ダウンヒルの強い味方!ブレーキレバーの滑り止め「OTION」のグリップシートを試してみました。タイムという名のヒザのお守りペダルと、今回もクリート摩耗防止で盛る!

2019年02月12日

ペダルとクリートをSPD-SLにチェンジ!クリートの摩耗防止&滑り止め対策も施してみました

とある日のwasonさん


「やはり点より、だな」

20190212_聖闘士星矢
※聖闘士星矢



と言うことで、長く沈黙を保っていたビンディングシューズ(SPD)のクリートを、この程SPD-SLに変更する事にしました。


経緯として、自転車を漕いでいる時のダンシング時に、なんかこう、点でペダルを漕いでいる感触が気になってしまい、これって登り坂で疲れてフラフラしている時にうっかりクリートが外れてハードラックとダンスっちまう可能性もあるのが気になって気になってご飯飲み物空気しか喉を通らなくなってしまったからです。


そして、僕の履いているリンタマンはSPDもSPD-SLもどっちも付けられる兼用シューズのため、シューズの買い替えをせずにクリート変更が可能なコストの低さも後押ししてくれました。リンタマンはいつだって僕に愛と勇気をくれます。リンタマンだけが友達さ。







さあ、ここまでお膳立てが出来てしまえば、もう後は 走り出したら止まらない土曜の夜の天使のようにペダルを購入するだけです。






う、うわぁ・・・。


油断してました、SPD-SLのペダルってけっこうお高いんデスね……。





たぶん下記のようなバランス(完全に主観)だと思うので、アルテグラにしました。

性能 デュラ >> アルテグラ >>>>> 105
値段 デュラ >>>>> アルテグラ >> 105



デュラのペダルの価格を見た時に、
「デュラのペダル、シティサイクルが買える値段ではないか!」

と、ツッコむ。

ローディは金銭感覚が麻痺ってると言われますが、キアリクを習得している僕は冷静にデュラは必要ないと判断しました。

あと、アルテグラのペダルに付属してくるクリートは「黄色(遊びが大きい)」なのも決め手でした。デュラは「青」です。クリートラビリンスの住人のwasonとしては、遊びが大きい方がヒザペインの可能性を抑えられる安心感があります。




届きました。

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通勤で使う事の方が多いので、クリートカバーも合わせて購入しました。





前々から他の人のロードバイクを見ていて思っていたんですが、SPD-SLのペダルってカッコイイですよね。しかも軽い。なんだこれ文明の結晶か。

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さっそく作業開始です。まずはクリートの固定力を調整しました。立ちゴケが怖いので、固定力は最弱にします。固定力が目視でわかるインジケータ―が付いているのは良いですね。わかりやすい。

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※実際に乗ってみて思ったんですが、固定力最弱でも外すのがけっこう硬かったです。SPDも最弱にしていましたが、あっちはかなり簡単に外れるのでそもそもの固定力に差がありますね。

これ、信号のたびにパチパチやっていたら、それだけでヒザがヤラれるんじゃないかなあ。






さて、お次はシューズのクリートを外します。















20190210_CIMG8306_2

汚ねぇ(笑)



これはなんかもう、写真をアップしてはいけない汚物感があります。都条例にひっかかりそうです。





クリートアダプターの消耗を抑えるために靴の補修材で両脇を増強しているのですが、そこらへんが使用感も相まって地球外生命体のような有機物感を隠しきれていないです。ギーガーですね。

ギーガー20190210





さすがにお見苦しいので、お花とか配置してファーンって感じにしてみました。

20190210_CIMG8306

よし!(よしではない)





正気を保ちつつ、クリートとクリートアダプターを外しました。



※プライバシー保護のためにモザイクをかけています。
20190210_CIMG8308

モザイク処理を施したら、血が付着しているように見える(笑) なんでモザイクかけたら「赤」が入るんでしょうか、Photoshopの陰謀です。





リンタマンの靴裏を見てわかるとおり、SPD用とSL用の穴がどちらも用意されているので、スペーサーとかを特に何もかませる必要もなくSPD→SPD-SLへ


20190210_ハンチョウ
※1日外出録 ハンチョウ



SPD-SLのクリートを取り付けます。



あれ?

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なんか、左シューズの上のネジが付かないデス。




両者を見比べてみました。

20190210_CIMG8311

ネジ受けが陥没している!!!!!

なんだこれは、ムー大陸か。


20190210_MMR
※MMR


何にでも「ムーと同じ運命」と付ければ、大抵の事は壮大になりますね。


「コケてロードバイクに傷が付いちゃったよ、ムーと同じ運命だ」

「新しいバーテープに交換したんだ、ムーと同じ運命だよ」

「今日寝坊しちゃってさあ。ムーと同じ運命だよね」


20190210_今日から俺は
※今日から俺は




脱線を元に戻しまして。


付属のネジは長さが8.5mmらしいのですが、それだと足りないので、下記のネジを追加で購入しました。


10mmと13.5mmがあるみたいで、けっこうな陥没具合だったので13.5mmにしました。ムーと同じ運m(略)





気を取り直してペダルの取り付けです。

20190210_CIMG8312

グリスぬりぬり。





クランクに取り付けます。




おや? スパナでまわせない?
20190210_CIMG8313

裏側に六角の穴が開いているので、SPD-SLは六角ドライバーで取り付けるみたいです。




取り付け完了。

20190210_CIMG8314





試しに三本ローラーでクリートの位置調整をしようと思った時に、ロードバイクにまたがろうとローラー台に片足立ちをした瞬間、ズルッと滑りました。



なにこれ、怖い。



滑る滑るとよく聞きますし、実際に滑って転んだ人を見た事もありますが、SPD-SLのクリートはこんなに滑るのか……。







滑る原因を探るべく、シューズを床に置いてみました。

20190210_CIMG8315

点接地ですね。接地面積が少ない。ペダルは面で捉えているのに、地面は点なんですね。


これは滑りますよ。あんまり今の時期に滑る滑る言いたくないんですが、これは滑りますよ。地面への抵抗が23cのタイヤ以下じゃないですか。滑り込みアウトです。







それなら、と、接地時のクリートの消耗も抑えられますし、この黄色い部分に滑り止めを施してみたらいいのでは? 

