2017年08月19日

ヒョウが降ってきた!!

本日は曇りのちゲリラ豪雨の予報だった。

午後5時過ぎから雷がゴロゴロと鳴り出し、5時20分頃、窓の外からカキーン、コキーンと聞いたことがないような音が聞こえてきた。ベランダに出てみるとヒョウ(雹)が周りの建物や窓ガラスにぶつかっている音だった。

ベランダに飛び込んできたヒョウ。
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直径2センチくらい。すごい勢いで降ってくるというか落ちてくるので、直接当たったら痛いと思う。

ヒョウが降っていたのは2〜3分で、その後はシャワーのような豪雨。それが15分くらい続いて雨はやみ、午後6時の現在は遠くで雷が鳴っている。なかなかドラマティックな展開である。


降ってくる氷が5ミリ未満ならアラレ(霰)で、5ミリ以上がヒョウというのが気象的な定義。アラレは何度か経験したがヒョウは初めて見た。長生きはするもんだ(^^ゞ

それにしても東京は8月になって本日まで連続19日間の雨。今年は梅雨明けしてから本格的な雨期になった感さえある。これもやっぱり異常気象? 毎年なにがしか異常気象なので、何が正常かわからなくなってきているけど。


以上、現場からのホットニュースでした。
いやヒョウだからアイスニュースかな(^^ゞ








wassho at 18:08|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年08月18日

ソファで歯磨き

歯磨き
一昨年の8月に20年振りとなる歯医者に行き、それがきっかけで丁寧に歯磨きをするようになった。10月の終わりにすべての治療を終えて、12月にまた歯石を取りに来いといわれたけれど、歯医者への苦手意識が災いしてあれから訪れていない。

でもその丁寧な歯磨きはずっと続けている。もっともそれをしたからといって芸能人のように歯が真っ白になるわけじゃない。あれはホワイトニングという漂白みたいなことをしなければいけないらしい。それでもタバコ、コーヒー、赤ワインと歯に汚れがつきやすいもののヘビーユーザーの割にはきれいに保たれているんじゃないかと思っている。歯石もそんなに溜まっていないと思うけれど、久し振りに勇気を出して歯医者に行ってみるか(^^ゞ


丁寧な歯磨きの欠点は時間が掛かることである。歯ブラシを歯1本各面あたり30回くらい小刻みに動かすのが丁寧ということ。それには10分以上確実に掛かる。

  それである時に閃いた。
  別に洗面所で歯磨きをしなくてもいいじゃないかと!


現在の歯磨きパターンは、朝は洗面所で以前よりは丁寧だけれどまあ普通の歯磨き。夜はソファで20分かけての丁寧な歯磨き。20分というのはEテレの高校講座がその時間なので主にそれを見ながら歯磨きしている。


歯医者では、鏡の前で口を開いて磨き残しがないように確認しながら磨くように指導された。それで今までの歯磨きがいかにいい加減だったかと気付いたわけだが、しばらくすれば鏡を見なくてもすべての歯を磨けるようになる。つまり口を閉じて歯磨きできるから洗面所でなくてもOK。それでも慣れないうちはヨダレがこぼれるから、試すならティッシュを側に置いておいたほうがいい。なお力を入れすぎると磨きすぎで歯や歯茎を痛めてしまう。親指と人差し指の2本で歯ブラシをはさむ程度の力加減で充分。


歯はきれいになるし時間を有効に使えるから、一石二鳥のナイスなアイデアだと自分では思っている。








wassho at 10:15|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年08月17日

チューリップ2017シーズン総集編(8)

今回は一週間ごとの定点観測風写真。三脚等を使わず手持ちでしゃがみ込んで撮っているので、毎回アングルが違うのはご愛敬。それでも毎シーズンこの記録を取っていることで、チューリップの栽培勘のようなものは養われてきたような気がする。もっとも球根を植えて水やりしているだけだが(^^ゞ


花は咲いていなくても、
株がどんどん大きくなるのを眺めているのは意外と楽しい。

【3月18日 土曜日】
【3月18日 土曜日】


【3月25日 土曜日】
【3月25日 土曜日】


【4月02日 日曜日】
【4月02日 日曜日】




今シーズン最初の開花は4月7日で遅かった。昨年は3月29日。ただし暖冬の影響なのか茎が伸びず葉の中で開花レベルの大きさになったので、実質的な開花はその1週間前くらい。その前年2015年は3月30日。しかしその後の開花が続かず、開花率25%と悲惨なシーズンだった。

【4月09日 日曜日】
【4月09日 日曜日】


【4月16日 日曜日】
【4月16日 日曜日】


【4月22日 土曜日】
【4月22日 土曜日】



今シーズンはメインとなる品種を決めずに、バラエティセットばかりのような球根の買い方をした。だから開花時期もバラバラで前半と後半ではベランダの景色が結構違う。一番きれいだったのは4月22日から4月29日までの1週間だったかな。

5月になり、ほとんどの花が枯れてから紫のフリンジが一斉開花。こういう全体写真だと枯れているものが多いので殺風景に見えるが、総集編(6)で書いたように人間の目は見たいところ、つまりきれいに咲いている花だけを見るのでそれなりに楽しめる。

【4月29日 土曜日】
【4月29日 土曜日】


【5月06日 土曜日】
【5月06日 土曜日】




ここから先は枯れ果ててモノノアワレを感じる記録。普段はゴールデンウイーク明けの次の土日あたりにベランダを片付ける。今年は開花が遅くて長かったのでプランターから株を抜いたのは6月3日。

【5月14日 日曜日】
【5月14日 日曜日】


【5月21日 日曜日】
【5月21日 日曜日】


【5月28日 日曜日】
【5月28日 日曜日】


【6月03日 土曜日】
【6月03日 土曜日】




ーーー不定期に続く
あと1〜2回かな









wassho at 08:56|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年08月15日

肉体は滅びないけれど魂は消える

お盆

物質を分解した最小単位は原子で、原子と原子が結合したのが分子。分子が集まって物質になる。物質は化学反応でいろいろと変化するけれど、その前後で原子の数は変わらないという質量保存の法則とやらを授業で習ったはず。


石油は動物の死骸のうち炭素(C)が、他の物質の原子と組み合わさってできたもの(たぶん)。死骸は分解・再構成され形を変えて石油になった。その石油を燃やすと石油はなくなるが、石油に含まれる炭素(C)が空気中の酸素(O)と結合して二酸化炭素(CO2)ができる。つまり原子は常に存在し続ける。


人間の身体もすべて原子でできている。全部でいくつあるかは知らないが、死んだとしても原子はひとつたりとも減らない。身体の70%は水分といわれるから、それらは蒸発してやがて雨になって戻ってくるのだろう。


さて心とか精神とか魂などと呼ばれるもの。これらは脳の活動によって生み出される成果である。脳は千数百億個の神経細胞ネットワークで電気信号をやりとりしているらしい。だから脳が機能しなくなった時点でそれらは消滅する。パソコンやスマホのCPUが壊れたり電気がなければ何もできないのと同じ。


「肉体は滅んでも魂は残る」とはよくいうが、科学的にはその逆で「肉体は滅びないけれど魂は消える」じゃないかと、ご先祖様が戻ってくるというお盆に考えたりして(^^ゞ







wassho at 22:57|PermalinkComments(0)ノンジャンル 

2017年08月14日

チューリップ2017シーズン総集編(7)

今シーズンはチューリップが身籠もった!

花びらが落ちた後の雌しべは写真左のように、花が咲いていた時と長さ・太さが変わらないのが通常の姿。しかし右側のチューリップは雄しべが出ていところより上の、子房と呼ばれる部分が長く太く成長している。これは中に種ができているためと思われる。
1DSC05952



妊娠したチューリップがあちこちに。
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3DSC06673

この姿になってからでは、これがどのチューリップだったのかはわからないが、どれも同じ品種のようで、なんとなく赤のパロット咲きチューリップのような気がする。


子房が裂けて中が見えている。まだピーマンの種みたいな状態。チューリップの種はこんな茶色い粒らしいから、これはまだ未熟な状態。
4DSC06672


球根で育てるのが一般的なチューリップだが、花が咲いて雌しべが受粉すれば種はできる。

ところでイチョウの木は雄と雌があるが、草花のほとんどは雄しべと雌しべがある両性花である。動物は近親で交尾すると遺伝的に問題が起こるが、植物でどうなるかは品種によって様々。チューリップは遺伝的な問題が起こる部類に属する。そこで同じ花の雄しべと雌しべで受粉しないよう雌雄異熟(しゆう・いじゅく)という機能が備わっている。

これは雄しべと雌しべの成熟スピードに差がついているもの。チューリップの場合は雄しべが先に花粉を出し、それが落ちてしまってから雌しべが受粉できる状態になる。こうして同じ花の中で受粉するのを防いでいる。

そうすると受粉するには昆虫に他のチューリップから花粉を運んでもらわなくてはいけない。しかしチューリップが咲くのは春先で、まだ昆虫の活動がそれほど盛んではない時期のため受粉しづらい。だから球根で増やすことになる。今年は咲くのが遅かったから受粉したのかもしれない。

ちなみに種を播いても発芽するまで3〜5年ほど掛かるとのこと。



元気に身籠もっているチューリップも、
DSC06676

だんだんと枯れてくる。
DSC06680


種の収穫なんて経験がないのでいつ取り出せばいいのか見当もつかない。裂けてしまったチューリップの種はピーマンみたいだったから、もう少し待って株を引き抜いてプランターを整理する時に取り出すことにした。


それで結果は、どの子房も中はグチャグチャ・ネチャネチャで種らしきものは見あたらず。手が汚れてしまったので写真も撮らなかった。まだ早かったのか、あるいは腐ってしまったのか。栽培種のチューリップは受粉しても種ができる可能性は低いという情報もネットにあった。

5年掛かっても発芽させてやろうと意気込んでいたのに残念(>_<)


ーーー不定期に続く






wassho at 09:06|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年08月13日

Unsplash

昨年末にiPhoneを買い換えてTwitterのアプリをインストールした時、同時にInstagramも入れた。Facebookのアカウントは以前から作ってある。ネットで調べ物をする際、どこかの公式ページがFacebook上にあることが増え、その場合にサインインしろと何度も表示される場合があるから。Twitter、Instagram、Facebookとも自ら投稿することはなく読むだけだけれど。


最初、Twitterは朝起きる前にベッドの中で目覚まし効果を兼ねて読んでいた。しかしTwitterでしっかり読むのは流れてくる投稿の1/10もない。チラ読みするのを含めて1/5位。そんな読み方だと、つまり読まないもののほうが多いとiPhoneよりパソコンのほうが圧倒的に早い。だから今はあまりiPhoneでTwitterを使わなくなった。

それで寝起きに見ているのがInstagram。ギャラリー系というかきれいな景色や絵になるシーンの写真が中心。フォローしているアカウントは少ないけれど、検索のボタンを押せばお勧め写真がズラーッと表示されるので余り不自由はしていない。ただしフォローしているものと同傾向のものしか表示されないのが少々不便でもある。先日、京都の風景を撮っているアカウントをフォローしたら、お勧め画面が舞妓さんだらけになって困った(^^ゞ


ところで映画を観る、小説を読むことの目的は人それぞれだろうが、自分ではできない異体験をヴァーチャルに味わえるのが魅力。そして、それを一番手っ取り早くできるのが写真を見ること。レベルの高い写真は一瞬で別世界に連れて行ってくれる。

Instagramにも良い写真はたくさんあるが、写真を見るのが好きならUnsplashというサイトがお勧め。プロの作品を無料で見ることができる。数年前からあるのに日本ではあまり有名じゃないみたいで、グーグルで検索しても日本語で書かれているページは少ない。

ここがすごいのは見るだけじゃなく、商用利用であっても無料であり使用許諾も不要ということ。というか見るための写真集ではなく、使ってもらうための写真データベースとして運営されている。現在のストックは約20万点で約4万1000人の写真家が写真を提供しているようである。

Unsplashを見る場合、スマホよりパソコンのほうが見やすい。なおUnsplashのInstagramアカウントもある。ちなみにUnsplashという英単語は辞書には載っていない。水が跳ねる等の意味であるsplashに、否定や逆を表す接頭語のunをあわせた造語だと思うが、私の語学力ではそれでUnsplashが何を意味しているのかはよくわからず。


Unsplashで見つけた暑中見舞い的雰囲気の写真を何枚か。なお立秋は過ぎているが8月いっぱいは残暑ではなく暑中というのが私の主張。実践できるのはブログの中だけだけれど(^^ゞ

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wassho at 14:12|PermalinkComments(0)ノンジャンル 

2017年08月11日

第29小節が一拍ほど長い

昨年の今頃、アーノンクールが指揮したベートーヴェンのミサ・ソレムニスというCDを買った。ベートーヴェンの主要な曲はほとんどCDを持っているが、彼の作曲した宗教曲ってどんなだろうというのが動機。
ミサ・ソレムニス1


今年の2月になってCDを購入したアマゾンから「CDを制作したメーカーより不良箇所があるとの報告を受けたので、そのメーカーのサイトにアクセスして欲しい」とのメールが来た。通販でCDを買うとこういう連絡が来て便利なんだなと知る。メーカーのホームページでも告知はされているんだろうけれど、それを見に行くことはないし、またトップ画面にデカデカと表示されているものでもない。お店でCDを買っていたらこの情報を得なかったのは確実である。


ところで不良箇所ってなに? ノイズが入っていたりはなかったけれどーーーと思いながらメーカーページにアクセスすると、そこには「第29小節が一拍ほど長い」と書かれていた。

ミサ・ソレムニス2

不良品扱いで新しく作成されたCDと交換となった。そこでパソコンに取り込んであった音楽ファイルで問題の箇所を新旧で聴き較べてみる。確かに一拍違う。♪キミガアヨオハが♪キミガアヨ・オオハになっているような感じ。実際にはもっとテンポの早い部分なので差はごく僅かで一瞬。しかし案内を読んだ時は、たった一拍長いことによく気付いたなと思ったが、この曲をよく知っている人なら違和感を感じただろう。メーカーが発売後に聴き直して発見したのか、あるいはユーザーから指摘されたのだろうか。


それにしても、どうしてこんなことが起きるのか。メーカーページの案内で「マスターテープ制作の過程で発生した」とあるから編集工程での操作ミスなのか。

CD(昔はレコード)を制作する時には、同じ曲を何度も録音して、それぞれの出来のよい部分をつなぎ合わせて編集する。始まったのはビートルズの時代あたりかな。クラシックはそんなことをしているイメージはないが、実際にはごく当たり前に行われている作業。

またクラシックはコンサートを録音した、いわゆるライブレコーディングも多いが、そういうCDでもつなぎ合わせは行われている。CD化を前提としたコンサートなら同じプログラムを複数の公演で演奏する。たとえ1日しか開かれないコンサートでもゲネプロと呼ばれる、衣装や照明なども含めて本番とまったく同じように演奏する通し稽古があるので、少なくとも2本の録音が確保できる仕組みになっている。コンサートでは演奏の出来不出来だけでなく観客が咳をしたなどのトラブルにも備えなければいけない。購入したミサ・ソレムニスもライブレコーディングである。


それで、もし編集工程での操作ミスだとしたら第29小節のところで別の録音をつなぎ合わせたことになる。ある録音のABCDEFのうちDEFを別の録音に差し替えるつもりが、間違えてDの後にDEFを足したから一拍多くなる。

しかしである。問題の箇所は音楽としてまったく途切れていない部分なのである。♪キミガアヨオハと♪チヨニヤチヨニをつなぐならイメージできるが、キミガとアヨオハのところで入れ替えた感じ。機材や編集技術の進歩でそういう箇所でも入れ替えが可能になったのかな。

私にとってCDの交換前と後で音楽的に違いはまったくないのだけれど(^^ゞ、その原因には興味が湧く。「不良品を聞かされていたのだからメーカーに説明責任を求める権利がある」と誰かソニーミュージックに尋ねてくれないかな。











wassho at 13:16|PermalinkComments(0)音楽、オーディオ 

2017年08月09日

チューリップ2017シーズン総集編(6)

きれいに咲いていたチューリップも、やがて盛りを過ぎて花の形が崩れてくる。その朽ちゆく姿や、あらわになった雄しべ雌しべを愛でるのが私の変態趣味(^^ゞ


滅びの美学?
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雄しべ雌しべを花の横から。
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真上から眺める。
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萎れて面白い形になるチューリップはたくさんあるのだが、なぜか写真に撮るとイマイチなことが多い。写真のテクニックの未熟さを棚に上げて説明すると、それは人間の目というか脳は「見たい部分を強調して、なおかつ見たいように解釈あるいは改ざんして見ているから」である。仮に花に面白い形の部分が10%あったとしたら、私の目にはそれが30%に見えている。でも写真には10%分しか写らない。

機会があったら海岸に行った時に試して欲しい。海に向かって写真を撮る。そこに写っているのは砂浜、海、空である。そして、その3つに占める海の比率は目で見ているより少ないはずである。目は海を見たがっているのだ。

バイクであちこちツーリングするようになって、海を撮った写真に海があまり写っていないことに気がついた。最初はレンズの特性なのかなとも考えたが、レンズを変えたりズームの比率を変えたりしても結果は同じ。それに写真の周辺部ならともかく中央部が圧縮されるのがレンズというものの特性だとしたら写真は成り立たない。だから海は脳の中で広めに増幅されているというのが現在の仮説。

人間の視野や写真の構図を厳密に揃えて検証したわけじゃないから、この理論に100%の確証を持っているわけではない。でも好きになった女性はかわいく見えるから、たぶん当たっていると思うよ(^^ゞ


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ーーー不定期に続く







wassho at 08:27|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年08月08日

コーヒーを淹れるのは急須で充分

急須

朝に飲むコーヒーを淹れるのにドリップはやめて、フレンチプレスを使っていることを昨年末に書いた。またフレンチプレスではコーヒーの粉がわずかに混ざるので、カップに注ぐ時に茶こしを使っていて、だったら急須と茶こしだけでもいいんじゃないかとも書いた。


遅ればせながら実験してみた。

  急須に挽いたコーヒー豆を入れ、 
  湯を注ぎ4分後に、
  茶こしで漉しながらカップに注ぐ

実験する前からわかっていたが、急須で淹れたコーヒーはフレンチプレスで淹れたものと100%同じ味がする。原理的にはまったく変わらないのだから当たり前。


ところで日本の家庭(の一部で)でレギュラーコーヒーを淹れるようになったのは昭和40年代になってからだと思う。当初に使われていたのはサイフォンで、やがて器具が安価で手入れも簡単なペーパードリップが主流になった。コーヒーメーカーも基本的にはペーパードリップである。

考えてみると日本人は、コーヒーとは特別の器具を使って淹れるものと信じて疑わなかったことになる。おそらく見た目も味もお茶とはまったく違う飲み物だから、海外のやり方をそのまま真似て、急須という発想は生まれなかったのだろう。それに紅茶だって昔は茶こしごとカップに浸すという淹れ方だった。ティーポットなんてものが知られるようになったのはずっと後になってからで、そしてなぜか同じ機能なのに、急須とティーポットは使い分けるものだと思っている。和と洋は区別するという発想は意外と根深いのかもしれない。そういやスパゲッティはフォークだけれど、焼きそばはお箸だ。あっ、焼きそばは中国か(^^ゞ


さてフレンチプレスは抽出が終わった後にメッシュのフィルターをポットに押し込んで、コーヒー豆がそれ以上お湯に触れるのを防ぐ、つまりコーヒーが「出過ぎ」ないようにする機能がある。これは急須にはできない芸当。自宅の急須は小さくてカップ1杯分しか容量がないから、急須に入れっぱなしにしておいたコーヒーがどんな味になるのかはまだ試していない。でも淹れた分だけを飲むのなら関係ないし、もしお代わりも一緒に淹れたいのなら、どうせ温め直すのだから最初から別のカップに注いでしまえばいいだけのこと。


まあとにかく急須と茶こしがあれば、コーヒーと日本茶そして紅茶にも対応できる。シンプルに暮らしましょう。私はフレンチプレスを買っちゃったので、それを使うけれど(^^ゞ



ついでに
  カップの上に広げて淹れるドリップバッグ式のコーヒー。
  お茶や紅茶のようにティーバッグのほうが簡単で便利だと思うんだけれど。
  ここはひとつ柔軟な発想で商品開発を。










wassho at 08:02|PermalinkComments(0)生活、日常 | マーケティング、ビジネス

2017年08月06日

宇宙天気予報

宇宙

本日は久し振りにツーリングに行こうかと早起きしたのだが、もうその時点で充分に暑くて意気消沈(/o\) 最高気温の予想は34度、道路上の体感気温は37〜38度だっただろう。

ところで誰もがお世話になる天気予報。一昔前と較べれば随分と正確になったと思う。気象レーダーの精度や、データーを分析するコンピューターの性能向上とかが貢献しているのだろうか。

でもテレビでの台風情報は必要以上に大げさな気もする。「大変なことになります」と言ったほうが「たいしたことないでしょう」と言うより人々の関心を引き、それが視聴率アップにつながるからではないかと密かに疑っている。何となく3〜4割ほど「盛って」いる気がしなくもない(^^ゞ もちろん甚大な被害を被っているエリアも現実にはあるわけだから、用心に越したことはないけれど。


天気予報と話はまったく関係ないのであるが、先日、宇宙の天気予報というものがあることを知った。主に太陽の状況を観測して予報するもので、毎日発表され週間予報まである。人工衛星の運用など宇宙領域だけでなく、地上の電力網や通信網にも太陽活動は影響を与えることがあるらしい。

日本では国立研究開発法人(そんな法人の種類があったんだ)の情報通信研究機構の下部組織である宇宙天気情報センターが予報を出している。ちなみに本日午後3時の予報では

   太陽活動は静穏でした。
   引き続き今後1日間、太陽活動は静穏な状態が予想されます。
   地磁気活動は静穏でした。
   引き続き今後数日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。
   高エネルギー電子の24時間フルエンスが、8月6日0時に高いレベルに達した
   ため、6日1時50分に臨時警報を発令しました。

とのこと。高エネルギー電子の臨時警報がどういうことかわからないが、とりあえず本日はいい天気のようだ(^^ゞ


空模様だけじゃなく太陽のことまで気にかけている人々がいることを知って、世の中って広いものだなと思ったしだい。











wassho at 21:59|PermalinkComments(0)ノンジャンル 

2017年08月04日

チューリップ2017シーズン総集編(5)

それはチューリップもすっかり枯れ散った5月14日のこと。
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普通はこんな状態になったなら株を引き抜いて後片付けをする段階。でもどんなに萎れていても、花びらがまだ残っているうちはそのままにしておくことにしている。特に理由があるわけじゃない。作業が面倒だから先延ばしにしているだけともいえる(^^ゞ

それで何気なく枯れチューリップを眺めていたら!!!!

