私は24日のブログで「 安倍首相は直接国民に演説で、国難乗り切りへの協力を訴えよ!」と書きました。武漢ウイルス感染のオーバーシュート(感染者の爆発的急増)が瀬戸際にきているなかで、安倍首相が演説で、直接国民に感染拡大阻止のため国民一丸となっての協力を訴えるよう求めたのでした。

 「一両日中にも演説を」という私の願いが通じたのかどうかは別にして、安倍首相は28日夕、記者会見を開き、「最大限の警戒を国民にお願いする」と訴えました。

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 何を言うのか注目してテレビ中継で安倍首相の会見を見ましたが、正直がっかりでした。いつも通りの網羅的な記者会見で、何を一番伝えたかったのか、が印象に残らなかったからです。
 武漢ウイルス対応で2月29日と3月14日に続き、3回目の会見を行って国民に訴えたのはよかったのですが、たんたんとした語り口からは残念ながらトップリーダーとしての安倍首相の覚悟と熱意が伝わってきませんでした。
 おそらくスピーチライターが下地を書いたのでしょう、いろいろ政府が取り組んでいるのは分かります。が、そこを安倍首相の生の言葉、強い肉声で語って欲しかったのです。
 記者会見でないと、内閣記者会に所属する新聞、テレビ各社はじめマスコミがうるさく騒ぐからでしょうか。記者会見というスタイルでなく、欧米風に直接、目線を国民に向けて、語って欲しかったのです。
 そんな思いを強くしたのは、首相会見の直前に、人気youtuberのヒカキンさんがアップした「若者たちへ」という動画を見たからかも知れません。ヒカキンさんはこう語っています。

 「一人一人の行動が人の命を救います。危機感を持って感染拡大を一致団結してくい止めよう」
 「あなた一人が外出したり、友達と遊んだり、飲み会に行ったり、お花見に行ったりするのを控えるだけで、未来に人の命を救えるかもしれません」

 名前だけは聞いていたものの、ヒカキンさんの動画を見るのは初めてでしたが、感心しました。さすが若者に人気があるだけはあると感じ入りました。語りかけるような話し方といい、その指摘と提案はすべて当を得ていると思います。

 ヒカキンさんは、コロナウイルスの感染拡大を食い止めるカギは若者が握っている、とわかっているからこそ、自分の出番だと思って動画をつくったのでしょう。若者よ、ぜひ見てください。

 安倍首相にヒカキンさんのように語って欲しかった、というのは無理な注文でしょうか。長期戦です。安倍首相、次回は記者会見でなくて結構です。この国難を乗り切るために国民の心を動かす演説をお願います。

 

 
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