こんにちは、りりあん。です
今回は番外編として「ラブライブ! スクールアイドルコレクション」(略称はスクコレ)というTCGの紹介となります。
スクコレは「ラブライブ!」のメンバーだけが登場する、2016年春に始まったばかりのTCGです。
カードは両面印刷されていて、片面はテキストなどは書かれてなく、ホイル加工された「コレクションサイド」、もう片面はカードゲームとして遊ぶための「ゲームサイド」として作られています。
スクコレというTCGは以下のようなところがおすすめです。
・ルールが簡単
・気軽に遊べる
・3人以上でもできる
・テンポが良く、ストレスフリー
・ラブライブ!である
ゲームのルールは非常に簡単。
メンバーカード20枚以上でメインデッキを構築し、楽曲カードを6枚以上用意すればもう遊べます。レアリティがSEC・SP・HR・UR・SR・Rとあり、SECとSPはヴァンガードでいうならSGRで、デッキに1枚入れるか、入れなくても遊べるカードです。HRがヴァンガードでいうならRRRで、主力として活躍するカードです。シングル価格は1枚あたり1000~1800円で、デッキに7枚ほど必要です。Rはいわゆるノーマルです。
ヴァンガードのようにクランで分けられたりはしてないので、一度集めてしまうとずっと遊べます。自分の好きなメンバーを目立たせることのできるデッキにするといいと思います。
ゲームサイド
上の画像を見てください。
メンバーは赤・青・緑・オール(黄色の音符のものがそうです)の4種のピースを組み合わせて持っており、楽曲カードに書かれている通りのピースかそれ以上をステージに揃えるとライブができます。楽曲カードには色と数が指定されたものと、数だけ指定している「共通スコア」楽曲があります。もしピースが余った状態でライブしても余った分は戻って来ません。また、メンバーには誕生日ボーナスが付いているものもあり、誕生月には吹き出しの中のピースが追加されます。また、RUSHと書かれたメンバーは登場時に続けて手札からメンバー1人を登場でき、LIVEと書かれたメンバーは登場時に自身を含めたメンバーでLIVEできます。いずれも1ターンに1度しか使えないスキルです。
楽曲カードは右上にライブ成功時に獲得できるライブポイントが書かれており、合計ポイントが先に9pt以上になったプレイヤーが上がりです。上がりポイントの設定は9ptが一般的ですが、増やしたり減らしたりして遊んでもいいですね。
さて、次は実際のゲームの流れです。
声優による遊び方動画も上がっていますので、こちらも参考にして下さい
→ スクコレ ムービー
スクコレにはターンごとのドローはなく、初期手札4枚で始めます。
プレイヤーは1ターンに下記3つのいずれかの行動ができます。
・メンバーを「登場」させる
・登場しているメンバーで「ライブ」する
・手札が4枚になるまでカードを引ける「勧誘」をする
※登場については手札からの登場と、手札の代わりに山札の1番上を登場させる2パターンがあります。
この3つのうちどれかをするとターンは終わり、次の相手のターンとなります。3人以上で遊ぶことも可能です。楽曲カードはゲーム開始時にランダムに2枚表にし、表のものしかライブできません。ライブが成功すると裏の楽曲カードの上から1枚を表にし、次の楽曲を決める仕組みです。
とりあえず、私が組み上げたデッキはこちらになります。
メインデッキ
☆2 (7枚)
HR 青空Jumping Heart 果南×2
HR 青空Jumping Heart 鞠莉×1
HR 青空Jumping Heart 千歌×1
HR 青空Jumping Heart ルビィ×1
HR 青空Jumping Heart 花丸×1
HR 青空Jumping Heart 莉子×1
☆1 (6枚)
赤RUSH×1
緑RUSH×1
青RUSH×2
緑LIVE 果南×1
青LIVE ダイヤ×1
☆0 (7枚)
赤青 ×1 (スタートカード)
青2 ×3
緑2 ×1
青緑 ×2
楽曲カード (6枚)
2p楽曲
夜空はなんでも知ってるの?(赤1緑2青1)