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そう、アブラムシ発見(>_<)(>_<)(>_<)

しかも、かなりの大量発生。だいたいベランダにある2/3くらいのチューリップの葉や茎にヤツラがへばりついていた。この1週間前に写真を撮った時にはいなかったのに。

アブラムシのことは知っているが、実はこの目で見たのは初めて。チューリップをこのベランダで植え始めて今シーズンで7年目になるけれど、またガーデニング歴はたぶん30年くらいだけれど、今までアブラムシが現れたことはなかった。


それにしてもである。
まずコイツらはどうやってチューリップを見つけ、そしてどこからやってくるんだろう? またこの時点で数万匹いたと思われるが、それが一斉に襲来したのか、それとも最初の集団がやってきて、この1週間で増殖したのか? そして花が満開のおいしそうな時じゃなく、こんな枯れかけたチューリップが好みなのか?

いろいろとナゾ
来シーズンまでに調べることにしよう。


今となっては過ぎたことだが、この日アブラムシを見つけた時の心境は

    怒り心頭に発する▼▼メ)

枯れかけているとはいえ、我が愛しのチューリップから樹液を吸い取るなんて断じて許し難し! 母なるガミラスの地下資源を盗掘している暗黒星団艦隊に遭遇したデスラー総統の心境である。ほとんどの人にはわからない例えでゴメン(^^ゞ


昔に買った殺虫剤があったことを思い出し探し出す。アブラムシにも効くとあったのでさっそく散布。しかしアブラムシは元々じっとしているから殺虫剤をかけて動きが止まるわけでもないし、またヒクヒクと死にかける様子も見せないから効果があるのかどうかよくわからない。

1/3くらいのチューリップに散布したところで殺虫剤はなくなってしまった。さてどうする。殺虫剤を買いに行ってもよかったのだが、まずは代用品で対処しようと。

最初に思いついたのは熱湯。たぶん一番確実だが、枯れかけているとはいえチューリップも痛める。それに自分が火傷する確率も高かったので却下。

ゴキブリは食器洗い洗剤で窒息死するけれどアブラムシにはどうか、食用油は効くだろうかなどと考える。ネットで調べると一番多かったのが牛乳。でもあいにく冷蔵庫にはなかった。そして木酢液という情報を見つけた時に、普通の酢ならあることを思い出した。

残りのチューリップの分量から逆算して酢を半分ほどの濃度に薄めてスプレー散布。殺虫剤と同じように効いているのかどうかまったくわからないが、とりあえずすべてのチューリップの処理を終える。これでダメなら改めて殺虫剤を買ってこようかと。



翌日の朝はベランダに出る時間がなく、夜は暗くてよくわからず。その次の日に観察すると、ほとんどアブラムシはいなくなっていた。アブラムシが飛ぶのかどうか知らないが、いずれにせよ逃げるのなら殺虫剤や酢を撒いている時に逃げるはずだから、死んで葉や茎から離れ落ちたということになる。でもプランターの上を見ても死骸らしきものはまったく見あたらず。ますますナゾの深まるアブラムシ。


何はともあれ生まれて初めてのアブラムシ体験記でした。




ーーー不定期に続く







wassho at 07:45|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年08月03日

ビールはぬるめが意外と旨い

缶ビール

先日、友人宅にお邪魔した時のこと。奥さんが冷やし忘れていたとかでぬるいビールが出てきた。冷蔵庫に入れて30分ほどらしく缶が少し冷たくなっている程度。当然、中身のビールは冷えている状態とはほど遠く(/o\)

でもこれが意外と旨かったのである。いわゆるホップの苦みが芳醇に感じられて、ビール本来の味ってこんなのだったよなあと思った。


スーパードライが発売されてから今年で30年。その従来とは違った辛口でキリッとハードな味わいが大ヒットしたので、瞬く間に日本のビールはすべてその路線になってしまった。たまに昔のラガービールの苦さを懐かしく思うこともある。もちろんクラフトビール(地ビール)や輸入ビールにはスーパードライ味以外のものもあるとは思うが、それを探すほどビールマニアでもなく。

でもとりあえず、あまり冷やさなければ苦みの感じられるビールになることの報告。


しかしあの状態ではあまりにもぬるい。一般にビールは冷蔵庫で4時間冷やすと適温になるといわれている。だから30分から4時間のどこかに苦さと冷たさの妥協点があるはず。私は自宅でほとんどビールは飲まないので実験することはないと思うけれど、興味のある方は是非お試しを(^^ゞ


ついでに。
昔、同じようなシチュエーションで氷を入れたグラスに注がれたビールが出てきたことがあるけれど、それはとっても不味かった(>_<)

もうひとつついでに。
「ぬるい」は漢字で「温い」と書くと初めて知った。でも「温かい」と混同しそうで漢字では書きづらい。








wassho at 08:44|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年08月02日

初めての生しらす

6月の頭に平塚市美術館へ行ったことを2つ前から4つ前のエントリーに書いた。東京には夕方までに戻ればよかったので、ゆっくりとランチを取る時間もあった。そこで前から食べてみたかった湘南名物の生しらすを食べようと。実は今まで生のしらすを食べたことがなかった。

「とびっちょ」は江ノ島にある生しらす料理の専門店。平日でも待ち時間2時間といわれる(たぶん)一番の人気店。たいていの人は待ち時間のあいだに江ノ島観光をすますらしい。
とびっちょ

もちろんそんな行列に並ぶつもりはなく、向かったのはJRで平塚から2駅隣の辻堂にあるショッピングモール。この中に「とびっちょ」が出店している。ここの混雑度合いは調べなかったが、もし行列していても他にお店はいくらでもあるという判断。


辻堂も海岸は知っていても駅に来るのは初めて。何となくのどかなところをイメージしていたら、駅に直結する「テラスモール湘南」はビックリするくらい大きかった。(写真はホームページから借用)
テラスモール



3階の潮風キッチンというフードコートに10軒くらいの飲食店が集まっていて、そこに「とびっちょ」もあった。時刻は午後2時過ぎで行列はなくてラッキー。頼んだのは生しらすと釜揚げしらすが半分ずつの丼。
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初めて食べる生しらすの味は、説明するのが難しいけれど、釜揚げのしらすが生だったらこうだろうという想像通りの味。そしてわかったのは、私には生より釜揚げしらすの方が美味しかったということ。でも念願の生しらすを食べられたことには大変満足。


ところで値段は1290円。でも生しらす丼は1100円で釜揚げしらす丼が950円なのに、両方をミックスした生しらす釜揚げしらす丼がなぜ1290円になるのか不可解。


昔、湘南に住んでいた友人から「このあたりじゃ春になったらスーパーで生しらすを売っている」と聞いたことがある。そんなことが会話になるくらい、生しらすというのは痛みやすいので産地でしか食べられないものーーーというのが常識だった。しかし先日、駅前のスーパーでも生しらすがパック詰めで売られているのを発見! 流通の進化で常識も覆ったみたい。







wassho at 08:10|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年08月01日

チューリップ2017シーズン総集編(4)

前回の総集編(3)で「チューリップを育ていての悩みトップ3」の1つとして、花びらがガバーッと開いてしまうことと書いた。もう1つが写真のように花が倒れてしまうことである。茎の太さに対して花が重すぎるのかな。でも倒れていないものと較べて、特に茎が細いということはないから、茎の太さと花の重さの因果関係は不明。
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カウントはしていないが毎年2割くらい倒れるから結構な確率。為す術もなかったのだが、ある日、倒れて曲がったチューリップの茎を手で反対方向に曲げるというか、なぜたりさすったりして修正してやると元どおりになることを発見\(^o^)/

なぜこんな単純なことを今まで試したことがなかったのか、まさに目からウロコが落ちた気分。元に戻らないもののほうが多いが、だいたい1/3くらいはまっすぐになる。まっすぐになった後、またすぐに倒れてしまうということはなかったと思う。


しかーしである。
その作業を丁寧にやらないと、こんなふうに折れてしまう(^^ゞ
DSC04323


こういうのを室内で楽しむのもいいかとも思ったが、茎が短いからか、あるいは花が水に浸かっていたからか、二日くらいで腐り始めてしまった(/o\)


とりあえずチューリップが倒れても諦めちゃいけないというお話。


ーーー不定期に続く








wassho at 07:09|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年07月30日

リアル(写実)のゆくえ その3

そして楽しみにしていたスーパーリアリズムのコーナー。


上田薫の作品は何度か見たことがある。生卵シリーズ以外にコップに入った水とかスプーンやフォークなどの食器などを描いたものなど。まるでCG(コンピューター・グラフィック)のようだが、もちろん筆で描かれている。ただし対象をカメラで撮影して、プロジェクターでキャンバスに投影したものをなぞって描くらしい。だから上田薫の絵は彩色のスーパーリアリズム。

それと卵などの小さなものを描いた作品が多いのだが、たいていキャンバスのサイズが大きいのも特徴。この展覧会の「なま玉子C」も縦1.3メートル横1.62メート。つまり超リアルな生卵を現実離れしたサイズで見ることになる。この相反する感覚が病みつきになる。


ところでCGのように見えるから若い画家と思ってしまうが、上田薫は1928年(昭和3年)生まれの御年88歳。なぜかウィキペディアでは2001年4月1日に亡くなったことになっているが、今年の3月に開かれた展示会の紹介記事で88歳と書かれているからご存命かと。ちなみに薫という名前だが男性。


上田薫 「なま玉子C」 1976年
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三浦明範(あきのり) 「鮭図-2001」 2001年
リアリズム志向の画家はやはり鮭が好きなのかと思ってしまった作品(^^ゞ
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この展覧会を紹介していたテレビ番組で知って、どうしても見たかったのが犬塚勉の作品。超・超・超がつくほど細密な絵なんだけれど、描かれているのは実に実に実にありきたりな光景である。あちこちにバイクでツーリングしてよく写真を撮るけれど、こんな場所でシャッターはたぶん切らない。それになぜか心惹かれた。理由は今もってよくわからない。

この目で見るのとブログに張った画像で印象に差はない。よほど接近しなければ写真にしか見えない。あえていえばツマラナイ写真である。でもずーっと見続けてしまう。それがとても不思議。


犬塚勉 「林の方へ」 1985年
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犬塚勉 「梅雨の晴れ間」 1986年
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もうひとつ見たかったのが水野暁(あきら)の作品。彼は浅間山近くの別荘のようなところから、三年間かけてこの作品を完成させたとテレビで紹介されていた。当然だが季節によって景色は変化する。それを季節をまたいで写生するとどうなるか。彼は冬に仕上げた雪山を、春になって雪が減っていくのにあわせて地面に塗り替えていった。夏には土色の山になり、そしてまた冬になってーーー。制作過程のこの絵は季節に応じて描かれている内容が違っていたのである。この絵を描き上げるにはそういうことが必要だったのだろうか。それにしても画家のやることは普通の人とは違うなというのが正直な感想(^^ゞ

完成作の景色は残雪?積もり初め?それとも画家のイマジネーション? それはよくわからないが、リアルというよりその迫力に圧倒された。上田薫や犬塚勉の絵にはジーッと見入ってしまうところがあるが、これは絵が目に飛び込んでくる。そんな風景画は初めて。


水野暁 「The Volcano−大地と距離について/浅間山」 2012〜2016年
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そして会場の入口で「鮭 高橋由一への オマージュ」が展示されていた磯江毅の「深い眠り」。制作は1994〜1995年
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最初のエントリーで書いた「超写実的で写真のような絵を眺めると本物以上に本物そっくりだけれど、本物じゃないことを知っていることから来る混乱で頭がクラッとして、そこに不思議な快感を覚えるのである」というのはまさにこういう作品。リアルに描かれているのにひたすら幻想的。右上に薄く見えている月もいいアクセントになっている。

付け加えると、これは美しいものを描いているから素晴らしいのであって、シャケがどんなにスーパーリアルに描かれていてもこんなに感動はしない(^^ゞ

あまりに素晴らしいので部分アップで。ただし、この絵の持つ静けさや浮遊感はブログの画像では感じ取れないと思うけれど。
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いろいろな時代のリアルへのこだわりを持った絵を見られて、なかなか面白い企画だった。もちろんそれらは1本の潮流でつながっているわけではないし、「写実を追求した先に何かを得ることができる」というありがちな精神論に傾くこともなかったけれど。

現代のスーパーリアリズムについていうと、例えば上田薫の生卵がCGだったら「そっくりね」の一言で終わってしまう。磯江毅の女性像も、写真で撮影して画像加工すれば同様の表現はできる。でもそれを見て同じような印象や感動は受けないだろう。ということはスーパーリアリズムの作品に見入ってしまうというのは「人間の仕事」に対する驚嘆や尊敬なのかもしれない。それは100メートル走を9秒台で走ることに似ている。アクセルを踏めば誰でももっと早く進めるけれど、足で走るからこそ賞賛されるのだから。



ところで海岸沿いの134号線で通り過ぎる以外では初めてやってきた平塚。せっかくなのでiPhoneで撮影。まずは駅前。
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久し振りに乗るバスに揺られて7〜8分、
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降りたのは横浜ゴムの工場の向かい。
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停留所から1〜2分で美術館。
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上の写真はいい雰囲気だけれど、美術館の周りは工場で囲まれている。
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美術館正面。
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受付。大きな一角獣がいた。
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館内はすべて大理石張り。無駄に豪華なハコモノ行政かな。
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地方都市の美術館で、こういったレベルの高い展覧会はたくさん開かれているのかもしれない。しかし、それになかなか気付かないのが残念。


おしまい








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2017年07月27日

リアル(写実)のゆくえ その2

入口手前にあった高橋由一と磯江毅のサーモン対決を別として、展示は全部で5つに分かれていた。二番目の展示は明治中期と後期。最初の明治初期と較べると色彩がだんだんと豊かになって、描かれている内容は和風なんだけれど西洋画のテクニックも板についてきたように思える。


本多錦吉郎(きんきちろう) 「羽衣天女」 1890年
天女は羽衣をまとえば空を飛べるのに、なぜか天使のように羽根まで生えている(^^ゞ
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渡辺幽香(ゆうこう) 「幼児図」 1893年
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貼り付けた画像より実物の方が赤ちゃんは可愛いしリアルさも感じられる。ちなみにこの子がトンボを捕まえたシーン。なぜか目線は合ってないが。ところで、よく見ると赤ちゃんは重い石臼のようなものに紐で結びつけられている。明治時代は赤ちゃんが動き回らないようにこういう育て方をしたのか? 今なら虐待で非難されそうだけれど。

渡辺幽香は前回に書いた五姓田義松(ごせだ・よしまつ)の妹。本名は勇子で漢字を変えて幽香。渡辺姓なのは結婚したから。渡辺幽香と五姓田義松の父親は五姓田芳柳(ほうりゅう)という人物。

五姓田芳柳は歌川国芳の流れを汲む浮世絵師で、後に西洋画を始め、また横浜で外国人相手に肖像画を描いたり錦絵(浮世絵の明治時代版)を売ったりしていた。つまり五姓田一家は画家ファミリー。また親子だけじゃなく五姓田芳柳は弟子をたくさん取っていたので五姓田派といえる存在。渡辺幽香の夫の渡辺文三郎もその一人。他に有名どころでは黒田清輝とつながりが深かった山本芳翠(ほうすい)など。また次女の夫を婿養子として二世五姓田芳柳を襲名させている。

なお五姓田という名前は芳柳が幼い頃には両親が亡くなって、その後はいろんな事情で4回の養子縁組を繰り返して5回も姓を変えたことから、最後に五姓田を名乗ったとされる。画名ではないようなので明治時代は自由に姓を変更できたんだろうか?



櫻井忠剛(さくらい ただたか) 「銅器の花と布袋の置物」 明治中期
この人は初代尼崎市長でもある。
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原田直次郎 「神父」 1885年
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満谷国四郎(みつたに くにしろう) 「戦の話」 1906年
もうこんな光線の描き分けをしていたとは。やるね明治の西洋画!
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寺松国太郎 「サロメ」 1918年
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寺松国太郎 「化粧部屋」 1918年 1911年
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三番目の展示は大正時代が中心。この時代のスターといえば岸田劉生(りゅうせい)。そして岸田劉生といえば愛娘を描き続けた「麗子」。この展覧会の出品作品ではないけれど、誰しも子供の頃に教科書で、この重要文化財に指定されている「麗子微笑」を見て、夜はトイレに行くのが怖くなったはず(^^ゞ
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岸田劉生なんて知らなくても、この絵に見覚えのない人は少ないんじゃないかな。今見ると、どこか愛くるしいし日本のモナリザと呼ばれるのがわからなくもない。でも数ある麗子(デッサンまで含めると50点以上あるらしい)の中で、これはもっとも不気味ではない部類に入る。この展覧会では2点の麗子が展示されていた。



「麗子肖像(麗子五歳之像)」 1918年
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麗子のほとんどが赤い着物でオカッパ頭だから、この作品は異色。描かれている表情が硬いけれど、これなら笑えば可愛い女の子と想像できなくもない。

なおタイトルにあるように、これは麗子が5歳の時のもの。岸田劉生は麗子が生まれた直後からから描いているはずなんだけれど、これより幼い麗子は調べても見あたらなかった。ちなみに上の「麗子微笑」は1921年作。


「野童女」 1922年
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出た! !!!!おそらく麗子シリーズの中でもっとも不気味な作品。こんなバケモノが突然に現れたら、死んだふりをして心の中で南無阿弥陀仏を唱える(^^ゞ

子供の頃に教科書で麗子を見て、しばらく後に、それは画家の父親が娘への愛情表現として描いたものだということを知った。だから「どんなにブサイクな娘でも、父親にとっては可愛いものなんだろうな」というような解釈をしてきた。


でも調べてみると麗子は、こんな妖怪のような容姿じゃなかったのである!

