大分前のブログになってしまいましたが、我が家に昭和6年刊行の『最新製本術』という本がある、という記事を書きました。

「内容はまたの機会」と言っておきながら大分経ってしまいましたが、今日はその中から本の素材の話です。

手帳、本の表紙は主に紙・塩化ビニール・革・布が使われます。
この中で布素材を我々は「クロス」と呼びます。

さて、件の古い本にはこの様なページが有ります。



この本の最初の部分には「西洋式製本もここにきて機械化されてきた」というような事が書かれており、手工業から大量生産への過渡期らしく今では珍しい革の加工についても多くのページが割かれています。
機械化になるにつれてクロスも多く使用されるようになったのか?
なので、この本にはクロス見本が掲載してあるのか?
祖父がいない現在では、古書に詳しい人に尋ねて見なければ分かりません。

上記の写真ページを見て驚いたのは、現在上製本(ハードカバー)に非常に良く使用されているクロスがここにもあったということです。
アートカンブリック、アートべラムなどは学術書ではお馴染みの素材です。

さて、「一般に流通している布は本の表紙に使えますか?」という質問をされる事が有りますが、そのままでは難しく、弊社では専門の業者さんに裏打ち加工して貰います。
しかし、ポリエステルなどのように腰の無い布は使えない事が多いです。

当社の『BOOK NOTE』の表紙にしている「リネンクロス」も先ほどの写真の中に有ります。
(新橋色、なんていう表記になっています。時代を感じられて興味深い!)
因みに『含浸(がんしん)』という加工を施してあり、なかなかに丈夫です。
大切な事を書き残すのに宜しいかと。
(ちょっと宣伝しちゃぃました)

ただのノートブックじゃない「BOOK NOTE」
http://www.booknote.tokyo 

(記事担当 A)


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