桜もかなり散りつつある東京ですが花粉がかなり舞っているらしく、朝からくしゃみが止まりませんでした
私は花粉症ではないと思っていますが、もしかしたらデビューかも知れない。
取引先でもくしゃみを我慢しながら何となく滑舌の悪い口調になるし、鼻水が止まらなくなったり。もしかしたら花粉症ではなくて風邪かしら?なんて思ったりもして。
今のところ最終的な判断が出来ないでいます。風邪なら次第に熱っぽくなるハズですね。
さて原発の余波は経済だけでなく、文化面にも多大な影響が出ていて、GWに毎年行っているラ・フォル・ジュルネの中のびわ湖の音楽祭に予定していた某ドイツの楽団(指揮者も)が来日キャンセル。
実は香港旅行キャンセルした私ですが、このびわ湖の音楽祭に行く予定です(相方には大河ドラマの江の故郷巡りしよ。と銘打ってびわ湖行きますが本当の目的はこっちなのだ)。
幸いというかチケット確保しているのはこの楽団ではなく、仲道郁代が出演する日本センチュリー響(元大阪センチュリー響)のベートーヴェンプログラムなので直接は関係ないけれど、やはり来日キャンセルは寂しいですね。
西日本とは言え、海外からみれば日本一括りですから。
有楽町や金沢や新潟は大丈夫かな?心配であります。
さて本日のCDです。
ラヴェル 弦楽四重奏曲へ長調
アルカント・クァルテット
こちらは昨年のレコードアカデミー賞になったアルバムで釣られて買いました。
メンバーは若手が多いのに評価がとても高いのでどんなものかな?と思いながら。
少し前にもバルトークのほうで評判になっていたし。
ラヴェルの弦楽四重奏は個人的にも好きな曲ですが、水彩のイメージを持っていたせいか、この演奏には驚かされました。
これ以上にないストイックさ。緊張度が尋常でない感じ。心の襞の裏まで見透かすような踏み込んだ音楽。
音色的にも丁度アルバンベルク四重奏団のような印象を受けましたが、透明度が加わった分、更に体温が低い音が伝わってきます。
さすがレコードアカデミー賞だけあるなぁ、と感心しつつも個人的には幾分の違和感が取れずにいます。
ラヴェルはもう少し「あそび」みたいなのがあってもよいんじゃないか?
素人的に表現するともっとお洒落じゃなきゃ、みたいな思い込みがあるのです。
恐ろしく張り詰めたパーフェクトなアンサンブルを讃えつつも好きか?といわれると微妙と答えたくなるのが正直なところですね。
私のラヴェルへの理解が彼らと相反しているのかも知れませんが。
バルトークやショスタコーヴィチやブーレーズ(想像)ならこのようには思わなかったかも。
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