子供の頃の写真。メッチャ可愛いということはないが、まあ普通の女の子である。オカッパ頭というのは当時は最先端のヘアスタイルだったらしい。
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17歳から18歳頃とされる写真。麗子も画家になったが48歳で亡くなっている。ちなみに岸田劉生も38歳と若死にした。
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それにしても岸田劉生はなぜ麗子をあんなに不細工・不気味に描いたんだろう。画家の目や感じ方って、やはり少し違うのか。麗子は父親が描いた自分を見てなんと思ったのかなあ。いろいろと不思議。


麗子以外の岸田劉生の作品。さすがに確かな腕前。だからますます麗子作品がナゾ

「壺」 1916年
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「静物(赤き林檎二個とビンと茶碗と湯呑)」 1917年
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「冬枯れの道路(原宿附近の写生)」 1916年
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四番目の展示は戦前・戦後の昭和というタイトル。明治の頃から順番に作品を眺めてくると、やっぱり現代という感じがする。また牧野邦夫という画家はほとんど知らなかったが、調べてみるとなかなか面白そうだった。今後に展覧会があったら是非行きたい。


高島野十郎 「壺とりんご」 1923年
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高島野十郎 「蝋燭」 大正期
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長谷川潾二郎 「猫」 1966年
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牧野邦夫 「食卓にいる姉の肖像」 1964年
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そしていよいよスーパーリアリズムへ。
ーーー続く








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2017年07月26日

リアル(写実)のゆくえ 高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの

平塚市立美術館で開催されていた展覧会。訪れたのは6月の初めと少し前の話になる。ちなみに平塚は湘南の西の方にある街。東から海岸沿いの地名を上げると葉山、逗子、鎌倉、江ノ島、鵠沼(くげぬま)、辻堂、茅ヶ崎、平塚、大磯そして小田原。関東に住んでいなければ平塚の地名は馴染みがないかもしれない。
ポスター


テレビの美術番組でこの展覧会のことを知った。紹介されていたのはスーパーリアリズムというか、まるで写真のような絵画。そして番組を見て遠い記憶がよみがえった。

それは高校生の時の話。美術の課外授業である展覧会を見に行った。たぶん高校の美術部や美大生の作品展だったと思う。だからいろんなタイプの作品が展示されていたが、その一角に超写実的で超細密な絵がいくつかあった。そういうものを見たのは初めてだったので、まるで写真のような仕上がりに息が詰まるほど驚いた。

その中で私が一番すごいと思った絵の作者は高校1年生か2年生。私も高校1年生か2年生だったので(細かな記憶は曖昧)、同い年でこんな絵を描ける天才のような奴が世の中にいることに、強烈な印象を受けたのを今でもはっきり覚えている。もっともひねくれ者の私は「写真のようにすごかったけれど、だったら写真でいいじゃないか」と課外授業のレポートに書いたのだが(^^ゞ

観たことがある人はわかると思うが、超写実的で写真のような絵を眺めると本物以上に本物そっくりだけれど、本物じゃないことを知っていることから来る混乱で頭がクラッとして、そこに不思議な快感を覚えるのである。あれ以来何度かそういう絵は見たことはあるが、久々にその快感を味わうべく平塚までやって来たしだい。

もっともこの展覧会はスーパーリアリズム展ではなく「明治になって初めて西洋画を見た画家達がその写実性に驚き、それを追い求め、やがて日本独自の進化や変遷を遂げた写実画となる」という歴史を俯瞰する企画。



一番最初、展示室に入る手前にあるのが高橋由一の「鮭」。
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高橋由一の生まれは1828年(明治維新が1868年)で、藩士でありながら狩野派を学んだ絵師。しかし江戸時代終わり頃に西洋画を見て、その写実性に衝撃を受け西洋画に転向。よって日本で最初の洋画家といわれるカリスマの一人。彼のテーマは日本画にはないリアリズムの追求といったところ。

もっとも写実的な絵ということは、(ブログには載せていないが)人物にしろ風景にしろ江戸から明治にかけての「今から見ればとても古い日本」が描かれた絵なわけで、よくいわれる近代洋画の開拓者というのは何となくピンとこないところもある。洋画と日本画の違いは油絵の具を使うか岩絵の具を使うかで絵の内容に関係ないけれど、高橋由一は「和の油絵」という表現が適切かな。

高橋由一が描いた鮭は10点以上あるといわれる。一番有名なのが重要文化財に指定されているこの鮭。ほとんどの人は教科書で見たことがあるはず。制作は1877年頃とされている。この展覧会の鮭の制作年は不明。それにしてもずいぶんと縦長の絵だが、一説によると床の間に掛け軸のように飾るように考えて描いたらしい。



高橋由一の鮭と並べて展示されていたのが磯江毅(いそえ つよし)の「鮭 高橋由一への オマージュ」。2003年の作品。冒頭に張った展覧会のパンフレットとは違い、こちらの鮭が右側だった。
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明治の人は高橋由一の鮭のリアルさに度肝を抜かれたかもしれないが、今の目で見ればそれほどビックリはしない。それに対してが磯江毅の鮭は超がつくほどのスーパーリアリズム。そしてそのテクニックを誇示するかのようなトリックもある。鮭が板に麻紐のようなものでくくりつけられたように描かれているが、板の端では本物の麻紐が絵に貼り付けられている。それでいて本物の紐と描かれた紐の区別がまったく見分けられない。絵を横や斜めからのぞき込んで初めてわかるほど。画家のドヤ顔が目に浮かぶ(^^ゞ

ちなみにオマージュとはある作品に影響を受けて似たような作品を作ること。ポイントは元の作品への尊敬、敬意、今風にいうならリスペクトがあるかどうか。そういうものがなければ単なるパクリとなる。




高橋由一と磯江毅の鮭を見較べてから最初の展示室に入る。展示は時代別でこちらは明治初期の作品。私が観たかったものとは方向性が違うけれど、150年ほど昔の風俗というか息吹が感じられて意外と楽しめた。なおマイナーな画家も多いのでネットで画像をあまり拾えない。だからブログは少々偏った構成になっている。


高橋由一 「鴨図」 1878年
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高橋由一 「墨水桜花輝耀の景(ぼくすい・おうか・きようのけい)」 1878年
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輝耀とは中国語で光るとか輝くといった意味。ちなみに童話のかぐや姫は中国語で輝耀姬物語。


堀和平 「母子像」 制作年不詳
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五姓田義松 「五姓田一家之図」 1872年
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五姓田義松 「井田磐楠像」 1882年
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五姓田義松(ごせだ・よしまつ)は1855年生まれで、1828年生まれの高橋由一より二回り年下だが、横浜居留地にいた英国人画家ワーグマンに1865年10歳で師事している。高橋由一の師匠も同じくワーグマンで入門は翌1866年で37歳の時。高橋由一が「和の油絵」だったのに対して、五姓田義松には西洋風の作品も多い。そして五姓田義松は1877年(明治10年)の第1回内国勧業博覧会で高橋由一を押さえて優勝。1881年にはパリサロンで日本人初となる入選を果たす。明治天皇や明治政府要人から多くの肖像画制作依頼を受け、その時点においての評価は高橋由一より格上だったようだ。

しかし写真が普及してきて絵画に写実性以外のものが求められる時代になると(例えば印象派)、古典的な写実にこだわった彼の作品は時代遅れと評され、やがて忘れられた存在になってしまう。まるでカラヴァッジョみたいだ(/o\) もっとも近年は再評価が進んでいる。2年ほど前の大回顧展を見に行けなかったのが残念。




ーーー続く








wassho at 23:41|PermalinkComments(0)美術展 

2017年07月24日

かき氷のシロップ

人は何かに関心を持ったり体験したりすると、どこかのスイッチが入って、そのことの情報に敏感になる。逆にいえば関心のないことの情報に接しても、脳は巧みにその情報を遮断している。だから毎日溢れんばかりの情報に接していても、頭がいっぱいになることはない。

こういうのはマーケティングで、現にニーズを持っている人をターゲットにするのか、あるいはニーズを広く掘り起こして商品を広めたいのかを考える時に大切になってくるテーマ。

そんなややこしい話はさておき、先日ハスを見に行って、あまりの暑さにひょっとしたら30年振りかもしれないかき氷を食べた話を書いた。

つまりかき氷とは無縁の生活が長かったので、かき氷情報に接してもそれに目が向くことはなかったんだけれど、あの日に食べたことでスイッチが入ったみたい。

というわけでかき氷のシロップの話。

レモン、イチゴ、メロンあたりが代表的かと思う。それらのシロップをかけて食べるとそれっぽい味がする。でも実はかき氷のシロップは色と香料が異なっているだけで、味はすべて同じというビックリ事実。どれも単に甘いだけ。高級店ならそんなことはないというのは別として、普通の店や屋台で食べるレモン、イチゴ、メロンはすべて同じ味。色と香りでレモンやイチゴの味に感じたりするらしい。つまり脳の錯覚。


そういえば理科系のテレビ番組で、目をつむって鼻を指でふさいで飲めば、赤ワインと白ワインの区別がつかないという実験があった。にわかには信じがたいが、それだけ視覚や嗅覚が脳の判断に与える影響は大きいみたい。


ああ、またかき氷を食べたくなってきた(^^ゞ
かき氷






wassho at 22:08|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年07月23日

チューリップ2017シーズン総集編(3)

今回はツボミその他の記録。


派手な花姿のパロット咲きとフリンジ咲き。それはツボミの頃からそうで、自分たちは普通のチューリップとは違うんだと主張しているみたい。特に今まであまり植えたことがなかったパロット咲きは、このツボミがどんな花になるんだろうかと想像する楽しみがあった。
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改めて写真を整理してみると、ツボミが小さい段階から色がついているチューリップと、そろそろ開こうかとなってから色がつき出すものに分かれている。



4月9日に見つけた1本の茎から2つのツボミをつけた一卵性双生児のようなチューリップ。この先どうなるのかと見守っていたら、あっさりと両方とも花を咲かせた。
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チューリップを育ていての悩みトップ3に入るのが、こういう風にガバーッと花びらが開いてしまうことである。
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以前、単色の普通のチューリップがメインだった頃、白が一番ガバーッと開き、色が濃くなるほどそうならないという法則を発見した。でも今シーズンに植えた豪華系のチューリップにそれは当てはまらないようである。

ガバーッと開いたチューリップは夜になるとすぼんで普通の形に戻る。ただし次の日にそのままの形でいるのは明け方すぐの時間帯だけで、1時間もすれば全開に(/o\) それを繰り返しているうちに締まりが悪くなるのか、やがて一日中開きっぱなしになる。

それにしても太陽光線を全部食い尽くそうかといわんばかりの開きっぷりである。でも日光を求めているのかどうかはよくわからない。なぜなら日差しを取り込むなら、より開く必要のあるはずの曇りの日にあまり開かないから。受粉のために昆虫へのアピールなのかな? まあとにかくチューリップ栽培関係者には、ガバーッと開かない品種改良をお願いしたい。
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今シーズンは普通の形とは違う派手なチューリップが多かったので、見る角度によってはトロピカルな雰囲気にもなった。
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なんとなくアジアンなトロピカルイメージかな。
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これはなかなか楽しかったので、来シーズンはトロピカル狙いで形や色の配置を考えて植えてみようかなとも思っている。



ーーー不定期に続く








wassho at 20:52|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年07月22日

革は汗に弱いという教訓

2週間ほど前のこと。とあるところに用事があって出かけた。休みの日なので服装はTシャツにジーパン。ジャケットなしの場合、身の回りのモノの持ち方に困る。小さなワンショルダーのカバンを使うことが多いが、この日はなぜかカバンなしで出かけた。だからジーパンの前後左右4つのポケットにすべて収めることになる。

電車で行くつもりだったのに、自宅を出た後で炎天下を歩くのも運動になっていいかと考えたのが運の尽き。目的地までは徒歩なら45分くらい。当然汗をかくのは覚悟していたが、想定していた以上に汗だくになってしまった。

それでハンカチは汗を絞れるくらいに。実際、何度か絞った。
そして、その濡れたハンカチはずっと財布と一緒に尻ポケットに入れていた。


次の日、出かける時に財布を持つと革がカサカサになっていることに気がついた。??と思ったが、すぐには原因が思い当たらなかった。しばらく考えての結論は汗でビショビショになったハンカチ。100%の確証はないが、財布に関して普段と違うことといえば、それしか考えられない。

ネットで調べると革がカサカサになったという事例は見つけられなかったが、汗で塩をふいた時の対策などが載っていた。「ぬるま湯にしばらく浸して塩抜きをし、乾かした後に革用の保湿クリームを塗り込め」などと書いてあるものが多かった。

そこまでは面倒だったので、その日の夜にとりあえずラナパーを塗ってみた。ラナパーは蜜蝋を成分とした革ケア製品。たいへん気に入っていて、私は革靴や革ジャンなどにはラナパーしか使っていない。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)

やはり塩が抜けていないとダメなのかと考え、ぬるま湯浸けを試みる。普段は財布をじっくり見ることなんてないが、改めて眺めてみるとあちこち汚れている。ラナパーを落とす必要もあったので食器洗剤で洗ってみた。でももう染みついた汚れなのか、ほとんどきれいにはならなかったけれど。

乾くのに3〜4日かかった。乾いた財布は少し硬くなりカサカサも悪化。でもこれは油が抜けたような状態だからかなと考える。ラナパーを塗り込む。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)(/o\)

乾いた直後よりはマシになったが、ぬるま湯に浸す前よりカサカサの範囲が広がったような気もする。食器洗剤で洗ったのがよくなかったのか。最後のあがきとして下駄箱からミンクオイルを探し出しダメ元で塗ってみる。

  そして翌朝!
  変化なし(/o\)(/o\)(/o\)


仕方がないので財布は買い換えることにした(^^ゞ

とりあえず汗でビショビショになったハンカチなどを革製品に密着させるとカサカサになるようだし、そうなった場合は素人の手入れでは元に戻せないという教訓。


財布








wassho at 23:17|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年07月20日

チューリップ2017シーズン総集編(2)

今回はどんなチューリップが咲いたかの記録。何を植えたかはこちらにも書いてあるが、球根のパッケージ写真と実際に咲いたものを見較べようという趣旨。


「パロット咲チューリップ福袋(4〜5品種見計らい・名称付) 40球以上」1717円
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パロットとはオウムのことだが、チューリップでのパロット品種は花びらがフリルのような姿になる。チューリップのイメージとはかなり離れた花ではあるが、ゴージャスというかインパクトがあってなかなかよかった。

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とりあえず5種類咲いた。
ただし白は花が重いのかすべて茎が曲がってしまい上を向いて咲いたものはなし。
また赤紫は2〜3本しか咲かなかったように思う。

黄色と赤のマーブル模様は、咲いてから時間が経つと黄色の色が抜けて白くなる。
これはこれできれいだった。
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「フラワーバルブ・オブ・イヤー福袋(4〜5品種見計らい・名称付) 40球以上」1717円
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パロット咲きの黄色と赤のマーブルが、このパッケージにも含まれているので、それを数えれば4種類咲いたことになる。でもそのマーブルと、オレンジだけでこのパッケージで咲いた花の8割を占める。バラエティーに富んだ構成をイメージしていたのに完全に期待はずれ。

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「フリンジ咲チューリップ福袋(4〜5品種見計らい・名称付) 40球以上」1501円
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これも5種類が咲いた。ただし赤紫や深紅で咲いたのは数本のみ。フリンジ(花びらのギザギザ)は見ていて楽しい。でもカメラのピントは合いにくい(^^ゞ

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レンブラント咲チューリップ福袋(3〜4品種見計らい・名称付) 30球以上」1285円
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3種類しか咲かず。しかも白と紫のマーブル模様はなぜかすべて大きく育たず。

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レンブラント咲きというのはマーブル模様のことで、これは元々ウィルスによる突然変異で17世紀頃に生まれたらしい。オランダなどで人気があったのだが、その生まれた経緯から病弱でしばらくして全滅。それでその姿はチューリップを描いた絵の中でしか見られなくなったので、オランダ絵画の巨匠であるレンブラントの名前がその品種につけられたとのこと。でもレンブラントは人物画しか描いていないと思うけど(^^ゞ




「八重咲チューリップ福袋 40球以上(4〜5品種見計らい・名称付)」1609円
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これは白しか咲かなかった。詐欺じゃあ金返せ〜!

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というわけで17種類のチューリップが咲いたことになる。とはいっても咲いた本数にかなり偏りがあるので感覚的には10種類少々といったところ。それが残念だったがパロットやフリンジなど派手な品種が多かったので、賑やかさはそれなりに楽しめた今シーズンだった。


ーーー不定期に続く






wassho at 23:47|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年07月19日

ポップコーンはポップコーンでできている

少し前に知って「へえ〜」と思った話。

ポップコーンとは

  トウモロコシを炒って膨らませて、
  塩やバターなどで味付けしたもの。

ということはたいていの人は知っていると思う。
つまりトウモロコシの加工食品。
私もアルミホイルのフライパンがセットになったもので何回か作ったことがある。
ポップコーン


でもポップコーンがトウモロコシの加工食品という定義だと半分しか正しくない。
実はポップコーンを炒って膨らませて味付けしたのがポップコーンなのである。

わざと紛らわしい書き方をしたが(^^ゞ、ポップコーンに使うトウモロコシはポップコーンという品種。茹でたり焼いたりして食べるトウモロコシの品種はスイートコーン。スイートコーンを炒っても膨らまないらしい。漢字で書くと

   ポップコーン :爆裂種
   スイートコーン:甘味種

英語だとポップコーンはPOP CORN。このPOPは流行しているとか大衆的というPOPじゃなくて(音楽のポップスはポピュラーミュージックの略)、ポンという音が出るという意味。ついでにCORNはトウモロコシの他に粒とか穀物という意味もある。ややこしいのは塩漬けもCORNで、だからコーンビーフは塩漬け肉。でもコーンビーフと聞くとトウモロコシの粒が混じっている気がするのは私だけかな。


まあとにかくポップコーンはポップコーンでできているという、
知っていてもたいして役に立たないお話m(_ _)m







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2017年07月17日

古代蓮の里 その2

ほとんどハスの咲いていなかった古代蓮池と水生植物園の隣にあるのがオニバスの池。
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葉や茎にトゲがあるのでオニバス(鬼蓮)と呼ばれているが、これはハスではなくスイレンの仲間。ハスとスイレンは花の形がとてもよく似ているし、漢字だと蓮と睡蓮で字がかぶっているけれど、植物学ではまったくの別系統に分類されいわゆる親戚でもない。

ハスとスイレンの見分け方は

  ● 雌しべが花托の形かどうか(前回のエントリー参照)

  ● ハスは水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
     スイレンは水面で咲く

写真中央にあるのがオニバスの花。スイレン系統だから水面で咲いている。
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水面から姿を見せているのは10センチくらい。花はその一部だからとても小さい。
こんな可愛い花なのに名前がオニなんて(^^ゞ
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オニバスは葉の形が面白い。最初は丸くなった状態で水に浮かんでくるらしい。これは葉がある程度が伸びた状態でとてもデコボコしている。
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伸びた葉を下から突き破ってツボミが出てくるみたい。
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オニバスを見たのは初めてなので満足度高し。
ちなみに絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。



ハスがメインの公園ではあるが水生植物園野池の一画にはスイレンもあった。
ハスとスイレン甲乙つけ難し。
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養生中と書かれていた一画。枠の中にあるのはホテイアオイ。その周りの赤い部分は土ではなく赤いものが浮いている水。まるで赤潮みたいな光景。この赤いのは何なんだろう?
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古代蓮の里ではところどころにボランティアっぽい係員がいて「一番奥の水鳥の池でたくさんハスが咲いています」と案内していた。

これが水鳥の池。まあ古代蓮池と水生植物園よりは咲いているけれど、やはり見頃とっくに過ぎの感は否めない(/o\)
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ハスより公園の外に広がる水田のほうが見応えがあったりして。
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お約束の下から写真も曇り空なのでーーー。
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とりあえず池の周りをグルッと一周して退散。
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このタワーは古代蓮会館。下の階にハス関連の展示があって上部は展望室になっている。ハスの咲いていない池を上から眺めても仕方ないのでパス。本当はこんな光景を期待していたんだけれど。
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このタワーからは公園の隣にある「田んぼアート」も見ることができる。でもまだちょっと時期が早い。



公園の入口付近に戻る。それにしても暑かった。まだ午前中の早い時間帯で気温はおそらく30度を少し超えた程度。それに天候も曇りだから直射日光もあまりなかったが、湿度がとても高い。それと風がまったくなかったのがきつかった。ハンカチは汗を絞れる状態に(>_<)
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堪らずかき氷。
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抹茶シロップに練乳がけ。
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かき氷を食べるのは実に実に久し振り。最後に食べたのはあまりに昔でいつのことかまったく覚えていない。少なくともこの10年に食べていないことは確か。ひょっとしたら30年振りくらいかも。頭にキーンと来ないか心配したけれど問題なし。ストローの先を潰したような小さなスプーンで少しずつしか食べられなかったのがよかったのかも。あるいは単に頭の働きが鈍っているだけだったりして(^^ゞ



それでまだ午前9時40分!
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iPhoneで地図を開いてどこか面白そうなところはないかと探すと、渡良瀬遊水池と秩父の長瀞がそれぞれ約1時間の距離。少し考えたが暑さに体力を奪われたのと、ハスの花があまり咲いていなくてテンションが下がってしまったので、この日は腹三分目で帰ることに。


ところで最寄りの東北自動車道のインターは羽生である。でも来る時にナビは1つ手前の加須・栗橋インターを指示した。それを無視して羽生で降りたが、駐車場で目的地を自宅にセットするとナビは往きに来た道路と反対方向に曲がる指示を出す。たぶん加須・栗橋インターに向かわせるのだろうと考え、それもいいかと走りだす。

しかし、しばらく走ると国道17号線に出た。アレッと思ったがこのあたりの土地勘もないし、道路は空いていて快走だったのでそのまま走る。ひょっとして関越自動車道に誘導する気か?などと考えているうちに、どんどんと走り続けるもナビからは何の誘導もなし。首都高大宮線の最初の入口である与野まで来て、やっと初めてそれに入るようにとの指示。

結局、無意味に約30キロほど一般道を走る羽目に。久し振りにBMW純正ナビの欠陥プログラムの被害を受けた。こいつは湘南の逗子あたりでもいつもおかしな道案内をする。ユーザーの皆さんはご注意を。


悲劇はまだ続く。
首都高の大宮線はそのまま池袋線となり、それをまっすぐ進むと中央環状線に入る。つまり高温殺人トンネルの山手トンネルである。高速道路上は既に36度に達していたので、暑さで頭が回らなくて気がついた時はトンネル入口に来てしまっていた(>_<)

往きの午前6時半過ぎで気温29.5度の時にトンネル内が36.5度である。その温度上昇の計算を当てはめると43度になる。しかも少し渋滞している。次の出口で地上に上がることを覚悟してトンネル突入。

しかしである。
トンネル内は38度までしか気温が上がらなかった。とんでもなく暑いことに変わりはないけれど、トンネルに入る前が既に36度で高温に身体が慣れていたせいか、意外と我慢できた。これにはかなりビックリ。それでも富ヶ谷の出口で地上に出た時は「ここは軽井沢か」と思うくらい涼しく感じたけれど(^^ゞ


走行156キロで正午少し前に帰宅。ナビがアホじゃなければもう30分早く戻って来られたかも。それでもツーリングで最も早い時刻の帰宅記録達成。さて今年の夏は暑さにめげずに何回ツーリングできるかな。


おしまい








wassho at 15:05|PermalinkComments(0)  *ツーリング | お花畑探訪

2017年07月16日

古代蓮の里

ゲンナリするほど暑いけれど、こういう時こそ精神修行と思って1ヶ月ぶりのバイク・ツーリング。前回は山梨でスイレンを見たので今回はハス。似たような花を続けてみるのもいいかと。

スイレンと違ってハスの名所は数多い。今回ほどよい距離ということで選んだ古代蓮の里は埼玉県北部の行田市にある。1973年(昭和48年)に工事現場で、地中に埋もれていた1400年から3000年ほど前のハスの実を偶然に掘り起こし、その後に発芽・開花したのが行田蓮。それが自生したところを公園として整備したのが古代蓮の里。


出発は午前6時半。埼玉と群馬の県境まで行くにしてはずいぶんと早いが、これはハスが午前中しか咲かないから。ベストな時間帯は午前7時から10時頃までとされる。酷暑に備えメッシュ革ジャンの下は、スポーツ用の超ピチピチ速乾Tシャツにドライクールベストの組み合わせ。今年初めて革パンもメッシュ。
ちず

ガレージを出た時のバイク気温計は29.5度。まだ午前6時半なのに(/o\) 首都高の山の手トンネルに入ると36.5度まで上昇。相変わらずの殺人トンネル。この時間帯だから渋滞はないけれど。東北自動車道の途中で事故渋滞が少しあった程度で順調に走行。羽生インターを降りると水田が広がる風景で、もっと遠くまで来たような気分。


午前8時過ぎ古代蓮の里に到着。かなり広い駐車場だが既にほぼ満車状態。駐車場は午前5時から開いている。
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クルマの駐車は有料だがバイクは無料。なお公園も無料で入れる。
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駐車場の隣にあるのが世界の蓮園と名付けられた池。ポツンポツンとハスが咲いている。それでもこれだけのハスを見るのは十何年も前の上野公園以来かもしれない。
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このピンクのハスは人の頭くらいの大きさでデカイ!
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ハスの花の中央には花托(かたく)と呼ばれる独特の形をした雌しべがある。これが蜂の巣に似ているからハチス→ハスと呼ばれるようになったとか。ハスの地下茎がレンコンだが、雌しべと茎が同じ形なのは、どういう理由でそう進化したんだろう?