Step! ZERO to ONE(赤1緑2青2)
3p楽曲
Strawberry Trapper(赤2緑2青3)
ときめき分類学(赤2緑3蒼3)
4p楽曲
恋になりたいAQUARIUM(共通12)
トリコリコPLEASE‼(赤3緑3青3)
解説
このデッキの上がりターンの平均は9〜11ターンです。上がりターンが早いとは言えないですが、メンバーや楽曲を調整し、詰まりにくいデッキを目指しました。
デッキの核にしている青空Jumping HeartのHRメンバーの解説をします。
果南…登場時に手札1枚をデッキの一番下に置くことで2ドローするか手札からメンバーを1人登場することができます。手札を入れ替えながら消費なしで自身が登場するか、手札を減らしてメンバーを連続で登場させる選択肢をとれます。RUSHと果南を繋げることで1ターンに3人以上のメンバーを登場させていきます。もちろん下に紹介する花丸、千歌でドローに繋げ、消費を取り戻すことも可能です。3枚以上入れてもいいくらいですが、市場価格が若干高く、ほかのカードとの組み合わせを大事にするため2枚に抑えて採用しています。
鞠莉…オールのピースを持ち、RUSHかLIVEどちらかを選択して使うことができます。場面を問わず活躍しますが、☆2で☆1のメンバー(RUSH or LIVE)と同じ役割になってしまうため、枚数は抑えて入れます。
千歌、花丸…千歌は登場時に勧誘、花丸は3枚引いて相手も1枚引いて良いという幸せスパイラルなスキルを持ちます。この2人の役割はずばりドローですが、千歌は場面によって強さが変わり、「夜空はなんでも知ってるの?」の楽曲を成功させて勧誘手札を5枚にすることで花丸以上の活躍を見せます。初手に来てもRUSH、果南のメンバー登場スキル、千歌、と繋げることで手札が4枚に戻ります。そう考えると花丸は相手にもドローさせることで手詰まりを解消するチャンスを与えてしまうため、採用を抑えています。花丸のドローが相手にとってメリットになりすぎないようにするには、手札を使い切って次のターン「勧誘」することが決まっている相手にドローさせることです。
ルビィ…登場時に山札の上1枚を登場させることができます。登場したメンバーが☆2以上ならルビィが山札の下に戻ってしまう照れ屋さんですが、うまくいけば下準備なしでメンバー2人が並びます。仮に戻ってしまったとしても、登場した☆2以上のメンバーがルビィのフォローをしてくれるはずです。☆1なら戻ることがないため、ルビィを使うならいつRUSHやLIVEが出てもいいように動かすように意識します。
莉子…ライブをしていると青のピースが追加され青2オール1になるスキルと、参加したライブの成功時に裏の楽曲カードを表にするスキルがあります。1人で3ピースは非常にありがたく、仮にこのスキルが有効になっていなくともオールがあるので調整しやすいです。私が選んだ楽曲カードは赤を要求するものが少なく、たとえば「夜空はなんでも知ってるの?」であれば赤1緑2青1なのでこの莉子と果南で達成できます。
楽曲カードを表にするスキルこそ本命ですが、これは1度成功してしまうと楽曲カードで裏目を引くことがなくなるというものです。これについては下で詳しく説明します。
初心者の私はとりあえず他の人のデッキを考察してわかったことがいくつかあります。まず基本としての構築の目安が3つほどあります。
① メインデッキを20枚で構築する
…構築は20枚以上ですが、初めは20枚ちょうどで構築するのがいいと思います。デッキの枚数が少なくなればなるほど、引きたいカードを引き当てることができます。スクコレではデッキアウトは敗北ではなく、山札や手札が無くなっても動けなくなるまでゲームを続けることができます。どのように構築しても、必要ピース数が20を超えることはまずないので、必然と20枚の山札でライブ成功に必要なピース数を満たします。
② RUSHを4〜5枚、LIVEを1〜2枚入れる
