下町の製本屋さんのブログ -渡邉製本株式会社-

荒川区東日暮里の書籍製本会社 渡邉製本株式会社のブログです。
社長のほかに、社長の奥さんやスタッフもどんどん参戦します。

荒川区東日暮里の書籍製本会社 渡邉製本株式会社のブログです。
製本に関する技術的なトピックスや特殊製本事例を綴っていきます。
オリジナル製品「BOOK NOTE」の情報もお知らせします。

今週末11月11日、12日区主催の産業展
『荒川モノづくり技あり市』が開催されます。


今までの区の産業展と今年から趣を変えて、自社製品を出している企業が直接
お客様に購入していただく物販の催しになりました。

渡邉製本も初参加致します。

BOOK NOTEはもちろんのこと


クリスマスシーズンなどに先駆けた
ギフトセット 『製本屋さんの詰合せ』、
チラリとお見せします


仲間の製本屋さんの商品も入っています。
オリジナルの消しゴムはんこタグ付けます。

そして、試作で作ったノート、
お安く提供します。

良い紙を使ったものもあるのでお気に召せばお得かもしれません。



近くの日暮里の繊維街や谷中・根津・千駄木エリアのお散歩も楽しいですよ。

皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!




荒川モノづくり技あり市

2017年11月11日(土)、12日(日)
10:00〜16:00

JR山手線、京浜東北線
京成線
舎人ライナー

日暮里駅からすぐ
ホテルラングウッドにて(入場無料)













記事担当:A

小春日和とはまさにこんな日、
というポカポカ陽気に恵まれた今年の11月3日文化の日。

文京区千駄木にある養源寺で開催の
『しのばずくんの本の縁日』に行きました。

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ノートを持ち歩くとき鞄の中で開いてしまわないようにしたい、というご要望は多いです。

以前のブログでも書いたように、
『BOOK NOTE』はミニマルさがコンセプトのノートで、「盛り込む」というよりは「削ぎ落とす」方向でデザインされています。

でも、持ち歩きの為にプラスαで表紙がめくれるのを防げたら…

とても相性の良いものがありました。


上の写真に貼ったシール、"hal +"(ハルト)です。

株式会社ウキマさんという仲間の製本屋さんが「アイレット綴じ」という技術を
活かして作ったものです。

シールについているアイレットにゴムバンドを通して付属のチャームを付けたものが右側。

これで持ち歩きはバッチリです。

左は裏表紙にhal+を貼り、しおり紐を通しました。

うちにはしおり紐が沢山あるので(当たり前^_^;)それを使いましたが、リボンなど色落ちの心配ないものでしたら何でも使えます。

しおりの長さは本の対角線プラス張り込む部分15ミリ+15ミリ、というのが法則です。

しおりが本の地(下側)から出ている長さは『親指1本分』というのが昔からの目安です。
ご自分でしおりをカスタマイズする時には参考になさってください。

なお、11月11日、12日開催の荒川区産業展では仲間の製本屋さんにご協力して貰って『製本やさんの詰め合わせ』という
ギフトセットを販売します。

もちろんhal+も入っています。


本の売上カード型メモ(スリップメモ)もセットに入っています。
こちらもしおり代わりにも使えますよ。

荒川区産業展 『荒川モノづくり技あり市』の情報はこちら


株式会社ウキマ <hal+>
 http://hal-t.com/

株式会社 小林断截 <Slip Memo Block>
 www.k-dan.co.jp

少し前の事になりますが、トーキョー・アートブックフェア(以下TABF)に今年も行きました。

昨年と大きく違うところは、会場が
今年から天王洲にある寺田倉庫になった事です。

TABFも年々規模が大きくなっているように思います。

私は初回からは訪れておらず、数年前からの訪問なのですが、会期も今では4日間のところ、以前は3日間でした。


土曜の午後に行ったのですが、会場に入場するのに行列が…

寺田倉庫はエレベーターで上の階まで上がって会場に辿り着くようになっています。
かなり大人数が積載可能なエレベーターなのですが、それでも結構待ちました。

周りを見回すと何だかオシャレな人が多いです。
オシャレな、といっても様々な傾向がありますが、アーティスト系、デザイナー系、というカテゴリーでしょうか。


会場は正面から見て大きく左右2か所。
まずは向かって右側の建物へGO!

こちらは物販のブースが並んでいます。

行ったこと無いのですが、コミケってこんな風なんでしょうか?
Tシャツ、ポストカード、トートバッグやエコバッグ、それにZINEを売っているところが多いです。
ZINEを作るのは最近のブームでしょうか。
以前よりずっと多いです。
そういえば、最近はZINEを置く書店さんも増えていますね。


外国から来て出店している人も沢山います。


私的な感想ですが、ぱっと見、どのブースも似通っているように思えます。
少し前の方がデザイナーさんが自分が拘わった本を出していて、面白い造りのものもあり、   
もっとお話しが出来て面白かった、というのが製本業としての感想です。


ブックデザインをやっていらっしゃる方とお会いして仕事を進めることも多いので、
TABFでもデザイナーさんと印刷業や私達製本業と接点を持てる場があったらいいのになぁ、
と思います。
勉強中のデザイナーさんなどは、いきなり専門業者に問い合わせるのはハードルが高いでしょうし。

今回とても面白かったのは




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製本には丁合(ちょうあい)という工程があります。

両面印刷された一枚の紙を出来た本のページ順になるように決まった折り方で折ります。
この折りたたんだ状態のものを「折丁」と言います。

数え方は1台、2台…と数えます。


折丁を順番に1冊分ずつまとめる作業が『丁合』です。

書籍製本では通常は機械で丁合をします。
しかし、サイズや用紙、特殊デザインなどの理由で、機械で出来ない場合場合には手作業で丁合をします。



弊社の協力会社さんには、この作業の素晴らしい技術の持ち主がいます。

ご夫婦でやっています。
この道数十年の大ベテランで、全面的に信頼を置いています。

また、扉、口絵などをそれぞれ指定の場所に貼り込む作業があるのですが、
それについてもスピードや正確さには眼を見張るものがあり、後で紹介する動画でも早過ぎて何だかよく分からないかもしれません。

また、社長の
「これは小口の部分に2ミリで糊を差して欲しい」
という要求にも絶妙に対処してくれます。


以前この凄技により、某雑誌の編集の方から現代の名工などのような特集に取材させて欲しいという要望がありましたが、
ご本人は
「俺は名工なんかじゃない」
と固辞された事があります。

多分照れもあり、また優れた職人さんがあくなき探究心から
「これでもか」という位技術を磨く進歩の心を持ち続けているのと同様な事なのでしょう。

いやいや、私たちから見るとたいへんな名工であり、匠なのですが。

手丁合の動画はこちら→☆

別丁差し込みの動画はこちら→◎


藤原丁合所

東京都文京区千石2-7-5


記事担当:A

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