いずれにしても花托は変わった形なので、上の写真のようにそれが見える見えないで花の印象は少し違ってくる。

でも花托がハスの特徴なのだからオッピロゲで(^^ゞ 花托の下のヒゲが雄しべ。
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いろいろなハス。といっても色と大きさくらいしか違いがわからない。
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花托は花びらが散ると果托に呼び名が変わる。ちなみにハスは4日で散る。
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しばらくすると果托の中に実が現れる。ハスはレンコンだけじゃなく、実も食べられるらしいけれど未だ経験なし。
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ところでハスの実を見たらなぜか昔懐かしいETの宇宙人を思い出した。私の記憶の何がヒットしたんだろう? シワシワとツブツブ? でもETの目玉は2つだから不思議。




古代蓮の里のメインは公園中央にある古代蓮池と水生植物園。そこに行田蓮がある。
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なんだけどーーー池に近づいても目に入るのはグリーンのみ。
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池のあちこちを回ってもほとんど咲いていない(/o\)
何となく10日ほど来るのが遅かった雰囲気。
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とりあえず、これが行田蓮。普通のハスとどこが違うのかは見分けられず。大きさは手を一杯に広げたぐらい。
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シャワーヘッドみたいな果托。
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だんだんと変色していくみたい。
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ーーー続く









wassho at 23:12|PermalinkComments(0)  *ツーリング | お花畑探訪

2017年07月13日

チューリップ2017シーズン総集編(1)

今シーズンのチューリップは春になってから寒い日が続いたので、例年より2週間ほど遅い4月7日に初開花。そして4月中頃過ぎからベランダが賑やかになってきた。しかし開花時期がずれてバイクツーリングの頻度が上がる時期と重なってしまったため、満開になってからのチューリップをあまりブログに書けなかった。

今までと違ってベーシックな球根は買わずに派手な品種ばかりを植えた今シーズン。結果として、あまりチューリップが咲いているという気がしなかったかな(^^ゞ やはり半分くらいはベーシックなチューリップで揃えたほうがいいかもしれない。また品種がバラバラ=開花時期も揃わないので長く楽しめた反面、密集して一斉に咲く盛り上がりに欠けたのは痛し痒しなところ。

全体的な傾向としてはオレンジから咲き始め、その次に赤いチューリップが多くなった。

4月16日:ほぼオレンジに占められたベランダ
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4月19日:オレンジと赤が拮抗状態
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4月22日:今度は赤が優勢に
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最後にほとんどの花が咲き終わった頃から紫のチューリップ咲き始めた。

5月3日
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総集編の第1回は賑やかに咲いている雰囲気の写真を。
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チューリップが咲いている間は、ほぼ毎日ベランダに出てついでに写真も撮っている。しかし狭いベランダだから撮影する方向や位置も限られる。だから枚数は多くても似たような写真ばかり。総集編に同じ写真が載っていても見て見ぬ振りをされたし(^^ゞ




ーーー不定期に続く









wassho at 08:16|PermalinkComments(0)  *チューリップ 

2017年07月12日

前屈で手のひらが床につく\(^o^)/

前屈

身体が硬いか柔らかいかとといわれれば、間違いなく硬い方だ。

でも現在、ラジオ体操の前屈で手のひらが床につくレベルになっている。ベタッと手のひら全部が床につくわけじゃないが、ちょっと反動をつけて前屈すればそれも可能。でもそれはラジオ体操で身体が柔らかくなったからじゃない。ラジオ体操の効果は長年の運動不足で超絶に硬くなっていた身体を普通の硬さに戻してくれたこと。ラジオ体操を始めた頃、前屈で手は膝と足首の中間までしか届かなかった。

身体の硬い人間が前屈で手のひらが床につくのかと思われるかもしれない。でもそれは可能。実は前屈運動にはちょっとしたコツがあるのだ。


【コツその1】

これはずいぶん昔に自分で思いついたもの。この方法で普通の硬さに戻った私で、前屈すると指の第1関節まで床につく。それは

   腰骨と背骨の付け根のところを曲げて前屈するのではなく、
   腰骨と大腿骨の付け根=股関節のところから前屈する意識を持つ

というやり方。
つまり上半身だけじゃなく腰骨も一緒に曲げてトータルの前屈量を稼ぐということ。



【コツその2】

これは1ヶ月ほど前にラジオ体操の放送でアドバイスしていたもの。

   前屈する時に上半身の力を抜く

実はがんばって前屈しようとすほど、力が入るから上半身はガチガチになっている。その力を抜いただけで手のひらが床についてしまう。まさに目からウロコのアドバイス。


もし身体が硬いなら是非これらの方法で、手のひらが床につく快感を味わって欲しい。
でも最初から無理をすると身体を痛めるからご注意を。







wassho at 08:47|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年07月11日

ラジオ体操で肉離れ(/o\)

2月の最初くらいから始めたラジオ体操。

今のところ挫折せずに続いている。とはいっても平均して週に4日くらいかな。毎日はなかなかできない。特に気温が上がってからペースが落ちた。始めた頃はラジオ体操をするとちょうどいいくらいに身体が温まったが、春になり室内の気温が25度を超え出すと少し汗ばむ。体操だけならそれほどではないのだが、その後のスクワットと腕立て伏せでかなり汗が出る。スクワットと腕立て伏せしかやっていなかった頃は、真夏でも汗をかくことはなかったから、それだけ体操で身体が活性化しているのだと思う。それはいいことなんだけれどーーー。

現在の室内気温30度湿度62%
このブログを書き終えてから、めげずにラジオ体操できるかな(^^ゞ


さてラジオ体操を始めて1ヶ月少し経った3月中頃の話。いつものように録画したテレビを観ながら体操を始め、ラジオ体操第1の9番目「身体を斜め前に前屈」させる運動で、左側に前屈したところ、左ふくらはぎに強烈な痛みが走った。
ラジオ体操9


いわゆる肉離れ。念のために書いておくと肉離れは「肉が離れる」んじゃなくて、筋肉繊維の一部が断裂すること。

今回は医者に診断してもらったわけじゃないが、以前にも一度肉離れをしたことがあるので間違いないと思う。ただ軽度の肉離れのようで、前回のようにほとんど歩けないとか内出血するということはなかった。それでも1ヶ月近く痛みは残ったけれど。


それにしてもである。何かスポーツをする前に肉離れなど起こさないようにするのが準備体操である。そんなラジオ体操で肉離れを起こすとは(/o\) ヤッパリ身体がポンコツ化しているのかなあ。

でもラジオ体操で身体の柔軟性はかなり向上したのも事実。
その話は次回に。







wassho at 07:20|PermalinkComments(0)生活、日常 

2017年07月08日

ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌 その3

シャガールの絵はどこか幻想的。また大人向けメルヘン・ストーリーのワンシーンかと思わせるようなものが多い。独特の浮遊感があり、というかいろいろなものが宙に浮かんで描かれている。ドーンと迫ってくるようなものはないけれど、絵の周りの空間を和ませる不思議なオーラを放っている。

ぶっちゃけていうと対峙するように鑑賞する絵ではない。その雰囲気に浸って楽しむべき絵。若い頃はお気に入りの画家で、自宅にシャガールのポスターを貼ったりしていた。似たような絵が多いので、いつのまにか飽きたけど(^^ゞ

というわけで私はシャガールを軽い気持ちでに楽しみたいので、ブログでの紹介もいつもと少し違うスタイルで。展示順、年代順は無視して似たような絵のグループ分けをしてみた。



まずは【黙って見せられたらシャガールとはわからない】作品。どんな画家も最初の頃は全盛期、つまりその画家の代表的なイメージとは違う絵を描いているもの。しかしシャガールは先ほど書いた幻想的な作風を確立して、それを描き続けている時期にも違うタイプの絵を描いている。特に「毛皮襟の女」は意外感たっぷり。

「ランプのある静物」 1910〜1911年
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「山羊を抱く男」 1924〜1925年
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「二つの花束」「花と風景(静物)」 1925年
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「毛皮襟の女」 1934年
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次は展示順を参考にしているのだが【これがシャガールのキュビスムと分類されていました
】というグループ。シャガールにとってのキュビスムとは立体主義とはまったく関係なくて、絵は見た目どおりの構成で描かなくてもいいんだとヒントをもらった程度の関わりかと思う。それで空も飛ぶわけだが、そんな空想的な描き方は宗教画なら昔からあったわけで、それをキュビスムと結びつけるという企画構成はちょっと強引かなとも思う。

「町の上で、ヴィテブスク」 1915年
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「世界の外でどこへも」 1915〜1919年
 切り離された頭部に目がいくが、建物が画面左に縦に描かれているのがちょっと面白い。
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「誕生日」 1923年
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3番目は【少しダークで摩訶不思議なシャガールワールド】。何かメッセージが込められているのかもしれないが、解説してもらわないと絵から読み取るのは不可能。不気味な絵ともいえるが、こういうのはハマると抜け出せなくなる。

「私と村」 1923〜1924年
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「青い顔の婚約者」 1932年(1960年改訂)
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そして【シャガールといえば浮遊感でしょ】なグループ。肩の力が抜けていく心地よさを感じたら、あなたもシャガールを買いましょう(^^ゞ

「女曲芸師」 1961年
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「サン=ポールの上の恋人たち」 1970〜1971年
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シャガールの絵はカップルや結婚をテーマにしたものがよく描かれるので「愛の画家」と呼ばれることもある。というわけで次のグループは特にヒネリもなく【愛の画家】。モデルとなっているのはシャガール自身と奥さんのベラ。モデルといっても似せて描かれているわけじゃないから設定というべきか。

「婚約者達」 1930年
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「恋人達とマーガレットの花」 1949〜1950年
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「画家と妻」 1969年
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ついでにシャガール家族の写真。これは1916年の撮影とされているのでシャガールは29歳、ベラが21歳頃。娘はイーダという名前。
family




最後の2枚の絵に共通性はなくて【展覧会で私がもっとも気に入った作品】。

「横たわる女、または緑色のスカートの女」 1930年
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具体的に気に入った理由は特にない。あえていえばシャガールの幻想的、空想的な要素がないところかな。ストレートに楽しくて美しい絵。


「赤い背景の花」 1970年
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画像で見ると良さが伝わらないかもしれないが、背景の赤がまさに燃えるような迫力で力強かった。脱力系が多いシャガールの中では少し異質。サイズも縦124.5センチ横113センチと大きく、私が気に入ったせいもあるけれど会場でひときわ存在感があった。



ところでこの展覧会はピカソとシャガールの組み合わせ。2つ前のエントリーではパンフレットに載っていた二人が仲良く写っている写真を紹介した。その写真をベースにこんなイラストが起こされて、美術館のショップで売られているマグカップやTシャツに使われている。
P&C


それだけを見ると二人は親友同士のようだが、それはあの写真が撮られた1951年まで。オマケでもう1枚。この撮影も同じく1951年。どう見てもとっても仲良し(^^ゞ
P&C Photo


しかしその年に美術雑誌編集者の昼食会に招かれた二人は、売り言葉に買い言葉のようなことになり、以後は絶交状態になる。詳しくは調べていないが「ピカソのジョークをシャガールが真に受けた」と「ピカソは本気でシャガールを非難した」という説があるみたい。いずれにせよシャガールがブチ切れて二人の関係は終わった。その因縁はまだ続いているようで、ポーラ美術館がシャガールの子孫にこの展覧会への協力を依頼したところ、最初は断られたという。

ところでシャガールは「愛の画家」だから、おおらかな人物をイメージしていたのだが、実は毒舌家として有名だったらしい。人は見かけによらないだけでなく、人は画風によらないなんだろうか。


展示されている作品のうちポーラ美術館自前のコレクションは、ピカソとシャガールとも7割以上にのぼる。それ自体はすごいことだが、何度かここに来たことのある人にとって目新しい作品は少ないのが残念。でもピカソとシャガールを見較べながら観られるから(それに意味があるかについては疑問な点もあるが)意外と楽しめる。箱根に涼みに来るついでに訪れて損はない。


おしまい








wassho at 23:15|PermalinkComments(0)美術展 

2017年07月07日

ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌 その2

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展示はいくつかのコーナーに分かれ、それぞれのテーマに沿ったピカソとシャガールの作品がまとめられている。でも二人の比較や関連性にはあまり興味がないので、今回はピカソについて。

ピカソといえば反射的に思い浮かぶのは「泣く女」のようなバケモノ顔を描いた作品。しかし彼はしばしば作風が激変する画家で、プロとして活躍した20歳代初めから亡くなる91歳までのうちバケモノ顔を描いていたのは10年間ほど。全体では10種類前後の作風に分かれるとされ、それぞれ「青の時代」や「ばら色の時代」などナニナニの時代と名前がつけられている。



1901年から1904年までは「青の時代」。親友の画家が自殺したショックを引きづり、沈んだ青を基調に貧しい人たち、乞食や売春婦など社会的弱者を描いている。なぜ青なのかピカソは理由を語ることはなかったそうだが、黒じゃなくて青なところにピカソのセンスと、悲痛ではあっても前向きな気持ちが表れていると私は感じている。

「青い肩かけの女」 1902年
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「海辺の母子像」 1902年
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「青の時代」の後、立ち直った?ピカソは一転して明るい色調になり「バラ色の時代」と呼ばれる。残念ながら「バラ色の時代」の作品は展示されていなかった。ピカソ=バケモノ顔しか思い浮かばない人は、ネットでこの時代の作品を検索したらピカソのイメージが変わると思う。

その後「アフリカ彫刻の時代」を経て「キュビスムの時代」の時代へ。キュビスムは直訳すれば立体主義。その説明は難しいがモノをいろんな角度から見て、それを合成して絵という平面に落とし込んだもの。技法の探求としての意義は認めるが、だからドウヨというのが正直な気持ち。よってほとんど関心もなし。なお「キュビスムの時代」も年代によって3つか4つに細分化されている。


「裸婦」 1909年
301


「男の胸像」 1909年
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「葡萄の帽子の女」 1913年
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キュビスムを10年ほど続けた後、ピカソは正反対とも言える「新古典主義の時代」に入る。やたらふくよかに描くのが特徴。

「母子像」 1921年
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「坐る女」 1921年
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次の2枚は年代的には「新古典主義の時代」に属するが、とてもモダンなイラストのような作品。ナニナニの時代というのは後から研究者が区切ったものだから、どこにも属さない作品もあって当然といえる。

「新聞とグラスとタバコの箱」 1921年
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「魚、瓶、コンポート皿(小さなキッチン)」 1922年
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そしていよいよバケモノ顔の「シュルレアリスムの時代」。シュルレアリスムとは超現実主義。シュルレアリスムについてダリ展をブログにした時に少し書いた。でもダリとピカソのシュルレアリスムはまったく違う。ダリの絵も奇想天外だが、何となくその絵を描いた気持ちみたいなものはわかる。ピカソは無理(^^ゞ ひとつにはキュビスム的な形の破壊が頭を混乱させるから。もうひとつは上手く表現できないが、ピカソが絵に込めた尋常ならざるパワー。それが私のキャパシティーを超えてしまって受け止められない。

でもしかしである。ピカソのバケモノ顔を初めて見たのはたぶん小学生の頃。その時はキチ○イという言葉しか思い浮かばなかった。それから気が遠くなるような年月が流れて(^^ゞそして見慣れた。だから最初は拒絶反応だったピカソの絵も、いつの頃からかたまには見たくなるように。今風の言葉で表現するなら「キモ可愛い」。20世紀最大の芸術家といわれるピカソの絵が理解できないことに引け目を感じたこともあったが、今は妙な形で折り合いがついている。それにピカソはこんなふうに言っている。「人は鳥の声や花を素直に愛せるのに、なぜか芸術に限って理解したがる」。少々時間はかかったが、ピカソに追いつけてよかった。

ところでピカソが20世紀最大とか天才とか革命的などと評される理由はいろいろあるが、キュビスムの初期に描かれた「アビニヨンの娘たち」という作品がよく引き合いに出される。まるでヘタウマ絵。この作品は西洋絵画が築き上げてきた遠近法や陰影法をまったく無視している。それが革命的だったということらしい。エ〜ッ!それだったら遠近法なんてなかった日本には天才がゴロゴロしているんですけど(^^ゞ それはさておき、印象派の画家に浮世絵ファンが多いのもそういう理由なのかなと想像している。またこの遠近感を無視したキュビスムが後に抽象画に発展したともいわれる。ピカソが生まれたのは1881年(明治14年)。それまで世の中に抽象画というものがなかったと、初めて知った時はビックリした。


「黄色い背景の女」 1937年
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「花売り」 1937年
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「帽子の女」 1962年 ※年代的には「シュルレアリスムの時代」の作品では
             ないが内容的にここに並べた
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「シュルレアリスムの時代」の次が前回に書いた「ゲルニカの時代」。その後はいろんなタイプの絵を描くようになるので「晩年の時代」とひとくくりにされている。


「ろうそくのある静物」 1944年
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「草上の昼食」 1959年
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「母と子」 1960年
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「すいかを食べる男と山羊」 1967年
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ピカソは1万3500点の絵、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻や陶器、合計約15万点を残している。15歳から91歳の76年間で割ると年に1974点。365日で割ると1日あたり5.4作品。版画は原画の枚数が不明だから差し引いて、5万点で計算しても1日あたり1.8作品!!!

結婚したのは2回だが合計9人ともいわれる夫人、愛人と次々に暮らしたピカソ(26人という説もあり)。含む29歳年下&40歳年下&52歳年下。しかも生涯で振られたのはたった1回!!!

残した遺産は7500億円!!!