RUSHは1ターンに登場するメンバーの数を増やし、より早くライブ成功に貢献します。LIVEは本来なら1ターン消費するLIVEという行動を登場と同時に担うことができるので、こちらはさらにライブ成功を早めることができます。ただ、RUSHより使える場面が限られるので枚数は絞ります。
③ ☆20の推奨ルール
スクコレでは☆の合計が20枚以下になるようにデッキを構築することに推奨されており、みんなその通りにしています。これはあまり強くすると楽しく遊べないといった意味合いのほか、制限内でどこまでできるかといったゲームの面白さを高めるルールでもあります。このように☆が制限されているため、①で触れたデッキ最低数20枚での構築をおすすめします。SP、SECはオールのピースを3つ以上持っており、どの場面でも強力ですが、☆20の決まりがあるため2枚以上入れても動かしにくいです。仮に2枚入れた場合、SP・SECは☆3のため、残り☆14でデッキを構築することとなります。②の前提を考えると残り7〜9しか☆を入れられません。強力なスキルを持つメンバーは☆2のHRであり、それがデッキに2〜3枚となれば詰まりやすいデッキになってしまいます。特殊なデッキを考えるので無ければ、SP・SECは自分の推しのメンバー1人だけにして、スタートメンバーにしてあげるといいです。
④ ドロースキルを入れる
ドローが入っていない場合、勧誘でメンバーを増やすことになります。勧誘は1ターン消費する上に、デッキが回転していないならば何のカードを引くかの推測すらできません。20枚にデッキが絞られているということは、ある程度何を引くか予想できるので、この情報を活かさない手はないです。
ここでドローが入っている場合、勧誘の頻度が抑えられます。また勧誘をしなくてはならない状況でも、「有効なカードを引けていない」=「勧誘すれば引きたいカードが来る」ので、勧誘による期待値が高いです。また、デッキの一番上を登場させる場合も、RUSHやLIVEで手詰まりを解消できる可能性が高いな、と予想ができます。
デッキは堀り得です。
⑤楽器カードの選定
一般的に、必要ライブポイントは9ptで遊びます。この9ptを達成するには2,3,4か、2,2,5か、4,5とライブするのが主流のようです。ライブする楽曲が多くなると上がりにかかるターンも長くなるので3回以内で上がるのがいいと思います。2,3,4パターンの場合、楽曲カードは6枚以上なのでバランスよくポイントを分けるなら上の構築のように2枚ずつとなります。しかしこのままでは2,2,4と楽曲を引いてしまって4曲やらなくてはならない場合があり、そうするとほぼ相手より先に上がることはできません。上に紹介した莉子のような楽曲カードを1枚余分にオープンするスキルがあり、2曲目までに使えていれば、2,2,4,4,3と引いたとしても2,4,3と最短ルートを選んでライブができるわけです。
続いて、簡単に楽曲カードの解説です。
♪夜空はなんでも知ってるの?
…ライブ成功後に勧誘の枚数は自分相手問わず+1されます。千歌が活躍するほか、手札消費を激しくして1度でも5枚で勧誘できればそれ以上の勧誘は必要なくなるはずです。
♪Step! ZERO to ONE
…ライブ成功時に2ドロー。勧誘前提の場合に裏目になりますが、2ドローしつつライブができれば次のターンも楽に始められます。
♪恋になりたいAQUARIUM(共通12)
…Aqoursだけでライブするなら共通スコアが2減って10ptでライブできます。子のデッキならば必ずスコアが減るのでどれだけ苦しくても10ptならメンバーが揃います。
♪ときめき分類学
…LIVE持ちに+オールする楽曲です。
♪Strawberry Trapper、♪トリコリコPLEASE‼
…すべてスキルなし楽曲。色指定がありますがスキルのある楽曲より必要ピースが少なく設定されているため、できるだけ狙いましょう。2pt楽曲はスキル楽曲のみですが、3pt、4ptはこちらの方がピースを節約できます。
今回は以上となります。
スクコレが気になっている方の参考になればうれしいです。
(2016年12月24日更新)