二階俊博・自民党幹事長が中国に媚びる姿勢が突出している。

 中国発症の新型コロナウイルスの感染が拡大する中国に対し、先にマスク100万枚を送る支援を表明したかと思えば、今度は自民党国会議員の歳費から一律5000円を集めて支援することを提案したからだ。
 さすがにこの一律5000円支援は、同党内から異論が出て、任意とすることになったが、二階幹事長は「常に友好関係にある隣国に何かがあった場合、支援するのは当然のことだ」と意に介した様子はない。むしろ「協力しない人は協力しなくていい」と不満げだ。

 これだけではない。東京都の小池知事が、中国に対し送り済みの防護服2万着に新たに5万~10万着の防護服を追加して支援することを明らかにしたが、これも二階氏の要請があったからだった。

 日本国内でもマスクが不足して高値で売られ、防護服もまず国内での使用が優先されずべきなのに、どうしたことか。国内より先に中国に大量に送るときではないだろう。

 人道支援はわからなくはないが、中国公船が尖閣諸島沖の領海に侵入する事案が度重なっているというのに、中国を「親戚」とまで言う二階氏には違和感を覚える。

 二階氏は親中派で知られる。中国の習近平主席が唱える一帯一路について二階氏は「最大限協力する」と支持を鮮明にしている。中国訪問時に習氏を表敬した二階氏は、習氏の手を両手で握ってた高く上げて称えた。
握手というより、どの過ぎた媚びとしかみられまい。

 一方、二階氏は“観光業界のドン”でもある。
 新型ウイルスで中国からの観光客が激減し、観光業界が大きな打撃を受けていることを心配しているに違いない。中国からの観光客の減少をなんとかして食い止めたい思いだろう。

 安倍首相が、新型コロナウイルスの国内感染が全国に広がりをみせていてもなお、中国全土からの入国禁止に踏み切らないのはどういうわけか。政府の感染対策で中国に忖度する姿勢が見え隠れするのはなぜか。
 
 「安倍さんの4選もあるんじゃないか」と発言している二階氏。 
 その二階氏の存在が大きく見えてくるのである。

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