シグのSLG奮戦記

このブログは大戦略等のターン制シミュレーションゲーム（SLG）のプレイ記録がメインです。最近は昔の大戦略作品のプレイが多くなっています。

カテゴリ：ジェネラルサポート > ソロモン海戦史DX

　ジェネラルサポート社のSLG「激闘！ソロモン海戦史DX文庫版」が到着してからかなり時が経ちました。説明書を見ながら最初のシナリオ『第一次ソロモン海戦』を進めましたが、途中で中断していた期間もあったものの、シナリオをまずは終了させることができました。結果はタイトルにもありますが、完全な敗北で「空母戦記２」の初挑戦時を思い起こしてしまいます。

　3ヶ月以上も前のことで、内容を完全にレポートするのは困難ですが、思い出して書いてみます。

　開始から数ターン。操作ミスによって味方艦が衝突してしまいます。２つの戦隊の最後尾艦と先頭艦が衝突し、先頭艦が沈没したのです。さらに悪かったのはこの沈んだ艦が旗艦だったことで、戦闘を開始する前から、司令が1人戦死してしまう事態となりました。
　その後、部隊をサボ島の北東あたりにまで進め、敵艦との戦闘が始まりました。最初のうちは日本側が一方的に攻撃ができ、米駆逐艦を数隻沈めることができましたが、そのうち探照灯照射を浴びるようになり、攻撃を受けるようになります。特に厄介だったのは巡洋艦サンジュアン等が放つ、15発近くの砲弾で数発被弾し火災が発生する状態となり、それがまた敵弾を呼び集めるパターンが数回続きました。
　米艦からの猛射が続き、巡洋艦が次々に戦闘力を喪失する中、何とか撤退できないかと操作しましたが時すでに遅しで、ゲーム終了直前には3方向から囲まれて砲撃を受ける状態となっていました。

　最後の艦が沈み、シナリオ結果画面となりました。巡洋艦『夕張』だけが沈没していないのは、途中で撤退させたからです。すぐに勝てないのは予想していましたが、ここまで大差で負けるとは思っていませんでした。史実では沈没した米艦も損傷しただけに留まっています。

　大敗北画面です。ミッドウェー海戦に続く悲劇として歴史に記録されることになるでしょう。ぼろ負けした戦いをレポートするのはあまり乗る気ではなかったのですが、今後再挑戦するモチベーションにつなげられればと思います。
　

　前回の挑戦で完敗となったシナリオに再び挑みます。

【ターン1〜4】
　今回は慎重に艦隊を進めると心がけ、サボ島を目指す前にまずはツラギの方向（マップ右上付近）に全部隊を向けます。しばらく進むと艦名を忘れましたが、駆逐艦2隻ほど視界内に入りました。早速砲撃を集中させて両艦とも撃沈します。反撃はありませんでした。

【ターン5〜6】
　艦隊周辺の偵察を行わせようと、参加艦船唯一の駆逐艦『夕凪』を分離し、独航艦として先行させます。しかし、速度設定を早くしていたため、移動フェイズ後に敵部隊と遭遇したときはかなりの至近距離となっていました。巡洋艦3隻、駆逐艦2隻からなる部隊（厳密に言えば独航艦の集団）から探照灯照射を受けた『夕凪』に逃げられるはずも無く、反撃もできずに撃沈されてしまいます。
【ターン7〜8】
　駆逐艦『夕凪』が発見した敵部隊は撃沈されたことにより、視界範囲から外れます。再び重巡『鳥海』が発見した時には、敵部隊はサボ島の東で右一斉回頭をしている途中で、『鳥海』に対し艦尾を向けつつありました。同じターンに米駆逐艦が照射をしてきたので、砲撃を集中しこれを撃沈することはできたものの、アストリア型重巡の20cm砲弾を受け、艦の前方にある主砲3基と艦橋を被弾し三川提督が戦死するという結果になってしまいます。火災も発生し沈没も覚悟しましたが、直後のダメコンフェイズにおいて消火が成功し、難を逃れます。後部主砲は健在でまだまだ戦うことができるので諦めるわけには行きません。

【ターン9】
　損傷した『鳥海』は遠距離からの攻撃を行わせるため、敵部隊との距離をとりました。この空いた視界範囲を埋めるように第18戦隊の部隊が入ります。同部隊は巡洋艦『天龍』『夕張』の2隻から構成されています。
　敵部隊から再び探照灯照射を受けます。18戦隊の両艦とも対象となりましたが、照射した敵艦を優先的に攻撃することにしました。戦隊旗艦は射撃フェイズで一番最初に撃てるのを利用し、戦闘力を奪います。　第9ターンでは巡洋艦『ビンセンス』・『クインシー』に火災を発生させる一方で、『夕張』が攻撃を受け、前部主砲は破壊されたものの、火災を発生させるまで事態にはなりませんでした。しかし前部主砲2基が全滅のため、艦前方への射撃は不可となりました。

　年末に更新した「ソロモン海戦DX文庫版」のシナリオ、｢第1次ソロモン海戦｣プレイ記録の続きです。前回は第9ターンまで更新し、敵巡洋艦との砲戦の続きからとなります。
【ターン10】
　火災が発生した艦は、20,000mの距離から視認されます。よってそれらの艦への攻撃は米艦から視認されない距離まで移動した『鳥海』に任せ、数的主力となった第6戦隊で、ほかの無傷の艦を狙います。1隻へ攻撃を集中させて順々に撃沈することも考えましたが、反撃が怖いので部隊全体の戦闘力を奪えるように、各艦別個の目標を指示しました。

　第6戦隊は巡洋艦4隻で編成されている部隊で、旗艦から『青葉』・『加古』・『衣笠』・『古鷹』となっています。このターンでは敵部隊に対しT字に近い位置関係となり、全砲門を敵艦に集中させることができました。

　射撃フェイズで、『ビンセンス』に砲弾が命中し、ほぼ大破状態となります。主砲塔もすべて破壊されている状態で、反撃できる火器も高角砲が1ブロックを残すくらいになっています。また、このフェイズでは駆逐艦『ウィルソン』にも主砲弾が命中し、撃沈しています。2ブロックある機関区に連続して損傷した後に沈没の判定となりました。このゲームでは機関区ブロックがすべて破損した艦は沈んでしまいます。「破壊」ではなく、「破損」状態であるという所に注意が必要です。

　『古鷹』も敵艦の反撃によって機関区損傷の恐怖を味わっている1隻です。残り1ブロックの損傷でアウトになってしまいます。
【ターン11】
　サボ島北東海域で発見後、交戦していた米巡洋艦部隊はこのターン大きな打撃を受けることになりました。戦隊旗艦である『天龍』及び『青葉』から射撃フェイズは始まりましたが、このときの両艦の命中率は「近距離・火災目標・旗艦・低速目標」の4つのプラス修正を受け、63％に達していました。この攻撃によってまず巡洋艦『ビンセンス』が沈没します。

　続いて『青葉』からの雷撃です。左舷魚雷発射管から4本の61cm魚雷が巡洋艦『クインシー』に向けて発射され、そのうちの1本が命中します。居住区の破壊による被害拡大で、唯一残っていた機関室が破損された『クインシー』はこれによって沈没し、このターン2隻目の戦果です。

　巡洋艦『アストリア』はシナリオ序盤に艦橋を破壊された『鳥海』が仕留めました。後部砲塔の20cm砲4門しか射撃ができず、命中率のマイナス修正もあったものの、それでも1発を命中させる活躍をします。

（次回に続きます）

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