ピカソの絵をキモ可愛いなんて言っていないで、これからは毎日拝もう(^^ゞ



ーーー続く








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2017年07月04日

ピカソとシャガール 愛と平和の賛歌

5月20日に箱根の山のホテルでツツジとシャクナゲを見た後に立ち寄った展覧会。バイクに乗るのと絵を鑑賞するのはまったく違う行為だが、その組み合わせが気に入って箱根に行く時はポーラ美術館でどんな展覧会が開かれているかを確認することが多い。擬音で例えればヴォーンと走ってシーンと眺めるといった感じ。

ところでこの展覧会、何ゆえピカソとシャガールの組み合わせ? 同世代の画家ではあるが共通点も、あるいは逆に対比すべきところもないように思うけれど。ポーラ美術館の開館15周年記念展だから手持ちの作品を適当に組み合わせたレベルの企画ではないにしても、その意図は見終わった後でも理解できなかった。でも「天丼と蕎麦」のセット定食のように2つ楽しめたからよかったかな(^^ゞ


ちなみにピカソは1881年(明治14年)生まれで1973年没のスペイン人。1900年(明治33年)頃からパリで活躍する。シャガールは1887年(明治20年)生まれで1985年没のユダヤ系ロシア人。パリにやってきたのは1911年とされる。

展覧会のパンフレットには二人が仲良さそうにしている写真が使われている。
1写真

左がピカソで右がシャガール。これは1951年の撮影だからかなり晩年の頃。シャガールがパリにやってきた1911年に、ピカソはもう帝王的な地位を築いていたので、最初はシャガールにとって雲の上の存在だったんじゃないかな。ピカソは91歳、シャガールは97歳まで生きてどちらも長命の画家。


いつものようにエレベータを降りて展示室に向かう。
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開館15周年を示すディスプレイ。
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展示されている作品は約80点とやや少なめだが充分に見応えはあった。それにポーラ美術館は都心の美術館と較べれば貸し切り状態といっていいほど空いている。つまりじっくり絵を眺めることができるから、これくらいでちょうどいいのかもしれない。

この展覧会の目玉、あるいは他の展覧会と違っているのはタペストリーの作品が展示されていること。タペストリーとは壁に掛ける絨毯みたいなもの。ゴブラン織りとも呼ばれる。インテリアとしてのタペストリーは馴染みがあるが、ピカソやシャガールといった巨匠クラスにタペストリーがあるとは知らなかった。解説によれば第2次世界大戦後のフランスではタペストリーの見直しが盛んになったとのこと。

もちろんタペストリーは画家が織るのではなく専門の職人が制作する。この当時、一流レベルの職人は芸術家として扱われていたようだ。いってみればタペストリーは画家とタペストリー作家のコラボ作品。またタペストリーのための原画はカルトンと呼ばれる。そういえばゴヤの展覧会でカルトンを何点か見た。ゴヤはピカソ達より130年ほど前の画家。宮廷というものがあった時代はタペストリーが盛んで、それに回帰しようとしたのかもしれない。


「ミノタウロマキア」 1982年
    原画:ピカソ
    タペストリー:イヴェット・コキール=プランス
2ミノタウロマキア

画像で載せるとタペストリーなのか絵なのかはわからないね(^^ゞ 絵の右側に描かれている牛の頭をした人間がギリシャ神話に登場するミノタウロス。海の神ポセイドンの呪いによって生まれた暴力と性欲の怪物。ピカソはミノタウロスをテーマとした作品を70点ほど残している。ミノタウロスに彼自身を投影していたともいわれる。ちなみにピカソは自他共に認める「肉食系画家」である(^^ゞ

タペストリーは1982年に制作されたが、原画は1935年に刷られた版画。それでこのミノタウロスはピカソ自身ではなく、迫り来る第2次世界大戦(1939年〜1945年)を象徴しているらしい。それはよくわからないが、何せ縦3.15メートル横4.5メートルのサイズなので、ミノタウロスの姿と相まって大迫力の作品である。だからといって何かビンビン感じるものはなかったのだがーーー・


この展覧会の本当の目玉作品はあの有名な「ゲルニカ」のタペストリー。ただし「ゲルニカ」と「ミノタウロマキア」は入れ替え展示で、私が訪れた時はもう「ミノタウロマキア」になっていた。

話は変わるが私はゲルニカを見たことがあるーーーと思っていた時期がある。1980年代後半にニューヨーク近代美術館に行った時に確かにゲルニカを見た。それは強烈なインパクトで、その時の訪問で今でも明確に覚えているのはゲルニカとこの作品くらいである。しかしゲルニカがニューヨーク近代美術館のコレクションだったのは1939年から1981年までなのを後で知った。スペインに戻ったゲルニカは、それ以降どこにも貸し出されていない。私が見たのはレプリカあるいは写真展示だったのかなあ。我がアートライフ最大のナゾ

ニューヨーク近代美術館で「見た」ゲルニカに強烈なインパクトを受けたと書いたが、それは素晴らしい作品と思ったり感動したのとはまったく違う。ひたすらひたすらナンジャコレ〜とビックリしただけ(^^ゞ ゲルニカのことはまったく知らなかったし、見てすぐわかったがピカソの作品だとも知らなかった。たまたま日本人の客がいて「スペイン内戦でゲルニカという街が爆撃を受けて廃墟となった情景」などと説明していたので描かれている内容は理解できた。しかし、そんなこととはまったく関係なくナンジャコレ〜だった。

ピカソはいろいろと画風が変遷するけれど、やはり彼をピカソたらしめているのはキュービスムやシュルレアリスム。特にバケモノ女のような絵。その美術史的な価値は理解できても、それのどこがいいのか未だちっともわからない。それでも展覧会に来るのは、たまには変わったものを見たいから。いわば目の気分転換。ゲルニカもその延長戦上にある。しかし世の中の人はゲルニカを見て、そこにピカソの愛や哀しみを感じ取って感動するらしい。考え過ぎじゃない(^^ゞ


展覧会では見なかったけれど参考までに画像を。ついでに原画のほうも。


タペストリーの「ゲルニカ」 1983年
タペストリー制作はジャクリーヌ・ド・ラ・ボーム=デュルバック
3ゲルニカ


オリジナルの「ゲルニカ」 1937年
4ゲルニカ





シャガールのタペストリーも展示されていた。

「平和」 2001年
    原画:シャガール
    タペストリー:イヴェット・コキール=プランス
5平和

こちらのオリジナルはシャガールが1964年に国連の講堂のために制作したステンドグラス。その時の下絵をベースに彼の死後にタペストリーにされたもの。縦4.1メートル横6.2メートルとかなり大きかった。きれいだったし、まさにシャガールの世界だったけれど、ステンドグラスだったらもっとよかったかも。シャガールはヨーロッパ各地の教会でステンドグラスを残しているしエルサレムでも制作している。いつかどこかで見てみたい。



ーーー続く









wassho at 08:22|PermalinkComments(0)美術展 

2017年07月01日

世界盆栽大会 その2

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会場内はかなりの混雑。チケットは並ぶことなく買えたから、前売り券を買っている人が多いのかも。ゴールデンウィークとなる翌日からは会場に入るのに1〜2時間くらい並んだそうである。またスマホも含めてほとんどの人が写真を撮るので、盆栽を正面から撮影する位置を確保するのに少々手こずる。
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それと外国人(白人)もよく見かけた。外国のテレビ取材クルーと思われる人たちもチラホラ。25年ほど前から盆栽はBonsaiとして海外で通用することは知っていたが、改めてその人気を実感。ちなみに盆栽が海外に広く知られるきっかけは1970年の大阪万博だという説もある。


この世界盆栽大会は1989年に日本で最初に開かれ、以降はオリンピックのように4年ごとにアメリカ、韓国、ドイツ、アメリカ、プエルトリコ、中国で開催された。だから日本での大会は28年振りとなる。次回はオーストラリア。それにしてもプエルトリコと盆栽ってまったくイメージが結びつかないんだけれど。パームツリーとかトロピカルムードの盆栽なんだろうか。そういうのなら是非見てみたい。

なお「大会」という名称ではあるが盆栽の優劣を競うコンテストではない。主催者によるとただ盆栽を並べただけの展覧会ではなく、盆栽作家のプレゼンテーションや盆栽愛好家の交流を重視するというのが大会という意味らしい。普通にネーミングするなら国際盆栽フェスティバルかな。しかし世界盆栽大会という名前は意味的にはドウヨと思うけれど、世界と盆栽の言葉を組み合わせたインパクトはある。前回書いたように私もそれで興味を引かれた。ちなみに英語表記はWorld Bonsai Conventionとなっている。



こちらは水石の展示。水石(すいせき)とは室内観賞用のめずらしい形をした石のこと。反対語は庭石になるのかな。
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化石じゃなくて菊の模様があらわれた石。
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埴輪みたい。
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水石にも産地というものがあるらしい。
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ディープにマニアックな世界を垣間見る。
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宇宙船?
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これが何に見えるかで心理テストができそう。
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これらは小品盆栽と書かれていた。棚単位での出品。
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調べてみると盆栽はサイズ区分があって、だいたいの基準は以下の通り。

   豆盆栽: 樹高10センチ未満
   小品盆栽:樹高10センチ〜19センチ
   貴風盆栽:樹高20センチ〜34センチ
   中品盆栽:樹高35センチ〜40センチ
   大物盆栽:樹高40センチ以上


盆栽だけだと見飽きてくるので、こういうディスプレーは新鮮。
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ツツジ(サツキかも)がきれいに咲いた盆栽。
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アップで撮ったら盆栽かどうかわからないが、いつもの癖で(^^ゞ
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さいたま市の小学生が育てた盆栽。
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埼玉県は盆栽の主要産地でさいたま市には盆栽町という地名がある。関東大震災で被災した都内の盆栽業者が集団移転してきたのが始まりとされる。現在は盆栽町を含めたもう少し広いエリアを大宮盆栽村と呼称して一種のブランドとなっている。

それで他にどんな産地があるのかと調べたのだが、ネットではめぼしい情報を見つけられず。わかったのは香川県が松の盆栽では国内シェアの80%を占めているということくらい。「うどん県」のPR効果で讃岐うどん=香川県が結びついたのだから、盆栽もアピールすればいいのに。海外からの観光客を呼び込めるかもしれないよ。



盆栽作家による実演。ご覧の通り講師は外国人。盆栽アーティストと呼んだほうがしっくりくるかも。数百名の人が熱心に見ていた。
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こちらは盆栽教室の様子。
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会場の半分くらいを占めていたのが販売スペース。こちらも大混雑。
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3鉢でお値段1億円なり!の盆栽。
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でも購入者は慶雲庵とあるから業者間売買の模様。それでこの慶雲庵は最初から2枚目の写真に一般財団法人 京都国際文化振興財団 慶雲庵とある出品者でもある。しかし財団なのに京都国際文化振興財団や慶雲庵のホームページが見あたらない。ナゾの団体。


この盆栽は手の拳くらいの大きさなのに3万円もする。
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手のひらサイズになると15万円。
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30センチくらいになるとでも50万円は当たり前の世界。
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前回のエントリーで紹介したような大物盆栽だと280万円(゜o゜)
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金額を見て、膨らみかけた盆栽への興味が一気にしぼむ(^^ゞ しかし世界大会だからか、この会場で売られている盆栽の価格は高め。ネットで調べると豆盆栽や小品盆栽なら1万円以下のものがたくさんある。

   https://www.bonsaimyo.com/matsubonsai/
   http://shop.greenscape.co.jp/
   http://www.yamataya.com/product-list/1


ところでイベントは盛況だったが国内の盆栽マーケットはかなり縮小しているらしい。この10年で半減という話もある。ただし具体的な数字はネットでザッと調べた程度ではわからなかった。輸出は増えているという情報は多いが対照となる国内の市場規模はわからず。また農水省の統計でも盆栽と植木などとの区別はしていないようである。


盆栽はいい趣味だと思うがとても手間が掛かる。例えば水やりは基本的に

     春秋は1日1回、夏は1日2回、冬は2日に1回

が目安らしい。だから昔から隠居した老人が愛好家の中心である。これから超高齢化社会だからマーケティング次第では復活も可能かもしれない。もちろん昭和と平成の高齢者は違う。私も今回見たような伝統的な盆栽を欲しいとはそれほど思わないが、寿司でいうならカリフォルニアロールみたいな盆栽ならベランダに置きたいかな。

また盆栽は鉢に植えられてから何百年と経っている物もある。当然人の寿命より長い。それで面白いのは盆栽の価値は盆栽そのもの姿形だけではなく、誰が所有してきたかにもよって決まるということ。元はドコソコ大名家のもので、明治になってナニナニ公爵の手に渡り、戦後はマルマル首相が育て、現在は歌舞伎役者のダレソレが持っているーーーなんていうと価値が高くなるらしい。肩書きで価値を判断するのがいかにも日本的。でもそんな伝統と格式みたいなイメージが盆栽について回るのはマイナスだろう。


ところで実は「世界大会」ということで世界各地の日本のものとは違った盆栽が見られると期待していた。残念ながらそういった盆栽はなかったが、超一級の銘品をたくさん見たからちょっとは目が肥えたかもしれない。これからそれを生かす機会があるかどうかは別問題として(^^ゞ


おしまい







wassho at 10:30|PermalinkComments(0)お花畑探訪 

2017年06月30日

世界盆栽大会

開催されていたのは4月27日から30日で訪れたのは28日。バイクツーリングやラ・フォル・ジュルネのことなどを書いているうちにブログにするのが後回しになった。


別に盆栽に興味があるわけじゃないんだが、開催のしばらく前にテレビでこのイベントが紹介されていたのがきっかけ。「へ〜盆栽に世界大会ってあるんだ」といったところ。そうしたら28日に池袋で打ち合わせが入り、それでついでにと。もっとも池袋から会場である「さいたまスーパーアリーナ」までは電車で30分ほどかかるのだけれど、次の日からゴールデンウィークで既に連休気分(^^ゞ



初めてやってきた「さいたま新都心」。東京からだとJRで大宮のひとつ手前。以前にも書いたけれど平仮名の施設名は文章に書く時にややこしいから嫌い。
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盛大なノボリに迎えられる。
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コンコースを歩いて行くと右側に植物展示あり。
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盆栽というより植物アートのようで見応えあり。30メートルくらいの長さがあった。
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屋根の鉄骨と一緒に盆栽も回っているような。盆栽エグザイルと命名(^^ゞ
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コンコースを抜けると高層ビルに囲まれたエリアになる。さいたま新都心ができたのは2000年。おもに中央官庁のサテライトオフィスのイメージしかないが、実際のところはどうなんだろう?
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駅から会場のさいたまスーパーアリーナまでは5分程度。
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さいたまスーパーアリーナは未来建築的なデザイン。あまり縁がないので浦和レッズの埼玉スタジアムと勘違いしやすいけれど、こちらは屋根付きのホール。ちなみに3万7000人収容規模。
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右側はNTTドコモさいたまビル。建物上部の鉄塔まで含めると埼玉県で一番高い建物。
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会場到着。「世界盆栽大会 in さいたま」として開かれるのが「日本の盆栽水石至宝展」ということのようだが、どうも名称的にややこしい。それに「in さいたま」と英語とのチャンポンにしているのがバカっぽい。水石(すいせき)とは室内観賞用のめずらしい形をした石のこと。
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チケット売り場は混雑していなかった。
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入口は地下から。
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いよいよ入場。
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入ってすぐの場所でいきなりの人だかり。
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展示されているのは「飛龍」という今大会のシンボルとされている盆栽。滅多に見られない逸品らしい。
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解説を読むと樹齢は1000年以上と推定され、1983年に採取され根付け作業が行われたとある。根付け作業とは鉢に入れて根付かせるという意味だろう。ということはこの木は自然の中でこんな盆栽らしい形をしていたということになる。盆栽って小さなサイズの時から剪定や矯正を繰り返して形を作ると思っていたが違うパターンもあるらしい。
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歴史と盆栽というようなパネル展示コーナーを抜けると、
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宮内庁出品の皇居から運んできたという盆栽。
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皇居には盆栽が500鉢ほどあって、江戸城の時代から伝わるものもあるらしい。この盆栽がどんな由緒なのかの説明がなかったのが残念。
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いろいろな種類の盆栽を鑑賞。

黒松
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赤松
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蝦夷松
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五葉松はバリエーションが多かった。
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下から覗くとこんな感じ。
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幹がほとんど空洞になっているのに元気なのが不思議。
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海岸に生えているのが黒松、山の中にあるのは赤松が多いという認識だけれど、五葉松って普段から目にしているのかな? もっとも盆栽の姿から庭や公園で見たものを思い出すのは難しいけれど。ちなみに黒松は幹や枝が黒っぽく赤松は茶色っぽい。また黒松や赤松は松葉が2枚で1セットだが、五葉松は5枚1セット。

ところで以前にターナーの展覧会で「チャイルド・ハロルドの巡礼」という絵を見て、イタリアの松はこんな形をしているのかと書いたけれど、ローマは松並木が有名でそういう姿だと後で知った。




真柏(しんぱく)というのはイブキのことを盆栽ではそう呼ぶ。イブキといっても生け垣によく使われるカイヅカイブキ以外くらいしかすぐに思いつかないが。

それで真柏の盆栽は幹や枝に白骨化したような部分があるのが特徴。その部分をジン・シャリ(神・舎利)という。枝がジンで幹がシャリ。要するに枯れているわけだが自然にそうなるものではなく「木の皮を削ぎ落とす」「硫黄系の農薬を塗って脱色する」という工程で作り出すらしい。盆栽は樹木の栽培芸術だけれど、見方によっては植物虐待(^^ゞ だいたい無理やり大きく成長しないように育てるんだから。


真柏(しんぱく)あれこれ。最初に見たシンボル盆栽と宮内庁の盆栽も真柏。

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花梨(カリン)
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山紅葉(ヤマモミジ)
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皐月(サツキ)
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山藤
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ーーー続く








wassho at 08:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)お花畑探訪 

2017年06月28日

オンキョー DP-X1A その4

音質は最高、操作性は最悪に続くパート3はデザインは凶悪というお話。


DP-X1Aは大きくて重たいから持ち運びに不便。またこのサイズでは片手で操作するのは不可能。不満には思っているが、それらは承知した上での購入だから仕方がない。でも使ってみてわかったのは、DP-X1Aのボディのエッジがやたらシャープだということ。

  ★ボディは直方体。つまり6つの面で構成されている。
  ★その面と面が接しているところがエッジ。


エッジ=面と面が作る角度は直角。工業製品で手で扱うものは面取りといって、エッジを少し丸めるか斜めに削ぎ落とすもの。でもDP-X1Aは面取りせずにキリッと直角のまま。実際にそんなことはないが、エッジで指を素早く滑らせれば切れそうな気がしてしまう。

実はエッジのシャープさは店頭で手に取った時に気がついていた。でも使っているうちに慣れるだろうと考えていたのである。しかし半年経った現在もまったく慣れない。前回のエントリーで「DP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探す」のが毎日のストレスと書いたが、その前にDP-X1Aを触る度に指先に伝わる不快感がある。


使ってみて初めてわかったのは2面でできるエッジがシャープなら、3面が集まる「角」も尖っているかのようにシャープだということ。DP-X1Aを持った時にボディのその角が、手のひらの親指の付け根あたりに食い込むから痛い。まあそんなに長く持ち続けるものではないから実用上の支障はない。でも1日に何度もの不快感が、音質は気に入っているのに、どこかこの製品を好きになれない原因だと思う。


おそらくボディをシャープに見せるために面取りをしなかったんだろう。その成果は現れていてDP-X1Aの見栄えはなかなかいい。しかし面取りせずにシャープな印象を与えるなんて猿でもできるやり方。使い心地や人間の心理までをくみ取ってこそデザインである。操作画面の最悪さも「使う人の気持ちや行動」まで考えが及んでいないから。オンキョーにはそういった分野での成長を期待したい。


ところでアルミの削りだしで造られているDP-X1Aのボディは極めて堅牢。つまりメチャ固い。そして角は先ほど書いた通り。ここで力を込めて人の頭を殴ったら致命傷を与えられるに違いない(^^ゞ それがデザインは凶悪というオチm(_ _)m

エッジ



いったん、おしまい










wassho at 08:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)音楽、オーディオ 

2017年06月27日

オンキョー DP-X1A その3

前回に書いたように、
オンキョーDP-X1Aに対する私の評価をまとめると次の3つである。

    音質は最高  \(^o^)/
    操作性は最悪  (/o\)
    デザインは凶悪 (>_<)

今回は操作性が最悪な話。
いつもと違ってこのテーマに関して専門用語の解説はしないが、加えて今回は目の前で操作して見せないでわかりやすく書くことは難しい。だからそれは諦めた(^^ゞ

   とにかく使いにくい(怒)
   もう買ってから半年経つが毎日イラつく。


iPhoneで音楽を聴いていた時は説明書など読まなくても(説明書ってあったっけ?)最初から迷うことなど何もなかった。アルバムのボタンをタップして、そこにリストアップされたものから選ぶだけ。

ところがDP-X1Aはアルバムを選ぶ画面までたどり着くのに何度もスワイプする必要がある。さらに再生画面からアルバムリストに戻るにも(あるいはその逆も)何通りかの方法があって、また戻り方も微妙に違うのでなかなか思ったように戻れない。たまに一発で希望の画面がでてきたら、今日は縁起がいいゼと感じるくらいである。また戻る印のボタンは「現在どの画面にいる、またはどんな動作をしているか」によって機能が変わるようで、とにかく思ったように操作できなくてイライラする。

まあ文章を読んでもナンノコッチャ意味がわからないと思うので、毎日が平和すぎてたまにはイライラしたい人はDP-X1Aを買ってみてください(^^ゞ



またアルバムアーティストに対応していないのも信じがたい。
CDからリッピングする時はどこかのデータベースにアクセスして

    アルバムのタイトル
    曲名
    その曲を演奏しているアーティスト

などの情報が音楽ファイルに書き込まれる。例えば交響曲とピアノ協奏曲の2つが収められたアルバムがあるとする。指揮者とオーケストラは2曲とも共通であるが、ピアノ協奏曲にはピアニストが加わる。つまり

   交響曲のアーティスト:   指揮者&オーケストラ
   ピアノ協奏曲のアーティスト:指揮者&オーケストラ&ピアニスト

となる。この場合iTunesなどの音楽管理ソフトは、交響曲とピアノ協奏曲を別のアーティスト(群)の演奏と見なし、アルバムのタイトルが同じでも、それらを別のアルバムと認識する。つまりアルバムのリストには、それぞれの曲別に同じタイトルのものが2つ並ぶのである。

別々のアルバムと認識されない方法のひとつがアルバムアーティストの設定。それを指揮者のアルバムとしたければ指揮者を、オーケストラでならオーケストラをアルバムアーティストに指定する。つまりアルバムの代表アーティストを決める機能。誰にするか特に決まりはないので自分の名前でもOK(^^ゞ

iPhone(にインストールされているミュージックというアプリ)では、アーティストの画面でアルバムアーティストのリストが表示される。しかしDP-X1Aは【指揮者&オーケストラ&ピアニスト】といった個別のアーティスト群なのである(/o\) そのリストが役に立つ人もいるかもしれないが、アルバムアーティストのリストからアルバムを選べないのは不便きわまりない。なぜアーティストとアルバムアーティストの二本立てにしなかったのか理解に苦しむ。


話はそれるがCDからリッピングする時には作曲者の情報も書き込める。それを利用して作曲者リストからアルバムを選ぶ仕組みが是非欲しいと前から願っている。これはiPhone、DP-X1A共に対応していない。

私が聴くのはクラシックが多い。例えば「今日はモーツァルトのアルバムから選びたい」と思ったとする。クラシックのアルバムのタイトルは「モーツアルト交響曲○○番」など最初に作曲家の名前を記したものが多いから、アルバムリストでだいたいは選べる。しかし中にはまったくオリジナルのタイトルが付いている場合ある。また「ベートーベン弦楽4重奏○○番、モーツアルト弦楽4重奏○○番」というカップリングでのタイトルもあって、これだと語順に並べたアルバムタイトルのリストから見つけるのは難しいのである。



話は戻ってDP-X1A。とにかく操作性は最悪である。他にも再生に関する設定が音楽ソフトとOSに分かれてそれぞれあるのも煩わしい。またロックレンジアジャストという設定があって、これはワイド→ノーマル→ナローと狭くするほど音質がよくなるというシロモノなのだが「狭くすると音切れが発生する場合があります」という注意書きがある。そんな未完成なものを搭載するな!といいたい。実際ナローに設定するとブチブチと音が飛んで使い物にならない。


ところでDP-X1AはAndroidのOSで動いている。ということは別の音楽アプリをインストールすれば操作性に関してはカバーできるのかもしれない。今のところそれが可能なのか、どんな音楽ソフトがあるのかなどは調べていない。そんな面倒なことをするために買った訳じゃないから、オンキョーに一刻も早い内蔵ソフトの改良を求めたいのである。


