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台風がすぐそこに来ている関東地方。
普通なら大人しく自宅待機でゆっくり音楽鑑賞でもするところですが知り合いのホルン吹き(といってもアマチュアですが)より招待されていたオーケストラのコンサートにでかけました。
場所はみなとみらいホール。


ワグネル・ソサエティー・OBオーケストラ演奏会
指揮 新田ユリ
曲目 アルヴェーン エレジー
   シベリウス 音詩「エン・サガ」 「フィンランディア」
   ショスタコーヴィチ 交響曲第6番

指揮の新田ユリ氏は以前から名前は知っていた(シベリウスのスペシャリストで
ヴァンスカのアシスタントを務めたりしたそうです)けれど今回初めて実際の演奏を聴きました。

アルヴェーンはスウェーデンの作曲家で弦楽+オーボエ・クラリネット・ファゴットの変則編成の静かめな曲。
シベリウスは「エン・サガ」がかなり良かった。なんとなく演歌調な曲ですがビオラのソロやヴァイオリンの2重奏など、アマチュアの割りに巣晴らしい演奏。

後半の「ショスタコ 6番」はこの作曲家の中でもかなりマイナーの部類に入り、実際あまり演奏されませんし、技術的にも5番などに比べ難しくとてもアマチュアには出来ないだろう、と演奏前から少し心配をしておりました。

実際の演奏が始まり、徐々に楽曲が進んでいくにつれ、「このオケはアマチュアなのか?」「コンマスが上手すぎる」「初めて演奏する曲に聴こえない」「フルートやピッコロが素晴らしい」「クラも破綻しない」「弦楽器は半分プロが混じっているに違いない」
と余計な感想を持つくらい素晴らしい演奏で、新田ユリ氏も完全に曲とオーケストラを掌握したかのような余裕が感じられ、正直かなり驚きました。
名演奏といって良いのではないでしょうか。アマチュア恐るべし、ですね。

ただひとつ残念だったのが、後ろに陣取っていたビデオカメラ(収録)のクルーの女性が本番中にミニチュアスコアを見ながら演奏に合わせ、小節番号を周りに聞こえる声で読み上げていたことですね(気になって仕方なかった)。

というわけで殆ど演奏会の感想になりましたが一応CDを・・。

ショスタコーヴィチ 交響曲第6番
バルシャイ指揮 ケルン放送交響楽団


3年前に購入しましたが、全集で2,500円程度(今は5,500円に値上がり)という驚愕のプライスでしたが、中身は演奏、録音とも素晴らしく、これさえあれば他はいらないくらいです。

第6番は第1楽章がいきなりラルゴで3楽章しかありません(所謂ソナタ形式がない)。しかしながら非常に緻密な構成で書かれており、聴けば聴くほど味が出る作品だと思います。

バルシャイはショスタコーヴィチの弟子だけあって細部まで見事に表現しきっており、ケルン放送響の実力は疑いもない一流の演奏。

でも今日のワグネルOBオケはそれ以上に感動しました。
素晴らしい演奏をありがとうございました!

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