打と山中君のポテンヒットでランナーを貯めたところで、またも喜澤君と中村君がヒットを打っての追加点。


中村君の渾身のピッチングとともに、攻撃は理想的だった。


最後は新2年生の小俣君がリリーフ。

去年の夏・秋はベンチから外れていたけれど、もともと1年生の春にはベンチに入っていた逸材。

春の練習試合でも球速だけでなく制球力を磨いた結果を見せて、満を持しての初登板。

2アウトを獲ってから1点を許してしまったけれど、1イニングとはいえ高松商の上位打線を抑えたのは収穫。

本人にも大いに自信になったはず。


走塁も今日は1つ前の塁への進塁に積極的な姿勢を見ることができたので、今日の課題は守備くらいかな。

まだ緊張感もあったと思うので、次戦以降ではキチンとやってくれるはず。


次は聖光学院。

数年前に練習試合を一度やったけれど、最近はずっと縁がない。

去年の夏の甲子園でも聖光学院が鶴岡東に負けたので、対戦はなかった。


そんな聖光学院は、今日の常葉大菊川戦を見たらわかるとおり非常に鍛えられている

秋に福島大会と東北大会を見に行ったときと今日のスタメンは若干違っていたけれど、主力メンバーはほぼ同じ。

攻撃力には欠けるけれど、守備と走塁に穴らしい穴はなかった。


早実打線が聖光の投手陣を攻略しないと、ミスしたら負けみたいな緊張感のある試合になりそう。

高松商と同じような試合展開になるといいのだけれど。


なお、聖光戦は見に行くことができないので、仕事の合間にセンバツliveで応援するくらいしかできません。

現地に行かれる皆さん、応援よろしくお願いします


「和泉監督、センバツで優勝したいです」




久しぶりの秋の決勝戦。


勝てばセンバツ当確ということもあり、朝から心が浮き踊る。高揚感。
無理矢理14時までに仕事を終わらせて夏の決勝戦以来の神宮球場へ。

寒さもあってかスマホを打つ手が妙にかじかむ。

早実は今日も1回表、2回表とチャンスを作るも無得点。

すると、2回裏、二松学舎の先頭バッターをフォアボールで出すと、連続パスボールもあって3塁まで進ませてしまう。

続くスクイズはサード方向への打球だったものの、高く浮くフライ性の当たり。

アウトが取れそうだなと思ったら、打球と照明のLEDが重なったのかサードが打球を見失い、二松学舎に先制を許してしまった。

寒さとLED照明とで普段見たことのないミスが連続したことはまったくの想定外だった。

ただ、これで決勝戦の要らぬ緊張感が解けたのかもしれない。

その後もフォアボールとワイルドピッチでピンチを広げたものの踏みとどまり、直後の3回表に反撃開始。

二松学舎のピッチャーの送りバント悪送球と國光君のタイムリーもあり一気に逆転した。

さらに5回表には、喜澤君が二松学舎のエース及川君からタイムリーを放ち4-1と差を広げる。

この時点では、相手投手を打ちくずしてる感じはしないけどヒットは出るし点も入るからもしかしてこのまま行けるかなとも脳裏によぎった。

だがしかし、二松学舎は甘くなかった。

早実内野陣の守備の乱れもあり、5回裏、6回裏と1点ずつを返され、4-3と1点差まで追い上げられる。

とはいえ、早実も、7回表に途中からセカンドに入った五木君のライト犠牲フライで1点を奪い、5-3と再び2点差に広げる。

失点直後の得点でもあり、途中交代した五木君が、今大会の抽選を引いた不思議な力で、この決勝も勝利に導くのか、とも思えた。

ところが、そうは簡単にいかない。

7回裏には二松学舎のエース及川君にライトフェン直タイムリーツーベースを打たれ、8回裏には、この回から登板した2番手浅木君がランナーを貯めると、3番手で登板した田中君が代打に犠牲フライを打たれて同点に追い付かれてしまう。