そしてアプリでは解決しないこともある。

スリープから復帰させる時はボディ側面の電源ボタンを押す。これが小さくて爪の先でしか押せないサイズ。実に使いにくい。仮にもう少し大きかったとしても、あんな場所じゃ同じだろう。iPhoneなら画面下にわかりやすく押しやすいボタンがあるのに。

操作性ではないがバッテリーの減りも早い。アルバム1枚でバッテリー表示は7〜8%減少する。ということは約10数枚分のCDを聴けるわけだから携帯音楽プレーヤーとしては充分ともいえるが、しかしiPhoneなら1〜2%程度である。

ムカツクのは音楽を再生していないスリープの状態でも、どんどんバッテリーが減ること。一晩で20%近く減る。もちろんWi-FiやBluetoothは切ってあるし、バックグランドで何も走らせていない。こいつは一体何に電力を消費しているのだ。そんなわけで電源もこまめに切るので、先ほど書いた電源ボタンの押しにくさに毎回毎回イラッとするのである。

ひょっとしたらと思い、デフォルトでインストールされていたアプリから、携帯音楽プレーヤーとして必要のないものをすべて無効にもしてみた。わずかに改善された程度で効果なし。ますます何に電力を消費しているのかナゾ。



まだ他にも不満があったかもしれないがこのくらいで。

iPhoneの時は部屋の明かりをつけたり水道の蛇口をひねるのと同じで「操作している」という感覚はなかった。このDP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探すなどと何かと機械に意識を向けざるを得ない。些細なこととはいえ、それはチリも積もれば山となるストレスなのである。


すっかり忘れていたが、昔オンキョーのCDプレーヤーを2台続けて買って、2台とも同じところが壊れたことがあった。この会社とは相性悪いのかも(^^ゞ



ーーー続く




2017年07月19日 追記

DP-X1Aには作曲者リストの画面があって、そこからアルバムを選ぶことができることを発見。何度もスワイプしないとその画面にたどり着かないので見落としていた。

またDP-X1Aの最初の画面は「フォルダ」という名前がつけられたパソコンでいえば第1階層の表示。携帯音楽プレーヤーの最初の画面にこんなものを持ってくるのが、これを設計したエンジニアがインターフェイスのイロハをわかっていない証拠。
ただし音楽ファイルをアルバムアーティスト毎のフォルダに分けてDP-X1Aに格納してあれば、例えば「フォルダ」画面でSDカードを選んで開けば、アルバムアーティストのフォルダのリストが表示される。つまりアルバムアーティストから選ぶことも一応できる。ただしアルバムのジャケット画像が表示されないので、私のようにアルバムはタイトルではなくジャケットでしか内容を覚えていない人間には実用性は低い。








wassho at 06:42|PermalinkComments(0)音楽、オーディオ 

2017年06月25日

ヘルシーパーク裾野

6月17日に桂林寺でスイレンを見て、
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。


風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるけれど、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。


話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。

ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。

話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓だが、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。




山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず(^^ゞ

それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。


到着は午後3時半頃。
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バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
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建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借
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ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。


お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
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20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。

お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。

泡やジェットはないけれど打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。

サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ

早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。



午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木のにおいが漂う(^^ゞ 渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。



おしまい







wassho at 21:17|PermalinkComments(0)  *ツーリング | 社会、政治、経済

2017年06月22日

長池親水公園〜山中湖交流プラザ きらら

6月17日に桂林寺でスイレンを見て、その後に吉田うどんを食べた続き。

毎度おなじみの長池親水公園で。
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山中湖に来たら、とりあえずここでバイクと富士山のツーショットを撮るのが慣例になっている。長池親水公園は山中湖の北岸ほぼ中央に位置する駐車場と遊歩道があるだけの公園。つまり山中湖越しに富士山を眺めるための場所。
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富士山をアップでドン。
何とか山頂は眺められた。五合目で観光している人はお気の毒かも。
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なぜか富士山を眺めるのが好きである。そして気分がスッキリして気持ちも落ち着く。元気も出てくる。俗に言うパワースポットなんてものはまったく信じてはいないが、私にとって唯一の例外が富士山

ところでほとんどの人は高速道路や新幹線から富士山が見えると、程度の差はあるとしても「わあ富士山だ」と思うはず。それは普段の生活で富士山が見えないからである。そこで疑問なのは、日常的に富士山が視界に入っているエリアに住んでいる人たちはどうなんだろうかということ。やっぱり見慣れたら何とも思わないのかな。まあ私もそういうところに住んだとして、常に心安らかな仏様のようになるとは思えないけど(^^ゞ




場所は変わって山中湖の東岸にある山中湖交流プラザ「きらら」というところ。一度か二度ほど来たことはあるけれど、有料の駐車場はクルマ専用のようだしバイクや自転車の駐輪場も見あたらないので中に入ったことはなかった。今回は駐車場の奥まで進み路肩にバイクを駐める。
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湖畔に降りる。ちなみに長池親水公園では湖畔に降りられない。
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写真正面が富士山だが山頂は雲に隠れてしまった。
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水はきれいで先日の霞ヶ浦とは大違い。
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サイドスロー的に投げ入れていたからルアーじゃなくてフライフィッシングかな? 知識不足でよくわからず。とりあえず釣れているところは見なかった(^^ゞ
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湖畔に降りた場所を振り返る。
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ウッドデッキの遊歩道に上がる。
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かなり先まで続いていた。
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デイジー(ヒナギク)とマーガレットの違いは未だによくわからない。ネットで調べてもこれといった解説は見あたらない。私の基準は元気そうに思えたらデイジーで優しそうに感じたらマーガレット。単に名前のイメージから(^^ゞ これはデイジーかな。
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遊歩道を最後まで進むと芝生の広場に出た。
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セグウェイに乗っている人。ここの施設で貸し出しをしているみたい。
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セグウェイの発表前(2000年頃だったと思う)は世紀の大発明とか革命的トランスポーターなど全世界的に話題となった。しかし発売から10年以上経った現在、それほど売れているとは思えず。特に日本はがんじがらめの規制があって難しいのかもしれない。

そこで提案! 安倍首相の「お友達」をセグウェイ日本の社長に迎えれば、岩盤規制に穴が空いて普及するよ(^^ゞ



ここに着いてから晴れてはいるものの富士山には雲がかかったまま。
そこで似たような形の山があったから撮ってみた(^^ゞ
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これはきららのホームページの画像。こうしてみるとかなり広い。湖畔からはよく見えなかったが野外ステージのようなものもある。野外ステージの奥がセグウェイが走っていた芝生広場。
きららホームページ



ーーー続く













wassho at 20:46|PermalinkComments(0)  *ツーリング 

2017年06月21日

吉田うどん

桂林寺でスイレンを眺めた後は国道139号線で富士吉田市に向かう。ノンビリとしたローカル国道でいい感じ。

富士吉田市は富士山の北東に位置していて、富士山の斜面も1/4位は富士吉田市に属する。そして名物がなぜか「うどん」。山梨県は「ほうとう」も有名だけれど、地理的気候的に昔は稲作ができずに麦を栽培していたのかもしれない。それはともかく今まで吉田うどんは食べたことがないので是非ともと考えたしだい。


富士吉田市の中心部は河口湖の南東で、ここに50軒以上のうどん屋がある。
よしだうどん

それまで中央自動車道と並行して走っていた国道139号が、南側にそれて富士吉田の市街地に入ると、目の前に富士山がそびえ立っていて眺め良し。また市街地なんだけれど高い建物もないし建物密度も低いので、とても開放感のあるエリアである。



桂林寺から30〜40分でうどん屋に到着。このあたりのうどん屋は、普通の住宅の一部を店舗に使うというスタイルがほとんど。
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訪れたのは「てんせいや」というお店。
ネットで調べて何となく。139号線沿いにあるので便利だし。
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昭和な感じの店内。ネットではどの店も行列とか書いてあったけれど、すんなり入れたし席が埋まっていたのは1/5程度だった。時刻は写真にあるように午後1時過ぎの土曜日。
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頼んだのは肉うどんにきんぴらのトッピング。麺は大盛り(^^ゞ
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麺は以前に須走の道の駅で食べた「ごうりきうどん」に近い。その時に書いた「麺にコシがあるというより、ボソッとした食感で全体的に固い印象。ツルツル・シコシコはしていない」というのは吉田うどんでも同じだった。

茹でたキャベツが具に入っているのも「ごうりきうどん」と同じだが、スープはまったく別物。吉田うどんは醤油のダシと味噌のダシをブレンドしたような味わい。けっこう濃いめでラーメンでもいけなくはないという感じ。また吉田うどんの肉は馬肉らしいが、きんぴら並みに濃い味付けだったのでよくわからなかった。

トータルな感想はまあ田舎うどんといったところ。悪くはないけど心は奪われず。でも店によって麺の硬さとかがかなり違うとのことなので(この店は柔らかめらしい)、また富士吉田を通ることがあったら、違ううどん屋でも食べてみたい。



さて139号線をそのまま走れば138号線となって山中湖へ行けるが、それじゃ芸がないので県道717号線に入り忍野村(おしの・むら)経由で山中湖へ抜けることにした。

参考までにこの付近の山梨県の地名。地図って改めてみると何かしら発見がある。何度も来ている山中湖だが山中湖村という自治体名はまったく知らなかった。それに道志村が山梨県という意識もなかったなあ。なおこの地図にある自治体は富士吉田市と都留市を除いて山梨県南都留郡に属する。
山梨地名



717号は緩やかなカーブが続いてなかなか楽しい道路。忍野村の手前で全長約750メートルの鳥居地トンネルに入る。トンネルを走ってしばらくするとかなり寒くなってきた。バイクの気温計を見ると22度。それまでは27度くらいあった。まあトンネルの中だからと思っていると、トンネルを抜けても22度のまま。忍野村から山中湖村に入っても22度のまま。結局この日の山中湖周辺は22〜23度だった。うどんを食べたあたりの標高は770メートル。そして山中湖の標高は980メートルとそれほど違わないのになぜ? まるで「トンネルを抜けるとそこは雪国」(^^ゞ


717号で忍野村を忍野八海と反対側に進むと、何度か訪れた花の都公園を通る。無料見学ゾーンは、菜の花に似たキカラシ以外にほとんど花がなかったので今回は素通り。
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左側が無料見学ゾーン、ただし駐車場は有料。正面に富士山が頭だけ見えていたので記念撮影。湖畔を離れると山中湖周辺はとてものどかな光景が広がっている。
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ーーー続く


















wassho at 22:13|PermalinkComments(0)  *ツーリング 

2017年06月17日

桂林寺で睡蓮(スイレン)

梅雨なのにどういうわけか週末になるとカラッと晴れるので、渋々仕方なく先週に引き続いてバイクでツーリング(^^ゞ

6月11日に潮来あやめ園で見たハナショウブもよかったが、実は少しだけ咲いていたスイレンが大変印象に残った。モネの絵では馴染みがあるけれど、ひょっとしたらスイレンが実際に咲いているのをしっかり見たことがあったかなと。

それでスイレンを見に行こうと考える。しかしハスの名所はたくさんあるがスイレンは意外と少ない。日帰りでいける範囲で何とか見つけたのが山梨県都留市(つる・し)にある桂林寺というお寺。仏教にゆかりのハスがある寺は多いけれどスイセンとは珍しい。2週続けてのツーリングとしてはちょっと遠いのが難点ではあるが、これから本格的な梅雨になって、しばらくはツーリングに行けないに違いないと言い訳して(^^ゞ



都留市まで足を伸ばせば、その後はいろんなプランが考えられる。あまりハードなクネクネを走る気になれなかったので、そのまま山中湖へ降りて、その途中の富士吉田市で名物の吉田うどんを食べることにした。そして山中湖の後はまたしても温泉。今回は裾野市にあるヘルシーパーク裾野というところに立ち寄ってきた。
地図


桂林寺のホームページによると、ハスと違ってスイレンは太陽が高くなってから咲くので昼過ぎが見頃とのこと。それにあわせて出発は午前10時前。気温は25〜26度くらいで日差しも強かったので、今週はメッシュ革ジャンでも寒いということはなし。中央自動車道は途中そこそこの渋滞。

桂林寺は中央自動車道を大月ジャンクションで河口湖に向かう富士吉田線に乗り換え、都留インターを降りて5分くらいのところにある。ナビも設定できたがホームページに写真付き道案内があったのでスムーズに着くことができた。


桂林寺に到着は正午頃。
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かなり傾斜のある駐車場で、帰りはどうUターンしようかなと考えながらバイクを駐める。写真を撮った時は私のバイクだけだが、ここに着いた時は法事客のような人たちのクルマで一杯でこのスペースにしか空きがなかった。


駐車場から少し上がると、寺の横側から境内に入る形になる。
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桂林寺は戦国時代までさかのぼれる古刹。もっとも始まりは平安時代に空海がこの地を訪れーーーと、よくある弘法大師伝説をその由来としているみたいだが。
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鐘楼(しょうろう)
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本堂は新しく建て替えられた様子。
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本堂の隣に薬師如来堂があり、
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その間を通って、本堂の裏手に回ればスイレンの咲いている池がある。
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桂林寺はごく普通規模のお寺なので、そんなに大きな池でないことは想定内。それでも思っていたサイズの半分くらいだった(^^ゞ
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とはいってもスイレンがきれいに咲いて、なかなかの佇まい。
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池の背景となる裏山の庭もよく手入れされている。
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潮来あやめ園では高い位置からしかスイレンを眺められないのが物足りなかった。しかしここでは水面近くでカメラを構えると、時々こんな大きな鯉が跳ねてビックリさせられる。
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モネになった気分(^^ゞ
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住職の奥様と思われる方が出てこられて少し雑談。お茶もいただく。スイレンが一番たくさん咲いていた時期は少し前だったらしい。
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実は駐車場に駐める時に地元の人に話しかけられ、花つながりで河口湖のラベンダーの話などしたのだが、その人が私のことを伝えてくれていた。バイクで来るなんて人間は珍しかったのかな。都会で暮らしていると寺には葬式以外に接点はないが、こういうところでは地域のコミュニケーションがあってぬくもりを感じる。



本堂に戻る途中にあった弁財天と叶が池の案内。叶が池は「かのうがいけ」と読むのかな。
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どんな日照りでも枯れないという伝説。叶が池は叶井とも呼ばれ、それが転じてこのあたりの地名である金井となったらしい。この文章ではこの井戸を守るために桂林寺が建てられたとある。
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葉っぱが浮いていて見た目は悪いが、水はきれいそうだった。
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叶が池の隣に弁財天。七福神の絵を年賀状とかで見ることがあったら、その中で描かれている女性の神様が弁財天。
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本堂のエリアにあった観音菩薩。菩薩には性別がないとの議論もあるが、観音菩薩も女性的な姿のものが多い。
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下から続く階段。本来はこちらが参道のようだ。
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見回すと桂林寺はあちこちにきれいな花が咲いている。あの奥さんが育てているのかな。

黄色い花のウチワサボテン。本体の形が平べったいから団扇(うちわ)と呼ぶ。どちらかというとシャモジに似てると思うけれど。
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光り輝いていたマツバギク。松葉のように細い花びらで菊みたいな形だからこの名前。
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ラムズイヤーのようにうぶ毛で覆われているのはリクニス・コロナリア。和名はなぜか酔仙翁(スイセンノウ)。
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ラークスパーかな(自信なし)。
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スイレンをじっくり見られたし、ごく僅かだったが知らない土地の人と話もできて楽しかった。ちなみにスイレンよりハスのほうが咲くのが遅くて真夏に見頃となる。梅雨が「明けたら」ハス・ツーリングも行こう(^^ゞ


ーーー続く













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2017年06月15日

大竹海岸

6月11日に訪れた潮来あやめ園の続き。

午前11時半頃に潮来を離れ、霞ヶ浦の東岸を眺めてから、国道354号〜国道51号線と走って大竹海岸に着いたのは午後1時半。


快晴とはいかないものの、少しずつ雲も取れてきて初夏の雰囲気。
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駐車場はかなり広い。海水浴シーズンじゃないから無料。
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延々と続く砂浜。
鹿島灘は九十九里浜と同じくそのほとんどが砂浜である。
海岸線の全長はほぼ同じ。

    九十九里浜:太東崎〜犬吠埼 66キロ
      鹿島灘:犬吠埼〜大洗  70キロ
      (正確には犬吠埼はどちらにも属していないが)

北側方向。
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南側方向。大竹海岸のさらに南には以前に訪れた鹿島灘海浜公園がある。
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波が崩れ落ちる場所からかなり内側まで海水が届いている。相当に遠浅の地形だと思う。
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サーフィンはロングボートとSUP(サップ:スタンド・アップ・パドルボード)がほとんど。この日の波サイズは小さめ。
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ライフセーバーの講習会が開かれていた。
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ビーチを北から南に歩いて行くとトラクターとノボリが。
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防波堤を上がると、古ぼけた感じがいい雰囲気を出している海の家。
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ハマグリ販売中。特大サイズは売り切れたみたい。
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お店の中でも食べられるというので、手づくり番号札をもらって待っていたのは、
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焼きハマグリ!
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見た目通りの味だけれど、甘めの醤油がかけられていて美味しかった。ハマグリが10個入りで1000円。特大サイズはお店にもなくて残念。



海の家にはこんな看板があった。
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焼きハマグリを食べ終えてお店を出ると「もうすぐハマグリの放流を開始しますので、潮干狩りをしたい方は受付をお急ぎください」とのアナウンス。ハマグリの放流?ナニソレ?


これはその放流を待っている人々。
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するとバケツに入ったハマグリを持った人が現れて、
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先ほどのトラクターでハマグリを撒いた(^^ゞ これが放流の正体!
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トラクターで板を引きずっているからハマグリが砂の下に隠れるという仕組み。これから潮干狩りをする人の前で見せちゃいかんだろうという気もするが、家族連れは楽しそうに砂浜を掘り起こしていたから問題なしか。



ビーチを北に引き返す。散らばっている貝殻がきれい。
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同じことを思った人がいたようで。
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逆さ富士ならぬ逆さボート。
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海を眺めながらしばし放心タイム(^^ゞ
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帰りは東水戸道路という北関東自動車道の支線に大洗海岸の近くのインターから乗る。つまり51号線を北上して大洗海岸を通る。素通りするつもりだったが、やっぱりビーチが見えると立ち寄ってみたくなりーーー

しかし大洗サンビーチの駐車場には入ったものの、
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ここは砂浜エリアまでが遠く、さらに砂浜自体も波打ち際まで距離があることを思い出し
そのままバイクにまたがって再出発(^^ゞ
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午後6時過ぎに帰宅。走行は320キロと久々の300キロ越え。潮来でハナショウブと嫁入り舟を見て、霞ヶ浦と大竹海岸の湖&海岸を眺めてと変わった組み合わせだったが、梅雨の晴れ間をたっぷり遊べた。


おしまい













wassho at 23:27|PermalinkComments(0)  *ツーリング 

2017年06月14日

霞ヶ浦

潮来あやめ園でハナショウブを見た後は、霞ヶ浦の東岸を少し走ってから鹿島灘に抜けた。あちこちにツーリングしているけれど霞ヶ浦に行くのは初めて。特に見るべき観光スポットはないし、バイク的に楽しそうな道路もなさそうなので。


ところで霞ヶ浦。琵琶湖についで日本で2番目に大きな湖だけれど、関東以外のエリアでは「何となく聞いたことがある程度」じゃないかと思う。私も霞ヶ浦ではなく、つい霞ヶ関と名前を間違う(^^ゞ

念のために場所はここ。
霞ヶ浦

実は霞ヶ浦は西浦、北浦、外浪逆浦(そとなさかうら)という3つの湖の集合体。一般に霞ヶ浦と呼ばれるのは西浦で、いってみればそれが狭義の霞ヶ浦。また西浦と北浦から流れ出た水は外浪逆浦を経由して最終的に利根川に合流するが、合流するまでの途中の河川もなぜか広義の霞ヶ浦に含まれる。

面積は

  西浦    172km平米
  北浦     36km平米
  外浪逆浦   6km平米
  常陸利根川  6km平米

で合計220km平米。これは茨城県の面積の1/3を占める。ちなみに琵琶湖は670km平米でオール霞ヶ浦の約3倍の広さ。



潮来から県道5号線を進むと霞ヶ浦(西浦)の東岸沿いを通っている国道355号につながる。ただし国道は水際からは200メーターほど離れていて湖がよく見えないので、湖畔に一番近い細道に入った。

バイクを停めて記念撮影。
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とりあえず広い!
石を積み上げたような壁が湖岸に続いていた。波消し装置だろうか?
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霞ヶ浦といえば水が汚いイメージがついて回る。ウインドサーフィンやジェットスキーなどは盛んだが、昭和40年代から泳ぐことは禁止されている。この日の見た目もどんより濁った感じ。でもイヤな匂いとかはしなかった。


釣りをしている人。
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関東以外では霞ヶ浦のイメージが希薄だろうと書いたが、釣りに興味がある人は別かもしれない。90年代中頃のバス・フィッシングの大ブームの時に霞ヶ浦は一躍脚光を浴びた。私も友人に誘われて一度だけ来たことがある。一匹も釣れなかったけれど(^^ゞ

写真では一部しか写っていないが、湖畔沿いの道幅はかなり狭い。




しばらく進むと公園があったので入ってみる。
天王崎園地という場所。
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駐車場には見慣れない機材を積んだクルマがたくさん。
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ラジコン・モーターボートの大会が開かれていた。
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水しぶきを上げてラジコンボートが走っているのがわかるかな?
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写真には入っていないが、ラジコンボートの後方に人間の乗り込んだモーターボートが併走して行く。たぶんラジコンを操縦している人も乗っているんだろう。どうも一定の直線距離の早さを競う大会のようだ。見えないくらい遠くの沖合にゴールがあって、帰りはラジコンボートも人の乗るモーターボートで運ばれてくる。つまり岸からは沖に向かって疾走するラジコンボートのスタートを見るだけ。やっている人は楽しいんだろうけど、観戦してもツマラナイ競技だった(^^ゞ



