昨夕、買い物から帰ってきた妻が、言った。
 「お肉屋 さんの前に凄い行列ができてた。なんでお肉なのかしら?」
 「へえ、ついこの間トイレットペーパーだったのが、今度は肉か?」と私。
 「スーパーには何にもないってよ」と妻。
 「そんなオーバーな。コンビニにはいろいろあったけどなぁ」と私。
 そこへ高校2年生の孫娘が入ってきて、「(東京都知事の)小池さんが今週末の外出は避けるように、って言ったからじゃない」
 「でもそれは不要不急の外出でしょ。買い物は不要不急には当たらないと思うよ」と私。

showPhoto 大病を患ってからというもの、病院通いとイヌの散歩以外はすっかり外出しなくなった私にとって、街角情報は妻が頼り。その情報からも武漢ウイルス感染拡大による前代未聞の異常事態が、私の身辺の日常生活にも深刻な影響を及ぼしていることがわかる。

 ただ、食料品や日用品の買いだめに走るのは理解しがたい。モノがないわけではない。生産だってされている。だから普通に買い物していればいいのに、行列までして買いだめする。その心理がわからない。

 買いだめすることによって、本来買えた人が買えなくなり、人様に迷惑をかけていることに気づいてほしい。国民みんなが一丸となって武漢ウイルスと闘っているのだから、自分たちのためだけではなく、広い視野をもって冷静に対処してほしい。そう思ってしまう。

 不安に煽られての買いだめなのだろうが、長蛇の列をつくっての買い物はウイルス感染拡大の温床になりかねない。
  「密閉」「密集」「密接」を避けなければならないのに、行列は「密集」「密接」をつくってしまう。自ら感染拡大を促しているようなものだ。

 不安から出た行為が、むしろ不安を募らせてしまっては元の木阿弥だ。感染でもしたら元も子もない。

 いまは「オーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐ重大局面」(小池百合子都知事)にあり、東京がオーバーシュートすればその影響は計り知れない。その時、安倍首相は、躊躇なく私権制限を含む緊急事態宣言を発するだろう。そうなれば私たちの日常生活は多大に制約され、経済活動にも甚大な影響が出る。

 私たちは、いま、我慢し、踏ん張らないでいると、より深刻な被害を受けることになる。「国民みんなの命と健康を守る」ために、一人ひとりが今しなければならないこと、今してはいけないこと、を深く自覚したい。

 
 
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