下町の製本屋さんのブログ -渡邉製本株式会社-

荒川区東日暮里の書籍製本会社 渡邉製本株式会社のブログです。
社長のほかに、社長の奥さんやスタッフもどんどん参戦します。

荒川区東日暮里の書籍製本会社 渡邉製本株式会社のブログです。
製本に関する技術的なトピックスや特殊製本事例を綴っていきます。
オリジナル製品「BOOK NOTE」の情報もお知らせします。

記事担当:BOOK NOTEスタッフ K

BOOK NOTEがついに海外へ渡ります

N.Y.のMcNally Jackson Booksに向け出荷しました

とてもうれしいお知らせです。
BOOK NOTEがN.Y.のおしゃれな本と文房具のショップ
McNally Jackson Books(マクナリージャクソンブックス)
で販売されることになりました。

先日、工場から2000冊近いBOOK NOTEが旅立っていきました。
これから船で海を渡り、現地に到着するのは2020年を目前に控えた12月末の予定です。

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▲大量に積み上げられたBOOK NOTE
 まだ三方裁ち前の状態です

10月にInstagramで #booknoteができるまで
として製作工程をシリーズで追っていたのは、
この大きな受注のための大量生産でした。

▼渡邉製本インスタアカウントはこちら
https://www.instagram.com/booknotemania/

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▲帯も大量!続きを読む

記事担当:BOOK NOTEスタッフ K

物差し(定規)へのこだわりが強いらしい


わが社は新旧に関わらずモノや機械を大事にするので、
何年物!?というような年季の入った文房具がたくさん残っています。

ある日の社長からの頼まれごと。
「ちょっとこの見本の端を1ミリくらい落としておいて、こんな感じね」
社長はファンシーな絵柄の古めかしい定規でまっすぐ切り落として見せます。
じゃ、お願いね、とその定規を渡されたのですが、
なにこの定規、これじゃ全然まっすぐ切れないよ…

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思えば、定規を10本近く所持しており
なかなか強いこだわりがあったのかも知れないと気づきました。

そこで、個人的な視点でオススメ定規をご紹介しようと思います。
(定規の写真だらけで、絵的に非常に地味です。)続きを読む

弊社で発売していますノート「SEVENSEAS CROSSFIELD JAPAN」がいよいよアメリカに渡ります。というか、この製品はアメリカのNANAMI  LLCさんとの共同開発商品で、ライセンス契約の商品ですので、里帰りするといった方が良いのかもしれません。
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現在、NANAMIさんからオリジナルの製品の加工委託を受けて、製造中の製品と同じ便で「CROSSFIELD JAPAN」がアメリカに渡ります。
多分、11月中にはNANAMIさんのサイトに載るはずです。
現地での販売価格がいくらになるかは、今の所、聴いていませんが、日本から取り寄せるよりは絶対お安く買えるはずです。
アメリカ在住の万年筆愛好家の方、ぜひ、お試し下さい。
7ミリ方眼は漢字を書くのにぴったりな大きさですよ。
弊社BOOKNOTEweb-site: www.booknote.tokyo
NANAMI LLCweb-site  :
www.nanamipaper.com

古い本の奥付部分に印紙の様なものが貼ってあるのを見た事がありますか?

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これは『検印』というものです。

これは著者の印税計算の元になるもので、よく見ると一つ一つ印鑑が押されています。
押印するのは基本的に著作者なのですが、何万冊などという部数の場合家族総出、その家のお手伝いさんやら出版社の人まで駆り出しての大変な作業だった様です。


そんな訳ですから、預かる製本会社も検印の扱いにはことさら神経を使います。
まず数。
発行部数が3000部なら印紙も3000とぴったり合っていなければならないので、必ず数えてたとえ1枚でも多ければ出版社に返します。

無くしては一大事なので、保管は慎重に。

異なる本に貼らない様に。



私も子供の頃に見ていた記憶があるのですが、
この「検印貼り」はこれまた職人技でした。

検印は切手の様にシートになって印刷されているので、これをまず1枚ずつに裁断します。
(以下、印紙の代わりに切手、板の代わりにカッティングボードで再現)

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まず、板の端に糊をハケでチョン、チョンと。

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次に検印を繰り出して

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 糊の付いた板に置いていきます。
これがものすごく速い!
ああ、動画が残っていれば…

こうして奥付の指定位置にまたまた素早く貼り込んでいきます。

検印は昭和30年代には殆ど廃止になり、その後
奥付には「検印廃止」と印刷されるようになりましたが、それも無くなりました。

弊社では割と最近まで1社だけ検印を使っている出版社の得意先がありましたが、かなり珍しいです。



この夏、2回も「製本屋さんのトークショー」的なものに出ることになってしまいました。
何れも、個性的な街の本屋さんで開催されます。
話をするにも、一人じゃ心もとないので、絵本を専門にしている清美堂の秋田社長にお願いして、二人だったら形になるんじゃないかと・・・・・・。
赤坂の「双子のライオン堂」さんと、根津の「ひるねこBOOKS」さんで行います。

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  上:双子のライオン堂さん   下:ひるねこBOOKSさん       

2軒とも、個性的な店主さんが一人で切り盛りしている、こだわりの本屋さんです。(実は2軒とも、ウチのノートを置いてくれている有り難いところなのです)
トークショーの告知は、それぞれのお店からそのうち発信されると思いますので、HPやツィッターをフォローしていただけたらと思います。
無理に面白い話なんてことは余り考えずに、コーディネーターさんに振られたことから話を広げられたらいいかなって考えていますが、裏話や苦労話(愚痴?)も聞けるかもしれませんので、興味のある方は、是非、聴きに来てください。
まあ、絵面的にはオジサン二人なので、その辺はご容赦願います。
トークショーの報告は、いずれアップしますが、散々なものになってしまった時は、沈黙してしまうかも・・・・。

記事担当:社長




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