湖畔沿いの道路は湖の地形に沿って進む。でもあるところで道幅も広いこんな直線道路に。
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水田を造るために干拓したのか? しかしここ以外も湖畔は基本的に水田で、この造成部分が湖畔全体に占める面積の割合は微々たるものだけれど。
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ひょっとしたらもう霞ヶ浦に来ることはないかもしれないので
BMW F800Rと最後の記念撮影。
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湖畔沿いを走るのにも飽きてきたし、道幅が狭くてペースも上がらないので、干拓地を過ぎた先で国道355号に戻る。遠くに周りより高い山が見えたが筑波山だと思う。

高須崎というところで東向きに走る国道354号線に乗り換える。鹿島灘への途中経路くらいにしか思っていなかったが、この354号が意外にとてもよかった。何がよかったかというと、周りに水田が広がる田舎感たっぷりなところ。今の季節は水田の緑が美しいからなおさらいい気分。ところどころレンコンの畑も見える。道路も適度に左右に振れているからバイク的にも飽きない。

まあ私はクネクネを飛ばすより、田舎道をノンビリ走るのが好きなのかもしれない。そしてこういう景色のいい田舎道路を走る時はいつも、ヘルメットの下でジョン・デンバーのカントリーロードを熱唱していることは内緒である(^^ゞ サビの数小節しか覚えてないけど。

ところでジョン・デンバーってどうしているんだろうとネットで調べてビックリ。1997年に53歳の若さで亡くなっていた。自らが操縦する自家用飛行機で墜落事故を起こしたとのこと。今さらだけれど合掌m(_ _)m
ジョンデンバー




354号線は北浦を橋で渡る。北浦こそ一度も来たことがないので、少し周りを走ってみるつもりだったが、突然に北浦が見えたと思ったら数百メートルの短い橋をあっという間に渡りきって通り過ぎてしまった(^^ゞ


素敵なカントリーロードは354号線が国道51号線につながる少し手前まで味わえる。そして鹿島灘を南北に伸びる51号線から海は見えないけれど、何となく海の近くを走っている雰囲気は伝わってくる。



ーーー続く










wassho at 22:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  *ツーリング 

2017年06月13日

潮来あやめ園 その2

ハナショウブが咲く期間はあやめ祭りということになっている。普段と何が違うかというと夜にライトアップされること、前回のエントリーで紹介した手漕ぎの「ろ舟」で遊覧できること。なお「ろ舟」は潮来市の運営と観光に力が入っている。そして一番の名物が嫁入り舟のイベントである。

ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。

そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。



一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
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お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
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偶然だけれどベストポジションに陣取っていた(^^ゞ
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ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
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お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ


まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。ちなみにお嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
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嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
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もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じだと思うけれど、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。


いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
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園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
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お幸せに\(^o^)/




さて園内を下流に向かって進んでいく。
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水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
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気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
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ちなみにアヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)


水門のところへ上がる。
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常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
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あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
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ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ちなみにひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。

この色模様が一番多く咲いていたように思う。
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少し色つきが薄いバージョン。
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クッキリ輪郭なハナショウブ。
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中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。


淡い青紫バージョン。
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ホワイト。
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紫を2色。
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何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
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マーブル模様のハナショウブ。
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一部だけがマーブル。
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マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらだけれど、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つけれど、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。


ピンク。
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ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ


ーーー続く















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2017年06月11日

潮来あやめ園

関東地方は6月7日に梅雨入りしたと発表されたものの、ほとんど雨は降っていないような。梅雨入りとは気圧配置や前線の状況などで判断され、雨が降り続くかどうかは結果であって梅雨入り宣言とは直接関係ないらしい。木曜日には土日とも東京は晴れの予報だった。梅雨の合間ならぬ梅雨の初めの晴天というのは何となく間抜けな感じ。でも、せっかくなのでバイクでひとっ走り。

梅雨の花といえばアジサイだが各地の名所はまだ見頃になっていない模様。ということでアヤメ目的のツーリングに(実際にはハナショウブ/花菖蒲)。昨年は西洋種のジャーマンアイリスを見てそのゴージャスさを堪能したが今年はオーソドックスに和種で。

訪れたのは茨城県潮来市(いたこ・し)の潮来あやめ園。このあたりはアヤメが多い土地柄らしい。常陸利根川を挟んで隣接する千葉県香取市の佐原あやめパークも有名。両者は2キロほどしか離れていない。アヤメ好きは両方を見て回るらしいが、ホームページを見ると似たような内容である。どちらかはジャーマンアイリスを栽培すればいいのに(^^ゞ ちなみに潮来あやめ園は無料だが佐原あやめパークは入園料800円。


ルートは左下から反時計回り。往きは首都高の湾岸線から成田空港に向かう東関東自動車道に入れば終点が潮来とシンプル。インターから潮来あやめ園までは4〜5キロくらい。アヤメを見た後は霞ヶ浦の東岸を北上し、それから鹿島灘に抜けて大竹海岸へ。つまり湖と海をダブルで眺めるという趣向。帰りは大洗(おおあらい)まで北上して、水戸大洗インターから東水戸道路。これは北関東自動車道を延長した支線みたいなもの。10キロほど走ると北関東自動車道になり、友部ジャンクションで常磐自動車道に乗り換えて東京に戻る。
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本当は土曜日にツーリングする予定だったが諸事情で本日に。快晴だった前日と違って朝から暗めの曇り空。そして気温も低い。メッシュ革ジャンを持ってガレージに向かっている途中でこれじゃ寒いかなと思ったけれど、また引き返すのも面倒で。出発は午前8時前で走り出しのバイク気温計は22.5度。首都高に入りスピードが上がるとけっこう寒い。それよりも湾岸線〜東関道と進んでも雲の厚さが変わらないのが心配だった。成田を過ぎた頃からようやく雲の色が薄くなってきてひと安心。


潮来観光協会のホームページを見ると「普通車は臨時駐車場であるアイモアというショッピングセンターの屋上に駐める」と書かれていた。それでバイクは?と思って電話で確かめると潮来駅の高架下に駐められるとの返事。

午前9時40分頃に高架下の駐輪場到着。しかし自転車は散乱しているしスクーターもひっくり返っていたりと治安状態に一抹の不安あり。昼間なら大丈夫と思うが、とりあえず革ジャンはいつものように鍵付きロープでバイクに巻き付けるのではなく、シートに設置してあるカバンに入れておいた。
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駐輪場は駅から徒歩1分程度しか離れていない。しかしとても駅周辺とは思えないくらいに寂しい雰囲気が漂っている。
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潮来駅。駅前もこんな感じ。駅の周りにはほとんど何もない。しかしなぜかビジネスホテルだけは数軒あった。よくわからない土地柄。
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駅の中を覗いてみてビックリ。自動改札じゃない!
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潮来駅の路線はJR鹿島線。山奥のド田舎じゃあるまいし、今時こんな駅があるとは知らなかった。ところでこういう場合、Suicaなどで乗り継いできた時にどうなるんだろう?



駅から潮来あやめ園に向かって歩く。
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すぐに後100メートルの表示。
あやめ園は駅から500メートルあるかないかくらいの距離である。
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ちなみにクルマの臨時駐車場からだとその倍くらい。歩いても10分ほどだが、あやめ園周辺にはいわゆる呼び込みをやっている観光地駐車場もたくさんある。値段は500円と良心的。
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潮来あやめ園は常陸利根川に注ぐ前川という細い川の左岸(上流から見て左ね)に造られている。駅から歩いてきて前川を渡る橋の上から見た上流側の風景。
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下流側。
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薄緑色の構造物が霞ヶ浦から流れてくる常陸利根川との合流地点にある水門。観光客用の船は8名程度が乗れる手漕ぎ式と、もう少し大型の船外モーター付きのボートがあった。
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橋のたもとから園内に入り上流側から見て回ることにする。
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民芸風衣装の栽培お手入れ係。雰囲気の演出のためによく見かける光景だが、ここではこの人しかいなかった。
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園内の中央にある大きな太鼓橋は水雲橋という名前。江戸時代後記に地元に貢献した人物の名前が由来。オリジナルは交通手段として先ほどの水門のあたりに昭和初期に架けられた。これは観光用にその名前を復活させたもの。
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登ってみると園内の展望台としてだけではなく、その先にも伸びて前川も渡れるようになっていた。

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橋の上から下流方向。
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上流方向。あやめ園の面積は1.3ヘクタールでそれほど広くはない。
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水雲橋の周りは広場になっている。
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郵便局も出店。
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これが「あやめ笠」という名前なことを知る。
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小型のものは風鈴に。
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このあたりは水郷筑波国定公園に指定されている。
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といってもやたら広い範囲。霞ヶ浦周辺は水郷だけれど、なぜか犬吠埼の海岸までが含まれる。さらに筑波山までを加え水郷&筑波の国定公園という強引な組み合わせとネーミング。
※図はweblioから引用
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国定公園に指定されているので観光用のキャッチフレーズは水郷潮来となる。ライバルの佐原あやめパークも正式名称は「水郷佐原あやめパーク」である。
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潮来といえば
♪♪♪潮来の伊太郎〜ちょっと見なれば
橋幸夫そのものより漫才ブームの頃のモノマネしか思い出せないが(^^ゞ
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水雲橋の下に並んでいる行列は「ろ舟(櫓舟・ろぶね)」に乗る人。ろ舟は船頭が漕ぐ方のボート。
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一番上流側まで行って水雲橋を背景に。
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川の畔には提灯。夜にはライトアップもされるとのこと。
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いろいろ見て回る。
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ところで潮来あやめ園という名前だが、ここで栽培されているのはハナショウブであってアヤメではない。佐原あやめパークも同じく。この地域はハナショウブのことも通称でまとめてアヤメって呼ぶのかなあ。まあ「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるくらいこの3種類は似たような花だけれど。
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今までにもブログで書いたけれど簡単な見分け方は

  アヤメ:花びらの根本に黄色い網の目模様がある。網の目→アヤメ
  カキツバタ:花びらの根本に白い筋がある
  ハナショウブ:花びらの根本に黄色い筋がある


ハナショウブは水田のように水を張って栽培する。だから水郷地帯に多い。
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こちらはキャンペーンガールのあやめ娘。
プロのカメラマンが撮影していたので横から便乗(^^ゞ
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左側の女性は安倍首相に表敬訪問していた人かな。



ーーー続く








wassho at 22:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  *ツーリング | お花畑探訪

2017年06月09日

オンキョー DP-X1A その2

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前回エントリーで専門用語の解説は割愛すると書いた。でも読み返してみるとたいした専門用語は使っていなかった(^^ゞ 今回は聞き慣れない言葉が多いかもしれないがご容赦を。


さてオンキョーDP-X1Aに対する私の評価をまとめると次の3つである。

    音質は最高  \(^o^)/
    操作性は最悪  (/o\)
    デザインは凶悪 (>_<)


音質にはとても満足している。そりゃiPhone、つまりは携帯電話のオマケ機能で聴いていた音と較べてよくなっていて当然だけれど。5万1000円で買ったとはいえ、発売当初は9万円ほどした機種なんだから。

音のよさを説明することは難しい。説明ができたとしても、そもそもが感覚の話だから内容が伝わるかどうかは別問題。それを承知で書けばーーー


端的に言えば音がクリアになった。それによって従来より音楽が活き々と聞こえるし、サウンドステージも広がったように感じる。おそらくiPhoneでは埋もれていた音が聞こえているからだろう。誤解のないように書いておくと「今までこんな音はこの曲には入っていなかった」とそこまで違うわけじゃない。埋もれていたのは微妙な音の輪郭。例えれば窓ガラス越しに見る風景と窓を開けて見る風景の違い。同じ風景を見ていてもやはりどこか違う。

クリアに聞こえるのはスマホという汎用機器と、音楽再生用に設計された機器が発生するノイズ量の差だろうと考えている。音にノイズが乗れば歪んで聞こえる。オーディオというのはノイズと歪みとの戦いの歴史でもある。また聞こえる音がクリアなだけじゃなくて、マニアがいう「音楽の背景が静か」と感じられるのもノイズが低いからだと思われる。

実はクリアな音だというのは携帯音楽プレーヤーとしてよりも、自宅でパソコンに換えてDP-X1AをDAC経由でオーディオに接続した時に顕著に感じる。CDだと探すのが面倒で聴きたい曲がすぐに聴けないからと始めたPCオーディオだが、どこか微妙にしっくりこないところがあった。それが何なのか自分でもよくわかっていなかったが、DP-X1Aを接続してクリアさの問題だったと確認できたしだい。オーディオ的見地からパソコンはノイズのかたまり。その対策はいろいろあるがマニアックで面倒なもの。DP-X1Aであっさり解決してよかった。



ここまで音がよくなったことをノイズと関連づけて書いてきた。しかし、ひょっとしたらまったくの見当違いかもしれない(^^ゞ なぜなら機器によって使っている音楽ファイルのフォーマットがすべて違うから。

音源はすべてCDからのリッピング(パソコンに取り込む、コピーすること)である。ハイレゾは今のところ手を出していない。

MacにはiTunesではなくXLDという専門ソフトを使って取り込んでいる。より正確にリッピングできるらしいが、やたら時間が掛かるのが難点。何年か前に持っているCDほぼすべてをXLDでリッピングし直したのだが、暇を見つけながらの作業なので半年以上掛かった(/o\)

リッピングするフォーマットは無圧縮のAIFF。iPhone用にはそれをAACの256kbpsにコンバートしていた。それに対しDP-X1AではロスレスのALACへのコンバートである。なおかつイヤホンで聴く時は192kHzへのアップサンプリング、DAC経由でオーディオに接続する場合はDSD5.6MHzへ変換している。

少しだけ音楽ファイルのフォーマットについて解説すると

  AIFF:CDに入っているフォーマットと同じ。

  AAC:音楽データの聴覚的に不必要な部分を間引いて圧縮するフォーマット。
      聴き分けられるかどうかは別として原理的に音質はオリジナルより低下する。

  ALAC:間引かずに圧縮するフォーマット。
      原理的に再生時の音質はオリジナルのAIFFと同じ。

音質はAIFF>ALAC>AACとなる。圧縮というのはファイルサイズを小さくするための手段で、同じデータのサイズもAIFF>ALAC>AACとなる。


つまりiPhoneはAAC、DP-X1AはALACとフォーマットレベルで音質が違うのだから差が付いて当然ということ。PCオーディオでのMacとDP-X1Aは、フォーマットレベルでほぼ同等だがサンプリングレートが異なっている。音質の違いがフォーマットやサンプリングレートによるものかどうかはiPhone、DP-X1A、Macで「ALACを使いアップサンプリングしない」という共通条件で聴き較べればわかる。でもそんなことはしていない。そこまでマニアじゃないし、結果オーライでいい音だったら、あるいはいい音と思えればそれで満足だから(^^ゞ


ところでアップサンプリング。生の音を録音する時に、よりハイレートでサンプリングするほどアナログの波形に近づいて音質が向上することはわかる。しかしいったんデジタルにしたものをアップサンプリングで再分割して何か意味があるのかと懐疑的だった。でも百聞は一見にしかず。確かに音はよくなる。一枚ベールを剥いだようにクリアだし響きもいい。少し音楽がきつく感じられなくもないけれど、アップサンプリングからオリジナル・サンプリングに戻すと物足りなくなってしまう。音声信号的に何が変化するのかは不明だが、これも結果オーライでよしとしている。

ちなみにオーディオに接続する時にDSD変換しているのは、なぜかDP-X1Aは192kHzではなく176.4kHzでしかアップサンプリングしないから。USB接続の場合に限り384kHzという設定もあるが、そのレートには自宅のDACが対応していない。それでDSD変換を試してみたら、音の押し出しがよくなったように感じられるのが気に入って使っている。もっともPCM176.4kHzとDSD5.6MHzの違いは極めて微妙で目隠しテストなら当てる自信はない。でも普段は目隠して音楽を聴くわけじゃないからこれでいいのだ。


やっぱり説明はできても話は伝わってないかな(^^ゞ



もうひとつだけわかりやすい音の違いを。iPhoneと較べてDP-X1Aでは低音がよく出るようになった。全体が高音域に偏っているクラシックこそ低音が重要というのが私の持論。iPhoneでイヤホンから聞こえる低音には物足りなさを感じていて、それはイヤホンという超小型スピーカーの限界だと思っていた。しかし同じイヤホンなのにDP-X1Aだと、かなりしっかり低音が聞こえる。つまりイヤホンを駆動するアンプの力量(音量じゃない)にiPhoneとは大きな差があるということ。それでもスピーカーで鳴る音と較べれば違いはある。しかし携帯している時はそんなに真剣に音楽を聴くわけじゃないから、DP-X1Aのイヤホンから出る低音にはとりあえず満足している。また現在のイヤホンは1万円クラスの製品だが、DP-X1Aならもうワンランク上のものを買ってもいいかなとも思っている。



そんなこんなでDP-X1Aの音質には満足している。何が音質に貢献しているのか正確なところはわかっていないが、エンジニアじゃないんだからそれは問題ではない。確かなのは5万円の投資に充分な見返りがあったこと。30万円のウオークマン、50万円のAstell&Kern(アステル&ケルン)ならどんな音なのだろうと興味はあっても、私にはDP-X1Aで必要充分。それにいい音で音楽を聴くのは気持ちがいいけれど、音の善し悪しで音楽から得られるものに差があるわけじゃない。訳もわからず一番音楽に感動できたのは、小学生の頃に親に隠れて小さなトランジスタラジオから片耳イヤホンで聴いていた深夜放送のポップスやロックだったりするんだから(^^ゞ


さて音質については褒めちぎったDP-X1A。しかしそれ以外はほとんど気に入っていない。


ーーー続く











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2017年06月07日

オンキョー DP-X1A

昨年末にiPhoneを買い換えた時に事務手続きがスムーズに進まなかった。それがきっかけで自分に必要なスマホやモバイル機器は何かを考え、iPhone7ではなくiPhoneSEにして、その差額で携帯音楽プレーヤー買うのがいいという結論になったことは以前にも書いた。


購入したのはオンキョーのDP-X1Aという機種。
DP



ここ最近はずっとiPhoneで音楽を聴いていて携帯音楽プレーヤーを使うという発想はなかったので、このジャンルにそれほど詳しいわけではない。昔からあるウォークマンを別とすれば、Astell&Kern(アステル&ケルン)という50万円ほどする韓国製のプレーヤーの人気が高いこと、数年前にオンキョーがパイオニアのオーディオ・ビジュアル部門を吸収して、オンキョーとパイオニアのダブルブランドで製品を出していることくらいが予備知識。携帯音楽プレーヤーはハイレゾブームに乗って、いろんな製品があることは知っていたが、具体的な機種までのイメージは持っていなかった。

(なお今回は専門用語の解説をすると長くなりすぎるので、
 興味がある人は自分で調べて欲しい)


最初に馴染みのあるソニーのウォークマンを調べた。A30という機種が普及価格帯。それでもiPhoneより音質はいいだろうから充分と思ったが、メモリー容量が64ギガまでと少ないので候補から外れる。
A30



その上位機種がNW-WM1A。
WM1A

A30は4タイプあって2万円から4万円だったが、こちらはいきなりの10万円越え。当時は11万円ちょっとだったと思う。今までiPhoneで不満もなかった機能に10万円以上払うのもなんだかなあと保留。メモリー容量が128ギガというのも微妙に少ないと思えた。これの上位機種なら256ギガだが価格は30万円なので対象外。なお1世代前のNW-ZX100という機種も売られていてメモリーは128ギガだが価格は6万円ほどだったので候補リストに入れる。


50万円のものを買う気はなかったがAstell&Kernのホームページも覗く。するとAK70という手ごろな価格の製品を見つけた。昨年末で6万円強。本体のメモリーは64ギガだがマイクロSDカードを挿せばプラス256ギガまで拡張できるのも高評価。デスクリサーチの段階で第1候補となる。
A70



iPhoneSEに機種変更した後、同じビックカメラの携帯音楽プレーヤー売り場で実物を見較べ。結果的にオンキョーのDP-X1Aにした理由は3つ。

1)安かった(^^ゞ

当時、価格COMでの最安値は5万3000円ほど。ビックカメラはもう少し高かったが、1週間ほどの期間限定の年末特別価格で5万1000円で販売されていた。アステル&ケルンのA70との差額は約1万円。飲みに行けばすぐに消える金額だけれど、買う時は細かな数字に引っかかるもの。

ところで不思議なことに6ヶ月経った現在、DP-X1Aの価格COM最安値は5万8000円と値上がりしている。


2)
A70は見た目の質感が少し低く感じられた。それはミントグリーンの色合いのせいもあるし、また展示品が多くの人に触られたもので少しヤレた感じになっていたこともある。上に書いたようにDP-X1Aより価格が高いものが安っぽく見えるのは、かなりのマイナス印象だった。ブランド的にアステル&ケルンに興味は持っていたのだが。

3)
DP-X1Aは本体メモリーは64ギガだが、200ギガのマイクロSDカードを2枚挿すことができる。合計464ギガ。その時点で私がどれだけの容量を必要としているのか把握していなかったのだが、まあ大は小を兼ねるかと。

なお最近、DP-X1Aのソフトがファームアップされて256ギガのカードまで使えるようになった。



以上がDP-X1Aの選定理由。ちなみに試聴して音質を確かめるなんてことはしていない。するつもりもなかったけれど、だいたいビッグカメラの展示品には音楽のファイルが入っていなかった(/o\)

ついでにいうとビックカメラでは盗難防止のいかつい器具がプレーヤーにドッキングされている。それが重くてプレーヤー自体の重量がまったく感知できない。モバイル機器の重さは重要なので改善を求めたい。特にDP-X1Aは重そうだったので毎日持ち歩くのに苦にならないか心配だった。そこで近くのeイヤホン渋谷店まで出向く。eイヤホンでは展示品に何もついておらず、DP-X1Aが許容範囲内の重さであることを確認できた。ただし販売価格が高かったのでビックカメラに引き返す(^^ゞ



ちなみにオンキョーのDP-X1Aの姉妹商品としてパイオニアのXDP-300Rという製品がある。基本的に同じ設計なのだが、差別化のために一部のパーツがスペックダウンされていて1万円ほど安い。
XDP

私がメインで聴くクラシックには、オンキョーのほうが向いているというのがネットでの口コミ評価。しかし両者を聴き較べれば微妙な違いがわかるかもしれないが、毎日それだけを使っている分には気にならないだろうし満足度も変わらないと思う。それでもオンキョーにしたのはパイオニアに年末特別価格がなく、その差が5000円ほどしかなかったから。そして5000円の違いで後になって「やっぱりオンキョーにしておけば」と思うのを避けたかったから。でも商品の細かな違いなんて買う時は気になっても、買った後はすっかり忘れているもの。やっぱりパイオニアにしておけばよかったと後悔してる(^^ゞ



さてDP-X1Aの評価は満足半分で不満半分といったところである。

ーーー続く















wassho at 22:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)音楽、オーディオ 

2017年06月05日

湯河原 いずみの湯

熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでバラを見て、その後は宇佐見までわずかな距離だが伊豆半島ツーリングの雰囲気を楽しんだ5月27日の続き。


この日、最後のメニューは湯河原で温泉に入ってきた。熱海まで行ったんだったら熱海で温泉に入ればよさそうなものだが、知人が湯河原の「いずみの湯」を訪れてよかったといっていたのがその理由。熱海でどこの日帰り温泉施設がいいのか調べるのも面倒だったし、どのみち湯河原を通って帰るわけだから。


帰路は熱海ビーチラインを使わず国道135号線で湯河原まで。午後2時頃に「いずみの湯」に到着したが、そこでトラブル発生!