浅木君は良い体躯をしてるのに、左脚の使い方とか、それを生かし切れないまま、いつも下半身だけクイック気味で投げているのが本当にもったいない。

本当はちゃんとした人に投げ方から指導してもらうのが良いと思うけど、自分で勉強するのも、 YouTubeで工藤公康が草野球の選手を改造してる動画をはじめ、色んな処にたくさんヒントある気がする。

https://youtu.be/GCdYz5_6t_8?si=WC136Sih2aMUjQs1

情報過多にならないように取捨選択しながら、ひと冬越したら140キロを超え、かつ、制球が落ち着いたピッチャーになっていて欲しい。

話を戻しましょう。

早実は8回裏に同点に追い付かれたものの、田中君は後続を断ち、9回表の攻撃へ。

早実は先頭の山中君がライト線にツーベースを放ち、勝ち越す絶好のチャンス。

ところが、ギアを入れた二松学舎のエース及川君に後続が打ち取られ勝ち越しならず。

チャンスがあったのに点を入れられなかったとき、試合の流れは相手に行ってしまうもの。

案の定、9回裏に1アウト1・2塁のピンチを招くと、二松学舎の代打大橋君に高い音を残した痛烈な打球を打たれる。

これは終わったなと思った刹那、その打球を國光君が伸ばしたミットで掴み取り、ゲッツー完成。

凌ぎきった。

國光君には夏からずっと守備で助けられている。
この秋は打撃での貢献度が高くはなかったものの、守備はあいかわらず頼りになった。

これで、タイブレークに突入。

すると、甲子園の大社戦、三重海星戦、関西戦、神宮球場での三高戦など…ナイターになると、なぜか記憶に残る試合を繰り広げる早実の本領発揮。

守備に関しては、さすがに内野5人隊形はなかったものの、10回裏、11回裏とゲッツーで凌ぎ、雰囲気は悪くなかった。

むしろ、こんなゲッツーとれるの?というくらい見事な守備で場内が沸き、次の早実の攻撃に繋がりそうな雰囲気さえあった。

しかも、3番手で登板した田中君はピンチになっても動じず、試合を壊すこともなかった。

とても高校からピッチャーにコンバートされたとは思えない落ち着きぷりだった。

ところが、早実は、攻撃では、10回表、11回表は1アウト2・3塁の場面を作り、12回表はノーアウト満塁の場面を作るも、そこからは強硬策一辺倒で1点を奪えず、勝ち越せない。

しかも12回表は、ノーアウト1・2塁でボテボテの当たりでのセンター前ヒットだったので、攻めの走塁を見せてほしかった。

先攻でノーアウトなのに、なんで止めたんだろう。

自分たちからチャンスを潰しにいく拙攻とも言える。

新チームになってからの数少ない練習試合やこの大会でも同じようななんで行かないの?と思う判断があった。

今は新基準バットに不慣れで長打が期待できず、打球のスピードも落ちているので、ワンヒットで生還する走塁の必要性は高い。

冬の間に打球と走塁判断の練習を繰り返して欲しい。

話を戻しましょう。

早実が12回表に絶好の勝ち越しのチャンスを潰すと、勝利の女神は二松学舎の下へ行ってしまった。

12回裏はバスターでノーアウト満塁にされると、最後はスクイズを決められて試合終了。

攻撃の選択肢が豊富だった二松学舎の前に屈することになった。二松学舎の優勝は21年ぶり。

早実は何度も目の前までたぐり寄せていた勝利を手放してしまった印象を受ける。

これで早実のセンバツ出場は、二松学舎が神宮大会で神宮枠を獲得するか、選考委員会が関東5校目との比較でどう判断するか次第になった。

モヤモヤしたまま、来年1月24日の選考を待つことになりそう。

今大会を通じてわかったのは、早実の攻撃での決め手の無さ。

新基準バットになり、かつ、宇野君、高崎君、石原君ら長距離ヒッターが引退したことで、この秋は昔ながらの送りバントを多用する野球スタイルに変わった。

おかげで、1アウト2塁のチャンスを作る機会は増えたものの、あと1本が出ない。

夏はどうやって解消していたのかが気になって、決勝の映像を見たけど、足を使うことに積極的だったように見えた。

さらに、昔ながらの野球スタイルの最高峰でもある箕島や広島商の野球はどうやってたのかが気になって調べてみたら、プッシュバントを効果的に使っていた。

もちろん個々の打力が上がるのがベストだけれど、そんなところに得点力をあげる鍵がありそうな気がする。

攻撃、走塁、守備すべてが冬の間にレベルアップすることを期待します。

「和泉監督、甲子園に行きたいです」

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