と思ってみたんですが、ちょっと気になったのでシューズを持ってペダルに取り付けてみました。

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クリートが嵌る原理として、前側のくぼみと、後ろ側のくぼみで固定しているみたいですね。じゃあ左右にある黄色い部分はなんのために存在しているんでしょう……? 歩くための滑り止め?



横から確認。

20190210_CIMG8318


実際にクリートを外す時のように、ひねってみました。

20190210_CIMG8319



あー・・・

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黄色の内側部分は、外す時にペダルのスレスレをスライドしますね。黄色の上に何かを盛ると、シューズが外せなくなりそうです。




しかし、外側は盛っても大丈夫そうですし、信号待ちでクリートを外して接地する時は外側の方が削れていくと思うので、シューグーで盛ることにしました。

20190210_CIMG8323





盛りました。
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足の裏なんて誰も見ないし、適当盛りで十分です。その結果SPDの時はエイリアンを生み出しましたが、気にしない。

20190210_CIMG8325


たったこれだけの事ですが、わずかながら滑り止め効果があります。


しっかり歩く時はクリートカバーを付けますが、信号待ち等のちょっとした時はこの盛った部分で滑り止め&クリート摩耗を防いでくれる事に期待!



ところでこれ、元々の左右の黄色の部分をがっつり削って、そこをシューグーで補修したらクリートと干渉もしないし2点で接地できるのでクリートカバーいらずになるのでは。

内側のクリートが削れてきたら試してみようと思います。




使用用途が歩くためではないので現在の材質なのもわからなくはないんですが、メーカーがもうちょっと滑らない材質で作ってくれればいいのに、と思いました。









って、あるんですね。



さすがゴリックス先輩。


ただ、これLOOK用のクリートなのかあ。。LOOKにしておけば良かったかな。でも、安心安定のシマノなので、様子をみてみようと思います。では実走です。



20190210_人形の国
※人形の国




15kmぐらい街中を走ってみました。





結果、左シューズの外側クリート。めっちゃ削れている・・・マジですか。

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なので、さらに盛りました。たぶん黄色い部分よりもシューグーの方が耐久性があるので、これだけ盛ればしばらくは安心、のはず。

20190210_CIMG8330







★★★乗ってみた感想★★★

・点より面だ。ペダルへの安定感が良い

→とても漕ぎやすいです。点バランスと違ってグラグラしないですし。


・クリートをペダルにはめる時の「パチン」という音が心地よい

→僕は漕ぎだす時に右で漕ぎだして左ペダルが上になった時にクリートを嵌めるので、SLはペダル位置が一番下でしか嵌めれないかと思っていたため、一番上でも嵌ったので安心しました。


・クリートを頻繁に外すと足首を痛めそう

→けっこう足首に衝撃がきました。信号待ちや渋滞の時に外すのがおっくうになるレベル。あぁ、これは通勤に向かないかもですねえ。。


・クリートが下ペダルでしか外せない

→止まる時に、左右のバランスを取るために右ペダルを下にした状態で止まるクセがあるんですが、そうなると左ペダルは上側にあって外せないため不便。がんばれば上ペダルでも外せますが、たぶんヒザを痛めそう。あと、咄嗟の時に立ちゴケする未来が見えました。

①わっ、危ない! ②ペダルを下にくるん ③足首を外にひねって外す →ムリ

②がムリだー


・滑るなら滑り止めを付ければいい

→盛っておいて良かったです


・1回乗って何回か信号待ちで足を着いただけでわかるぐらいクリートが削れていた

→削れすぎィィィ。再盛りしました。






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ここまで書いておいてなんですが、タイムのクリートとペダル、良いですねッ。




見た目がカッコイイのは何より、ヒザに優しいらしく、すごい惹かれています。

なんだい「フローティング機構」ってのは。中二心をくすぐるじゃあないか!


ちょっと調べた感じだと、下記でした。

■メリット
・脱着がしやすい
・ヒザに優しい
・値段のわりに軽い(デュラと同じぐらい)
・クリートをはめた時の音が良い(らしい)
・クリートが滑りにくい
・見た目がカッコイイ

■デメリット
・脆い(らしい)




あー、これしばらくしたらタイムのペダルに替えてそうですよ(笑)


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wason at 07:00│Comments(2)アイテム 

この記事へのコメント

1. Posted by かんな   2019年02月19日 14:49
えーと、ルックのKEOだと、純正で滑り止め付きのものがあります。
2. Posted by wason   2019年04月30日 04:30
>かんなさん

なんと、KEOって滑り止めが付いているんですね! それは歩きやすそうでいいですね~。
シマノの翌日にはタイムにしてしまったのですが、タイムのクリートも中々歩きやすかったです。

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