駐車場はこんなゲート式。しかしバイクを停めてもゲートが上がらない。どうもバイクにはセンサーが反応しないようだ。駐車場での経験はないが、田舎にたまにある自動感応式の信号もバイクだと反応しないから、それと同じような理由だと思われる。ただし信号の場合はバイク専用の押しボタンが道路脇にある。
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しかし押しボタンは見あたらず、もっと前に行けば反応するかなとゲートに前輪が接するくらいまで進んでしまいーーー。バイクに乗っている人ならわかるが、この程度の勾配でも200kg以上の重さがあるバイクを引きながらバックするのは極めて困難なのである。しかたがないのでゲート脇にある看板に書いてあったホテルの電話番号に携帯から電話した。(いずみの湯はニューウェルシティ湯河原というホテルの別館)

応対に出た人はバイクでバックできないことの意味がよく理解できない様子だった。とにかくここまで来てくれと頼んで手動でゲートを上げてもらう。彼によればバイクはゲート横の隙間から駐車場に出入りして欲しいということだったが、そんなこともゲートがバイクでは反応しないことの表示もなし。不親切だとは思うが世間でバイクの扱いなんてそんなものかも。とりあえずバイクでここに来る人はご用心を。




入口は階段を下ったところにある。
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そして次のトラブル発生。建物に入ると、そこにあるのは廊下。受付はもう1階下にある。そしてその廊下に「靴はロッカーに入れて、受付にはスリッパで来てくれ」という趣旨の張り紙がある。しかしその靴ロッカーが見あたらない。


これは下に降りて受付のあるロビーの入口。写真をクリックして拡大してもわかりづらいと思うが、右下に「靴はロッカーに入れて〜」の表示が一部写っている。
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やっぱり上の階に靴ロッカーがあったのかと考え、再び戻るがそのような場所は見つけられず。また電話してやろうかと思ったが(^^ゞ 通りかかった利用客に尋ねると、靴ロッカーは上の写真の自動ドアを入った先の右側にあるとのこと。張り紙に靴ロッカーの場所は書いていないし、通路にここが靴ロッカーだというサインもない。どうも「いずみの湯」は何事も説明不足というか気配りが足らない企業体質のようである。



何はともあれ、ようやく受付でチェックイン。料金は1080円だがスマホでクーポン画面を見せると864円。216円引きと率にして2割安くなる。ところでアカオ・ハーブ&ローズガーデンはホームページにクーポンの案内があったので利用したが、いずみの湯ホームページにそんなものはない。じゃなぜクーポンを持っているかというと、どこかに行くなら「どこそこ クーポン」で検索すると、観光地やレジャー施設ならたいていクーポンが見つかると知り合いに教えてもらったから。今回はトクトククーポンというクーポン専門のサイトがヒットした。これから地道に倹約するゾ(^^ゞ


さてトラブルはまだ続く。チェックインをすると靴ロッカーの鍵と引き替えに手首バンドのついた番号札を渡される。風呂場に通じるドアはその番号札でタッチすると開く仕組み。脱衣場に入って番号札と同じロッカーを探す。しかし番号札は4桁の数字(だったと思う)なのにロッカーは「あ80」とかまったく違う番号体系なのである。一瞬、間違って女湯に入ってしまったのかとあせった(^^ゞ そこで脱衣場の外のミニ休憩コーナーのようなところにいた人に尋ねると、

   番号札は風呂場のドアを開くためだけのもので、客にとって書かれている
   数字に意味はない。

   ロッカーは鍵が空いているものを自分で選んでつかう。

ということだった。意味のない数字を客に渡すべきではないし、とにかく「いずみの湯」の施設運営ロジックには客が迷わないようにするという発想はない。


なんだか細かなトラブルですっかり疲れてしまったが、いよいよ温泉に入ってリフレッシュタイム! ここからは撮影できないので、写真はホームページからの借用。


いずみの湯のセールスポイントはこの広い露天風呂。当日いた客は6〜7名で超ゆったり。
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内湯もこの季節はガラス扉が開いているから露天風呂に近い感覚。
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先週に訪れた箱根の「箱根の湯」との比較になってしまうが、お湯の温度はわずかに低め。温泉の質は似た感じ。どちらも硫黄臭がしたり白濁があるといったコテコテの温泉ではない。箱根の湯では「わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている」と書いたが、いずみの湯のぬめり気はさらに少なめ。ということで温泉に入っているというありがた味や満足感は箱根の湯の方がまさっている。

残念なことにいずみの湯ではジェットバスや泡風呂といった設備がない。私はあれが大好きなのに。というか1人で来ていると、ああいった仕掛け風呂に出たり入ったりしないと間が持たない。ゆったりとひたすら湯に浸かっていられるほど、まだ温泉さとり境地には達していないから。なおいずみの湯にはサウナがある。ただし私はサウナが苦手なのでプラス評価はなし。

いずみの湯がまさっているのは広さから来る開放感。もっとも箱根の湯も昼の早い時間帯に訪れて客が少なかったから、広さ的な問題はなかったが。なおインテリアというか各部造作のクオリティやセンスはいずみの湯がワンランク上。



箱根の湯は基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用。いずみの湯は逆に基本的に循環方式で、この写真手前の小さな浴槽だけが源泉掛け流しとなっている。ちなみに写真左側の板張りはごろ寝する場所。
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こちらの湯は少し熱かった。源泉掛け流しなので日によって温度が違うと書かれていた。そうなの? 湯温計は43度。ただし普通の露天風呂の湯温計は41度でそれは箱根の湯と同じだったが、両者が同じ温度とは思えないので温度の絶対値は参考程度。

源泉掛け流しと聞くといい温泉のイメージ。しかし入ってみたところ温度を除けばお湯の感触にまったく違いは感じられなかった。感覚が鈍いのかな(^^ゞ



入館時の印象は悪かったが、お風呂自体は堪能できた。お湯に入ったり上がったりを繰り返し40分くらいの温泉タイム。最後にお湯に浸かってから出ると着替える時に暑いので、ベンチで湯冷まししてからというのが前回の経験から学んだ知恵。おかげで服を着る時に汗をかかずに済んだ。


無料休憩室はテーブル席とタタミ席に分かれている。だからゴロ寝もできるタタミ席はそのせいで少し狭め。ただしリクライニングチェアのあるリラックスルームが別にあって、そちらを使う人が多いのか利用客はあまりいない。なおリラックスルームも無料だが、324円の貸し浴衣を着ていないと入れない。


午後4時頃にいずみの湯を出発。135号線で小田原まで向かう。適度なクネクネが気に入っている県道740号線が平行しているが、温泉で心身共にマッタリモードになってしまったので今回は走らず。小田原からは小田原厚木道路〜東名と乗りつなぐ。帰宅は午後6時半で走行240キロ。先週に続いてバラ、海岸、温泉と内容盛りだくさんなツーリングにでかけられて満足な1日だった。



おしまい










wassho at 21:59|PermalinkComments(0)  *ツーリング 

2017年06月03日

宇佐見海岸まで

5月27日にアカオ・ハーブ&ローズガーデンを見に行ったツーリングの続き。バラを楽しんだ後、せっかく熱海まで来たんだから少しだけ伊豆半島ツーリングの雰囲気も味わうことにする。


ところで小田原を過ぎた後、伊豆半島の東岸は

   少しマイナーな真鶴
   準メジャーな湯河原
   メジャーな熱海

と続く。でも個人的な感覚として熱海あたりではあまり伊豆半島という気がしない。熱海までは来ることが多く、伊豆半島=私にとっては非日常のエリアという範疇から外れているからかもしれない。というわけで少しでもいいから熱海の先まで足を伸ばしたかったのである。


別に宇佐見海岸と決めていたわけではない。どこか適当な海岸までという算段。最初に長浜海浜公園というのが現れたが、国道135号線からビーチまでが少し離れていそうだったのでスルー。そしたら道路が崖の上を通るようになり、そこを降りたところが宇佐見海岸だったというだけのこと。


宇佐見海岸の横にある駐車場到着。アカオ・ハーブ&ローズガーデンからバイクを楽しんだのは20分ほど。
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現在位置。アカオ・ハーブ&ローズガーデンがあるのは錦ヶ浦。ちなみに宇佐見から10分ほど走ると伊東である。
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なかなか広い海岸。写っているのは海岸の半分強。
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砂浜に降りる。
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サーファーは数名いたが、当日は戯れる程度の波サイズ。
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お約束のローアングル。
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砂はキレイだった。
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道路側を振り返ればサーフな雰囲気のペイント。
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下を向けば、こんなものが打ち上げられていた(>_<)
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天気もよく一足先に夏気分である。
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駐車場の向かいにこんなお店があったので入ることにする。
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1階はただの通路で、お店は2階にあって海岸がよく見える。
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ここは民宿もやっているようで、泊まり客と思われる浴衣姿のお客さんも数組が食事をしていた。ところで看板にも伊勢エビとあったが、メニューの最初は5000円前後のものが並んでいて少し焦る。平然を装って(^^ゞメニューをめくり、注文したのが

おまかせ海鮮丼。
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これ以外に小さな茶碗蒸し、もずくの小鉢、味噌汁と漬け物が付いて1980円。実は花の名前もあまり知らないが魚の名前はもっと知らない。でもメインの魚は何かわからないがとてもおいしかった。親指の先ほどだがアワビも乗っている。それと生しらす。今まで生しらすを食べたことがなく、とても期待して口に運んだのだが、ちょっとショウガをつまみすぎて味がよくわからずじまい(/o\)

飛び込みで入ったお店だったが満足度は高かった。ここなら5000円レベルの伊勢エビを頼んでも間違いないかも。


1時間ほど宇佐見にいて、次の目的地に向かう。


ーーー続く











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2017年06月02日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(4)

バラのガーデンは「フランスの香りのバラの庭」でおしまい。
最後にあらわれるのはハーブガーデン。
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整然としたレイアウトの美しいガーデン。でも花がないと何か物足りない気分。 もう少ししたらラベンダーが咲くのかも。
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噴水は休止中。
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黄色いカラーリーフの木立。最初のエントリーで書いた「黄金のバラの庭」にもあったが、ガーデンの構成においていいアクセントになっていると思う。2つ前の写真のイエローリーフが普通の緑色だとしたらと想像してみて。
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ハーブ工房への順路を進むと唐突に現れるゲームコーナー。木製で手づくりの遊具が並んでいる。バラや草花に飽きた子供をあやすには重宝するのかも。
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右はパチンコで左はパターゴルフ。
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手に持ってビー玉を動かす玩具。
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投げ縄。
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最後にあるのがハーブ工房。
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ハーブを使った物作り体験ができる。
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石鹸作りをしていた父娘。
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コース別にテーブルが準備されている。
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ハーブ工房の隣にあったこの白い石は、
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何と! 私もベランダにローズマリーを植えようかな(^^ゞ
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最後にまたイエローリーフを眺めて、
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ハーブガーデンから退出。
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出発地点へ下っていく。
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「バラの谷」から始まる斜面を見上げる。
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コーナーを曲がるとこんな表示があって、歩く距離はたいしたことない。
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駐車場は国道135号線沿いに広がっている。
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入口にある建物。ここは3階でレストラン。
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2階はハーブハウス。
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香りグッズ、ハーブティーやジャムなど。
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1階の園芸ショップ。ミニバラは2500円。
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普通サイズのバラも同じような値段。
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安いのは980円だった。
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午前9時に着いて正午前までアカオ・ハーブ&ローズガーデンにいた。最初に頂上まで運ばれるバスで、見学所要時間は約45分ですとアナウンスしていたから、日焼けしちゃったけれど充分に元は取れたぜ(^^ゞ

傾斜地に巧みにレイアウトされたいいガーデンだと思う。散策は変化に富んでいて飽きることがない。惜しむらくは最初の日本庭園のように、バラ越しに海を眺める場所がないこと。それと同じくバラと他の草花を混栽したガーデン作りの軽井沢レイクガーデンと較べると、庭造りがちょっと雑というか美意識が足りないかな。それでも必見のバラ園であることに変わりはない。



ーーーバラ以外の話がまだ続く











wassho at 08:54|PermalinkComments(0)  *ツーリング | お花畑探訪

2017年05月31日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(3)

バラの谷の斜面を降りていき、
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平地になったところからがプロポーズガーデン。
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バラのアーチをくぐりロマンティックな気分になったところでプロポーズしましょうということらしい。そんな安直な発想ができてうらやましい(^^ゞ
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こんなものがあったけれど、ウエディングベルはプロポーズの時じゃなくて、結婚式で鳴らすものじゃないの?
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アーチにバラの花がたくさん絡まっていると、適当に撮ってもそれなりにサマになる。
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斜面を振り返って。
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懲りもせずバラのアップ。前日の雨で濡れているものもある。
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これは撮影をミスって赤がくすんだように見えるが、実際にこういう少し朱色がかったバラ。珍しい色だと思う。あまりキレイじゃないけど(^^ゞ
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プロポーズガーデンまで来ると全行程の半分くらいを歩いたことになる。それを見計らってカフェが設けられている。
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そしてこのカフェを抜けたところにあるバラが、
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黄色と赤が超絶にあざやかで美しかった。
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カフェの一段下に広がる「フランスの香りのバラの庭」。
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こんな入口から入って、
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あれこれバラを楽しむ。
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これは地面を這って咲いているように見えるけれど、土の部分は斜面になっていて、上から花が垂れ下がっている。
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このエリアにあるのはフレンチローズ。一番最初に訪れたイングリッシュローズガーデンに植えられているのはイングリッシュローズ。イングリッシュローズは前回のエントリーで書いた「バラの系統」の1つだけれど、フレンチローズはフランスのバラ生産者が開発したバラという区分。つまりバラの分類は歴史や樹木の形態、花の姿形(系統)以外にもいろんな切り口があって実に複雑。イングリッシュローズにしても系統に入れる考えもあれば、フレンチローズと同じように産地ブランド的に扱う場合もある。またバラマニアなら香りの分類も重視するらしい。バラ学にはあまり深入りしない方がよさそう(^^ゞ

ところでこのエリアは「フランスの香りのバラの庭」となっているけれど、フレンチローズが特別に香りが強いバラということはない。このアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは散策していてほのかにバラの香りを感じることもあったけれど、他の植物との混栽スタイルだから単位面積あたりのバラ密度はそれほど高くないし、また基本的に海風が常にあるのでバラの香りに包まれる、香りにむせかえるということはなかった。香りを楽しむ点ではバラ畑みたいなバラ園のほうが向いているかと思う。

それにしても「フランスの香り」ってどんな香り?
昔、とあるクルマの開発会議に参加した時「都会的な走りの追求」とかいうキーワードが用意されていた。「都会的な走りって具体的に説明してもらえますか?」と質問したら、サーッと場の空気が一変したのを思い出した(^^ゞ 言葉に酔って中身がないことに気付かないのはよくある話。




いろんな草花。
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これはナデシコだと思うけれど、ナデシコはたくさん種類があるので自信がない。
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またまたアップで。
このエリアの入口付近はマーブル模様のバラが多かった。
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マーブル以外。
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ーーー続く











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2017年05月30日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(2)

イングリッシュローズガーデンに続いて向かいのコレクションガーデンへ。バスの運転手がコレクションガーデンと案内していて、一体何のことだろうと思っていたが、こういうことだった。上田善弘は有名なバラの研究者らしい。
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バラの回廊を楽しむ。
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このコレクションガーデンからは眼下に海が見える。
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ツルバラは下向きに咲くものが多いような気がする。植物的に何か理由があるのだろうが、花を見やすくて人間にも好都合。
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バラといろいろな植物が混栽されていい雰囲気。
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コップタワシみたいな花も。
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前回のエントリーでバラの6分類について書いた。それは一番基本的な枠組みたいなもので、それとは別に花の姿形で区別した系統というものがある。だいたい30〜40種類ほど。この園芸会社のホームページには代表的な系統が写真で紹介されている。バラを見て「これはノアゼットローズ系だね」とか言えれば箔がつくが、まあおそらく一生無理だろう(^^ゞ


これは最初に紹介したバラ回廊に咲いていたバラ。バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが、たいていは原種バラかそれに近い園芸種だと(勝手に)認識している。単純に花としてみればきれいけれど、バラのイメージとはかけ離れているから原種バラはあまり好きになれない。
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バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが原種バラという私の理論からすると、先ほどのツルバラなんかは本当に原種バラ?という気もするけれど。ちなみにアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは品種名の表示はない。

まあ細かなことは気にせずにバラのモコモコを楽しむ。
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こちらは超ミニチュアサイズのバラ。それにしてもバイクの鍵の溝に何かこびりついているのに今初めて気がついた(>_<)
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コレクションガーデンを見終わって坂道を下っていく。
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石垣の模様が浮き出た苔。
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ここは「夜の女王の庭」と名付けられた一画。
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階段を上った先は小人でも出てきそうなメルヘンな風景。
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その奥に見えるのは、まぶしいばかりの新緑!
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夜の女王はいずこに? ナゾ





次にあらわれるのがバラの谷への入口。
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しばらく歩くとドッカーンと視界が広がる。
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この斜面部分がバラの谷。
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つづら折りになっている道を降りながらバラを眺めるという趣向。
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いろんな植物。
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こいつは紫の部分が耳で、白が目で、黄色が鼻に見えてしかたがなかった(^^ゞ
ちょっと怒っている表情なのが花にしては珍しい。
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これはジキタリス。園内のあちこちで咲いていた。
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ツリガネソウ(釣鐘草)。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンの案内マップ。
案内図

6番が夜の女王の庭で、7番がバラの谷。ところでこのマップを入口でもらうのを忘れ、でも順番に降りていくだけだから別にいいだろうと思っていた。この後7番〜9番〜10番〜11番〜12番と、つまりバラの谷から一直線に進んだのだが、少し離れたところに8番もあることを自宅に戻ってから発見(/o\)

8番はクライミングローズガーデン。クライミングローズとは前回のエントリーで書いた形態の2分類でツルバラのこと。まあツルバラはどのガーデンにもあったし、またここに来る理由ができたからいいかと。




ーーーまだまだ続く














wassho at 21:58|PermalinkComments(0)  *ツーリング | お花畑探訪

2017年05月27日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン

前日の金曜日は早起きの必要があった。それで午前5時半頃の天気予報が、このアカオ・ハーブ&ローズガーデンをロケ地に放送されていた。単なるバラ園ではなくガーデンとして構成されているとの紹介。実は近場のバラ園はほとんど訪れたし、単にバラがたくさん咲いているバラ畑のようなところでは満足できなくなってきている。このアカオガーデンのことは知らなかったから、やっぱり早起きは三文の得かも。

というわけで2週続けてのツーリング。もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化(^^ゞ


東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
地図


出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。

東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。


小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる(^^ゞ 真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。なおどちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。

熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。なおバイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
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駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明(^^ゞ
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上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
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チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
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入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
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ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
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超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
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終点到着。
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この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
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ハーブ&ローズガーデンなんだけれど、最初にあるのは日本庭園。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
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ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
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盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
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日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
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日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
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イングリッシュローズガーデンに入る。
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ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。

原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。

野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスだが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい(^^ゞ もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。

形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。





立体的なガーデンでいい雰囲気。
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ツルバラが多かったかな。
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このゲートのところで写真を撮りたかったのだが、ご覧のように人が途切れることがなく。
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仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
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バラ以外にもいろいろ咲いている。
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こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
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こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
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ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
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バラのアップでいろいろ。
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ーーーかなり長く続く
















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