下町の製本屋さんのブログ -渡邉製本株式会社-

荒川区東日暮里の書籍製本会社 渡邉製本株式会社のブログです。
社長のほかに、社長の奥さんやスタッフもどんどん参戦します。

2018年08月

今年の夏は猛烈に暑く、処暑を越しても厳しい残暑と荒天に見舞われる日本列島です。
そんな中にもうっすらと秋の気配が漂ってきて、夏の疲れと気象の変化でカラダのあちこちに辛さが出ている方もいらっしゃるかと思います。


前振りが長いですが、本の各部を表す語句にも
カラダの名称がついているものがあるんです。


先ずは『くち』。

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写真の色塗りしてある部分、天(上側)、地(下側)、本やノートのめくる部分を『小口(こぐち)』と言います。



次に『のど』。
本を開いた時の左右のページの真ん中部分をこう呼びます。
「のど元まで開きが良い」の様に使います。

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さて、3つめは『耳』。
これはちょっと分かりにくいかもしれません。

答えは過去ブログにあります。
👉みみ

興味がおありでしたら読んでみて下さいね。

では、みなさま。
今日も明日もよく寝て食べて休養して
健やかにお過ごし下さい。

記事担当:A





そもそも『カミメマーケット』とは?

ただいま東京・池袋ロフトで開催中の『カミメマーケット』に声を掛けていただいて、BOOK NOTE を販売しています。

『紙me』(カミメ)とはひたすら紙を愛する方達がその製品などを通じて人びとに発信しているメディアです。

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今回は活動のひとつ、紙製品を販売するイベントと言っていいかと思います。

​池袋ロフトの会場はこんな風です

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ロフト12階、文具売場と同じフロアの一角、
このチャーミングなクマちゃんが目印!

お盆休み中にに訪れた時は渡邉製本のコーナーはこんな感じに作って頂いていました。

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カラフルでキラキラ楽しい製品が沢山ある中、
だいぶ落ち着いたうちのBOOK NOTE です。

浮いていないかとても心配しましたが、
主催の方からの情報ではそれなりに動きがあるようで安心しました。

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​他にも『綴』でまとめたコーナーを作って下さって置いていただいています。

ポップも分かりやすく作ってもらいました。

主催者の紙への愛情がたっぷり感じられる
楽しいマーケットです。

8月26日まで開催です。

お近くにいらしたらぜひ覗いてみて下さいね!

勝手に写真を撮って良いのか分からなかったので、他の出展者の皆様の商品がお伝えできませんが、カラフル、レトロ、工作、ポップなど色々な方向性の珍しい物が沢山です。

記事担当:A


弊社のBOOK NOTEの本文用紙にも使っている「OKフールス」。
シャーロック・ホームズの推理小説にも出てくる紙とルーツが同じです。
明治時代に日本に入ってきてからブラッシュアップされて現在に至る
メイド・イン・ジャパンの高級紙です。


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万年筆をはじめボールペン、鉛筆、筆ペン、画材など幅広く受け止めてくれる
懐の深い紙です。

その筆記性や手触りなどにファンが多いこの用紙について、製紙会社の方に
教えていただく機会がありました。


「OKフールス」を作っているのは「日本製紙株式会社」さんです。
熊本県八代にある工場で原則年に1度特抄生産を行っているそうです。 
高級ノートや手帳に使われる事が多く、汎用品に比べて厳しい評価、見方が
あるため品質管理は数値目標で管理しているとのこと。
何故なら人の判定には個人差があるので、明度や赤みや黄色みに大きな差が
あってはならないからです。

私たちも物づくりをしているので分かるのですが、どのロットであれ
全体に渡って100%均一にするのは大きく目指すところではあるものの
実は大変難しいのです。

私が使っている「OKフールス」以外の良い紙を使ったノートや手帳なども
時として一部分万年筆のインクが滲んでしまったり、筆記具の書き味が
その部分だけどうにも悪いという事も稀にあるものです。
その事に関しても日本製紙では平均値で管理していて最低値も品質担保できる
設定になっているという事です。

良い物を作るにはやはり不断の努力があるものですね。
自社製品に使わせていただいている立場としては安心しました。

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記事担当;A




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